逃げ癖とはどんな癖なのでしょう。
「逃げる」という言葉が入っているため、逃げ腰な雰囲気をもつ、印象の悪い言葉であることは推測できます。
さて、この逃げ癖について詳しくみていきましょう。
- 逃げ癖とは?
- 逃げ癖がついてしまう原因
- 逃げ癖が治らない人の心理
- 恋愛における逃げ癖の例
- 仕事における逃げ癖の例
- 逃げ癖が治らない人の末路
- まとめ
1. 逃げ癖とは?
逃げ癖とはどのような癖なのでしょう。
逃げ癖とは、嫌なことがあると、すぐに逃げてしまう癖のことを意味しています。
自分に都合が悪くなったとき、現状が嫌になったとき、放ったらかしにしてすぐに逃げてしまう人はいませんか?自分の職務などを全うしない、無責任な人はいないでしょうか。
もし、いたとするならば、その人は逃げ癖を持っている人だと言えるでしょう。
逃げ癖のある人と一緒にいると、その災難が自分にもふりかかるので大変です。
逃げ癖のある人は無責任な人がほとんどであるため、自分一人に仕事の厄介事がまわってくる可能性があります。
一緒に仕事を始めても、次第に仕事にこなくなったり、途中で放棄するなどして、周りの人に多大な迷惑をかけることが多いです。
さて、周りに悪影響を及ぼす逃げ癖ですが、このような人は一体、どのような心理で行動を起こしているのでしょうか。
また、逃げ癖を持つことで、どのような人生の末路が待っているのでしょうか。
詳しくみていきます。
2. 逃げ癖がついてしまう原因
逃げ癖がついてしまう原因を挙げてみます。
2-1. 言い訳が多い
逃げ癖がついている人は、とにかく自分の都合の良い言い訳を思いつくのが得意。
都合の良い言い訳を考えて、「逃げてしまうのも仕方のないこと」
などと、自分の心を納得させる傾向があります。
とにかくどんなときにでも言い訳がどんどん出てきます。
時には「俺の場合、外れくじをたまたま引いただけ」
「偶然、俺だけ悪い状況が重なってしまった」
などと、運命的な因果で逃げているだけで自分は悪くないと考えていることも。
逃げなくてはならない状況が発生しているのは自分のせいではない、自分に非はないと考えているので厚かましいこと、この上ないでしょう。
逃げている自分に対しては甘く、その上、自分に非はないと感じているため、言い訳がましいことを指摘しても「だって」「でも」などといって反論してきます。
2-2. 未来を予測しない
逃げ癖のある人は将来のことまで深く考えていない人が多いです。
今が良ければそれでいいと考えており、自分の将来に真面目に向かいあうことがありません。
心のどこかで「このままで大丈夫なのか」
と不安がよぎっても、結局はその将来に対する不安な心からも逃げてしまいます。
将来のことは「何とかなるだろう」
「そのときに考えよう」
などと後回しにすることが多いです。
また、将来についてしっかりと向き合っていないため、無計画な人生を歩んでいる場合が多いです。
計画を立てても、逃げ癖がついているせいですぐに目標を断念するため、行き当たりばったりの人生となっています。
「今が良ければそれでいい」という考えが根底にあるので、面倒な未来や襲ってくる不安などには目をつむってしまいます。
2-3. 脳内で逃げることが習慣化されている
逃げ癖がついている人は脳内で自分に不都合なことが起きたら逃げるようにという指令を出されている可能性があります。
脳科学的見地からみると、人の癖とは習慣化によって築き上げられているもの。
基本的に脳は現状維持をしようとする働きがあるため、一度、逃げて成功した事例があると、その快感を忘れることができず、何度もその行動を繰り返そうと試みる傾向があります。
では、逃げ癖が一度ついてしまった人は、この癖を改善させることができないのかというと、そうではありません。
一度、自分の強い意思を持って、逃げずに立ち向かうことがあれば、今度はその行動の記憶を脳内にインプットします。
逃げ癖がついてしまった習慣を徐々に無くしていくことができるでしょう。
3. 逃げ癖が治らない人の心理
逃げ癖は、なぜ治らないのでしょう。
その心理に迫ります。
3-1. ネガティブ思考
逃げ癖がついている理由として、常にネガティブなことしか考えないということが挙げられます。
いつも最悪な事態ばかり想定して、未来に期待を持つことができません。
