ガイア理論とは地球を一つの生命体とみなす理論のことをいいます。
さて、この理論でいくと、人類は滅亡する可能性が非常に高いそうです。
詳しくみていきましょう。
- ガイア理論を簡単に解説!
- ガイア理論の名前の由来は?
- ガイア理論のここだけはおさえよう!
- 人間は地球にとって何者であるのか
- 人間が地球にもたらした幸福とは
- ガイア理論が唱える地球が人間にもたらす影響とは
- 人間が地球に残り続けるには…
- まとめ
1. ガイア理論を簡単に解説!
ガイア理論とは地球を一つの生命体とみなす理論のことを指しています。
地球とはそもそも生物であるという捉え方です。
では、地球にとって私達人類を含めた生物とは何者なのかといえば、あくまで地球のとっての細胞のような存在です。
例えば、動物たちの営みによって食物連鎖が生じ、生態系を安定させたおかげで木々が生い茂る。
そして、気候が安定する。
私達人類を始めとする生物は、そういった地球を保つための一つの駒にすぎないのかもしれません。
また、ガイア理論を考えるとき、一つ考えなくてはいけないことがあります。
それは、私達人類が地球にとってウィルスに変貌しつつあるということです。
これまでの人類は地球にとって良い働きをする細胞の一つとして組み込まれ、地球に適応して生きることができていましたが、現代においては環境破壊を巻き起こし、地球にとって害であることは間違いありません。
ガイア理論でいけば、一つの生命体である地球は、自浄作用により、自分に害をもたらす人類を排除しようとすると考えられています。
そして、その自浄作用はすでに始まっていると言われています。
2. ガイア理論の名前の由来は?
ガイア理論は地球を一つの生命体とみなす理論であることは先ほども述べました。
しかし、この「ガイア」という言葉は一体何を指しているのでしょう。
ガイア理論のガイアとは、ギリシア神話に登場する大地の女神「ガイア」にちなんでいるようです。
なぜ、ギリシア神話の女神の名前が由来になっているのかというと、ガイアという女神は、始まりの神だと言われているからです。
ギリシア神話によれば、ガイアが生まれたことで地球が誕生し、世界が作られたと思われています。
このガイア理論にガイアという言葉を命名した人は、ノーベル賞受賞作家のウィリアム・ゴールディングです。
それ以前はガイア理論のことを「自己統制システム」と呼んでいました。
ちなみに、ガイア理論の提唱者は、イギリスの科学者であるジェームズ・ラブロックです。
彼が提唱した際は、まだガイア理論とは呼ばずに「自己統制システム」と呼んでいました。
3. ガイア理論のここだけはおさえよう!
ガイア理論のここだけは押さえておきたいポイントを解説します。
3-1. 地球環境の恒常性
地球が一つの生命体とみなすガイア理論ですが、その根拠として挙げられるのは、酸素濃度の恒常性です。
地球には酸素や窒素などの気体が存在していますが、これらの気体は生物が地球上で営み始めて以来、ずっと酸素濃度に変化はなく、どのような状況下でも同じ酸素濃度を保ち続けてきました。
これはまさに奇跡です。
酸素が窒素と混ざりあうことなく、そしてバランスを保ち続けながら存在していること自体、よく考えれば不思議なことです。
しかし、もし、地球が一つの生命体であり、自らの生命を維持するために気体を調整しているのだと考えれば、納得がいくのではないでしょうか。
3-2. 天変地異は自浄作用
地球に住んでいると、地震や津波、噴火や台風といった天変地異が必ず起きます。
ガイア理論によれば、これらの天変地異は地球の自浄作用だと捉えています。
天変地異によって人類を減少させ、人口のバランスをとっているとか、環境汚染する人類を排除しようとしているなどと言われています。
ガイア理論によれば、間違いなく、人類は地球にとってはウィルスであり、排除すべきものでしょう。
それゆえに、何らかの形で人類を排除しようとするのは自然のことであり、それが天変地異だとしてもおかしくありません。
現に天変地異によって多くの人々が命を落とし、亡くなっています。
天変地異とは地球にとってウィルスを排除する自然治癒力のようなものだといえるでしょう。
