アストラル界という言葉はスピリチュアルに興味がある人ならば聞いたことがあることでしょう。
解釈が人それぞれありますが、アストラル界とは幽界のことでもあります。
アストラル界や、7つあるとされる階層などについて解説していきましょう。
難しい用語もありますのでなるべくわかりやすく簡単な言葉で説明します。
- アストラル界とは何なのか
- アストラルという言葉の意味
- 7つの階層とは
- アストラル投射とは
- アストラル界へ行くこととは
- アストラル旅行とは
- まとめ
1. アストラル界とは何なのか

アストラル界というのは「アストラル体が存在するとされる領域」のことを言います。
「グラマー(幻惑)の界」と呼びますが、幻惑とは人間を感情的、欲望的行動に走らせる原因であるとされとています。
またアストラル界という概念は人間だけのものであるとされ、動物にはアストラル界は存在しないとされています。
1-1. アストラル体とは

アストラル体とは、簡単に解釈すれば「感情」「情緒」といった意味であり、人の心の部分のことだと思ってください。
「アストラル体」という名前は、魔術師エリファス・レヴィの「アストラル・ライト」という考え方から来ています。
1-2. アストラル・ライトとは

アストラル・ライトとは、サイキック能力(魔術、心霊現象、霊媒など)を発揮させる「宇宙にあふれているエネルギー」であるとされます。
このことから感情を持つ身体=サイキック能力に関する身体でもあるとのことから「アストラル体」と名づけられたのです。
2. アストラルという言葉の意味

アストラルと言う言葉のもともとの意味は「星の」「星のような」「星からの」「星の世界の」などを意味する英語です。
漢字表記では「星幽(せいゆう)」とされる事もあります。
オカルティズムに関係する言葉としては以下のようなものがあります。
2-1. アストラル界

アストラルで構成された、高次元世界のことを言い、一種の異世界のことです。
日本語で表す時は「幽界」とも言います。
アストラル界について理解を深めたい、イメージを掴みたいと思うならば、幽界について意味を知っておくとぐっと親しみやすくなります。
幽界とは一般的に、人が死後に行く世界のことです。
つまり「あの世」「黄泉(よみ)」「冥土(めいど)」と普段言っている世界のことです。
この幽界のことを、西洋的な、スピリチュアルな観点からは「アストラル界」と呼んでいるのです。
幽界(アストラル界)とは、今私たちが生きている「物質界」のすぐ近くにある世界とされています。
どうでしょうか、幽界の意味を知っていれば、アストラル界のことも何となくイメージができてくるのではないでしょうか。
2-2. アストラル投射

アストラル投射とは、一種の体外離脱(幽体離脱)のことを言います。
後で詳しく説明しますがアストラル旅行と同じく、安易に行うことは危険なものとされています。
黄金の夜明け団のような魔術を編み出そうとする秘密結社においては、段階を踏んで教義として学んでいたのです。
何事もそうですが、初心者がいきなり高度なこと、難しいことをするのは危険が伴いますし、上手くいかないことがほとんどでしょう。
アストラル界そのものが危険ということはありませんが、アストラル投射、アストラル旅行は初心者が安易にするべきものではないと覚えておくようにしましょう。
3. 7つの階層とは

アストラル界というのは、7つの階層のうちの一つとされています。
アストラル界のことを説明する時は、どうしても神智学のことが出てきます。
神智学とは神秘的直観や思い、幻視、瞑想、啓示といったものを通じて、神と結びつく神聖な知識の獲得、高度な認識に達しようとするものを言います。
スピリチュアル用語ですのでなかなか普段の生活で聞く機会はないと思います。
専門用語や難しい言い方は極力使わずに簡単に説明していきましょう。
7つの階層とは、下位は肉体的なもの、今現実にいる世界のことを表しています。
人は死後、魂となり自分にふさわしい階層に所属するとされています。
上位に行けば行くほど、肉体的な要素はなくなり、メンタル、魂といった要素が大きくなるのです。
説明が難しくなるのですが、アストラル界というのはどちらかと言えば、今生きている世界のすぐに隣、上といった位置にあると考えてください。
それほど高い位置にあるわけではなく、到達することは不可能ではないのです。
4. アストラル投射とは

