味に関して鈍感な、味覚音痴になる理由とその特徴とはどんなものなのでしょうか。
メリット、デメリットに関しても解説します。
- 「味覚音痴」とは?
- 「味覚音痴」になる原因
- 「味覚音痴」の特徴
- 「味覚音痴」は何でもおいしく感じる?味覚音痴のメリット
- 「味覚音痴」のデメリット
- 「味覚音痴」の反対の言葉
- まとめ
1. 「味覚音痴」とは?
味覚音痴とは、味を感じる感覚=味覚という言葉に、特定の感覚が鈍いという「音痴」を掛け合わせた言葉です。
本来、音痴はその字が示す通り音感が鈍いことを表していましたが、方向音痴や運動音痴など言葉を組み合わせることによりいろいろな感覚が鈍いことを示すようになりました。
2. 「味覚音痴」になる原因
味覚音痴になるには様々な原因があります。
それは育成環境から生まれつきの問題、後天的な習慣など様々です。
代表的な3つの原因について解説します。
2-1. 小さなころからの食生活
味覚に限らず、全身の感覚は普段の生活からできています。
特に、小さなころからの生活習慣は感覚と生活感覚、二つを形成するため、見逃せない要素と言っていいでしょう。
味覚に関していえば、給食などがあったとしても幼いころから食べているのはその家庭で出された食事。
その食事が味付けが濃い、常に同じ料理、あるいはスーパーなどの惣菜ばかりなど、微細な変化が望めない食生活を長く続けていた場合、細やかな味覚を探す感覚が育たず、味音痴になる可能性があります。
2-2. 生まれついての偏食
家庭で様々な料理を出してもらっていても、本人が偏食で同じものばかり食べていたなら結局は味覚を育てることができません。
これは仕方のない部分と、幼いころのしつけでなんとかできる部分があります。
仕方のない部分としては、アレルギー体質である、大変な小食で必要な栄養素を摂ろうとすると毎回同じものでおなかがいっぱいになってしまう、発達障害などで強いこだわりがあり、決まったもの以外は受け付けないなどということが挙げられます。
しつけでなんとかなるのは、単なる好き嫌い、気分が乗らないから食べない、遊び食べをするなどでおなかがいっぱいになってしまい残してしまうなどです。
いずれにせよ、種類豊富な食べ物を感じたことがないため、どうしても味覚は鈍りがちです。
2-3. タバコを吸う習慣がある
これは大人になってからの習慣ですが、タバコを吸う人には圧倒的に味覚音痴が多いです。
これは物理的な問題で、タバコを吸った身体への影響からのものです。
タバコを吸うと、煙に直接触れる口、鼻の粘膜が荒れます。
味とは口で味わい、匂いで感じるものですから、その両方が弱っているため微妙な味の変化を察知することができなくなります。
また、胃の粘膜も荒れるため、そもそも食欲が減退します。
食欲がなければどんな食べ物でも美味しさは半減します。
タバコをやめると太ってしまったという人が多いのはこの理由からです。
更に、タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる働きがあります。
このため、歯ぐきの血流が悪くなり、歯肉炎のような状態になってしまう場合があります。
この場合、口の中に炎症が起こりやすくなるため食べ物に集中できません。
2-4. 食にあまり興味を持たない
そもそも、食事というものそのものに深い関心を持たないタイプです。
このタイプは美味しいものを食べたいという欲求より、ある程度のもので栄養を摂れればいいと考えているため、必然的にいつも同じようなものを食べ、味覚が成長することもありません。
食事は人生の楽しみのひとつとは言われますが、それでも興味を持たない人が一定以上いるのも事実です。
他に楽しみがあり、栄養はきちんと摂れているようであれば、他人がとやかくいう部分ではありません。
3. 「味覚音痴」の特徴
味覚音痴の人には特定の共通事項があります。
特に、食に対して積極的でないということが挙げられます。
