ヤントラとはマントラの神聖な図形のことを言います。
ここではヤントラについて詳しく説明していきます。
ヤントラに関係があるということで、マントラ、チャクラといった言葉も出てきます。
併せてわかりやすく説明しますので安心してください。
それでは一緒に見ていきましょう。
- ヤントラとは何?
- ヤントラとマントラの違い
- ヤントラの使用されている場所や意味
- チャクラとは
- 7つのチャクラとヤントラについて
- ヤントラの活用、効果の高め方の紹介
- まとめ
1. ヤントラとは何?
ヤントラはマントラの神聖な図形のことを言います。
ヤントラを自分の身の回りに置くことで、マントラのエネルギーが呼び覚まされます。
エネルギーは環境を浄化し、ポジティブな活力が得られると信じられているのです。
またヤントラは祈りを強めてくれますし、思考を集中させ強力なものとする手助けともなるのです。
ヤントラを使うことにより祈りは神々により早く届くと言われています。
またマントラの発音が上手くできない時はヤントラを使うという方法もあります。
2. ヤントラとマントラの違い
ヤントラと似た言葉にマントラがあります。
同じような意味に感じられるかもしれませんが、ヤントラとマントラは違いがあります。
マントラというのはサンスクリット語で本来は文字、言葉を意味する言葉です。
呪文、祈りの言葉と解釈すると理解しやすいのではないでしょうか。
つまり「お経」もマントラですし、キリスト教で言う「アーメン」という言葉もマントラとなります。
マントラは言葉、音です。
一方でヤントラは図形でありカード、絵といったように祈りに使う際の「道具」としてとらえるとわかりやすいのではないでしょうか。
ヤントラは描かれた線や形のそれぞれが、神秘パワーのシンボルとなるのです。
3. ヤントラの使用されている場所や意味
ヤントラには神々が宿ると言われています。
ヤントラに祈ることで、望みの結果を手に入れることができると信じられているのです。
ヒンドゥー教徒の人たちは、家や職場などにヤントラを飾るということを一般的に行なっています。
寺院、礼拝所といった宗教に関係する場所においても、ヤントラをよく目にすることでしょう。
ヤントラに祈ることは、物質的な豊かさが与えられるからという理由だけではありません。
自信、勇気、愛など自分の心に大きく良い影響を与えるとされています。
ヤントラは良いことを実行すれば、良い結果を受け取ることになります。
祈るのはもちろんですが、良いことのみを実行し、悪い行為をしないようにしましょう。
祈りと行動が伴うことで最高の結果を手にすることができると言われているのです。
ヤントラは、瞑想の道具、お札、お守り、寺院の装飾、建築物など、平面だけでなく立体のデザインとしても使用されています。
4. チャクラとは
ヤントラとマントラの説明の次に、知っておきたい言葉はチャクラです。
「ヤントラとマントラでチャクラを開く」などと聞くかもしれません。
まずはチャクラの意味を知っておかねば、意味がわからないことでしょう。
ヨガを行っている人は知っていることだと思いますが、チャクラとは、サンスクリット語で、円盤、車輪、轆轤(ろくろ)といった意味を持ちます。
生命や肉体、精神の働きをコントロールし、重要なエネルギー(気とも言います)の出入り口として、体内と外界のエネルギー交換を行い気の流れを作ります。
ヤントラには様々な種類があります。
神々を現すヤントラ、占星術のヤントラ、建築のヤントラ、願いをかなえるヤントラなどです。
チャクラを表すヤントラもそれぞれありますので、ヤントラを活用することによって7つのチャクラを開いたり、より強めることができるのです。
それはどういうことかと言えば、望むことを引き寄せる=自分の人生をより良くするということになるのです。
5. 7つのチャクラとヤントラについて
瞑想をする時にヤントラを活用することで、それぞれのチャクラを強くすることができます。
ここでは7つのチャクラとそれぞれのヤントラについて説明していくことにしましょう。
5-1. 第1チャクラ レッド
- 地に足をつけて、今を生きる
- 生命力と粘り強さ
第1チャクラのヤントラは、赤い4つの花びらの図柄です。
思考することの喜び、自然な喜び、感情をコントロールする喜び、集中することで得られる喜びの、「4つの喜び」を表しているとされていて、生きることの喜びでもあります。
