自分の周囲に高みを目指す人がいると、感心したり目標にしたいと思います。
特に上司や先輩の場合、憧れの人になるでしょう。
「高みを目指す」は良い意味に使われますが、その意味や使い方、「高みを目指す」人の特徴などについて紹介します。
- 「高みを目指す」の意味とは?
- 「高みを目指す」の類語
- 「高みを目指す」人の特徴
- 「高みを目指す」メリット
- 「高みを目指す」の対義語
- 「高みを目指す」の使い方
- 「高みを目指す心」を使った例文
- まとめ
1. 「高みを目指す」の意味とは?
「高みを目指す」とは、自分の精神や能力を向上させる為に努力をすることです。
今の状況に満足せずに、より高いレベルに自分を引き上げようとするのです。
その対象となるのは、目に見えるものではなく、社会的ステイタスや知識、能力などです。
それは決して楽をして手に入れられるものではなく、努力が必要です。
一生懸命勉強をしたり、責任のある仕事を引き受けたり、新しいことを経験したりします。
「高みを目指す」上では辛いことも多く、誰もが最後まで成し遂げられる訳ではありません。
自分に対して甘い人は「高みを目指す」ことはできません。
普通にしていては向上できない状況にいて、初めて「高みを目指す」ことができるのです。
自分を磨きながら一歩ずつ成長していき、最終的にはトップレベルまで上り詰める様な人は、常に「高みを目指す」様に努力しているのです。
2. 「高みを目指す」の類語
「高みを目指す」と同じような意味を持っているのは、以下の言葉です。
2-1. 「探究心」
ものごとについて、徹底的に深い知識を得たり、原因を解明しようとして調べたり研究したりすることです。
「高みを目指す」為に必要な要素のひとつ、と言って良いでしょう。
2-2. 「向上心」
現状で満足せずに、常に自分のレベルを上げていこうとする気持ちです。
「次はもっと良い結果を残そう」と思って行動することで、「高みを目指す」ことができます。
こちらも「高みを目指す」為に必要な要素のひとつと言えます。
2-2. 「上昇志向」
常に今より上のレベルを目指して行動することで、行動そのものよりも、考え方の意味が強くなります。
こちらが「高みを目指す」に最も近い言葉でしょう。
2-3. 「チャレンジ精神」
あらゆることをやってみて、自分の経験やキャリアとして身に付けていく人のことです。
こちらの場合は成功しても失敗しても結果にはこだわらないという意味が強く、「高みを目指す」よりは気軽に遣える言葉です。
3. 「高みを目指す」人の特徴
会社やプライベートで自分の周囲にいる「高みを目指す人」を見分けるには、以下の様な特徴を知っておきましょう。
3-1. 妥協を許さない
仕事では、結果が出たとしても形式が気に入らなければギリギリまでやり直しをします。
取引先には要望があれば何度でも足を運び、サービス内容について徹底的に説明をします。
資料づくりに関しては、文字のフォントが気に入らなかったり、図形の大きさが揃っていないからと、やり直しをします。
内容的には十分なのですが、自分の理想とは違ったり、完ぺきではないと気が済まないのです。
前回よりも良い内容で、誰もが満足する様に終わらそうする為に、最後まで妥協を許しません。
3-2. 常に問題意識を持っている
与えられたものや現状に満足せずに、常に問題意識を持っています。
長い間そのやり方で受け継がれてきたものであっても「少しでも何か改善できることはないか」と考えているのです。
他の人が全く気にしない様なほんの小さなことでも、業務改善になればやる価値はあると思っています。
「高みを目指す人」に仕事を任せると、暫く経つと非常にシンプルでスムーズになっていて、次の人がやり易くなっているという特徴があります。
3-3. 意外とハングリー精神がある
「高みを目指す」というとスマートなイメージがあるのですが、意外とハングリー精神があります。
常に自分には何かが不足していると思っているので、目の前にあることは取りあえず吸収しておこうと思うのです。
自分にとって関係のないことでも、或いは興味が無いことでも、話を聞いておいて損は無いと思っています。
意外とその知識が後で役に立ち、自分の強味となることも多いのです。
誰かがパソコンの使い方が分からずに、プログラマーを呼んで説明を受けている時に、さりげなく側にいてメモを取っているのがこのタイプです。