その中でも、純粋に興味がないタイプや味覚を犠牲にしてほかを優先しているタイプなどに分かれます。
色々なタイプがいますので、そのタイプごとの特徴を見ていきましょう。
3-1. ヘビースモーカーである
味覚音痴の原因の一つであるタバコを吸っている人は、味覚音痴と見てしまっていいでしょう。
タバコを吸うと言っても、もちろん量によって体に対する影響は変わってきます。
数日に1本程度のライトな吸い方をしている人は、タバコを吸った直後でなければ味を感じる感覚も普通の人とあまり変わらないでしょう。
しかし、1日一箱はタバコを吸うというヘビースモーカーになると、常に味覚は鈍っていると考えて間違いありません。
3-2. 質より量と考えている
レストランなどに行って、メニューをボリュームで選ぶタイプも味覚音痴と言えます。
このタイプは、体力的に旺盛で少ない食べ物など無意味と考えています。
おなかがいっぱいにならなければ食事ではないと思っているのです。
しかし、本当に味を楽しむための食事とは本来量は少なめなもの。
味の違いを楽しむには、スプーンいっぱいに取って口に放り込むような食事の仕方ではだめなのです。
このタイプはある程度の年齢になれば味を求めるタイプに変化することもあります。
3-3. 食事は娯楽ではなく栄養補給と考えている
食事をあまり楽しめないタイプです。
このタイプは食事に関して面倒だとすら感じており、サプリメントなどで食事を終えてしまうことも多々あります。
味覚は育てなければ未熟なままです。
自分が求め、鍛えないようであれば、成熟しないままということも多くあります。
しかし、本人はそれで一向にかまわないと思っていますし、口出しされるとむっとしてしまいます。
パートナーなど、一緒に暮らす人がそのようなスタンスだとちょっと困ることもあるかもしれませんが、友人関係くらいでしたら個性と割り切って放っておきましょう。
3-4. 体を本格的に鍛えており、プロテインなどを主食としている
体を鍛えている人は、栄養素に関して大変合理的に考えている人が多くいます。
筋肉を作るプロテイン、血液の循環を促すビタミン、エネルギーとなるカロリーなど、口に入れるものを食べ物名ではなく栄養素で認識していることも多いです。
彼らの考え方が極まると、食事を楽しむことは許されません。
体は日々の食事とトレーニングからできます。
味よりも、どれだけ有効な栄養素が含まれているかが重要になってくるからです。
こういったタイプはある意味求道者であり、食事を楽しむという娯楽を切り捨てているところがあります。
そのため、たまに一緒に食事をしたとしてもたまに食べた味に戸惑ってしまうでしょう。
3-5. 食べ物の味覚がこどもの頃から変わらない
こどもは味覚が未熟で、はっきりとした味付けのものしか美味しいと感じません。
甘いなら極限まで甘く、酸っぱいなら鮮烈な酸っぱさを求めます。
しかし、食べることを積み重ねていき、いろいろな味を知ると、中庸な味の段階を求めるようになります。
また、本来苦みというものは毒物など危険なものを察知するための味覚であり、こどもは本能的に嫌います。
しかし現代では苦みを活かした食べ物も多く存在し、大人になって複雑な味に慣れてくると、むしろ苦みもアクセントして好まれるようになります。
こういった経験を重ねることなく、こどもの頃と同じものを食べ続けていると、味覚が育たず味覚音痴になりがちです。
3-6. 普段から食べているものが味付けが濃い
いつでも味の濃いものを食べているイメージの人は、味覚音痴の可能性があります。
これは悪いスパイラルにはまってしまっている状態です。
味の濃いものを食べていると、味覚が麻痺してきます。
ある一定以上の濃さのものを食べないと、味を感じなくなってしまうのです。
味を感じないということはうまみも感じないということですから、次回の食べ物にも味の濃いものを求めます。
そうやって繊細な味のものを食べる機会を失い続け、気が付けば微妙な味覚の差も感じることができなくなるのです。
