「ネチネチしている人」とはどういう人なのでしょう。
意味をしっかりと把握していなくても、なんとなく良い意味ではないことは察しがつくのではのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
- 「ネチネチ系上司」とは?
- 「ネチネチ系上司」の言い換え
- 「ネチネチ系上司」の特徴
- 「ネチネチ系上司」の仕事の傾向
- 「ネチネチ系上司」の心理
- 「ネチネチ系上司」の対処方法
- まとめ
1. 「ネチネチ系上司」とは?
「ネチネチ系上司」とは、人のミスをいつまでも非難したり、文句や小言をいう上司のことを意味します。
また、人のミスを叱責する際、嫌みをまぜて言ったりする意地の悪い様子が伺える上司のことを意味します。
このような上司がいたらストレスが爆発してしまいそうです。
「ネチネチ系上司」の厄介なところは、その発言が暴力的な発言ではないため、パワハラだと訴えにくいところにあるのではないでしょうか。
変に的を得ているので、むやみに非難することができないのです。
また、言われる方も、変に的を得た小言を聞くたびに落ち込むことになるので大変です。
こういった上司には関わらない方が無難ですが、社会にでたらそうも言ってはいられません。
対処法なども後で紹介するので、これを機に「ネチネチ上司」のストレスから解放されましょう。
2. 「ネチネチ系上司」の言い換え
「ネチネチ系上司」の言い換えを紹介します。
2-1. 「トゲのある上司」
「トゲのある上司」も「トゲ」とは、あの突き刺さる「棘」(とげ)のことです。
「トゲのある」とは「意地の悪い様子」「冷笑できつい感じ」「言葉や態度などから感じられる意地の悪さ」を意味します。
つまり、「トゲのある上司」とは、人の心にトゲを指すように、傷つけるような意地の悪さをもつ上司ということになります。
「ネチネチ系上司」もまた、同じ特徴を持っている上司です。
「ネチネチ系上司」を別の言葉に言い換えるとするならば、「トゲのある上司」という言葉があてはまります。
2-2. 「底意地の悪い上司」(そこいじのわるいじょうし)
「底意地の悪い」とは、表面的には見えないが、心の奥底に意地の悪いところがあることを意味しています。
例えば、いつも笑顔で対応する感じの良い人だけど、いつも自分のミスを他の人に押し付けているような人などがあてはまります。
表面的には常に笑顔で感じの良い人ですが、他人にミスをなすりつけるところに底意地の悪さを感じます。
「ネチネチ系上司」は底意地の悪さが表面化されている部分に少し違いがありますが、意地の悪さに関しては同様のタイプであるといえます。
「底意地の悪い上司」も「ネチネチ系上司」と同様、人の心を傷つける上司、人の心を不快にさせる上司であるといえるでしょう。
3. 「ネチネチ系上司」の特徴
「ネチネチ系上司」の特徴を挙げていきます。
3-1. しつこい
「ネチネチ系上司」の特徴としては、とにかくしつこいことが挙げられます。
人のミスをいつまでも非難している上司、いつまでも嫌みをいう上司は「ネチネチ系上司」であるといえるでしょう。
このタイプの上司は、同じことを何度も繰り返すので厄介です。
そのしつこさは「さっき、同じ嫌みを聞いたよ」「うるさいな。まだ言ってる」とイライラしてしまうほど。
何度も何度も同じ嫌みを繰り返したりします。
これはミスを犯した相手に対し、ミスをしないように諭している行為ではなく、もはやただの文句。
愚痴を言った本人はスッキリするのかもしれませんが、これでは職場の雰囲気が悪くなってますます部下はミスを犯しやすくなるというもの。
優秀な上司とは言えません。
3-2. 最低1回は小言をいう
「ネチネチ系上司」は、1日最低1回は必ず小言を言っています。
出社した日は、小言を聞かない日はありません。
出社する限り、小言を必ず聞く羽目になります。
