「なるほど」の言葉の裏にはどのような心理が潜んでいるのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
- 「なるほど」とは?
- 「なるほど」が口癖の人の心理
- 「なるほど」が口癖の人の特徴
- 仕事で「なるほど」が口癖の人の特徴
- 恋愛で「なるほど」が口癖の人の特徴
- 「なるほど」が口癖になっている人の周囲の印象
- まとめ
1. 「なるほど」とは?
「なるほど」という言葉は、本来、相手の話に納得したときに使う言葉です。
自分の思いもしなかったことを相手が話しているとき、自分が理解できなかったことを理解することができたときに、心の底から出る言葉が「なるほど」です。
日常生活において、このような状況は滅多にありません。
自分が理解できなかった難解な問題を、頭で理解することができる状況はそうそうないでしょう。
そのため、「なるほど」を連発している人がいたら要注意です。
「なるほど」が表すような言葉の重みはなく、適当に使い回している可能性が高いです。
言われた方としては、「なるほど」という一言で相手の話を片づけようとしている意図が見え見えなので、馬鹿にされているような気分になることでしょう。
そこには相手への敬意がありません。
相手の話を真剣に聞くという姿勢がないので、話している相手は、「なるほど」を連発される度にトークダウンしていくことでしょう。
また、「なるほど」が口癖になっている人は、こうしたあなたの性質がバレているということなので、多用しない方が賢明でしょう。
言われる方も、ついつい言ってしまうという人も、気を付けてほしい言葉です。
2. 「なるほど」が口癖の人の心理
「なるほど」が口癖の人の心理をみていきましょう。
2-1. 適当に相槌を打っている
「なるほど」が口癖な人は、適当に相槌を打っているだけの可能性が高いです。
相手の話を聞かずに、なんとかその場をやり過ごそうとしています。
しかし、なぜ、相手の話を聞こうとしないのかというと、それはズバリ相手の話がつまらないから。
「相手の話に飽きちゃったなぁ」
というときに、「なるほど」を連発し、聞いているふりをするのです。
「なるほど」と連発している人に、少し意地悪ですが、「あなたはどう思う?」などと聞き返してみましょう。
聞き返された相手は、たちまち言葉を詰まらせ、何と答えるべきかうろたえることでしょう。
「なるほど」と本当に理解している相手ならこのような行動にはなりません。
自分の意見をしっかりと言えるはずです。
適当に相槌を打っており、人の話を聞いていないからこそ、このような行動となります。
2-2. 早く話を終わらせたい
「なるほど」の言葉を使う心理には「早く話を終わらせたい」という思いが潜んでいます。
その後の自分の用事が詰まっていたり、ちょっとした話が長話だったりすると、その人の話を切り上げようとして、「なるほど」と使ってしまう場合があります。
そのため、もし、あなたの話がそこまで重要でない話であるのなら、あなた自身の話し方も振り返ってみる必要があります。
要点のまとまらない話や自分本位に話を進めていないか確認してみましょう。
相手が自分の話に飽きるのは、相手だけのせいではありません。
自分にも話し方の非があるはずです。
しかし、もし、あなたが大事な話をしているのにも関わらず、相手が「なるほど」という言葉を使っていたら、それは相手に非があります。
その人は大事な話であっても真剣に話を聞かないような人であるため、問題のある性質の持ち主だといえます。
2-3. 頭で理解し、納得している
「なるほど」という言葉を使う人の中には、もちろん、本当の意味で心の底から「なるほど」と納得して使っている場合もあります。
真剣に相手の話に耳を傾け、頷いているような人であれば、その人は本当に心の底から「なるほど」と思っている可能性があります。
「なるほど」を連発していない、重要な話のポイントで「なるほど」と使っている、表情を見て視線や顔つきが真剣そうならば、真実の意味で「なるほど」と使っているのでしょう。
「なるほど」と心の底から思って使っている人は、理解力に優れた、人の話をしっかりと聞くことのできる人です。
相手に敬意を払い、最後まで相手の話を聞くタイプなので、人としても信頼のできる人です。