3-7. あまり食べない、痩せている
いつ見てもあまり食べていない、いつ食べているのか不思議だ…という印象を持つ人もまた、味覚音痴である可能性があります。
このタイプは食に極端に消極的であり、美味しい食べ物を娯楽としてとらえていません。
そのため食事はサプリメントなどで済ませられれば良いと思っていますし、市販の栄養機能食品やスムージーなどで食事を終わらせているケースも多いでしょう。
そのような食生活のため、やせ型の人が多いです。
あまり筋力もなく、物静かなタイプが多いことも特徴です。
3-8. 食事に誘ってもあまり楽しそうではない
食事に行く、ということは、手軽にできるレジャーのひとつです。
しかし友人などで、食事に行こうと誘いかけても今一つ反応の悪い人はいないでしょうか。
もとから好かれていない場合を除き、そういった人は味覚音痴のこともあります。
彼ら彼女らは食事にお金をかけることに疑問を抱いています。
できればほかの娯楽でお金を使った方が良いと思っているのです。
こういった人は、ほかのレジャーには喜んで誘われてくれるのも特徴です。
この場合、食事で楽しみを共にするのは潔くあきらめ、違う楽しみを持つようにすると良い関係性を築けるでしょう。
4. 「味覚音痴」は何でもおいしく感じる?味覚音痴のメリット
味覚音痴であることはデメリットばかりでなく、メリットも含みます。
それはいい意味でも悪い意味でも食におおらかということです。
パターンは様々にありますので、ここでは男女のお付き合いを例にして具体的なメリットをご紹介します。
4-1. 少々失敗した手作り料理も問題なし
彼を初めて家に招き、手作り料理をふるまうというシチュエーションは、付き合いたての頃にはよくある光景です。
しかし、そういった時にいつも作らないような料理を選んでしまい、結果失敗してしまったという思い出を持つ女性もまたとても多いでしょう。
しかし、こんな時でも味覚音痴な彼なら大丈夫です。
多少水っぽくても、ややこげていても、気にせずどんどん口に入れてくれるでしょう。
こんな時は彼だって嬉しいもの。
自分のために作ってくれた料理なら何でもおいしいという気持ちと併せ、味覚音痴であればどんな失敗作だとしても美味しく完食してくれるでしょう。
4-2. 味より雰囲気で選んだ店に喜んでもらえる
デートに使えるお店を選ぶ時、口コミサイトなどで比較をすると思います。
しかし、そんな時に困るのが「味は良さそうだけれどムードの無いお店と、雰囲気はいいけれど料理の質は…」というお店で迷った時です
デートですから、雰囲気がいいのに越したことはありません。
しかし味にうるさい彼の場合、あまりに美味しくないお店を選ぶと不満を感じてしまうでしょう。
しかしこんな時も、味覚音痴の彼であれば迷うことは少なくなります。
自分はある程度我慢する必要がありますが、彼は気にしません。
そのため、味を犠牲にしたお店を選ぶことができるのです。
4-3. 緊急事態に困ることがない
緊急事態というと災害時などを考えがちですが、普段の生活でも緊急事態は割と起こります。
例えば旅行の行程が押せ押せになってしまい、予定していたレストランに行けず、車中のコンビニごはんになってしまった時。
また、同棲中などで、食事を作る約束をしてたのに、残業で疲れてしまいスーパーのお総菜などで済ませざるを得なくなった場合などです。
味にうるさい彼の場合、旅行にレストランが組み込まれていたのであればそれに大いに期待していたと思われますし、その代替がコンビニのサンドイッチなどということであればギャップによりさらに気落ちしてしまうでしょう。
また、スーパーのお総菜などもたまにならいいとしても、毎回では気分が悪いという男性も多くいます。
しかし、味覚音痴な男性の場合は気にする必要はありません。
旅程のレストランはあなたに合わせてくれていたものであり、本人はコンビニご飯で満足します。
