エンジニアとは技術者のことですが、どのような仕事があるのか、また向いている人、向いていない人をまとめてみました。
- エンジニアとは?
- エンジニアに向いている人の特徴
- エンジニアに向いていない人の特徴
- エンジニアの魅力
- エンジニアがきついと言われる理由
- エンジニアの種類
- まとめ
1. エンジニアとは?
エンジニアとは工学(エンジニアリング)に関する専門的な才能や技術を持った人のことをいいます。
エンジニアといってもそれは総称なので、実際の仕事内容はよくわからないというイメージがあるのではないでしょうか。
エンジニアの種類は後で詳しくまとめますが、様々なものがあります。
工学的な専門的知識を利用して、様々なサービス、機械製品、システムなど「生産」が必要な産業全てに必要とされる職業です。
そして、工学的な知識はもちろんですが、物理学や数学など理数系の専門的知識も必要となりますので、理系の人向けな職業です。
2. エンジニアに向いている人の特徴
エンジニアに向いている人の特徴をまとめてみました。
2-1. スキルを備えている
まずは基本中の基本です。
エンジニアとなる為の最低限の知識や仕事に対する興味、理解力を持っていることです。
理数系であるということは大事なスキルといえるでしょう。
2-2. 好奇心が旺盛である
物事に対して、好奇心旺盛な人はエンジニア向きといえるでしょう。
どうしてそうなっているのだろう、もっと良くできるのではと一つのことをあらゆる角度から考えることが好きな人は向いているといえます。
2-3. コミュニケーション能力がある
エンジニアといえば一人でパソコンに向かっているといったイメージかもしれません。
しかし、大きなプロジェクトなど他のエンジニアと共同で仕事を進めていくこともあります。
コミュニケーション能力は必要なのです。
2-4. 体が丈夫な人
エンジニアといえば、徹夜で仕事をするとか、泊まり込みといった印象を持つこともあるのではないでしょうか。
長時間労働になりやすい傾向はあります。
その為体が丈夫な人が向いているといえるでしょう。
睡眠不足に弱いタイプなどは体力的に厳しいかもしれません。
2-5. メンタルが強い人
体が丈夫なことも求められますが、精神力も必要です。
長時間労働や休日でも仕事といったことになりますと、心が折れやすくなります。
休みたいとか、きついことから逃げ出したいと思うことでしょう。
そのような状態になっても折れない強い心、やり遂げてみせる!といった精神力の強さがある人はエンジニアに向いています。
2-6. 好きなことに熱中できる
自分が好きなこととなると、寝食を忘れるほど熱中できる人はエンジニアに向いています。
好きなことであっても、それほど情熱的になれないというタイプでは難しいかもしれません。
2-7. 集中力が高い
いざ、仕事となったら、集中力を高めることができる人はエンジニア向きです。
どうしても集中力が散漫になる、集中力が続かないという人は、仕事内容自体に飽きや嫌気がきてしまう可能性があります。
一旦集中すると、その集中力が長時間途切れにくいという人が向いている人なのです。
2-8. より良く高めていきたいという気持ちがある
エンジニアの仕事は、改良を重ねてより良いものを作って提供していくことにあります。
エンジニアはそこに仕事の喜びを感じるわけですが、自分のことをより高めていきたいという気持ちがある人はエンジニアに向いているといえるでしょう。
2-9. オタクタイプの人
エンジニアというのは、非常に専門性の高い仕事となります。
その為あらゆることをそつなくこなすというよりは、一つのことだけに詳しい、深く掘り下げていく、突き詰めていくというタイプの方が向いています。
他のことは興味がなくても好きなことに関しては誰にも負けない、詳しいといったオタク気質の人はエンジニアに向いているのです。
2-10. 知識欲が旺盛がである
エンジニアの仕事は、一回覚えたらずっとそれを繰り返すといった仕事内容ではありません。
常に新しいもの、改良といったように変化していかなくてはならないのです。
知識欲があって、新しいことを積極的に覚えよう、勉強しようといった気持ちが強い人はエンジニアに向いています。
2-11. コツコツ積み重ねることが好き
エンジニアの仕事は、派手というよりは、コツコツと地味なイメージです。
