お礼ができない人の特徴・心理(仕事・恋愛) | SPITOPI

「お礼ができない人」に一度は出会ったことがあるのではないでしょうか。

もし、あなたが「お礼ができない人」ならばそれはマイナスでしかありません。

詳しくみていきましょう。

1. 「お礼ができない人」とは?

「お礼ができない人」とは、どのような人を指すのでしょうか。

例えばこのような人達のことを指しています。

• お土産などをあげても「ありがとう」が言えない
• 何かをお手伝いしても感謝の気持ちを述べない

「お礼ができない人」とは、本来ならば、相手に「ありがとう」と感謝の意を表すことが常識であるのに、それができない人のことを指しています。

「ありがとう」が素直にいえる人には、どのような心理で言わないのか想像もできないことでしょう。

「ありがとう」と言えないことは、マイナスでしかありません。

言葉は相手に自分の感情を伝える重要な手段です。

「ありがとう」と言えないことで周りからの信頼や関係性を失う可能性もあります。

「ありがとう」と言われなかった人は不快に思い、その人との関係を断つことも考えられます。

しかし、「ありがとう」と言わない人には、言えないなりの理由があります。

なぜ、一言「ありがとう」と言えないのか、その心理や人としての特徴についてみていきましょう。

2. 「お礼ができない人」の心理

「お礼ができない人」の心理についてみていきましょう。

2-1. 「ありがとうと話すタイミングが分からない」

「ありがとう」と言わない人には、心理として2つのパターンに分けることができます。

一つは、悪意のない「お礼ができない人」たち。

もう一つは悪意のある「お礼ができない人」たちです。

「ありがとうと話すタイミングが分からない」という心理は、悪意のない「お礼ができない人」のパターンです。

本当は「ありがとう」と言いたいのに、伝えられないケースです。

具体的にいえば、お礼を言いたかったのに、お礼を言いたい人がいつも忙しそうにしていて声をかけそびれてしまったなどというケース。

ずっとお礼をいうタイミングを見計らっていたのに、結局、お礼をいうタイミングがつかめないままになってしまった場合です。

このようなケースは、本当はお礼がいいたいという本音が隠れているので、悪意のないパターンです。

こういう人達は、「ありがとう」と一言伝えたくても、それをいうタイミングが分からなかったり、掴めなかったりする傾向があります。

控えめな性格の人ほど、こういった傾向が強いのです。

2-2. 「あなたのことをよく思っていない」

「あなたのことをよく思っていない」は、悪意のある「お礼ができない人」のパターンです。

この場合は、最初からお礼を言う気持ちが全くありません。

こういう人たちは、あなたのことが嫌い、今の距離感が近すぎる、あまり仲良くしたくないなどの心理が働いています。

あなたのことをあまりよく思っていないのかもしれません。

あなたと距離を縮めたくないという心理を強く感じとることができます。

しかし、このような態度をされた人たちは、その態度に怒るだけでなく、自身の日常での行動も見直した方がよい場合もあります。

例えば、あなたが何気なく異性の部下にあげたプレゼントでも、その異性の部下にとっては、それが下心を感じ取ってしまうような気色の悪いプレゼントに思えてしまう場合があります。