それゆえに、今やっていることが馬鹿馬鹿しく思えたり、何をやっても無駄という気持ちが高まって、「こんな無駄なことをしても意味がない、これなら今やっていることを放棄してしまおう」
などと、放り出してしまうことでしょう。
確かに最悪な状態を想定し、引き際をみて早めに切り上げることも大事なときがあります。
ですが、これが行き過ぎると、逃げ癖のある人と言われても仕方がないでしょう。
ネガティブに物事を考えやすい人は、ポジティブに考えたときの将来も意識して思い描く必要があります。
本当に逃げてもよいものか考え直す努力が必要だと言えるでしょう。
3-2. 逃げるが勝ち
「もう逃げよう」
「またやり直そう」
などと簡単にあきらめてしまう人は、今までにも、そういう行動をとって過ごしてきたのでしょう。
そして、一度ならず二度までもそのような行動を起こすということは、今までのその行動がうまくいっていたからに他なりません。
逃げ癖がついている人には、今まで物事から逃げてきたことで、面倒なことに巻き込まれずに済んだという記憶が定着しています。
うまく人生の困難を避けることができた人だといえます。
そして、そうした記憶が、「逃げた方が得」
「逃げた方が勝ち」
という考え方を生み出しています。
逃げ癖がついている人は心のどこかで「逃げた方がうまくいく」
と考えています。
困難が生じたら、それを乗り越えて手に掴む利益よりも、面倒なことを避け、逃げて楽をする利益の方が大きいと考えています。
3-3. 自己肯定感が低い
自己肯定感が低いゆえに逃げ癖がついてしまっている人もいます。
度重なる失敗を経験してきたり、幼少期から怒られて育ってきた人などは、自己肯定感が低い傾向があります。
そして自己肯定感が低い人は自分に自信が持てず、何をやってもうまくいくはずがないと思い込んでいます。
自己肯定感が低いと、人生の困難にぶつかったとき、簡単にあきらめしまう傾向があります。
これまでに努力をしても一度も成功をしたことがないという人は、特に努力が無駄だと感じています。
力不足の自分が頑張ったところで、到底人生に対抗できるはずがないと思い込んでいます。
「俺にできる訳がない」
「どうせ失敗するだけだ」
という思いが常につきまとっています。
3-4. 楽に生きたい
逃げ癖がある人は、大前提として楽に生きたいという甘ったれた考えからできている場合もあります。
特に恵まれた環境に育ち、人生の苦を味わったことのない人はこのような傾向があります。
例えば、生まれながらにしてお金持ちに家に生まれ育ち、贅沢三昧をして育ってきた人の場合。
このような人は、その恵まれた環境のせいで苦痛を伴う行動を自然に避ける傾向があります。
今まで月に50万円のお小遣いを何もしなくても手に入れていた人が、1日中アルバイトをして月に20万円稼ごうとは思いません。
馬鹿馬鹿しいと考えることでしょう。
楽に生きてきた人は、苦痛を伴うことが大嫌いです。
楽しく楽できる人生を今後も送るという気持ちが強いため、面倒なことがあれば簡単に放棄することでしょう。
3-5. 人生の目標がない
人生の目標がないと、人生が投げやりになりがちです。
そのため、人生に困難が生じると、簡単に物事を放り出してしまうことが多くなります。
人生において目標を持つということは人生の困難に立ち向かう上で非常に大事です。
「あの人のようになりたい」
「自分はこうなりたい」
という憧れや夢、希望を持つと、どんなことがあっても歯を食いしばって頑張ることができるからです。
しかし、憧れや夢、希望がない場合、困難に立ち向かおうという原動力が持てず、逃げ腰で物事に向かってしまうところがあります。
困難に立ち向かう意義が見いだせず、自然とその嫌な現状から逃げ出してしまうことでしょう。
「何が何でも成し遂げてみせる」
という強い意気込みは、目標となる明確な将来のビジョンがあるからだといえます。
4. 恋愛における逃げ癖の例
恋愛において逃げ癖になってしまう人がいます。
具体的にみていきましょう。
4-1. 自分の容姿の悪さを盾にして言い訳
恋愛において逃げ癖のある人は、自分の中身よりも外見に問題があって恋愛が成就しないと思い込む傾向があります。
本当は自分の逃げ癖のせいで、いつも恋愛が暗礁に乗り上げているのに、そこには目を向けず外見や体型に問題があると認識していたりします。
本当は自分の自信のなさからくる逃げだと本人も分かっているのかもしれません。
