凝り性な人の特徴、心理、長所、短所をまとめてみました。
また凝り性の改善のコツもお伝えしていきますので参考にしてみてください。
- 凝り性とは?
- 凝り性の言い換えや似た言葉
- 凝り性の特徴
- 凝り性の心理や原因
- 凝り性の長所
- 凝り性の短所
- 凝り性を改善するコツ
- まとめ
1. 凝り性とは?
一つの事に熱中して、自分が満足するまでやりとおす性質。
また、そのような人のこと、姿をいいます。
「凝り性」という言葉は言い方、受け止め方によっては褒め言葉になる時もありますし、ちょっと皮肉だったり馬鹿にした感じになることもあります。
いい意味で使う分には構いませんが、悪い意味ならば本人に言うのは控えた方がいいでしょう。
2. 凝り性の言い換えや似た言葉
凝り性の言い換え、似た言葉をまとめみました。
2-1. 夢中になる性格
凝り性とは一つのことに夢中になることをいいます。
凝り性のことを別の言葉で言い換えるならば「夢中になる性格」と表すといいでしょう。
2-2. 熱中する性格
熱中の意味は一つの物事に深く心を傾けること、夢中になること、となります。
凝り性と意味は同じですので言い換えることができます。
2-3. 細かいところに気を使う
凝り性の人は小さいことまで手を抜かずこだわる、妥協をしないという性質を持っていますので、そのまま「細かいところに気を使う」と言い表すこともできます。
3. 凝り性の特徴
凝り性の人にはどのような特徴があるでしょうか。
まとめてみましたので見ていきましょう。
3-1. 興味があること、好きなことには夢中になる
凝り性の人は、自分の興味があること、好きなことに夢中になります。
人によっては寝食も忘れるほど没頭してしまいます。
夢中になると時間を忘れるだけではなく、側にいる人の存在も目に入らなくなってしまいます。
その為凝り性の恋人や配偶者を持つと、パートナーは寂しい思いをしてしまうこともあります。
理解のあるパートナーでないと、上手くいかなくなる場合もあります。
3-2. 興味がないことには関わらない
自分が興味がある、好きなことに関しては夢中になるのですが、逆に自分が興味がないことに関しては反応が薄くなるのが特徴です。
ちょっとは興味を示すとか、話を合わせるといった気遣いをすればいいのにと思うほど、あっさりスルーすることもあります。
自分が興味があることに対する情熱と、そうでないことへの態度の差があまりにも激しいのでわかりやすいタイプともいえるでしょう。
3-3. 関連性のあるものは全て把握したい
自分が凝っていることに関しては、そのものだけでなく、関連があることも全て把握したいと思います。
その為どんどん買い物が増えたり、調べることが多くなったりとお金や時間がいくらあっても足りないという状況に陥ることもありますが、お金や時間をやりくりして一つのことに深く関わっていくことが楽しくて仕方がないのです。
また、種類が多いもの、シリーズものとなれば、全部コンプリートしたいという所有欲も高まります。
3-4. 没頭しすぎてストレスや疲れを感じやすい
自分が凝っていることに関しては、時間を忘れるほど集中します。
少しずつ楽しむということができず、全力投球してしまうというのめり込み方なので、睡眠不足になったり、目が疲れたり、肩がこるなど、肉体疲労や脳疲労を感じやすくなります。
その為いつも疲れが溜まっているような気がする、まだ何か足りないような気がすると、ストレスも溜めてしまう傾向があります。
ほどほどで切り上げるということや、欲張らないということが大事です。
3-5. 調べる能力が高い
自分が好きなこと、興味を持ったことに関しては、恐ろしいほどのリサーチ力を発揮します。
あらゆる角度から調べる、長時間かけるなどしますから、かなりの情報を集めることができます。
またこれぐらいでいいかという妥協がありませんから、一度手掛けたことに関しては貪欲にとことん掘り下げていきます。
仕事でも趣味でも自分が興味を持ったものに関しての調べる能力が高いのが特徴です。
また凝り性の人はその分野において専門家なみに詳しいことが多いのです。
3-6. 飽き性の人が理解できない