3-3. 恵まれすぎる環境
ガイア理論が唱えられる以前は、初めに整った環境があり、そして生物たちが誕生したと考えられていました。
整った環境があるのは、多くの偶然が重なった自然の出来事として捉えられていたのです。
しかし、ガイア理論が生まれ、これまでとは違った環境の捉え方が生まれました。
ガイア理論によると、整った地球環境は、地球と生物により生み出されたものだと考えています。
整った環境が偶然出来上がったのではなく、地球と生物たちが、自分たちが生きやいように環境を整えてきたということです。
つまり、今の恵まれた環境を生み出しているのは、地球と生物たちの共同作業により生み出されたものであり、必然的なものだと捉えています。
4. 人間は地球にとって何者であるのか
人間は地球にとっての何者であるのでしょう。
ガイア理論によると、地球環境を保つための細胞の一つに過ぎないと捉えられています。
地球という星そのもの、そして地球に住むあらゆる生物を一つの生命体とみなすのがガイア理論です。
地球と生物は密接に関わり合いながら、一つの巨大生命体として存在しています。
つまり、地球にすれば、人類とは地球環境を保つための駒に過ぎないということです。
地球は酸素の濃度や海の塩分の濃度など、ありとあらゆる環境に恵まれていますが、これは地球が自然にそうなったのではなく、生物が自ら創造し維持しているだと考えられています。
地球では高等生物として幅をきかせている人類ですが、この理論にあてはめて考えれば、そのような地球上における優位な立場は一時のもの。
地球環境が少しでも変化すれば、他の生物が絶滅していったように人類も絶滅していきます。
人類はさも永遠に存在するかのように考えがちですが、地球が誕生して以来、多くの生物たちが絶滅していったように、人間もまた地球を前にすれば絶滅する危機がないとはいえません。
非常に危うい存在だといえます。
あくまで、人類は地球のために生きている生物です。
地球に用なしだと認定されれば、きっと人類の未来はないはずです。
5. 人間が地球にもたらした幸福とは
ガイア理論によれば、生物とは地球自身の環境を整えるための細胞のような存在です。
つまり、生物とは地球にとってなくてはならないものなのです。
では、人類はどうでしょう。
人類も他の生物たちと同様、地球にとってなくてはならない存在なのでしょうか。
答えは残念がながらNOであるといえるでしょう。
人間が地球にとって何か幸福をもたらしていたかというと、何ももたらしてはいません。
それに幸福をもたらすどころか、環境汚染を引き起こし、地球にとって害のある細胞と化しています。
人間が地球上から消えれば、たった100年で現代の環境問題が解決すると言われています。
地球にとって、人間とは害をなす生物であり、幸福をもたらさない生物だと捉えられていることでしょう。
6. ガイア理論が唱える地球が人間にもたらす影響とは
ガイア理論によれば、地球にとって人間はウィルスのような存在です。
さて、そのような人間に、地球がとる制裁とは何でしょう。
具体的にみていきます。
6-1. 異常気象が巻き起こる
人間は車の排気ガスや産業廃棄物の燃焼によって大気汚染が起こしています。
そして、こうした大気汚染は温暖化を起こし、雨に溶け込んで土壌を汚染し、地球に大きなダメージを与えています。
こうした人間がくらう地球からの制裁は、異常気象だといえるでしょう。
温暖化により起こる異常気象としては、酷暑が挙げられることでしょう。
そして酷暑に伴い発生するのが、海面上昇や干ばつ、生態系の乱れ、水不足などです。
異常気象とは、まさに地球を脅かした人間に対する地球の反撃だといえるでしょう。
6-2. 食料難に陥る
異常気象が起きることで人類の人口は減少しますが、さらに異常気象が起こり続けることで、人類の居住地が危うくなります。
例えば、温暖化がこのまま続けば、南極の氷が溶け始め、海面が上昇するのは必須です。
そして、海面が上昇すれば、私達が暮らせる土地の面積はごく限られたものとなります。
こうした限られた土地の上では食糧を栽培するのは限界があります。