アストラル投射とは、体外離脱にプラスして「霊」が関わっているという解釈になります。
アストラル投射の状態としては、体外離脱とほぼ同じで自分の体から自分の心、存在が抜ける感覚と共に、霊的存在に遭遇したり、壁などをすり抜けて好きな場所に自由に移動することができるとされています。
アストラル投射は、高いレベルの精神世界に入ることができます。
霊感が強く、死後の世界を信じている人は、天使や神といった存在、または過去に死んだ人を見たという報告がこれまでに多数あるのです。
4-1. 臨死体験による体外離脱

臨死体験というのも、体外離脱の一種ではあります。
しかし厳密に言えばアストラル投射とは異なるものです。
臨死体験を経験した人はどういった状態だったのか、それは個人差があるのですが、ある一定のパターンは存在するとされています。
そのパターンとは以下のようなものになります。
・死の宣告が聞こえる
心臓の停止を医師が宣告したことが聞こえたりといったように、この段階では意識が覚醒していることが多いとされています。
・心の安らぎと静けさ
言いようのない心の安堵感がするとされています。
・耳障りな音がする
ブーンというような音がすると言います。
どちらかと言えば不愉快な音の部類に入るのではないでしょうか。
・暗いトンネルの中
トンネルのような筒状の中を通るとされています。
・物理的肉体を離れる
自分の体から、意識が体外離脱をすることを感じます。
・他者との出会い
すでに亡くなっている親族、その他の人たちに出会ったりします。
・光
光の生命に出会う。
神や自然光といったイメージです。
・自分の人生が見える
よく言われているのが、自分の過去の人生が走馬灯のように見えるということです。
・境界線を感じる
死後の世界との境目を見ると言われています。
・蘇生
生き返り、こちらの世界へ戻ってきます。
以上が臨死体験のプロセスです。
自分の意思で動いているという感じではないのが特徴ではないでしょうか。
そこがアストラル投射との違いということになります。
4-2. 夢を見るのは体外離脱?

自分で体外離脱をコントロールできる方法はあるのでしょうか。
夢を見るということは、実は一種の体外離脱であるという考え方もあるようです。
意識はなくとも夢を見ている時は別の世界へ行っているとされています。
普通の夢と体外離脱の違い、区別はどこでするのかと言えば、体験中に意識がはっきりとしていること、その体験が自分の体を抜け出すシーンで始まるというところなのです。
つまり、いきなりある場面から始まる夢は、通常見る夢ということになります。
しかし自分の体が抜け出るところから始まる夢であれば、体外離脱をしている可能性があるということになるのです。
明晰夢を見ることができれば、意図的に体外離脱の夢にすることも可能とも言われています。
4-3. 体外離脱の方法

体外離脱の夢を見る、体外離脱をする具体的な方法を見ていきましょう。
もちろん全ての人がすぐにできることではありません。
何事も訓練が必要ですし、適性もありますが、以下のような方法をとってみてください。
・リラックス状態を作る
頭と体をリラックスさせましょう。
良いタイミングは、5?7時間ほど眠った直後ぐらいで、二度寝をすればまた深い眠りにつけそうといった状態の時とされます。
仰向け、もしくは自分の心地よい向きになります。
ゆっくりと呼吸をして目を閉じます。
何も考えないように、なるべく無の状態を作るようにして瞑想を始めます。
10分ほどで心地良い眠気が訪れ、体の感覚は薄れて、手足がちょっと浮いてる感覚を覚えるかもしれません。
このような状態が作れるとリラックス状態ができていることになります。
そのまま眠りに落ちてしまう場合もあるでしょうがその場合は体外離脱はできていないということになります。
・意識したまま眠る状態を作る
さて、リラックス状態が作れましたら、次の段階です。
意識を起きたままで眠るという状態にするのです。
難しいかもしれませんが、体は眠っているけれど脳は起きているといった感じに持っていくのです。
金縛りのような状態が起こると成功です。
金縛りが起こると恐怖を感じますが、この場合は自分が意識してその状態を作るのです。
金縛り状態が作れますと、体外離脱までもう少しといったレベルに到達しています。
・体から抜け出すイメージを持つ
金縛り状態になりますと、今度は音や振動を感じることでしょう。
その状態を抜け出るイメージを持ちます。
そしてここからは「明晰夢を見ている」と自分に言い聞かせましょう。
5. アストラル界へ行くこととは

