メンヘラとはメンタルヘルス(心の健康)の状態が悪い人のことです。
メンヘラには精神疾患(精神障害)を持っている人と病気までいかないが精神的に不安定な人が含まれます。
「メンヘラに向いている仕事」と「メンヘラに向いていない仕事」には、どのようなものがあるのでしょうか?
- 「メンヘラ」とは?
- 「メンヘラ」の言い換えや特徴
- メンヘラに向いていない仕事
- 「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点
- メンヘラに向いている仕事
- まとめ
1. 「メンヘラ」とは?
「メンヘラ」とはネットスラングで「メンタルヘルス(心の健康)」を略したものですが、メンタルヘルスの状態が悪くて精神的・気分的に不安定な人のことを指しています。
メンヘラは精神状態が不安定な結果として、社会生活・仕事に適応しづらくなったり、恋愛・友人などの人間関係に過度に依存したりすることが多くなります。
メンヘラは「精神疾患・精神障害を持つ人」として解釈されますが、必ずしも精神科・心療内科で精神疾患の診断や治療を受けている人とは限らず、「精神的に不安定で対人関係におけるトラブルが多い人」を意味することが多いのです。
メンヘラにも色々な精神の問題を抱えた人がいますが、一般的にメンヘラに多いのは自殺願望をほのめかしたりリストカットを繰り返したりして恋人などに依存する「境界性パーソナリティー障害」とされています。
それ以外にも、「うつ病(気分障害)・双極性障害(躁うつ病)・自己愛性パーソナリティー障害・演技性パーソナリティー障害パニック障害」などの人が、メンヘラには多くなっています。
2. 「メンヘラ」の言い換えや特徴
「メンヘラ」と似た意味を持つ言葉の言い換えやその特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?
2-1. 「ヤンデレ」
メンヘラの言い換えとして「ヤンデレ」があります。
「ヤンデレ」というのは、「ヤン(病ん)でいる+デレる(惚れている)」を組み合わせた造語であり、相手に惚れてデレデレしながらも精神的な病みを抱えている女性のことを意味しています。
ヤンデレというのは美少女が登場する漫画やアニメに用いられる概念であり、主にオタク業界で良く知られているメンヘラ(メンヘラ女子)の言い換えの言葉になります。
ヤンデレの特徴は、「萌えるデレ(惚れている行動・様子)」と「相手が好き過ぎてヤンでいる」のギャップにとても大きな魅力を感じるということです。
ヤンデレの人は相手に対する愛情や執着が強いために、段階的に精神状態が病んでいき、最終的には好きな相手に対する「怒り・憎悪・攻撃」をぶつけるまでの病的状態にたどり着いてしまうのです。
2-2. 「かまってちゃん」
メンヘラの言い換えとして「かまってちゃん」があります。
「かまってちゃん」の特徴は「境界性パーソナリティー障害+演技性パーソナリティー障害に近いような孤独不安・承認欲求」を持っているということであり、四六時中、誰かから自分のことを構ってもらいたがっているのです。
自分一人で行動することが極端に苦手であり、誰かと一緒にいないとすぐに孤独感・抑うつ感に襲われたり、一人の時間に何をすれば良いのかが分からなくなってしまいます。
かまってちゃんと友人や恋人として深く付き合うと、かなりの確率でどっぷり依存されて、毎日頻繁にLINEが送られてきたり深夜・早朝に電話で呼び出されたりします。
かまってちゃんは他人に依存し過ぎることで、逆に友人・恋人を失いやすくなる特徴を持っています。
2-3. 「基地外」
メンヘラの言い換えとして「基地外」があります。
基地外の読み方は「キ○ガイ」であまり良い意味合いの言葉ではないのですが、悪い意味の言葉を直接的に表現しない「隠語的なネットスラング」として、「基地外」は匿名掲示板などで多く使用される傾向が見られます。
基地外の特徴は、「反社会的な発言・行動」や「他人を傷つけたり他人の迷惑になったりする行動」をすることです。
社会常識や善悪の判断基準も失っていることが多く、「非常識な言動・価値観」や「一般的に悪いこととされる行為」を繰り返すことから、周囲にいる人たちが次第に離れていきやすくなります。
3. メンヘラに向いていない仕事
メンヘラに向いていない仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?メンヘラは精神状態が不安定であるため、安全性・正確さ・機密情報の保護が関係する仕事には向いていない可能性があります。
