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「弱い犬ほどよく吠える」の意味・読み方・類語「上司・ヤンキー・いじめっ子」の具体例 | SPITOPI

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「弱い犬ほどよく吠える」の意味・読み方・類語「上司・ヤンキー・いじめっ子」の具体例

「弱い犬ほどよく吠える」ということわざがありますが、何となくならどのような状況かが想像できるかもしれません。

聞いたことはあるけど使い方やタイミングがいまいちわからない言葉かもしれないので詳しくみていきたいと思います。

  • 「弱い犬ほどよく吠える」とは?
  • 「弱い犬ほどよく吠える」の類語や言い換え
  • 「弱い犬ほどよく吠える」の反対語や反対のことわざ
  • 「弱い犬ほどよく吠える」の使い方や例文
  • 「弱い犬ほどよく吠える」の具体例
  • 「弱い犬ほどよく吠える」の心理
  • まとめ

1. 「弱い犬ほどよく吠える」とは?

「弱い犬ほどよく吠える」とは?

「弱い犬ほどよく吠える」とは、弱くて小さい、力がない犬ほど周囲や相手に向かってキャンキャンとよく吠えることから、能力や実力がない人ほど威張ったり偉そうにする事や、高圧的な態度を取る事を比喩した言葉になります。

あまりいい意味ではなく、もし誰かに「弱い犬ほどよく吠える」と言われてしまったら、かなり恥ずかしいかもしれません。

実力がある人や本当に能力がある人は偉そうにしたり、力をひけらかす事などはない事からも、自分に自信がない人は本来見せるべき実力とは違う形でしか自己アピールができないといった事を表しています。

またキャンキャンと威嚇をする事で、精神的に負けてしまいそうな自分を保っているのかもしれません。

自信があり、本当に力がある人は無駄なアピールや行動をする事はありません。

自ら動かなくても素晴らしければ、周りが勝手に評価をしてくれますし認めてくれるからです。

また本人は認めて欲しいから、評価して欲しいからしている訳ではないので、逆にそんな事を望んでもいません。

キャンキャン吠える人の事をライバルどころか煩いとは思っても、相手にしない場合が多いようです。

2. 「弱い犬ほどよく吠える」の類語や言い換え

「弱い犬ほどよく吠える」の類語や言い換え

2-1. 空き樽は音が高い(あきだるはおとがたかい)

空き樽は音が高い(あきだるはおとがたかい)

中身が入った樽は、叩くと重々しい音がして響かないけれど、中身のない樽を叩くと高い音を出し響く事から、浅はかで中身のない空っぽな人ほど、知りもしないのにペラペラと得意そうによく喋ったり、自慢げに話すという事を例えています。

2-2. 能無しの口叩き(のうなしのくちたたき)

能無しの口叩き(のうなしのくちたたき)

口ばかり達者で、能力も実力もない人の事をいいます。

また何の取り得も、何の役にも立たないくせに、偉そうに力があるような言い方をして、余計な事をベラベラ話す人の事をいいます。

2-3. 吠える犬は噛みつかぬ(ほえるいぬはかみつかぬ)

吠える犬は噛みつかぬ(ほえるいぬはかみつかぬ)

キャンキャンと煩くジタバタ吠える犬は怖がっているから吠える訳で、噛み付く事はないという意味から、威勢が良く威張ったり威嚇する人に限って大したことはないということを表します。

3. 「弱い犬ほどよく吠える」の反対語や反対のことわざ

「弱い犬ほどよく吠える」の反対語や反対のことわざ

3-1. 大賢は愚なるが如し(たいけんはぐなるがごとし)

大賢は愚なるが如し(たいけんはぐなるがごとし)

賢い人というのは、いちいち自分の事を自慢したりひけらかすことをしません。

そんな事をしなくてもいざという時に実力を出せばいいだけと考えるからです。

ですから普段は「何もできない人なのかも」と周りには思われているかもしれません。

また賢い人は賢いからこそ普通のフリや馬鹿の真似もできるのです。

3-2. 能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)