3-4. 人と意見が対立することがある
仕事だけではなく、プライベートで人と対立してしまうこともあります。
自分がレベルアップする為にやりたいことや、欲しいものがある場合、それが他人と被ってしまうと、譲りたくないと思ってしまうのです。
いかに自分の目標が大切なものであるかを説明して、自分にとって有利な方向に持って行く様にします。
上司や先輩はその人が「高みを目指す人」だと理解しているので、寛容な心で譲ってくれますが、同僚はそうはいきません。
口論になったり人間関係が悪化する可能性もあります。
3-5. 自己アピール力に優れている
「高みを目指す」為には、自分だけの力では不十分です。
自分の能力を認めてくれて、更には他の人よりも優遇してくれる、自分よりもステイタスの高い人が必要です。
上司や権力者に対してゴマを擦ったり、自分の実績をアピールして印象付けようとします。
その為にはフットワークを軽くして様々な場所に出かけたり、人脈を築いたりします。
他の人が知り合うことがない様な権力者と、いつの間にか知り合いになっていたりします。
認めて貰てチャンスを貰うことで更に高みを目指して行動が出来る様になるのです。
3-6. 過去は忘れたいと思う
普通の人は、過去の思い出は大切にしておくものです。
過去に自分が実績を出して表彰されたり、社内誌に載ったりしてもあまり嬉しいと思いません。
むしろ賞状や社内誌などはしまい込んでしまったり、処分してしまう人もいます。
その様な過去の栄光は「高みを目指す人」にとっては終わったことでしかないからです。
その時のことを思い出しても「あの時は頑張った」という感情よりも「自分は未熟で頼りない存在だった」という反省点ばかりが湧いてしまいます。
そこで、過去のことは忘れて未来の自分をイメージする様にしているのです。
3-7. 自己顕示欲が強い
自分の過去については反省点ばかりですが、その中で自分にとって有利だと思う部分はしっかりと残しています。
特に自分の成功した実績についてはデータやグラフ、画像などをしっかりと残しています。
誰かに自己アピールをする時に、「ああそうだ、こんなものがあります」と言って見せられる様に、特別フォルダに保存しています。
自己顕示欲が強く、いざという時にスムーズに自分を良く見せようと、証拠となるものを常に用意しているのです。
3-8. 人の情報を利用する
「高みを目指す人」は、自分からは噂話はしません。
その代わり、人が話すことは一言も漏らさずにしっかりと聞いて覚えています。
噂話や業界の情報などは、一字一句間違えずに記憶しているのです。
その情報をいち早く自分の仕事に生かしたり、抜け駆けをすることもあります。
プライベートでは、誰かが非常にスペックの高い人を恋人にしたと聞くと、情報を集めて自分からアプローチをして、恋人を奪ってしまうこともあるのです。
黙っていても何を考えているのか分からず、うっかり大切なことを話せないタイプです。
3-9. 実は努力家
いつも人より一歩リードしているので、皆からは「優れた能力を持っているから仕方ない」と思われています。
しかし「高みを目指す人」は、元々の能力はもちろんありますが、人知れず努力している部分も大きいのです。
「仕事が大変」と言いながら、夜間に英会話教室に通っていたり、休日に資格取得の勉強をしているのです。
見栄っ張りなところがあり、何もしなくてもできる人の様に思われたいという面があるので、努力をしている時や辛い時には平然としているものです。
後になって「実はこうだったけど、もう忘れちゃった」とさらりと言いたいタイプなのです。
3-10. 人の評価が気になって仕方ない
自分がどの様なパフォーマンスをしているのか常に気になり、他人からどう思われているかを知りたがります。
自己採点が厳しく、人から見れば十分だと思うことでも60点位しか付けられません。
そこで他人が「90点」と言ってくれることで満足感を得るのですが、もしも「70点」と言われるとかなりショックだったりします。
自分で良いパフォーマンスをしたら自分で90点でも100点でも付ければ良いのですが、他人の物差しを気にしてしまい、自己判断が苦手です。
3-11. 基本的にポジティブ
失敗をした時に、その場ですぐにどんよりと落ち込んだりしません。
ミスやトラブルがあると、普通の人は「なんてことをしてしまったんだ」とショックを受けますが、「高みを目指す人」は「何とか前に進まなければ」と思うのです。