すぐに飽きてしまう、あれこれ手掛けてもどれも中途半端で終わる、新しいもの好きと、いわゆる飽き性の人のことが理解できません。
どうしてそんなうわべだけで満足するのか、薄っぺらい知識で恥ずかしくないのか、それでやった気になっているつもりかと、思ってしまうのです。
飽き性の人は凝り性の人のことを「凄い」とは思いつつも「オタクみたい」とやはり自分とは違うと思うことが多いでしょう。
お互いにリスペクトがあれば仲良くできますが、どちらかと言うと性格が逆ですので合わないことの方が多いでしょう。
お互いに理解し合えないと思うのです。
3-7. 完璧主義な傾向が強い
凝り性の人は、自分が好きなこと、興味があることにはとことんのめり込みますし、妥協が嫌だと思いますので、完璧主義な傾向が強くなります。
何かを作っていても裏側や目立たない場所ならばミスがあってもそのまま作ってしまうという人もいますが、凝り性の人はそれはありません。
見えないところであっても自分が知っている以上、気になって仕方がないとやり直すのです。
例えば編み物に凝っている人は、編み目間違いに気が付いた場合、そのまま編み進めても気持ち悪いと、結局間違っているところまで全部ほどいて編み直すということがあります。
一日、二日分編んだ分が無駄になったとしても、綺麗に仕上げたい、ミスしている部分が嫌という気持ちが強いのです。
3-8. 決まった手順、方法などマイルールが確立されている
凝り性の人は、自分の中できちんと、決まった手順やルールが出来上がっています。
それに従っていないと嫌だと感じます。
ですから、自分のしていることを人に任せたりすることができないということになりやすいのです。
ちょっぴり神経質なところがあるのも特徴です。
3-9. 一旦好きになったらずっと好きでいることが多い
凝り性の人は一旦好きになったこと、もの、人のことは簡単に飽きたり嫌になることは少ないのです。
自分の方から好きになった場合は「ずっと好き」と一途に思い続けることが多いのです。
恋愛や結婚相手ならば、飽き性の人より、凝り性の人の方が長続きしますし、穏やかな関係性がずっと続く確率が高いといえるでしょう。
3-10. 流行には疎い
凝り性の人は、自分が好きかどうか、が判断基準である場合が多く、流行っているからとか、新しいものだからという理由だけでは簡単になびかないところがあります。
その為、流行に疎くどこか浮世離れしているようなところもあります。
自分の世界があってその中で楽しんで暮らしているといったイメージがあります。
3-11. 自己中心的になることもある
自分の好きなこと、趣味、仕事に没頭するタイプですから、周りのことが見えなくなってしまったり、相手のことを考える余裕がなくなりがちです。
その為自己中心的と思われてしまうこともあります。
凝り性な人は恋人や配偶者を時にほったらかしにしてしまうといったことがあります。
悪気はなく、また時間の流れも本人的には感じていないのです。
しかし待たされる側としては時間は長く感じてしまうものです。
相手に対する気遣いを忘れがちになるのも特徴的です。
3-12. 好きなことにお金を使い過ぎてしまう
自分の好きなこと、趣味に関してはお金をいくらでもかけてしまうというところがあります。
その為に働いているといった感覚なのかもしれません。
勿体ないという概念はありません。
ここで買わなければ後で後悔するという気持ちの方が強いのです。
また仕事自体が好きで没頭してしまうタイプもいます。
この場合は仕事のしすぎで肩こりなどで全身マッサージ、仕事する時間の為に外注サービスを買うなど(家事代行、外食、クリーニングなど)ストレス軽減、発散の為にお金を使ってしまうことが多くなります。
そんなにお金がかかるならば仕事を減らしてゆっくり過ごした方がよっぽどいいのでは?と周りは思うかもしれませんが、本人は仕事をしている時間が一番好きなのです。
3-13. 趣味が仕事に繋がることがある
凝り性の人はとことん凝りますので、趣味などもあっという間にプロレベル・・・ということがあります。
また他の人から「教えて欲しい」とか「売って欲しい」とか言われることも多いのです。