その為コツコツと何かを続けて、積み重ねていくことが好きな人は性格的にエンジニアに向いているといえるでしょう。
2-12. 論理的思考力がある
エンジニアは論理的思考が必要とされています。
つまり数学が得意な人がエンジニアに向いているということになります。
数学が苦手、嫌いという人は感覚的な仕事の方が向いているといえるでしょう。
2-13. 自己管理ができる
エンジニアの仕事は、楽なものではありません。
仕事がきついとか、帰れないほど忙しい、休みの日も仕事でつぶれるといった覚悟も必要です。
またそのような状態ですから、体力、気力がしっかりしている人でないと務まらないでしょう。
自己管理ができる人でないと厳しいでしょう。
2-14. 仕事にやりがいを求めたいタイプ
仕事において、やりがいを求める人は向いています。
楽をすることよりも自分が積極的に関わりたい、存在意義を仕事で見出したい(仕事に生きる)と思っている人にはエンジニアの仕事はきつくても充実感を感じることができるので向いているでしょう。
2-15. 高収入を得たい
エンジニアは、入る会社によっては稼げない場合もあります。
いわゆるブラックということもあるでしょう。
また下請けなどではいくら働いても待遇に満足はできないでしょう。
しかしエンジニアとして実力があれば転職は他の業種に比べて簡単なのです。
つまり自分にしっかりとしたスキルがあれば、出世することは可能です。
良い転職先を見つけることができれば年収が大幅に上がることも望めるのです。
それは他の業種ではほとんどないことです。
少々きつくても、お金を沢山稼ぎたいという気持ちがある人はエンジニアが向いています。
3. エンジニアに向いていない人の特徴
エンジニアに向いていないとも思われる人の性格や特徴をまとめてみました。
3-1. 向上心に欠けるタイプ
仕事や生き方において、向上心が持てないタイプはエンジニアには向いていないでしょう。
決められた通りにこなす方が好きという人もエンジニアは不向きでしょう。
3-2. 勉強が嫌い
エンジニアの仕事は一旦就いたらそれがゴールではありません。
ベテランであろうと、新しいことは覚えていかなくてはなりません。
とくにIT系、Web業界においてはどんどん進歩をしている最中です。
「新しいことはわからない」と嫌がるタイプはエンジニアの仕事は向いていないでしょう。
3-3. 完璧主義な人
自分で最初から最後まで手掛けて作り上げたいといういわゆる完璧主義な人。
他の人から違うやり方をアドバイスされても頑なに自分のやり方で通したいというタイプです。
スピードを求められる時にそのやり方ではなかなか完成できません。
完璧主義で柔軟性が足りない人は向いていない性格といえるでしょう。
3-4. お人好しな性格
お人好しな性格の人は頼まれたら嫌といえなかったり、押し切られる形で嫌なことを渋々引き受けてしまうといった損する面が仕事で見られがちです。
エンジニアの仕事ではそのようなことをしていたら自分がパンクしてしまうことになります。
冷静に引き受けられないことは断ることも求められます。
3-5. 楽にお金を稼ぎたい気持ちが強い
決められたことしかしたくない、なるべく労力を少なくしてお金を稼ぎたい、こういった傾向が強い人は、エンジニアには向いていないといえるでしょう。
エンジニアの仕事は突発的なことが起こります。
休みであっても電話がかかってくることもありますし、場合によっては職場に行かなくていけないこともあるかもしれません。
長時間労働になりやすいですし、楽とは無縁。
そういう覚悟が必要でしょう。
つまりなるべく負担がかからない働き方を好んでいる人には向いていない仕事です。
3-6. IT系に興味がない
IT系に興味がなく、Web上で何かしたいとか、面白そうだと感じることができない人はエンジニアの仕事には向いていないタイプでしょう。
パソコンと向き合うより人と触れ合いたい、Webの世界にときめかないという人はエンジニアではない職業の方が相性が良さそうです。
3-7. パソコン作業が苦手
パソコン作業が苦手、嫌いという人もいます。
また一通りのスキルはあるけれど、それほど興味が持てなくてできれば違うことがしたいと思う人もいます。
休みの日はほぼパソコンを触らないという人もなかにはいるでしょう。
そのような人はエンジニアという仕事をそれほど好きになれるとも思えませんし、他の仕事に興味が向いていることでしょう。
