占いの意味や夢の意味・心理や数字はどんな意味?SPITOPIは「占い」であなたの深層心理に迫ります。

 

運勢・占い・心理の秘密


スポンサーリンク

https://spitopi.com/blog/20181201145418.html

「瞠目」の意味?読み方・類語【使い方や例文】 | SPITOPI

SPITOPI
「瞠目」の意味?読み方・類語【使い方や例文】

毎年、秋になると、東北の山々を写した写真をバックに、全山色鮮やかに紅葉し「目を見張る」美しさです。

と、書かれた中吊り広告や、旅行のパンフなどが目に付くようになります。

しかし、同じような意味を持つ言葉なのに「瞠目する」美しさですと書かれたものは、目にしたことがありません。

逆に、びっくりするような大発見のニュースに対しては「目を見張らせた」とは、あまり言いません。

ここは、「瞠目した」とするところです。

どちらも、驚きや感動で目を大きくすることを表す言葉なのに、使われている場に違いがあるようです。

一見すれば似ているようですが、そこには、若干、違ったところがあるようです。

  • 「瞠目」の意味
  • 「瞠目」の言葉の使い方
  • 「瞠目」を使った文例
  • 「瞠目」の英語
  • 「瞠目」と「刮目」の違い
  • 「瞠目」の語源
  • 「瞠目」の対義語
  • まとめ

1. 「瞠目」の意味

「瞠目」の意味

「瞠」のつくりの部分「堂」が、音を表しています。

「堂」には、「人が集まる所」や「大きい」という意味が含まれているので、御堂や講堂など、大きな施設を表す言葉にも使われています。

また、度量が大きく公明という意味から「堂々」という立派で隙のない態度を表す言葉にも使われています。

こうした読みを統合して「瞠目」とは、目を見張る。

つまり、大きく見開くようにする。

しっかりと真正面から見すえるという意味から直視する。

それも、驚いたり、感心したりしたことから、目を見張る様子を表した言葉です。

また、目を大きくして、しっかり見張る様子を表すことから、「みはる」を「瞠る」とも書きます。

1-1. 「瞠目」の読み方

「瞠目」の読み方

「どうもく」と読みます。

「瞠」は、見慣れない漢字ですが「瞠」のつくりの部分に、漢字の音を表す「堂」がありますので、「どう」と検討づけて読めるかと思います。

さらに「どうめ」と読んだのでは、どうもしっくりきませんので、「どうもく」の読みに、たやすく行き着くはずです。

2. 「瞠目」の言葉の使い方

「瞠目」の言葉の使い方

同じような意味をもつ言葉に「目を見張る」という言葉があります。

この言葉と比べて、瞠目の方が、より次元の高いものに対して「目を」見張ります。

また、二字の漢語から成っていますので「目を見張る」に比べて、どちらかと言えば、固い文にぴったりする言葉です。

3. 「瞠目」を使った文例

「瞠目」を使った文例

3-1. 例文1

例文1

何があったのかは知りませんが、明らかに、その日のAさんは変でした。

だからといって、突然、BGMに合わせて踊り出すという、瞠目的な行動に出たのには、絶句しました。

3-2. 例文2

例文2

活発な意見の交換が行われましたが、中でも、終始無言だったBさんが提案した考えは、これまでの意見とは全く次元を異にする、壮大な発想を基盤とした考え方で、まさしく瞠目すべき意見でした。

3-3. 例文3

例文3

次世代を担う電子機器だというので、わざわざ発表会にまで出かけてみたけれど、瞠目に値する製品でもなく、予想もしない期待外れで、時間と交通費を割いたのが、悔やまれます。

4. 「瞠目」の英語

「瞠目」の英語

直接「瞠目する」にあたる意味をもっている単語は、ありません。

そこで「in wonderment」(驚いて・驚きで)という表現をもつ単語と「gaze」(驚きの感情や興味をもって、人やものをじっと見つめ凝視する)の意味をもつ単語とを組み合わせた「gaze in wonderment」の文から「瞠目する」という意訳を作り出します。

・That result made them gaze in wonderment.

※直訳…「その結果は、彼らを驚きの凝視にしました」「その結果は、彼らを驚きで見つめさせました」この直訳から「驚きの凝視」「驚きで見つめる」の部分に着目して「その結果は、彼らを瞠目させました」という意訳を生み出します。

5. 「瞠目」と「刮目」の違い

「瞠目」と「刮目」の違い

どちらも目を見開く様子は同じですが、何に対して目を見開くか、その要因が違います。

「呉志・呂蒙伝」の中に「士別三日、即当刮目相待」と書かれた文があります。

内容は「士、別れて三日、即ち当(あたる)に、刮目して相(あい)待つべし」(※相待つ…共に、事態の展開に如何ほどかの進展があり、何らかの結果の出ることを期待すること)つまり、士と言われるほどの者であれば、別れて三日もたてば、何らかの変化なり成長があるはずです。