「ネチネチ系上司」にとって人を中傷することは、もはや習慣づいているのかもしれません。
「ネチネチ系上司」が中傷している顔を見ていると、その表情は無の感情に支配されているように、能面のような面持ちをしています。
「ネチネチ系上司」としては人に嫌みや小言をいう作業は、すでにルーティンワークとして成立しているといってよいでしょう。
このような上司がいたら、最悪です。
相手の気持ちを全く考えていない上司であるため、このような上司についていっても良いことなど一つもないでしょう。
3-3. 自分を過大評価
「ネチネチ系上司」の特徴として、自分を過大評価していることが挙げられます。
自分は偉い、自分には力がある、ここにいる全ての奴らは俺の手下だなどと思っています。
まるで自分が天下をとったような気分でいるのです。
そのため、この自分に対する過大評価から、自分の発言が何でも許されてしまうと勘違いしている傾向があります。
たとえ、しつこく嫌みをいっても、自分には力があるから何の咎めもないと思っています。
ゆえに、このような嫌みを部下に対して、平気な顔でいうのです。
「ネチネチ系上司」は自分を高く評価しがちで、さらにいえば自己顕示欲の強い人物であるといえます。
プライドが高いため、部下が何かを進言しようものなら、上司の逆鱗にふれてしまうことになるかもしれません。
3-4. 自分の立場しか考えていない
「ネチネチ系上司」の特徴として、自分の立場でしか物事を考えていないことが挙げられます。
自分を保身することしか考えていないので、部下に対する配慮はゼロに等しいといえるでしょう。
もちろん、職場の環境なんてどうでもよく、風通しの良い職場にしようなどという気はサラサラありません。
とにかく、自分の立場を守ることしか考えていないのです。
このような上司についた部下は大変でしょう。
上司の立場を守るため、あるいは上げるために力を尽くすように求められます。
ミスは許されません。
しかも、「ネチネチ系上司」本人がミスをしたら、そのミスはその部下になすりつけてくるかもしれません。
とにかく自分の身さえ守れればいいと考えるのが「ネチネチ系上司」の特徴です。
3-5. 論理的に物事を考えれない
「ネチネチ系上司」の特徴として、感情をむき出しにしやすい傾向があることが挙げられます。
「部下がミスを犯して厄介だ」「自分も責任を問われるのは面倒」「もっと優秀な部下はいないのか」などという感情が心に沸いた途端、その心情をそのまま口に出して話してしまう傾向があります。
優秀な上司なら、部下のことを想い、部下のミスをなくすためにどのようにすれば良かったのかを一緒に考えてくれることでしょう。
たとえ、「部下がミスをして厄介だ」と感じても、それを部下に言うことで部下の仕事に対する熱意が下がるため、絶対に口には出しません。
しかし、「ネチネチ系上司」は部下の立場など無視し、自分の感情を表に出してスッキリすることしか頭にありません。
とにかく嫌な感情を表に出さずにはいられないのです。
3-6. 疑うような人格
「ネチネチ系上司」の特徴として、「疑うような人格」であることが挙げられます。
人にネチネチと物をいうくらいなので、性格が悪いのは察しがつきます。
しかし、ただ性格が悪いだけなら良いですが、「疑うような人格である」というところに特徴があるといえます。
ただ性格が悪いだけなら、嫌みをいうことはあるものの、連発していつまでも言うことはありません。
しつこくネチネチといつまでも言うところに、人を疑うような性格が潜んでいるといえます。
「お前のミスでこの仕事がダメになったからな」などといつまでも人を攻める行為は、単なるいじめです。
単に性格が悪い人と、人をいじめる人は別物です。
「ネチネチ系上司」の場合は、後者であり、人をいじめることに快感を覚える人物であるといえます。
3-7. 下の立場の人だけ強い
「ネチネチ系上司」の特徴として、下の立場の人にだけ強く出るという傾向があります。