第1チャクラを開いて強めることで得られることは、カリスマ性、存在感が増すこと、ポジティブな行動、自分自身の自信の強化、強いグラウンディングといったようなことになります。
現実の世界において、たくましく生きる力を身につかせ、自分がこれまでよりも「強くなった」と実感できることでしょう。
第1チャクラは、背骨の下端にあると覚えておきましょう。
瞑想をする時にはヤントラが水平に見えるように、また自分が心地よく集中できる位置にヤントラを置くようにしましょう。
5-2. 第2チャクラ オレンジ
- 自分自身で人生を創造
- 自立心
第2チャクラのヤントラは、オレンジ色の6つの花びらの図柄となります。
愛情、無慈悲、怒り、妄想、侮辱、疑念の6つを表しています。
この6つのことを自分なりにコントロールすることは大事なことです。
怒り、妄想といったことにとらわれていれば、日々の生活は落ち着きがないものとなりますし、人間関係も悪化することでしょう。
コントロールできていれば、心穏やかに生活できますし、自分の人生を楽しむことができる、という事が表現されているのです。
第2チャクラを開いて、活性化し強めることで得られることは、創造性が増すことです。
欲望、喜びを感じることが強まりますし情報を吸収する能力もこれまで以上に増します。
体液のバランスが整うこと、深いオーガズムを得られることなど、自分の人生をより楽しむ為の能力が高まるとされています。
5-3. 第3チャクラ イエロー
- 自分らしさの確立
- 自信を高める
- 自分を信じること
第3チャクラのヤントラは、黄色の10枚の花びらの図柄となります。
- 無知である
- 強欲である
- 嫉妬する
- 配信
- 恥
- 不名誉なこと
- 恐怖
- 嫌悪
- 愚かなこと
- 悲しみ
といった、10のことを表しているとされています。
これら10のことはのこと自分の人生の妨げとなるものですし、心の中から排除したいことではないでしょうか。
自分の中から取り除いていくことができれば、自分が望む人生を創造する力を得ることができるということを表しているのです。
また、ヤントラを見ることで自分を戒めるという効果もあることでしょう。
瞑想をする前にしっかりと見つめるというのもおすすめの方法です。
第3チャクラを開き、強化することで仕事をしっかりこなす、自身や状況に変化を起こしてなりたい自分になる、夢を実現して、幸福になるといったことが得られるとされています。
また併せて自分の中にあるストレスを解消することも考えていくようにしましょう。
5-4. 第4チャクラ グリーン
- 愛
- 自分や周りに対する愛情
第4チャクラのヤントラは、緑色の12枚の花びらの図柄となっています。
この12枚の花びらは以下のことを表しています。
- 好色さ
- 不正
- 優柔不断
- 後悔
- 不安
- 渇望
- 傲慢さ
- 無力
- 差別
- 反発心
- 希望
- 公平さ
です。
少し多いですが覚えることは大事です。
第4チャクラはハートチャクラとも呼ばれていて、真実の愛と繋がっているのです。
不安な気持ちであったり、傲慢な思い、行動、差別や後悔などを自分の心からなくすことです。
自信が持てるようになり公正さ、希望で内面を満たすことで、真実の愛を知るようになりますし、周りの人にも優しさを持って接することができるようになると表しているのです。
例えば恋愛や人間関係で人に依存してしまう、何か思い通りにならないと腹を立てたり、人のせいにしてしまうという人は第4チャクラを開き、強化することを意識した方がいいでしょう。
他者に対する依存やコントロールしようとする状況から抜け出して、本当の愛というヒーリングエネルギーを自分自身の為だけでなく、他者や世界に対して使うことができるようになるのです。
人はどこかで相手に対して「こうしてくれるはず」と期待を持ちやすいものです。
そのようなことがエスカレートすれば自分にとっても他者にとってもいいことはないでしょう。
自分に注意を促す点においてもヤントラを目のつく場所に置くことをおすすめします。
5-5. 第5チャクラ ブルー
- コミュニケーション能力
- 自分を自由に表現する
第5チャクラのヤントラは、水色の16枚の花びらの図柄となっています。
これは蓮の花の形を表していますが、魂を表現しているのです。
人と人の、心を開いたコミュニケーションはうわべだけのつき合いとは違います。