あなたは良かれと思ってしていることでも、もらう側としての心理は様々です。

あなたが何かをしてあげても、迷惑そうにしているようならしない方がよいでしょう。

3. 「お礼ができない人」の特徴

「お礼ができない人」の特徴について挙げていきます。

3-1. ありがた迷惑

「お礼ができない人」の特徴として、ありがた迷惑である場合があります。

例えば、同じ人からいつもプレゼントをもらってしまうという場合。

初めは嬉しい気持ちでいっぱいなのですが、貰いすぎると、だんだんそれが重荷になってくることがあります。

「こんなにプレゼントをもらってしまって、返すのが大変」「いらないものをこんなにもらっても困る」などと考えているかもしれません。

お礼を言われないときは、その行為が他の人にとって、ありがた迷惑である可能性があります。

その人が最初は「ありがとう」と言っていたのに、徐々に言わなくなったりしたときはその可能性があります。

プレゼントを渡したときの反応や表情、何かをしてあげたときの様子などをみて判断してみましょう。

3-2. プライドが高い

「お礼ができない人」の特徴として、プライドが高いことが挙げられます。

このようなタイプの人は、お礼をいうことで相手よりも下手に出てしまうことを懸念して言わずにいます。

そして、お礼を言わないことで相手よりも自分の方が強い立場であることを誇示できると思っています。

このようなタイプの人は、自分よりも年上であったり、立場が上の人である場合にあてはまります。

あなたよりも力があると思っているため、もらって当然だと考えています。

また、お礼をいうことで、お礼を言ったその瞬間、相手よりも下の立ち位置になることが許せずに言わずにいる場合もあります。

上司が自分よりもさらに上の立場の人や同僚などにしっかりとお礼を言っている姿をみているのなら、その可能性が高いでしょう。

日頃の上司の態度や性格などをみれば、プライドが高いゆえにお礼を言わないのかが分かるはずです。

3-3. 恥ずかしがり屋

「お礼ができない人」の特徴として、恥ずかしがり屋なことが挙げられます。

こういうタイプの人は、本当はお礼が言いたいのに照れがあるために、ありがとうと言えずにいます。

特に男性に多いといえます。

あなたに恋心を抱いている場合、本当はありがとうと言いたいのに恥ずかしさのあまり言えずにいる場合があります。

もし、何かプレゼントをしたり、お手伝いをしても、顔を真っ赤にしてモジモジしているようなら、その可能性が高いでしょう。

本当は仲良くなりたいのに、好きすぎるあまり、自分の素直な感情を出せずにいます。

こういうタイプの人は普段のあなたに対する態度を見ればわかるはずです。

顔を赤らめたり、変に意識しているようならその可能性があります。

3-4. 非常識な性格

「お礼ができない人」の特徴として、非常識な性格が挙げられます。

こういうタイプの人達は、お礼をいうという常識が欠落しているといえます。

幼少の頃から、他人に受けた好意にはお礼をいうという教育が欠落していたのかもしれません。

もしくは、お礼を言わなくても生きていける環境で過ごしてきた可能性が高いです。

こういう人達は、お礼を言わなくてもいいという根本的な人との関わり方に問題があります。

ぶつかっても謝らない、挨拶をしないなど、普段の生活をみていても、常識に欠ける行動があるのなら、この可能性が高いです。

こういうタイプの人は、ずっとこのように生きてきており、そしてこれからもこの姿勢を貫いていくことでしょう。

あまり深く関わらない方が身のためかもしれません。

3-5. 距離を縮めたくない

「お礼ができない人」の特徴として、距離を縮めたくないと思っていることが挙げられます。

そこには「あなたとの距離をこれ以上縮めたくない」という思いが存在しています。

あなたのことを苦手に思っている場合や、異性として受け付けられない場合にこういったケースが考えられます。

お礼をいう状況を作ると、相手に貸しを作ってしまったような気分になります。

そして、それが相手への強みとなって、自分に近づいてくる可能性があります。

そういう事態を避けるために、あえて、その人はお礼を言わないのかもしれません。

「私はそのことに感謝していません」

という毅然とした態度をとることで、あなたとの距離を縮めずにおこうと考えています。

もし、プレゼントを渡しても困惑している様子なら、今後は渡さないようにしましょう。

3-6. 親しい仲ゆえに言わない

「お礼ができない人」の特徴として、親しい仲ゆえに言わないということが挙げられます。

人によっては、「あいつと俺の中だから、いちいちお礼なんて言わなくてもよいだろう」と考えている人がいます。

お礼をいうことで他人行儀になることを懸念しているのです。

こういうタイプの人は、お礼をあえて言わないことで、言葉を言わなくても心が通じ合っている仲だということを態度で示しています。

お礼を言わなくても、距離を縮めて心開いているようであれば、その可能性が高いです。

しかし、親しき仲にも礼儀ありという言葉あるように、お礼を言わない態度を不快に思う人もいます。

お礼を言われて他人行儀な行為をしていると思うのか、それとも不快だと思うのかは相手が決めるものです。

まずはお礼を言った方が、トラブルを回避して過ごすことができるでしょう。

3-7. 相手のことが嫌い

「お礼ができない人」の特徴として、相手のことが嫌いなことが挙げられます。

相手のことが嫌いだと、人は深く関わりたくないと思います。

たとえお礼をいうべき場合でも、一言も言葉を交わさず済ませたいと思うものです。

一言でも言葉を交わしたら最後。

それをきっかけに、嫌いな人に親しくされる可能性があります。

そのため、そのような事態を避けるために、あえてお礼を言わずいるのです。

しかし、どんな相手であろうと、お礼をいうことはマナーです。

余程、あなたに嫌なことをしていない限り、しっかりとお礼は言いたいものです。

もし、お礼をいうことで、嫌いな人に貸しを作ってしまうと思うのなら、ちょっとしたプレゼントでもよいので、それを添えてお返ししながらお礼をいうようにしましょう。

3-8. 負けず嫌い

「お礼ができない人」の特徴として、負けず嫌いなことが挙げられます。

