最近、体が重たい、いいことがないといった状態の時、思い当たることがない場合は呪い、呪詛をかけられている可能性があります。
人の念というのは恐ろしいものです。
もしかして呪われていると心配ならば呪い返しをするようにしましょう。
ここでは呪い返しとは何か、また呪い返しの方法について説明していきます。
- 呪い返しとは
- 呪い返しの実話
- 呪い返しを防ぐ方法とは
- 呪い返しの呪文、護符とは
- 呪い返しができる神社、寺、パワースポットとは
- 呪い返しに効果的な画像とは
- 呪い返しに効果的な待ち受けとは
- まとめ
1. 呪い返しとは
呪い返しとは何かと言えば、自分のことを呪った相手に呪いを返すことを言います。
悪いことが立て続けに起こる、自分の調子がいまいち出ないといった時は、誰かが呪いをかけていて、その結果として不幸が訪れている場合があるのです。
自分は人に恨まれるようなことはしていないという人も、知らないうちに恨みを買っていたり、逆恨みされていたりする場合もありますし、実際呪いというのは理不尽なものであることが多いものです。
そのような時はそのまま呪われていることはありません。
しっかり呪い返しで相手に邪悪な念を返すのです。
呪い返しの正しい方法を覚えておけば、知らない相手にかけられた呪詛も跳ね返すことができるとされています。
自分の身を守るのは自分自身だと強い気持ちを持つようにしましょう。
2. 呪い返しの実話
実際に呪い返しをした人はどういった状態だったのでしょうか。
いくつか例を見てみましょう。
2-1. 生霊を飛ばされていた
一番、怖くまた多いのは「生霊」と飛ばしてくることでしょう。
これは相手に対する妬み、憎しみが呪いとなることで生まれるものです。
生霊の呪いの力は大きなものです。
しかし生霊を飛ばしている方もかなり消耗が激しいとされていますので、生霊返し、呪い返しをする際に相手の特定をするのは比較的容易かと思います。
自分自身も呪われてぐったり疲弊していますが、生霊を飛ばしている方も同じく、もしくはそれ以上に疲弊しているのです。
2-2. 言われもない誹謗中傷が繰り返されている時
身に覚えのない誹謗中傷、噂といったものは誰が言い出したのか特定することが困難かつ、拡散するスピードは速く範囲も広いということで悪質なものです。
誹謗中傷自体が呪いの一つとも言えるのです。
その理由が相手を特定した時には誹謗中傷が広がり、ダメージが大きいからなのです。
しかし、呪い返しをしっかり行えば呪いは3倍となり相手に返ると言われています。
よく、人をいじめたり、陥れた人がその後で困ったことになって「因果応報」「自業自得」などと言われたりしますが、そういったことは偶然ではなく呪い返しできっちりとお返しをされたからかもしれません。
3. 呪い返しを防ぐ方法とは
さて、自分に誰かが呪いをかけたなら、呪い返しをすればいいということになります。
しかし呪い返しをされた相手が再び返してくる恐れもあります。
つまり「呪い返しの呪い返し」です。
このようなことをされればいつまでも粘着されて呪われ続けることになりますし、防がなければならないことです。
では呪い返しを防ぐ方法とはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
3-1. 呪い返しを受けない為に塩で清める
塩には清める効果があります。
呪い返しを受けないことは不可能、どのような呪いにも「返し」はあるとされていますが、自分の部屋を綺麗に掃除して盛り塩などを置くことは精神的に落ち着く効果はあるのです。
そもそも、呪いや生霊といったものを跳ね返すパワーが自分自身に備わっていればいくら呪われてもダメージは受けなくて済むのです。
自分がいる場所に邪悪なものを入り込ませないという強い気持ちを保つ為にも塩のパワーを借りるようにしましょう。
実際に魔除けとして塩を包んで持ち歩く人もいます。
3-2. 呪い返し対策としてパワーストーンを身に着ける
呪いの力が大きく、強くなれば生霊となるのです。
そのような邪悪な存在を寄せつけず、自分の身を守る為にとパワーストーンの力を取り入れることもあります。
石との相性、自分が好きな石、占い師さんに見立ててもらうなど選び方は人それぞれですが、気に入ったパワーストーンを身に着けることで呪いを跳ね返す、また呪い返しをされた場合にもダメージを受けないようにするのです。
