人間関係をスムーズに保つ為には他人を思いやる心が大切です。
他人を思いやる心を持つにはどうするべきか、思いやりのない人の特徴やそうなってしまう原因などを紹介します。
もしも今人間関係に悩んでいる人がいたら、是非参考にして下さい。
- 他人を思いやる心とは?
- 他人を思いやる心を持つコツ
- 他人を思いやる心がない人の特徴
- 他人を思いやる心が育たない原因
- 他人を思いやる心を持つ大切さ
- まとめ
1. 他人を思いやる心とは?
「他人を思いやる心」とは、直接的には「人を気遣ったり共感する気持ち」のことです。
そしてその心理には「自分が人に優しくしたいと思うから」という動機があり、「相手に対して見返りを求めない」ことが前提となります。
後から自分が好かれたい、あるいは嫌われたくない等という損得勘定は存在しません。
その時になると何も考えずに自発的に行動できるものです。
純粋な親切心により相手の立場になって考えながら、相手の為になる行動を取ることができます。
例えば「電車の中で高齢者や妊婦に席を譲る行為」や、「忙しそうな人に代わって電話を受ける行為」等があります。
どちらもタイミング良く行うと偶然席を立ったり、たまたま電話を受けた様に見えることもあります。
他人を思いやる心があれば、相手に気付かれなくても構わないと思うのです。
2. 他人を思いやる心を持つコツ
他人を思いやる心は直接目に見える訳ではないので、どの様なものか分かりにくいものです。
日常生活の中で他人を思いやる心を持つコツは以下の通りです。
2-1. 相手の気持ちになって考える
人間関係におけるお互いの存在の認識として、「自分・相手・第三者」があります。
何かあった時にはこの3つの立場でそれぞれの見解を主張することになるのです。
まずは自分自身の意見を考え、次に自分をそのまま相手に置き換えてどう思っているかを考えてみます。
どの位の心の痛みを感じているのか、何をどれ位大切に思っているのかなどを相手になったつもりでイメージしてみましょう。
違う角度からものごとを見ることで、今迄気付かなかったことが分かる様になります。
自分は絶対正しいと思っていても、それでは相手が間違っている訳ではなく、どちらが言っていることも正しいのでは、と気づくこともあります。
もしもこの時点で良い解決方法が見つからない場合には、次は自分を第三者の立場に置いて考えてみましょう。
他人から見れば「どっちかが譲ればいいだけなのに」という問題かも知れません。
上記の方法を試す上で大切なのは、完全に中立の立場で、冷静に全体を見ることです。
自分のなかで「だって」という気持ちは持たない様にしましょう。
2-2. 相手を分析してみる
自分は悪くないし変えたくない、相手の立場になって考えるのが苦手、という人は、相手を分析してみると良いでしょう。
まず「相手の良いところ」「悪いところ」「友達関係」の3つを考えています。
良いところと悪いところは、仕事の能力や性格、容姿など幅広く探すと見つけ易くなります。
少し面倒だと思うかも知れませんが、良い所が分かると「いい人かも」と思えてきます。
悪い所が分かると「分っていれば心構えができる」と思います。
そして友達関係が分かると「結構人気があるんだな」と見直すことができるでしょう。
次に相手と会う時に、この3つの分析ができていれば、相手の態度にイライラせずに済みます。
2-3. ものごとの背景を見る
自分がミスした時に、相手が理由も訊かずに頭ごなしに責めてくると悲しくなるでしょう。
結果としてミスをした、締切に間に合わなかったという事実は変わりませんが、その過程で停電や事故など自分ではどうしようもないトラブルが発生したり、健康面や家族など何らかの事情で仕事ができなくなってしまうこともあります。
その様な時には「せめて事情位聞いて欲しい」と思う事でしょう。
思いやりの心を持つには、自分に不利なことが起こった時に、ただ相手を責めるのではなく、一体何がそうさせたのか、ものごとの背景を見る様にします。
繋がりが理解できればむやみやたらに相手に感情をぶつけることもなく、むしろ相手も被害者の一人とみられる様になります。
2-4. 自分がされて嫌なことはしない
相手の気持ちになって考える時には、自分がされて嫌だと思うことは相手にしない様にします。
