カマキリはよく見かける生き物の一つではないでしょうか。
それだけにカマキリを見つけて大騒ぎする人はなかなかいないことでしょう。
しかし、このよく見かけるカマキリですが、いろんなジンクスがあったり、私達の知らない未知な部分が秘められているようです。
詳しくみていきましょう。
- カマキリは幸運を象徴する生き物
- カマキリのジンクスとは?
- カマキリの鎌は困難を切り開く意味がある
- 夢占いでは予測できないことが起きる暗示
- 日本では「おがみ虫」として親しまれている
- ギリシャでは「予言者」と言われている
- アフリカでは「偉大な魔法使い」と呼ばれている
- カマキリに第六感はあるのか?
- カマキリは未知な生態
- おもしろい種類のカマキリ
- まとめ
1. カマキリは幸運を象徴する生き物
カマキリを見かけても「わぁ、カマキリだ」とテンションが上がる人はいないでしょう。
子供ならば、カマキリが格好いいと騒ぎ立てる場合もありますが、大人の場合はそこまで興味を注ぐ生き物ではありません。
なぜなら、よく見かける生き物だからです。
しかし、カマキリには幸運を象徴する意味合いがあり、カマキリのジンクスや歴史などを知れば、カマキリと会うのが楽しみになるかもしれません。
いつもなら通り過ぎてしまうカマキリに、つい目が行ってしまうかもしれません。
きっとテンションが上がることでしょう。
せっかく身の回りにカマキリが存在しているのなら、このジンクスやカマキリの言い伝えを知らないのは勿体ないです。
カマキリの知識を少し入れておけば、カマキリに会ったときに幸せな気持ちになれるかもしれません。
2. カマキリのジンクスとは?
カマキリには幸運を呼ぶというジンクスがあります。
いくつか紹介してみましょう。
2-1. カマキリが洋服につくと幸運なことが起きる
カマキリが洋服につくと、幸運なことが起きると言われています。
しかも、この幸運なこととは、人生でそう何度もない幸運であるようです。
人生を大きく変えてしまうような、想像もできない素晴らしい幸運を掴むという意味なのでしょう。
さて、このカマキリ、これだけ広い地域に生息していてメジャーな生き物なので、洋服につくことくらい簡単なような気もしますが、実際はそう簡単には洋服につかないのかもしれません。
カマキリを見かけたら、頑張って洋服につくように仕向けてみましょう。
2-2. 子供が道に迷うと、カマキリが家の方角を指してくれる
子供限定のジンクスとなります。
子供が道に迷ってしまうと、不思議とどこからともなくカマキリが現れ、カマキリの鎌が、子供の家の方角を指してくれるという言い伝えがあります。
カマキリがじっとして、鎌をかまえている様子が、まるで家の方角を指しているように見えたのかもしれません。
実際にはそうとは言えないのでしょうが、子供が好きそうなファンタジーあふれるジンクスです。
2-3. カマキリを見かけると、子宝に恵まれる
カマキリを見かけると、子宝に恵まれるというジンクスがあります。
日本ではカマキリに遭遇したことのない人を探す方が難しいので、このジンクスが真実ならば、ほとんどの人がカマキリに遭遇し、子宝ジンクスの効果を受けているといえるでしょう。
しかし、子宝に恵まれない人がいることも事実。
少し真実味に欠けるジンクスではあります。
しかし、子供ができなくて悩んでいるときにカマキリを見つけたら、ハッピーな気持ちになれそうなジンクスです。
きっとこのジンクスは、カマキリが数多くの子供を産むことから言われるようになったのでしょう。
ちなみにカマキリは、一度の産卵で、200〜300匹の卵を産み付けるそうです。
3. カマキリの鎌は困難を切り開く意味がある
一般的にカマキリには「強そう」とか「怖そう」というイメージがあります。
なぜ、このように思うでしょうか。
答えは明確です。
それはカマキリには鎌があるから。
あの大きくてギザギザがついている鎌は、振り下ろされたらとても痛そうで、非常に怖い凶器に見えます。
この鎌になっているカマキリの手が、カマキリが強いとか、怖いといった印象を作り上げているといえるでしょう。