ブレスレット、ペンダントなどでもいいですし、小さな小袋に入れて常に携帯するのもいいでしょう。
自分に合った形でパワーストーンを持つようにしましょう。
3-3. 必要以上に呪いの念を持たない
人を呪わば穴二つということわざもありますように、呪いと呪い返しはセットです。
つまり誰かを呪えば、相手がそれに気がつけば呪いを返してくることから呪い返されることも覚悟をしなければならないのです。
自分が呪われていると気がつけば、相手に跳ね返そうとするのも当然のことでしょう。
しかしそれで終わりにすることが大事です。
「自分を呪うなんて許せない、もっと強力な呪いをかけてやる」と仕返しを考えないことです。
そのような邪悪な考えに憑りつかれますと、消耗してしまいますし、自分の波動も下がります。
波動が下がり、悪いものをまとっていれば運気も落ちて不幸な体質となってしまうので、自分が幸せになりたいと思うならば呪いの念は持たないことです。
呪い返しをした後は相手の存在は忘れて前向きに生活するようにしましょう。
3-4. 鏡を持ち歩く
小さな手鏡ぐらいの大きさのものを見につけておくようにしましょう。
風水などでも、外から悪いものが入ってこないようにと鏡を飾ったりもします。
呪い返しの場合も、同じく邪悪な念を飛ばされていますので鏡で跳ね返すようにしましょう。
鞄やポケットなどに鏡を忍ばせておくと安心です。
4. 呪い返しの呪文、護符とは
呪い返しの具体的な方法とはどういったものなのでしょうか。
それでは見ていきましょう。
4-1. 呪い返しの呪文
呪い返しには真言、呪文、経文などを唱えるといったことが効果があるとされています。
以下のような呪文が呪い返しとして有名です。
摩利支天(まりしてん)
摩利支天とは、護身と蓄財の神様として崇められる神様です。
帝釈天が阿修羅と戦った時に、太陽と月の光を守った神様で、災難を防ぎ、利益を与えると言われています。
陽炎(かげろう)を神格化したものですから実態はありません。
それ故に捕えられることも傷つけられることもない存在なのです。
「おん、まりしえい、そわか」という真言を繰り返し唱えることにより、敵の呪いから逃れるとされています。
観音経の一節
観音様と呼ばれる「観音菩薩」とは、般若心経に登場する菩薩であり、知恵の象徴と言われています。
観音菩薩は慈悲心に富み、どんな悪人でも救済するとされているのです。
もしも、呪いや毒薬のために害が及びそうになっても、観世音菩薩の力を念じれば、その呪いや毒薬を使った本人が害を受けることになるという意味の以下の一節を唱えるようにしましょう。
「呪詛諸毒薬(じゅうそしょどくやく)所欲害身者(しょよくがいしんじゃ)念彼観音力(ねんぴかんのんりき)還著於本人(げんじゃくおほんにん)」
不動明王の生き霊返しの呪文
不動明王の、憤怒の表情を浮かべるその姿は恐ろしげですが、あらゆる魔や悪を縛り上げて退散させ、煩悩から人々を救うとされているのです。
とても長くなるのですが、以下の呪文は生霊を返すとされています。
「もえん不動明王、火炎不動王、波切り不動王、大山不動王、吟伽羅不動王、吉祥妙不動王、天竺不動王、天竺山坂不動王、逆しに行ふぞ、逆しに行ひ下せば、向かふわ、血花に咲かすぞ、味塵と、破れや、妙婆訶、もえ行け、絶え行け、枯れ行け、生霊、狗神、猿神、水官、長縄、飛火、変火、其の身の胸元、四方さんざら、味塵と乱れや、妙婆訶、向かふわ知るまいこちらわ、知り取る、向かふわ、青血、黒血、赤血、真血を吐け、血を吐け、泡を吐け、息座味塵に、まらべや、天竺、七段国へ行なへば、七つの石を集めて、七つの墓を付き、七つの石の外羽を建て、七つの石の、錠鍵下して、味塵、すいぞん、阿毘羅吽、妙婆詞と行ふ、打ち式、返し式、まかだんごく、計反国と、七つの、地獄へ、打ち落す、おん、あびら、うん、けん、そわか」ちなみに読み方はこのようになります。
「もえんふどうみょうおう、かえんふどうおう、なみきりふどうおう、おおやまふどうおう、こんがらふどうおう、きちじょうみょうふどうおう、てんじくふどうおう、てんじくさかやまふどうおう。
かやしにおこなうぞ。
かやしにおこないおろせば、むこうはちばなにさかすぞ。
みじんとやぶれや、そわか。
もえゆけ、たえゆけ、かれゆけ。
いきりょう、いぬがみ、さるがみ、すいかん、ながなわ、とぶひ、へんび。
そのみのむなもと、しほうさんざら、みじんとみだれや、そわか。
むこうはしるまい。
こちらはしりとる。
