既読無視の心理・好きな人に既読無視されたら諦めるべき？ | SPITOPI

メッセンジャーアプリのLINEなどで自分の送信したメッセージが既読になったのに、いつまでも返信してこないことを「既読無視」といいます。

既読無視する人はどのような心理状態なのでしょうか?好きな人に「既読無視」されて諦めるべきパターンと諦めるべきではないパターンについても解説していきます。

1. 「既読無視(きどくむし)」の意味とは?

メッセンジャーアプリのLINE(ライン)では、自分が送ったメッセージを相手が閲覧した場合には「既読(きどく)」と表示されます。

普通は「既読」と表示されれば、相手は自分のメッセージを読んでいるはずですから、間もなく返信のメッセージが送られてくるはずです。

しかし、自分のスマホのLINEに「既読」と表示されたにも関わらず、一定以上の時間が経過しても何の返信も送ってこない場合には、相手があなたのメッセージを無視している可能性が出てきます。

既読無視というのはLINEで返信が返ってこない状態のことであり、「LINEで相手が自分のメッセージを読んでいるはずなのに、いつまでも返信を返してこなくて無視している状態」のことを意味しています。

1-1. どのくらいの時間が経過すれば「既読無視」と判定されるのか?

ただし、LINEに「既読」と表示されてから、どのくらいの時間が経過すれば「既読無視」になるのかには非常に大きな個人差があります。

5分以内に短文で即レスする中学生・高校生の世代であれば、1〜2時間程度でも返事を返さなければ「既読無視」と判定されかねませんが、大人で一日以上経ってから返信することも当たり前の関係なら、24〜48時間以上経っても「既読無視」とは見なされない可能性も高いのです。

既読になってからどのくらいの時間が経てば既読無視になるのかは、その人によって「受け取り方・時間間隔(LINEの返信速度)」が違うので、一概に何時間以上返信しなければ既読無視であるとは言えないのです。

2. 「既読無視」に似た言葉

「既読無視」に似た言葉には、以下のようなものがあります。

「既読無視」に似た言葉である「未読無視」と「既読スルー」について分かりやすく解説していきます。

2-1. 「未読無視」

「既読無視」に似た言葉として、「未読無視(みどくむし)」があります。

LINEなどのメッセンジャーアプリにおける「未読無視」は「既読無視」よりも、無視する度合いが強くなっています。

「既読無視」の場合はまだ相手のメッセージを一応は目にして読んでいるのですが、「未読無視」の場合は相手のメッセージ自体に目を通しておらず全く読んでいないということになるからです。

LINEでは自分のメッセージが相手に読まれると、「既読」という表示が自分のメッセージの下に出てきますが、「未読無視」というのはその既読の表示がでないまま、相手からの返信がずっと返ってこない状態のことを意味しています。

未読状態のまま自分のメッセージが無視されているということになるので、相手はあなたが「どんな内容のメッセージを送ったのか」さえ知らないということになり、あなたに対する興味関心の無さが示されているのです。

2-2. 「既読スルー」

「既読無視」に似た言葉として、「既読スルー」があります。

LINEなどのメッセンジャーアプリにおける「既読スルー」とは、相手が自分のメッセージを読んでいるのに、いつまでも返信を返してこない状態のことを意味しています。

自分のメッセージが既読になっているのに、そのメッセージの内容がスルー(無視)されているわけです。

その意味では、「既読無視」と「既読スルー」はほぼ同じ意味として使われることが多いのですが、少しだけニュアンスの違いがあるケースもあります。

「既読無視」という時には自分が送信した「メッセージの全体(複数のメッセージを送った時にはその全て)」に対して無視をするのですが、「既読スルー」という時には自分が送信した「メッセージの一部」に対してだけスルーするというケースもあるのです。