3. 「なるほど」が口癖の人の特徴
「なるほど」が口癖の人の特徴をみていきましょう。
3-1. 大雑把な性格
「なるほど」と使う人は、大抵、大雑把な性格の人が多いです。
「なるほど」という言葉の使い方をみれば分かるように、「なるほど」という言葉を使えば、早く話を切り上げることができると思っています。
つまり、相手の話を最後まで聞かなくても、大体の話を理解していればそれでいいと思っているのです。
この考え方は大雑把な性格であるがゆえの考え方に他なりません。
「なるほど」と使っている人は、デスク周りがごちゃごちゃしていることはないですか?いつも丁寧というよりは雑な感じで物を扱っていることはないでしょうか。
そういった大雑把な性格の人は、細かいことが苦手です。
そのため、話も丁寧に最後まで聞くことをせずに、話が長引きそうな場合は「なるほど」と言って話を放棄します。
3-2. 人間関係に波風を立てたくない
「なるほど」といってしまう心理には、人間関係に波風を立てたくないという気持ちが根底にあります。
「なるほど」と言っておけば、話を聞いていなかったとしてもバレて問題が起きることがないだろうと思っているからです。
さも聞いているかのような態度をとることで、聞いていないことで生じるトラブルを回避しようとしています。
「なるほど」といって相槌を打っておけば、聞いていないことがバレませんし、上司などに「お前、聞いているのか」
などと激怒される心配もありません。
つまり、「なるほど」とは人間関係に波風を立てることなく、上手に聞いているふりのできるテクニックの一つとして活用されています。
もし、身近な人で「なるほど」という人がいたら、その人は話をしている人よりも立場が下の場合や平和主義的な性格の持ち主である場合が多いです。
3-3. 人の話を聞くのが面倒
「なるほど」といって早く話を切り上げようとする人は、面倒くさがり屋な人だといえます。
「なるほど、なるほど」
などと適当に相槌を言って、話を聞いているふりをしてその時間をやり過ごそうとしています。
変なところで相槌を打って「なるほど」と話している人がいたら、その可能性は大でしょう。
もうあなたの話にうんざりしていて、心の中では違うことを考えています。
こういった人は、元の性格が面倒臭がり屋なので、聞いているふりをするのが一辺倒であることが多いです。
「そうですね」
や「はい」
といった他のセリフを交えれば、少しは聞いているふりを上手に演じられるものの、それを考えるのも面倒臭いので常に「なるほど」と話していることが多いです。
4. 仕事で「なるほど」が口癖の人の特徴
仕事で「なるほど」が口癖の人の特徴を挙げます。
4-1. 仕事でミスが多い
「なるほど」と話している人に限って、仕事でミスが多いなんていうことはないでしょうか。
そういう人がいたら、恐らく、「なるほど」といって話を聞いているふりをしている人です。
「なるほど」と言っておきながら、話を聞いていないので仕事でミスを連発することになります。
相手の話を最後まできかないいい加減な性格であることが多く、細かい指示は通っていないことが多いでしょう。
仕事のやり方は常に自己流。
大体、このようなものだろうと予測して、大まかなことだけ知ったら、後は適当にごまかすのが日常になっています。
このような人に仕事を任せたら大変です。
必ず仕事で何らかの過ちを犯すことでしょう。
仕事をさせる前に聞いていたのかどうかチェックする必要があるでしょう。
4-2. 自分のペースで仕事を行う
「なるほど」という言葉で適当に人の話を切り上げようとする人は、大抵、根がマイペースな人が多いです。
良い意味でいえば、周りの空気に流されずに自己を確立している人といえますが、悪い意味でいえば、相手のことを考えずに行動してしまう傾向がある人です。
「なるほど」という人に限って、相手のことを考えずに行動してしまっていることはないでしょうか。
周りが忙しそうにしていても無関係を装う、質問をするときは相手の仕事の状況を見ずに話しかけるなどの様子が見られるはずです。
相手のことを考えず、自分のことしか考えていないので、こうした行動に繋がりやすいです。
周りに流されずに仕事ができる度量は素晴らしいですが、悪い意味でそれが発揮されているといえるでしょう。
