夢の中にゲイに関することが現れるとき、そこにどのような暗示を含んでいるのか、例を挙げながらご紹介します。
- ゲイに目覚める夢
- ゲイに誘われる夢
- ゲイへの嫌悪感を露にする夢
- ゲイに同情する夢
- ゲイの友達を作る夢
- ゲイじゃないけどゲイバーに遊びに行く夢
- ゲイを仲間外れにする夢
- ゲイが泣いている夢
- ゲイが髭を剃っている夢
- 親にゲイであることを告白する夢
- ゲイだと知った友人に距離をとられる夢
- 新宿二丁目でゲイであることを謳歌する夢
- まとめ
1. ゲイに目覚める夢
自分がゲイに目覚める夢を見るときは、新しい扉を開けたい気持ちが高まっていることが考えられます。
このような夢を見るのは、今までの世界とはまるで違う価値観の喜びをもたらしてくれる世界に、興味を持っていることが深層心理に現れていますが、それはインドを旅するような遠い世界に、見たこともないような新しい何かを見つけるというよりも、自分の内側を見つめ直した時に出会う新たな自分の一面という意味が、色濃く含まれています。
2. ゲイに誘われる夢
ゲイに誘われる夢を見るときは、特殊な世界に対する自分の好奇心や耐性を確認しようとする意識が、このような夢のイメージを作り上げています。
ゲイに誘われるという表現は、現段階ではノンケであることを示唆していますが、自分の自我としては属性のない価値観を持っている相手を、自分が受け入れることができるのかどうか、自分でもわからない未知の領域に対する興味が、夢の中でこのような映像を思い描く動機となっています。
3. ゲイへの嫌悪感を露にする夢
ゲイへの嫌悪感を露にする夢を見るときは、深層心理ではそのことに興味を持っている自分自身を打ち消すように、すでに芽生え始めている自我を拒否しようとしていることが考えられます。
このようなことを書くと本人はムキになって100パーセント否定しますが、強い拒否反応を示すということは、そのことに対し特別な関心があることを裏付けることは間違いありませんので、そうした対象と直接触れ合うことでタガが外れてしまうことを恐れていると言えます。
4. ゲイに同情する夢
ゲイに同情する夢を見るときは、社会的弱者に対する軋轢を目の当たりにし、自分のできることであれば味方になってあげたい気持ちがそこに現れています。
今の日本ではテレビをつければそのようなトランスジェンダーの方々が人気者として活躍している時代となりましたが、世間一般ではまだまだ偏見の目も少なくなく、そのような対象に対する慰め合う応援の気持ちが、このような夢のイメージを作り上げています。
ちなみに同情するという心理状態は、その対象に共感を示しつつも、同質の人間ではない立場であることを意味しています。
5. ゲイの友達を作る夢
ゲイの友達を作る夢を見るときは、性の在り方によって人間を差別する発想が全くないという気持ちが表れています。
このような夢を見るのは、差別する人間に対する批判的な気持ちを前面に押し出すのではなく、差別しない人間を肯定する気持ちを前面に押し出したい気持ちが表れており、何かを批判すれば、また新たな軋轢が生まれることを知っている平和主義者であることも表しています。
どんな特殊な性質を持つ人も、それを強要されなければ何の問題もないことを、このような夢を見ることで確認しています。
6. ゲイじゃないけどゲイバーに遊びに行く夢
ゲイじゃないけどゲイバーに遊びに行く夢を見るときは、性的な関心としては適応外だけども、特殊な人生経験に裏打ちされた話の面白さや、人の痛みがわかる人生を歩んできた人ならではの的確な人生相談など、自分が楽しめる要素も持っていることを夢が教えてくれています。
人間はとかく一つのものさしで自分とは合わないと思ってしまうと、他の部分に対する興味も失ってしまいがちですが、オープンマインドでできるだけ相手を肯定する気持ちを持つことで、楽しい時間を共有することもできることを夢が示唆しています。
7. ゲイを仲間外れにする夢
ゲイを仲間外れにする夢を見るときは、差別的な気持ちが高まっていることが夢に暗示されています。
何事も本当にタチが悪いのは、自分の主義主張に基づいて嫌悪感を示している人たちではなく、無自覚に人を傷つけている連中であり、話を突き詰めていくと、誰かの受け売りでそのような価値観が芽生えてしまっただけで、本人もなぜ嫌悪感を示しているのかわかっていないことも少なくありません。
このような夢を見るのは、そうした心ない一面を自分自身も持っていることを気付かせるために、夢が注意勧告を出していると言えます。