強い物には弱く、弱いものには強いといった感じです。
自分の力を誇示したいという気持ちが強いので、下の立場の者にしか強くでることはありません。
このタイプの「ネチネチ系上司」の場合は、上の人の言うことに一つも反発しないという特徴が挙げられます。
上の立場の人に言われたことは、全て飲み込むイエスマンなのです。
そして厄介なのは、その尻拭いが部下にくること。
「ネチネチ系上司」が引き受けた仕事をするのは、その部下たちです。
自分のいやなことは部下に押し付けてくるので、「ネチネチ系上司」のもとで働く部下はストレスが相当なものでしょう。
3-8. コミュニケーションが下手
「ネチネチ系上司」の特徴として、コミュニケーションが下手であることが挙げられます。
「ネチネチ系上司」はコミュニケーションが下手な人が多いです。
人の気持ちを察するのが下手だからなのか、相手の立場に立って物事を考えられず、人の心をつかむということができない人が多いです。
人は誰かと仲良くしたいと思う時、「この人とは気が合いそう」「いい人そう」という感情が根底にあります。
ですが、「ネチネチ系上司」の場合は、人の気持ちを汲めない人が多いので、友達のいない人がほとんどです。
もし、人付き合いがあるようだとしても、それは単なる仕事上の付き合いであったり、上部だけの付き合いにとどまるでしょう。
4. 「ネチネチ系上司」の仕事の傾向
「ネチネチ系上司」の仕事の傾向を挙げてみます。
仕事の傾向としては、以下の3つが挙げられます。
- 自分の仕事がしっかりと出来ていない
- マイナス思考の発想
- 現場がよく見えていない
一つずつみていきましょう。
まず、「自分の仕事がしっかりと出来ていない」から。
「ネチネチ系上司」は「自分の仕事がしっかりと出来ていない」傾向にあります。
いつも部下のミスにばかり目がいきがちであるため、自分の仕事に関してはノーマークであることが多いからです。
本来は、上司としての仕事を全うすべきなのですが、残念ながらそこに目がいっていない人がほとんどです。
また、「ネチネチ系上司」の仕事の傾向として、仕事に対する姿勢が「マイナス思考」であることが挙げられます。
冒険するよりも保身、新しい発想を取り入れるよりも従来のやり方にこだわります。
新しいやり方を取り入れることで、面倒なことや失敗が生じる事態を避けたいという思いが強いのです。
部下のミスをいつまでも叱責するあたり、その上司のマイナスな思考ぶりをみてとることができます。
この上司の下については、面白みのある仕事を期待することは難しいでしょう。
もう一つの、「環境が良く見えていない」についてですが、「ネチネチ系上司」のいる環境は大抵、環境が非常に悪いです。
皆「ネチネチ系上司」に嫌みを言われ、ストレスがたまっているからです。
みんなカリカリしていたり、イライラした気持ちで仕事をしています。
そして、この上司となるべく関わらないように過ごすことに力を尽くしています。
このような環境では、「ネチネチ系上司」との円滑なコミュニケーションは成り立ちません。
ゆえに、現場で手となり足となる部下の仕事での情報を把握するのが難しくなります。
「ネチネチ系上司」にいうと、面倒臭いから、悪いことをいうのはやめよう」などと、仕事の改善点を言わずにいる部下も多いことでしょう。
「ネチネチ系上司」には仕事の現場をよく知らない傾向が強いです。
5. 「ネチネチ系上司」の心理
「ネチネチ系上司」の心理についてみていきます。
5-1. 優秀でない部下ばかり
「ネチネチ系上司」の心理として、「優秀でない部下ばかり」という心境をあげることができます。
「ネチネチ系上司」はとにかく部下のミスにばかり目がいくので、そんなにミスが多くない部下に対しても「あいつはいつもミスばかりしている」などと勘違いしてしまうからです。
また、「ネチネチ系上司」のいる環境は、大抵、仕事場の環境が悪いので、本来の能力を出し切れていない部下が大勢います。