5. 恋愛で「なるほど」が口癖の人の特徴
恋愛で「なるほど」が口癖の人の特徴を挙げてみます。
5-1. 自分本位な人
「なるほど」が口癖になっている人は、かなり自分本位な人だといえるでしょう。
自分が話を早く切り上げたいばかりに「なるほど」と話しているので、そこには相手のことを考えないで、自分の都合の良いように振る舞っている姿が見受けられます。
恋愛においても、こうした人は自分のペースで恋愛をしていくので大変です。
話を聞いてほしいときにいない、支えてほしいときにいないので、相手に何かを求めるのはあきらめた方がよいでしょう。
こういう相手と恋愛するときは、無償の愛ではなくては、イライラを募らせてしまうことになりそうです。
相手の変化に気付いたり、相手のために何かをしてあげるということができない人なので、初めからそのつもりで付き合わないと、喧嘩の原因になるかもしれません。
5-2. 自分の意見を尊重してくれない
「なるほど」という恋人は自分本位な人が多いため、自分の意見を尊重してくれない傾向があります。
相手に真正面から向き合ってくれないので、いつも話を適当に聞いたり、真剣な話をしたくても面倒だと感じたらどこかへ逃げてしまったりする可能性が高いです。
恋愛において相手のことを想えないのは致命的です。
好きであればそれでいいと思っても、やはり相手から想われることがなくては切ないもの。
恋愛においては、自分の意見を尊重し、自分のことを労わってくれる人とお付き合いしたいものです。
6. 「なるほど」が口癖になっている人の周囲の印象
「なるほど」が口癖になっている人の周囲の印象を挙げてみましょう。
6-1. 仕事のできない奴
「なるほど」と、さも聞いているような口ぶりで知的に返答していても、聞いていないことは意外と周りにバレているもの。
そのように聞いているふりをして取り繕っても、周囲の人は「また聞いているふりが始まった」
などと思っています。
こうした人は話を聞いていないので、仕事ができないタイプが多いです。
そのため、要領が悪く、ミスを繰り返すので、周りに当てにされていません。
責任のある仕事に就かせたり、後輩の面倒を見させるといった職務に就くことはないでしょう。
安心して仕事を任せられない人が多いです。
6-2. 空気の読めない人
自分のペースで貫く人が多いので、周りの空気に合わせられない、空気の読めない人だと思われる傾向があります。
人が悲しい話をしていても最後まで聞かずに適当に話を切り上げる、緊張感の漂う状況であっても一人だけヘラヘラと笑っているといったようなことです。
その場に合った行動をうまくとることができないので、人の心を掌握するのは苦手とします。
そのため、話術で人の心を掴み、巧みに物を購入させる営業マンなどには向いていないでしょう。
それよりも自分のペースで貫けるような仕事に就くと、うまくいきます。
6-3. 不器用な人
「なるほど」などと適当に相槌を打っている人を見ると、聞いたふりのできる器用に生きている人のように思いますが、実は世間では反対の印象を持つ傾向にあります。
「なるほど」の他に「そうですね」
などの他の返事も用意しながら上手に返答するのであれば、それは器用な振る舞いといえますが、「なるほど」を連発して聞いているふりを装うのであれば、それは決して器用な振る舞いとはいえないでしょう。
もともと「なるほど」という言葉は、本当に理解したときにしか使わない言葉です。
そのため、「なるほど」を連発していては、聞いているふりをしているのがすぐに分かります。
不器用な人であるため、言っている本人はそのことに気づいていません。
こういうタイプの人は日常においても「気付き」がない傾向にあります。
仕事のささいなことに気付き、それをカバーするといった細やかな心配りができません。
まとめ
聞いているふりをして「なるほど」とつい言ってしまうことがあります。
ですが、もし、その言葉でなんとかその場をしのごうとしているのであれば、すぐにバレるので止めた方が良さそうです。
「なるほど」を使い回しても良い印象はないので、自分の評価を落としたくない人は今すぐその口癖を直してみましょう。
3. 「なるほど」が口癖の人の特徴
「なるほど」が口癖の人の特徴をみていきましょう。
3-1. 大雑把な性格