ですが、そこを認めてしまうと自分の弱さと直面することとなり、自らの弱点を認めざるを得なくなります。
逃げ癖のある人はそうした自分の悪い本質から目を離そうとする傾向があります。
恋愛においては、「好きな人が自分に気がないのは自分の外見が悪いから」
などと、性格ではなく外見に難があると思いがちです。
そうして自分の心が傷つかないように恋愛から目を背けようとしていきます。
4-2. 告白しても失敗するだけ
逃げ癖のある人は自己肯定感が低いため、恋愛においてもマイナスなことしかイメージすることができません。
告白してお付き合いするという成功よりも、フラれて笑い者になるといったマイナスなことを強く想定する傾向があります。
「どうせ自分が告白してもフラれるに違いない」
「たとえ自分とお付き合いしてもうまくいくことはないだろう」
と思い込みやすいです。
自分に自信がないので、順調に二人の愛を育めるという自信が持てません。
そのため、好きな人ができても告白するのを躊躇い、そうこうしているうちにライバルに先を越されたり、良いタイミングを逃したりして恋が実りにくいところがあります。
また失敗ばかり想定するので、告白前に脳内で自分の気持ちに疲弊して、恋をあきらめてしまうこともあるでしょう。
4-3. 別れた後が怖い
逃げ癖がある人は、失敗したときの恐怖心に人一倍恐れを抱いているところがあります。
恋愛においても同様で、恋人が欲しいと思っても別れた後の孤独感や喪失感を考えると、怖くて怖くて仕方がありません。
恋がしたいと思っても、どうしてもその恐怖心から逃れられず、消極的になってしまうところがあります。
恋をして傷つくくらいなら、初めから恋をしない方がマシ、傷つかずに済むなどと考えている人もいることでしょう。
恋愛において逃げ癖のある人は、恋愛において打たれ弱い人だといえます。
恋人を失ったときに、その悲しみや寂しさに自分が果たして受け止められるのか自信がもてません。
その自分の心の弱さが、恋に臆病な自分を作り上げ、逃げるという行動を引き起こしています。
5. 仕事における逃げ癖の例
仕事における逃げ癖の例をみていきましょう。
5-1. 面倒なことは他人にお任せ
仕事で逃げ癖がある人は、面倒なことがあれば他人を頼ろうとしているところがあります。
自分がいなくても誰かがやってくれるだろうと思い、自分はフェードアウトしようとします。
個人的な仕事でなく、グループで仕事をこなす場合などに顕著にその特徴が現われ、周りの人に多大な迷惑をかけることになります。
自分がいなくても、自分の代わりにしてくれそうな人がいれば、その人に頼り切ろうという甘えた考えが根底にあります。
その人にかけてしまう迷惑などは一切考えていません。
自分が他人にどう言われようと、楽なことを優先させる傾向にあります。
一緒に仕事をする人は、いつも迷惑をかけられてストレスを溜めることでしょう。
5-2. 言い訳すればなんとかなるさ
仕事で逃げ癖がある人は、言い訳すればなんとかなると思っています。
仕事で困難が生じても「その日は体調が悪くて…」「家庭の事情で…」などとうまく言い訳をすれば、逃げることができると思っているのです。
こういう言い訳がましい人の場合、恐らく、これまでにも同じ手段をとってきて成功してきたのでしょう。
しかし、いつまでもこの言い訳が通用するかと思ったら間違いです。
言い訳が重なる度にその人への不信感が高まり、信頼を失うことになります。
今までは言い訳をして信用してもらえていたとしても、今後もそうかといえばそれは違います。
言い訳をすればなんとかなると思っているのも今の内だと言えるでしょう。
5-3. 居づらくなったら辞めればいいだけ
逃げ癖がある人は、「こうなりたい」という明確な目標がありません。
それゆえに、何か自分に不都合なことが起きたら、辞めてリセットすればいいだけだと思っています。
そのため、上司に怒られたり、仕事に面倒なことがあれば、すぐに辞めてしまう潔さのようなものを持っています。
仕事に対する情熱がないので、努力してなんとかしようという気持ちがありません。
夢や目標がないので「居づらくなったら辞めればいいだけ」「ここがダメなら他にあたればいい」と努力することから逃げて、楽な道へと走り勝ちです。
また、仕事に対する責任感がないということも、居づらくなったらすぐ辞めるという行動に繋がっています。