むこうはあおち、くろち、あかち、しんちをはけ。
あわをはけ。
そくざみじんに、まらべや。
てんじくななだんこくへおこなえば、ななつのいしをあつめて、ななつのはかをつき、ななつのいしのそとばをたて、ななつのいしのじょうかぎおろして、みじん、すいぞん、おん、あびら、うん、けん、そわかとおこなう。
うちしき、かやししき、まかだんごく、けいたんこくと、ななつのじごくへうちおとす。
おん、あびら、うん、けん、そわか」
長く難しいですので、最初はひらがなで読む感じで少しずつ覚えるといいでしょう。
4-2. 呪い返しの護符
呪い返しの護符を作り、普段より持ち歩くことで呪いに打ち勝つとされています。
また呪い返しのことだけを考えて作ること、作っている姿は人には見られないように気をつけるといった注意点があります。
お守り袋に入れておくのが良さそうです。
検索しますと、いくつか護符が出てきますので、ゆっくり丁寧に書き写すといいでしょう。
心を込めることが大事です。
5. 呪い返しができる神社、寺、パワースポットとは
自分の意思、パワーだけで相手の呪いを跳ね返せないという時は呪い返しできる神社、パワースポット、霊能者に力を借りるという方法があります。
それではいくつかの神社、パワースポットを紹介しましょう。
5-1. 八坂神社(京都府京都市東山区祇園町北側625)
八坂神社は、牛頭天王(ごずてんのう)を祀っているお寺だったのですが、明治以降、神社と寺をはっきり区別させる神仏分離令により神社となったという歴史があります。
牛頭天王は病を追い払う力があるとされています。
牛頭天王の御霊の力を持って、病魔を払い、病による呪いを説くと言われていました。
5-2. 貴船神社(京都府京都市左京区鞍馬貴船町180)
丑の刻参りで有名な神社です。
呪いをかけられた時、その相手と絶縁したいと願ったり、かけてきた呪いを跳ね返したい時に呪い返しをすることができると言われています。
5-3. 一条戻橋(京都府京都市上京区堀川下之町堀川)
安倍晴明が十二神将を隠したとされる「一条戻橋」は、794年に架けられました。
(現在の橋は1995年に架け直されたものです)晴明神社の南側にあるのですが、安倍晴明の妻が式神を怖がったので、この橋の下に置き必要な時に召喚していたとのことです。
そこから一条戻橋は、呪いを返したいと人にとってパワースポットと言われるようになったのです。
式神の力を借りたいということでしょうか。
6. 呪い返しに効果的な画像とは
呪いとは要するに人の念から起こるものですから、呪った相手にその念を跳ね返せばいいとされています。
方法としては、呪文、護符、パワーストーン、塩、鏡といった方法があります。
自分で護符を書く人もいますし、霊能者に作成してもらう人もいることでしょう。
または神社などでお守りを買ってくるという方法もあります。
人によってはタロット、五芒星といったものを用いて呪い返しをすることもあります。
自分が一番信頼できるものを使うことが望ましいでしょう。
特にこれでないと駄目ということもないのです。
あくまでも邪悪な念に打ち勝つ為の道具であり、大事なことは自分の心の強さ、エネルギーを高めておくことなのです。
7. 呪い返しに効果的な待ち受けとは
呪い返しの為にお守りや道具、護符を持ち歩くことは効果的です。
私たち現代人が常に持ち歩く必需品と言えば、携帯電話、スマートフォンではないでしょうか。
このスマホの待ち受け画面に呪い返しに効くとされる画像を使うという方法が浸透してきているのです。
それでは呪い返しに良いとされる待ち受けを紹介しましょう。
7-1. 神の画像
信仰している宗教の神でもいいですし、自分の心にくる神にすがるのもいいでしょう。
それではいくつか紹介しましょう。
毘沙門天
毘沙門天は仏教の四天王の一人で、右手に矛、左手に宝塔、甲冑で身を固めるなど勇ましいその容姿が頼もしいと感じさせます。
開運厄除と無病厄災の力があると言われています。
鍾馗(しょうき)
鍾馗とは道教の神であり、魔除けの力があります。
律儀で誠実な性格を持つとされていますので、待ち受け画面にしていつもお礼を言うようにするといいでしょう。
ヴィシュヌ
破壊神として有名なシヴァ神、彼を生み出した創造神ブラフマーを生み出した神と言われています。
強力なパワーを持つインドの神様として有名です。
7-2. 植物
植物は魔除けとして愛されているものもあります。
それでは待ち受け画面にしておくと良いとされるものをいくつか見ていきましょう。