趣味がいつの間にか仕事になっていたということも凝り性の人には少なくありません。
4. 凝り性の心理や原因
凝り性の人の心理状態や、そうなってしまう原因、理由はどのようなものでしょうか。
見ていきましょう。
4-1. 自分が納得いくかどうかが大事
凝り性の人は、人から褒められても自分が満足しなければ納得できないのです。
自分自身が納得いく仕上がりでなければ意味がないので、何度もやり直したり、作ったりということを繰り返します。
同じ物を何個も作ってどうするつもり?と思われようが、本人としては納得いくまで作り続けてしまいますし、適当なところでできあがりというわけにもいかないのです。
4-2. 完璧主義で人の意見より自分の感覚を信じる
凝り性の人は、完璧主義者が多いのです。
そして人からの意見よりも自分の感覚を信じます。
ですから、ほどほどで妥協ということがありません。
趣味的なことならばご自由にどうぞとなりますが、これが仕事となると相手は大変なのです。
同じようなものにしか見えなくても「これがダメだからもう少し待って」と仕事の仕上がりが遅くなり、迷惑がかかることもあります。
しかし、凝り性の人は相手に迷惑をかけていることに気がついていませんし、素晴らしいものを提供したいという気持ちが強いのです。
4-3. 一つのことに没頭、依存してしまう
凝り性の人は、一つのことに夢中になりますと周りが引くぐらいはまってしまうことがあります。
趣味や仕事と凝っている内容は人によって違いますが、それに対して依存してしまうところがあります。
生きがいと言いますか「それがないともう生きていけない」というぐらいのめり込む感じです。
例えば、芸能人などの追っかけです。
そのアイドルスターの為に大金をつぎ込み、ファンクラブに入り、ツアー、イベントはどこでも参加、そして相手が外国人の場合は語学学校に通ってまで習得するなどがあります。
5. 凝り性の長所
凝り性の人にはどのような長所があるでしょうか。
見ていきましょう。
5-1. 集中力がある
一つのことに長時間、集中することができます。
すぐに飽きることもありませんし、むしろ逆で気がつけばすごく時間が経っていたということが多いのです。
5-2. 妥協しない
凝り性の人は、仕事でも趣味でも自分が凝っていることに関しては手を抜くことがなくすごく丁寧に仕上げます。
またこれぐらいでいいかという妥協がありませんから、素晴らしいできあがりになることも多いのです。
5-3. 納得いくまで粘る
凝り性の人はすぐに諦めることがありません。
納得いくまで粘る強い心を持っています。
納得いかなくてもつい、妥協したりそれ以上粘ることで周りに迷惑をかけてしまうと諦めてしまいがちですが、凝り性の人はそのような考え方ではないのです。
むしろ納得いかないものならば、表に出したくないと思うのです。
5-4. 凝っていることに対して詳しい
凝り性の人は、自分が興味があることに対してよく調べますし、勉強しますので、知識が深く、詳しくなります。
一通り基礎ができていたら後は応用できるからいいという考えはありません。
基礎ができたらさらに知識を深めていくのです。
その為プロ顔負けになることが多いのです。
実際にプロ(仕事)になる人もいます。
5-5. 人や周りに流されない
凝り性の人は、人や周りの雰囲気に簡単に流されない強さを持っています。
それは自分が納得したもの、認めたものでないと駄目というこだわりがあるからです。
ただ流行っているからという理由だけでは飛びつきません。
自分が興味を持つかどうかで判断するのです。
5-6. 手を抜かない
仕事であれ、趣味であれ手を抜くことはありません。
その為仕事においては丁寧、きっちりしていると高評価になっていることも多いのです。
適当に仕上げるって何?という感覚です。
自分がやるからには完璧にというタイプですので、周りからの信頼も厚いです。
6. 凝り性の短所
凝り性の長所がある反面、マイナスに映る部分もあります。
それでは凝り性の短所を見ていきましょう。
6-1. 周りが見えてない時がある
凝り性の人は、一旦集中しだすと周りのことが気にならなくなります。