3-1. 飛行機のパイロット・列車の運転士
メンヘラに向いていない仕事として、「飛行機のパイロット・列車の運転士」があります。
これらの仕事は「大勢の乗客の生命」を預かる責任の重い仕事であり、安全な運転状況を維持するためには、「安定した健康な精神状態」がどうしても必要になってきます。
過去にはうつ病を患っていた外国のパイロットが、乗客を道連れにして旅客機を墜落させる悲惨な拡大自殺の事件も起こっていますので、自殺願望や自己否定感情があるようなメンヘラの人は飛行機のパイロットには不向きなのです。
新幹線や列車の運転士も、飛行機のパイロットと同様に毎日、大勢の乗客の生命を預かって運転することになりますので、安定した精神状態がなければその仕事をするべきではないでしょう。
3-2. 医師
「医師」は、メンヘラに向いていない代表的な仕事の一つでしょう。
医師は大勢の患者の身体・精神の状態を、正確に問診したり検査して診断したりしなければなりませんが、メンヘラの人は医師に求められる「冷静沈着な観察力+判断力」を長時間にわたって維持することが難しいのです。
医師は「患者の生命・健康+本人と家族に対する病状の説明」に対して非常に重い責任を負っていますから、勉強だけが良くできるメンヘラの人が医師免許を取得しても、「メンタルの弱さ」によって医師の重責を果たすことは一般的に困難だと考えられます。
3-3. 弁護士・裁判官
メンヘラに向いていない典型的な仕事として、「弁護士・裁判官」があります。
弁護士や裁判官といった法曹には厳格な守秘義務が課されることになりますが、精神状態が弱っているメンヘラの人は、「裁判に関連する重要な個人情報・機密情報」を他人に話さずに自分の中だけにとどめておくことがしづらいのです。
弁護士が依頼人の重要な秘密を、他の友人知人に話していたら商売上がったりになるだけではなく、下手をすれば「名誉毀損・個人情報保護法違反」で弁護士なのに逆に訴えられるリスクさえ出てきてしまいます。
裁判官は「原告・被告のその後の人生」を大きく左右する判決に直接的に関わるだけに、自分自身の精神状態が不安定で判断が混乱していることも多いメンヘラの人が判決を出すのはハイリスクなのです。
4. 「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点
「メンヘラ」が仕事をした場合には、どのような傾向が見られるのでしょうか?「メンヘラ」の仕事の傾向や問題点についてピックアップしていきます。
4-1. 気まぐれで注意散漫なので一つの仕事に集中できない
「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点として、「気まぐれで注意散漫なので一つの仕事に集中できない」ということを指摘できます。
メンヘラは、長時間にわたって一つの仕事に集中して取り組むことが苦手であり、ADHD(注意欠如・多動性障害)にも似た「落ち着きの無さ+注意散漫の特徴」を見せることが多いのです。
メンヘラの人はあちこちに自分の注意が逸れやすく、興味関心の対象が気まぐれに移り変わりやすいのです。
そのため、仕事をしている最中にも、「今やっている一つの仕事」だけに意識を集中させ続けることが難しい傾向が出てきます。
4-2. 気分・体調が急に悪くなるので長時間の作業ができない
「気分・体調が急に悪くなるので長時間の作業ができない」というのが、「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点の一つです。
メンヘラの人はとにかく体調不良の時間が多くて、「夜は早く寝られず、朝は早く起きられない」という生活パターンの特徴も持っています。
「気分・体調の波」が極端に激しいというのも大きな仕事上の傾向であり、少し前まで調子が良いように見えたのに、次の瞬間にはどんよりと深刻な抑うつ気分に落ち込んだり、体調が急変して「めまい・パニック・吐き気・下痢」などに襲われたりもします。
メンヘラは自律神経系が不安定であるため、各種の気分の悪化や体調不良に見舞われる頻度が高いのです。
4-3. 感情的に興奮しやすいので上司・同僚との対人トラブルが多い
「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点として、「感情的に興奮しやすいので上司・同僚との対人トラブルが多い」ということを上げることができます。
