「欠点」という言葉は知っている人が多いですが、英語でどういうのか、類語や対義語について、すぐに答えられるという人はすくないかもしれません。
ここでは、「欠点」という言葉についてご紹介していますので、そういえば曖昧だ、この機会に見ておこう、という方はぜひ一読ください。
- 「欠点」の意味とは?
- 「欠点」の読み方・漢字
- 「欠点」の英語
- 「欠点」の言葉の使い方
- 「欠点」を使った言葉と意味を解釈
- 「欠点」の類語や類義表現
- 「欠点」の対義語や反対の表現
- まとめ
1. 「欠点」の意味とは?
「欠点」には大きく分けて二つの意味があり、一つは不完全なこと、不十分なこと、短所、非難の対象となるもの、もう一つは成績などにおいて、及第点、合格点など必要な点数に達しないことをいいます。
どちらにせよ、不足がある、という点が挙げられます。
2. 「欠点」の読み方・漢字
「欠点」は「けってん」と読み、「缺点」とも書きます。
「缺」は「欠」と旧字体となり、「欠」という漢字はほかに、「ケン」「か-く」「か-ける」「あくび」といった読みを持ち、やすむこと、とりやめること、あくびすることなどの意味がありますが、ここではあるべきものの不足、たりないこと、という意味で使われます。
「点」という漢字はほかに、「つ-ける」「とも-る」「た-てる」といった読みを持ち、くわえる、ともす、しらべるといった多くの意味がありますが、ここではしるし、といった意味あいで使われています。
3. 「欠点」の英語
「欠点」をよく知る人の多い英語で表すならば、「weak point」や「demerit」というといいでしょう。
和製英語のように、「ウィークポイント」「デメリット」という言葉でいってもわかりやすいため、すぐに覚えられます。
また、「disadvantage」や「shortcomings」といった英語も、「欠点」を示すのに適していますので、あわせて知っておくと便利でしょう。
4. 「欠点」の言葉の使い方
「欠点」という言葉を使うときには、二つあるうちのどちらの意味なのかをおさえておきましょう。
どちらの意味あいでもよく使われていますので、二つともの意味を知っておく必要があります。
とくに二つめの意味では、「欠点を取る」という形で学生や受験者を中心に使われています。
5. 「欠点」を使った言葉と意味を解釈
では、「欠点」を使用した、よく使われる語句を見ておきましょう。
フレーズごと覚えておくとすぐに日常に取り入れることができます。
5-1. 「欠点を補う」
「補う」とは不足を埋めることをいいますので、「欠点を補う」とは、いたらない点を別のものでカバーする、という意味あいの言葉です。
自分の足りない能力を、別の能力で補うこともあれば、チームなどで、あるひとりの「欠点」を、ほかのだれかがカバーすることなども意味します。
「妻は私の片付けができないという欠点を補ってくれている」
5-2. 「欠点を直す」
「欠点」とは、自分にとっても不利益なものである場合があります。
性格面の「欠点」を自覚し、修正することで、理想の自分、ありたい自分に近づくことができます。
「欠点」とうまくつきあうこともあるでしょうが、自分や周囲の人に迷惑がかかるほどの「欠点」であれば、なんとか変えていきたい、と思う人も多いでしょう。
「大人になってから欠点を直すのはかなりむずかしい」
5-3. 「欠点を指摘する」
誰しも、気づいていない「欠点」というものがあるのではないかと思います。
なにか物事に挑戦するとき、初心者のうちはとくに、全体が見えておらず、要領を得ないことが多いでしょう。
そんなときには誰かに「欠点」はここだ、といってもらったり、また逆に、誰かの明らかな「欠点」に気づいたとき、それを伝えることで、お互いの成長を促します。
「欠点を指摘されるまで、ほかのところにばかり気を取られていた」
6. 「欠点」の類語や類義表現
つぎに「欠点」の類語表現を見ていきます。
類語を知っておくと、「欠点」という言葉についての理解もおのずと深まっていきます。
6-1. 「あら」
漢字では「粗」と書き、人の言動や創作物のなかなどに見られるよくない点、という意味の言葉です。
「あらが見える」「あらが目立つ」といった使われ方をし、落ち度を見つけたときによく使われています。
「よく見ると絵筆の塗り跡がむらになっており、あらが見える」
6-2. 「ぼろ」
漢字では「襤褸」と書き、つぎはぎだらけの布のことなどを意味しますが、ここではとくに、隠していた都合の悪いことがらが露見することをさします。
「欠点」という言葉にはかならずしも「隠蔽」という意味あいはありませんが、「ぼろ」ではとくに、隠していたよくない点、欠点が見つかる、見つける、というときに使われます。
「できるふりをしていたが、専門用語でわからないものがあり、ぼろが出た」
7. 「欠点」の対義語や反対の表現
最後に「欠点」の対義語を見ておきましょう。
類語だけでなく対義語を知っておくと、より語彙の幅が広がります。
7-1. 「美点」
ほかと比べて際立って優れている、よいところ、という意味の言葉で、「びてん」と読みます。
ほかより不足しているのが「欠点」ですので、ほかよりも過剰である、突出していることを表す「美点」という言葉は対義語のひとつにあたります。
「新人の作品を見るときは欠点よりもその美点がいかに多いかを判断基準としたい」
7-2. 「利点」
よいこと、有利なこと、都合のよい点、などを表す言葉で、「りてん」と読みます。
「メリット」ともいわれ、「欠点」を英語で表した際の「デメリット」とも対になっており、対義語であることは明らかでしょう。
「ジムを利用すると、天候に左右されず運動ができることが利点のひとつだ」
7-3. 「長所」
性質、性能、機能などがすぐれていること、よい点、長けているところを表す言葉で、「ちょうしょ」と読みます。
「欠点」とは対義の関係にありますが、「短所」という言葉とも対の関係を示しています。
性格面ではとくに、「取り柄」という言葉でも表されます。
「自己分析していくなかで、長所をきちんと認めることが大事だと気づいた」
まとめ
「欠点」とは、かけていること、不足している点、合格点に満たないことなどを意味する言葉でした。
完璧な人間はいない、とよくいわれるように、「欠点」ともうまくつきあったり、誰かと支えあうことで、ストレスのない生活を送ることができるといいですね。
3. 「欠点」の英語
「欠点」をよく知る人の多い英語で表すならば、「weak point」や「demerit」というといいでしょう。
和製英語のように、「ウィークポイント」「デメリット」という言葉でいってもわかりやすいため、すぐに覚えられます。
また、「disadvantage」や「shortcomings」といった英語も、「欠点」を示すのに適していますので、あわせて知っておくと便利でしょう。
4. 「欠点」の言葉の使い方
「欠点」という言葉を使うときには、二つあるうちのどちらの意味なのかをおさえておきましょう。
どちらの意味あいでもよく使われていますので、二つともの意味を知っておく必要があります。
とくに二つめの意味では、「欠点を取る」という形で学生や受験者を中心に使われています。
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