能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)

実力や才能のある人は、ここぞいう時にだけその力を発揮するという意味になります。

鷹は獲物を狩る直前までその鋭い爪を隠して飛んでいます。

普段からわざわざ爪を出して威嚇しながら飛ぶ必要などないからです。

3-3. 深い川は静かに流れる(ふかいかわはしずかにながれる)

深い川は静かに流れる(ふかいかわはしずかにながれる)

深い川は底が深い分音が静かになります。

砂利や石の音も聞こえませんし、雑音がありません。

その事から思慮深い人やしっかり物事の分別をつける事ができる人はゆったりと構えていて、無意味に騒がないという事を表しています。

中身のある人は騒ぐ必要がないので余裕があり優雅であるという事の例えになります。

4. 「弱い犬ほどよく吠える」の使い方や例文

「弱い犬ほどよく吠える」の使い方や例文
  • 腹が立つとは思うけど、弱い犬ほどよく吠えるものだから気にしない方がいい
  • 弱い犬ほどよく吠えるとはよく言ったもので、あの人には実力も才能もないのに態度だけはでかい
  • あの人はいつも高圧的で偉そうにしているけど、弱い犬ほどよく吠えるように、偉い人の前ではヘコヘコしてゴマをするので嫌われている

5. 「弱い犬ほどよく吠える」の具体例

「弱い犬ほどよく吠える」の具体例

5-1. ヤンキーの具体例

ヤンキーの具体例

ヤンキーになる人は目立ちたがり屋や寂しがりや、自己表現が分からないなど様々な理由がありますが、権力に憧れ、反発心を抱えているという裏腹な心理を持っている場合もあります。

まず目立ちたい人は、今のままでは誰も見てくれないと思っているからで、だからといってスポーツがズバ抜けている訳でも勉強ができるわけでもありません。

また頑張る意志も発想もないのでグレてヤンキーになり周囲を威嚇しては自分を凄いように見せかけるのです。

時々物凄く賢くて勉強ができるヤンキーがいますが、そのタイプは家庭環境に問題があったり、何らかの闇を抱えていて孤独を感じている場合もあります。

そして一番ヤンキーらしいのが、権力に憧れ、反発心を抱えているという心理ですが、自己表現がヤンキーという手段しかないと思ったのかもしれません。

権力に憧れるがため、今できる精一杯の悪さをしたり威張ったり意気がってみるわけですが、冷静な人から見れば滑稽です。

また権力を敵視している事も現状から自由にならない自分や、親や学校、学則や社会のルールなどに対する精一杯の"吠え"としてヤンキーになるのでしょう。

ヤンキーになる人は、人一倍権力や誰かが作ったルールを嫌うところがあります。

誰かの言いなりになるくらいなら、せめてその小さい世界の中だけでも思いっきり吠えてやると思っているのかもしれません。

5-2. いじめっ子の具体例

いじめっ子の具体例

いじめっ子に程度がありますが、小さな子供が好きな子をいじめて自分に気を向かせようとする事から、社会問題に発展するようないじめっ子では済まされないものまで色々あります。

前者の場合は相手にされないから吠えて気づかせようとしている訳ですが、後者の場合は様々な背景や心理が重なっているためただ単純に吠えているだけでは片付けられないかもしれません。

ですが必ず何らかの理由があるので、それに向かって本人も気づかないうちに吠えているのかもしれません。

家庭環境やコンプレックス、今はSNS問題などがあり闇を抱えやすく、弱いものが更に弱いものを叩くという悪循環になっています。

5-3. モンスター上司の具体例

モンスター上司の具体例

現在はパワハラやモラハラ、セクハラが問題視されているので、なかなかパンチの効いた上司が野放しにされる事は少ないかもしれませんが、それでもやはり「弱い犬ほどよく吠える」タイプの上司はどこの会社にもいるのではないでしょうか。

