「せっかちだね」と言われると、人から見てあまり良い印象ではない意味と捉えます。
せっかちは自分では分らないことが多く、人からみて判断する性格です。
「せっかち」の特徴と向いている仕事、向いていない仕事について紹介します。
- 「せっかち」とは?
- せっかちな性格の特徴
- せっかちの人に向いていない仕事
- せっかちの人が仕事をする上で考えたい事
- せっかちの人に向いている仕事
- まとめ
1. 「せっかち」とは?
せっかちとは、一刻も早くものごとを進めたがる性格の人のことをいいます。
周囲の状況を良く見たり、必要な情報を得られるまでじっと待つことができず、先回りして行動をしてしまい、その結果不十分な結果になってしまうこともあります。
常に落ち着きがなく動き回ったり話をするので、周囲にいる人にまで気ぜわしい雰囲気が移ります。
せっかちは、人の性格や行動に対して使われる言葉であり、良い意味で使われることは殆どありません。
せっかちの語源は、「急く(せく)」という言葉と「勝つ」という言葉が組み合わってできた、「急ぎ勝ち(せきがち)」という言葉に由来しています。
この「勝ち」の意味は「勝負に勝つ」ではなく、「休みがち」「ありがち」など「その傾向が多い」という意味です。
つまり、「せっかち」は「勝ちを急ぐ」という意味ではなく、「急ぐ心が常に勝っている」という意味なのです。
2. せっかちな性格の特徴
周囲にせっかちな性格の人は意外と多いのではないでしょうか。
せっかちな人に共通している特徴として以下のものがあります。
2-1. 他人に対して思いやりがない
せっかちな人は、常に自分の都合を優先させて考えています。
合理的な方法、早く結論がでる方法を優先させるので、心にゆとりがなくなります。
他人も自分のペースに合わせてくれないと思った通りに行動できないので、焦りを感じることもあります。
その為に人に対して「まだ」「いつできるの」等と、催促する様な言葉をかけてしまいます。
他人が他のことに集中していてもお構いなしで、自分の都合だけを考えているのです。
2-2. やりたいことで頭がいっぱい
せっかちな人は、一日のうちでやりたいこと、やるべきことが他の人よりも数多くあります。
その為に、一刻も早く全て片付けてしまいたいと思い、落ち着きがなくなってしまうのです。
結果は小さくても「やった」という達成感があれば良く、手応えがあった時点ですぐに次の行動に移ってしまいます。
どれも同時進行させて一度にスッキリさせたいという気持ちもあり、ものごとに優先順位を付けて行うのではなく、思いついたままに一気に片付けようとすることもあります。
2-3. 早口
せっかちな人の最も分り易い特徴と言えば、早口であることでしょう。
とにかく早くオチや結論を言ってしまいたいことから、早く喋ろうとします。
特に頭の回転が良く、知識が豊富にある人は話したいことが次々と頭に浮かんできて早口になります。
結論を急ぐあまりに説明があちこちに飛んでしまい、結局何が言いたいのか相手に伝わらないこともあるのです。
俳優やアナウンサーなど、言葉の滑舌を訓練した人は早口でもはっきりと発音するし、話の筋も通っているので分り易いのですが、せっかちなだけの人は支離滅裂に聞こえてしまうでしょう。
どんなに素晴らしいことを言っていても相手に伝わらず、信ぴょう性に欠けてしまうというデメリットがあります。
2-4. 早食い
せっかちの人は、早食いが目立ちます。
目の前にある料理は一刻も早く片付けないと気が済まないので、ひたすら食べることに集中してしまいます。
レストランディナーをする時には、ゆっくりと会話を楽しみながら食事をするのがマナーです。
コース料理もあっという間に片付けてしまい、周囲の人とペースが合わずに時間を持て余してしまうのです。
2-5. 他人を急かす
人は性格だけではなく、育ってきた環境によってもせっかちとのんびりになります。
せっかちの人にはのんびりな人の心理や性格が良く分からないものです。
そこで、「もっと早く」と急かしてしまうことが多いのです。