時間をかけていつしかお互いの魂同士を結び、強くて深い信頼関係を築くことができます。
「運命の人」「何があっても離れられない人」「なぜだかわからないけれど相性が合う」「お互いの気持ちが言葉がなくてもわかる」といったような関係性は、高次の存在でも同じであることを意味しています。
心で通じ合うことができれば、うわべだけの言葉や態度に騙されることはなくなるでしょう。
また「あなたの為」「好き」という言葉や態度でも、実は相手への愛情ではない場合もあります。
自分の思い通りになる相手を側に置いておきたいだけという気持ちを「愛」だと勘違いしてしまうことで、すれ違いや悲劇は起こります。
第5チャクラを強化することで、真実を見抜き、コミュニケーション能力が上がることが実感できるようになるでしょう。
5-6. 第6チャクラ ロイヤルブルー
- 人生を賢く生きる
- 理解、直感
第6チャクラのヤントラは、藍色の2枚の花びらの図柄となっています。
この図柄においては二つの意味があるのです。
まず一つめは、第6チャクラの別名にもなっている「第三の目」を表しています。
もう一つの意味は右脳と左脳を表しています。
右脳と左脳がバランスよく働いていることを表していて、物質世界と精神世界の調和の表現でもあるのです。
第6チャクラを開き、強化することでインスピレーションが強まり、洞察力、理解力の力が高まります。
それに伴って、思考の現実化の能力も強化されるようになるのです。
今まで難しいと思って躊躇していたことに対しても「やってみようかな」と前向きな気持ちがどんどん湧いてきますし、行動すれば案外簡単だったという感じで、突然あらゆることがスムーズにいくようになります。
いい流れに乗ったと感じるようになるでしょう。
これまで人生が停滞していた、何から始めればいいのかわからないという人は、本来能力があっても、適切な活かし方がわからなかっただけなのかもしれません。
それは知識や知恵が不足していたということでもあります。
第6チャクラを開い強化することによって叡智を得られることでしょう。
5-7. 第7チャクラ バイオレット
・ハイヤーセルフとの繋がり
・人生の目的
第7チャクラのヤントラは、虹色の千枚の花びらが20の層に重なっている図柄でとても美しいと感じる絵柄でもあります。
ヤントラの意味がわからずとも「一つの絵」として飾っておきたいと感じさせられます。
このヤントラの一枚一枚の花びらは、それぞれのチャクラを表現しています。
すべてのチャクラのバランスがとれて、お互いに共鳴し合い、最高の状態になることで、神秘的なことを感じることができるということを表しているのです。
第7チャクラを開き、強めることで、あらゆることに対する理解、いつまでも変わらない真実と叡智を手に入れることができるとされています。
自分が作っていた制限から解放されると共に、全てのことは一つというワンネスの体験や高次元存在(ハイヤーセルフとも言います)とのコミュニケーションなどを得ることが可能となるでしょう。
物質的なことではない、神秘的なことを感じる能力の開花となります。
6. ヤントラの活用、効果の高め方の紹介
ヤントラ、マントラの違い、またチャクラについて大体のことが理解できたのではないでしょうか。
より効果を高める為の方法などを紹介しましょう。
6-1. マントラとヤントラを合わせる
マントラとは「音」です。
呪文、お経といったものを言いますが、チャクラを開く時は、マントラとヤントラを組み合わせることをおすすめします。
しっかり休んでいるつもりなのに疲れが抜けないということはないでしょうか。
このような状態の時はチャクラが弱っている可能性があります。
チャクラが弱りますと心身の不調を感じるだけでなく、良くないと感じることが起こったりもしますのでエネルギーを高めておくことは非常に大事なことです。
チャクラを開き、気の流れを良くする時に、ヤントラを活用することが効果的です。
そしてさらに神聖な音であるマントラを合わせることでパワーを高めることができるのです。
神聖な音「マントラ」と図形「ヤントラ」を合わせることで相乗効果が得られるのです。
6-2. 瞑想時にヤントラを側に置く
瞑想をする時にヤントラを使う方法です。
チャクラを開きたい時にヤントラを一緒に置いて活用することでさらに効果を高めることができるのです。