自分より立場の弱い部下や、付き合ってもメリットがないと思う相手に対しては怒鳴り散らしたり、いつまでもねちねちと文句を言ったり、無視をするなどの行為をするくせに、自分より立場が上の人やメリットがある相手にはヘコヘコ・ぺこぺこする典型的な人は、案外頼られたり褒められると嬉しくて機嫌が良くなる場合があります。

ではなぜそうなるかというと、要は自分に自信がなく威張り散らさないと精神が保てないのです。

自分に実力がない事を分かっていて馬鹿にされているんじゃないかなと思っているので、本来の能力ではなく立場や権力で抑えつけようとするのです。

ですから実はこのようなタイプの上司は周りに吠えているようで自分の立場を保つのに必死な自分に吠えているのかもしれません。

ですが限度があるので場合によって対処を考える必要があります。

6. 「弱い犬ほどよく吠える」の心理

「弱い犬ほどよく吠える」の心理

6-1. 劣等感の塊

劣等感の塊

「弱い犬ほどよく吠える」という言葉の意味そのものですが、劣等感が強い人ほど、馬鹿にされたくない、負けたくないとよく吠えます。

ある実験でライオンと数種類の犬を柵を隔てて対峙させるものがあり、どんな犬がライオンに対しひるまず吠えたかというと、大型犬であるラブラドールやドーベルマンは後ずさりをしたり、尻尾が完全にお腹に入ってしまったのに、小型犬であるポメラニアンやトイプードルは、物怖じする事なくライオンに近づいて、キャンキャンと吠えて威嚇しました。

これは動物であり命がかかっている分(犬の意識の中で)大変興味深い実験だと思いますし、この小さい犬達が勇敢な事は確かです。

本能として自分よりライオンが強い事を知っているからこそ、精一杯の抵抗をして「自分はただじゃやられない」という意思表示をしたわけです。

自分に力がないことを知っているからこそ、その劣等感を克服したいという向上心が生まれ成長へと繋がることもあるので吠える相手を間違わなければ、むしろ自分の弱さを知り成長できるキッカケになるかもしれません。

6-2. 自信がないから

自信がないから

自分に自信がないと、なるべく目立たないように消極的になる人もいれば、逆にそれを隠そうとして周りに威嚇したり恐怖心を与える人もいます。

よく街中で見るからに柄の悪い人が外股で脇を大きく開けて肩を揺らすように歩くのを見かけますが、あの行為は自分を大きく見せたいという心理からくる行為なので、普通に歩いては自分は負けてしまうと無意識に思っているという事になります。

また自分の悪事をペラペラ話しては威張る行為もそのような心理からきているといえます。

ですから怖がったり、持ち上げるとその気になって喜ぶ事が多いでしょう。

弱い犬は自分でアピールをしたり、武勇伝や自慢を自らするしか周囲に自分の魅力を伝える方法がありません。

誰も伝えてはくれませんし認めてくれていないからです。

そしてそうやって吠える行為は更に周囲に冷ややかな目や感情を持たせる事になるのですが、本人は気付いていない場合が多いでしょう。

6-3. 承認欲求が強い

承認欲求が強い

自分を認めてくれないと感じている人は自己肯定感が低い人が多いのも特徴です。

自分自身で自分のことは認められなくても、他人には認めて欲しいと思っています。

それは幼少期に過ごした環境に関係があるかもしれません。

例えばテストやスポーツなどを一生懸命頑張ったにも関わらず全く親が褒めてくれなかったり、傍にいて欲しい時にいつもいてくれなかったりなどの経験を重ねてしまうと、人は愛情に飢えていつしかそれが当たり前になってしまいます。

本人に何の落ち度もなく責任などないのですが、しっかり自分の存在や価値、アピールの仕方などを教えてもらえなかった為に感情のコントロールが難しい人に成長してしまったのかもしれません。