仕事を最後までしなくてはいけないという概念を持たず、途中放棄も場合によってはありと考えているので、こういった責任感のなさが逃げ癖を作っているともいえます。
6. 逃げ癖が治らない人の末路
逃げ癖を治さずに過ごすことで、どのような末路が待っているのでしょう。
逃げ癖を治さないことで、以下のような末路を想定することができます。
- つまらない人生
- 自分の望む人生が歩めない
- 信頼してもらえない
逃げ癖とは、今の悪化した状況から逃げる行為であり、一見すると、楽に人生を歩むことができて良さそうに思えます。
ですが、長い目で見ると、逃げ癖のせいで人生を台無しにしてしまうことに気づくはずです。
人からの信頼を喪失したり、自分の手に入れたいものが手に入らないというデメリットが生じます。
どんなに困難なことでも、それから逃れてはいけません。
逃げても結局のところ、人からの信頼を失ったり、望む人生が手に入らないという嫌な人生が待っているだけです。
それならば、困難を乗り越えて、人からその功績を称えられ、手に入れたい人生を手にした方が良いといえます。
逃げ癖があると、人生がつまらなく感じます。
努力して手に入れる快感は何にも代えがたく、人生が楽しいと思える瞬間です。
それがない人生は、虚しく、つまらない人生に感じることでしょう。
まとめ
逃げ癖の原因や心理を挙げてきましたが、この癖は人間なら誰しもが持っている癖でもあります。
人間誰しも楽をして生きたいというのが本音です。
逃げ癖のあるなしは、その逃げ癖の程度が軽いか重いかという違いだけです。
自分にも当てはまるなという特徴があれば、そうならないように意識して過ごすようにしましょう。
きっと有意義な人生になれるはずです。
3. 逃げ癖が治らない人の心理
逃げ癖は、なぜ治らないのでしょう。
その心理に迫ります。
3-1. ネガティブ思考
逃げ癖がついている理由として、常にネガティブなことしか考えないということが挙げられます。
いつも最悪な事態ばかり想定して、未来に期待を持つことができません。
それゆえに、今やっていることが馬鹿馬鹿しく思えたり、何をやっても無駄という気持ちが高まって、「こんな無駄なことをしても意味がない、これなら今やっていることを放棄してしまおう」
などと、放り出してしまうことでしょう。
確かに最悪な状態を想定し、引き際をみて早めに切り上げることも大事なときがあります。
ですが、これが行き過ぎると、逃げ癖のある人と言われても仕方がないでしょう。
ネガティブに物事を考えやすい人は、ポジティブに考えたときの将来も意識して思い描く必要があります。
本当に逃げてもよいものか考え直す努力が必要だと言えるでしょう。
3-2. 逃げるが勝ち
「もう逃げよう」
「またやり直そう」
などと簡単にあきらめてしまう人は、今までにも、そういう行動をとって過ごしてきたのでしょう。
そして、一度ならず二度までもそのような行動を起こすということは、今までのその行動がうまくいっていたからに他なりません。
逃げ癖がついている人には、今まで物事から逃げてきたことで、面倒なことに巻き込まれずに済んだという記憶が定着しています。
うまく人生の困難を避けることができた人だといえます。
そして、そうした記憶が、「逃げた方が得」
「逃げた方が勝ち」
という考え方を生み出しています。
逃げ癖がついている人は心のどこかで「逃げた方がうまくいく」
と考えています。
困難が生じたら、それを乗り越えて手に掴む利益よりも、面倒なことを避け、逃げて楽をする利益の方が大きいと考えています。
3-3. 自己肯定感が低い
自己肯定感が低いゆえに逃げ癖がついてしまっている人もいます。
度重なる失敗を経験してきたり、幼少期から怒られて育ってきた人などは、自己肯定感が低い傾向があります。
そして自己肯定感が低い人は自分に自信が持てず、何をやってもうまくいくはずがないと思い込んでいます。
自己肯定感が低いと、人生の困難にぶつかったとき、簡単にあきらめしまう傾向があります。
これまでに努力をしても一度も成功をしたことがないという人は、特に努力が無駄だと感じています。
力不足の自分が頑張ったところで、到底人生に対抗できるはずがないと思い込んでいます。
「俺にできる訳がない」
「どうせ失敗するだけだ」
という思いが常につきまとっています。