少しでも今の状態を良くする為に、あらゆる手段を投じて行動していくでしょう。
その為に、トラブルへの対処が終った時点で返ってハイパー状態になっていて、達成感を得ていることもあるのです。
基本的にポジティブで、ピンチに強いタイプです。
3-12. 周囲の意見に耳を傾ける
「高みを目指す人」は様々な情報を元にベストな状況を作り出そうとします。
その為には、人の意見に対しても素直に耳を傾ける姿勢を持っているのです。
世の中には絶対というものはなく、「この方法で良いのだろうか」「間違ってないだろうか」と考えているので、良い情報があれば知りたいと思っています。
能力のある人の中にはプライドが高く、自分と反対意見が出ると「それは違う」と理論武装する人も多くなります。
しかし「高みを目指す人」は、反対意見の中にも何か良いヒントがあるのではないかと思うのです。
そのお蔭で視野が広がり、違った角度からものごとが見られる様になります。
討論の場では、勝ち負けやプライドは関係なく、自分にとって吸収できることはないかという気持ちが強いのです。
3-12. 人を見て発奮する
ライバルが頑張っている姿を見ると、素直に「頑張っているなあ」と声をかけたりします。
決してギラギラとした嫉妬心を持っている訳ではなく、単純に関心しているのです。
そしてその姿を見て「自分ももっと頑張ろう」と思います。
そのエネルギーが更に高みを目指すことになり、昨日の自分よりも一歩努力をしてみようと思うのです。
毎日一歩、また一歩と努力をすることで、いつの間にか大きく成長しています。
人を見て発奮するのですが、その人よりも遥かに高い能力を身に付けてしまっているのです。
3-13. 自分の能力にある程度自信がある
自分のことを「天才」とは思っていませんが、「潜在能力は十分」と思っています。
周囲から褒められた時に「こんなもんじゃない、もっとできる」と思うのです。
うぬぼれているのではなく本当に頑張ろうと思っているだけで、実際に次回はもっと努力をします。
これは小さい頃から「褒めて伸ばす」教育を受けてきた賜物と言えます。
「すごいね、もっとできるかも」と言われて育ってきたことで、潜在意識に「やればできる」という気持が根付いているのです。
3-14. 人に見られることで更に頑張る
自分が頑張っている姿や成功した姿を人に見られると、快感を得てもっと頑張ろうと思います。
表向きは自分の為に頑張ると言っていても、実際には「あの人に認められたい」「この人に褒められたいという意識が強いのです。
少し自意識過剰な部分がありますが、確実に成長していくので態度に嫌味を感じません。
自分に与えられたことにベストを尽くして、人の期待に応えたいという真摯な姿勢が見られるからです。
3-15. 体調管理が苦手
常に頑張ろうという意識が高い為に、自分の体調の変化に気付きにくくなります。
熱があっても「これ位で休めない」「人に迷惑がかかる」と思ってしまい、無理をして出勤するのです。
どんなに体調不良でも職場にいれば精神的に安定して過ごせます。
明らかに具合が悪そうなのに、歯を食いしばり、残業をしても仕事をやり遂げます。
他の人から見れば「そこまで無理して上り詰めなくても」と思うでしょう。
3-16. 頑張る自分に酔いしれている
一生懸命頑張って仕事をしている自分の姿を客観的にイメージして「これこそ自分の理想の姿」と酔いしれています。
昔から何かコンプレックスがあり、なりたい自分が中々見つけられなかった人が、社会に入って「高みを目指す人」になると、自分で自分を目標にしてしまうのです。
4. 「高みを目指す」メリット
「高みを目指す」には、かなり精神的にも気合いが必要ですが、そのメリットにはどの様なものがあるのでしょうか。
4-1. 自分が成長できる
一生懸命知識やスキルを身に付けていくことで、昇進したりキャリアアップ繋がりますが、何よりも一番なのは自分が成長できる、という点です。
同じ仕事でずっと高みを目指していれば、いつしか大きな目標にチャレンジ出来る程自分が成長していることに気付くでしょう。
4-2. 他人から認められる
着実に成長していく人は、その努力が他人から認められる様になります。
人はたった一回実績を上げただけでは「次回も頑張れ」で終ってしまいますが、たゆまぬ努力をして力を付けていく人に対しては信頼を置く様になります。
4-3. 活躍の幅が広がる
