着ぐるみが怖くない人は着ぐるみ恐怖症についてよく分からないかもしれせん。
ですが、実際に着ぐるみ恐怖症になっている人は、かなり深刻な症状を抱えています。
詳しくみていきましょう。
- 着ぐるみ恐怖症とは?
- 着ぐるみ恐怖症の特徴
- 着ぐるみが怖いと思う理由
- 着ぐるみ恐怖症を克服するコツ
- 着ぐるみ恐怖症になる原因
- まとめ
1. 着ぐるみ恐怖症とは?
着ぐるみ恐怖症という言葉を聞いても、ピンとこない人もいるかもしれません。
着ぐるみ恐怖症とは、着ぐるみが怖くて怖くてたまらない人のことを指しています。
着ぐるみとは、テーマパークなどにいる、猫やタヌキなどの可愛らしいぬいぐるみの中に人が入っている、あの着ぐるみです。
可愛いらしいその容貌は、テーマパークの人気者として扱われていることもありますが、人によっては怖いと感じる人もいるようです。
着ぐるみ恐怖症で深刻なのは、その症状。
ただ怖いと恐怖感を抱くだけならまだマシです。
ひどい場合だと、距離が近いというだけで失神したり、呼吸困難に陥ったりする人もいるようです。
パニックになって逃げ惑う人もいます。
この症状は、着ぐるみの中に人間が入っていると認知していても身体がそのように反応してしまうそうです。
これだけの症状が出てしまうと、命の危険も考えられます。
なかなか理解されにくい症状だけに、改善できるものなら改善しておいた方がよい症状です。
2. 着ぐるみ恐怖症の特徴
着ぐるみ恐怖症の特徴について挙げてみます。
2-1. 着ぐるみをみると動悸息切れがする
着ぐるみ恐怖症の人は、着ぐるみを見ると動悸や息切れをするようになります。
遠くにいるときは平気なのですが、だんだん近づいてくると、次第に緊張状態に陥り、呼吸が浅くなっていきます。
次第に呼吸が早くなり、ひどいと呼吸困難を起こす人もいるようです。
着ぐるみをみて、「なんだか心拍数が上がったな」と感じたことがある人は、着ぐるみ恐怖症の予備軍かもしれません。
無理をしないことが一番です。
恐怖を感じない距離を保ちましょう。
2-2. 近づいてくると鳥肌がたつ
着ぐるみ恐怖症の人は、着ぐるみがどんどん近づいてくると、鳥肌が立つようです。
人は誰でも恐怖を感じると鳥肌が立ちます。
よく怪談話などを聞いて、あまりの怖さに鳥肌が立つことがありますが、まさにその状況です。
着ぐるみが怖い人にとっては、とにかく着ぐるみが怖くて怖くて仕方がありません。
自分でもなぜ、こんなに恐怖を感じるのか分からなくてもです。
もともと、人は得体の知れない人やあまり親しくない人に近づきたくないという本能を持っています。
パーソナルスペースというものです。
「これ以上、この人に近づかれたくない」と思う範囲があるので、その得体の知れない着ぐるみがくることに抵抗を感じてしまうのかもしれません。
2-3. 動物が苦手
着ぐるみ恐怖症の人は、動物が苦手な傾向があります。
動物も着ぐるみと同様、何を考えているのか分からない生き物だからです。
動物嫌いな人に、動物が嫌いな理由を聞くと、着ぐるみが苦手だと感じる人と、同じような答えが返ってくることに気づきます。
動物も着ぐるみと同様、基本的に無表情です。
声や態度で自分の気持ちを表現してはいますが、表情は人間ほど豊かではありません。
そのため、動物嫌いな人は着ぐるみ恐怖症になりやすい性質を持っているといえます。
2-4. 臆病
着ぐるみ恐怖症の人は臆病な人が多いです。
例えば、びっくり箱を仕掛けられても、そんなに驚かない人もいれば、かなり驚いてパニックになる人もいるでしょう。
その人、その人によって驚きの度合いは様々です。
そのため、いきなり現れたり、抱き着いてきたりする着ぐるみは、臆病な人にとって脅威でしかありません。
もともと臆病な性質を持って生まれてきている人は、どうしても着ぐるみを見ると、驚いてしまいます。
2-5. 思い込みが激しい
着ぐるみ恐怖症の人は、思い込みが激しい性格をしている傾向があります。
着ぐるみを見て、一度「怖い」と感じたら、ずっとその記憶を引きずる傾向にあるからです。
自分でなんとか改善しようとしても、すぐには改善できないかもしれません。