周りの状況を見なくなりますので、自分勝手、自己中心的、協調性がないといった印象を与えてしまうことがあるのです。
自宅で趣味に没頭するのは問題ありませんが、職場で仕事に集中しすぎることは注意した方がいいでしょう。
6-2. 融通が利かない、頑固
凝り性の人は、軽くありません。
たとえて言うならば頑固な職人のような気質を持っています。
自分が良しとしなければできあがりにならないという点も似ているかもしれません。
周りの人からすれば融通が利かない、真面目すぎる、頑固で困るといった印象を持つこともあります。
程々で合わせるということができないのです。
6-3. こだわりが強い
好き嫌いなど日頃からこだわりが強いことが多いのです。
どれでもいいという大らかさがないので、ちょっと面倒くさい人というイメージになります。
プライベートでは家族や恋人からそう思われて、時に衝突することもあるかもしれません。
職場においてはこだわりが強いことで煙たがられたり、呆れられることもあるでしょう。
こだわりが強くなるのは知識があるからです。
その知識を語ることで周りに理解してもらいたいと思っても、周りは「また、始まった」とあまり聞いてもらえない状態になりやすいです。
職場においては、こだわりがあるより、何でも合わせることができるという人の方が求められやすいタイプですし、上手くやっていくことができるのです。
6-4. 時間の感覚がなくなる
凝り性の人は自分が夢中になっていることを始めますと、何時間でも続けることができます。
時間の感覚がなくなることで、人との約束の時間に遅れてしまったり、一緒に過ごす相手をひとりぼっちにさせたりと、迷惑をかけたり、寂しい思いをさせてしまいます。
本人からしたら「ほんのちょっとの時間」のつもりだったのです。
集中すると時間に無頓着になってしまうことがあります。
6-5. 飽き性の人と合わない
自分とは逆の性質、飽き性の人とは感覚、考え方、行動が合わないと感じることが多いのです。
ニュートラルな状態でいればどちらの性質の人とも無難につき合えるのですが、飽き性、凝り性とどちらかに極端になることで自分とは逆のタイプを拒絶してしまうのです。
人間関係において損をしてしまうこともあります。
6-6. 凝りだすとお金や時間をかけ過ぎる
凝り性の人は、そうでない人に比べてお金や時間を使うことが多くなります。
例えば、普通の人は道具が一つあれば満足します。
ですが凝り性の人は道具にこだわりますので各メーカーのものを試してみたいと思って全部揃えてしまうのです。
また調べものの時間も長くなる傾向があります。
6-7. ぐったり疲れやすい
凝り性の人と一緒にいると疲れると思います。
周りですらそうなのですから、本人も自覚のあるなしは別にせよやはり消耗は激しいのです。
集中しすぎることで、目も疲れますし、脳も疲れるでしょう。
集中が途切れた時どっと疲れを感じることがあります。
7. 凝り性を改善するコツ
凝り性であることは、悪いことではありません。
むしろ趣味など一つのことを極めるということは素晴らしいことです。
しかし、凝り性も過ぎますと短所が目立ってしまいがちですし、自分自身も消耗しますので少し改善した方がいいでしょう。
改善するコツは以下のような方法をとることです。
7-1. 時間をかけ過ぎない
時間をかけ過ぎることで、周りの人にも迷惑をかけることがありますし、何より自分の時間が減ります。
あらかじめ時間を決めて取り組む、時間がきたら一旦手を止めるなど注意しましょう。
7-2. お金をかけ過ぎない
凝り性の人はお金に糸目をつけないタイプが多いのです。
しかしお金をかけ過ぎることで家族から苦情が出る場合もあるでしょう。
一か月にかける金額は〇〇円までといった風に上限を決めておくようにしましょう。
あまりのめり込まないようにしましょう。
7-3. 一つのことに執着しない
凝り性の人は執着心が強いともいえます。
一つのことに執着することは止めましょう。
趣味でも仕事でも執着心が強くなりますと自由に伸び伸びと楽しむことができなくなりますし、まるでノルマのようになってしまいます。
7-4. 完璧を目指さない
完璧を目指したい気持ちはわかりますが、自分も苦しくなりますし、周りも息苦しく感じるものです。
