「真面目な人」は、それだけで長所としてアピールできます。
どこの企業でもうまくやっていけそうな気がしますが、より真面目な性格を生かせる仕事がしいものです。
「真面目な人」に向いている仕事、向いていない仕事について紹介します。
- 「真面目」とは?
- 「真面目」の言い換えや特徴
- 真面目な人に向いていない仕事
- 「真面目な人」の仕事の傾向
- 真面目な人に向いている仕事
- まとめ
1. 「真面目」とは?
「真面目」とは、「本気で取り組む様子」「真剣に取り組む様子」「誠意がこもっている様子」という意味があります。
やっていることが正しいかどうかはともかくとして、一生懸命やる姿勢を表しているのです。
「真面目」という漢字は、単なる当て字で特に由来はありません。
語源としは、「まじ+め」で組み立っています。
「まじ=まじろぐ(瞬ぐ)」からきていて、「まばたき」という意味があります。
これは、人が何かに驚いた時に、「これは現実か」とぱちぱちとまばたきをしながら見る様子です。
これにより「まじ=じっと見つめる」という意味になりました。
じっと見つめるということは、それだけ対象物に真剣になっているということですから、「まじ」な「目」は、より真剣で本気なことを意味する様になったのです。
ものを良く見る時に「まじまじと」という副詞が付くことがありますが、これも「まじ」に由来した言葉です。
2. 「真面目」の言い換えや特徴
「真面目」には似た様な言葉が幾つかあります。
2-1. 「生真面目」
「真面目」とよく似た言葉ですが、イメージが違います。
「真面目」はむしろその人の性格が良いというイメージがありますが、「生真面目」となると、「真面目過ぎる」という意味が強くなります。
度を越して融通が利かなかったり、返って周囲に迷惑をかけることがある場合に使われる言葉です。
2-2. 「几帳面」
「真面目」は、方向性は別として本気で真剣になる人のことですが、「几帳面」は、決められたルールや方に合って行動したり考えたりする人のことをいいます。
就職の面接の時にはこちらの方が仕事ができそうなイメージを与えます。
2-3. 「真摯」
人が「真面目」で熱心な状態を意味します。
「真面目」が性格的な特徴を表すのに対して、こちらは行動的な部分を表します。
2-4. 「ひたむき」
忍耐強くひとつの物事にだけ打ち込む様子を表します。
こちらも性格的な表現よりも、行動している状態を表す言葉です。
3. 真面目な人に向いていない仕事
基本的に真面目な人に向いていない仕事というのはありません。
しかし、具体的な仕事の内容や、職場環境、人間関係により、真面目な人にはきついと思われる職種はあります。
具体的に下記に幾つか紹介します。
3-1. ノルマのある営業職
営業には、新規の顧客を見つける「新規開拓」と、既に取引のある顧客に契約更新やグレードアップ、オプションなどを勧める「フォロー」があります。
「新規開拓」は、何らかのデータベースからリストアップした企業や個人に電話をかける「テレアポ営業」と、突然相手に営業を持ち掛ける「飛び込み」があります。
よく自宅に「クレジットカードの申し込み」や「インターネット回線の契約」の電話がかかってきますが、これは「新規開拓」の営業です。
真面目な人はノルマを達成しようと一生懸命になりますが、もし達成できないと責任を感じ易くなります。
同僚が毎月ノルマを達成して表彰されたりすると、自分の成績が振るわないことで必要以上に悩んだり、落ち込んだりするのです。
もしも上司が叱るタイプの人の場合、精神的にストレスが溜まってしまいます。
3-2. 居酒屋の接客
居酒屋は、お酒を飲んだ人を相手にする商売です。
中にはその場でクレームを付けたり、酔っぱらってケンカをしたり、非常識な行動を取る人も多くいます。
その様な人達を上手に相手にしながら確実に注文された料理を提供するのは大変です。
ミスをした時やお客さんにからまれたりした時に「まいっか」で済ませられない真面目な人は、仕事を続けるのがストレスになるでしょう。