ヤントラは水平な場所に置くようにします。
また瞑想に入る前は入浴して清潔にしておきましょう。
リビングなど常に目に入る場所に置いておくことで見守ってもらっていると感じる人もいます。
順番としてはヤントラを見て、それから瞑想に入るようにします。
6-3. 部屋や仕事場所にヤントラを飾る
ヤントラは様々な種類のものがあります。
ここでは主にチャクラに関係するヤントラのことを紹介してきましたが、富と繁栄を意味するヤントラもあります。
有名なのはシュリヤントラでしょうか。
シュリヤントラとは、女神ラクシュミーのヤントラで、ご利益は、富・繁栄・美・快適な暮らしとされています。
「美」ということもあり、女性におすすめなヤントラとも言えるかもしれません。
祈りの対象としてだけではなく、お寺、家庭、職場といった場所に飾ってみてはいかがでしょうか。
インドでは飾ったり、アクセサリーとして携帯したりしています。
6-4. お守りとして身に着ける
ヤントラは神聖なる宇宙の姿を図形にして表したものです。
瞑想する時の助けとして使うことはもちろんのこと、ヤントラは護符としても優れた力を持つとされます。
日頃から身に着けている人も多く、ヤントラのネックレスなども販売されています。
自分の心を落ち着かせる為、心がけを忘れない為といった意味でもお守りとして普段から身に着けておくこともいい方法と言えるでしょう。
安価なものもありますので、自分の直感で気に入るものを手にしてはどうでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ヤントラについて詳しく解説をしました。
ヤントラに関連する言葉、マントラ、チャクラの意味も併せて説明しました。
単純にお守りや飾りとしてヤントラを飾る人もいるかと思います。
インドでは家庭、お寺、職場といった場所に飾られていると言います。
またアクセサリーとして携帯している人もいます。
それとは別にチャクラを開く時にヤントラを活用する方法もあります。
チャクラとはわかりやすく言えば「気の流れ」ですが、それを整えることは大事です。
上手く整うようにヤントラを見てから瞑想に入るという活用方法を試してみてください。
また美しい図柄ですので普段から飾っておくこともおすすめです。
3. ヤントラの使用されている場所や意味
ヤントラには神々が宿ると言われています。
ヤントラに祈ることで、望みの結果を手に入れることができると信じられているのです。
ヒンドゥー教徒の人たちは、家や職場などにヤントラを飾るということを一般的に行なっています。
寺院、礼拝所といった宗教に関係する場所においても、ヤントラをよく目にすることでしょう。
ヤントラに祈ることは、物質的な豊かさが与えられるからという理由だけではありません。
自信、勇気、愛など自分の心に大きく良い影響を与えるとされています。
ヤントラは良いことを実行すれば、良い結果を受け取ることになります。
祈るのはもちろんですが、良いことのみを実行し、悪い行為をしないようにしましょう。
祈りと行動が伴うことで最高の結果を手にすることができると言われているのです。
ヤントラは、瞑想の道具、お札、お守り、寺院の装飾、建築物など、平面だけでなく立体のデザインとしても使用されています。
4. チャクラとは
ヤントラとマントラの説明の次に、知っておきたい言葉はチャクラです。
「ヤントラとマントラでチャクラを開く」などと聞くかもしれません。
まずはチャクラの意味を知っておかねば、意味がわからないことでしょう。
ヨガを行っている人は知っていることだと思いますが、チャクラとは、サンスクリット語で、円盤、車輪、轆轤(ろくろ)といった意味を持ちます。
生命や肉体、精神の働きをコントロールし、重要なエネルギー(気とも言います)の出入り口として、体内と外界のエネルギー交換を行い気の流れを作ります。
ヤントラには様々な種類があります。
神々を現すヤントラ、占星術のヤントラ、建築のヤントラ、願いをかなえるヤントラなどです。
チャクラを表すヤントラもそれぞれありますので、ヤントラを活用することによって7つのチャクラを開いたり、より強めることができるのです。
それはどういうことかと言えば、望むことを引き寄せる=自分の人生をより良くするということになるのです。
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