不思議なことに、のんびりな人がせっかちな人に対して「もっと遅く」と言うことは滅多にありません。
それだけせっかちな人が心に余裕がなく、イライラしがちであるということです。
2-6. 結果を早く知りたくて仕方がない
世の中どうしても結果を待たなくてはならないこともあります。
面接試験の結果や健康診断の結果などは、1週間近く待たされることもありますあが、その間とにかく毎日落ち着かずにソワソワしています。
ドラマやアニメでもテレビCMが苦手で、最初からビデオに録画しておき、後からCMを飛ばして一気に観る人もいます。
せっかちな人は、異性に告白するとすぐに返事が聞きたくなり、「考えさせて欲しい」と言われるとその間気になって他のことが手に付かないのです。
2-7. 時間厳守
これはせっかちの人の長所でもあります。
予定の時間よりもかなり早く着き、遅刻をすることはありません。
特に一度も行ったことのない場所ならば、30分以上前について現地を確認して、その後トイレに行ったり周辺を散策して時間を潰すのです。
時間ギリギリに到着するとバタバタしてしまい、ビジネスも弱気になって失敗すると思っています。
2-8. 短気で怒りっぽい
一般的に「せっかち=短気=怒りっぽい」という図式が成り立ちます。
常に気持ちが急いでいることから、他人に対して寛容になれなくなり、ちょっとしたことがイラついてぐに怒るというメカニズムです。
また、完璧主義者であり、他人に任せると返って遅くなったり、思った通りに仕上がらないことから機嫌が悪くなったりするのです。
2-9. ミスが多い
先を急ぎ過ぎてしまい、内容や趣旨をよく確認してから作業を行わないので、ミスを連発することがあります。
少し落ち着いて考えればそんな筈はないのに、思い込みで行動する為に、常識的におかしいと思う点に気が付かないのです。
聞き違いや勘違い、入力ミスなど、後で確認すれば気付くようなことでも、早く結果を出したい一心で確認せずに回してしまうからです。
2-10. ケガが多い
せっかちな人は、急ぎ過ぎてケガをすることが多くなります。
電車のドアが閉じる時に駆け込んで挟まれたり、エスカレーターを駆け上がろうとして転んだりします。
中には信号が赤になった瞬間なら間に合うと駆け込んで曲がってきた車両に引かれたり、透明のドアが閉まっているのに激突する人もいます。
全て注意力が散漫な為に起こるのですが、中には骨折をするなど重症になる人もいます。
2-11. 集中力がない
常にイライラ、ソワソワとしていて、じっと落ち着いていることができません。
机に座っている時にはパソコン作業をしているか、貧乏ゆすりをしています。
集中力がなく、長時間一つの仕事を続けることはできず、幾つかの仕事を並行させる人が多くなります。
同時進行させることで、いかにも自分が忙しいというアピールをしているのです。
読書も苦手で、早く結末を知りたくて最後の章だけ先に読んでしまう人もいます。
3. せっかちの人に向いていない仕事
仕事には性格により「向き・不向き」がありますが、せっかちな人に向いていない仕事は以下の通りです。
3-1. 保育士
子供は絶対に思い通りに動いてくれません。
必ずぐずったり、泣いて暴れることもあります。
幼稚園や保育園で集団保育をしていて、決まったスケジュールで行動しようと思うことはまず無理です。
同じせっかちでも、子供の世話をしたり安全に気を配ったりする人は良いのですが、時間通りに散歩や着替え食事などを済ませようと焦ってしまう人には不向きです。
3-2. 介護士
介護の仕事も忍耐が必要です。
高齢者の行動は非常に遅く、介護はとにかく「待つこと」が基本です。
おまけに介護の仕事は時間が決められていて、その時間内で全ての仕事を終わらわなければなりません。
せっかちな人は、次から次へとやることが頭に浮かび、忙しく動き回り過ぎて自滅する可能性があります。
早く散歩に連れ出したい、早く食事をさせたい等と考えていると高齢者が感じ取ってしまい、嫌われてしいまうこともあるのです。