あじさい
あじさいは見た目が愛らしいだけでなく、病気回復、金運上昇、魔除けといった意味合いも持っているとされます。
待ち受け画面に綺麗なあじさいを設定しておくのは見た目的にもおすすめです。
柊
鬼は尖ったものが嫌いとされています。
その為節分の日にいわしの頭と柊を飾る習慣もあります。
ゼラニウム
ヨーロッパではゼラニウムは魔除けとされています。
実際に殺菌作用、駆虫作用がある植物でもあります。
7-3. 記号
古くから、魔除けとして使われている記号を紹介しましょう。
五芒星
あまりにも有名な記号、おまじないでもよく使われる五芒星ですが、これは厄除けの意味があります。
安倍晴明でもおなじみの記号で古くから使われています。
六芒星
五芒星と同じく大きな厄除け効果があるとされています。
六芒星を身につけておくと運気が循環し始めるとされていますので、不運が続くと感じる人は、六芒星を待ち受け画面にするといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
呪い返しとは何か、方法やおすすめのパワースポットなども併せて紹介しました。
人の思いというのはいい方向にも悪い方向にもはたらくものです。
呪いという念が強ければ強いほど早めに気がつき、相手に呪い返しを行うようにしましょう。
ただし、返すだけで、それ以上相手が傷つくことを願うのは止めましょう。
人を呪えば自分だって呪われる、このことをよく覚えておきましょう。
また、日頃から呪われないように、自分の身を守る為、スマホの待ち受けなどは呪い返しに効果的なものを選ぶといいでしょう。
3. 呪い返しを防ぐ方法とは
さて、自分に誰かが呪いをかけたなら、呪い返しをすればいいということになります。
しかし呪い返しをされた相手が再び返してくる恐れもあります。
つまり「呪い返しの呪い返し」です。
このようなことをされればいつまでも粘着されて呪われ続けることになりますし、防がなければならないことです。
では呪い返しを防ぐ方法とはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
3-1. 呪い返しを受けない為に塩で清める
塩には清める効果があります。
呪い返しを受けないことは不可能、どのような呪いにも「返し」はあるとされていますが、自分の部屋を綺麗に掃除して盛り塩などを置くことは精神的に落ち着く効果はあるのです。
そもそも、呪いや生霊といったものを跳ね返すパワーが自分自身に備わっていればいくら呪われてもダメージは受けなくて済むのです。
自分がいる場所に邪悪なものを入り込ませないという強い気持ちを保つ為にも塩のパワーを借りるようにしましょう。
実際に魔除けとして塩を包んで持ち歩く人もいます。
3-2. 呪い返し対策としてパワーストーンを身に着ける
呪いの力が大きく、強くなれば生霊となるのです。
そのような邪悪な存在を寄せつけず、自分の身を守る為にとパワーストーンの力を取り入れることもあります。
石との相性、自分が好きな石、占い師さんに見立ててもらうなど選び方は人それぞれですが、気に入ったパワーストーンを身に着けることで呪いを跳ね返す、また呪い返しをされた場合にもダメージを受けないようにするのです。
ブレスレット、ペンダントなどでもいいですし、小さな小袋に入れて常に携帯するのもいいでしょう。
自分に合った形でパワーストーンを持つようにしましょう。
3-3. 必要以上に呪いの念を持たない
人を呪わば穴二つということわざもありますように、呪いと呪い返しはセットです。
つまり誰かを呪えば、相手がそれに気がつけば呪いを返してくることから呪い返されることも覚悟をしなければならないのです。
自分が呪われていると気がつけば、相手に跳ね返そうとするのも当然のことでしょう。
しかしそれで終わりにすることが大事です。
「自分を呪うなんて許せない、もっと強力な呪いをかけてやる」と仕返しを考えないことです。
そのような邪悪な考えに憑りつかれますと、消耗してしまいますし、自分の波動も下がります。
波動が下がり、悪いものをまとっていれば運気も落ちて不幸な体質となってしまうので、自分が幸せになりたいと思うならば呪いの念は持たないことです。
呪い返しをした後は相手の存在は忘れて前向きに生活するようにしましょう。
3-4. 鏡を持ち歩く
小さな手鏡ぐらいの大きさのものを見につけておくようにしましょう。
