あなたは潔癖症でしょうか?ここでは潔癖症のチェックリスト、特徴、性格などまとめてみました。
それでは一緒に見ていきましょう。
- 潔癖とは?
- 潔癖症のチェックリスト
- 潔癖症の特徴や多い性格
- 潔癖症の心理や原因
- 潔癖症あるある
- ウザい自称潔癖症とは?
- 潔癖症を改善するコツ
- まとめ
1. 潔癖とは?
潔癖とは、不潔なものを極度に嫌う性質やそのような人、様子を表す言葉です。
また不正なことを極度に嫌う性質や人のことを表す場合もあります。
完璧を求める傾向が強く、度が過ぎますと、潔癖症といって病的になってしまう場合もあります。
重度の潔癖症は「強迫性障害(OCD)」と呼ばれます。
2. 潔癖症のチェックリスト
自分が潔癖症かどうか、チェクリストを見てみましょう。
当てはまる個数が多ければ多いほど潔癖症の傾向が強いということになります。
2-1. 人と飲み物を回し飲みできない
誰かと同じコップで飲み物を飲んだりするのが苦痛でできません。
またペットボトル飲料を他人と分け合うなど無理。
2-2. 自宅以外の洋式トイレを使えない
外出先のトイレで和式と洋式があったら、迷わず和式を利用する。
また洋式トイレの場合除菌クリーナーや紙カバーがあれば何とか我慢できるというレベルです。
もしも外出先に洋式トイレしかなかった時は可能な限り我慢をするか、トイレットペーパーを敷いて使う、腰を浮かして用を足すなど誰が座ったかわからない部分に自分の肌をつけることができません。
2-3. 電車のつり革に触れない
電車に乗った時、つり革や手すりに直接手を触れることができません。
2-4. 図書館の本が触れない
図書館の本は誰が触ったかわからないので借りることができません。
また行こうとも思いません。
2-5. 他人が握ったおにぎりは食べない
他人が素手で握ったおにぎりは食べることができません。
またおにぎりだけでなく他人が作った料理全般が苦手という場合もあります。
2-6. 病院のスリッパが履けない
病院のスリッパが誰が履いたかわからない、水虫がある人が履いたかもしれないと思うと恐怖で履けません。
2-7. ATMのタッチパネルなど触りたくない
沢山の人が触っているタッチパネル、パソコンのキーボード、マウスなど触りたくないと思っています。
2-8. 温泉、プールに入れない
温泉、プールに不特定多数の人と一緒に入ることが苦痛です。
また脱衣所や更衣室といった場所も苦手です。
2-9. レストランの食器の衛生状態が疑わしい
レストランや食堂の食器がちゃんと清潔に洗われているものか疑ってしまいます。
また誰がどういう状態で調理したかわからないので、あまり外食は好きではありません。
2-10. エレベーターのボタンが押せない
エレベーターのボタンを素手で触るのが嫌、鍵の先で押したり、ハンカチ越しに押したりします。
2-11. 古着やリサイクル品を使うことはない
古着やリサイクル品は誰が使っていたかわかりません。
潔癖症の人は古着やリサイクル品を使うことはありません。
2-12. 他人の持ち物は借りない
友達であっても、他人の持ち物自体使うことができませんので、物の貸し借りや共有はしません。
3. 潔癖症の特徴や多い性格
潔癖症の人はどのような特徴や性格でしょうか。
まとめてみました。
3-1. 他人の作ったものが食べられないと公言する
潔癖症の人は、自分やよっぽど心を許している相手以外の作ったものが食べられないと堂々と公言します。
よく言われるのが「他人の握ったおにぎりが汚い」とか「総菜も衛生状態がわからない場所で作られているから買わない」というものです。
しかし、なぜか高級料理店や有名店であれば平気という面もあります。
つまり、自分が好きではない人が作ったものが嫌な場合がほとんどなのです。
3-2. 自分以外の人を汚いと認定している
潔癖症の人は、あれ汚い、これ汚いと言うわりに、自分のバッグや財布の中はぐちゃぐちゃ、レシートでぱんぱんになっているということもあります。
また洋服に毛玉がついていても平気で着ていたりと案外自分のことには無頓着な人もいます。
自分だけは綺麗、自分以外の人は自分ではないから汚いというとらえ方なのです。