8. ゲイが泣いている夢
ゲイが泣いている夢を見る時は、テレビに出演しているタレントなどのイメージでは、常に明るく振る舞っているゲイの方々も、テレビには映らないところでたくさん辛い思いをしているということに、意識のフォーカスが当たっています。
そのような裏の顔のイメージを夢の中で思い描くことで、例えば仕事の喧騒から解放されてホッとしたいタイミングに、黄色い声で賑やかに騒ぎ立てられて不快に思ってしまったとしても、全てを否定せずに済みます。
つまり、一つのレッテルを貼って叩いてしまうことに対する警告と捉えれば良いです。
9. ゲイが髭を剃っている夢
ゲイが髭を剃っている夢を見るときは、男性として生まれながら、身も心も女性になりたい人のイメージが映し出されています。
夢の中でそのようなイメージを思い描く人が見ているのは、持って生まれた宿命さえも自分の努力次第で変えることができると信じる勇者の姿であり、精神的なタフさに対する敬意が夢の源流となっています。
差別的なイジりが横行する今の日本では、嘲笑いの対象として眺める人もいますが、勇者というのは映画やスポーツの世界にだけ存在するのではなく、自分の心の在り方一つで誕生することを示唆しています。
10. 親にゲイであることを告白する夢
親にゲイであることを告白する夢を見るときは、自分の親の愛情を試してみたい気持ちが表れています。
この夢をテーマは、自分がどのような姿になっても受け入れてくれるかということを意味していますので、そのことを夢の世界でシミュレーションすることで、仮想の世界であっても親の愛情を感じ取ろうとしています。
自分の親であればきっと受け入れてくれるだろうという希望的なビジョンを抱けなければ、このような夢を見るのは難しいですので、健全な家庭環境で育ったことも表しています。
11. ゲイだと知った友人に距離をとられる夢
自分がゲイだと知った友人に距離を取られる夢を見るときは、他人の価値観を尊重しなければならないことを、戒めとして思い描いている可能性が高いです。
何を好きになり、何を嫌悪するのかというのは、理屈ではなく生理的な部分によることも多いですので、受け入れられない価値観を強要してしまわないよう、人の振り見て我が振り直せという気持ちが夢に現れています。
12. 新宿二丁目でゲイであることを謳歌する夢
ゲイの聖地である新宿二丁目で、ゲイに生まれたことを謳歌する夢を見るときは、同じ価値観の人とその喜びを共有することは、価値観の違う者同士が中途半端な歩み寄りをすることに比べ、格別の喜びをもたらすことを表しています。
このように言ってしまうと、身も蓋もないように思える人もいるかもしれませんが、実際に新宿二丁目には、ノンケの人と価値観を共有することに中途半端な希望を見出さないことで、救われている人たちがいますので、このような夢を見るときは、価値観の違う人に歩み寄ることに疲れていることが暗示ています。
まとめ
夢の中にゲイに関するイメージが現れる意味について、まとめてみました。
生まれ持った自分の性に正直になるだけでも、勇気を必要とするゲイの方々に思いを馳せる夢は、ありのままの自分を受け入れることや、差別に関する意味が含まれているものが多々ありますが、これらの夢の啓示をきっかけに、自分自身を見つめ直してみましょう。
3. ゲイへの嫌悪感を露にする夢
ゲイへの嫌悪感を露にする夢を見るときは、深層心理ではそのことに興味を持っている自分自身を打ち消すように、すでに芽生え始めている自我を拒否しようとしていることが考えられます。
このようなことを書くと本人はムキになって100パーセント否定しますが、強い拒否反応を示すということは、そのことに対し特別な関心があることを裏付けることは間違いありませんので、そうした対象と直接触れ合うことでタガが外れてしまうことを恐れていると言えます。
4. ゲイに同情する夢
ゲイに同情する夢を見るときは、社会的弱者に対する軋轢を目の当たりにし、自分のできることであれば味方になってあげたい気持ちがそこに現れています。
今の日本ではテレビをつければそのようなトランスジェンダーの方々が人気者として活躍している時代となりましたが、世間一般ではまだまだ偏見の目も少なくなく、そのような対象に対する慰め合う応援の気持ちが、このような夢のイメージを作り上げています。
ちなみに同情するという心理状態は、その対象に共感を示しつつも、同質の人間ではない立場であることを意味しています。
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