そこで、目をよくこすって、汚れを落とし、今までとは違った見方で、改めて相手を注意して見直すという意味です。

つまり、見る目を磨いて、注意深く細部にわたって見るのが「刮目」です。

一方、信じられない行動にあきれたり、今までにない立派な論説に驚いたりした時に、目を見開くのが「瞠目」です。

さらに言うなら自分の側の内面的な問題なのが「刮目」で、相手側による外面的な問題なのが「瞠目」ということになります。

6. 「瞠目」の語源

「瞠目」の語源

語源ははっきりしませんが、もともと「堂」の字は、土を高く盛って、その上に南向きに作った座敷を意味していて、他よりも一段高い場所を示しています。

(これが、「高く立派な態度」からの「堂々」の語源につながります)また、「公明な」という意味もあるので、偏に当たる左側に「目」を加えることで、「高いところから公明に瞠る」という意が生じてきました。

さらに「目」を重ねて「瞠目」という熟語にすることで「目をしっかりと開けて、公明に瞠る」ことが転じて、現在の意味が生まれてきました。

7. 「瞠目」の対義語

「瞠目」の対義語

直接的な対義語とワンクッションおいた、どちらかと言えば、間接的な対義語に、分けて考えます。

対義語とみるのは「見るか見ない」の関係でとらえた言葉とします。

また「驚いて」や「感心して」見る点からの対義語は、見方の違いでとらえたものとします。

7-1. 瞑目

瞑目

「瞑目」とは、目をつぶることです。

当然、何も見えませんから「何も見ようとしない」見ること自体を拒否している姿ですので、目を見開いた姿とは、全く逆の対義語と言えます。

あえて現実を見ようとしない、現実に対する拒否であり、別の見方をすれば現実逃避の考え方でもあります。

なお、「目を閉じるから、死ぬことそのものを表していることもあります。

7-2. 「看過」

「看過」

字の通り、見過ごすことを指す言葉です。

さらには、見知っていながら、何らかの対策も講じないままで、放置したままにしておく様を言います。

問題を真正面から見据え、目を見開いて瞠目する姿勢とは、実に、対照的です。

7-3. 「瞥見」

「瞥見」

ちらりと見ることを言います。

しっかり見ようと目を見張るのとは、大違いです。

いわゆる「ちら見」ですので、見ることによって得る情報量も少なく、また、正確に情報を捉えているかの疑問も残ります。

しっかりと両の眼で対象を見据える瞠目とは、対になりそうな言葉でもあります。

7-4. 「一瞥」

「一瞥」

蔑視と同様、さほど重要視せずに、ちらりと見やるだけのことを言います。

目を大きく見開くのとは、大違いです。

「一見」とも言いますが、いずれにせよ、一目ちらりと見るだけで、重要視していない点が、共通です。

まとめ

まとめ

「瞠目」も「目を見張る」も共に、驚いたときやあきれたときなど、強く感情が動かされたときに出てくる行動です。

この両者は、行動の上から見た目は何も変わりませんが、感情を動かされた対象が何であるか、対象の内容や質によって、変わります。

一般的には驚きや感心事に対して「目を見張る」を使いますが、対象が内容的にも質的にも、高度のものであるときには、「瞠目」を使います。

また、「目を見張る」は、どちらかと言えば、自分の方から起こす行動です。

それに対して「瞠目」は、「瞠目に値する」とか「瞠目すべき」などと、相手方、つまり、瞠目の対象とする側から求められがちな行動です。

「瞠目する」という少々固い表現ですが、使う場を選び、さりげなく使うことで、「できる人」を演出したいものです。

「瞠目」を使った文例

3-1. 例文1

例文1

何があったのかは知りませんが、明らかに、その日のAさんは変でした。

だからといって、突然、BGMに合わせて踊り出すという、瞠目的な行動に出たのには、絶句しました。

3-2. 例文2

例文2

活発な意見の交換が行われましたが、中でも、終始無言だったBさんが提案した考えは、これまでの意見とは全く次元を異にする、壮大な発想を基盤とした考え方で、まさしく瞠目すべき意見でした。

3-3. 例文3

例文3

次世代を担う電子機器だというので、わざわざ発表会にまで出かけてみたけれど、瞠目に値する製品でもなく、予想もしない期待外れで、時間と交通費を割いたのが、悔やまれます。

「瞠目」の英語

直接「瞠目する」にあたる意味をもっている単語は、ありません。

そこで「in wonderment」(驚いて・驚きで)という表現をもつ単語と「gaze」(驚きの感情や興味をもって、人やものをじっと見つめ凝視する)の意味をもつ単語とを組み合わせた「gaze in wonderment」の文から「瞠目する」という意訳を作り出します。

・That result made them gaze in wonderment.

※直訳…「その結果は、彼らを驚きの凝視にしました」「その結果は、彼らを驚きで見つめさせました」この直訳から「驚きの凝視」「驚きで見つめる」の部分に着目して「その結果は、彼らを瞠目させました」という意訳を生み出します。

無料占い

スポンサーリンク



無料占い

※当サイトは占いやスピリチュアルに関連する記事を掲載するメディアサイトです。
掲載中の記事には効果や効能に根拠がない物、証明されていない場合もありますのでご注意下さい。
また当サイトの情報を用いて発生したいかなる損害について、運営者は一切の責任を負いません。
この記事は2021年02月11日に更新されました。

この記事について、ご意見をお聞かせください

ステキ!

ダメ!