そのため、「ネチネチ系上司」は部下のことを「俺のところには優秀でない部下ばかり」と思う傾向にあります。
5-2. 面倒なことは起こさないでくれ
「ネチネチ系上司」の心理として、「面倒なことは起こさないでくれ」という心境をあげることができます。
とにかく自分を保身することしか頭にないので、部下に対しては「面倒なことは起こさないでくれ」という気持ちしかありません。
人のミスにばかり目がいくので、「もうこれ以上面倒なことは起こさないでくれ」という気持ちが高ぶるのかもしれません。
こういう上司は部下が良いことがやっても興味がなく、褒めてはくれません。
そのため、いやみをいう「ネチネチ系上司」本人も「俺の周りだけどうしてこうも面倒なことが多いんだ」などと感じている傾向にあります。
6. 「ネチネチ系上司」の対処方法
「ネチネチ系上司」の対処方法を挙げていきます。
6-1. 公の場にさらす
「ネチネチ系上司」の対処法として公の場にさらすということが挙げられます。
「ネチネチ系上司」はとにかく自分を保身したい人が多いので、会社の人事部の人などに話せば、一発で大人しくなるでしょう。
もしも、それでも嫌みをいう場合は、今後の人事異動の際は、「ネチネチ系上司」と離してもらえるようにお願いしましょう。
心にかかる負担が大きいなら、心を病む前に早い段階で人事部に相談した方が賢明です。
「ネチネチ系上司」のために、自分の心まで侵され、精神障害を煩わす必要などありません。
6-2. 上司のダメなところを仲間とともに指摘
「ネチネチ系上司」の対処法として、上司のダメなところを仲間とともに指摘することが挙げられます。
仲間と徒党を組めば、「ネチネチ系上司」もひるむはずです。
「ネチネチ系上司」は上の立場の人に弱い傾向をもつ、もともとは気の弱い人間です。
仲間と徒党と組んで、訴えるべきことは訴えておくと、大人しくなるでしょう。
これ以上、職場の雰囲気を悪化させたくないと感じる仲間がいるのなら、話し合っていてはいかがでしょう。
6-3. さらに上の上司と仲良くなる
「ネチネチ系上司」の対処法として、さらに上の上司と仲良くなるという方法があります。
「ネチネチ系上司」は上の立場の人の弱いため、上の立場の人と仲のよい部下は脅威です。
その部下には他の部下とは違い、人が変わったように丁寧に扱うようになるでしょう。
もし、「ネチネチ系上司」の上司に、気さくで人柄の良い上司がいたら、飲み会などであえて話しかけてみてはいかがでしょう。
少し気後れしてしまいますが、そこは「ネチネチ系上司」に対抗するためなので頑張りましょう。
「ネチネチ系上司」にしてみたら、部下が自分の上司と話す姿を見ただけで、何を話しているのか気になるはずです。
自分の日頃のいやみなどを暴露されているのではないかと内心冷や冷やしていることでしょう。
まとめ
「ネチネチ系上司」がいたら、ここで紹介した対処法を使って、撃退してみましょう。
「ネチネチ系上司」のストレスに我慢をする必要などありません。
しつこく嫌みをいう姿は、単なる「職場のいじめ」です。
自分の心身を壊す前に、「ネチネチ系上司」に立ち向かいましょう。
3. 「ネチネチ系上司」の特徴
「ネチネチ系上司」の特徴を挙げていきます。
3-1. しつこい
「ネチネチ系上司」の特徴としては、とにかくしつこいことが挙げられます。
人のミスをいつまでも非難している上司、いつまでも嫌みをいう上司は「ネチネチ系上司」であるといえるでしょう。
このタイプの上司は、同じことを何度も繰り返すので厄介です。
そのしつこさは「さっき、同じ嫌みを聞いたよ」「うるさいな。まだ言ってる」とイライラしてしまうほど。
何度も何度も同じ嫌みを繰り返したりします。
これはミスを犯した相手に対し、ミスをしないように諭している行為ではなく、もはやただの文句。