3-3. 人込みではマスクが必要
大勢の人が集まる場所、電車やバスの中、人込みの中ではマスクがないと不安に感じます。
汚い空気を吸いたくないとか、他の人の匂いが嫌とか、たばこの煙が迷惑だからと色々な理由がありますが、とりあえずマスクをつけていれば身を守れると考えるのです。
3-4. 外出嫌い、外に出たくない
潔癖症の人は、外のものは全て汚いと考えていますから、基本的に自分の家が一番落ち着き安全な場所なのです。
その為休みの日は家にいる方がいいと、積極的に外出することは少なくできれば、外に出たくないと思っています。
3-5. 他人を家に呼びたくない
友達であっても、自分の家に他人を入れたくないと思っています。
潔癖な人は家族であっても素足で部屋に上がってほしくないとスリッパ着用を義務づけることもあります。
また自分のベッドの上に他の人に座って欲しくないという思いも強いのです。
3-6. 鍋料理は苦手
みんなでワイワイ楽しむ鍋料理は、みんなの箸が鍋の中に入るということで苦手です。
取り箸必須というタイプですが、人を汚いもの扱いしていることがわかるので雰囲気的に盛り下がります。
3-7. 他人に攻撃的
潔癖症の人は自分が基準、基本で考えますので、他の人のしていることにも「汚い」「行儀が悪い」など口にしてしまうことがあります。
言われた側としてはまるで自分が汚い、マナーが悪い、常識がないと言われた気分になりますし、不愉快でもあります。
他人に対して攻撃的、大らかさがない、神経質な面があります。
3-8. ワガママ
自分は汚くないけれど、他の人は汚い、他人は汚いという考え方は結構なワガママでもあります。
また、自分は潔癖と言うわりに部屋が散らかっていたり掃除が行き届いていないこともよくあります。
自分はいいけど、人は駄目という価値観はワガママな人そのものです。
3-9. 温泉、プールなど嫌い
温泉、プールなど、他人と一緒に水やお湯につかることが「汚い」と感じています。
確かにプールなど中でおしっこをしてしまう人が、もしいたとしてもわかりません。
そのような想像をしてしまうから絶対に駄目となってしまうのです。
プールは塩素消毒がされています。
ですが、潔癖症の人は着替える場所も汚いと感じてしまうことが多いので苦手意識は強いままでしょう。
3-10. 病院の器具などちゃんと消毒している不安に思う
歯医者さんで使う器具、病院で喉の奥を見てもらう器具など、本当にきちんと消毒されているのかどうか不安に思ってしまいます。
また病院という場所そのものをばい菌のごとく嫌っている人もいます。
確かに病院によっては備え付けのスリッパを履かなくてはならないところもあります。
ちゃんと除菌されているかどうかも見た目にはわかりません。
家に戻ってきたら服や靴下など全部着替えないと気が済まないのです。
3-11. 旅館、ホテルに泊まっても落ち着かない
旅館やホテルなどの寝具やベッドなど、ちゃんと清潔なのかどうか心配になります。
シーツなど綺麗なものをかけてあっても不安です。
自宅以外の場所にいるとどうしても落ち着かず、枕が変わると眠れないなどと言って旅行を好みません。
3-12. 古着の良さなどわからない
古着愛好家の人の気持ちがわからないのが潔癖症の人の特徴です。
古着でお洒落をしている人を見ても、どんな人が着ていたかわからない、匂いが嫌、汚いととにかく嫌がります。
古着屋、古書店、リサイクルショップの類には入っただけで独特の匂いがすると嫌がり行くこともないでしょう。
3-13. 匂いに敏感
人の体臭、部屋の匂いに対して敏感です。
鼻がきくこともありますし、気にしているから気がつきやすいという理由もあります。
自分が気に入らない香水や化粧品の匂いを嗅ぐとイライラしだしたり、文句を言ったりします。
例えば、洗濯洗剤、柔軟剤の香りにまでうるさく、人の衣類の香りにまでケチをつけることも。
一緒にいると周りが何を言われるか、わからないと嫌になってくることもあります。
4. 潔癖症の心理や原因
潔癖症の人の心理や、なぜそうなるのか原因を見ていきましょう。
4-1. 親のしつけが厳しかった
