「人を見る目のない人」の特徴・類語(謀殺の心理や特徴) | SPITOPI

「人を見る目のない人」の特徴とそうなってしまう原因を紹介します。

さらに「人を見る目を付けるコツ」についても紹介します。

1. 「人を見る目のない人」とは?

「人を見る目のない人」とは、どのような人の事を指すでしょうか。

まず、性格的に優れた人を選ぶ事ができない人だといえます。

良い人に見えて、実は性格が曲がっている人、癖のある性格の人、トラブルを起こしがちな人ばかりを選んで周囲に置いてしまうような人です。

また嘘をついたり、他人の悪口を言ったりして、職場やコミュニティの雰囲気を悪くしてしまう人です。

さらに能力的に優れた人を選ぶ事ができない人です。

学生時代はそれでもいいですが、仕事を始めた後は困ってしまいます。

能力が高い人と仕事をして、自分の能力を引き出してもらいながら仕事をしなくては、キャリアが頭打ちになる可能性が高いからです。

仕事で成功するためには、能力の高い人で周囲を固める事が大切です。

さらに人と人との組み合わせの判断を誤ってしまう人です。

例えば仕事の班を組む時に、性格的に合わない人を選んでしまったり、能力的にかぶってしまう人を選んでしまったりします。

「人を見る目のない人」は仕事を始めてから、苦労する事になるでしょう。

また恋愛面でも同様です。

自分を幸せにしてくれる人、一緒に幸せになるために努力を続けられるような素敵な人を選ぶ事ができず、一緒にいると疲弊するようなパートナーを選んでしまう可能性が高いです。