ですから無駄に吠えては威嚇をし、構ってもらうよう注目を浴びれるように努力をするのです。

方法が分かっていないから吠えるわけですが、無駄吠えをしない人にはただうるさく面倒臭いと思われ、更に距離が広がってしまう可能性もあります。

6-4. 自己顕示欲が強い

自己顕示欲が強い

誰にでも自己顕示欲はありますし、多少の顕示欲は必ず必要です。

自分の成長に繋がったり、自信に繋がる事もありるからです。

ですがやはりそれもバランス良く出さないと周囲からは嫌われ疎まれてしまうでしょう。

顕示欲を満たすために威張ったり怒鳴り散らす行為は、自己満足なだけなのですが、不思議な事に自己顕示欲の強い人はそこでカイロが止まっています。

通常であれば威張ったり怒鳴り散らす行為が誰からも嫌がられ、引かれる行為とわかるので周りから人が離れていくことがわかりそうなものですが、発想力や想像力が欠如しているのか、そこにまで頭が回りません。

ですから「何のためにしているんだろう」と周りが思う事もよくあります。

自分の存在を社会の中に知らしめたいがために吠えるわけなので、そこに自尊心や羞恥心などはなく、ただただ自分が満足し存在を知らしめるためにわざわざ本来の能力を高めるという方法ではない方法でアピールするのです。

6-5. 自分の思い通りにに物事を動かしたい

自分の思い通りにに物事を動かしたい

吠える人は、自分には能力や実力がない事が分かっているのでそこでは戦えません。

ですが、どうしても注目を浴びたり力が欲しいと思った時にキャンキャン吠えるわけです。

同じような立場の人ならまだしも、立場が弱い人や目下の人にとっては、逆らう事が出来ませんし、一応上下関係を守らなければいけません。

そこを利用して意味かわからない威嚇や幅を利かせて自分の思い通りに人を動かしたり、物事を運ばせようとします。

周りは立場的にもですが、やはり面倒は避けたいですしなるべくさっさとその場を立ち去りたいので従うようになります。

能力がなくても自分は力で人を動かせたり、物事に影響をあたえられる人間なのだと自己満足ができるため、このタイプの人はいつまでも中身が構築する事はなく、むしろ周りから置いてけぼりを食らう事が多いです。

6-6. とにかく舐められたくない

とにかく舐められたくない

大人になっても舐められたくないという意識が物凄く強い人もいますし、いい歳をして人の一部しか見ず、馬鹿にしたり舐めたりする人も実際に沢山存在します。

だいたい、舐める・舐められないなど行為自体が稚拙で意味のないものなのですが、まだ舐められないように努力することはおかしな事ではありません。

ですがこの、吠えるタイプの人はいちいちムキになったりヒステリックを起こしては相手を萎縮させてしまいます。

また酷く引かれてしまうでしょう。

いい大人にいちいちムキになられると、正直面倒ですし体力を消耗してしまいます。

周りは冷静ですし、本人に能力がない事を知っているので、この人はなぜこんなに一人でいきりたっているのかと逆に馬鹿にしているかもしれません。

常に喧嘩腰、考え方がヤンキーみたいな人と付き合う事はメンタルを強く持たなければいけません。

6-7. 自意識過剰

自意識過剰

優秀な人ほど能力をひけらかさないと述べましたが、それは自分に対し自信があり、わざわざ公表することではないと思っているからです。

つまり本人にとっては普通のことで取り止めてすごいことではないと感じているのです。

ですが吠える人は能力を磨こうとはしませんし人間的に大きくなろうと言う発想にはなりません。

だからこそ威張ったり偉そうな態度を取ったりして大きく見せるのです。

つまり本当に優秀な人は自分の評価など気にしていないのに、空っぽな人ほど勝手に自分に使命を感じ、自分の事を大きく見せなければいけないという心理が働いてしまうようです。