愚痴を言った本人はスッキリするのかもしれませんが、これでは職場の雰囲気が悪くなってますます部下はミスを犯しやすくなるというもの。
優秀な上司とは言えません。
3-2. 最低1回は小言をいう
「ネチネチ系上司」は、1日最低1回は必ず小言を言っています。
出社した日は、小言を聞かない日はありません。
出社する限り、小言を必ず聞く羽目になります。
「ネチネチ系上司」にとって人を中傷することは、もはや習慣づいているのかもしれません。
「ネチネチ系上司」が中傷している顔を見ていると、その表情は無の感情に支配されているように、能面のような面持ちをしています。
「ネチネチ系上司」としては人に嫌みや小言をいう作業は、すでにルーティンワークとして成立しているといってよいでしょう。
このような上司がいたら、最悪です。
相手の気持ちを全く考えていない上司であるため、このような上司についていっても良いことなど一つもないでしょう。
3-3. 自分を過大評価
「ネチネチ系上司」の特徴として、自分を過大評価していることが挙げられます。
自分は偉い、自分には力がある、ここにいる全ての奴らは俺の手下だなどと思っています。
まるで自分が天下をとったような気分でいるのです。
そのため、この自分に対する過大評価から、自分の発言が何でも許されてしまうと勘違いしている傾向があります。
たとえ、しつこく嫌みをいっても、自分には力があるから何の咎めもないと思っています。
ゆえに、このような嫌みを部下に対して、平気な顔でいうのです。
「ネチネチ系上司」は自分を高く評価しがちで、さらにいえば自己顕示欲の強い人物であるといえます。
プライドが高いため、部下が何かを進言しようものなら、上司の逆鱗にふれてしまうことになるかもしれません。
3-4. 自分の立場しか考えていない
「ネチネチ系上司」の特徴として、自分の立場でしか物事を考えていないことが挙げられます。
自分を保身することしか考えていないので、部下に対する配慮はゼロに等しいといえるでしょう。
もちろん、職場の環境なんてどうでもよく、風通しの良い職場にしようなどという気はサラサラありません。
とにかく、自分の立場を守ることしか考えていないのです。
このような上司についた部下は大変でしょう。
上司の立場を守るため、あるいは上げるために力を尽くすように求められます。
ミスは許されません。
しかも、「ネチネチ系上司」本人がミスをしたら、そのミスはその部下になすりつけてくるかもしれません。
とにかく自分の身さえ守れればいいと考えるのが「ネチネチ系上司」の特徴です。
3-5. 論理的に物事を考えれない
「ネチネチ系上司」の特徴として、感情をむき出しにしやすい傾向があることが挙げられます。
「部下がミスを犯して厄介だ」「自分も責任を問われるのは面倒」「もっと優秀な部下はいないのか」などという感情が心に沸いた途端、その心情をそのまま口に出して話してしまう傾向があります。
優秀な上司なら、部下のことを想い、部下のミスをなくすためにどのようにすれば良かったのかを一緒に考えてくれることでしょう。
たとえ、「部下がミスをして厄介だ」と感じても、それを部下に言うことで部下の仕事に対する熱意が下がるため、絶対に口には出しません。
しかし、「ネチネチ系上司」は部下の立場など無視し、自分の感情を表に出してスッキリすることしか頭にありません。
とにかく嫌な感情を表に出さずにはいられないのです。
3-6. 疑うような人格
「ネチネチ系上司」の特徴として、「疑うような人格」であることが挙げられます。
人にネチネチと物をいうくらいなので、性格が悪いのは察しがつきます。
しかし、ただ性格が悪いだけなら良いですが、「疑うような人格である」というところに特徴があるといえます。
ただ性格が悪いだけなら、嫌みをいうことはあるものの、連発していつまでも言うことはありません。
しつこくネチネチといつまでも言うところに、人を疑うような性格が潜んでいるといえます。