「既読スルー」では自分が複数(二つ)のメッセージAとBを送った場合に、Aの「明日はどんな洋服を着ていく?」には返事をして、Bの「この間、○○君と一緒にいるところを見かけたけど付き合っているの?」はスルーして返事をしないというようなことがあるのです。

それに対して既読無視であれば、AとBの両方のメッセージを無視することになります。

3. 「既読無視」する人の心理・動機

LINEなどのメッセンジャーアプリで、「既読無視」をする人の心理・動機としては以下のようなことを考えることができます。

3-1. 相手に対する興味関心が乏しくて付き合いがなくなってもいいと思っている

「既読無視」する人の分かりやすい心理・動機として、「相手に対する興味関心が乏しくて付き合いがなくなってもいいと思っている」ということを上げることができます。

既読無視をすれば、相手は不信感や嫌悪感を持ちやすくなり、最悪の場合にはその人との交際・付き合いを完全にやめてしまう恐れがあります。

既読無視をする人はその最悪の可能性を分かった上で無視をしているので、「相手に対する興味関心が乏しい+相手と積極的に関わりたいとは思わないという心理状態」にあることが多いのです。

更に、既読無視をして怒った相手が、自分と絶縁してくる可能性も踏まえているので、「既読無視をした相手と付き合いがなくなってもいいと考えている心理」を指摘することができます。

既読無視をしてくる相手は、最悪の場合、あなたと絶縁して付き合いが無くなっても構わないと考えている可能性があるのです。

3-2. 相手の送ってきたメッセージに対して興味が無かったり都合が悪かったりする

「相手の送ってきたメッセージに対して興味が無かったり都合が悪かったりする」ということが、「既読無視」する人の心理・動機になってきます。

既読無視をする人は、「相手本人」に対しては完全に興味関心を失ったわけではないけれど、「相手が送ってきたメッセージ内容に対する興味関心がない」という心理状態になっている可能性はあります。

インドア派の自分が全く興味のない「アウトドア(釣り・登山・海水浴など)関連のメッセージ・写真」ばかりを連続で送ってきたので、面倒くさくなって返信を返していないといったケースは有り得るでしょう。

また「自分にとって都合が悪いメッセージ」に対しても、既読無視をする可能性はあります。

「昨日一緒にいた女の子とはどんな関係なの?」「来週は一緒に映画を見に行きませんか?」などのメッセージに対して既読無視をする時には、「浮気相手の女性と一緒にいた」「来週は別の女性との予定が既に入っている」などの都合の悪さがあるので、敢えてはっきりした返事をしないことがあるのです。

3-3. 異性関係で自分が相手に興味・好意があると勘違いされたくない

「既読無視」する人の心理・動機として、「異性関係で自分が相手に興味・好意があると勘違いされたくない」ということが上げられます。

女性に多い既読無視の理由ですが、モテるイケメンの男性にも多い理由になってきます。

男女共に異性にモテるタイプの人は、大勢からLINEのアカウントを聞かれますが、自分から積極的に楽しそうに返事をすると、「その相手に興味・好意がある(その相手に脈アリである)」という勘違いをされて、「断らなければならない面倒なやり取り」が待っているので、敢えて既読無視をしているのです。

3-4. 学校(部活)・仕事が忙しくて短期間では返信することができない

「学校(部活)・仕事が忙しくて短期間では返信することができない」ということが、「既読無視」する人の心理・動機の一つになります。

既読無視をせざるを得ないまっとうな理由として、「学校・部活・仕事」が忙しくてその時間も長いので、家に帰ってからも疲れて返信ができないということがあります。

学校や仕事が忙しくてハードな毎日を送っているような人は、LINEのメッセージを送ってもらっても、心身共に疲れているので「短期間では返信することができない」という心理状態になりやすいのです。

4. 好きな人に「既読無視」されて諦めるべきパターン

好きな人に「既読無視」されて諦めるべきパターンには、どのようなものがあるのでしょうか?好きな人に「あなたに対する好意・興味関心がない」という時に「既読無視」をされることがありますが、その場合には潔く諦めた方が傷つけられる度合いは弱くなるでしょう。