それは自分のことを、実はもっと優秀で素晴らしい人間だと思っているからではないでしょうか。

本当の自分は仕事もでき人間的にも魅力的で、誰からも慕われると思いたいと言うことなのでしょう。

またそうならなければいけないという思いが強いのかもしれません。

自分の心を縛り付けてその妄想に囚われているがためにストレスが溜まり、吠えてしまうのかもしれません。

まとめ

まとめ

弱い犬が吠える相手が自分より強い場合は、弱いながらも勇気があって立ち向かおうとしてるという解釈ができますが、自分より立場が弱い人に吠える行為は目に余るものがあるので、見ているこちらが恥ずかしくなってしまいます。

もし周囲にキャンキャン吠える人がいるのであれば「この人は自分に自信がないんだな」と思ってサラッと流すようにしてみると楽になれるかもしれません。

「弱い犬ほどよく吠える」の具体例

5-1. ヤンキーの具体例

ヤンキーの具体例

ヤンキーになる人は目立ちたがり屋や寂しがりや、自己表現が分からないなど様々な理由がありますが、権力に憧れ、反発心を抱えているという裏腹な心理を持っている場合もあります。

まず目立ちたい人は、今のままでは誰も見てくれないと思っているからで、だからといってスポーツがズバ抜けている訳でも勉強ができるわけでもありません。

また頑張る意志も発想もないのでグレてヤンキーになり周囲を威嚇しては自分を凄いように見せかけるのです。

時々物凄く賢くて勉強ができるヤンキーがいますが、そのタイプは家庭環境に問題があったり、何らかの闇を抱えていて孤独を感じている場合もあります。

そして一番ヤンキーらしいのが、権力に憧れ、反発心を抱えているという心理ですが、自己表現がヤンキーという手段しかないと思ったのかもしれません。

権力に憧れるがため、今できる精一杯の悪さをしたり威張ったり意気がってみるわけですが、冷静な人から見れば滑稽です。

また権力を敵視している事も現状から自由にならない自分や、親や学校、学則や社会のルールなどに対する精一杯の"吠え"としてヤンキーになるのでしょう。

ヤンキーになる人は、人一倍権力や誰かが作ったルールを嫌うところがあります。

誰かの言いなりになるくらいなら、せめてその小さい世界の中だけでも思いっきり吠えてやると思っているのかもしれません。

5-2. いじめっ子の具体例

いじめっ子の具体例

いじめっ子に程度がありますが、小さな子供が好きな子をいじめて自分に気を向かせようとする事から、社会問題に発展するようないじめっ子では済まされないものまで色々あります。

前者の場合は相手にされないから吠えて気づかせようとしている訳ですが、後者の場合は様々な背景や心理が重なっているためただ単純に吠えているだけでは片付けられないかもしれません。

ですが必ず何らかの理由があるので、それに向かって本人も気づかないうちに吠えているのかもしれません。

家庭環境やコンプレックス、今はSNS問題などがあり闇を抱えやすく、弱いものが更に弱いものを叩くという悪循環になっています。

5-3. モンスター上司の具体例

モンスター上司の具体例

現在はパワハラやモラハラ、セクハラが問題視されているので、なかなかパンチの効いた上司が野放しにされる事は少ないかもしれませんが、それでもやはり「弱い犬ほどよく吠える」タイプの上司はどこの会社にもいるのではないでしょうか。

自分より立場の弱い部下や、付き合ってもメリットがないと思う相手に対しては怒鳴り散らしたり、いつまでもねちねちと文句を言ったり、無視をするなどの行為をするくせに、自分より立場が上の人やメリットがある相手にはヘコヘコ・ぺこぺこする典型的な人は、案外頼られたり褒められると嬉しくて機嫌が良くなる場合があります。