3-3. タクシー運転手
タクシー運転手は一人でできて楽な仕事と思うでしょうが、道路事情は思い通りにいかないものです。
普段車を運転していてすぐにイライラしたり怒る人は、せっかちで運転に向いていません。
とにかく早く目的地に着こうとしてスピードを出したり急ブレーキを踏んだりして、遅かれ早かれ事故を起こすでしょう。
3-4. 企業の研究職
企業でラボがあり、研究者を雇っているところも多くあります。
しかし自社商品の研究開発は、時間がかかることが多くすぐに結果がでないことが殆どです。
薬品を組み合わせて臨床試験などをすると、一つの商品の開発に数年間かかることもあります。
せっかちな人は次々と仕事をこなしたくなってしまうので不向きでしょう。
3-5. コールセンター
企業の受付や商品案内等なら良いのですが、お客様センターの受付にはあらゆる人から電話がかかってきます。
中には何を言いたいのか分からない人や、クレーマーもいるでしょう。
全くの素人で何も分からずただ感覚だけでダラダラと電話をかけてくる人もいるので、その様な人を相手にするとストレスが溜まってしまいます。
4. せっかちの人が仕事をする上で考えたい事
世の中にせっかちな人は沢山いますが、結構うまく社会に適応している人もいます。
せっかちの人が仕事をする上で考えたいことは以下の通りです。
4-1. 先を急ぎ過ぎない
ビジネスでは、いかに相手を気持ち良くさせるかで契約に繋がります。
商品を売り込みたい気持ちは山々ですが、焦ると相手に「売りつけようとしている」という気持ちがバレバレで、敬遠されてしまうでしょう。
商談の場であっても社交辞令は雑談は大切です。
会うなり契約の話をするのはタブーであり、まずは挨拶と「すぐに場所が分かりましたか?」等と相手を思いやる雑談から入ります。
その後「弊社でも最近新商品の開発を続けておりまして・・」と本題に入る様にします。
4-2. その日やるべきことを決めておく
せっかちな人は、次から次へとやりたいことが浮かんでしまい、なるべく空き時間を作らない様に仕事を入れこもうとします。
しかしちょこちょこと手を付けるよりは一気に片付けた方が分り易い仕事もあるし、何よりも少しリラックスして今までやった仕事を見なす時間も作るべきです。
仕事は優先順位をつけて、その日にやるべきことをまず終わらせます。
余裕があれば翌日の分に手を付けることができるし、ギリギリにな状態ならばそこでスッパリと終わらせる様にします。
4-3. 時間と心にゆとりを持つ
せっかちな人は、人から書類が来るまで待つ時間も惜しいと思うものです。
しかし、時間がある時にはゆっくりと周囲を見回して、適度にコミュニケーションを取ることも大切です。
一息ついてお茶を飲んだり、チームならばお互いの仕事の進み具合を確認したり、上司や先輩に「報告・連絡・相談」をする時間も持ちましょう。
細かい作業などは一度休んだ方が目が疲れずに、効率が上がることもあるのです。
4-4. 相手のペースに合わせる
自分にせかせかしたペースがある様に、他人にもその人なりのペースがあります。
自分のやるべきことをさっさと終わらせてしまい、後はイライラと待つよりも、相手のペースに合わせて自分の仕事を調整することも考えましょう。
「あと1時間はデータが揃わない」と思ったら、その間にファイル整理や引き出しの整理など、穴埋め仕事をみつけてやっておきます。
あなたが他の仕事をしている姿を見て、相手も安心して自分のペースで仕事ができます。
その結果、ミスの少ないデータが貰える可能性も高まるのです。
4-5. 人の話は最後まで聞くこと
人の話がもどかしくて、最後まで聞かずに先に結論だけを聞きたがる人もいます。
相手が落ち着いた性格の人の場合、「つまりこういうことですよね」と、自分勝手に解釈して納得してしまうのです。
しかし相手の話を良く聞かない為に、今までとは違っている点や、注意するべきことなどが分らずに後から返って手間がかかてしまうこともあります。
まずは人の話は最後まで聞き、何を言いたいのかを理解する様にしましょう。