高みを目指すことで知識やノウハウを身に付ければ、それだけ重要な仕事を任される様になります。
転職をする時にも今迄よりもできる仕事が増えて、活躍の場が広がります。
5. 「高みを目指す」の対義語
「高みを目指す」には特にはっきりと決まった対義語はありません。
同じ様な意味の言葉を探しても、普段使いそうな言葉は以下の2つ位です。
6-1. 堕落心
「向上心」の対義語ですが、全くやる気のない様子、何事にも興味を持たず、行動しようとしない状態を意味します。
6-2. 無気力
こちらも何に対しても全く興味を持たず、やる気のない状態を表します。
「高みを目指さない人」のワーストなパターンです。
6. 「高みを目指す」の使い方
「高みを目指す」は、頑張っている人に対して幅広く使える言葉です。
但し、「さらなる高みを目指す」という言葉を勘違いしている人もいるので注意が必要です。
「今よりももっと上を目指す」という意味だと思っている人もいますが、実は「さらなる」は、「今よりも」ではなく、「まっさらな=初心に返って」という意味なのです。
つまり、それまで目指してきて達成した高みとは全く別のことに対して、ゼロの状態から高みを目指す」という意味になります。
「さらなる試練」は、より辛い試練ではなく「まっさらな状態からの試練」ということになるのです。
6. 「高みを目指す心」を使った例文
「高みを目指す心」は、主に仕事や勉強など、能力を生かす場で使われます。
6-1. 「彼は経理に配属されて、高みを目指す心を持ち、ファイナンシャルプランナーの資格を取得した」
現在の仕事をベースにより難しいとされる資格を取得することで、キャリアアップが狙えます。
この場合の「高み」とはキャリアアップを意味しています。
6-2. 「田舎に住んでいたが高みを目指す心が強くなり、東京に引越して行った」
自分の生活をよりグレードアップさせたいという気持ちを表しています。
この場合の「高み」とは、ライフスタイルそのものです。
まとめ
「高みを目指す」は、仕事で一生懸命頑張る人に使われる言葉です。
自分から「高みを目指している」と言うと自慢になってしまいますので注意しましょう。
とてもポジティブな言葉ですので、仕事仲間を褒める時に使ってみると良いでしょう。
3. 「高みを目指す」人の特徴
会社やプライベートで自分の周囲にいる「高みを目指す人」を見分けるには、以下の様な特徴を知っておきましょう。
3-1. 妥協を許さない
仕事では、結果が出たとしても形式が気に入らなければギリギリまでやり直しをします。
取引先には要望があれば何度でも足を運び、サービス内容について徹底的に説明をします。
資料づくりに関しては、文字のフォントが気に入らなかったり、図形の大きさが揃っていないからと、やり直しをします。
内容的には十分なのですが、自分の理想とは違ったり、完ぺきではないと気が済まないのです。
前回よりも良い内容で、誰もが満足する様に終わらそうする為に、最後まで妥協を許しません。
3-2. 常に問題意識を持っている
与えられたものや現状に満足せずに、常に問題意識を持っています。
長い間そのやり方で受け継がれてきたものであっても「少しでも何か改善できることはないか」と考えているのです。
他の人が全く気にしない様なほんの小さなことでも、業務改善になればやる価値はあると思っています。
「高みを目指す人」に仕事を任せると、暫く経つと非常にシンプルでスムーズになっていて、次の人がやり易くなっているという特徴があります。
3-3. 意外とハングリー精神がある
「高みを目指す」というとスマートなイメージがあるのですが、意外とハングリー精神があります。
常に自分には何かが不足していると思っているので、目の前にあることは取りあえず吸収しておこうと思うのです。
自分にとって関係のないことでも、或いは興味が無いことでも、話を聞いておいて損は無いと思っています。
意外とその知識が後で役に立ち、自分の強味となることも多いのです。
誰かがパソコンの使い方が分からずに、プログラマーを呼んで説明を受けている時に、さりげなく側にいてメモを取っているのがこのタイプです。
3-4. 人と意見が対立することがある
仕事だけではなく、プライベートで人と対立してしまうこともあります。
自分がレベルアップする為にやりたいことや、欲しいものがある場合、それが他人と被ってしまうと、譲りたくないと思ってしまうのです。