このカマキリの鎌には言い伝えがあって、カマキリを見かけると、このカマキリの鎌が困難を切り開き、乗り越えられるように導いてくれると言われています。
確かにあの大きな鎌で振り下ろされたら、嫌な出来事もあっという間に解決してくれそうです。
ちなみに、この鎌で獲物を捕まえる速さは0. 05秒。
鎌で破壊する力は、人間が鎌を持っているとすれば3トン以上の力になると言われています。
とてつもない破壊力と速さです。
カマキリが捕食する生き物の中で上位にランクインするのも納得です。
4. 夢占いでは予測できないことが起きる暗示
夢占いとは、夢で見た状況を紐解き、現状や未来を占うというものです。
夢占いにおいては、カマキリとは予測できないことが起きる暗示を持っています。
カマキリが予測できない事態を表すとは、なかなか結び付きにくいですが、よく考えれば、カマキリは予測不可能な生き物だといえるかもしれません。
例えば、カマキリは獲物を捕食するときは、一般的に自分よりも小さな虫を狙います。
しかし、場合によっては自分よりも大きな生き物を襲うこともあるようです。
小鳥がカマキリに捕食されて食べられるという話もよく聞きます。
鳥が虫を食べるのが一般的な常識として成り立っていますが、カマキリにおいてはその常識を覆しているといえるでしょう。
また、小鳥だけではなく、カエルやコウモリまでも食べることがあるようです。
こうして考えると、カマキリは私達が思う以上に、とんでもない力をもった生き物なのかもしれません。
まさにこのカマキリの姿は、私達の予想を超える、想定外の姿だといえます。
5. 日本では「おがみ虫」として親しまれている
知っている人もいるかもしれませんが、日本ではカマキリのことを別名「おがみ虫」と読んでいる地域があります。
そして、日本の一部の地域だけにとどまらず、多くの地域でカマキリのことを「おがみ虫」と呼んでいるようです。
「おがみ虫」とは漢字でかけば「拝み虫」となります。
カマキリが鎌をかまえている様子が、まるで神様を拝んでいるようであることからこのような名前がついたと言われています。
そして、面白いのは海外においても同じような呼び方で呼ばれているということです。
海外では「prayingn mantis」(予言者)と呼ばれています。
このカマキリが拝んでいる様子とは、実際には、カマキリが虫を捕まえようと、捕獲姿勢に入っているときです。
鎌のついた前足を上げているときは、何らかの獲物をみつけ、捉えようとしているときとなります。
6. ギリシャでは「予言者」と言われている
カマキリはギリシャにおいて別名「予言者」と言われています。
なぜ、予言者といわれているのか。
これも日本の「おがみ虫」と同様、カマキリが今にも捕食しようとするかまえが、神様にお祈りを捧げている様子に見えるからだと言われています。
カマキリが前足をたたせ、じっと獲物を狙う姿が、修道士が心を込めて祈っている姿と重なって見えたのでしょう。
また、先程、ジンクスで紹介した「子供が家に迷った時に、カマキリが家の方角を指してくれる」というものもギリシャの言い伝えとなっています。
子供の家がどこなのかを予言してくれる生き物として、神格化されている様子が分かります。
カマキリはギリシャの人にとっては、非常に神秘的な生き物として捉えられていたことでしょう。
カマキリは拝む姿に見えるだけで、昔から多くの地域で神に仕える生き物と崇められているようです。
7. アフリカでは「偉大な魔法使い」と呼ばれている
アフリカでもカマキリは神格化されています。
別名「偉大な魔法使い」と呼ばれ、普通の生き物とは一線をかくした扱いを受けています。
しかも、アフリカの場合は、カマキリ自身を
神と崇めてきた歴史があります。
アフリカでは、日本やギリシャ以上に、カマキリを神秘的な生き物として捉えている様子が分かります。
アフリカにおいてカマキリを神と崇めたのは、アフリカの先住民カラハリ・ブッシュマンです。
カラハリ・ブッシュマンは、創造主カーングの姿をカマキリになぞらえ、具現化しています。
神の姿をカマキリの姿として表現するとは、カマキリを神と崇め、厚く信仰していた様子が伺えます。
8. カマキリに第六感はあるのか?