「なるほど」と使う人は、大抵、大雑把な性格の人が多いです。
「なるほど」という言葉の使い方をみれば分かるように、「なるほど」という言葉を使えば、早く話を切り上げることができると思っています。
つまり、相手の話を最後まで聞かなくても、大体の話を理解していればそれでいいと思っているのです。
この考え方は大雑把な性格であるがゆえの考え方に他なりません。
「なるほど」と使っている人は、デスク周りがごちゃごちゃしていることはないですか?いつも丁寧というよりは雑な感じで物を扱っていることはないでしょうか。
そういった大雑把な性格の人は、細かいことが苦手です。
そのため、話も丁寧に最後まで聞くことをせずに、話が長引きそうな場合は「なるほど」と言って話を放棄します。
3-2. 人間関係に波風を立てたくない
「なるほど」といってしまう心理には、人間関係に波風を立てたくないという気持ちが根底にあります。
「なるほど」と言っておけば、話を聞いていなかったとしてもバレて問題が起きることがないだろうと思っているからです。
さも聞いているかのような態度をとることで、聞いていないことで生じるトラブルを回避しようとしています。
「なるほど」といって相槌を打っておけば、聞いていないことがバレませんし、上司などに「お前、聞いているのか」
などと激怒される心配もありません。
つまり、「なるほど」とは人間関係に波風を立てることなく、上手に聞いているふりのできるテクニックの一つとして活用されています。
もし、身近な人で「なるほど」という人がいたら、その人は話をしている人よりも立場が下の場合や平和主義的な性格の持ち主である場合が多いです。
3-3. 人の話を聞くのが面倒
「なるほど」といって早く話を切り上げようとする人は、面倒くさがり屋な人だといえます。
「なるほど、なるほど」
などと適当に相槌を言って、話を聞いているふりをしてその時間をやり過ごそうとしています。
変なところで相槌を打って「なるほど」と話している人がいたら、その可能性は大でしょう。
もうあなたの話にうんざりしていて、心の中では違うことを考えています。
こういった人は、元の性格が面倒臭がり屋なので、聞いているふりをするのが一辺倒であることが多いです。
「そうですね」
や「はい」
といった他のセリフを交えれば、少しは聞いているふりを上手に演じられるものの、それを考えるのも面倒臭いので常に「なるほど」と話していることが多いです。
4. 仕事で「なるほど」が口癖の人の特徴
仕事で「なるほど」が口癖の人の特徴を挙げます。
4-1. 仕事でミスが多い
「なるほど」と話している人に限って、仕事でミスが多いなんていうことはないでしょうか。
そういう人がいたら、恐らく、「なるほど」といって話を聞いているふりをしている人です。
「なるほど」と言っておきながら、話を聞いていないので仕事でミスを連発することになります。
相手の話を最後まできかないいい加減な性格であることが多く、細かい指示は通っていないことが多いでしょう。
仕事のやり方は常に自己流。
大体、このようなものだろうと予測して、大まかなことだけ知ったら、後は適当にごまかすのが日常になっています。
このような人に仕事を任せたら大変です。
必ず仕事で何らかの過ちを犯すことでしょう。
仕事をさせる前に聞いていたのかどうかチェックする必要があるでしょう。
4-2. 自分のペースで仕事を行う
「なるほど」という言葉で適当に人の話を切り上げようとする人は、大抵、根がマイペースな人が多いです。
良い意味でいえば、周りの空気に流されずに自己を確立している人といえますが、悪い意味でいえば、相手のことを考えずに行動してしまう傾向がある人です。
「なるほど」という人に限って、相手のことを考えずに行動してしまっていることはないでしょうか。
周りが忙しそうにしていても無関係を装う、質問をするときは相手の仕事の状況を見ずに話しかけるなどの様子が見られるはずです。
相手のことを考えず、自分のことしか考えていないので、こうした行動に繋がりやすいです。
周りに流されずに仕事ができる度量は素晴らしいですが、悪い意味でそれが発揮されているといえるでしょう。
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