いかに自分の目標が大切なものであるかを説明して、自分にとって有利な方向に持って行く様にします。
上司や先輩はその人が「高みを目指す人」だと理解しているので、寛容な心で譲ってくれますが、同僚はそうはいきません。
口論になったり人間関係が悪化する可能性もあります。
3-5. 自己アピール力に優れている
「高みを目指す」為には、自分だけの力では不十分です。
自分の能力を認めてくれて、更には他の人よりも優遇してくれる、自分よりもステイタスの高い人が必要です。
上司や権力者に対してゴマを擦ったり、自分の実績をアピールして印象付けようとします。
その為にはフットワークを軽くして様々な場所に出かけたり、人脈を築いたりします。
他の人が知り合うことがない様な権力者と、いつの間にか知り合いになっていたりします。
認めて貰てチャンスを貰うことで更に高みを目指して行動が出来る様になるのです。
3-6. 過去は忘れたいと思う
普通の人は、過去の思い出は大切にしておくものです。
過去に自分が実績を出して表彰されたり、社内誌に載ったりしてもあまり嬉しいと思いません。
むしろ賞状や社内誌などはしまい込んでしまったり、処分してしまう人もいます。
その様な過去の栄光は「高みを目指す人」にとっては終わったことでしかないからです。
その時のことを思い出しても「あの時は頑張った」という感情よりも「自分は未熟で頼りない存在だった」という反省点ばかりが湧いてしまいます。
そこで、過去のことは忘れて未来の自分をイメージする様にしているのです。
3-7. 自己顕示欲が強い
自分の過去については反省点ばかりですが、その中で自分にとって有利だと思う部分はしっかりと残しています。
特に自分の成功した実績についてはデータやグラフ、画像などをしっかりと残しています。
誰かに自己アピールをする時に、「ああそうだ、こんなものがあります」と言って見せられる様に、特別フォルダに保存しています。
自己顕示欲が強く、いざという時にスムーズに自分を良く見せようと、証拠となるものを常に用意しているのです。
3-8. 人の情報を利用する
「高みを目指す人」は、自分からは噂話はしません。
その代わり、人が話すことは一言も漏らさずにしっかりと聞いて覚えています。
噂話や業界の情報などは、一字一句間違えずに記憶しているのです。
その情報をいち早く自分の仕事に生かしたり、抜け駆けをすることもあります。
プライベートでは、誰かが非常にスペックの高い人を恋人にしたと聞くと、情報を集めて自分からアプローチをして、恋人を奪ってしまうこともあるのです。
黙っていても何を考えているのか分からず、うっかり大切なことを話せないタイプです。
3-9. 実は努力家
いつも人より一歩リードしているので、皆からは「優れた能力を持っているから仕方ない」と思われています。
しかし「高みを目指す人」は、元々の能力はもちろんありますが、人知れず努力している部分も大きいのです。
「仕事が大変」と言いながら、夜間に英会話教室に通っていたり、休日に資格取得の勉強をしているのです。
見栄っ張りなところがあり、何もしなくてもできる人の様に思われたいという面があるので、努力をしている時や辛い時には平然としているものです。
後になって「実はこうだったけど、もう忘れちゃった」とさらりと言いたいタイプなのです。
3-10. 人の評価が気になって仕方ない
自分がどの様なパフォーマンスをしているのか常に気になり、他人からどう思われているかを知りたがります。
自己採点が厳しく、人から見れば十分だと思うことでも60点位しか付けられません。
そこで他人が「90点」と言ってくれることで満足感を得るのですが、もしも「70点」と言われるとかなりショックだったりします。
自分で良いパフォーマンスをしたら自分で90点でも100点でも付ければ良いのですが、他人の物差しを気にしてしまい、自己判断が苦手です。
3-11. 基本的にポジティブ
失敗をした時に、その場ですぐにどんよりと落ち込んだりしません。
ミスやトラブルがあると、普通の人は「なんてことをしてしまったんだ」とショックを受けますが、「高みを目指す人」は「何とか前に進まなければ」と思うのです。
少しでも今の状態を良くする為に、あらゆる手段を投じて行動していくでしょう。
その為に、トラブルへの対処が終った時点で返ってハイパー状態になっていて、達成感を得ていることもあるのです。
基本的にポジティブで、ピンチに強いタイプです。
