理解力を高める方法 | SPITOPI

理解力は仕事をしていく上で欠かせないものです。

又、良好な人間関係を築く上でも、重要になります。

ここでは、理解力を高める方法をご紹介します。

1. メモをとる

メモを取ることは、理解力を高めるのに大いに役立ちます。

話を聞いているうちに最初の話を忘れてしまったり、話がややこしくて混乱してしまったり、話に出てくる数字を覚えることに集中して話の内容に集中できなかったり、ということに心当たりのある人は、話の内容をメモする習慣をつけましょう。

箇条書きにでも簡潔に分かりやすくメモを取ることで、頭を整理しながら、話の内容を正確に確認することができ、相手の話をしっかりと理解できるようになります。

そして、メモを見て疑問に思うことは、相手に確認することで、誤解や理解不足が原因で、意思の疎通がうまくいかないといったことも防げます。

2. 自分の考えを述べることを習慣にする

相手の話を聞いている時は、黙って聞いているのではなく、自分の考えを述べるようにしましょう。

相手の話についての疑問や感想を言葉に出して言うことで、話の内容を深く理解することができます。

話を聞いたら必ず自分の意見を述べるというルールを自分に課せば、集中して真剣に人の話を聞く習慣が身に付いて、より理解力が高まります。

相手の話を上の空で聞いていたら、疑問も感想も出てこないものです。

3. 少しずつ理解する

人の話を理解するのが遅いと感じている人は、一度にすべてを理解しようとせずに、少しずつ理解していくようにしてみましょう。

相手の話を中断させることになりますが、途中の段階で、そこまでの話を相手に確認しながら頭の中を整理してから、話の続きを聞きます。

相手に時間がなく急いでいる場合でなければ、話を中断させるのは、決して失礼なことではありません。

理解できないまま相手の話を聞いている方がよっぽど失礼です。

相手にも、熱心に話を聞く姿勢が伝わります。

相手が「もしかして自分の話は分かりにくいのかな」「話の内容が難解すぎるのかな」と察してくれれば、簡単な言い回しに変えてくれたり、分かりやすい例え話を交えてくれたり、ゆっくり話してくれるなどしてくれます。

相手の目的は、自分の話を、あなたに正確に理解してもらうことなのです。

4. 話の要点を整理しながら話を聞く

話を聞いたら、一旦内容を要約して、相手に伝えるようにしましょう。

「今のお話は、○○ということですね?」と、要点を確認するのです。

相手の話を要約するためには、相手の話を理解している必要があります。

人の話を自分の頭のなかで要約するという作業を行っていれば、理解力も高まり、人の話を理解するスピードも上がってきます。

又、このことにより、思い違いを防止することもできます。

5. 人の話を集中して聞く練習をする

人の話を理解できない原因の1つに、相手の話に集中していないことがあります。

話を聞きながら考え事をしていたり、途中で飽きてしまったりして、話を断片的にしか聞いていないのです。

そういった場合は、人の話を集中して聞くという練習をすることで、理解力が高まります。

自分が全く興味のない分野の特集をしている番組を真剣に見てみましょう。

よほど集中していないと、内容が頭に入ってこないでしょう。

6. 図にしてみる

人に道を教えてもらうとき、言葉だけで教えてもらうよりも、地図を描いてもらう方が、遥かに分かりやすいものです。

聞いた話の内容が頭の中で整理できていない、何か腑に落ちないと感じた時には、そのまま放置せずに、内容を図にしてみましょう。

図を描く作業を通して、頭の中が整理できてきます。

話の内容を図にすることを続けていると、話を聞きながらでも頭の中に図を描くことができるようになり、人の話を理解するのが早くなってきます。

時間がたってからでも、図を見れば話しの内容が正確に思い出せるようになります。

7. 難しい話は置き換えて考える

日頃馴染みのない分野の難しい話を聞いていたり、あまり目にしたこのないビジネス用語を見ると、一気に話の理解度が下がります。

まったくピンとこないからです。

そんな時には、自分に馴染みのある分野の話に置き換えて考えてみましょう。

例え話に置き換えることで、難解に感じていた話が、驚くほどよく理解できるようになります。

難しい話を分かりやすい例え話にする練習をすると、自分の理解力が高まるだけでなく、相手が理解しやすい話し方ができるようにもなります。

人の話を理解することと同じくらい、相手に話を理解してもらうことも大切なことです。

8. 読解力を身に付ける

読解力が身に付くと、理解力も高まります。

日頃から読書をするようにして、文章を読み解く力を高めましょう。

文字に親しむ習慣がない人は、始めのうちは、読み進めるスピードが遅く、同じところを何度も読み返すことになるものですが、毎日続けていれば、一度で理解できるようになり、読むスピードも上がってきます。

9. 想像力を養う

自分が全く知らない情報に遭遇した時、想像力のない人は、説明を見ても何のことかさっぱり分からず、最初から理解することを放棄してしまいます。

想像力のある人は、自分の知識の中から結び付きそうなキーワードを探して、どんなものなのかを推測することができます。

ぼんやりとでもイメージを掴むことは、理解力を高める上で、とても大切なことです。

10. 理解したことを人に話す

理解力の低い人は、理解していると思っていても、詳細には理解できていないことがあります。

分かっているのだけど上手く説明できない。

というのは、このケースです。

理解した気になっているだけで、実は理解できていないのです。

きちんと理解できていれば、人にも理解できるように上手く説明することができます。

人に説明する練習をすることで、頭の中が整理され、理解しきれていないことが何かが見えてきます。

それにより、足りない情報を補って、きちんと理解できるようになります。

この練習が身に付くと、「理解した気になっているだけで理解できていない」という状態はなくなってきます。

11. 知識を増やす

知識が多ければ、それだけ話の全体像を掴みやすくなります。

知識の数だけ、頭の中の情報と結び付けて考えることができるようになるので、人の話を理解するのに役立ちます。

知識を増やすためには、読書をしたり、ちょっとした疑問でもすぐに調べる習慣を身に付けることが大切です。

電車に乗っていて中づり広告を見ていて、分からない単語が出てきたら、すぐにスマホで調べる、ニュースの見出しを見て「どういうことだ?」と疑問が湧いてきたらすぐに調べる、など、知らないことを知るということに貪欲になりましょう。

12. 日記を付ける

一日の出来事を文章に書くというのは、一日に起きた出来事を思い返して、要約して、必要なことと必要でないことを判断し、時間の経過に沿って出来事を書き出していく作業です。

この作業は、頭を整理して、出来事を関連付けて考える練習になり、理解力を高めるのに役立ちます。

13. 記憶力を鍛える

記憶力を鍛えることは、理解力を高めることに繋がります。

頭の中にストックしておける情報が多ければ多いほど、関連付けられる情報が多いことになるので、物事を理解するのに役立ちます。

14. 色々な経験をする

色々な経験を通して、多くの知識を得ることができます。

又、多くの知識を吸収しようとい姿勢で人と接することでも、知識は増えてゆきます。

知識の多さは、理解力の向上に大きく役立ちますので、色々なことに積極的にチャレンジしましょう。

まとめ

理解力が高まると、仕事の効率も上がり、仲間との会話も弾むようになります。

理解力は訓練で高めることができますので、自分は理解力が低いのではと心当たりのある人は、一度チャレンジしてみましょう。

又、理解力の低い人に悩まされている人は、日記を付けると何かと役に立つよ、など、さりげなくアドバイスしてみてはいかがでしょうか。