もともとの生まれ持った性格があるので仕方のないことなのですが、思い込みが激しい人は、一度抱いた恐怖を忘れることは大変かもしれません。
2-6. 着ぐるみを見るとパニックになる
着ぐるみ恐怖症の人は、着ぐるみを見るとパニックに陥ります。
まだ着ぐるみが遠くにいるときは冷静でいられるのですが、だんだん近づいてくると、我を忘れて逃げ出してしまう人もいます。
中には良い大人でも、ギャーギャー大声でわめきながら逃げ惑う人もいるでしょう。
一緒に遊びに来た人の手前など忘れて、騒ぎ逃げ惑う傾向にあります。
本人はあまりの恐怖で必死に逃げています。
一緒に遊びにきた人の体裁など考えている余裕はありません。
2-7. 着ぐるみの怖い映画を見たことがある
着ぐるみ恐怖症の人は、着ぐるみの怖い映画を見たことがあるのかもしれません。
思い当たる映画がない人でも、忘れているだけでそれがトラウマになっている場合があります。
着ぐるみが殺人を犯していく映画、着ぐるみが子供を誘拐する映画など、何かしら着ぐるみに恐怖を抱かせるような映画を見ている可能性があります。
特に大人になってから着ぐるみ恐怖症になった人は、この特徴を持つ傾向にあります。
2-8. 可愛いと思える着ぐるみを見たことがない
着ぐるみ恐怖症の人は、自分が可愛いと思えるぬいぐるみに出会ったことがありません。
人生で一度たりともです。
一度も可愛いと思ったことがないからこそ、着ぐるみに対して親しみを持つことができません。
もし、着ぐるみ恐怖症の人の目の前に、着ぐるみが登場し、そして着ぐるみ恐怖症の人が「可愛い」と感じることができたなら、その人は改善する見込みがあるでしょう。
しかし、残念ながら、それはほぼ不可能です。
着ぐるみ恐怖症の人は、着ぐるみを可愛いと感じることはありません。
3. 着ぐるみが怖いと思う理由
着ぐるみが怖いと思う理由についてみていきましょう。
3-1. 無表情
着ぐるみが怖いと思うのは、無表情だからです。
何を考えているのか分からない表情が、不気味に思ってしまうようです。
いつ見ても変化のないその表情は、血の流れを感じない、奇異な怖さを持っています。
威圧的な人や暴力を振るうような怖さとはまた違う、ホラーを感じるような怖さです。
人間は得体の知れないものを恐怖として感じることがありますが、まさにそれだと言えるでしょう。
また、楽しそうな声や態度に反して、表情がずっと変わらないというところも不気味さを感じる要因なのかもしれません。
3-2. 自分より体が大きい
着ぐるみが怖いと思うのは、自分よりも大きいからです。
特に子供に見られることですが、テレビを通して着ぐるみを見た子供が「可愛い」と思っても、実際に会ってみたら自分よりも大きい着ぐるみに恐怖を感じ、泣き出してしまったという話をよく耳にします。
着ぐるみそのものは、とても愛くるしいのですが、いざ会ってみると、意外と大きくてそのギャップに驚くのです。
しかも、相手は無表情。
何を考えているのか分かりません。
本能的に自分の身を守ろうとした脳が「こいつは怖いやつだ」と体に指令を送り、パニック状態に陥ってしまっても無理はありません。
自分より体の大きい物を、可愛いと感じることはなかなかできないものです。
3-3. フレンドリーすぎる
着ぐるみ恐怖症の人はフレンドリーすぎるところに恐怖を感じます。
着ぐるみを可愛いと感じる人は、その容貌と親しみやすいキャラクターに魅かれるようですが、その親しみやすさを反対に怖いと感じる人もいます。
着ぐるみ恐怖症の人は、基本的に臆病な人が多いため、フレンドリーすぎる着ぐるみは苦手な傾向が強いのです。
少しずつ距離を縮めてくれる着ぐるみがいるのなら、もしかしたらそこまでの恐怖を味うことなくすんだのかもしれません。
ですが、そのような遠慮がちな着ぐるみなどいません。
常に人と積極的に親しくし、愛嬌をふりまくのが着ぐるみです。
着ぐるみ恐怖症の人は、このフレンドリーさに恐怖を抱く傾向にあります。
4. 着ぐるみ恐怖症を克服するコツ
着ぐるみ恐怖症を克服するコツについて紹介します。
4-1. 中身を知る
着ぐるみを克服するには、着ぐるみの中身をしっかりと脳に認知させる必要があります。
着ぐるみが怖いのは着ぐるみがどのようなものなのか、よく分かっていないからです。