小さい頃、親から「手を洗いなさい」「これは汚いから触ったら駄目」と厳しく言われ続けることで、そう思い込んでしまうことがあります。
親の価値観の影響ですが、それがさらにひどくなってしまうのです。
その為何回も手を洗ったり、あらゆるものを汚いと思って除菌ティッシュがないと触れなくなったりと潔癖症がひどくなってしまうのです。
親が大らかさがなく神経質だったことが原因の可能性があります。
4-2. 几帳面な心理
真面目で「こうあるべき」と几帳面な人は、清潔に気を配ります。
その為汚いものは悪いというイメージが強く、体に悪い、汚いと嫌うようになります。
清潔は正しいことで、そうでないもの、どうかわからないものは悪いことと自分の中で決めているのです。
4-3. 他人を信じられない心理
他人のことを汚いと嫌がること、例えば他人の作ったものを食べられないと思うのは、何が入っているかわからないとか、ちゃんと手を綺麗にしているかわからない、不潔な人かもしれないという不安からです。
要するに相手のことが信用、信頼できていないのです。
他人を信じられないという心理がある為、自分以外のものは汚いかもしれない、汚いはずと極端になってしまうのです。
4-4. 過去のトラウマ
過去に汚いものを見た、信じられないと思うことがあったというトラウマから潔癖症になることがあります。
例えば、飲食店でバイトをした人は調理場の裏の世界を知ってしまいます。
落ちた食べ物をもう一回揚げて出す、たばこを吸った後、トイレの後、手を洗わずに調理を再開するとか、もしも、そのようなことを目撃すれば飲食店の衛生状態に不安を覚えるようになっても仕方がないでしょう。
そのようなことをしている飲食店ばかりではありません。
ほとんどは手洗いと消毒は徹底していますし、衛生状態には厳しいはずですが、たまたま悪いものを見てしまった為に潔癖症になってしまうことがあります。
5. 潔癖症あるある
潔癖症の人にありがちなことをまとめてみました。
5-1. 使い捨ての物が好き
使い捨て紙皿、コップ、マスク、ティッシュなど、何度も洗って使うというよりはその場限りで終わって捨てることができるものが好きです。
自分が使うマスクであっても、汚れたものを洗濯機で他のものと一緒にしたくないと思って布マスクではなく紙マスク。
また布巾、ぞうきんなども汚れたものを洗ってまた使いたくないということで、ペーパータオルやティッシュを使います。
お金がかかるとか、環境に配慮するということは気にしません。
5-2. 除菌ティッシュ、クリーナーを常に携帯
外に行く時、バッグの中にあるのは除菌ティッシュやクリーナーの類です。
トイレの便座を拭く為ならばまだ理解できますが、飲食店でテーブルや椅子など、ひどい場合は食器まで拭かないと信用できないという人もいますが、そこまでいけば少々病的な傾向があると思った方がいいでしょう。
5-3. 割りばしを持っている
飲食店で出される箸がちゃんと洗っているか、消毒できているかわからないと、割りばしを常に持っています。
また、ポテトチップや手が汚れそうなスイーツなど手で食べずに割りばしを使用して食べたりする時にも使います。
5-4. 外では和式トイレしか使用しない
外出先でトイレを使う時は、基本的に和式トイレしか使用しません。
洋式しかない場合は、なるべく我慢か、腰を浮かして使うなど工夫や努力をします。
そこまで気にする?と思いますが、水を流すレバーは素手で触らない、下側についている場合は足で踏む、上側についてる時はトイレットペーパーをぐるぐる巻いて触る、ドアは足で開けるなど徹底しているのです。
5-5. 自分の部屋、持ち物は案外汚い
潔癖症で、人や環境を汚い扱いするわりに、自分の部屋や持ち物は汚かったり、手入れが悪くて汚れていることも多いのです。
言い分としては「自分の物はどういう扱いをしているか自分が把握しているから汚くない」ということになります。
5-6. レンタル、人と貸し借りは無理
レンタルDVD、CD、漫画などは絶対に使いません。
また友達同士であっても貸したり、借りたりということが基本的に無理です。
家族や恋人などよっぽど心を許した相手でないと物の共有、貸し借りはしません。
6. ウザい自称潔癖症とは?