カマキリには産卵において、ある興味深い言い伝えが存在しています。
それは、カマキリはこれから降り積もる雪の量を把握し、卵が雪で埋まらないように、これから降り積もる雪の高さ以上の場所に卵を産み付けるというものです。
毎年、雪で悩まされる豪雪地帯では特にいわれている傾向があり、カマキリと積雪量との相関関係が非常に気になる言い伝えとなっています。
雪に悩む地域ではカマキリが低いところに産卵をしていると、今年は雪が少ないと喜び、高いところに産卵していると雪が多くて辛い年になると頭を抱えてしまう人もいます。
さて、実際にカマキリの産卵場所と積雪量には関係があるのでしょうか。
実はこのカマキリと積雪量の相関関係については、結論が分かっています。
結論を先にいうと、カマキリの産卵場所と積雪量には全く相関関係はないとのことです。
そのため、豪雪地帯に生息するカマキリが、低い場所に産卵すれば、確実にその卵は埋まるということ。
ただの人間の思い過ごしから生まれた言い伝えだったようです。
しかし、動物や昆虫には人間と違い、第六感があるため、予知能力があると言われています。
実際に地震が起きる前などは、動物や昆虫たちが群れをなして移動したという報告もあり、気になるところではあります。
9. カマキリは未知な生態
カマキリは種類に違いがあれど、世界中に存在している生き物です。
日本もカマキリの生息地であり、ハラビロカマキリやコカマキリなど多くの種類の鎌きりを目にすることができます。
さて、このどこにでもいるようなカマキリですが、実は種類や分布については分かっていないことがほとんどです。
これだけメジャーで、よく目にする生き物ではありますが、どの種類のカマキリがどの地域に分布しているだとか、日本にはどんな種類のカマキリが生息しているかなどは、いまだに謎に包まれています。
そのため、まだまだ発見されていない、名前なきカマキリに出会う可能性の高い生き物でもあります。
その気になれば、もしかしたら新種を発見するのも夢ではないかもしれません。
カマキリとは昔から神秘的な生き物として扱われていますが、実際にも謎に包まれている生態を持つとは、なかなか好奇心を掻き立てられる生き物でもあります。
10. おもしろい種類のカマキリ
カマキリというと、緑色をした大きな鎌をもつカマキリを想像してしまいますが、世の中には様々な外見をもつカマキリたちが存在しています。
いくつか紹介してみます。
10-1. ハナカマキリ
蘭の花に似ている孤高のカマキリといえば、ハナカマキリ。
その美しく艶やかな様子はカマキリ界切っての美人さんだといえるでしょう。
しかし、このハナカマキリ、美しい姿をしているのは雌だけで、雄は小さく、色も地味です。
一瞬、見ただけではカマキリとは分からず、単なる蘭の花だと勘違いしてしまうことでしょう。
10-2. トガリメニシキカマキリ
マレーシア、インドネシア、インドといった、暖かな気候の地域で見られるカマキリです。
翅の色に特徴があり、前の翅から順に、緑色、赤色、黒色となっています。
どの色も原色で目立ちそうです。
10-3. シタベニアヤメカマキリ
このカマキリは、まるで蝶を彷彿とさせるような美しい羽が特徴のカマキリです。
一見、緑色をした、よく見かけるカマキリなのですが、飛び跳ねるときに他のカマキリとは違い、美しい翅を持っていることに気づかされます。
その飛び跳ねる様子は、まるで蝶そのもの。
一瞬、カマキリを蝶だと勘違いしてしまったのではないかと思ってしまうほどです。
10-4. マオウカレハカマキリ
マオウカレハカマキリの「マオウ」とは「魔王」のことです。