例えば、敵を怖いと感じるのは、敵のことをよく知らないときに起こることです。
敵がどのような人柄であり、どのようなクセを持っているのかなどを熟知しておけば、敵をむやみに怖がることもありません。
知らない人や場所に不安を抱くのは誰にでもあることです。
それなら、その人や場所をしっかりと知っておけば、心の準備もできるし、不安な心も軽減します。
着ぐるみを怖いと感じるならば、まずは着ぐるみについて知識を深めましょう。
どのような構造になっているのか、着ぐるみを着ると体感温度は何度まで上がるのか、動きにくいのか、重さはどのくらいなのかなど、知ることができる範囲の情報をとにかく集めて知りましょう。
着ぐるみが苦手で近寄れない人も、本やネットなどで検索し、構造を調べるくらいならできるはずです。
4-2. 自身が中に入ってみる
着ぐるみの中身について勉強したけど、いまいち自信がない、あるいは効果がなかったという人は、実際に着ぐるみを着てみましょう。
自分自身が中に入ってみるのです。
「着ぐるみが怖いのに、実際に入れる訳があるか」と思ってしまいがちですが、実際に人のはいっていない着ぐるみは迫力がないものです。
もぬけの殻という表現がぴったりなほど、そこに恐ろしさはありません。
着ぐるみが怖いと感じるのは、中に生きている人間が入っているときです。
ぬいぐるみという魂のないものに、生きている人間が入り、躍動感のある動きをすることで不気味さが増します。
それゆえに、誰も入っていない着ぐるみをみても、不気味に思ったり、恐怖を感じることはないでしょう。
着ぐるみを着ると、着ぐるみを着ている人の大変さやサービス精神のすばらしさなどに気付き、違った目線で見ることができるでしょう。
着ぐるみとはどういうものなのか、自分が体感することで、克服する確率が高くなります。
着ぐるみを着るバイトや着ぐるみを着る機会に巡り合った場合は、ぜひトライしてみましょう。
違った目線で着ぐるみを見ることができるはずです。
5. 着ぐるみ恐怖症になる原因
着ぐるみ恐怖症になる原因についてみていきましょう。
5-1. 幼少期のトラウマ
着ぐるみ恐怖症になった人は、幼少期に発症している人がほとんどです。
稀に大人になって発症する場合もありますが、その場合は着ぐるみが事故に巻き込まれるのを目撃したり、着ぐるみの怖い映画や話を見聞きしたことが原因だと言われています。
そして、そのトラウマになった原因を本人も知っている場合がほとんどです。
しかし、幼少期から着ぐるみが怖いと感じている人は、自分がなぜ恐怖を抱くのか分からない人がほとんどです。
小さい頃の思い出なので無理もないでしょう。
幼少期に着ぐるみが怖いと感じるのは、
- 自分よりも体格が大きい
- 自分よりも力強い
- 声や態度は可愛らしいのに顔は一変して無表情
だからです。
当たり前ですが、着ぐるみは大人がきています。
それゆえに、子供よりも体格は大きくなります。
子供にとって、おとぎの国に出てくるような可愛らしい動物たちは、小さくて可愛らしいものを想像しています。
そのため、着ぐるみを見てその予想を裏切る容姿に、心のどこかで怯えています。
また、抱き着かれたときの力強さにも驚くことでしょう。
大人が入っているので当たり前ですが、幼少期に始めて着ぐるみに出会った子供たちは、あまりのギャップに驚くでしょう。
これでは、トラウマになっても仕方がありません。
まとめ
着ぐるみ恐怖症ではない人が聞くと、「着ぐるみくらい、気合いで治せ」などと軽く思う人もいるかもしれません。
ですが、彼らの症状は深刻です。
心臓が弱い着ぐるみ恐怖症の人などは、突然、着ぐるみに抱き着かれたら、恐怖のあまり心臓発作を起こし亡くなる危険もあります。
知らない症状だからといって軽視してはいけません。
また、自分が着ぐるみ恐怖症の人は、テーマパークに行く際にはあらかじめ周囲に伝えておいた方がよいでしょう。
3. 着ぐるみが怖いと思う理由
着ぐるみが怖いと思う理由についてみていきましょう。
3-1. 無表情
着ぐるみが怖いと思うのは、無表情だからです。
何を考えているのか分からない表情が、不気味に思ってしまうようです。