むしろ手早く、安価で済んだ分喜ぶかもしれません。
また、スーパーのお総菜なども不満に感じることはないでしょう。
なぜなら、言いさえしなければ手作りでないことに気が付かないからです。
5. 「味覚音痴」のデメリット
味覚音痴は当然デメリットがあります。
それはメリットの裏返しではありますが、人間の大きな楽しみを共有できないという致命的な問題でもあります。
ここでも、お付き合いしているカップルの例で見てみましょう。
5-1. 食事メインの楽しみが共有できない
予約が取れない、有名レストランの予約がやっと取れた時。
あるいは、贈り物で高価なフルーツなどを頂いた時など、食べ物にまつわる嬉しいことは結構あります。
しかし、味覚音痴な彼の場合はどちらも特にうれしいことではありません。
あなたが喜んでいるからうれしい、という遠回しな感想はあるかもしれませんし、珍しいものが食べられるんだなという好奇心もあるかもしれません。
しかし、本当の意味で美食を喜び、ともに分かち合うには物足りないと感じられるでしょう。
5-2. 高級な食材もあまり意味がない
わざわざお取り寄せした新鮮な魚であったり、極めて貴重なお酒であったり。
そういった高級食材を目の前にしても、味覚音痴の彼は普通以上には喜びません。
高級なんだな、という感想はあっても、それ自体が喜びをもたらすものとは思えないのです。
そのため、思い切って買った高価な食材だったとしても、バラエティ番組のお供としてなにげなく口の中に消えていくでしょう。
5-3. 心をこめた手作り料理も、コンビニごはんも同じテンション
手作り料理は失敗した時には目も当てられませんが、うまくできた時にはレストランの出来栄えを上回る仕上がりになることがあります。
特に料理上手な女性の場合、今日の食事がうまくできた!ということは素晴らしく達成感のあることです。
できればその違いを味わってもらいたものですが、味覚音痴の彼は平常運転です。
どんなに、いつもとココが違う、普段より時間がかかっていると説明したところで、彼の味覚に響くことはありません。
そんな時は残念ながら、面倒な解説がない分コンビニごはんの方がいいとすら思っているのが現実です。
6. 「味覚音痴」の反対の言葉
完全な対語は存在しませんが、味覚音痴の逆の言葉はいくつか存在します。
6-1. 美食家
美食家とは、贅沢でおいしいものばかり食べている人、グルメな人を指します。
当然、食べるものに対してこだわりを持っていますし、味覚が鈍ければ美食家にはなれません。
しかし、ごくわずかに、味覚音痴なのに美食家を気取っている人もいます。
そういった人は、本来の味でなく、金額やお店の歴史、有名人の評価というものばかりを優先して食事をしている人です。
食べ物にこだわっているという意味では確かに味覚音痴とは違いますが、ひょっとしたら単なる味覚音痴よりやっかいな存在かもしれません。
6-2. 味にうるさい
味にうるさいという言葉も、味覚音痴の人の反対の言葉として使われます。
しかし、味にうるさいというと、こだわりが強く文句の多いイメージです。
対して味覚音痴は味にこだわりがなく、特に執着していないときに使われます。
まとめ
味覚音痴であることは、本人さえ気にしていなければ割と困ることの少ない特性であると言えます。
とはいえ、人生の大きな楽しみである食。
その方向性があまりに違うと、付き合い方にも支障が出てきます。
できれば同じくらいの味覚を持った人とお付き合いができると、お互い幸せに過ごせそうです。
3. 「味覚音痴」の特徴
味覚音痴の人には特定の共通事項があります。
特に、食に対して積極的でないということが挙げられます。
その中でも、純粋に興味がないタイプや味覚を犠牲にしてほかを優先しているタイプなどに分かれます。
色々なタイプがいますので、そのタイプごとの特徴を見ていきましょう。
3-1. ヘビースモーカーである
味覚音痴の原因の一つであるタバコを吸っている人は、味覚音痴と見てしまっていいでしょう。