例えば上から目線で「だから言ったじゃない」と言ったり、その後しばらく口をきかないなどの行為です。
中には自分から手を出して相手がやるべき作業をしてしまったりする人もいます。
これは、自分では良かれと思ってやってあげているつもりかも知れませんが、相手にとっては迷惑になることが多いのです。
他人である以上、一定の距離を置いて付き合うことが大切で、何かあってもまずは見守るべきです。
まずは自分がされて嫌なことはしないこと、迷ったら黙って見守るか一声かける様にしましょう。
2-5. 相手の話を最後まで聞く
相手が話している内容が自分にとって興味が無い時に、相槌を打ちながらも他のことを考えてしまうものです。
しかし思いやりの心を持つ為には、相手が何を考えているのかを知る必要があります。
相手が非常につまらない話題をしてきたら「この人はこの話をして楽しいと思っているのか、普段こんなことに興味を持っているんだな」と思う様にします。
話を遮ったり中座したりせずに相手の話を最後まで聞ければ、段々と相手の考え方や志向性が分かる様になるでしょう。
2-6. 相手が自分の親友や恋人だったらと考えてみる
相手の気持ちになって考えようと努力をしたところで、所詮他人ですから完全に考えを読める訳ではありません。
せいぜい顔の表情や話し方、態度から推測するしかないのです。
より相手の為に何かしてあげたいと思ったら、相手を自分の親友や恋人など、大切な人だと考えてみましょう。
親友や恋人が困っていたり悩んでいたら、どうやって声をかけるか、助けてあげられるか、或いは喧嘩の仲直りができるかを考えます。
より相手に共感できるので、自分にできる具体的な行動が分かる様になります。
2-7. プライベートには口出しをしない
相手に関するプライベートでの悪い噂を耳にしても、それで見方を変えることはするべきではありません。
人の噂を聞くとどうしても公平性や客観性を欠いてしまいます。
思いやりの心を持つ為には、相手のプライベートに関しては口出しをしない、関心を持たない様にした方が良いでしょう。
人は必要以上に自分のプライベートに踏み込まれると、傷ついたり警戒したりするものです。
相手の為を思ってアドバイスしたり行動してあげたことが、「プライベートに干渉された」と思われない様にしましょう。
特に恋愛問題や人間関係に関しては、余程親しい関係でなければ話を聞いてあげるだけに留めて、余計な仲介役などはしないのが一番です。
2-8. 相手の言い分を最後まで聞く
人はものごとの状況説明をする時には、客観的な事実に加えて「こんなに凄いとは思わなかった」等と、少なからず自分の主観を述べるものです。
この時に「また大袈裟な」と思わずに「大変だったんだな」と思う様にするのです。
同じストーリーでも、相手の捉え方次第で内容が変わってくることがあります。
その部分をしっかりと受け止める様にすることで、相手への思いやりの心を持てるのです。
相手の言い分を聞いていて、「そんな筈ないだろう」「なんでそうなるんだ」と思うことがあっても、取りあえず最後まで言い分を聞く様にしましょう。
2-9. 過去の体験を思い出す
人は人生の中で、何かしらのトラブルに巻き込まれるものです。
仕事や人間関係、恋愛等で悩んだことのない人はまずいないでしょう。
思いやりの心を持つには、自分の過去の経験を思い出してみるというのも効果的です。
あの時自分はどう思ったか、周囲の人にどう接して欲しかったか、どんなアドバイスが欲しかったか、立ち直るきっかけになったのは何かなどを思い出して行動するのです。
今迄自分には不幸なことばかり起こっていると嘆いている人程引き出しが多くなります。
相手の気持ちを汲んで行動してそれが役立てば、何もメリットがなくても嬉しいと思います。
2-10. 後から蒸し返さない
相手のことを考えて行動した結果、全てうまく行くと、相手も喜ぶでしょう。
しかし相手にとって過酷な試練過ぎると、成功することにより安堵感と嬉しさで、あなたへのお礼の言葉を忘れてしまう場合もあります。
その様な時に後から蒸し返して「私のお蔭でしょ」「お礼がまだだよ」と言って見返りを求めてはいけません。
冗談で言う人も多いのですが、この言葉を口にすると思いやりの心が曇ってしまいます。