潔癖症というと、イメージ的に「清潔」「綺麗好き」「きちんとしている」といった優等生的イメージがあります。
その為潔癖症であることを自己アピールに使う人もいるのです。
「私(俺)って、潔癖症だから〜」とどこか上から目線で言う人もいます。
このような人は周りの人から見たらちょっと面倒、ウザいタイプです。
ウザい自称潔癖症の人の特徴を見ていきましょう。
6-1. 外では潔癖ぶっているが自宅は汚い
外では潔癖ぶっていて、人のことは「汚い」「だらしない」と批判的ですが、実は自宅は汚いというタイプです。
本当は全然潔癖でも何でもなくむしろ逆で自分自身は不潔な可能性もあります。
自分が不潔だったりだらしないからこそ、それを隠す為に潔癖症を装って誤魔化しているのです。
6-2. おにぎりは食べられないが、お寿司は食べられる
人が素手で握ったおにぎりは食べられない、このようなことを言うわりにお寿司は好物という人です。
お寿司だって誰かが手で握って作っているのです。
ビニール手袋をつけて作っているかどうかなどわかりません。
またおにぎりは無理といいますが、レストランはほとんどの料理は素手で作るものです。
熱を通す食材ばかりではありません。
例えば生野菜のサラダなどは盛り付けは素手でしているかもしれません。
しかし、それらは平気なのです。
本当に潔癖ならば外食、総菜、全てが駄目なのではないでしょうか。
6-3. 潔癖自慢をして周りをドン引きさせる
自分がいかに潔癖であるかを自慢するのが好きなのが特徴です。
周りはドン引きしているのに、本人は自分が潔癖症だと自慢することで満足しているのです。
そもそも潔癖症というのは正しいことでも、いいことでもないのです。
単なる状態を示しているだけですし、ひどくなれば病気でもあります。
自慢するようなことではありませんし、本当に潔癖症で悩んでいる人は自慢するよりは、苦悩していることの方が多いでしょう。
7. 潔癖症を改善するコツ
自分が潔癖症な部分がある、治していきたいと思いますと思っているならば少しずつ改善していく努力を始めましょう。
誰でも少しは潔癖な部分があるのです。
例えば、つり革を触るのは平気だけど、図書館の本だけは苦手というようにどうしてもこれだけは無理というものが一つ、二つはあるのです。
それでは、改善していくコツをお伝えします。
7-1. 少しずつ慣れていく
いきなり、潔癖症が治そうとしてもなかなか上手くいくものでもないでしょう。
焦らずに少しずつ慣れていくようにしましょう。
今まで汚いと思って避けていたものを少しだけ触ってみましょう、その後で自分の体調はどうでしょうか。
少しぐらいばい菌がついたものを触ったからといってすぐに体調が悪くなるわけではないということがわかるのではないでしょうか。
そうやって少しずつ自分に「これぐらいは大丈夫」と慣れさせていくようにしましょう。
7-2. 汚くても大丈夫と思う
少しぐらい汚くても、それは仕方がないこと、悪いことではないと思うことです。
外にいて手を洗えない時でも、何かを手で触って食べる機会はあります。
確かにバーベキューやピクニックなど外で食べ物を食べる時は目には見えない埃がついているかもしれません。
しかしそのようなことを気にしていたら何もできなくなってしまうのです。
汚くても妥協する、これぐらいは大丈夫と自分の中のハードルを下げてあげましょう。
7-3. 回数を減らす
気になると、何度も手を洗ったり、除菌する回数が多くなります。
もともと手のひらというのは目には見えないばい菌が沢山ついているものなのです。
何度も洗ったところですぐに菌はつくと「諦める」ことも必要でしょう。
とはいえ、潔癖症の人は「まったくしない」ということは不安でできないでしょう。