メンヘラは対人関係の不安定さが目立っていて、「上司からの注意」や「同僚からのアドバイス」を素直に受け容れることができず、反射的に反対意見を言ったり抵抗をしたりしがちです。
少しでも厳しい口調で注意されると、大声で興奮して怒りながら反論したり、反対に大声で泣き喚いて自己否定をしてしまったりします。
些細な刺激で感情的に興奮しやすいので、「上司・同僚との対人トラブル」が増えて仕事にならないことも多いのです。
5. メンヘラに向いている仕事
「メンヘラに向いている仕事」には、どのようなものがあるのでしょうか?「メンヘラに向いている仕事」を、分かりやすく紹介していきます。
5-1. 短時間のオフィスの事務作業(PC作業)
メンヘラに向いている仕事として、「短時間のオフィスの事務作業(PC作業)」があります。
メンヘラは気分や体調がすぐに悪化しやすいので「長時間のハードワーク」には耐えられないことが多いのですが、アルバイト・パートの求人も多い「短時間のオフィスの事務作業(PC作業)」であれば何とかこなせるでしょう。
オフィスの事務作業・PC作業にも色々な勤務形態や作業の難易度がありますが、「自分に無理のない勤務時間の長さ(4〜6時間程度)」と「自分にもできるPC作業の難易度」を目安にして仕事を探してみましょう。
5-2. 医療事務
物理的な負担感が小さい「医療事務」も、メンヘラに向いている仕事の一つです。
医療事務の資格取得には一定の勉強時間が必要ですが、「医療事務2級」であれば専門学校に通わなくても通信教育だけでも十分に合格することが可能です。
医療事務の仕事には、医療事務資格は必須ではありませんが、メンヘラの人は自分の努力や能力を分かりやすく示すために医療事務2級をとりあえず取得してから仕事に応募した方が良いでしょう。
医療事務の仕事はフルタイムでも、午後6時頃には終業することが多いので、仕事の負担感も小さめの仕事になります。
5-3. コールセンターのオペレーター(非営業の受け専門のオペレーター)
メンヘラに向いている仕事として、「コールセンターのオペレーター(非営業の受け専門のオペレーター)」を上げることができます。
コールセンターのオペレーターは過酷な仕事とされていて離職率は高いのですが、人がすぐに辞めてしまうオペレーターの仕事は、「自分から手当たり次第に見込み客にかける営業・テレアポ業務の仕事」が多いのです。
メンヘラの人がコールセンターのオペレーターの仕事をするのであれば、「営業・テレアポ」と「クレーム対応業務」だけは避けるようにした方が良いでしょう。
通信販売などで、お客様からの申し込みの電話を受けながら、氏名・住所・商品などの情報をPCに入力していくだけのような「電話を受ける専門のオペレーター」の仕事を探してみて下さい。
5-4. 介護福祉士・介護関連の仕事
「介護福祉士・介護関連の仕事」は、淋しがり屋・世話焼きのメンヘラに向いている仕事の一つです。
介護福祉士は離職率の高いシビアな仕事の一つとされていますが、「高齢者の方たちと接すること」が苦手ではないのであれば、孤独感に弱いメンヘラに向いた仕事になることもあります。
介護関連の仕事は、初めは無資格であっても介護補助などの立場で採用してもらうことができ、常に人手不足の業界なので「本人のやる気」さえアピールできれば、学歴職歴なども問われずすぐに雇ってもらえるチャンスがあります。
高齢者とゆっくり話したり身の回りの世話をしたりすることが苦でない世話好きな人であれば、天職になる可能性もあります。
5-5. 保育士・幼稚園教諭
メンヘラに向いている仕事の一つとして、いつも明るく元気な子供達と接することのできる「保育士・幼稚園教諭」を上げることができます。
本来は、大学・短大などに通学して保育士や幼稚園教諭の資格を取ることが望ましいのですが、保育士であれば無資格であっても「保育補助」として雇ってもらうことが可能です。
保育補助の方が、アルバイトの短時間勤務が多いので、メンヘラの人の負担も減りやすいでしょう。
5-6. 園芸師・庭仕事
自分自身の感性を活かしながら黙々と作業に取り組める「園芸師・庭仕事」は、メンヘラに向いている仕事と言えるでしょう。
庭の植木を剪定したり庭全体のデザインを考えたりする園芸師(植木屋・庭仕事)は、一人で黙々と作業する時間が長い仕事なので、対人関係のトラブルが多いメンヘラの人にも比較的勤まりやすい仕事になるでしょう。
自分の感性やセンスに自信があって、地道な手作業が好きなメンヘラに向いています。
5-7. システムエンジニア(SE)・プログラマー
人間関係が苦手なメンヘラに向いている仕事として、「システムエンジニア(SE)・プログラマー」があります。