いつ見ても変化のないその表情は、血の流れを感じない、奇異な怖さを持っています。
威圧的な人や暴力を振るうような怖さとはまた違う、ホラーを感じるような怖さです。
人間は得体の知れないものを恐怖として感じることがありますが、まさにそれだと言えるでしょう。
また、楽しそうな声や態度に反して、表情がずっと変わらないというところも不気味さを感じる要因なのかもしれません。
3-2. 自分より体が大きい
着ぐるみが怖いと思うのは、自分よりも大きいからです。
特に子供に見られることですが、テレビを通して着ぐるみを見た子供が「可愛い」と思っても、実際に会ってみたら自分よりも大きい着ぐるみに恐怖を感じ、泣き出してしまったという話をよく耳にします。
着ぐるみそのものは、とても愛くるしいのですが、いざ会ってみると、意外と大きくてそのギャップに驚くのです。
しかも、相手は無表情。
何を考えているのか分かりません。
本能的に自分の身を守ろうとした脳が「こいつは怖いやつだ」と体に指令を送り、パニック状態に陥ってしまっても無理はありません。
自分より体の大きい物を、可愛いと感じることはなかなかできないものです。
3-3. フレンドリーすぎる
着ぐるみ恐怖症の人はフレンドリーすぎるところに恐怖を感じます。
着ぐるみを可愛いと感じる人は、その容貌と親しみやすいキャラクターに魅かれるようですが、その親しみやすさを反対に怖いと感じる人もいます。
着ぐるみ恐怖症の人は、基本的に臆病な人が多いため、フレンドリーすぎる着ぐるみは苦手な傾向が強いのです。
少しずつ距離を縮めてくれる着ぐるみがいるのなら、もしかしたらそこまでの恐怖を味うことなくすんだのかもしれません。
ですが、そのような遠慮がちな着ぐるみなどいません。
常に人と積極的に親しくし、愛嬌をふりまくのが着ぐるみです。
着ぐるみ恐怖症の人は、このフレンドリーさに恐怖を抱く傾向にあります。
4. 着ぐるみ恐怖症を克服するコツ
着ぐるみ恐怖症を克服するコツについて紹介します。
4-1. 中身を知る
着ぐるみを克服するには、着ぐるみの中身をしっかりと脳に認知させる必要があります。
着ぐるみが怖いのは着ぐるみがどのようなものなのか、よく分かっていないからです。
例えば、敵を怖いと感じるのは、敵のことをよく知らないときに起こることです。
敵がどのような人柄であり、どのようなクセを持っているのかなどを熟知しておけば、敵をむやみに怖がることもありません。
知らない人や場所に不安を抱くのは誰にでもあることです。
それなら、その人や場所をしっかりと知っておけば、心の準備もできるし、不安な心も軽減します。
着ぐるみを怖いと感じるならば、まずは着ぐるみについて知識を深めましょう。
どのような構造になっているのか、着ぐるみを着ると体感温度は何度まで上がるのか、動きにくいのか、重さはどのくらいなのかなど、知ることができる範囲の情報をとにかく集めて知りましょう。
着ぐるみが苦手で近寄れない人も、本やネットなどで検索し、構造を調べるくらいならできるはずです。
4-2. 自身が中に入ってみる
着ぐるみの中身について勉強したけど、いまいち自信がない、あるいは効果がなかったという人は、実際に着ぐるみを着てみましょう。
自分自身が中に入ってみるのです。
「着ぐるみが怖いのに、実際に入れる訳があるか」と思ってしまいがちですが、実際に人のはいっていない着ぐるみは迫力がないものです。
もぬけの殻という表現がぴったりなほど、そこに恐ろしさはありません。
着ぐるみが怖いと感じるのは、中に生きている人間が入っているときです。
ぬいぐるみという魂のないものに、生きている人間が入り、躍動感のある動きをすることで不気味さが増します。
それゆえに、誰も入っていない着ぐるみをみても、不気味に思ったり、恐怖を感じることはないでしょう。
着ぐるみを着ると、着ぐるみを着ている人の大変さやサービス精神のすばらしさなどに気付き、違った目線で見ることができるでしょう。
着ぐるみとはどういうものなのか、自分が体感することで、克服する確率が高くなります。
着ぐるみを着るバイトや着ぐるみを着る機会に巡り合った場合は、ぜひトライしてみましょう。
違った目線で着ぐるみを見ることができるはずです。
スポンサーリンク