終ったことは忘れるタイプの人でないと勤まりません。
3-3. 介護職
介護の仕事は高齢者のお世話をすることですが、やらなければならないことと時間が決まっています。
真面目過ぎる人は何でもやってあげたいと思ってしまい、細かい作業を気にしすぎて肝心の高齢者の健康状態を見逃してしまうことがあるのです。
高齢者は介護職の人とコミュニケ―ションを取ることも望んでいます。
掃除や調理は程々にして、しっかりと様子を観察できる様になることが大切です。
3-5. 翻訳・通訳
翻訳・通訳は、英語が流暢ならば誰でもできる訳ではありません。
相手が言いたいことを察知して、ニュアンスや概要を上手に伝えることが大切です。
真面目で細かい言い回しや文法にこだわっていると、実は全く違う意味に解釈してしまうこともあります。
3-6. セールスエンジニア
セールスエンジニアは、営業として交渉をしながら、技術者として自社製品を実際に動かしてみてアピールしたり、導入のサポートをする職種です。
営業マンとしてのトーク力と、専門の技術が必要とされるので、一度契約が進むとその企業に毎日出向く必要があります。
顧客第一で行動する必要があるので、真面目過ぎる人にとってはストレスが溜まり易くなります。
4. 「真面目な人」の仕事の傾向
真面目な人にはどの様な仕事の傾向があるのでしょうか、よく見られるのは以下の点になります。
4-1. 責任感が強い
与えられた仕事は、何があっても自分がやり遂げなければならないと思っています。
責任感が非常に強く、自分がやらなければ他人に迷惑がかかると思い、体調不良でも出勤して仕事をする人が多くなります。
期限に間に合わない時には残業や休日出勤をしたりと、人に頼らず自分で何とかしようと思います。
4-2. 手を抜かない
直接その仕事に関係のないことでも手を抜きません。
書類が汚れていると気になったり、確認が取れないことは最後まで残しておきます。
分らないことは後で必ず調べておき、いつでも完璧にフォローできる様にしておきます。
やるからには「頼んで良かった」と思われる様にと努力をします。
4-3. 期限を守る
書類の提出期限を必ず守ります。
しかもその日に残業をして真夜中近くに担当者の机に乗せていくのではなく、その日の5時までにちゃんと担当者に手渡す様に計画的に作業をします。
真面目な人にとって期限は「その日の夜中の12時まで」ではなく「終業時間まで」なのです。
4-4. 手順通りに行動する
これは真面目な人のデメリットになるのですが、何でも手順通りに行動しないと納得できません。
「急いでいるからそこは省こう」「これは後でやろう」という融通が利かず、定められた手順通りにしないと気が済まないのです。
周囲から見れば「慣れたらもうそこまでやらなくてもいいんじゃない」と思う様なことでもきちんとやります。
その為に、仕事の効率化が中々しにくくなってしまうのです。
4-5. 計画性がある
何事も目標を立てて、それに向かって計画を立てて行動します。
行き当たりばったりで手を付けずに、しっかり準備をしてから作業に入るので、大きな失敗を避けられます。
上司や先輩に報告・相談・連絡をする時にも理路整然とスムーズに伝えられます。
うまく行かない時にはすぐにワンステップ戻って考え直しができるので、目標も達成し易く周囲からも信頼されます。
4-6. ノリの波が激しい
朝は時間より早めに出勤してメールのチェックを始めて、昼休みも時間が終ればすぐに仕事に取り掛かります。
他の人がまだランチタイムの余韻を楽しんでいる時に、既に仕事に没頭している状態です。
休憩時間にもあまり雑談はせず、やるべきことに集中しています。
普段はノリが悪く、とっつきにくい雰囲気ですが、飲み会となると一気に羽目を外します。
お酒を飲んで大声で笑ったり、カラオケを熱唱したりと、普段とは全く違う明るい性格になります。
4-7. あれこれ考え過ぎる
