オーリングテストついて徹底解説・胡散臭い？嘘？詐欺？ | SPITOPI

オーリングテストとは、どんなテストなのでしょう。

初めて聞いた人にはチンプンカンプンなこの言葉。

知っておくと便利なテストかもしれません。

詳しくみていきましょう。

1. オーリングテストとは?

オーリングテストの正式名称は「バイ・ディジタル・オーリング・テスト」といいます。

体の一部を使って、その人が健康か否かを判断する方法、それがオーリングテストです。

このオーリングテストが便利なのは、器具や道具は一切必要なしで、どこででも検査が可能だというところです。

オーリングテストをするには、テストを受ける人と、テストをする人の2人1組で行います。

テストを受ける人は、親指と人差し指をくっつけて、OKサインを作ります。

テストをする人は、そのOKサインの輪の中に、自分の指を鎖になるように輪を作り、両側から水平に引っ張ります。

そして、親指と人差指が離れるかどうかで診断するという方法です。

親指と人差指が離れたら、体に不調があることを示し、離れなければ問題ないと診断します。

オーリングテストを受ける際は、一方の手でOKサインの輪を作り、もう一方の手で体の様々な部位を触ります。

そして、体のある部位を触ったときに輪が離れれば、そこがその人の調子の悪い部位であるということです。

この体の部位というのは、いわゆる、東洋医学でいるところのツボです。

東洋医学においては、臓器ごとに体のツボが存在していますが、その部位を触っての診断となります。

このオーリングテストですが、アメリカ在住の日本人医師・大村恵昭氏が考案した代替医療となっています。

このオーリングテストは1993年にアメリカで特許を受けています。

この大村医師は、西洋医学に限界を感じ、東洋医学を学ぶ中、ある事に気が付いたそうです。

それが、このオーリングテストなる方法で、人は調子の悪い部位を触ると、指で作った輪が簡単に離れてしまうというものでした。

ただし、まだ検証可能な根拠が示されていないため、非科学的な範疇にあるテストだといえます。

ですが、しっかりとした脳神経の理論を得ており、説明のつかない怪しいテストではありません。

オーリングテストは通常は2人で行いますが、1人で行うことも可能です。

その場合は、頭の中で体の部位や薬を想像し、一方の手でOKサインを、もう一方の手でそのOKサインの輪を外す輪を作り、指が離れるかどうかを診断するそうです。

2. オーリングテストでできると言われている事

オーリングテストでできると言われていることとは何でしょう。

詳しくみていきます。

2-1. 調子の悪い体の部位が分かる

オーリングテストを受けると、体の調子が悪い部位を発見することができます。

東洋医学でいる臓器のツボを押して、指が開いたツボがあれば、そのツボに該当する臓器が優れていないということになります。

自分では気付かない臓器の異変でも、このオーリングテストを受ければ、簡単に見つけることが可能です。

医療機関に健康診断を申し込むとすれば、時間や金額を要しますが、このオーリングテストなら自宅でも診断でき、金額もタダです。

体が深刻な状態の場合はおすすめできませんが、ちょっと気になる場合などに気分転換にオーリングテストを受けてみるのもよいでしょう。

オーリングテストでは、調子の悪い部位を触った時は、指が離れてしまいますが、逆に何の異常もない部位を触った時は、指が離れることはなく、変化が生じないそうです。

2-2. 薬が体に合っているかが分かる

オーリングテストで分かることは、調子の悪い部位だけではありません。

その人にどのような薬が合っているのかを探ることも可能だそうです。

例えば、漢方薬などは、その人の体調や体との相性をみて、薬を調合していきます。

漢方薬を調合する際は、生活習慣やこれまでにかかった病気などを見て、どの薬が適しているのかを漢方医が判断し見分けていくことになります。

ですが、オーリングテストを行えば、こうした煩わしい手間を省くことができます。

一方の手で漢方薬を持ち、もう一方の手でOKサインを作ったら、指が離れるかどうか引っ張ってもらいます。

もし、指が離れるようなら、その薬は相性の悪い薬です。

逆に指が離れなければ、相性の良い薬となります。

2-3. 薬の効き目が分かる

オーリングテストで分かるのは、どの薬と相性がよいのかだけにとどまりません。

その人にとって、どの薬が一番効き目があるのかを見分けることができます。

例えば、身近なところでいえば、サプリメントなどがそうです。

市販されているサプリメントは、その効果に個人差があり、時には何の効果も得られないという場合があります。

しかし、このオーリングテストを使えば、そういった事態を避けることができます。

一方の手でサプリメントを持ち、もう一方の手でOKサインを作って、指が離れなければ効き目があるということです。

また、最も効き目のある薬の場合、OKサインを作った指に強く力が入ります。