4-6. 「絶対」はないと思うこと
締切になっても相手から連絡が来ない、打合せの相手が遅刻してきた、連絡ミスがあった等と言うと、すぐに憤りを覚えて相手を責める人もいます。
しかし世の中「絶対」はありません。
どんなことにも例外はあり、不可抗力により予定通りに進まないこともあるのです。
まず相手が遅れていれば「何かあったのかな」と心配すること、相手がミスをしたのならば「早く分かって良かった」と思うこと等、相手に対する思いやりの気持ちを大切にしましょう。
その結果信頼を得て、より仕事がやり易くなるのです。
4-7. 趣味に没頭する時間を持つ
せっかちな人は、イライラし易いのでストレスも溜まり易く、精神的に不安定になることもあります。
仕事はせっかちな性格で進めても、プライベートではリラックスして趣味に没頭する時間を作りましょう。
自分が好きなことや興味のあることに時間を費やし、相性の良い友人と話をすることで、心の緊張感から解放されるでしょう。
プライベートが充実すると、仕事でイライラすることも少なくなり、せっかちでも人に迷惑をかけずに済む様になります。
4-8. ゆっくり話す様にする
せっかちな人は、どうしても早口になりがちです。
まずは話すスピードを落としてみる様に努力してみましょう。
コツは母音をしっかりと発音して、自分の口がしっかりと横に開いているのを意識しながら話すことです。
ゆっくりと話すと相手も安心して聞けるし、自分も頭が疲れにくくなります。
4-9. 椅子に座る習慣を付ける
時間が勿体ないと思い、全て立ったままや中腰で片付ける人もいます。
特に中腰のままパソコンを操作することが多い人は、一度椅子に腰かける習慣をつけましょう。
会社で立ったまま電話をしたり、メモを書いたりする姿は見ていて気持ち良いものではありません。
自宅ではないのですから、腰を下ろして他の人の邪魔にならない姿勢を取る様にしましょう。
4-10. 結果よりも課程を大切にする
とにかく早く仕上げて書類を提出したい、早く結果の数字を見たいと思ってしまうと、内容が薄くなってしまうこともあります。
仕事は結果よりも課程を大切にして、途中で何か改善するべきことはなかったか、自分で発見できたことはあったかなどを考えながら進めていきましょう。
課程を大切にすることで、将来的に役立つ知識やスキルを身に付けられるのです。
5. せっかちの人に向いている仕事
せっかちの人に向いている仕事は、以下の様にすぐに結果がでるものになります。
5-1. ファーストフードの店員・店長
ハンバーガー店や牛丼チェーン店など、とにかく早くお客様に商品を提供する仕事はピッタリです。
てきぱきと動き、ランチタイムには何をどれだけストックしておくか瞬時に判断して、お客の流れにも目を配っています。
店長クラスになれば、従業員を上手に使えれば地元の人気店になるでしょう。
5-2. 株のトレーダー
株はとにかく一時一刻と状況が変化します。
常に画面を見ながら値動きを注視して、ベストなタイミングで売買を決めるのですから、せっかちな人にピッタリです。
中には一日中画面から目を離せなくなってしまったという人もいる程、没頭できるでしょう。
5-3. 営業マン
営業マンでも、ルートセールスではなく新規顧客を開拓する仕事に向いています。
自社の商品がいかに優れているかを説明できる様に、あらゆる方面からニーズを分析して、これでもかとPR文句を考えてから説明に入ります。
相手の様子を見ながら商談を進めていくのに快感を覚えるでしょう。
5-4. 教師
学校の教師は、とにかくやることが一杯あります。
カリキュラムの確認、授業の資料作り、試験の準備、学校行事の準備、子供の面倒を見るなど、一人にかかる負担も大きくなります。
せっかちな人にとってはやることだらけで、正にうってつけの職場です。
但し真面目にやり過ぎてしまい、精神的に不安定になってしまう人も多いので注意が必要です。
5-5. 秘書
秘書は、常に社長や役員のスケジュールを把握しておき、先回りして行動する必要があります。