仕事を進める時に、常にリスク管理をしています。
最初から「もしも失敗したら」とその他の方法も考えて下準備をするので、中々作業が進みません。
万が一の時の為に「たられば」で資料を2通り作成したり、関連する人に根回しをしたりと、あれこれ考える時間が長いのです。
その万が一が中々来ない為に、周囲からは「要領が悪い人」と思われることもあります。
4-8. 人に頼れない
仕事でトラブルが発生して手一杯になってしまい、明らかに間に合わない時でも、中々人に頼ることができません。
「こんなこと頼まれたら嫌だろうな」と余計な気を遣ってしまい、自分で抱え込んで苦しむことになるのです。
他の人から見れば何も言わない以上大丈夫なんだと思い、先に帰られてしまいます。
ギリギリの段階で間に合わないことを上司に告げて、余計に面倒をかけてしまうのです。
4-9. 地味な作業が得意
一日中データを入力したり、チェック作業を行うなど、普通の人が途中で嫌になる様な地味な作業が得意です。
朝から晩までずっと同じ作業をしていても苦にならず、その方が思考が中断されないので楽だと思います。
ミスも少なく、いつの間にか上司も地味な作業を任せる様になります。
4-10. 休みを取らない
真面目な人は、余程の事情がない限り遅刻・欠席はしません。
有給休暇を使わないので、年度末にフルに残ってしまい、消えてしまうこともあります。
特に予定もないのに仕事を休むことはないと思っているし、休んでもすることがないのです。
最近では会社で夏季休暇を交代で取る様になっているところも多くなっていますが、真面目な人は皆が休暇の予定を入れ終ってから、最後に自分の予定を入れます。
4-11. 意外な趣味を持っている
会社で真面目でつまらないと思っている人に限って、意外な趣味を持っていることがあります。
実は国体レベルのスポーツマン、ダンス歴10年、バンドマンなど、知ると「え、あの人が」とビックリするような趣味や特技を持っているのです。
会社で特に趣味に付いて語ることはないのですが、知る人ぞ知るで社内の噂となっています。
4-12. 利用されることも多い
いつも休まないことと、残業を嫌がらないことで、利用されることもあります。
誰かが休みたい時に仕事をお願いされたり、仕事でちょっとしたトラブルがあった時に責任をなすりつけられることもあります。
それでも嫌がらずに仕事を引き受けたり、トラブルの対処に協力したりするので、便利な存在となっています。
4-13. うつ病になり易い
真面目な人が職場で心配されるのは、「うつ病になり易い」という点です。
人から仕事を押し付けられても「No」と言えずに背負い込んでしまったり、心無いことを言われて傷ついても言い返せません。
自分では「気にしない様にしよう」と思っていても、気が付かないうちに精神的なストレスが大きくなっていきます。
すぐに誰かに相談すれば良いのですが、「相談された方が迷惑だろう」「自分が仕事ができないと思われる」等と考えてしまい、溜め込んでしまうのです。
うつ病になってしまうのは「真面目で優しい人」が殆どです。
5. 真面目な人に向いている仕事
真面目な人に向いている仕事は数多くあります。
求人の多くにも「真面目な人求む、未経験者歓迎」という文字が多く見つかります。
5-1. SE/プログラマー
SE/プログラマーは、内勤の仕事ですので接客はしなくて済みます。
一日中デスクに向かってシステムやハードウェアの開発やメンテナンスをしているので、自分のペースで仕事ができるのです。
真面目な人にとっては一つのことに集中できて、確実に自分のスキルアップに繋がるのでおすすめです。
5-2. 公認会計士
公認会計士は、企業に出向いて決算書類や会計業務の監査を行います。
国家試験が非常に難関で、しかも一定期間会計事務所で勤務する必要があるので、一人前になるまでに年数がかかります。
会社の業績を見たり数字を追いかけることができて、しかも法律を覚えられるとあり、勤勉で真面目な人にとってはキャリアップに繋がる仕事です。