また汚いとも思います。
ですから最初は回数を減らしていくことから始めて妥協していくのです。
7-4. 自分のストレスや不安と向き合って解決する
潔癖になってしまうことの原因の一つに不安感があります。
自分の心の中にあるストレスや不安と向き合ってまずはそれを解消することが必要でしょう。
不安を感じることが少なくなれば心に余裕が持てますし、気持ちも安定します。
7-5. 一つのことにこだわりすぎない
潔癖症の人は何か一つのことにこだわりすぎるところがあります。
一度汚いと思えば、周りが「気にしすぎ」「大丈夫」と言っても聞き入れません
し、いかに汚いかを語りだしたりもします。
つまり汚いと思うことに対して気にしすぎ、こだわりすぎているのです。
一つのことに執着したり、こだわりすぎるところがある人はその性格を改善した方がいいでしょう。
大らかな気持ちを持って過ごすようにしましょう。
7-6. 受診することも検討する
潔癖症がひどい場合は、何度も手を洗うとか、外に出ることができないなど日常生活に支障が出てしまうことがあります。
電車に乗れない、エレベーターのボタンが触れない、人が使っているパソコンのキーボードに触れたくない、このようなことでは仕事もできなくなる可能性があります。
あまりにもひどい場合は、精神的ストレスが溜まっていないか、受診してみることも考えた方がいいかもしれません。
7-7. 人を信じる
潔癖症の人は、自分以外の人を信用することができません。
人の作ったものが食べられないというのも「汚いから」という理由をあげる人が多いのです。
なぜ汚いのかと言えば、ちゃんと手を洗っているかわからない、ネイルをしているから嫌、指輪が汚い、何が入っているのかわからないと沢山言い出し始めます。
確かにネイル、指輪は良くないでしょう。
特に指輪は菌が沢山ついていますので調理中は外すというのはプロは常識です。
しかしそれ以外に関しては、思い込みも入っているのではないでしょうか。
ちゃんと手を洗っている人の方が多いでしょうし、人に食べさせるものに変な物を入れる人はそうそういないでしょう。
人に対しての警戒心が強すぎるのではないでしょうか。
いきなり全面的には信じることができなくても「多分、大丈夫だろう」と少しずつ信じるようにしていきましょう。
7-8. 「こうでなくてはいけない」という考え方を止める
潔癖症の人は真面目で几帳面な人が多いのです。
「こうでなくてはいけない」「これが当たり前」といったように決めつけることはないでしょうか。
正しくなければいけないと思い込むことによって、汚いものは健康を害する可能性があるから悪いと徹底的に排除しようとしていないでしょうか。
しかしどこにいても、ばい菌は存在していますし、全てをなくすことは難しいですし、人よりもお金も時間もかかりますし、行けない場所や、できないこと、食べられないものが多くなるのではないでしょうか。
何だか窮屈な生き方になってしまいます。
真面目な人は少し不真面目ぐらいでちょうどいいのです。
それで普通の人ぐらいのものですから、何事も堅苦しく考えないように肩の力を抜いていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
潔癖症の人の特徴、心理、原因、改善するコツをまとめて紹介しました。
あなたは潔癖症チェックでどういう結果が出たでしょうか。
一つ、二つ当てはまるぐらいは気にすることはないでしょう。
誰でも苦手なこと、嫌いなことはあるからです。
しかし半分以上当てはまる場合は潔癖症の可能性があります。
自分が生活しづらいとか、困っているというわけでないならば上手く対処して生活できているので問題ないと思います。