3-8. 理数系は嫌い
数学は絶対的に苦手という人もエンジニアには向いていないでしょう。
数学が好きな人の方が向いていることからもそれはいえます。
3-9. 人と意見を交換しあうことができない
エンジニアは、一人で作業というイメージも持たれます。
確かに一人で地味な作業を繰り返すこともあるでしょう。
しかし大規模なプロジェクトになればチームで仕事をすることになります。
人と意見を交換したり、協力することもあるのです。
人と接するのが嫌、人の意見を聞きたくないという人はエンジニアという仕事は苦痛になりやすいでしょう。
3-10. 一つのことを長く続けられない
エンジニアは、集中力が求められるのです。
一つのことを長く続けることができない、すぐに気が散ってしまうという人は仕事内容自体が苦痛になってしまうことでしょう。
また嫌なことがあったらすぐに仕事を辞めたいと思う人も難しいでしょう。
ちょっとやそっとのことでは諦めない、粘り強さがある人がエンジニアに向いている人であり、すぐに投げ出す性格の人は向いていないのです。
4. エンジニアの魅力
4-1. 自分が作り上げたシステムが人に受け入れられる喜びがある
自分が設計、構築したシステムが企業で使われる、人に受け入れられることに大きな喜びがあります。
誰かの役に立ちたい、人はそのような気持ちがどこかにあるものです。
エンジニアの仕事は大変なことも多いのですが、喜びも大きいのです。
改良を重ねて顧客に喜ばれると、満足感、達成感もひとしおでしょう。
4-2. プロジェクトの一体感、達成感
大規模なプロジェクトは他のエンジニアと共に進めていくことになります。
一緒に苦労をして良いものを作り出せたという一体感、達成感は素晴らしいものです。
苦楽を共にしたという仲間意識も芽生えて人間関係も広がります。
4-3. 専門性が高いので転職も簡単、出世も望める
エンジニアの仕事は専門性が高いので、転職も簡単にできます。
IT業界は実力があるかどうかが重視されます。
実力さえあれば転職は簡単ですし、この業界の人材は流動的です。
一つの会社にずっと長く勤め続けることが美徳とされた時代もありましたが、今は違います。
転職を繰り返しスキルアップしていく、年収を上げていくということがエンジニアには可能なのです。
4-4. 海外で働くことも可能
ネットワークは世界中繋がっています。
自分と同じ業務を世界中の人がしているということになります。
それは自分も海外で働こうと思えば可能ということでもあります。
4-5. 新しいことへ挑戦できる
ITの世界は、日々進歩しています。
常に勉強をしていなければあっという間に置いて行かれてしまうことでしょう。
しかし、それは常に新しいものと触れ合えるということでもあります。
毎日決まりきったことをずっと続けるのではなく、仕事内容は進化、変化の連続です。
とても大変なことかもしれませんが、チャレンジ精神が豊富な人にとっては胸がわくわくすることであり、大きな魅力ではないでしょうか。
4-6. 給与が高い
能力の高いエンジニアであれば、転職して年収を大幅に上げるということはそう難しいことでも珍しいことでもありません。
他の業種では難しいことでもエンジニアであれば可能なのです。
もちろん能力があることが前提です。
仕事ができるエンジニアであれば高収入を得られるのです。
5. エンジニアがきついと言われる理由
5-1. 長時間労働になるから
エンジニアと聞くと浮かぶイメージが、長時間労働、家に帰れず職場に寝泊まりといったものではないでしょうか。
エンジニアが長時間労働になってしまうのは理由があります。
まずその人しかできない仕事内容といったものがあります。
他の人に手伝ってもらうといったことができにくいのです。
またパソコンがあれば仕事ができる為「ずっと続けてしまうことができる」ということもあります。
人員を増やしたとしても、説明したり教えたりと結局面倒を見る手間がかかるので自分の負担が劇的に減るということもありません。
結果的に長時間仕事をしてしまうという状況になりやすいのです。
5-2. 人材不足だから
世の中では、いい仕事がないと嘆いている人が多いような気もします。
が、一方では人材不足となる業界もあります。
エンジニアはまさにそれで、常に人材不足です。
理由としてはWeb業界の急成長にあるとされています。