5-3. 医師
医師もなるまでには非常に長い年月がかかります。
とにかく常に勉強をしなければならず、研修医になると夜勤も多く、精神的にも肉体的にもかなりハードです。
医師の仕事は専門にもよりますが、診断や治療にはミスが許されません。
人の命を預かる重要な仕事ですので、真面目な人が求められるのです。
5-4. 建築士
建築士は建物の設計に関わる仕事をします。
アスベスト問題や耐震性などが注目される中、国の建築基準に基づいて安心・安全な家を設計するには、緻密な計算が必要になります。
昨今手抜き工事によるトラブルが相次いでいますので、真面目な人が求められる職業です。
5-5. 薬剤師
薬剤師もミスが許されない仕事です。
処方薬の量を間違えてしまうと、患者の命に関わることもあります。
確実性が求められることと、最近では新薬やジェネリックなども取り扱う様になっていますので、新しい知識をドンドン身に着けていく必要があります。
真面目で常に同じペースで仕事が出来る人が向いています。
5-6. 整備士
整備士は、車や飛行機など、人が乗る機械を整備する仕事です。
そのまま乗る人の安全に繋がるもので、異常を発見する能力が必要になります。
飛行機は整備や点検が間に合わないと出発時刻を遅らせても完璧に行わなければなりません。
常に真面目で小さなことにも手を抜かない人が向いています。
5-7. 財務・経理
企業の決算報告書を担う部署です。
小さな数字から大きな数字まで取扱い、正しく決算書に反映させなければなりません。
財務・経理が間違うと役員会で問題になったり、脱税で社会問題になり企業のイメージが大幅に損なわれてしまいます。
毎日の数字の積み重ねをしっかり記帳できる、真面目な人が求められます。
5-8. 金融事務
金融機関は、そもそもお堅い職場です。
企業や個人のお金の事情も把握できて、毎日現金で大金を手にすることもあります。
仕事も真面目であることはもちろん、守秘義務も重要になります。
「これくらいいいだろう」は許されない会社ですので、身元がしっかりしていて、真面目で口が堅い人が向いています。
5-9. 人事・総務
会社で従業員を管理する仕事です。
従業員一人一人のプライベートな事情や、給与まで知ることもあります。
当然異動についてはいち早く知ることになるし、様々な社内の情報源となる部署です。
多くの個人情報を取り扱うので守秘義務もあるし、採用の時期には事務作業が繁雑になるので、真面目な人が向いています。
5-10. 研究開発
企業のラボで商品の研究開発をする仕事です。
表に出ない仕事ですので非常に地味ですが、企業の運命を左右する商品を開発する重要な部門です。
与えられた課題に集中して取り組む必要があり、その過程で何度も失敗を繰り返します。
失敗したりダメ出しが出てもへこたれずに研究に打ち込む真面目な人が求められます。
まとめ
真面目な人は、基本的にどの仕事でもうまくやっていくことができますが、その真面目さをどの様に使うかがカギになります。
真面目なことで精神的負担が大きくなってしまう仕事は避けて、真面目さを生かせる仕事を探しましょう。
前向きな真面目な人は、企業にとって貴重な人材となります。
3. 真面目な人に向いていない仕事
基本的に真面目な人に向いていない仕事というのはありません。
しかし、具体的な仕事の内容や、職場環境、人間関係により、真面目な人にはきついと思われる職種はあります。
具体的に下記に幾つか紹介します。
3-1. ノルマのある営業職
営業には、新規の顧客を見つける「新規開拓」と、既に取引のある顧客に契約更新やグレードアップ、オプションなどを勧める「フォロー」があります。
「新規開拓」は、何らかのデータベースからリストアップした企業や個人に電話をかける「テレアポ営業」と、突然相手に営業を持ち掛ける「飛び込み」があります。
よく自宅に「クレジットカードの申し込み」や「インターネット回線の契約」の電話がかかってきますが、これは「新規開拓」の営業です。