2-11. 価値観の違いを理解する
自分では思いやりの心を持って接していても、相手から迷惑だと思われることもあります。
これは価値観の違いによるものですので、相手に押し付けることはできません。
一生懸命アドバイスしたり手伝ったりしても相手が辛そうならば、一度身を引いて考え直します。
この時大切なのは、それで終わりにするのではなく、他に何かできることを考えることです。
一時的な親切で終わってしまうといつまでも相手の気持ちを思いやることはできません。
2-12. ゆっくり丁寧に話す
相手に優しくする為には、行動で示すと共に相手に対して「私はあなたの味方です」という態度を取ることも大切です。
折角思いやりの心を示すのですから、より相手の心を和ませる様にしたいものです。
その様な時には、特別なテクニックは必要ありません。
ただ、ゆっくり丁寧に話せば良く、相手にこちらの誠意が伝わり易くなるのです。
例え多少表現が悪くても、口調や語気が優しいと相手も気持ちがリラックスして、素直に耳を傾けてくれる様になります。
2-13. 人によって態度を変えない
自分が好意を持っている人、自分にとって役に立つ人にだけ優しくて、そうでない人には素っ気なくするのは、思いやりではなく単なる自己満足です。
社会生活では確かに相性が悪い人もいるでしょうが、思いやりの心は友人関係とは全く関係がありません。
自分の周囲に困っている人がいたら、誰でも平等に声をかけてあげましょう。
2-14. 心にゆとりを持つ
毎日残業続きで身体も心も疲れ切っていると、人に対して優しくできなくなります。
つい「無理じゃないの」「諦めたら」と現実的なことを言ってしまったり、見て見ぬふりをしてしまうこともあります。
優しくしたつもりがあまりにも態度がつっけんどんで「いいからほっといて」と言われてしまうのです。
忙しい中にも周囲を見回し、ほっとお茶を飲む位のゆとりを持つ様にしましょう。
3. 他人を思いやる心がない人の特徴
日頃の人に対する態度を見て「どうもこの人は他人を思いやる心に欠けている」と思われる人もいます。
どの様な態度に現れるのか、特徴について紹介します。
3-1. 他人に厳しく自分に甘い
仕事中に、他の人がサボっていたりミスをするとすぐに指摘したりお説教をします。
ところが自分はコピー機周辺でダラダラと雑談をしていたり、メールの送り先を間違ったりすることも多いのです。
その時には「コピーの調子が悪くて誰かに訊いていた」「似た様な名前が多いので仕方がない」等と、理由をつけて知らんぷりするのです。
これは本人が「自分は特別」と思っている訳ではなく、自分が同じことをしているという事実に気付いていないだけです。
3-2. 追い打ちをかける様な言葉を言う
思いやりの心のない人は、相手の立場になって考えることができません。
自分が言われて辛いことでも「正論だから」と平気で言います。
例えば家族に不幸があったばかりの人に「誰でもいつかは亡くなるんだから」等と言います。
悟っている様に見えますが、自分のペットが亡くなった時には酷く落ち込んだりするのです。
今相手がこれを言われたら辛いだろう、ということが分からずに、自分中心に話す人です。
3-3. 正誤だけでものごとを判断する
常にものごとを正しいか間違っているかで判断します。
「これは正しいからOK」「これは間違っているから受けつけない」という考え方です。
実際には、正しいことでもより改善するべき点はあるし、間違っていることの中にも取り入れた方が良いものもあります。
全て「0か100か」で判断するので、偏見を持ってしまいものごとの真意が伝わりません。
3-4. 感謝する気持ちがない
人に何かして貰っても当たり前だと思っていて、感謝する気持ちがありません。
お店でサービスして貰うのは「お客なんだから当たり前」、仕事で書類を作って貰うのは「給料もらってるんだから当たり前」と思ってしまいます。
しまいには親切にされても当たり前の様に受け止めてしまい、お礼すら言えなくなってしまいます。
人の優しさが理解できない人は、思いやりの心を持つことはできません。
3-5. 人に合わせることができない
大勢で意見が分かれた時に、自分の意見を最後まで押し通そうとします。
他の人達が圧倒的多数で違う意見であっても、自分の意見を変ようとしません。