指の力が最大限に強くなればなるほど、その薬の治療効果が高いと言われています。

2-4. アレルギー物質が分かる

オーリングテストではアレルギー物質も簡単に見分けることができると言われています。

アレルギー物質を一方の手で触ると、体が異常を察知し、もう一方で作ったOKサインの指が離れるそうです。

アレルギー物質を判断するにはアレルギー検査が有効です。

ですが、アレルギーを特定するには、ありとあらゆる物質を挙げて、一つずつ検査を行うしかありません。

かなりの時間を費やすことになりますし、検査結果がすぐには出ないので、アレルギー物質を発見するにはそれなりの手間がかかります。

こうした状況の中、オーリングテストを使えばアレルギー物質を簡単に発見できるので有効です。

まだ実証されていないテストなので、確実なことは言えませんが、ちょっと気になるなという程度のときに用いてみてもいいかもしれません。

2-5. 相性の良い所持品が分かる

オーリングテストを行うと、自分の気を高めてくれる相性の良い所持品を発見することができます。

例えば、パワーストーン。

パワーストーンには波動があり、持ち主との波動の相性があると言われています。

相性の良いパワーストーンを持てば、さらに自分の気の力を高めることができ、心身に活力をもたらすことができます。

オーリングテストを用いれば、簡単にパワーストーンとの相性の良さを判断することができます。

自分の生活の質をあげてくれる、気を高めるアイテムは何かを知ることができます。

気を高めるアイテムとしては、パワーストーンの他に、その日に着る服や小物、バッグや靴など、身に着けるものとの相性なども挙げられます。

これらのアイテムにおいても、オーリングテストで簡単にその日の自分の気を高めてくれるアイテムを発見することができます。

3. オーリングテストの嘘派・信憑性がないと思う派の意見

オーリングテストは実証されていないテストなだけに、こうした意見も数多くあります。

具体的にみていきましょう。

3-1. 自分の欲望が無意識に出てしまう

オーリングテストは自分の欲望が無意識に出やすいテストだと言われています。

というのも、オーリングテストは人の筋肉を使って、その力加減で診断する方法だからです。

人は感情を無にしているつもりでも、知らずしらずのうちに「こうであってほしい」という願望が体の筋肉反射へと繋がり、期待通りの行動を起こしてしまうということがあるからです。

オーリングテストを正しく行うには、こうした邪念を取り払う必要があります。

そのため、オーリングテストを受けるとしても、人によって感情の波がある人とない人という個人差があるので、正しい診断ができるかどうかはその人次第なところがあります。

オーリングテストを正しく受けるには、感情をまっさらな状態にして受ける練習を繰り返した方がよいという声もあります。

人によって診断の精度が違うところ、そして感情という曖昧なものに診断結果が左右されやすいところが、いまいち信憑性に欠けると言われている理由でしょう。

3-2. 実証されていない

オーリングテストがいまいち確実なことが言えないのは、実証されていないからです。

オーリングテストの理論としては、体に異常があるときにその部位を触ることで脳がその異常な刺激をキャッチし、それが指に反抗力として伝わるというものです。

つまり、筋(すじ)の刺激が脳神経に繋がって異常を発見するという仕組みです。

こういった作用は鍼灸の理論からきているもので、理論的には説明できない訳ではありません。

ただし、この鍼灸自体、十分に実証された理論ではないため、オーリングテストも同様にいまいち確かなことがいえないテストして受け取られてしまいがちです。

鍼灸と同様、効果を得ていると実感している人もいますが、実感がないという人も存在し、その効果がまちまちなところもオーリングテストの信憑性が欠ける一因として挙げられるでしょう。

3-3. 結果が変わりやすい

オーリングテストの弱点として、テストを受ける側とテストをする側のその日の体調や気分によって、結果がコロコロと変わってしまうというところがあります。

気分の波があったり、体調の良し悪しに診断結果が左右されるので、万全な体勢を整えていなければ正しい診断ができないところがあります。

そして、このようにコロコロと診断結果が変わってしまっては、オーリングテストが胡散臭いと言われてしまうのも無理がありません。

どの結果が正しいのか、見分けがつかないので、診断してもなんとも言えないところがあります。

4. オーリングテストが当たる・すごいと思う派の意見

オーリングテストが当たる・すごいと思う派の意見も挙げてみます。

4-1. ギャンブルが当たる

ギャンブラーな人達の中には、オーリングテストを用いて、お金を儲けた人もいるようです。

競馬が当たった、調子のよいパチンコ台を手に入れることができた、宝くじを当てることができたなど、オーリングテストを用いてギャンブル運を向上させた人が見受けられます。