爆発的に普及したスマートフォン、タブレットの類によってそれまでパソコンを敬遠していた人たちも手軽にインターネットを楽しむようになりました。
それに伴って日々新しいWebサービスが生まれ、改良を重ねながら進歩を続けています。
また古くから活躍していたエンジニアが定年退職をしていくことも重なり、さらに人材不足となっているのです。
若い世代にエンジニアはきついとか帰れないといったイメージが広がっていて、なかなか人が集まりにくいという状況でもあります。
その為エンジニアの仕事量は多いまま、負担が集中しやすいということになるのです。
5-3. 下請けだから
大きな仕事を受けることができるのは大手だけ。
つまり大手ではなく、下請けで仕事をしているエンジニアにとっては、報酬は低くなりきつくなるという構造になっています。
納期に追われきつい思いをして作り上げたとしても成果は自分のものにはなりません。
また仕事量と待遇が合わないということもあるのです。
仕事ができるエンジニアであれば見切りをつけて転職を考えていくことになります。
5-4. 精神的に追い詰められるから
プロジェクトも大詰めという時や、自分が関わったものがリリース直前の時、もしくはプロジェクトが上手くいかず人間関係的にも良くない時は精神的に苦しいものがあります。
「大丈夫だろうか」「上手くできるか」「逃げ出したいけど逃げ出せない」といったようにプレッシャーが常にあるようなものです。
エンジニアは体も心も強くなければやっていけないといわれます。
5-5. 休日も落ち着かないから
自分が設計したものに関しては、何かあれば自分が責任者です。
例えばトラブルが発生したとしたら、まず一番に電話がかかってきます。
それは休日であっても同じです。
休暇中で旅行をしていても仕事の電話がかかってくるということもあるので、仕事とプライベートの区別がつきにくくなってしまいます。
オンオフの区別をしっかりつけたい人にとっては落ち着かずストレスと感じることもあります。
6. エンジニアの種類
エンジニアというのは総称であり、沢山の種類があると冒頭で少しふれました。
ここではエンジニアの種類をまとめてみました。
これが全てというわけではなくまだ沢山の種類があるのですが、代表的なものを紹介しましょう。
6-1. IT系エンジニア
IT関係も専門分野が分かれています。
以下のような種類があります。
・システムエンジニア
インターネット、スマートフォン、銀行で使うITシステムの設計や構築を担当しています。
仕事相手から「仕事をもっと楽にしたい」という要望を受けて、コンピュータで簡便化や効率化をします。
また、どのようなプログラムがあれば楽になるかなどを一生懸命考えるエンジニアです。
・プログラマー
システムエンジニアと似ていて業界外の人から見れば見分けがつかないのですが、プログラマーは、日本においてはシステムエンジニアの下流工程を表すことが多いです。
プログラマーは設計などをせず、作業をする人のイメージといえばわかりやすいでしょうか。
・データベースエンジニア
データベースエンジニアは「どう並べれば早くなるのか」「どれくらいのデータを扱うのか」というように、コンピュータシステムの司書のような役割です。
膨大な情報を効率よく検索する為にはデータベースエンジニアの専門的知識が必要なのです。
・セールスエンジニア
技術情報に詳しく、顧客と技術用語を使いながら仕事の話を進めていく人のことをこう呼びます。
セールスマンが無理な契約を取らないように間に入りながら、エンジニアに下準備をしてもらうなど、顧客と開発の間を取りもちます。
6-2. 機械・工学系エンジニア
IT系ではないエンジニア、職人のイメージが強いかもしれません。
・モーターエンジニア
電気の力で回転する、モーターを設定します。
おもちゃに組み込むような小さなものであったり、より静かな扇風機を作ったり、電気自動車の動力も作っています。
この先、電気自動車が主役となる時代が来たらますます活躍することでしょう。
・プラントエンジニア
水力や風力など、動力に応じた最適な構造の発電機を作ったり維持したりといった仕事になります。
・船舶エンジニア
船の設計を行います。
・航空エンジニア
飛行機を設計します。
・電気工事エンジニア
電気は発電所から来て、変電所を経てそれぞれの家まで届きます。
屋内の工事を行うのは、資格が必要となっていますので一般の人がすることはできません。