今いる世界とは違う世界、アストラル界へ行くこと、感じることは可能なのでしょうか。
「あの世へ行く」という意味での「アストラル界へ行く」ではなく、自分の精神性を今よりも高めたい、スピリチュアル的な意味でのアストラル界へ行きたいという思いは叶えることは可能です。
それはアセンションという言葉で表されます。
どういうことか説明していきましょう。
5-1. アセンションするとは

アセンションとは、良い意味での「大きな変化」のことです。
また「上昇する」という意味があります。
アセンションをすることで第六感の才能が開花することが期待できるのです。
アセンションとは、高次元の意識の共有によるものとされます。
今過ごしている世界より高次のエネルギー、アストラル界と繋がりたいと思うならば、アセンションするということを意識していきましょう。
5-2. アセンションできている時に起こること

アセンションができていると起こることがいくつかあるのですが、代表的なものをいくつか紹介しましょう。
・エネルギーに敏感になる
これまで感じなかった、周波数をキャッチすることがあります。
音に敏感になって違和感を持つこともあります。
人の体の周りにはエーテル体という体をおおうエネルギー体が存在します。
このエーテル体が崩れるとオーラが弱くなるのです。
不調を感じて原因がわからない場合などは何か自分の中に変化が起こり始めているのかもしれません。
運気が上昇する前は一時的な不調を感じることもあるとされます。
・高次への繋がり、目覚めを感じる
今自分がいる次元が低次元であると、人と争ったり、傷つけるといったことが起こるのです。
しかし高次元へ意識が入りますと、他者の感情を読み取れるようになり、誤解を避けたり、争いへ発展することが少なくなるのです。
これはアセンションが起こっている状態と解釈していいでしょう。
・メッセージを受け取る
アセンションできている時は、エンジェルナンバーを見やすくなります。
エンジェルナンバーも大いなる自己(ハイヤーセルフ)やアセンデッドマスターといった存在からのメッセージとされています。
このようなメッセージを受け取る時は自信を持っていいのです。
・カルマの浄化
アセンションが起こった人は、カルマの浄化をするようになるのです。
前世の過ち、浄化できなかったことに対して浄化されるようになっていきます。
物質面に囚われていた人も精神面を重視するようになるなど自分の中に変化を感じるようになることでしょう。
・価値観の変化
お金、立場といった物質的なことから解放されるようになります。
自分の精神性を高めたいと自然に思うようになり、価値観が変わっていくのです。
周りから見ても「以前とは変わった」「幸せそうに見える」と気がつかれる状態です。
アストラル界にも自然と近づいているのです。
・予知夢を見やすくなる
自分が見る夢が当たると感じるようになります。
予知夢、明晰夢といったように夢を自在に操れる感覚を覚えるのです。
意識はしていなくても、体外離脱をしている、別次元へ到達している可能性は高まっています。
6. アストラル旅行とは

アストラル旅行とはアストラル界と呼ばれる場所に自分の意識を移行させること、また自分がその世界にいるかのように体験する西洋オカルティズムの技法のことを言います。
黄金の夜明け団の用語では「霊的ヴィジョンの旅」とも言います。
最後にアストラル旅行について詳しく見ていきましょう。
6-1. アストラル旅行は白昼夢のこと

アストラル旅行のことは、白昼夢という言葉でも表されることがあります。
白昼夢とは目覚めている状態で見る「現実で起きた非現実的な体験」や「現実から離れて何かを考えている状態」を表す言葉です。
どちらかと言えば、後者の意味で使ったり、とらえられることの方が多いかもしれません。
いずれにしましても、実際に起こっていない空想や妄想であるとされていて、願望、空想といった意味合いになっています。
アストラル旅行とは「白昼夢を意図的に見る」ということだとも言われています。
6-2. アストラル旅行を楽しむ?