コンピューターで作業することがとにかく好きで、IT関連の専門知識をコツコツと学んでいくことにやり甲斐を感じるのであれば、システムエンジニア(SE)やプログラマーがメンヘラにおすすめの仕事になるでしょう。
他人との人間関係も最小限に抑えやすいので、「対人的な精神的ストレス」はコントロールしやすい仕事です。
5-8. 倉庫内・港湾の軽作業
あまり他人と関わらずに働くことができる「倉庫内・港湾の軽作業」は、メンヘラに向いている代表的な仕事でしょう。
メンヘラの人は他者との相互的コミュニケーションが苦手なことが多いので、一人で黙々と荷物を運んだり片付けをしたりする「倉庫作業・港湾作業(軽作業)」は適職であることが多いのです。
仕事が続かない原因が対人トラブルにあるメンヘラの人は、倉庫や港湾における軽作業にチャレンジしてみると良いでしょう。
5-9. 警備員
メンヘラに向いている典型的な仕事として、他人と深く関わらず決められた場所にいればいい「警備員」を上げることができます。
高齢者求人の主力でもある警備員は、施設警備でも道路警備でも「暑さ寒さ+直射日光に耐えられる健康」さえあれば、メンヘラでも上手く働きやすい仕事の一つです。
指定された工事現場や商業施設、イベントなどに赴いて、決まった手順で警備業務(交通整理・人員整理など)をすればいいので、仕事としての難易度自体はかなり低いものになっているのです。
5-10. スーパーのレジ係・品出し係
「スーパーのレジ係・品出し係」は、体力や気力が乏しいメンヘラに向いている仕事の一つでしょう。
主婦のパートとして人気の高い「スーパー勤務」ですが、メンヘラの人にとっても「勤務時間の長さ+勤務内容の難易度」から比較的働きやすい職場の一つになってきます。
最近のスーパーのPOSレジは、つり銭の計算・準備なども自動化されているので、マニュアル接客をきちんと覚えれば誰でもこなしやすい仕事なのです。
スーパー内の品出しや巡回といった雑務も、メンヘラの人に向いた作業内容になるでしょう。
5-11. 在宅業務・クラウドソーシング
社会環境や人間関係に上手く適応できないメンヘラに向いている仕事として、「在宅業務・クラウドソーシング」を上げることができます。
現実社会で他人と関わりながら仕事をするストレスに耐えられないというメンヘラの人には、「在宅業務・クラウドソーシング」が一番のおすすめになってきます。
現在ではインターネットを介して、ライターやデザイナー、プログラマー、翻訳などの仕事をクラウドソーシングで請け負うことができるので、実力があって実績を積めば在宅業務でもかなり稼げるようになってきています。
5-12. ペットショップ店員・トリマー
可愛い動物たちとふれあっているだけで心が癒される「ペットショップ店員・トリマー」は、精神的に弱っているメンヘラに向いている仕事の一つになります。
意思と言葉のある人間と接することが苦手なメンヘラの人も、「可愛い犬・猫・小鳥・ウサギ」などの動物であれば、リラックスして楽しく接しやすいのです。
動物の世話をすることが好きなメンヘラの人であれば、ペットショップ店員は正に天職になってくるでしょう。
専門学校などに通ってトリマーとしての技術・資格を身に付ければ、メンヘラの人でもトリマーとして活躍できる可能性が出てきます。
まとめ
「メンヘラに向いている仕事」と「メンヘラに向いていない仕事」をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
メンヘラに向いている仕事には「医療事務・在宅のクラウドソーシング」などがあります。
メンヘラに向いていない仕事には「飛行機のパイロット・弁護士」などがあります。
「メンヘラに向いている仕事」について詳しく知りたい時は、ぜひこの記事を参考にして下さい。
3. メンヘラに向いていない仕事
メンヘラに向いていない仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?メンヘラは精神状態が不安定であるため、安全性・正確さ・機密情報の保護が関係する仕事には向いていない可能性があります。
3-1. 飛行機のパイロット・列車の運転士
メンヘラに向いていない仕事として、「飛行機のパイロット・列車の運転士」があります。
これらの仕事は「大勢の乗客の生命」を預かる責任の重い仕事であり、安全な運転状況を維持するためには、「安定した健康な精神状態」がどうしても必要になってきます。