風水などでも、外から悪いものが入ってこないようにと鏡を飾ったりもします。
呪い返しの場合も、同じく邪悪な念を飛ばされていますので鏡で跳ね返すようにしましょう。
鞄やポケットなどに鏡を忍ばせておくと安心です。
4. 呪い返しの呪文、護符とは
呪い返しの具体的な方法とはどういったものなのでしょうか。
それでは見ていきましょう。
4-1. 呪い返しの呪文
呪い返しには真言、呪文、経文などを唱えるといったことが効果があるとされています。
以下のような呪文が呪い返しとして有名です。
摩利支天(まりしてん)
摩利支天とは、護身と蓄財の神様として崇められる神様です。
帝釈天が阿修羅と戦った時に、太陽と月の光を守った神様で、災難を防ぎ、利益を与えると言われています。
陽炎(かげろう)を神格化したものですから実態はありません。
それ故に捕えられることも傷つけられることもない存在なのです。
「おん、まりしえい、そわか」という真言を繰り返し唱えることにより、敵の呪いから逃れるとされています。
観音経の一節
観音様と呼ばれる「観音菩薩」とは、般若心経に登場する菩薩であり、知恵の象徴と言われています。
観音菩薩は慈悲心に富み、どんな悪人でも救済するとされているのです。
もしも、呪いや毒薬のために害が及びそうになっても、観世音菩薩の力を念じれば、その呪いや毒薬を使った本人が害を受けることになるという意味の以下の一節を唱えるようにしましょう。
「呪詛諸毒薬(じゅうそしょどくやく)所欲害身者(しょよくがいしんじゃ)念彼観音力(ねんぴかんのんりき)還著於本人(げんじゃくおほんにん)」
不動明王の生き霊返しの呪文
不動明王の、憤怒の表情を浮かべるその姿は恐ろしげですが、あらゆる魔や悪を縛り上げて退散させ、煩悩から人々を救うとされているのです。
とても長くなるのですが、以下の呪文は生霊を返すとされています。
「もえん不動明王、火炎不動王、波切り不動王、大山不動王、吟伽羅不動王、吉祥妙不動王、天竺不動王、天竺山坂不動王、逆しに行ふぞ、逆しに行ひ下せば、向かふわ、血花に咲かすぞ、味塵と、破れや、妙婆訶、もえ行け、絶え行け、枯れ行け、生霊、狗神、猿神、水官、長縄、飛火、変火、其の身の胸元、四方さんざら、味塵と乱れや、妙婆訶、向かふわ知るまいこちらわ、知り取る、向かふわ、青血、黒血、赤血、真血を吐け、血を吐け、泡を吐け、息座味塵に、まらべや、天竺、七段国へ行なへば、七つの石を集めて、七つの墓を付き、七つの石の外羽を建て、七つの石の、錠鍵下して、味塵、すいぞん、阿毘羅吽、妙婆詞と行ふ、打ち式、返し式、まかだんごく、計反国と、七つの、地獄へ、打ち落す、おん、あびら、うん、けん、そわか」ちなみに読み方はこのようになります。
「もえんふどうみょうおう、かえんふどうおう、なみきりふどうおう、おおやまふどうおう、こんがらふどうおう、きちじょうみょうふどうおう、てんじくふどうおう、てんじくさかやまふどうおう。
かやしにおこなうぞ。
かやしにおこないおろせば、むこうはちばなにさかすぞ。
みじんとやぶれや、そわか。
もえゆけ、たえゆけ、かれゆけ。
いきりょう、いぬがみ、さるがみ、すいかん、ながなわ、とぶひ、へんび。
そのみのむなもと、しほうさんざら、みじんとみだれや、そわか。
むこうはしるまい。
こちらはしりとる。
むこうはあおち、くろち、あかち、しんちをはけ。
あわをはけ。
そくざみじんに、まらべや。
てんじくななだんこくへおこなえば、ななつのいしをあつめて、ななつのはかをつき、ななつのいしのそとばをたて、ななつのいしのじょうかぎおろして、みじん、すいぞん、おん、あびら、うん、けん、そわかとおこなう。
うちしき、かやししき、まかだんごく、けいたんこくと、ななつのじごくへうちおとす。
おん、あびら、うん、けん、そわか」
長く難しいですので、最初はひらがなで読む感じで少しずつ覚えるといいでしょう。
4-2. 呪い返しの護符
呪い返しの護符を作り、普段より持ち歩くことで呪いに打ち勝つとされています。
また呪い返しのことだけを考えて作ること、作っている姿は人には見られないように気をつけるといった注意点があります。
お守り袋に入れておくのが良さそうです。
検索しますと、いくつか護符が出てきますので、ゆっくり丁寧に書き写すといいでしょう。
心を込めることが大事です。
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