恋愛で疲れてしまったり、結婚生活が破たんしてしまう可能性があります。

良い人間関係の構築は、幸せな人生を送るための基礎のようなものです。

「人を見る目のない人」にならないように気を付けましょう。

2. 「人を見る目のない人」の類語

「人を見る目のない人」には同じような意味のある言葉があります。

そこで「人を見る目のない人」の類語をチェックして、言葉の意味をより理解してみましょう。

2-1. 「目がふしあな」

「目がふしあな」という言葉があります。

「ふしあな」とは、まさに「穴」の事ですから、目のようで穴である、何かを見定めるような能力はないという事を意味します。

「あの人の目はふしあなだ」などという使われ方をします。

基本的に悪口を言う時に使う言葉で、「人を見る目のない人」に対して使われる言葉です。

2-2. 「眼力がない」

良いものを見極める能力がない人の事を「眼力がない」といいます。

例えば目の前にお宝とガラクタが並んでいる時に、ガラクタを選んでしまうような人です。

せっかくのチャンスに恵まれても、目の前にある良いものを選べないと意味がありません。

「眼力がない」人は、その人がどれだけ優秀でも、仕事や恋愛で苦戦をしてしまいそうです。

3. 「人を見る目のない人」の特徴

「人を見る目のない人」には、いくつかの共通する特徴があります。

自分もそうかもしれないと思う人は、共通する点がないかどうかチェックしてみましょう。

3-1. 偏見を持っている

「人を見る目のない人」は、「偏見」を持っている可能性が高いです。

「偏見」とは偏った見方です。

何かを見た時に、偏った見方をして、真実を見る事ができない人です。

例えば金髪の女性を見た時に「不良だ」と思って、それ以外の見方ができません。

白人とのハーフの女性かもしれませんし、色素が薄い人かもしれない…という見方をする事ができません。

「不良は使えない」と思って、遠ざけてしまうでしょう。

しかしその女性がとても性格が良く、仕事ができる可能性はもちろんあります。

恋人にしても、仕事の仲間にしても最高の女性かもしれないのに、「金髪は不良」という偏見を持っているために、仲良くなる機会を逃してしまいます。

高齢者だけでなく、若い人にも強い偏見を持っている人がいます。

できるだけ早い段階で「この見方は偏見かもしれない」と自分の見方に疑問を持てるようにしましょう。

3-2. すぐにレッテルを貼る

偏見を持っている人に続いて多いのが「すぐにレッテルを貼る」人です。

例えば仕事中に誰かが寝ているのを見た時に「こいつは怠け者だ」と決めつけてしまいます。

しかし、その人は徹夜明けだったのかもしれませんし、実は寝ているように見えて考え事をしていたのかもしれません。

瞬間的に決めつけてレッテルを貼ってしまっては、その人の本当の性格や能力を見抜く事はできません。

レッテルを貼るクセがある人は、良い人材と巡り合えない可能性が高いので気を付けましょう。

3-3. 自分より優れている人が苦手

「人を見る目のない人」の中には「自分より優れている人が苦手」という人もいます。

実は見る目がないのではなく、優れた人とどう付き合っていいのか分からないため、能力が低い人ばかりと付き合う人です。

それは劣等感からかもしれませんし、育ってきた環境からかもしれません。

あるいはコミュニティの中で優越感を持ちたいタイプの人かもしれません。

このようなクセが身についてしまうと、能力の高い人を集めて何かをする事ができなくなってしまいます。

結果的に素晴らしい人材の中から、ポンコツの様な人ばかりを集めて付き合う事になります。

大きな仕事を成し遂げる事ができませんし、良いパートナーを手に入れる事もできないかもしれません。

3-4. 言う事を聞く人を集める

「イエスマン」を集めるタイプの上司は、典型的な「人を見る目のない人」です。

自分の言う事を聞く人ばかりで周囲を固めるタイプの人は、良い人材と提携する事ができないため、成功する事が難しいです。

言う事を聞いている振りをしているだけで、その上司の事をバカにする人など、イエスマンの中には性格が悪い人も多いです。

また仕事ができないため、目の前の上司の言う事を聞いて、クビにならないようにしているような無能な人も少なくありません。

自分の周囲にイエスマンばかりが集まっているとしたら、あなたは「人を見る目のない人」になっているかもしれません。

3-5. 長所を見ない

誰かを見た時に、短所ばかり見て長所を見る事ができない人は「人を見る目のない人」です。

何人かの人が集まって仕事をする時は、「適材適所」という考えが必要です。

性格的には問題があっても、ものすごい仕事をできる人が必要になるかもしれません。

しかし短所ばかり見る人は、性格的な問題だけを見て、仕事ができるという長所を無視してしまいます。

結果的に良いチームを作る事ができず、仕事が成功しない可能性があります。

人を育てる時も、短所を修正するより、長所を伸ばした方が、良い人材に育つ可能性が高いです。

そのような意味では親として、上司としても失格かもしれません。

3-6. 付き合いが狭い

あまりにも付き合いが狭い人は、そもそも良い人材と出会う機会がないかもしれません。

結果的に「人を見る目のない人」と同様に、良い人との出会いに恵まれないかもしれません。

3-7. 人に興味がない

「人に興味がない」という人もいます。

人に興味を持つ事ができないと、誰かの良い点を見出す事は難しいです。

またコミュニケーションを持つ事も難しいでしょう。

良いコミュニケーションや人間関係は、誰かに興味を持つ事から始まります。

誰にも興味を持てないという人は、このままで行くと「人を見る目のない人」になってしまうかもしれません。

3-8. 自分に対する態度で判断する

先ほどの「イエスマン」を選ぶ人もそうですが、「自分に対する態度」だけで人を判断すると失敗してしまいます。

自分に対して尊敬を示してくれない人も、他の人には尊敬の念を抱いているかもしれません。

この場合は、自分に問題がある可能性が高いです。

客観的に人を見るようにすれば、良い人材、素敵なパートナーを探す事ができます。

そうなれば、その人に振り向いてもらえるように自分を磨き上げようと思えます。

自分に対する態度だけで、人を判断するのはやめましょう。

4. 「人を見る目のない人」の原因

なぜ「人を見る目のない人」になってしまうのでしょうか。

その原因を知る事で、「人を見る目のない人」になる事を防ぐ事ができるでしょう。

もしすでに「人を見る目のない人」になってしまっている人は、自分の中にその原因をみつける事ができるかもしれません。

4-1. 人と付き合う経験が少ない

あまり人と付き合わずに成長してきてしまった人は、人の良し悪しが分からずに大人になってしまいます。

経験不足なのですから、当然のように「人を見る目のない人」になってしまいます。

良い人だけでなく、悪い人、癖の強い人とも付き合った経験がある人の方が、良い人を選ぶ事ができやすくなります。

素敵な人に恵まれすぎた学生時代を過ごしてきた人も、社会人になって苦労する可能性があります。

4-2. 先入観が強すぎる

「ミニスカートをはいている女性はふしだらな人だ」とか、「ブランド物のバッグを持っている女性は金遣いが荒い」など、先入観がある人は、「人を見る目のない人」になりやすいです。