それに加えて人類には人口増加の問題も抱えているので、多くの人々に十分な食料を与えるのは困難になるといえるでしょう。
そうすると懸念すべきことは飢餓です。
世界規模で食糧不足に陥れば、多くの人が飢餓で亡くなります。
日本も例外ではありません。
日本のように土地が狭い国はなおさら厳しい状況に陥ることでしょう。
6-3. 何らかの病気が蔓延する
人類が地球から絶滅する要因として挙げられるのは、病気の蔓延です。
新型のウィルスなどが、異常気象などによって生み出され、多くの人の命を奪う脅威になることが考えられます。
昔から病気の蔓延は、多くの人の命を奪い、私達はその病気に苦しめられてきました。
そして、もし、地球が人間を排除しようとするならば、病気を蔓延させる可能性は十分にあります。
感染すれば最後、決して治ることがないといった新型のウィルスなどが誕生しないことを願うばかりです。
7. 人間が地球に残り続けるには…
ガイア理論によると、間違いなく人間は地球に滅亡されることでしょう。
では、人間が地球に残り続けるには手立てはないのでしょうか。
具体的にみていきます。
7-1. 環境破壊をストップ
人間が地球に残り続けるためにすべきことは、環境破壊をストップさせることです。
これ以上、大気汚染をしない、工場排水を海にたらし込んで汚染させないといった課題をクリアしなくてはいけません。
今のところ、温暖化が進まないように努力をしている状態ですが、近年の異常気象を思えば、それがまだまだ行き届いてないことが理解できます。
温暖化を食止めて、これ以上、環境破壊をしないようにするには、今まで以上の努力がさらに必要です。
私たち一人一人が意識して取り組まねば、地球から人類がいなくなる日はそう遠くないかもしれません。
どうにもならなくなる前に、早く気づいて一人でも多くの人に環境を意識してもらうことが大切です。
7-2. 人口増加に歯止め
人類が今、抱えている問題として挙げられるのは人口増加です。
日本では少子化が問題となっており、多くの子供を産むことを良しとされていますが、世界規模でみると、そうではないようです。
今では世界人口70億人、2050年ではなんと93億人に人口が達すると言われています。
人口が増えれば、それだけの食糧や水、石油に石炭が必要です。
ということは、全ての人に資源が行き渡らなくなる可能性が出てくるということです。
また、人口が増えても資源は限られている訳ですから、この資源をめぐって戦争がはじまるということも考えられます。
そのため、こうした状況を防ぐために、人口増加に歯止めをする必要があります。
といっても、倫理的に歯止めをかけるのは難しいので、なかなか問題が解決できないという事情があります。
しかし、このまま人口が増加すれば、間違いなく、私達の生活の質は落ち、混乱とエネルギーを巡る暴力にあふれた世界が出来上がることでしょう。
7-3. エコな生活を送る
近年の異常気象も環境汚染も全て私達人類が生み出した、負の遺産であるといえますが、この状態を元の状態に戻すのは無理だといえます。
では、私達はこのまま環境に流されるしかないのでしょうか。
実はそのようなことはありません。
元の環境に戻すことは困難ですが、エコな生活によって今の環境汚染に歯止めを効かせることが可能です。
それに第一線にいる科学者たちは、常にこうした地球の実情を踏まえ、日夜、研究に取り組んでいるはずです。
今の燃料に変わる、自然の力を利用したエネルギーなど、今とは違う良い環境がきっと未来にはできていくはずです。
それまでに地球が人類にとって生きにくい環境になることを防ぎましょう。
節水や節電をする、ゴミを出さないなどのちょっとした心がけが、地球の未来を守っていくことになり、強いては私達の安全を守ることに繋がっていきます。
まとめ
ガイア理論を聞くと、人間同士いがみ合っている場合ではないということに気付かされます。
温暖化現象で異常気象が起きている今、国と国同士が争っている場合ではないのかもしれません。
すでに地球の自浄作用は始まっています。
私達は世界規模で一丸となって、環境汚染の問題、あるいは人口増加の問題などに取り組む必要があるでしょう。
3. ガイア理論のここだけはおさえよう!