真面目な人はノルマを達成しようと一生懸命になりますが、もし達成できないと責任を感じ易くなります。
同僚が毎月ノルマを達成して表彰されたりすると、自分の成績が振るわないことで必要以上に悩んだり、落ち込んだりするのです。
もしも上司が叱るタイプの人の場合、精神的にストレスが溜まってしまいます。
3-2. 居酒屋の接客
居酒屋は、お酒を飲んだ人を相手にする商売です。
中にはその場でクレームを付けたり、酔っぱらってケンカをしたり、非常識な行動を取る人も多くいます。
その様な人達を上手に相手にしながら確実に注文された料理を提供するのは大変です。
ミスをした時やお客さんにからまれたりした時に「まいっか」で済ませられない真面目な人は、仕事を続けるのがストレスになるでしょう。
終ったことは忘れるタイプの人でないと勤まりません。
3-3. 介護職
介護の仕事は高齢者のお世話をすることですが、やらなければならないことと時間が決まっています。
真面目過ぎる人は何でもやってあげたいと思ってしまい、細かい作業を気にしすぎて肝心の高齢者の健康状態を見逃してしまうことがあるのです。
高齢者は介護職の人とコミュニケ―ションを取ることも望んでいます。
掃除や調理は程々にして、しっかりと様子を観察できる様になることが大切です。
3-5. 翻訳・通訳
翻訳・通訳は、英語が流暢ならば誰でもできる訳ではありません。
相手が言いたいことを察知して、ニュアンスや概要を上手に伝えることが大切です。
真面目で細かい言い回しや文法にこだわっていると、実は全く違う意味に解釈してしまうこともあります。
3-6. セールスエンジニア
セールスエンジニアは、営業として交渉をしながら、技術者として自社製品を実際に動かしてみてアピールしたり、導入のサポートをする職種です。
営業マンとしてのトーク力と、専門の技術が必要とされるので、一度契約が進むとその企業に毎日出向く必要があります。
顧客第一で行動する必要があるので、真面目過ぎる人にとってはストレスが溜まり易くなります。
4. 「真面目な人」の仕事の傾向
真面目な人にはどの様な仕事の傾向があるのでしょうか、よく見られるのは以下の点になります。
4-1. 責任感が強い
与えられた仕事は、何があっても自分がやり遂げなければならないと思っています。
責任感が非常に強く、自分がやらなければ他人に迷惑がかかると思い、体調不良でも出勤して仕事をする人が多くなります。
期限に間に合わない時には残業や休日出勤をしたりと、人に頼らず自分で何とかしようと思います。
4-2. 手を抜かない
直接その仕事に関係のないことでも手を抜きません。
書類が汚れていると気になったり、確認が取れないことは最後まで残しておきます。
分らないことは後で必ず調べておき、いつでも完璧にフォローできる様にしておきます。
やるからには「頼んで良かった」と思われる様にと努力をします。
4-3. 期限を守る
書類の提出期限を必ず守ります。
しかもその日に残業をして真夜中近くに担当者の机に乗せていくのではなく、その日の5時までにちゃんと担当者に手渡す様に計画的に作業をします。
真面目な人にとって期限は「その日の夜中の12時まで」ではなく「終業時間まで」なのです。
4-4. 手順通りに行動する
これは真面目な人のデメリットになるのですが、何でも手順通りに行動しないと納得できません。
「急いでいるからそこは省こう」「これは後でやろう」という融通が利かず、定められた手順通りにしないと気が済まないのです。
周囲から見れば「慣れたらもうそこまでやらなくてもいいんじゃない」と思う様なことでもきちんとやります。
その為に、仕事の効率化が中々しにくくなってしまうのです。
4-5. 計画性がある
何事も目標を立てて、それに向かって計画を立てて行動します。
行き当たりばったりで手を付けずに、しっかり準備をしてから作業に入るので、大きな失敗を避けられます。