しかし、生活に支障が出ている、どうかしなくてはと思っているならば、改善していくように努めた方がいいでしょう。
簡単に治るものではないかもしれませんが、時間をかけて少しずつ改善していくことはできるので焦らずに取り組んでいきましょう。
3. 潔癖症の特徴や多い性格
潔癖症の人はどのような特徴や性格でしょうか。
まとめてみました。
3-1. 他人の作ったものが食べられないと公言する
潔癖症の人は、自分やよっぽど心を許している相手以外の作ったものが食べられないと堂々と公言します。
よく言われるのが「他人の握ったおにぎりが汚い」とか「総菜も衛生状態がわからない場所で作られているから買わない」というものです。
しかし、なぜか高級料理店や有名店であれば平気という面もあります。
つまり、自分が好きではない人が作ったものが嫌な場合がほとんどなのです。
3-2. 自分以外の人を汚いと認定している
潔癖症の人は、あれ汚い、これ汚いと言うわりに、自分のバッグや財布の中はぐちゃぐちゃ、レシートでぱんぱんになっているということもあります。
また洋服に毛玉がついていても平気で着ていたりと案外自分のことには無頓着な人もいます。
自分だけは綺麗、自分以外の人は自分ではないから汚いというとらえ方なのです。
3-3. 人込みではマスクが必要
大勢の人が集まる場所、電車やバスの中、人込みの中ではマスクがないと不安に感じます。
汚い空気を吸いたくないとか、他の人の匂いが嫌とか、たばこの煙が迷惑だからと色々な理由がありますが、とりあえずマスクをつけていれば身を守れると考えるのです。
3-4. 外出嫌い、外に出たくない
潔癖症の人は、外のものは全て汚いと考えていますから、基本的に自分の家が一番落ち着き安全な場所なのです。
その為休みの日は家にいる方がいいと、積極的に外出することは少なくできれば、外に出たくないと思っています。
3-5. 他人を家に呼びたくない
友達であっても、自分の家に他人を入れたくないと思っています。
潔癖な人は家族であっても素足で部屋に上がってほしくないとスリッパ着用を義務づけることもあります。
また自分のベッドの上に他の人に座って欲しくないという思いも強いのです。
3-6. 鍋料理は苦手
みんなでワイワイ楽しむ鍋料理は、みんなの箸が鍋の中に入るということで苦手です。
取り箸必須というタイプですが、人を汚いもの扱いしていることがわかるので雰囲気的に盛り下がります。
3-7. 他人に攻撃的
潔癖症の人は自分が基準、基本で考えますので、他の人のしていることにも「汚い」「行儀が悪い」など口にしてしまうことがあります。
言われた側としてはまるで自分が汚い、マナーが悪い、常識がないと言われた気分になりますし、不愉快でもあります。
他人に対して攻撃的、大らかさがない、神経質な面があります。
3-8. ワガママ
自分は汚くないけれど、他の人は汚い、他人は汚いという考え方は結構なワガママでもあります。
また、自分は潔癖と言うわりに部屋が散らかっていたり掃除が行き届いていないこともよくあります。
自分はいいけど、人は駄目という価値観はワガママな人そのものです。
3-9. 温泉、プールなど嫌い
温泉、プールなど、他人と一緒に水やお湯につかることが「汚い」と感じています。
確かにプールなど中でおしっこをしてしまう人が、もしいたとしてもわかりません。
そのような想像をしてしまうから絶対に駄目となってしまうのです。
プールは塩素消毒がされています。
ですが、潔癖症の人は着替える場所も汚いと感じてしまうことが多いので苦手意識は強いままでしょう。
3-10. 病院の器具などちゃんと消毒している不安に思う