例えば旅行の計画などは、皆で楽しめればどこへ行っても良い筈ですが、自分は絶対にこっちでなければ嫌だ、さもなければ行かないとまで言い張るのです。
仕方が無いので周囲が皆譲ってくれることもあります。
3-6. 他力本願
何をするにも主体性がなく、誰かがやってくれるのを待って自分が乗っかろうとします。
仕事も誰かが先にやって手本を示してくれるまで手を付けようとしません。
自分の担当であるということは忘れて、何かあると「聞いてない」「引き継いでいない」と責任逃れをします。
4. 他人を思いやる心が育たない原因
他人を思いやる心が育たない原因には、以下のことが考えられます。
4-1. 忙しすぎる
性格的に優しいはずの人が、他人を思いやる心を持てない場合、ライフスタイルが忙しすぎることが考えられます。
毎日夜遅く前残業して疲れていて、しかも翌朝一番で会議があったり、土日はデートを入れないと恋人に嫌われてしまうと思うと、つい無理をしてしまいます。
自分のことだけで精一杯で、人が何をしているか、或いは困っているなと思っても構っていられません。
心に立ち止まる余裕がないので、相手を思いやることができないのです。
4-2. 昔から比較され続けている
小さい頃から誰かと比較されて育っていると、常に相手を押しのけて一番でないと気が済まなくなります。
ライバルが病気や不調になると「ラッキー」と思うこともあります。
会社に入ったら特にテスト等はないのですが、それでもなるべく周囲の人より有利な立場でいたいと思います。
保身に走るあまりに思いやりの心を持てなくなっています。
4-3. 親の教育
小さい頃から何でも身の回りの面倒を見て、習い事や塾にも親が選んで通わせます。
本人が自覚しないうちに親が契約をして毎日送り迎え、「今はここに通えばいいから」と言われます。
何もかも自分中心で親が根回しをしてくれるので、大きくなってから他人のことを想い図ることができなくなってしまうのです。
4-4. 発達障害のことも
中には発達障害という脳の病気の人もいます。
発達障害は見た目は全く普通の人で、知能も正常なので他の人からは見分けが付きません。
障害によっては他人の心を全く感じ取れず、人を傷つける様なことを平気で言ってしまうのです。
上手くコミュニケーションが取れないので友達が離れていったり、ひきこもりになる人もいます。
5. 他人を思いやる心を持つ大切さ
他人を思いやる心を持つと、人生で以下の様なメリットがあることを知っておきましょう。
5-1. 自分を大切にできる
人の気持ちを考えて行動できるということは、同じことを自分に対してもできることになります。
自分を大切にする気持ちが芽生えて、思慮深くなるでしょう。
5-2. 人生が味わい深くなる
多くの人達と思いやりの心で接していると、優しい気持ちになれます。
友人同士仲良く付き合えて、人生がより味わい深くなるでしょう。
5-3. 親友が増える
相手に対して思いやりの心を持てば、相手も心を開いてくれる様になります。
将来的に親友が増えて、仕事の関係以外で生涯を通じて連絡を取り合うことができます。
5-4. 心が癒される
何かあった時に友達がいて、自分が相手にしたのと同じように寄り添ってくれます。
困った時や悩んでいる時に、必ず誰かが味方になってくれてあなたを励ましてくれるでしょう。
まとめ
思いやりの心を持つのは、決して難しい事ではありません。
不器用でも相手に対して誠実に、何とか役に立ちたいという気持ちを伝える様にしましょう。
人に対する優しさを大切にすることで、自分の心に徳を積み重ねていくことができます。
将来的にあなたが接してきた人達から同じ様に親切にして貰える可能性もあるのです。
3. 他人を思いやる心がない人の特徴
日頃の人に対する態度を見て「どうもこの人は他人を思いやる心に欠けている」と思われる人もいます。
どの様な態度に現れるのか、特徴について紹介します。
3-1. 他人に厳しく自分に甘い
仕事中に、他の人がサボっていたりミスをするとすぐに指摘したりお説教をします。
ところが自分はコピー機周辺でダラダラと雑談をしていたり、メールの送り先を間違ったりすることも多いのです。
その時には「コピーの調子が悪くて誰かに訊いていた」「似た様な名前が多いので仕方がない」等と、理由をつけて知らんぷりするのです。