ではなぜそうなるかというと、要は自分に自信がなく威張り散らさないと精神が保てないのです。

自分に実力がない事を分かっていて馬鹿にされているんじゃないかなと思っているので、本来の能力ではなく立場や権力で抑えつけようとするのです。

ですから実はこのようなタイプの上司は周りに吠えているようで自分の立場を保つのに必死な自分に吠えているのかもしれません。

ですが限度があるので場合によって対処を考える必要があります。

「弱い犬ほどよく吠える」の心理

6-1. 劣等感の塊

劣等感の塊

「弱い犬ほどよく吠える」という言葉の意味そのものですが、劣等感が強い人ほど、馬鹿にされたくない、負けたくないとよく吠えます。

ある実験でライオンと数種類の犬を柵を隔てて対峙させるものがあり、どんな犬がライオンに対しひるまず吠えたかというと、大型犬であるラブラドールやドーベルマンは後ずさりをしたり、尻尾が完全にお腹に入ってしまったのに、小型犬であるポメラニアンやトイプードルは、物怖じする事なくライオンに近づいて、キャンキャンと吠えて威嚇しました。

これは動物であり命がかかっている分(犬の意識の中で)大変興味深い実験だと思いますし、この小さい犬達が勇敢な事は確かです。

本能として自分よりライオンが強い事を知っているからこそ、精一杯の抵抗をして「自分はただじゃやられない」という意思表示をしたわけです。

自分に力がないことを知っているからこそ、その劣等感を克服したいという向上心が生まれ成長へと繋がることもあるので吠える相手を間違わなければ、むしろ自分の弱さを知り成長できるキッカケになるかもしれません。

6-2. 自信がないから

自信がないから

自分に自信がないと、なるべく目立たないように消極的になる人もいれば、逆にそれを隠そうとして周りに威嚇したり恐怖心を与える人もいます。

よく街中で見るからに柄の悪い人が外股で脇を大きく開けて肩を揺らすように歩くのを見かけますが、あの行為は自分を大きく見せたいという心理からくる行為なので、普通に歩いては自分は負けてしまうと無意識に思っているという事になります。

また自分の悪事をペラペラ話しては威張る行為もそのような心理からきているといえます。

ですから怖がったり、持ち上げるとその気になって喜ぶ事が多いでしょう。

弱い犬は自分でアピールをしたり、武勇伝や自慢を自らするしか周囲に自分の魅力を伝える方法がありません。

誰も伝えてはくれませんし認めてくれていないからです。

そしてそうやって吠える行為は更に周囲に冷ややかな目や感情を持たせる事になるのですが、本人は気付いていない場合が多いでしょう。

6-3. 承認欲求が強い

承認欲求が強い

自分を認めてくれないと感じている人は自己肯定感が低い人が多いのも特徴です。

自分自身で自分のことは認められなくても、他人には認めて欲しいと思っています。

それは幼少期に過ごした環境に関係があるかもしれません。

例えばテストやスポーツなどを一生懸命頑張ったにも関わらず全く親が褒めてくれなかったり、傍にいて欲しい時にいつもいてくれなかったりなどの経験を重ねてしまうと、人は愛情に飢えていつしかそれが当たり前になってしまいます。

本人に何の落ち度もなく責任などないのですが、しっかり自分の存在や価値、アピールの仕方などを教えてもらえなかった為に感情のコントロールが難しい人に成長してしまったのかもしれません。

ですから無駄に吠えては威嚇をし、構ってもらうよう注目を浴びれるように努力をするのです。

方法が分かっていないから吠えるわけですが、無駄吠えをしない人にはただうるさく面倒臭いと思われ、更に距離が広がってしまう可能性もあります。

6-4. 自己顕示欲が強い

自己顕示欲が強い

誰にでも自己顕示欲はありますし、多少の顕示欲は必ず必要です。

自分の成長に繋がったり、自信に繋がる事もありるからです。

ですがやはりそれもバランス良く出さないと周囲からは嫌われ疎まれてしまうでしょう。

顕示欲を満たすために威張ったり怒鳴り散らす行為は、自己満足なだけなのですが、不思議な事に自己顕示欲の強い人はそこでカイロが止まっています。

通常であれば威張ったり怒鳴り散らす行為が誰からも嫌がられ、引かれる行為とわかるので周りから人が離れていくことがわかりそうなものですが、発想力や想像力が欠如しているのか、そこにまで頭が回りません。