過去にはうつ病を患っていた外国のパイロットが、乗客を道連れにして旅客機を墜落させる悲惨な拡大自殺の事件も起こっていますので、自殺願望や自己否定感情があるようなメンヘラの人は飛行機のパイロットには不向きなのです。
新幹線や列車の運転士も、飛行機のパイロットと同様に毎日、大勢の乗客の生命を預かって運転することになりますので、安定した精神状態がなければその仕事をするべきではないでしょう。
3-2. 医師
「医師」は、メンヘラに向いていない代表的な仕事の一つでしょう。
医師は大勢の患者の身体・精神の状態を、正確に問診したり検査して診断したりしなければなりませんが、メンヘラの人は医師に求められる「冷静沈着な観察力+判断力」を長時間にわたって維持することが難しいのです。
医師は「患者の生命・健康+本人と家族に対する病状の説明」に対して非常に重い責任を負っていますから、勉強だけが良くできるメンヘラの人が医師免許を取得しても、「メンタルの弱さ」によって医師の重責を果たすことは一般的に困難だと考えられます。
3-3. 弁護士・裁判官
メンヘラに向いていない典型的な仕事として、「弁護士・裁判官」があります。
弁護士や裁判官といった法曹には厳格な守秘義務が課されることになりますが、精神状態が弱っているメンヘラの人は、「裁判に関連する重要な個人情報・機密情報」を他人に話さずに自分の中だけにとどめておくことがしづらいのです。
弁護士が依頼人の重要な秘密を、他の友人知人に話していたら商売上がったりになるだけではなく、下手をすれば「名誉毀損・個人情報保護法違反」で弁護士なのに逆に訴えられるリスクさえ出てきてしまいます。
裁判官は「原告・被告のその後の人生」を大きく左右する判決に直接的に関わるだけに、自分自身の精神状態が不安定で判断が混乱していることも多いメンヘラの人が判決を出すのはハイリスクなのです。
4. 「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点
「メンヘラ」が仕事をした場合には、どのような傾向が見られるのでしょうか?「メンヘラ」の仕事の傾向や問題点についてピックアップしていきます。
4-1. 気まぐれで注意散漫なので一つの仕事に集中できない
「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点として、「気まぐれで注意散漫なので一つの仕事に集中できない」ということを指摘できます。
メンヘラは、長時間にわたって一つの仕事に集中して取り組むことが苦手であり、ADHD(注意欠如・多動性障害)にも似た「落ち着きの無さ+注意散漫の特徴」を見せることが多いのです。
メンヘラの人はあちこちに自分の注意が逸れやすく、興味関心の対象が気まぐれに移り変わりやすいのです。
そのため、仕事をしている最中にも、「今やっている一つの仕事」だけに意識を集中させ続けることが難しい傾向が出てきます。
4-2. 気分・体調が急に悪くなるので長時間の作業ができない
「気分・体調が急に悪くなるので長時間の作業ができない」というのが、「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点の一つです。
メンヘラの人はとにかく体調不良の時間が多くて、「夜は早く寝られず、朝は早く起きられない」という生活パターンの特徴も持っています。
「気分・体調の波」が極端に激しいというのも大きな仕事上の傾向であり、少し前まで調子が良いように見えたのに、次の瞬間にはどんよりと深刻な抑うつ気分に落ち込んだり、体調が急変して「めまい・パニック・吐き気・下痢」などに襲われたりもします。
メンヘラは自律神経系が不安定であるため、各種の気分の悪化や体調不良に見舞われる頻度が高いのです。
4-3. 感情的に興奮しやすいので上司・同僚との対人トラブルが多い
「メンヘラ」の仕事の傾向・問題点として、「感情的に興奮しやすいので上司・同僚との対人トラブルが多い」ということを上げることができます。
メンヘラは対人関係の不安定さが目立っていて、「上司からの注意」や「同僚からのアドバイス」を素直に受け容れることができず、反射的に反対意見を言ったり抵抗をしたりしがちです。
少しでも厳しい口調で注意されると、大声で興奮して怒りながら反論したり、反対に大声で泣き喚いて自己否定をしてしまったりします。
些細な刺激で感情的に興奮しやすいので、「上司・同僚との対人トラブル」が増えて仕事にならないことも多いのです。
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