自分が凝り性で改善したいと思うならば、完璧主義を捨てることです。
ほどほどでもOKと自分を肯定してあげることです。
7-5. 視野を広げる
一つのことだけしか見えていないという状態になっていないか気をつけた方がいいでしょう。
もっと視野を広げてみることです。
少し休んで、他の人のやっていることを見学するなど、周りに目を向けていくようにしましょう。
7-6. 自分と同じことを他人に求めない
自分と同じことを「これが当たり前」だとか「これぐらいしなくては」と、他人に求めてはいないでしょうか。
凝り性の人というのは実力もあることが多いので、言われた側としては正論に言い返せないということがあります。
ですが、ただ楽しみたい、そこまで深めているわけではない、という人からすれば重たくて、プレッシャーになります。
凝り性の人は他人に自分と同じことを求めないようにしましょう。
7-7. 他の趣味を持っている人と触れ合ってみる
自分とは違う趣味、生き方、仕事をしている人と触れ合ってみるようにしましょう。
自分と同じような価値観の人だけで固まるのではなく、様々な価値観の人と話してみることです。
7-8. 飽き性の人を毛嫌いしない
凝り性の人が嫌うのは、飽き性の人ではないでしょうか。
自分が一生懸命取り組んでいることに対し、軽い感覚で取り組んでいる、すぐにさぼる、止めるといった姿が目につき不愉快に感じるのです。
ですが物事への取り組み方や楽しみ方は人それぞれ自由なのです。
飽き性の人を毛嫌いするのは止めた方がいいでしょう。
7-9. 邪魔されたと思わない
家族や周りの人に集中している時に話しかけられると、集中力が途切れてイライラしてしまうことがあります。
でも相手からすれば何か用事があったのかもしれませんし、寂しかったのかもしれません。
相手の立場になってみれば悪気があるわけではないとわかるはずです。
自分のやっていることを邪魔されたと思ったりしないようにしましょう。
7-10. 集中しすぎない、休憩をしっかりとる
集中しすぎることで、疲れやストレスを感じやすくなります。
また時間を忘れて大事な約束をすっぽかすというようなことがないようにしましょう。
凝り性の人は、余裕がない時には集中することは止めておいた方がいいでしょう。
また、時間を区切って、途中で休憩を入れるなども心がけましょう。
それは健康を守る為でもあります。
一つの作業に集中したあまり目がチカチカして眼科に行った人もいます。
眼精疲労にならないように気をつけておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
凝り性の言葉の意味、特徴、心理、長所、短所、改善するコツをまとめてお伝えしました。
飽き性に比べると、凝り性というと、わりといいイメージがあるのではないでしょうか。
一つのことに夢中になるということは素晴らしいことです。
ですが、どのようなことも度が過ぎるとマイナス面が出てくるものです。
凝り性の場合は、寝食を忘れるほど没頭してしまうことで、健康を害したり、ストレスを溜めることもありますので気をつけた方がいいでしょう。
また視野が狭くなったり、他の価値観を受け入れなくなったりと、独りよがりになりがちですので注意が必要なのです。
集中する、休憩する、時には気分転換するなどバランス良く取り組むようにしましょう。
5. 凝り性の長所
凝り性の人にはどのような長所があるでしょうか。
見ていきましょう。
5-1. 集中力がある
一つのことに長時間、集中することができます。
すぐに飽きることもありませんし、むしろ逆で気がつけばすごく時間が経っていたということが多いのです。
5-2. 妥協しない
凝り性の人は、仕事でも趣味でも自分が凝っていることに関しては手を抜くことがなくすごく丁寧に仕上げます。
またこれぐらいでいいかという妥協がありませんから、素晴らしいできあがりになることも多いのです。
5-3. 納得いくまで粘る
凝り性の人はすぐに諦めることがありません。
納得いくまで粘る強い心を持っています。
納得いかなくてもつい、妥協したりそれ以上粘ることで周りに迷惑をかけてしまうと諦めてしまいがちですが、凝り性の人はそのような考え方ではないのです。
