俗に、よく「福耳」ということばを耳にします。
幸運を招くとされる宝船に乗り込んだ七福神の神様それぞれの耳も、よく見てみると、鯛を抱えた恵比寿の耳も、打ち出の小槌を持った大黒の耳も、実に立派な耳をもっています。
同じように、布袋尊も、福禄寿も、寿老人も、大きくて長い見事な耳をもっています。
幸運や家庭運をもたらす七福神が、こぞって耳が大きいことからすると、耳の大きさと幸運や家庭運は、比例するのでしょうか。
また、耳の大きさや形が示しているものは、何でしょうか。
耳について、いろいろと比べていく前に、耳の各部分の名称について、確認しておきましょう。
- 耳の各部分の名称と暗示するもの
- 耳それ自体が暗示しているもの
- 耳の大きい人の特徴
- 耳の小さい人の特徴
- 肉厚な耳の人の特徴
- 薄い耳の人の特徴
- 耳郭が目立つ人の特徴
- 耳郭が目立たない人の特徴
- 垂珠が大きい人の特徴
- 耳孔が大きい人の特徴
- 耳孔が小さい人の特徴
- まとめ
1. 耳の各部分の名称と暗示するもの
耳輪
耳の一番外側の部分で、耳の形を作っているいわゆる外枠です。
幼少期のトラブルの有無や世間との関わりの度合いを暗示しています。
耳郭
耳輪の内側に、耳輪の形に沿って、こんもりと盛り上がった風門と耳輪との間にある部分で、自我の強さや積極性を暗示しています。
風門
耳の穴の周囲にあるくぼみのことで、勇気や知識、もっている秘密の拡がりを暗示しています。
耳絃
耳の穴のすぐ横に、穴を雨風から守るかのようについている突起物で、現行の運気や金運を暗示しています。
耳孔
表記は珍しいですが、簡単にいえば、耳の穴で、金運を暗示しています。
垂珠
俗にいう耳たぶのことで、活力や愛情、財運を暗示しています。
2. 耳それ自体が暗示しているもの
人間の顔を形作っているパーツとしては、産まれてから成人し、歳を重ねていっても、化粧をするでもなく、整形手術をするでもなく、産まれた時と変わらないまま、あまり気にもとめられず、黙々と機能している器官だといえます。
それに、口や目といった他の顔を形作るパ-ツと違って、自分の意志で、自由に動かせるものでもありません。
しかし、そこには、生まれもった運命や気質だけでなく、先祖代々受け継がれてきた遺伝という基本的な要素が含まれています。
耳の形や位置から、妊娠中に母親が受けた精神的な苦痛や肉体的な苦痛も解るとされています。
また、耳は、左右の耳を合わせた形が、脳の形に似ていることから、知能や知恵、頭の働き、判断力を暗示しています。
勿論、音に関する能力については敏感で、歌手や音楽プロデューサーの耳は、やはり美しく整っています。
3. 耳の大きい人の特徴
小さい頃に、周りから、たくさんの愛情をたっぷり受けて大きくなってきた人が多く、親を大切にする親思いの面が秀でています。
性格は、そうした育ちを反映して、おおらかで、対人関係も柔らかです。
様々な運にも恵まれているですが。
中でも、財産運、家庭運、健康運に恵まれ、全体的にバランスよくまとまった健康体です。
晩年になるほど運勢は良くなり安定してきて、子孫も繁栄します。
ただ、日常の元気な自分に自信もあって、多少無理をしがちな面もあるので、知らぬ間に蓄積されてきた疲労を無視して、さらに仕事を重ねたあげく、突然のダウンを招いたりすることもあるので、注意が必要です。
ただし、大きいといっても、耳全体が肉厚で固く、耳輪の輪郭がはっきりしていて、頭に添った形であることが条件です。
これらのことが、揃っているほど良運になります。
特に、硬い耳は、最良です。
これが、単に大きいだけでは、脳天気な性格の傾向になりますし、大き過ぎると淫相が表れて、男女関係での問題を起こしかねません。
4. 耳の小さい人の特徴
幼少期から苦労の多い環境で育ってきているので、自分に厳しく、妥協を許さない苦労人タイプが多く見られます。
早い時期から自立しているので、自活や自立の精神に富み、どんな苦労をも、乗り越えていける力量を備えています。
そうした努力が、中年期には、運気が開けるような結果となって実を結びます。
5. 肉厚な耳の人の特徴
肉の厚い耳の人は、情も厚いので、周りの人達との暖かい人間関係を作り出すことができ、頭の回転も早い頭脳明晰なタイプです。
身体的にも健康で、長寿の相です。
さらに、肉厚で固い耳の人は、たいしたトラブルもなく過ごせて成功するタイプです。
同じ肉厚でも、柔らかい人は、情に流されやすく、無用のトラブルを抱え込んだりします。
6. 薄い耳の人の特徴
一匹おおかみ的な性格で、クールで冷静な感情をもっていて、基本的に、単独行動を好みます。
単独で行動する中では、自ら判断し、決断する力があって、その判断には迷いがありません。