アストラル旅行は、意図的な白昼夢のようなものと言われているのですが、アストラル旅行を楽しむ人も多いのです。
自分の魂を自由に旅させるといった感覚で、ヒーリング、癒しを目的としたり、新たな気づきを得る為であったりと、理由や目的は人それぞれでしょう。
6-3. アストラル旅行で本当のことが見えてくる

アストラル旅行の目的はあくまでも、ヒーリング、癒し、気づきを得るといった前向きなものが望ましいでしょう。
興味本位で「体外離脱を経験してみたい」ということ自体が目的ならば止めておいた方がいいでしょう。
と言うのも、アストラル旅行は、場合によっては情緒不安定を招くとも言われているからです。
アストラル旅行で自分をリーディングしたい、気付きを得たい、もっと高次元へ行きたいと思っている人でないと、上手くコントロールできないのではないでしょうか。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
アストラル界について詳しく解説をしました。
アストラル体、幽界、アセンション、アストラル旅行、アストラル投射といったように、様々な言葉と意味を、一緒に理解していく方がいいでしょう。
スピリチュアル的な要素であったり、魔術的、オカルト的な要素であったりと知識を深めていけばいくほど、奥が深いと感じます。
黄金の夜明け団といった秘密結社でもアストラル旅行のことは学んでいたとされています。
長らく門外不出となっていた教義ですが現在は書物として残っているものを読むことができますので、興味がある人は読んでみることをおすすめします。
アストラル界という言葉はスピリチュアルに興味がある人ならば聞いたことがあることでしょう。
解釈が人それぞれありますが、アストラル界とは幽界のことでもあります。
アストラル界や、7つあるとされる階層などについて解説していきましょう。
難しい用語もありますのでなるべくわかりやすく簡単な言葉で説明します。
1. アストラル界とは何なのか

アストラル界というのは「アストラル体が存在するとされる領域」のことを言います。
「グラマー(幻惑)の界」と呼びますが、幻惑とは人間を感情的、欲望的行動に走らせる原因であるとされとています。
またアストラル界という概念は人間だけのものであるとされ、動物にはアストラル界は存在しないとされています。
1-1. アストラル体とは

アストラル体とは、簡単に解釈すれば「感情」「情緒」といった意味であり、人の心の部分のことだと思ってください。
「アストラル体」という名前は、魔術師エリファス・レヴィの「アストラル・ライト」という考え方から来ています。
1-2. アストラル・ライトとは

アストラル・ライトとは、サイキック能力(魔術、心霊現象、霊媒など)を発揮させる「宇宙にあふれているエネルギー」であるとされます。
このことから感情を持つ身体=サイキック能力に関する身体でもあるとのことから「アストラル体」と名づけられたのです。
2. アストラルという言葉の意味

アストラルと言う言葉のもともとの意味は「星の」「星のような」「星からの」「星の世界の」などを意味する英語です。
漢字表記では「星幽(せいゆう)」とされる事もあります。
オカルティズムに関係する言葉としては以下のようなものがあります。
2-1. アストラル界

アストラルで構成された、高次元世界のことを言い、一種の異世界のことです。
日本語で表す時は「幽界」とも言います。
アストラル界について理解を深めたい、イメージを掴みたいと思うならば、幽界について意味を知っておくとぐっと親しみやすくなります。
幽界とは一般的に、人が死後に行く世界のことです。
つまり「あの世」「黄泉(よみ)」「冥土(めいど)」と普段言っている世界のことです。
この幽界のことを、西洋的な、スピリチュアルな観点からは「アストラル界」と呼んでいるのです。
幽界(アストラル界)とは、今私たちが生きている「物質界」のすぐ近くにある世界とされています。
どうでしょうか、幽界の意味を知っていれば、アストラル界のことも何となくイメージができてくるのではないでしょうか。
2-2. アストラル投射

アストラル投射とは、一種の体外離脱(幽体離脱)のことを言います。
後で詳しく説明しますがアストラル旅行と同じく、安易に行うことは危険なものとされています。
黄金の夜明け団のような魔術を編み出そうとする秘密結社においては、段階を踏んで教義として学んでいたのです。
何事もそうですが、初心者がいきなり高度なこと、難しいことをするのは危険が伴いますし、上手くいかないことがほとんどでしょう。
アストラル界そのものが危険ということはありませんが、アストラル投射、アストラル旅行は初心者が安易にするべきものではないと覚えておくようにしましょう。
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