これは本人が「自分は特別」と思っている訳ではなく、自分が同じことをしているという事実に気付いていないだけです。
3-2. 追い打ちをかける様な言葉を言う
思いやりの心のない人は、相手の立場になって考えることができません。
自分が言われて辛いことでも「正論だから」と平気で言います。
例えば家族に不幸があったばかりの人に「誰でもいつかは亡くなるんだから」等と言います。
悟っている様に見えますが、自分のペットが亡くなった時には酷く落ち込んだりするのです。
今相手がこれを言われたら辛いだろう、ということが分からずに、自分中心に話す人です。
3-3. 正誤だけでものごとを判断する
常にものごとを正しいか間違っているかで判断します。
「これは正しいからOK」「これは間違っているから受けつけない」という考え方です。
実際には、正しいことでもより改善するべき点はあるし、間違っていることの中にも取り入れた方が良いものもあります。
全て「0か100か」で判断するので、偏見を持ってしまいものごとの真意が伝わりません。
3-4. 感謝する気持ちがない
人に何かして貰っても当たり前だと思っていて、感謝する気持ちがありません。
お店でサービスして貰うのは「お客なんだから当たり前」、仕事で書類を作って貰うのは「給料もらってるんだから当たり前」と思ってしまいます。
しまいには親切にされても当たり前の様に受け止めてしまい、お礼すら言えなくなってしまいます。
人の優しさが理解できない人は、思いやりの心を持つことはできません。
3-5. 人に合わせることができない
大勢で意見が分かれた時に、自分の意見を最後まで押し通そうとします。
他の人達が圧倒的多数で違う意見であっても、自分の意見を変ようとしません。
例えば旅行の計画などは、皆で楽しめればどこへ行っても良い筈ですが、自分は絶対にこっちでなければ嫌だ、さもなければ行かないとまで言い張るのです。
仕方が無いので周囲が皆譲ってくれることもあります。
3-6. 他力本願
何をするにも主体性がなく、誰かがやってくれるのを待って自分が乗っかろうとします。
仕事も誰かが先にやって手本を示してくれるまで手を付けようとしません。
自分の担当であるということは忘れて、何かあると「聞いてない」「引き継いでいない」と責任逃れをします。
4. 他人を思いやる心が育たない原因
他人を思いやる心が育たない原因には、以下のことが考えられます。
4-1. 忙しすぎる
性格的に優しいはずの人が、他人を思いやる心を持てない場合、ライフスタイルが忙しすぎることが考えられます。
毎日夜遅く前残業して疲れていて、しかも翌朝一番で会議があったり、土日はデートを入れないと恋人に嫌われてしまうと思うと、つい無理をしてしまいます。
自分のことだけで精一杯で、人が何をしているか、或いは困っているなと思っても構っていられません。
心に立ち止まる余裕がないので、相手を思いやることができないのです。
4-2. 昔から比較され続けている
小さい頃から誰かと比較されて育っていると、常に相手を押しのけて一番でないと気が済まなくなります。
ライバルが病気や不調になると「ラッキー」と思うこともあります。
会社に入ったら特にテスト等はないのですが、それでもなるべく周囲の人より有利な立場でいたいと思います。
保身に走るあまりに思いやりの心を持てなくなっています。
4-3. 親の教育
小さい頃から何でも身の回りの面倒を見て、習い事や塾にも親が選んで通わせます。
本人が自覚しないうちに親が契約をして毎日送り迎え、「今はここに通えばいいから」と言われます。
何もかも自分中心で親が根回しをしてくれるので、大きくなってから他人のことを想い図ることができなくなってしまうのです。
4-4. 発達障害のことも
中には発達障害という脳の病気の人もいます。
発達障害は見た目は全く普通の人で、知能も正常なので他の人からは見分けが付きません。
障害によっては他人の心を全く感じ取れず、人を傷つける様なことを平気で言ってしまうのです。
上手くコミュニケーションが取れないので友達が離れていったり、ひきこもりになる人もいます。
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