むしろ納得いかないものならば、表に出したくないと思うのです。
5-4. 凝っていることに対して詳しい
凝り性の人は、自分が興味があることに対してよく調べますし、勉強しますので、知識が深く、詳しくなります。
一通り基礎ができていたら後は応用できるからいいという考えはありません。
基礎ができたらさらに知識を深めていくのです。
その為プロ顔負けになることが多いのです。
実際にプロ(仕事)になる人もいます。
5-5. 人や周りに流されない
凝り性の人は、人や周りの雰囲気に簡単に流されない強さを持っています。
それは自分が納得したもの、認めたものでないと駄目というこだわりがあるからです。
ただ流行っているからという理由だけでは飛びつきません。
自分が興味を持つかどうかで判断するのです。
5-6. 手を抜かない
仕事であれ、趣味であれ手を抜くことはありません。
その為仕事においては丁寧、きっちりしていると高評価になっていることも多いのです。
適当に仕上げるって何?という感覚です。
自分がやるからには完璧にというタイプですので、周りからの信頼も厚いです。
6. 凝り性の短所
凝り性の長所がある反面、マイナスに映る部分もあります。
それでは凝り性の短所を見ていきましょう。
6-1. 周りが見えてない時がある
凝り性の人は、一旦集中しだすと周りのことが気にならなくなります。
周りの状況を見なくなりますので、自分勝手、自己中心的、協調性がないといった印象を与えてしまうことがあるのです。
自宅で趣味に没頭するのは問題ありませんが、職場で仕事に集中しすぎることは注意した方がいいでしょう。
6-2. 融通が利かない、頑固
凝り性の人は、軽くありません。
たとえて言うならば頑固な職人のような気質を持っています。
自分が良しとしなければできあがりにならないという点も似ているかもしれません。
周りの人からすれば融通が利かない、真面目すぎる、頑固で困るといった印象を持つこともあります。
程々で合わせるということができないのです。
6-3. こだわりが強い
好き嫌いなど日頃からこだわりが強いことが多いのです。
どれでもいいという大らかさがないので、ちょっと面倒くさい人というイメージになります。
プライベートでは家族や恋人からそう思われて、時に衝突することもあるかもしれません。
職場においてはこだわりが強いことで煙たがられたり、呆れられることもあるでしょう。
こだわりが強くなるのは知識があるからです。
その知識を語ることで周りに理解してもらいたいと思っても、周りは「また、始まった」とあまり聞いてもらえない状態になりやすいです。
職場においては、こだわりがあるより、何でも合わせることができるという人の方が求められやすいタイプですし、上手くやっていくことができるのです。
6-4. 時間の感覚がなくなる
凝り性の人は自分が夢中になっていることを始めますと、何時間でも続けることができます。
時間の感覚がなくなることで、人との約束の時間に遅れてしまったり、一緒に過ごす相手をひとりぼっちにさせたりと、迷惑をかけたり、寂しい思いをさせてしまいます。
本人からしたら「ほんのちょっとの時間」のつもりだったのです。
集中すると時間に無頓着になってしまうことがあります。
6-5. 飽き性の人と合わない
自分とは逆の性質、飽き性の人とは感覚、考え方、行動が合わないと感じることが多いのです。
ニュートラルな状態でいればどちらの性質の人とも無難につき合えるのですが、飽き性、凝り性とどちらかに極端になることで自分とは逆のタイプを拒絶してしまうのです。
人間関係において損をしてしまうこともあります。
6-6. 凝りだすとお金や時間をかけ過ぎる
凝り性の人は、そうでない人に比べてお金や時間を使うことが多くなります。
例えば、普通の人は道具が一つあれば満足します。
ですが凝り性の人は道具にこだわりますので各メーカーのものを試してみたいと思って全部揃えてしまうのです。
また調べものの時間も長くなる傾向があります。
6-7. ぐったり疲れやすい
凝り性の人と一緒にいると疲れると思います。