「お前のミスでこの仕事がダメになったからな」などといつまでも人を攻める行為は、単なるいじめです。
単に性格が悪い人と、人をいじめる人は別物です。
「ネチネチ系上司」の場合は、後者であり、人をいじめることに快感を覚える人物であるといえます。
3-7. 下の立場の人だけ強い
「ネチネチ系上司」の特徴として、下の立場の人にだけ強く出るという傾向があります。
強い物には弱く、弱いものには強いといった感じです。
自分の力を誇示したいという気持ちが強いので、下の立場の者にしか強くでることはありません。
このタイプの「ネチネチ系上司」の場合は、上の人の言うことに一つも反発しないという特徴が挙げられます。
上の立場の人に言われたことは、全て飲み込むイエスマンなのです。
そして厄介なのは、その尻拭いが部下にくること。
「ネチネチ系上司」が引き受けた仕事をするのは、その部下たちです。
自分のいやなことは部下に押し付けてくるので、「ネチネチ系上司」のもとで働く部下はストレスが相当なものでしょう。
3-8. コミュニケーションが下手
「ネチネチ系上司」の特徴として、コミュニケーションが下手であることが挙げられます。
「ネチネチ系上司」はコミュニケーションが下手な人が多いです。
人の気持ちを察するのが下手だからなのか、相手の立場に立って物事を考えられず、人の心をつかむということができない人が多いです。
人は誰かと仲良くしたいと思う時、「この人とは気が合いそう」「いい人そう」という感情が根底にあります。
ですが、「ネチネチ系上司」の場合は、人の気持ちを汲めない人が多いので、友達のいない人がほとんどです。
もし、人付き合いがあるようだとしても、それは単なる仕事上の付き合いであったり、上部だけの付き合いにとどまるでしょう。
4. 「ネチネチ系上司」の仕事の傾向
「ネチネチ系上司」の仕事の傾向を挙げてみます。
仕事の傾向としては、以下の3つが挙げられます。
- 自分の仕事がしっかりと出来ていない
- マイナス思考の発想
- 現場がよく見えていない
一つずつみていきましょう。
まず、「自分の仕事がしっかりと出来ていない」から。
「ネチネチ系上司」は「自分の仕事がしっかりと出来ていない」傾向にあります。
いつも部下のミスにばかり目がいきがちであるため、自分の仕事に関してはノーマークであることが多いからです。
本来は、上司としての仕事を全うすべきなのですが、残念ながらそこに目がいっていない人がほとんどです。
また、「ネチネチ系上司」の仕事の傾向として、仕事に対する姿勢が「マイナス思考」であることが挙げられます。
冒険するよりも保身、新しい発想を取り入れるよりも従来のやり方にこだわります。
新しいやり方を取り入れることで、面倒なことや失敗が生じる事態を避けたいという思いが強いのです。
部下のミスをいつまでも叱責するあたり、その上司のマイナスな思考ぶりをみてとることができます。
この上司の下については、面白みのある仕事を期待することは難しいでしょう。
もう一つの、「環境が良く見えていない」についてですが、「ネチネチ系上司」のいる環境は大抵、環境が非常に悪いです。
皆「ネチネチ系上司」に嫌みを言われ、ストレスがたまっているからです。
みんなカリカリしていたり、イライラした気持ちで仕事をしています。
そして、この上司となるべく関わらないように過ごすことに力を尽くしています。
このような環境では、「ネチネチ系上司」との円滑なコミュニケーションは成り立ちません。
ゆえに、現場で手となり足となる部下の仕事での情報を把握するのが難しくなります。
「ネチネチ系上司」にいうと、面倒臭いから、悪いことをいうのはやめよう」などと、仕事の改善点を言わずにいる部下も多いことでしょう。
「ネチネチ系上司」には仕事の現場をよく知らない傾向が強いです。
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