子供時代に読んでいた本やマンガ、テレビドラマ、または親の考え方から影響を受けて、とても偏った見方や、強い先入観を持っている人がいます。

このような人は、良い人と悪い人区別をつける事が難しいでしょう。

4-3. 劣等感がある

強い「劣等感」を持っている人は、世の中を客観的に見る事ができません。

みんなが自分をバカにしているような感覚を持っているため、人ときちんと付き合う事ができません。

自分に優しくしてくれた人に対しても「心の中ではバカにしている」と思ってしまったら、良い人との出会いの機会を逃してしまいます。

強すぎる劣等感は「人を見る目のない人」を生み出してしまいます。

5. 「人を見る目のない」上司の仕事の傾向

「人を見る目のない人」が上司になると、どのような仕事ぶりになるでしょうか。

もし自分がその上司のもとで働くとしたらと考えて、「人を見る目のない」上司の仕事の傾向をチェックしてみましょう。

5-1. プロジェクトが破たんする

「人を見る目のない人」がいます。

このような人がチームを率いる事になると、適材適所に良い人材を置く事ができずに困ってしまいます。

チームは破たんしてしまうか、途中でプロジェクトがとん挫してしまい、仕事で大きな成果を出す事ができないかもしれません。

仕事で結果を出して、ようやく大きなプロジェクトに参加できたとしても、このような「人を見る目のない人」の下で働く事になったら、大きな成果を出す事は期待できません。

その会社でのキャリアは頭打ちになるかもしれません。

できれば適材適所に良い人材を選べる上司のもとで、勝負するような仕事をしたいものです。

5-2. 人間関係が悪い職場を作る

「人を見る目のない人」が上司になると、その職場の人間関係が破たんしてしまうかもしれません。

何せハズレと思われるような人ばかりを集めてしまうのですから、仕方ないかもしれません。

また「人を見る目」には、人と人との組み合わせの妙のようなものを見出す能力も含まれています。

良い人材を集める事ができたとしても、組み合わせが悪ければ、能力を発揮できません。

良い性格の人が集まっているように見えても、組み合わせが悪ければ、人間関係がぎくしゃくしてしまいます。

いずれにせよ「人を見る目のない人」が作る職場は、人間関係が悪くなる傾向があります。

働いていて楽しくないので、部下が能力を発揮する事ができないでしょう。

6. 「人を見る目を付けるコツ」

「人を見る目のない人」が「人を見る目を付ける」ためには、どのような方法があるでしょうか。

自分は「人を見る目のない人」だと感じる人は、「人を見る目を付けるコツ」を知って、実践してみましょう。

6-1. 先入観を持たない

「人を見る目のない人」にならないために、「先入観を持たない」ようにしましょう。

すでに先入観がある人は、捨てるようにします。

誰かを見た時に「きっと○○だ」とか「どうせ○○に違いない」というフレーズが出る人は、先入観がある人です。

例えば女性のアイドルをテレビで見た時に、自分はどう思うか観察してみましょう。

「どうせ遊んでいるに違いない」「整形してるに違いない」などと即座に考えてしまったら、先入観がある証拠です。

そのような考えは、6割程度は当たっているかもしれませんが、「遊んでいるように見えて、真面目な4割の人」や、「整形しているように見えて、していない4割の美人」との出会いを逃してしまう事になります。

先入観を持たなければ、「ちょっと派手だけれど、可愛いな」とか「キレイだな」と思いながら、本当のところはどうかを時間をかけて見定める事ができます。

「どうせ○○だ」「○○に違いない」というフレーズが浮かんだら、捨て去るようにしてみましょう。

6-2. 長期的に判断する

第一印象で人を判断するのが良し、という社会的な傾向がありますが、「人を見る目のない人」を生み出す原因にもなっています。

第一印象も大切ですが、それはいったん置いておいて「長期的に人を判断する」ようにしましょう。

第一印象で感じが悪いと思った人は、極度に緊張する人かもしれません。

また、その日は歯が痛かったり、お腹が痛くて普段通りの表情を作れなかったのかもしれません。

長い目で見れば、印象通りの人かどうか判断する事が可能です。

少なくとも半年から一年の時間をかけて、人を判断するようにすれば「人を見る目のない人」から遠ざかる事ができるでしょう。

6-3. とりあえず受け入れる

先入観がある人や、レッテルを貼ってしまう人は、第一印象で「嫌い」「使えない」などと判断して、関係を結ぶ事を嫌がってしまいます。

しかし第一印象が悪くても、実は良い人という可能性はあります。

そこで「とりあえず受け入れる」というスタンスを取りましょう。

飲み会などで、「苦手」と思うタイプの人がいても、遠ざけずに話をしてみましょう。

実はいい人で、さらに優秀な人かもしれません。

苦手としているタイプの中に、自分のパートナーとして必要な人材が眠っている可能性があります。

「とりあえず受け入れる」というスタンスで三か月ほど過ごしたら、人を見る目が変わってくるかもしれません。

6-4. たくさんの人と触れ合う

とにかくたくさんの人と触れ合い、人を見る目を学ぶ事で「人を見る目のない人」から抜け出せるかもしれません。

そのために、たくさんの人が集まる場所に、積極的に赴いてみましょう。

飲み会やパーティが苦手という人も、人を見る目を養うために、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

そのような生活をしばらく続けると、人を見る目が変化してくるでしょう。

まとめ

「人を見る目のない人」は、仕事でも成功できず、結婚相手にも恵まれない可能性が高いです。

先入観がある人、偏見を持ちがちな人は、「人を見る目のない人」になりやすいので気を付けましょう。

たくさんの人と会い、長期的に人の良し悪しを判断するようにすれば、人を見る目がついてきて、素敵な人に囲まれながら人生を送れるようになるかもしれません。