電気工事エンジニアに依頼することになります。
・土木エンジニア
街でビルを建てたり、山にダムを造ったりといった、地図に載りそうな大きさのものを作る仕事をします。
・溶接エンジニア
バチバチと強い光を放ち、顔ガードを片手にして溶接をしている人です。
金属と金属を繋げます。
ビルの鉄骨や、橋と大きなものを作ります。
・その他の機械・工学系エンジニア
ボイラー、プレス加工、旋盤、建築士、宇宙工学などがあります。
6-3. 化学系エンジニア
研究室で白衣を着て、顕微鏡を見ているイメージが化学系エンジニアです。
・ケミカルエンジニア
日常の暮らしを、もっと化学的な手法で、便利かつ安全にできないかを考えています。
・材料工学エンジニア
汗を吸うと発熱するシャツ、触るとひんやりする素材を作り出す為に、様物質を混ぜ合わせたり、あらゆる環境に置くなどの、実験をくり返しています。
6-4. 環境・農業系エンジニア
公害・騒音・汚染などを未然に防ぐ為の施策を考えるエンジニアです。
ハウス内で病気や害虫もなく安定した環境で美味しい野菜を作るための技術を磨くアグリエンジニア、樹齢数百年を超す樹木の健康診断をする樹木医などがあります。
6-5. 医療系エンジニア
医療に関わるエンジニアの種類もあります。
・病理医
医師の一形態です。
人の体を機械として見た時、詳しい故障原因を探るという意味ではエンジニアといえるのです。
・レントゲン技師
レントゲンだけでなく、CTスキャン、MRIなど、体の中を見る専門家です。
・臨床検査技師
医療のエンジニアといえば代表的なのが臨床検査技師でしょう。
採血された試験管を受け取ったり、病変部を染色したり組織の切片を作ったりと、医療診断の技術的側面をになっています。
・歯科技工士
歯科医が取った型を元に技師が入れ歯を作ります。
・臨床工学士
人工心肺やその他生命維持装置の操作を担当します。
・義肢装具士
義手・義足を作る仕事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
エンジニアとは一体どのような仕事のことなのかお伝えしてきました。
様々な職種があり、エンジニアという言葉自体は総称です。
エンジニアと一言でいっても仕事内容はかなり違いがあることをおわかりいただけたでしょうか。
パソコンに向かい合っている人といったイメージが強いと思いますが、あの仕事もこの仕事もエンジニアといえるのだということが理解できたことでしょう。
自分にとって向いているか、どうかよく考えてから職業を選んでください。
3. エンジニアに向いていない人の特徴
エンジニアに向いていないとも思われる人の性格や特徴をまとめてみました。
3-1. 向上心に欠けるタイプ
仕事や生き方において、向上心が持てないタイプはエンジニアには向いていないでしょう。
決められた通りにこなす方が好きという人もエンジニアは不向きでしょう。
3-2. 勉強が嫌い
エンジニアの仕事は一旦就いたらそれがゴールではありません。
ベテランであろうと、新しいことは覚えていかなくてはなりません。
とくにIT系、Web業界においてはどんどん進歩をしている最中です。
「新しいことはわからない」と嫌がるタイプはエンジニアの仕事は向いていないでしょう。
3-3. 完璧主義な人
自分で最初から最後まで手掛けて作り上げたいといういわゆる完璧主義な人。
他の人から違うやり方をアドバイスされても頑なに自分のやり方で通したいというタイプです。
スピードを求められる時にそのやり方ではなかなか完成できません。
完璧主義で柔軟性が足りない人は向いていない性格といえるでしょう。
3-4. お人好しな性格
お人好しな性格の人は頼まれたら嫌といえなかったり、押し切られる形で嫌なことを渋々引き受けてしまうといった損する面が仕事で見られがちです。
エンジニアの仕事ではそのようなことをしていたら自分がパンクしてしまうことになります。
冷静に引き受けられないことは断ることも求められます。
3-5. 楽にお金を稼ぎたい気持ちが強い
決められたことしかしたくない、なるべく労力を少なくしてお金を稼ぎたい、こういった傾向が強い人は、エンジニアには向いていないといえるでしょう。
エンジニアの仕事は突発的なことが起こります。
休みであっても電話がかかってくることもありますし、場合によっては職場に行かなくていけないこともあるかもしれません。