ですから「何のためにしているんだろう」と周りが思う事もよくあります。

自分の存在を社会の中に知らしめたいがために吠えるわけなので、そこに自尊心や羞恥心などはなく、ただただ自分が満足し存在を知らしめるためにわざわざ本来の能力を高めるという方法ではない方法でアピールするのです。

6-5. 自分の思い通りにに物事を動かしたい

自分の思い通りにに物事を動かしたい

吠える人は、自分には能力や実力がない事が分かっているのでそこでは戦えません。

ですが、どうしても注目を浴びたり力が欲しいと思った時にキャンキャン吠えるわけです。

同じような立場の人ならまだしも、立場が弱い人や目下の人にとっては、逆らう事が出来ませんし、一応上下関係を守らなければいけません。

そこを利用して意味かわからない威嚇や幅を利かせて自分の思い通りに人を動かしたり、物事を運ばせようとします。

周りは立場的にもですが、やはり面倒は避けたいですしなるべくさっさとその場を立ち去りたいので従うようになります。

能力がなくても自分は力で人を動かせたり、物事に影響をあたえられる人間なのだと自己満足ができるため、このタイプの人はいつまでも中身が構築する事はなく、むしろ周りから置いてけぼりを食らう事が多いです。

6-6. とにかく舐められたくない

とにかく舐められたくない

大人になっても舐められたくないという意識が物凄く強い人もいますし、いい歳をして人の一部しか見ず、馬鹿にしたり舐めたりする人も実際に沢山存在します。

だいたい、舐める・舐められないなど行為自体が稚拙で意味のないものなのですが、まだ舐められないように努力することはおかしな事ではありません。

ですがこの、吠えるタイプの人はいちいちムキになったりヒステリックを起こしては相手を萎縮させてしまいます。

また酷く引かれてしまうでしょう。

いい大人にいちいちムキになられると、正直面倒ですし体力を消耗してしまいます。

周りは冷静ですし、本人に能力がない事を知っているので、この人はなぜこんなに一人でいきりたっているのかと逆に馬鹿にしているかもしれません。

常に喧嘩腰、考え方がヤンキーみたいな人と付き合う事はメンタルを強く持たなければいけません。

6-7. 自意識過剰

自意識過剰

優秀な人ほど能力をひけらかさないと述べましたが、それは自分に対し自信があり、わざわざ公表することではないと思っているからです。

つまり本人にとっては普通のことで取り止めてすごいことではないと感じているのです。

ですが吠える人は能力を磨こうとはしませんし人間的に大きくなろうと言う発想にはなりません。

だからこそ威張ったり偉そうな態度を取ったりして大きく見せるのです。

つまり本当に優秀な人は自分の評価など気にしていないのに、空っぽな人ほど勝手に自分に使命を感じ、自分の事を大きく見せなければいけないという心理が働いてしまうようです。

それは自分のことを、実はもっと優秀で素晴らしい人間だと思っているからではないでしょうか。

本当の自分は仕事もでき人間的にも魅力的で、誰からも慕われると思いたいと言うことなのでしょう。

またそうならなければいけないという思いが強いのかもしれません。

自分の心を縛り付けてその妄想に囚われているがためにストレスが溜まり、吠えてしまうのかもしれません。

まとめ

弱い犬が吠える相手が自分より強い場合は、弱いながらも勇気があって立ち向かおうとしてるという解釈ができますが、自分より立場が弱い人に吠える行為は目に余るものがあるので、見ているこちらが恥ずかしくなってしまいます。

もし周囲にキャンキャン吠える人がいるのであれば「この人は自分に自信がないんだな」と思ってサラッと流すようにしてみると楽になれるかもしれません。

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この記事は2021年02月11日に更新されました。

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