タバコを吸うと言っても、もちろん量によって体に対する影響は変わってきます。
数日に1本程度のライトな吸い方をしている人は、タバコを吸った直後でなければ味を感じる感覚も普通の人とあまり変わらないでしょう。
しかし、1日一箱はタバコを吸うというヘビースモーカーになると、常に味覚は鈍っていると考えて間違いありません。
3-2. 質より量と考えている
レストランなどに行って、メニューをボリュームで選ぶタイプも味覚音痴と言えます。
このタイプは、体力的に旺盛で少ない食べ物など無意味と考えています。
おなかがいっぱいにならなければ食事ではないと思っているのです。
しかし、本当に味を楽しむための食事とは本来量は少なめなもの。
味の違いを楽しむには、スプーンいっぱいに取って口に放り込むような食事の仕方ではだめなのです。
このタイプはある程度の年齢になれば味を求めるタイプに変化することもあります。
3-3. 食事は娯楽ではなく栄養補給と考えている
食事をあまり楽しめないタイプです。
このタイプは食事に関して面倒だとすら感じており、サプリメントなどで食事を終えてしまうことも多々あります。
味覚は育てなければ未熟なままです。
自分が求め、鍛えないようであれば、成熟しないままということも多くあります。
しかし、本人はそれで一向にかまわないと思っていますし、口出しされるとむっとしてしまいます。
パートナーなど、一緒に暮らす人がそのようなスタンスだとちょっと困ることもあるかもしれませんが、友人関係くらいでしたら個性と割り切って放っておきましょう。
3-4. 体を本格的に鍛えており、プロテインなどを主食としている
体を鍛えている人は、栄養素に関して大変合理的に考えている人が多くいます。
筋肉を作るプロテイン、血液の循環を促すビタミン、エネルギーとなるカロリーなど、口に入れるものを食べ物名ではなく栄養素で認識していることも多いです。
彼らの考え方が極まると、食事を楽しむことは許されません。
体は日々の食事とトレーニングからできます。
味よりも、どれだけ有効な栄養素が含まれているかが重要になってくるからです。
こういったタイプはある意味求道者であり、食事を楽しむという娯楽を切り捨てているところがあります。
そのため、たまに一緒に食事をしたとしてもたまに食べた味に戸惑ってしまうでしょう。
3-5. 食べ物の味覚がこどもの頃から変わらない
こどもは味覚が未熟で、はっきりとした味付けのものしか美味しいと感じません。
甘いなら極限まで甘く、酸っぱいなら鮮烈な酸っぱさを求めます。
しかし、食べることを積み重ねていき、いろいろな味を知ると、中庸な味の段階を求めるようになります。
また、本来苦みというものは毒物など危険なものを察知するための味覚であり、こどもは本能的に嫌います。
しかし現代では苦みを活かした食べ物も多く存在し、大人になって複雑な味に慣れてくると、むしろ苦みもアクセントして好まれるようになります。
こういった経験を重ねることなく、こどもの頃と同じものを食べ続けていると、味覚が育たず味覚音痴になりがちです。
3-6. 普段から食べているものが味付けが濃い
いつでも味の濃いものを食べているイメージの人は、味覚音痴の可能性があります。
これは悪いスパイラルにはまってしまっている状態です。
味の濃いものを食べていると、味覚が麻痺してきます。
ある一定以上の濃さのものを食べないと、味を感じなくなってしまうのです。
味を感じないということはうまみも感じないということですから、次回の食べ物にも味の濃いものを求めます。
そうやって繊細な味のものを食べる機会を失い続け、気が付けば微妙な味覚の差も感じることができなくなるのです。
3-7. あまり食べない、痩せている
いつ見てもあまり食べていない、いつ食べているのか不思議だ…という印象を持つ人もまた、味覚音痴である可能性があります。
このタイプは食に極端に消極的であり、美味しい食べ物を娯楽としてとらえていません。