ガイア理論のここだけは押さえておきたいポイントを解説します。
3-1. 地球環境の恒常性
地球が一つの生命体とみなすガイア理論ですが、その根拠として挙げられるのは、酸素濃度の恒常性です。
地球には酸素や窒素などの気体が存在していますが、これらの気体は生物が地球上で営み始めて以来、ずっと酸素濃度に変化はなく、どのような状況下でも同じ酸素濃度を保ち続けてきました。
これはまさに奇跡です。
酸素が窒素と混ざりあうことなく、そしてバランスを保ち続けながら存在していること自体、よく考えれば不思議なことです。
しかし、もし、地球が一つの生命体であり、自らの生命を維持するために気体を調整しているのだと考えれば、納得がいくのではないでしょうか。
3-2. 天変地異は自浄作用
地球に住んでいると、地震や津波、噴火や台風といった天変地異が必ず起きます。
ガイア理論によれば、これらの天変地異は地球の自浄作用だと捉えています。
天変地異によって人類を減少させ、人口のバランスをとっているとか、環境汚染する人類を排除しようとしているなどと言われています。
ガイア理論によれば、間違いなく、人類は地球にとってはウィルスであり、排除すべきものでしょう。
それゆえに、何らかの形で人類を排除しようとするのは自然のことであり、それが天変地異だとしてもおかしくありません。
現に天変地異によって多くの人々が命を落とし、亡くなっています。
天変地異とは地球にとってウィルスを排除する自然治癒力のようなものだといえるでしょう。
3-3. 恵まれすぎる環境
ガイア理論が唱えられる以前は、初めに整った環境があり、そして生物たちが誕生したと考えられていました。
整った環境があるのは、多くの偶然が重なった自然の出来事として捉えられていたのです。
しかし、ガイア理論が生まれ、これまでとは違った環境の捉え方が生まれました。
ガイア理論によると、整った地球環境は、地球と生物により生み出されたものだと考えています。
整った環境が偶然出来上がったのではなく、地球と生物たちが、自分たちが生きやいように環境を整えてきたということです。
つまり、今の恵まれた環境を生み出しているのは、地球と生物たちの共同作業により生み出されたものであり、必然的なものだと捉えています。
4. 人間は地球にとって何者であるのか
人間は地球にとっての何者であるのでしょう。
ガイア理論によると、地球環境を保つための細胞の一つに過ぎないと捉えられています。
地球という星そのもの、そして地球に住むあらゆる生物を一つの生命体とみなすのがガイア理論です。
地球と生物は密接に関わり合いながら、一つの巨大生命体として存在しています。
つまり、地球にすれば、人類とは地球環境を保つための駒に過ぎないということです。
地球は酸素の濃度や海の塩分の濃度など、ありとあらゆる環境に恵まれていますが、これは地球が自然にそうなったのではなく、生物が自ら創造し維持しているだと考えられています。
地球では高等生物として幅をきかせている人類ですが、この理論にあてはめて考えれば、そのような地球上における優位な立場は一時のもの。
地球環境が少しでも変化すれば、他の生物が絶滅していったように人類も絶滅していきます。
人類はさも永遠に存在するかのように考えがちですが、地球が誕生して以来、多くの生物たちが絶滅していったように、人間もまた地球を前にすれば絶滅する危機がないとはいえません。
非常に危うい存在だといえます。
あくまで、人類は地球のために生きている生物です。
地球に用なしだと認定されれば、きっと人類の未来はないはずです。
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