こういうタイプの人は、お礼をいうことは、相手に下手に出ることとなり、強いては自身の負けを認めることになると考えています。

例えば、喧嘩をしている際中なら、ありがとうと一言いうことは非常に苦痛を味わうものです。

喧嘩をしている相手にありがとうと感謝の気持ちを述べるのですから、その本心に反する行為をさせられていること自体、相手に屈しているような気分となります。

負けず嫌いな人もこのような心境に立っているといえるでしょう。

相手に「ありがとう」とへりくだり、感謝の意を述べることは、相手の立場を認めることになります。

負けず嫌いな人はそれが許せません。

あなたともし喧嘩をしている際中なら、その喧嘩が収束するまでお礼をいうことはないでしょう。

また、喧嘩をしていなくても、あなたがライバルとしている場合は、お礼を言わない状況はずっと続くと考えらます。

4. 「お礼ができない人」の恋愛傾向

「お礼ができない人」の恋愛傾向として、愛情の確認が下手で、愛されている実感がわかないという場合が考えられます。

「お礼ができない人」は人と人との繋がりを言葉に求めていない傾向にあります。

「言わなくても分かるだろう」「なんとなく察しているだろう」などと思い、言葉に出さずに過ごしていることが多いです。

そのため、言葉で自分の気持ちを表現しない分、相手に気持ちを誤解されてしまうことも多いでしょう。

クリスマスプレゼントをあげても、「ありがとう」の一言がなかったりすると、相手の気持ちに懐疑的になるものです。

「クリスマスプレゼントをあげても嬉しくなさそう」「私のことが嫌いなのかな」などと、相手の愛情を疑ってしまうこともあるでしょう。

もし、海外のような激しい恋人とのコミュニケーションを望むのであれば、この手の恋人はふさわしくないでしょう。

お付き合いしてもコミュニケーションが下手なために、愛情を確認し合うことが容易ではありません。

しかし、このタイプの人は不器用な人が多いため、浮気しにくい傾向があります。

お礼を言わない人であっても、恋人に誠実であるタイプが多いです。

5. 「お礼ができない人」のデメリット

「お礼ができない人」のデメリットについて挙げてみます。

5-1. コミュニケーションが下手

まずは、「コミュニケーションが下手」ということが挙げられます。

本来は「ありがとう」とお礼をいうべきことは理解しているのですが、どうしても自身の性格で言えない場合があります。

どのようなタイミングで言えば良いのかが分からない、照れて言えないなどの場合がそれです。

相手に悪意はないのですが、人とコミュニケーションをとるのが極端に下手なタイプです。

こういう人は、職場においても誰とも話さず一人で過ごしていることが多いでしょう。

自分から話しかけることはできませんし、話しかけても素っ気ない態度をとってしまうかもしれません。

本当は話しかけて嬉しいのに、それをどうやって態度に示せばよいのか分からないのです。

こういう人はお礼をいわないものの、日頃の態度がしっかりとしていることが多いです。

マナー違反をしない、約束をしっかりと果たすという人格であれば、悪い人ではないかもしれません。

5-2. 「友達が少ない」

「お礼ができない人」のデメリットとして、友達が少ないことが挙げられます。

コミュニケーションが下手なので、人との繋がりを作るのが下手な傾向があります。

新しい環境にいっても、周りの人と親睦を深めることができずにいることでしょう。

自分からコミュニケーションととって仲良くすることは滅多にないので、常に友達ができるかどうかは、周りの人次第です。

周りがその人を受け入れてくれればよいですが、受け入れてもらえない場合、非常に苦労をすることでしょう。

6. 「お礼ができない人」の仕事の傾向

「お礼ができない人」の仕事の傾向について挙げていきます。

6-1. 煩わしい人間関係に左右されない

「お礼ができない人」は煩わしい人間関係に左右されない傾向があります。

いちいち、「ありがとう」とお礼を言うかどうかに重きを置いていないので、細かいことを気にしないタイプの人が多いからです。

いちいち、お礼を言うかどうかを気にする人は、日頃から人の細かいことまで見てしまうものです。

そうすると、相手の嫌な部分や許せない部分まで見えてきて、それが人間関係を大きく左右してしまうことがあります。

いちいちお礼をいうかどうかを気にしない人は、そういった細かい部分を気にせずに生きているため、相手に対する許容範囲が大きいといえます。

相手がどのようなミスをしても寛大に受け止め、人間関係に惑わされずに仕事を遂行することができるでしょう。

6-2. 部下の心を掴めない

「お礼ができない人」は部下の心を掴めない傾向があります。

というのも、部下の心を掴むためには、大抵の場合、上司の方から歩み寄るしかないからです。

部下の方から上司に歩み寄ることは、ハードルの高いことなので、上司が距離を縮めない限り、部下との関係を深めることはできません。

そのため、「お礼ができない人」はコミュニケーションが下手な場合が多いので、部下ができても一緒に食事誘われることはないでしょう。

あったとしても非常に回数は少ないはずです。

定期的に飲み会などで羽目を外して、親睦を深めるということもないので、部下との距離は縮められないままになるかもしれません。

6-3. 仕事ができない

「お礼ができない人」は仕事ができない人が多いです。

なぜならば、一般的に「お礼ができない人」は不快な存在であるからです。

「お礼ができない人」と会っても不快に感じるだけなので、会いたくないと感じる人もいるでしょう。

これはビジネスにおいて非常に損な性格だといえます。

ビジネスにおいても、仕事でまた会いたいと思わせる人の方が、商談なども成立しやすく、人としても信頼できる人間だと感じるからです。

どんなに仕事ができても、お礼を言えないという人格が欠落している人とでは、この先、うまく仕事が進められるのか不安でしかありません。

できる限り、仕事を一緒にするのは避けたいと思うことでしょう。

まとめ

「お礼ができない人」にはそれなりの理由があることが分かりました。

読んでいて納得する方もいたかもしれません。

しかし、日常においてお礼ができないことはマイナスでしかありません。

あなたの評価を下げることがほとんどなので、しっかりとお礼をいうようにしましょう。