3-4. 楽に生きたい
逃げ癖がある人は、大前提として楽に生きたいという甘ったれた考えからできている場合もあります。
特に恵まれた環境に育ち、人生の苦を味わったことのない人はこのような傾向があります。
例えば、生まれながらにしてお金持ちに家に生まれ育ち、贅沢三昧をして育ってきた人の場合。
このような人は、その恵まれた環境のせいで苦痛を伴う行動を自然に避ける傾向があります。
今まで月に50万円のお小遣いを何もしなくても手に入れていた人が、1日中アルバイトをして月に20万円稼ごうとは思いません。
馬鹿馬鹿しいと考えることでしょう。
楽に生きてきた人は、苦痛を伴うことが大嫌いです。
楽しく楽できる人生を今後も送るという気持ちが強いため、面倒なことがあれば簡単に放棄することでしょう。
3-5. 人生の目標がない
人生の目標がないと、人生が投げやりになりがちです。
そのため、人生に困難が生じると、簡単に物事を放り出してしまうことが多くなります。
人生において目標を持つということは人生の困難に立ち向かう上で非常に大事です。
「あの人のようになりたい」
「自分はこうなりたい」
という憧れや夢、希望を持つと、どんなことがあっても歯を食いしばって頑張ることができるからです。
しかし、憧れや夢、希望がない場合、困難に立ち向かおうという原動力が持てず、逃げ腰で物事に向かってしまうところがあります。
困難に立ち向かう意義が見いだせず、自然とその嫌な現状から逃げ出してしまうことでしょう。
「何が何でも成し遂げてみせる」
という強い意気込みは、目標となる明確な将来のビジョンがあるからだといえます。
4. 恋愛における逃げ癖の例
恋愛において逃げ癖になってしまう人がいます。
具体的にみていきましょう。
4-1. 自分の容姿の悪さを盾にして言い訳
恋愛において逃げ癖のある人は、自分の中身よりも外見に問題があって恋愛が成就しないと思い込む傾向があります。
本当は自分の逃げ癖のせいで、いつも恋愛が暗礁に乗り上げているのに、そこには目を向けず外見や体型に問題があると認識していたりします。
本当は自分の自信のなさからくる逃げだと本人も分かっているのかもしれません。
ですが、そこを認めてしまうと自分の弱さと直面することとなり、自らの弱点を認めざるを得なくなります。
逃げ癖のある人はそうした自分の悪い本質から目を離そうとする傾向があります。
恋愛においては、「好きな人が自分に気がないのは自分の外見が悪いから」
などと、性格ではなく外見に難があると思いがちです。
そうして自分の心が傷つかないように恋愛から目を背けようとしていきます。
4-2. 告白しても失敗するだけ
逃げ癖のある人は自己肯定感が低いため、恋愛においてもマイナスなことしかイメージすることができません。
告白してお付き合いするという成功よりも、フラれて笑い者になるといったマイナスなことを強く想定する傾向があります。
「どうせ自分が告白してもフラれるに違いない」
「たとえ自分とお付き合いしてもうまくいくことはないだろう」
と思い込みやすいです。
自分に自信がないので、順調に二人の愛を育めるという自信が持てません。
そのため、好きな人ができても告白するのを躊躇い、そうこうしているうちにライバルに先を越されたり、良いタイミングを逃したりして恋が実りにくいところがあります。
また失敗ばかり想定するので、告白前に脳内で自分の気持ちに疲弊して、恋をあきらめてしまうこともあるでしょう。
4-3. 別れた後が怖い
逃げ癖がある人は、失敗したときの恐怖心に人一倍恐れを抱いているところがあります。
恋愛においても同様で、恋人が欲しいと思っても別れた後の孤独感や喪失感を考えると、怖くて怖くて仕方がありません。
恋がしたいと思っても、どうしてもその恐怖心から逃れられず、消極的になってしまうところがあります。
恋をして傷つくくらいなら、初めから恋をしない方がマシ、傷つかずに済むなどと考えている人もいることでしょう。
恋愛において逃げ癖のある人は、恋愛において打たれ弱い人だといえます。
恋人を失ったときに、その悲しみや寂しさに自分が果たして受け止められるのか自信がもてません。
その自分の心の弱さが、恋に臆病な自分を作り上げ、逃げるという行動を引き起こしています。
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