4-1. 嫌い避け・ゴメン避け

好きな人に「既読無視」されて諦めるべきパターンとして、「嫌い避け・ゴメン避け(きらいよけ・ゴメンよけ)」があります。

相手のことが嫌いで、これ以上距離感を縮めたくないから避けていることを「嫌い避け」といいます。

普段のコミュニケーションなどでも全く笑顔・愛想・気遣いがなくて、相手からも一切話しかけてくれないような場合には「嫌い避け」の手段として既読無視をされている可能性が高くなります。

この場合には、既読無視をされてしつこくメッセージを送っても、余計に嫌われてしまって傷つくだけでしょう。

相手のことは人や友達として嫌いではないけれど、異性(彼氏彼女)としてはお付き合いできないから申し訳なくて避けていることを「ゴメン避け」といいます。

「付き合ってください」「ごめんなさい」というやり取りが、ゴメン避けの由来になっています。

ゴメン避けしている相手は、友達関係の範疇であれば親しくやり取りしてくれますが、話題を異性関係に近づけようとするといつの間にか遠ざかっていることが多くなります。

「ゴメン避け」されている場合も、既読無視されたら諦めた方がいいでしょう。

4-2. 他に親しい異性(彼氏彼女)がいる

「他に親しい異性(彼氏彼女)がいる」という時にも、好きな人に「既読無視」されて諦めるべきパターンになってくるでしょう。

あなた以外の異性とすでに恋愛のお付き合いをしている場合にも、既読無視をしてくる可能性があります。

正直に伝えてくれる人であれば、「今、付き合っている彼女(彼氏)がいるので、LINEのやり取りはできません」と返信してくれますが、「恋人がいることを伝えたら余計に傷つけてしまうかも」と考える人の場合は、敢えて既読無視を続けることもあるのです。

相手に他の恋人(彼氏彼女)がいることが分かれば、既読無視された時には素直に諦めた方がいいでしょう。

4-3. 1週間以上にわたって短文返信のフォローさえない

好きな人に「既読無視」されて諦めるべきパターンとして、「1週間以上にわたって短文返信のフォローさえない」というパターンがあります。

好きな人にわずかでも脈があれば、いったんは既読無視をしたとしても、数日以内には「あの時はちょっと忙しくしててすぐに返事ができなかった。

ごめんね」といった短文のフォローを入れてくるはずです。

しかし、メッセージ送信から一週間以上が経っても何の音沙汰もないような場合は、あなたに何の興味関心もない可能性が高いので、諦めた方が良いでしょう。

4-4. リアルで会った時にも笑顔・声かけがなくてそっけない態度を取ってくる

「リアルで会った時にも笑顔・声かけがなくてそっけない態度を取ってくる」という時には、好きな人に「既読無視」されて諦めるべきパターンになってきます。

LINEで既読無視をされただけではなくて、リアルで会った時にも「極端に愛想も笑顔もない+そっけなくて冷たい態度で接してくる+会話の返事がただ一言だけで続かない」という感じであれば、相手があなたを嫌っているか恋愛相手としては見れないことを伝えているかなので、素直に諦めるべきパターンになるでしょう。