各メールの振り分けや返信、配車や宿泊の手配、接待の準備など、一日中やることがないという日はありません。
ものごとを先読みするせっかちにおすすめの仕事です。
まとめ
せっかちな人は、メリットを生かせば仕事で成功できる可能性も高くなります。
向上心を持ちながら、他人との協調性を大切にしていきましょう。
疲れたら休む勇気を持つことで、せっかちでもプライベートを充実させられる様になりましょう。
3. せっかちの人に向いていない仕事
仕事には性格により「向き・不向き」がありますが、せっかちな人に向いていない仕事は以下の通りです。
3-1. 保育士
子供は絶対に思い通りに動いてくれません。
必ずぐずったり、泣いて暴れることもあります。
幼稚園や保育園で集団保育をしていて、決まったスケジュールで行動しようと思うことはまず無理です。
同じせっかちでも、子供の世話をしたり安全に気を配ったりする人は良いのですが、時間通りに散歩や着替え食事などを済ませようと焦ってしまう人には不向きです。
3-2. 介護士
介護の仕事も忍耐が必要です。
高齢者の行動は非常に遅く、介護はとにかく「待つこと」が基本です。
おまけに介護の仕事は時間が決められていて、その時間内で全ての仕事を終わらわなければなりません。
せっかちな人は、次から次へとやることが頭に浮かび、忙しく動き回り過ぎて自滅する可能性があります。
早く散歩に連れ出したい、早く食事をさせたい等と考えていると高齢者が感じ取ってしまい、嫌われてしいまうこともあるのです。
3-3. タクシー運転手
タクシー運転手は一人でできて楽な仕事と思うでしょうが、道路事情は思い通りにいかないものです。
普段車を運転していてすぐにイライラしたり怒る人は、せっかちで運転に向いていません。
とにかく早く目的地に着こうとしてスピードを出したり急ブレーキを踏んだりして、遅かれ早かれ事故を起こすでしょう。
3-4. 企業の研究職
企業でラボがあり、研究者を雇っているところも多くあります。
しかし自社商品の研究開発は、時間がかかることが多くすぐに結果がでないことが殆どです。
薬品を組み合わせて臨床試験などをすると、一つの商品の開発に数年間かかることもあります。
せっかちな人は次々と仕事をこなしたくなってしまうので不向きでしょう。
3-5. コールセンター
企業の受付や商品案内等なら良いのですが、お客様センターの受付にはあらゆる人から電話がかかってきます。
中には何を言いたいのか分からない人や、クレーマーもいるでしょう。
全くの素人で何も分からずただ感覚だけでダラダラと電話をかけてくる人もいるので、その様な人を相手にするとストレスが溜まってしまいます。
4. せっかちの人が仕事をする上で考えたい事
世の中にせっかちな人は沢山いますが、結構うまく社会に適応している人もいます。
せっかちの人が仕事をする上で考えたいことは以下の通りです。
4-1. 先を急ぎ過ぎない
ビジネスでは、いかに相手を気持ち良くさせるかで契約に繋がります。
商品を売り込みたい気持ちは山々ですが、焦ると相手に「売りつけようとしている」という気持ちがバレバレで、敬遠されてしまうでしょう。
商談の場であっても社交辞令は雑談は大切です。
会うなり契約の話をするのはタブーであり、まずは挨拶と「すぐに場所が分かりましたか?」等と相手を思いやる雑談から入ります。
その後「弊社でも最近新商品の開発を続けておりまして・・」と本題に入る様にします。
4-2. その日やるべきことを決めておく
せっかちな人は、次から次へとやりたいことが浮かんでしまい、なるべく空き時間を作らない様に仕事を入れこもうとします。
しかしちょこちょこと手を付けるよりは一気に片付けた方が分り易い仕事もあるし、何よりも少しリラックスして今までやった仕事を見なす時間も作るべきです。
仕事は優先順位をつけて、その日にやるべきことをまず終わらせます。
余裕があれば翌日の分に手を付けることができるし、ギリギリにな状態ならばそこでスッパリと終わらせる様にします。
4-3. 時間と心にゆとりを持つ