ギャンブルは病気と違って、オーリングテストに効果があったかどうかを見分けることが可能です。

当選していれば、オーリングテストの信憑性は高まり、外れれば信憑性は低まります。

そのため、オーリングテストを用いてギャンブルで一山当てている人は、オーリングテストを信用している人が多いようです。

本来は病気の有無を発見するための代替医療ではありますが、ギャンブルに用いてその効果を実感している人が多数いるようです。

4-2. 無くした物が見つかった

オーリングテストは、無くしたものを見つける際にも効果を発揮するようです。

例えば、無くした物があったとき、一方で本棚や机など、無くしてしまいそうな箇所を触り、もう一方の手でOKサインを作ります。

そして、オーリングテストを行って、指が離れればそこにはない、指がくっついたままならそこにあるという判断です。

オーリングテストで無くした物が見つかったという例がいくつか見受けられます。

日常においてよく無くし物をする人にはいい方法かもしれません。

また、オーリングテストによって無くした物が見つかるという事実は、実証されやすいため、こうした出来後によってオーリングテストを信じている人が多く見られます。

4-3. 恋愛運が向上

オーリングテストを受けて、恋愛運が向上したという意見もあります。

運命の人に出会える場所を見つけたら本当に結婚することができた、好きな人と偶然、街で遭遇することができた、好きな人とトントン拍子に交際まで発展することができたなど、オーリングテストを用いることで恋愛運がグッと上がったという人が多いようです。

オーリグンテストでは、どのような服を着れば、恋愛運がアップするのかやどこに行けば好きな人に遭遇できるかなど、人が予知できないようなことも知ることができるようです。

科学的には説明のつかないことですが、実際にオーリングテストを用いたら、好きな人に遭遇したり、デートをすることができた人が多いので、信憑性のあるテストだと信じている人は多いようです。

5. オーリングテストをやる時に注意したい事

オーリングテストをやる時に注意したい事を挙げてみます。

5-1. 無理に力を入れない

オーリングテストをする際は無理に力を入れるのは厳禁です。

無理に力をいれてしまってはオーリングテストの精度は下がってしまいます。

オーリングテストとは、あくまで体が異常を察知して指が離れるという診断方法です。

力技で指を話そうとするようなものではありません。

オーリングテストを誰かに施す側の人は、OKサインの輪を軽く水平に引っ張るだけでよいのです。

もし、テストを受けている人に異常があるのなら、軽い力であるはずなのに、簡単にパカァ〜ッと指が離れるはずです。

それで指が離れなければ、その部位には異常がないということなので、それ以上の力で指を離そうとする必要はありません。

5-2. 半信半疑でやらない

オーリングテストをする際は、半信半疑でやってはいけません。

テストを受ける側はもちろん、テストを施す側にもいえることです。

オーリングテストは感情に左右されい診断方法です。

どんなに平常心を保とうとしても、オーリングテストを信じていない人は無意識にその想いが筋肉への反射へと繋がり、それが結果を左右してしまいます。

これでは正しい診断とはいえません。

正しい診断を受けるには、半信半疑でテストを行わないというのが鉄則です。

とはいっても、実際に実証されていないテストなので、最初は本当に診断できるのか疑ってしまうことでしょう。

そのような場合は、どうでもよいことでオーリングテストの信憑性を試してみてはいかがでしょう。

なくしものがある人や片づけた場所が分からない人はオーリングテストでその場所を発見してみましょう。

きっとオーリングテストが信憑性の高いものだと分かるはずです。

5-3. 電磁波のある場所では行わない

オーリングテストは電磁波に結果が左右されてしまうという弱さを持っています。

そのため、電磁波がある場所は避けて診断するようにしましょう。

時計や携帯電話を身に着けたまま行うのはNGです。

また、テレビやパソコンのある部屋も避けましょう。

なるべく電磁波からは離れて行うようにします。

また、金属製の物も結果を左右するといわれています。

テストを受けるときはピアスや眼鏡、ブラジャーなどに金具がついているのなら、それらも取り除いてから行いましょう。

これはオーリングテストを受ける側だけでなく、施す側にも言えることです。

施す側の人も金属などは身に着けず、外した状態で施すようにしましょう。

まとめ

オーリングテストは確かめようのない診断方法であるため、その実証性を立証するのは難しいです。

自分で実際に体験しなくては何とも言えないのが実情なので、もし、興味があるのなら、一つの手段として試してみてはいかがでしょう。

オーリングテストだけで正しい診断だと断定することはできませんが、診断結果の一つとして参考にするとよいかもしれません。