上司や先輩に報告・相談・連絡をする時にも理路整然とスムーズに伝えられます。
うまく行かない時にはすぐにワンステップ戻って考え直しができるので、目標も達成し易く周囲からも信頼されます。
4-6. ノリの波が激しい
朝は時間より早めに出勤してメールのチェックを始めて、昼休みも時間が終ればすぐに仕事に取り掛かります。
他の人がまだランチタイムの余韻を楽しんでいる時に、既に仕事に没頭している状態です。
休憩時間にもあまり雑談はせず、やるべきことに集中しています。
普段はノリが悪く、とっつきにくい雰囲気ですが、飲み会となると一気に羽目を外します。
お酒を飲んで大声で笑ったり、カラオケを熱唱したりと、普段とは全く違う明るい性格になります。
4-7. あれこれ考え過ぎる
仕事を進める時に、常にリスク管理をしています。
最初から「もしも失敗したら」とその他の方法も考えて下準備をするので、中々作業が進みません。
万が一の時の為に「たられば」で資料を2通り作成したり、関連する人に根回しをしたりと、あれこれ考える時間が長いのです。
その万が一が中々来ない為に、周囲からは「要領が悪い人」と思われることもあります。
4-8. 人に頼れない
仕事でトラブルが発生して手一杯になってしまい、明らかに間に合わない時でも、中々人に頼ることができません。
「こんなこと頼まれたら嫌だろうな」と余計な気を遣ってしまい、自分で抱え込んで苦しむことになるのです。
他の人から見れば何も言わない以上大丈夫なんだと思い、先に帰られてしまいます。
ギリギリの段階で間に合わないことを上司に告げて、余計に面倒をかけてしまうのです。
4-9. 地味な作業が得意
一日中データを入力したり、チェック作業を行うなど、普通の人が途中で嫌になる様な地味な作業が得意です。
朝から晩までずっと同じ作業をしていても苦にならず、その方が思考が中断されないので楽だと思います。
ミスも少なく、いつの間にか上司も地味な作業を任せる様になります。
4-10. 休みを取らない
真面目な人は、余程の事情がない限り遅刻・欠席はしません。
有給休暇を使わないので、年度末にフルに残ってしまい、消えてしまうこともあります。
特に予定もないのに仕事を休むことはないと思っているし、休んでもすることがないのです。
最近では会社で夏季休暇を交代で取る様になっているところも多くなっていますが、真面目な人は皆が休暇の予定を入れ終ってから、最後に自分の予定を入れます。
4-11. 意外な趣味を持っている
会社で真面目でつまらないと思っている人に限って、意外な趣味を持っていることがあります。
実は国体レベルのスポーツマン、ダンス歴10年、バンドマンなど、知ると「え、あの人が」とビックリするような趣味や特技を持っているのです。
会社で特に趣味に付いて語ることはないのですが、知る人ぞ知るで社内の噂となっています。
4-12. 利用されることも多い
いつも休まないことと、残業を嫌がらないことで、利用されることもあります。
誰かが休みたい時に仕事をお願いされたり、仕事でちょっとしたトラブルがあった時に責任をなすりつけられることもあります。
それでも嫌がらずに仕事を引き受けたり、トラブルの対処に協力したりするので、便利な存在となっています。
4-13. うつ病になり易い
真面目な人が職場で心配されるのは、「うつ病になり易い」という点です。
人から仕事を押し付けられても「No」と言えずに背負い込んでしまったり、心無いことを言われて傷ついても言い返せません。
自分では「気にしない様にしよう」と思っていても、気が付かないうちに精神的なストレスが大きくなっていきます。
すぐに誰かに相談すれば良いのですが、「相談された方が迷惑だろう」「自分が仕事ができないと思われる」等と考えてしまい、溜め込んでしまうのです。
うつ病になってしまうのは「真面目で優しい人」が殆どです。
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