周りですらそうなのですから、本人も自覚のあるなしは別にせよやはり消耗は激しいのです。
集中しすぎることで、目も疲れますし、脳も疲れるでしょう。
集中が途切れた時どっと疲れを感じることがあります。
7. 凝り性を改善するコツ
凝り性であることは、悪いことではありません。
むしろ趣味など一つのことを極めるということは素晴らしいことです。
しかし、凝り性も過ぎますと短所が目立ってしまいがちですし、自分自身も消耗しますので少し改善した方がいいでしょう。
改善するコツは以下のような方法をとることです。
7-1. 時間をかけ過ぎない
時間をかけ過ぎることで、周りの人にも迷惑をかけることがありますし、何より自分の時間が減ります。
あらかじめ時間を決めて取り組む、時間がきたら一旦手を止めるなど注意しましょう。
7-2. お金をかけ過ぎない
凝り性の人はお金に糸目をつけないタイプが多いのです。
しかしお金をかけ過ぎることで家族から苦情が出る場合もあるでしょう。
一か月にかける金額は〇〇円までといった風に上限を決めておくようにしましょう。
あまりのめり込まないようにしましょう。
7-3. 一つのことに執着しない
凝り性の人は執着心が強いともいえます。
一つのことに執着することは止めましょう。
趣味でも仕事でも執着心が強くなりますと自由に伸び伸びと楽しむことができなくなりますし、まるでノルマのようになってしまいます。
7-4. 完璧を目指さない
完璧を目指したい気持ちはわかりますが、自分も苦しくなりますし、周りも息苦しく感じるものです。
自分が凝り性で改善したいと思うならば、完璧主義を捨てることです。
ほどほどでもOKと自分を肯定してあげることです。
7-5. 視野を広げる
一つのことだけしか見えていないという状態になっていないか気をつけた方がいいでしょう。
もっと視野を広げてみることです。
少し休んで、他の人のやっていることを見学するなど、周りに目を向けていくようにしましょう。
7-6. 自分と同じことを他人に求めない
自分と同じことを「これが当たり前」だとか「これぐらいしなくては」と、他人に求めてはいないでしょうか。
凝り性の人というのは実力もあることが多いので、言われた側としては正論に言い返せないということがあります。
ですが、ただ楽しみたい、そこまで深めているわけではない、という人からすれば重たくて、プレッシャーになります。
凝り性の人は他人に自分と同じことを求めないようにしましょう。
7-7. 他の趣味を持っている人と触れ合ってみる
自分とは違う趣味、生き方、仕事をしている人と触れ合ってみるようにしましょう。
自分と同じような価値観の人だけで固まるのではなく、様々な価値観の人と話してみることです。
7-8. 飽き性の人を毛嫌いしない
凝り性の人が嫌うのは、飽き性の人ではないでしょうか。
自分が一生懸命取り組んでいることに対し、軽い感覚で取り組んでいる、すぐにさぼる、止めるといった姿が目につき不愉快に感じるのです。
ですが物事への取り組み方や楽しみ方は人それぞれ自由なのです。
飽き性の人を毛嫌いするのは止めた方がいいでしょう。
7-9. 邪魔されたと思わない
家族や周りの人に集中している時に話しかけられると、集中力が途切れてイライラしてしまうことがあります。
でも相手からすれば何か用事があったのかもしれませんし、寂しかったのかもしれません。
相手の立場になってみれば悪気があるわけではないとわかるはずです。
自分のやっていることを邪魔されたと思ったりしないようにしましょう。
7-10. 集中しすぎない、休憩をしっかりとる
集中しすぎることで、疲れやストレスを感じやすくなります。
また時間を忘れて大事な約束をすっぽかすというようなことがないようにしましょう。
凝り性の人は、余裕がない時には集中することは止めておいた方がいいでしょう。
また、時間を区切って、途中で休憩を入れるなども心がけましょう。
それは健康を守る為でもあります。
一つの作業に集中したあまり目がチカチカして眼科に行った人もいます。
眼精疲労にならないように気をつけておきましょう。
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