歯医者さんで使う器具、病院で喉の奥を見てもらう器具など、本当にきちんと消毒されているのかどうか不安に思ってしまいます。
また病院という場所そのものをばい菌のごとく嫌っている人もいます。
確かに病院によっては備え付けのスリッパを履かなくてはならないところもあります。
ちゃんと除菌されているかどうかも見た目にはわかりません。
家に戻ってきたら服や靴下など全部着替えないと気が済まないのです。
3-11. 旅館、ホテルに泊まっても落ち着かない
旅館やホテルなどの寝具やベッドなど、ちゃんと清潔なのかどうか心配になります。
シーツなど綺麗なものをかけてあっても不安です。
自宅以外の場所にいるとどうしても落ち着かず、枕が変わると眠れないなどと言って旅行を好みません。
3-12. 古着の良さなどわからない
古着愛好家の人の気持ちがわからないのが潔癖症の人の特徴です。
古着でお洒落をしている人を見ても、どんな人が着ていたかわからない、匂いが嫌、汚いととにかく嫌がります。
古着屋、古書店、リサイクルショップの類には入っただけで独特の匂いがすると嫌がり行くこともないでしょう。
3-13. 匂いに敏感
人の体臭、部屋の匂いに対して敏感です。
鼻がきくこともありますし、気にしているから気がつきやすいという理由もあります。
自分が気に入らない香水や化粧品の匂いを嗅ぐとイライラしだしたり、文句を言ったりします。
例えば、洗濯洗剤、柔軟剤の香りにまでうるさく、人の衣類の香りにまでケチをつけることも。
一緒にいると周りが何を言われるか、わからないと嫌になってくることもあります。
4. 潔癖症の心理や原因
潔癖症の人の心理や、なぜそうなるのか原因を見ていきましょう。
4-1. 親のしつけが厳しかった
小さい頃、親から「手を洗いなさい」「これは汚いから触ったら駄目」と厳しく言われ続けることで、そう思い込んでしまうことがあります。
親の価値観の影響ですが、それがさらにひどくなってしまうのです。
その為何回も手を洗ったり、あらゆるものを汚いと思って除菌ティッシュがないと触れなくなったりと潔癖症がひどくなってしまうのです。
親が大らかさがなく神経質だったことが原因の可能性があります。
4-2. 几帳面な心理
真面目で「こうあるべき」と几帳面な人は、清潔に気を配ります。
その為汚いものは悪いというイメージが強く、体に悪い、汚いと嫌うようになります。
清潔は正しいことで、そうでないもの、どうかわからないものは悪いことと自分の中で決めているのです。
4-3. 他人を信じられない心理
他人のことを汚いと嫌がること、例えば他人の作ったものを食べられないと思うのは、何が入っているかわからないとか、ちゃんと手を綺麗にしているかわからない、不潔な人かもしれないという不安からです。
要するに相手のことが信用、信頼できていないのです。
他人を信じられないという心理がある為、自分以外のものは汚いかもしれない、汚いはずと極端になってしまうのです。
4-4. 過去のトラウマ
過去に汚いものを見た、信じられないと思うことがあったというトラウマから潔癖症になることがあります。
例えば、飲食店でバイトをした人は調理場の裏の世界を知ってしまいます。
落ちた食べ物をもう一回揚げて出す、たばこを吸った後、トイレの後、手を洗わずに調理を再開するとか、もしも、そのようなことを目撃すれば飲食店の衛生状態に不安を覚えるようになっても仕方がないでしょう。
そのようなことをしている飲食店ばかりではありません。
ほとんどは手洗いと消毒は徹底していますし、衛生状態には厳しいはずですが、たまたま悪いものを見てしまった為に潔癖症になってしまうことがあります。
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