長時間労働になりやすいですし、楽とは無縁。
そういう覚悟が必要でしょう。
つまりなるべく負担がかからない働き方を好んでいる人には向いていない仕事です。
3-6. IT系に興味がない
IT系に興味がなく、Web上で何かしたいとか、面白そうだと感じることができない人はエンジニアの仕事には向いていないタイプでしょう。
パソコンと向き合うより人と触れ合いたい、Webの世界にときめかないという人はエンジニアではない職業の方が相性が良さそうです。
3-7. パソコン作業が苦手
パソコン作業が苦手、嫌いという人もいます。
また一通りのスキルはあるけれど、それほど興味が持てなくてできれば違うことがしたいと思う人もいます。
休みの日はほぼパソコンを触らないという人もなかにはいるでしょう。
そのような人はエンジニアという仕事をそれほど好きになれるとも思えませんし、他の仕事に興味が向いていることでしょう。
3-8. 理数系は嫌い
数学は絶対的に苦手という人もエンジニアには向いていないでしょう。
数学が好きな人の方が向いていることからもそれはいえます。
3-9. 人と意見を交換しあうことができない
エンジニアは、一人で作業というイメージも持たれます。
確かに一人で地味な作業を繰り返すこともあるでしょう。
しかし大規模なプロジェクトになればチームで仕事をすることになります。
人と意見を交換したり、協力することもあるのです。
人と接するのが嫌、人の意見を聞きたくないという人はエンジニアという仕事は苦痛になりやすいでしょう。
3-10. 一つのことを長く続けられない
エンジニアは、集中力が求められるのです。
一つのことを長く続けることができない、すぐに気が散ってしまうという人は仕事内容自体が苦痛になってしまうことでしょう。
また嫌なことがあったらすぐに仕事を辞めたいと思う人も難しいでしょう。
ちょっとやそっとのことでは諦めない、粘り強さがある人がエンジニアに向いている人であり、すぐに投げ出す性格の人は向いていないのです。
4. エンジニアの魅力
4-1. 自分が作り上げたシステムが人に受け入れられる喜びがある
自分が設計、構築したシステムが企業で使われる、人に受け入れられることに大きな喜びがあります。
誰かの役に立ちたい、人はそのような気持ちがどこかにあるものです。
エンジニアの仕事は大変なことも多いのですが、喜びも大きいのです。
改良を重ねて顧客に喜ばれると、満足感、達成感もひとしおでしょう。
4-2. プロジェクトの一体感、達成感
大規模なプロジェクトは他のエンジニアと共に進めていくことになります。
一緒に苦労をして良いものを作り出せたという一体感、達成感は素晴らしいものです。
苦楽を共にしたという仲間意識も芽生えて人間関係も広がります。
4-3. 専門性が高いので転職も簡単、出世も望める
エンジニアの仕事は専門性が高いので、転職も簡単にできます。
IT業界は実力があるかどうかが重視されます。
実力さえあれば転職は簡単ですし、この業界の人材は流動的です。
一つの会社にずっと長く勤め続けることが美徳とされた時代もありましたが、今は違います。
転職を繰り返しスキルアップしていく、年収を上げていくということがエンジニアには可能なのです。
4-4. 海外で働くことも可能
ネットワークは世界中繋がっています。
自分と同じ業務を世界中の人がしているということになります。
それは自分も海外で働こうと思えば可能ということでもあります。
4-5. 新しいことへ挑戦できる
ITの世界は、日々進歩しています。
常に勉強をしていなければあっという間に置いて行かれてしまうことでしょう。
しかし、それは常に新しいものと触れ合えるということでもあります。
毎日決まりきったことをずっと続けるのではなく、仕事内容は進化、変化の連続です。
とても大変なことかもしれませんが、チャレンジ精神が豊富な人にとっては胸がわくわくすることであり、大きな魅力ではないでしょうか。
4-6. 給与が高い
能力の高いエンジニアであれば、転職して年収を大幅に上げるということはそう難しいことでも珍しいことでもありません。
他の業種では難しいことでもエンジニアであれば可能なのです。
もちろん能力があることが前提です。
仕事ができるエンジニアであれば高収入を得られるのです。
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