魔王と呼ばれるのにふさわしい姿をしたカマキリです。
体の色が黒く、角のようなものが生えている様子は、まさに魔王そのものだといえるでしょう。
見るからに納得できる恐ろしい姿をしています。
しかし、鎌を広げると、ピンク色の可愛い模様がチラリとみえる意外な姿も持ち合わせています。
10-5. エンプーサ・ペンナータ
エンプーサ・ペンナータは見た目が最高にクール!こげ茶色で細く、鋭い顔が特徴です。
残念ながら、日本には生息していません。
ヨーロッパ南部に生息しているようです。
日本で見かけるカマキリよりも小さい体をしていますが、その容姿は非常にイケメンで多くの人を虜にしてしまいそうです。
まとめ
カマキリのジンクスや言い伝えを知って、カマキリ嫌いな人も少しは好きになったのではないでしょうか。
カマキリには、見つけた人に幸運をもたらすと言われている、非常にハッピーな生き物です。
ぜひ、カマキリを見かけたら、足をとめてみましょう。
5. 日本では「おがみ虫」として親しまれている
知っている人もいるかもしれませんが、日本ではカマキリのことを別名「おがみ虫」と読んでいる地域があります。
そして、日本の一部の地域だけにとどまらず、多くの地域でカマキリのことを「おがみ虫」と呼んでいるようです。
「おがみ虫」とは漢字でかけば「拝み虫」となります。
カマキリが鎌をかまえている様子が、まるで神様を拝んでいるようであることからこのような名前がついたと言われています。
そして、面白いのは海外においても同じような呼び方で呼ばれているということです。
海外では「prayingn mantis」(予言者)と呼ばれています。
このカマキリが拝んでいる様子とは、実際には、カマキリが虫を捕まえようと、捕獲姿勢に入っているときです。
鎌のついた前足を上げているときは、何らかの獲物をみつけ、捉えようとしているときとなります。
6. ギリシャでは「予言者」と言われている
カマキリはギリシャにおいて別名「予言者」と言われています。
なぜ、予言者といわれているのか。
これも日本の「おがみ虫」と同様、カマキリが今にも捕食しようとするかまえが、神様にお祈りを捧げている様子に見えるからだと言われています。
カマキリが前足をたたせ、じっと獲物を狙う姿が、修道士が心を込めて祈っている姿と重なって見えたのでしょう。
また、先程、ジンクスで紹介した「子供が家に迷った時に、カマキリが家の方角を指してくれる」というものもギリシャの言い伝えとなっています。
子供の家がどこなのかを予言してくれる生き物として、神格化されている様子が分かります。
カマキリはギリシャの人にとっては、非常に神秘的な生き物として捉えられていたことでしょう。
カマキリは拝む姿に見えるだけで、昔から多くの地域で神に仕える生き物と崇められているようです。
7. アフリカでは「偉大な魔法使い」と呼ばれている
アフリカでもカマキリは神格化されています。
別名「偉大な魔法使い」と呼ばれ、普通の生き物とは一線をかくした扱いを受けています。
しかも、アフリカの場合は、カマキリ自身を
神と崇めてきた歴史があります。
アフリカでは、日本やギリシャ以上に、カマキリを神秘的な生き物として捉えている様子が分かります。
アフリカにおいてカマキリを神と崇めたのは、アフリカの先住民カラハリ・ブッシュマンです。
カラハリ・ブッシュマンは、創造主カーングの姿をカマキリになぞらえ、具現化しています。
神の姿をカマキリの姿として表現するとは、カマキリを神と崇め、厚く信仰していた様子が伺えます。
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