それだけ、自分に対して自信をもっているとも言えます。
大勢の中で、周りとの調整を図りながら事を行うよりも、自分のペースやリズムを大事にしたいという思いが、単独での行動を牽引しているのでしょう。
また、耳の硬さも重要で、硬い耳の場合には、専門分野に進むと成功を掴むでしょう。
逆に、薄い耳の場合には、散財癖があって、なかなか節約できないのが、課題です。
7. 耳郭が目立つ人の特徴
耳郭が耳輪からはみ出しそうに目立つ人は、常識にとらわれず、枠にもはまらない性格の持ち主です。
様々な常識だけでなく、暗黙の了解や暗黙の常識に対しても、型通りに右から左へとやり過ごすのではなく、新たな事に果敢に挑戦していく、ある意味、好奇心旺盛な人と言えるかもしれません。
奇抜な発想で、これまでの常識を覆すような結果を、次々と生み出していくことも予想されます。
しかし、単独行動を好むばかりに、集団での行動が苦手で、独りよがりの行動にはならないように、注意しておくことが大事になってきます。
8. 耳郭が目立たない人の特徴
逆に、耳郭が目立たない人は、常識や伝統といった世間に流布している一般的な行動様式、規範意識といったものを大切に考え、そこからはみ出すことを極力嫌います。
また、組織に属する一個人として、組織の和を乱さないように行動するので、対人関係においても摩擦を生ずることが少なく、温和な性格が故に、周囲の和を乱すことなく、平穏な暮らしを送ることができるでしょう。
ただ、摩擦が生じることをあまりに避けようとするために、自分の主張を抑えてしまいがちになる傾向にあるので、注意も必要です。
9. 垂珠が大きい人の特徴
「垂珠」というより、昔から、「耳たぶの大きい人は、金運に恵まれる」と、言われますので「耳たぶ」といった方が解りやすいですが、垂珠の大きい「福耳」をもっている人は、ものやお金に不自由しない金運に恵まれます。
ただし、この時の金運というのは、金運がますます上昇して、思わぬ大金が手に入るという金運ではなく、お金には困らない暮らしができるという、適度な金運に恵まれるという意味合いで使われているのが「福耳」ということばです。
10. 耳孔が大きい人の特徴
耳の穴、耳孔が大きい人は、よく聞こえそうな耳だけに、コミュニケーション能力が高く、社交的で、明るく陽気な性格です。
初対面の人でも、すぐに打ち解ける能力をもっています。
交友関係も広く、対人関係を作り出すのに、問題はありません。
ただ、貯蓄が苦手で、入るそばから出金しますので、強制的に貯蓄させるなどの手当が必要です。
11. 耳孔が小さい人の特徴
耳の穴が小さい人は、何事にも慎重で、控えめな性格です。
そのため、心を開くのにも時間がかかります。
物事に対する興味・関心が薄く、流行にも関心はなく、その分は、貯蓄にまわすような倹約家でもあります。
まとめ
耳の形は、厚くて大きい方が、運気がよいようで、宝船に乗る七福神の耳が、一様に大きい訳も分かったような気がします。
また、耳を中・下の三つの部分に分けて、どの部分が発達しているかで、性格や将来を見られるようです。
3. 耳の大きい人の特徴
小さい頃に、周りから、たくさんの愛情をたっぷり受けて大きくなってきた人が多く、親を大切にする親思いの面が秀でています。
性格は、そうした育ちを反映して、おおらかで、対人関係も柔らかです。
様々な運にも恵まれているですが。
中でも、財産運、家庭運、健康運に恵まれ、全体的にバランスよくまとまった健康体です。
晩年になるほど運勢は良くなり安定してきて、子孫も繁栄します。
ただ、日常の元気な自分に自信もあって、多少無理をしがちな面もあるので、知らぬ間に蓄積されてきた疲労を無視して、さらに仕事を重ねたあげく、突然のダウンを招いたりすることもあるので、注意が必要です。
ただし、大きいといっても、耳全体が肉厚で固く、耳輪の輪郭がはっきりしていて、頭に添った形であることが条件です。
これらのことが、揃っているほど良運になります。
特に、硬い耳は、最良です。
これが、単に大きいだけでは、脳天気な性格の傾向になりますし、大き過ぎると淫相が表れて、男女関係での問題を起こしかねません。
4. 耳の小さい人の特徴
幼少期から苦労の多い環境で育ってきているので、自分に厳しく、妥協を許さない苦労人タイプが多く見られます。
早い時期から自立しているので、自活や自立の精神に富み、どんな苦労をも、乗り越えていける力量を備えています。
そうした努力が、中年期には、運気が開けるような結果となって実を結びます。
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