5. 好きな人に「既読無視」されて諦めるべきではないパターンもある

好きな人に「既読無視」されて諦めるべきではないパターンもありますが、それはどのようなパターンなのでしょうか。

この項目では、好きな人に既読無視をされてショックを受けたとしても、もしかしたら「あなたに対する好意・興味があるかもしれないパターン」について紹介していきます。

5-1. 好き避け

好きな人に「既読無視」されて諦めるべきではないパターンとして、「好き避け(すきよけ)」があります。

相手のことが好きなので、緊張したり照れたりするのが恥ずかしくて避けてしまうことを「好き避け(すきよけ)」といいます。

好き避けのために既読無視をするケースもありますが、その場合にはいったんは無視しても、数日後には何らかのフォローの連絡があることが多いでしょう。

あるいは、リアルで会った時に、恥ずかしそうな表情をしていたり、そっけないようでいて照れている感じがあったりすれば、「好き避け」の可能性が出てきます。

相手が好き避けしているだけだということが分かれば、既読無視をされたとしても諦めるべきではない「脈ありのパターン」になってきます。

5-2. 駆け引きの手段としてワザと無視している

「駆け引きの手段としてワザと無視している」という場合も、好きな人に「既読無視」されて諦めるべきではないパターンの一つになります。

相手によっては、LINEのメッセージの返信間隔を「駆け引きの手段」として用いてくる人もいます。

つまり、わざと既読無視をして返信間隔を開けることによって、「相手に自分のことを強く意識させようとする策略」がそこに働いているのです。

人は既読無視されて好きな人からのLINEの返事がなければ、「いつ返事が来るのだろうか?まだ来ないのか?今、何をしているのだろう?」というように、好きな気持ちが強ければ強いほど相手のことが気になって仕方なくなります。

「駆け引きの手段」として既読無視をする人は、あなたの頭を自分のことでいっぱいにしようとしているのですが、そういった「策略家・陰謀家のタイプ」であれば既読無視をされても諦めるべきではないでしょう。

5-3. あなたに気に入られる内容のある返事をしようと思って考えすぎている

「あなたに気に入られる内容のある返事をしようと思って考えすぎている」ということが、好きな人に「既読無視」されて諦めるべきではないパターンになってきます。

人によっては、LINEやメールの返信はとても時間がかかります。

特に、相手のことが好き過ぎて、丁寧な長文で相手を楽しませるような文章を書かなければいけないと思い込んでいるような生真面目なタイプであれば、返信するまでに1〜2日以上の時間がかかっても不思議ではないのです。

そういった生真面目・律儀なタイプの相手は、「あなたに気に入られる内容のある返事+ユーモアの利いた気持ちが明るくなる返事」をしようと思って考え過ぎてしまうのです。

相手を喜ばせるための文章を考えていて返事が遅くなるタイプであれば、既読無視されたとしてもすぐに諦めるべきではないパターンになります。

5-4. スマホの機種変・故障や深刻な事情で返信できない

好きな人に「既読無視」されて諦めるべきではないパターンとして、「スマホの機種変・故障や深刻な事情で返信できない」ということが上げられます。

スマホは精密機械であり、壊れる時には簡単に壊れてしまうことがあります。

最近のスマホで防水・防塵の機能がついていても、古くなれば水没して故障してしまうケースも多くなっています。

あるいは、「時間のかかる機種変・MNP」をしていれば、その日のうちにはなかなか返信しづらい状況になることもあります。

家庭の問題や体調の悪化、経済的な事情などで、返信したくても返信できない状況も有り得ます。

本人にできるだけ早く返信したいという意志はあっても、「スマホの機種変・故障+やむを得ない深刻な事情」で返信ができなかったという場合は、実質的に既読無視の状態になってはいても、好きな人のことを諦めるべきではないパターンになります。

まとめ

LINEの既読無視について徹底的に解説してきましたが、いかがだったでしょうか?「既読無視」する人の心理・動機としては、「相手に対する興味関心が乏しくて付き合いがなくなってもいいと思っている」「異性関係で自分が相手に興味・好意があると勘違いされたくない」などがあります。

好きな人に「既読無視」されて諦めるべきパターンとして、「嫌い避け・ゴメン避け・すでに他の恋人がいる」などがあります。

好きな人に「既読無視」されて諦めるべきではないパターンとして、「好き避け・駆け引きの手段としてワザと無視している」などがあります。

「既読無視」について詳しく調べたい時には、ぜひこの記事を参考にして下さい。