せっかちな人は、人から書類が来るまで待つ時間も惜しいと思うものです。
しかし、時間がある時にはゆっくりと周囲を見回して、適度にコミュニケーションを取ることも大切です。
一息ついてお茶を飲んだり、チームならばお互いの仕事の進み具合を確認したり、上司や先輩に「報告・連絡・相談」をする時間も持ちましょう。
細かい作業などは一度休んだ方が目が疲れずに、効率が上がることもあるのです。
4-4. 相手のペースに合わせる
自分にせかせかしたペースがある様に、他人にもその人なりのペースがあります。
自分のやるべきことをさっさと終わらせてしまい、後はイライラと待つよりも、相手のペースに合わせて自分の仕事を調整することも考えましょう。
「あと1時間はデータが揃わない」と思ったら、その間にファイル整理や引き出しの整理など、穴埋め仕事をみつけてやっておきます。
あなたが他の仕事をしている姿を見て、相手も安心して自分のペースで仕事ができます。
その結果、ミスの少ないデータが貰える可能性も高まるのです。
4-5. 人の話は最後まで聞くこと
人の話がもどかしくて、最後まで聞かずに先に結論だけを聞きたがる人もいます。
相手が落ち着いた性格の人の場合、「つまりこういうことですよね」と、自分勝手に解釈して納得してしまうのです。
しかし相手の話を良く聞かない為に、今までとは違っている点や、注意するべきことなどが分らずに後から返って手間がかかてしまうこともあります。
まずは人の話は最後まで聞き、何を言いたいのかを理解する様にしましょう。
4-6. 「絶対」はないと思うこと
締切になっても相手から連絡が来ない、打合せの相手が遅刻してきた、連絡ミスがあった等と言うと、すぐに憤りを覚えて相手を責める人もいます。
しかし世の中「絶対」はありません。
どんなことにも例外はあり、不可抗力により予定通りに進まないこともあるのです。
まず相手が遅れていれば「何かあったのかな」と心配すること、相手がミスをしたのならば「早く分かって良かった」と思うこと等、相手に対する思いやりの気持ちを大切にしましょう。
その結果信頼を得て、より仕事がやり易くなるのです。
4-7. 趣味に没頭する時間を持つ
せっかちな人は、イライラし易いのでストレスも溜まり易く、精神的に不安定になることもあります。
仕事はせっかちな性格で進めても、プライベートではリラックスして趣味に没頭する時間を作りましょう。
自分が好きなことや興味のあることに時間を費やし、相性の良い友人と話をすることで、心の緊張感から解放されるでしょう。
プライベートが充実すると、仕事でイライラすることも少なくなり、せっかちでも人に迷惑をかけずに済む様になります。
4-8. ゆっくり話す様にする
せっかちな人は、どうしても早口になりがちです。
まずは話すスピードを落としてみる様に努力してみましょう。
コツは母音をしっかりと発音して、自分の口がしっかりと横に開いているのを意識しながら話すことです。
ゆっくりと話すと相手も安心して聞けるし、自分も頭が疲れにくくなります。
4-9. 椅子に座る習慣を付ける
時間が勿体ないと思い、全て立ったままや中腰で片付ける人もいます。
特に中腰のままパソコンを操作することが多い人は、一度椅子に腰かける習慣をつけましょう。
会社で立ったまま電話をしたり、メモを書いたりする姿は見ていて気持ち良いものではありません。
自宅ではないのですから、腰を下ろして他の人の邪魔にならない姿勢を取る様にしましょう。
4-10. 結果よりも課程を大切にする
とにかく早く仕上げて書類を提出したい、早く結果の数字を見たいと思ってしまうと、内容が薄くなってしまうこともあります。
仕事は結果よりも課程を大切にして、途中で何か改善するべきことはなかったか、自分で発見できたことはあったかなどを考えながら進めていきましょう。
課程を大切にすることで、将来的に役立つ知識やスキルを身に付けられるのです。
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