3-12. 周囲の意見に耳を傾ける
「高みを目指す人」は様々な情報を元にベストな状況を作り出そうとします。
その為には、人の意見に対しても素直に耳を傾ける姿勢を持っているのです。
世の中には絶対というものはなく、「この方法で良いのだろうか」「間違ってないだろうか」と考えているので、良い情報があれば知りたいと思っています。
能力のある人の中にはプライドが高く、自分と反対意見が出ると「それは違う」と理論武装する人も多くなります。
しかし「高みを目指す人」は、反対意見の中にも何か良いヒントがあるのではないかと思うのです。
そのお蔭で視野が広がり、違った角度からものごとが見られる様になります。
討論の場では、勝ち負けやプライドは関係なく、自分にとって吸収できることはないかという気持ちが強いのです。
3-12. 人を見て発奮する
ライバルが頑張っている姿を見ると、素直に「頑張っているなあ」と声をかけたりします。
決してギラギラとした嫉妬心を持っている訳ではなく、単純に関心しているのです。
そしてその姿を見て「自分ももっと頑張ろう」と思います。
そのエネルギーが更に高みを目指すことになり、昨日の自分よりも一歩努力をしてみようと思うのです。
毎日一歩、また一歩と努力をすることで、いつの間にか大きく成長しています。
人を見て発奮するのですが、その人よりも遥かに高い能力を身に付けてしまっているのです。
3-13. 自分の能力にある程度自信がある
自分のことを「天才」とは思っていませんが、「潜在能力は十分」と思っています。
周囲から褒められた時に「こんなもんじゃない、もっとできる」と思うのです。
うぬぼれているのではなく本当に頑張ろうと思っているだけで、実際に次回はもっと努力をします。
これは小さい頃から「褒めて伸ばす」教育を受けてきた賜物と言えます。
「すごいね、もっとできるかも」と言われて育ってきたことで、潜在意識に「やればできる」という気持が根付いているのです。
3-14. 人に見られることで更に頑張る
自分が頑張っている姿や成功した姿を人に見られると、快感を得てもっと頑張ろうと思います。
表向きは自分の為に頑張ると言っていても、実際には「あの人に認められたい」「この人に褒められたいという意識が強いのです。
少し自意識過剰な部分がありますが、確実に成長していくので態度に嫌味を感じません。
自分に与えられたことにベストを尽くして、人の期待に応えたいという真摯な姿勢が見られるからです。
3-15. 体調管理が苦手
常に頑張ろうという意識が高い為に、自分の体調の変化に気付きにくくなります。
熱があっても「これ位で休めない」「人に迷惑がかかる」と思ってしまい、無理をして出勤するのです。
どんなに体調不良でも職場にいれば精神的に安定して過ごせます。
明らかに具合が悪そうなのに、歯を食いしばり、残業をしても仕事をやり遂げます。
他の人から見れば「そこまで無理して上り詰めなくても」と思うでしょう。
3-16. 頑張る自分に酔いしれている
一生懸命頑張って仕事をしている自分の姿を客観的にイメージして「これこそ自分の理想の姿」と酔いしれています。
昔から何かコンプレックスがあり、なりたい自分が中々見つけられなかった人が、社会に入って「高みを目指す人」になると、自分で自分を目標にしてしまうのです。
4. 「高みを目指す」メリット
「高みを目指す」には、かなり精神的にも気合いが必要ですが、そのメリットにはどの様なものがあるのでしょうか。
4-1. 自分が成長できる
一生懸命知識やスキルを身に付けていくことで、昇進したりキャリアアップ繋がりますが、何よりも一番なのは自分が成長できる、という点です。
同じ仕事でずっと高みを目指していれば、いつしか大きな目標にチャレンジ出来る程自分が成長していることに気付くでしょう。
4-2. 他人から認められる
着実に成長していく人は、その努力が他人から認められる様になります。
人はたった一回実績を上げただけでは「次回も頑張れ」で終ってしまいますが、たゆまぬ努力をして力を付けていく人に対しては信頼を置く様になります。
4-3. 活躍の幅が広がる
高みを目指すことで知識やノウハウを身に付ければ、それだけ重要な仕事を任される様になります。
転職をする時にも今迄よりもできる仕事が増えて、活躍の場が広がります。
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