そのため食事はサプリメントなどで済ませられれば良いと思っていますし、市販の栄養機能食品やスムージーなどで食事を終わらせているケースも多いでしょう。
そのような食生活のため、やせ型の人が多いです。
あまり筋力もなく、物静かなタイプが多いことも特徴です。
3-8. 食事に誘ってもあまり楽しそうではない
食事に行く、ということは、手軽にできるレジャーのひとつです。
しかし友人などで、食事に行こうと誘いかけても今一つ反応の悪い人はいないでしょうか。
もとから好かれていない場合を除き、そういった人は味覚音痴のこともあります。
彼ら彼女らは食事にお金をかけることに疑問を抱いています。
できればほかの娯楽でお金を使った方が良いと思っているのです。
こういった人は、ほかのレジャーには喜んで誘われてくれるのも特徴です。
この場合、食事で楽しみを共にするのは潔くあきらめ、違う楽しみを持つようにすると良い関係性を築けるでしょう。
4. 「味覚音痴」は何でもおいしく感じる?味覚音痴のメリット
味覚音痴であることはデメリットばかりでなく、メリットも含みます。
それはいい意味でも悪い意味でも食におおらかということです。
パターンは様々にありますので、ここでは男女のお付き合いを例にして具体的なメリットをご紹介します。
4-1. 少々失敗した手作り料理も問題なし
彼を初めて家に招き、手作り料理をふるまうというシチュエーションは、付き合いたての頃にはよくある光景です。
しかし、そういった時にいつも作らないような料理を選んでしまい、結果失敗してしまったという思い出を持つ女性もまたとても多いでしょう。
しかし、こんな時でも味覚音痴な彼なら大丈夫です。
多少水っぽくても、ややこげていても、気にせずどんどん口に入れてくれるでしょう。
こんな時は彼だって嬉しいもの。
自分のために作ってくれた料理なら何でもおいしいという気持ちと併せ、味覚音痴であればどんな失敗作だとしても美味しく完食してくれるでしょう。
4-2. 味より雰囲気で選んだ店に喜んでもらえる
デートに使えるお店を選ぶ時、口コミサイトなどで比較をすると思います。
しかし、そんな時に困るのが「味は良さそうだけれどムードの無いお店と、雰囲気はいいけれど料理の質は…」というお店で迷った時です
デートですから、雰囲気がいいのに越したことはありません。
しかし味にうるさい彼の場合、あまりに美味しくないお店を選ぶと不満を感じてしまうでしょう。
しかしこんな時も、味覚音痴の彼であれば迷うことは少なくなります。
自分はある程度我慢する必要がありますが、彼は気にしません。
そのため、味を犠牲にしたお店を選ぶことができるのです。
4-3. 緊急事態に困ることがない
緊急事態というと災害時などを考えがちですが、普段の生活でも緊急事態は割と起こります。
例えば旅行の行程が押せ押せになってしまい、予定していたレストランに行けず、車中のコンビニごはんになってしまった時。
また、同棲中などで、食事を作る約束をしてたのに、残業で疲れてしまいスーパーのお総菜などで済ませざるを得なくなった場合などです。
味にうるさい彼の場合、旅行にレストランが組み込まれていたのであればそれに大いに期待していたと思われますし、その代替がコンビニのサンドイッチなどということであればギャップによりさらに気落ちしてしまうでしょう。
また、スーパーのお総菜などもたまにならいいとしても、毎回では気分が悪いという男性も多くいます。
しかし、味覚音痴な男性の場合は気にする必要はありません。
旅程のレストランはあなたに合わせてくれていたものであり、本人はコンビニご飯で満足します。
むしろ手早く、安価で済んだ分喜ぶかもしれません。
また、スーパーのお総菜なども不満に感じることはないでしょう。
なぜなら、言いさえしなければ手作りでないことに気が付かないからです。
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