例えば「前は喜んで来たのにメリットがないと分かると全く来なくなった」などと自分に得がない事が分かった途端に行動をやめるような人に出会った事はありませんか。
また自分が使い終われば次の人の事なんて御構い無し、その割に自分がそうされると尋常じゃない程怒ったりする人を見掛けた事はないでしょうか。
このように他人や周囲に対し思いやりがなく、自分の事だけしか考えない人の事を利己的な人と言ったりします。
ではこの「利己的」とは具体的にどのような人の事をいうのでしょうか。
- 利己的とは
- 利己的の類語や似た言葉
- 利己的な人の特徴
- 利己的な人のメリット
- 利己的な人のデメリット
- まとめ
1. 利己的とは
程度の差はありますが、人は誰でも自分の事が可愛いものです。
傷付きたくないですし、自分だけ損をしたり恥をかいたりしたくはありません。
ですが人は「自分が嫌なら他人も嫌かもしれない」という想像をしながら学習し成長していくものなのですが、利己的な人はそのような発想がありません。
もしくはあったとしても、やはり自分が優位であり優先させます。
ただ自分を優先させる事自体は悪くありません。
自分の事も出来ていないのに他人に力を貸している場合ではないですし、共倒れしてしまうかもしれません。
ですが利己的な人は自分の利益だけを追求し、他人がどうなろうと知った事ではないと無視します。
自分の事が大切なのと、他人を粗末に扱うこは別の話なのですが、その感情を一緒にしてしまうので他人から嫌がられてしまうのかもしれません。
2. 利己的の類語や似た言葉
2-1. 自分勝手
自分勝手とは自分の事だけを考えて、相手の都合も考えず勝手気ままに振る舞う事ですが「利己的」の「利」には利益や利害などの意味があります。
自分勝手とは勝手な振る舞い全般を表しますが、利己的のように自分に儲けがあるかどうかだけを考えて行動する事とは少し違います。
てすが『自分という人間は自由でなんでも許される』とどこかで思い、他人を顧みない事は同じだと言えます。
2-2. 独善的(どくぜんてき)
独善とは「独り善がり」の省略形であり、簡単にいうと自分の考えだけが正しくその意識を他人に押し付ける事です。
独り善がりには他人の気持ちや考えをシャットダウンする意味が含まれているので、この言葉にも利己的の「利」の部分が強調される事はありませんが、自分は善い事をしているという意識が強いのでその部分では「利」を求めていると言えるでしょう。
2-3. 我欲(がよく)
他人の事など考えることなく自分の利益や利己だけを求める事をいいます。
自分の利潤追求のためなら寸暇を惜しまないところなどは利己的と近い意味があります。
また欲望のためなら手段を選ばないところもあります。
2-4. 打算的
あの人は打算的だなどと言いますが、何においても計算高く損得を考えて行動する事をいいます。
あらゆる状況や事情を想定して考えて行動するため、悪いイメージで取られる事が多いのですが、自分にとって「得」ではなかった場合は、さっさと手を引いたり、切り捨てるなどの行為を平気ですることが多いです。
3. 利己的な人の特徴
3-1. 損得で物事を決める
常に自分にとって得になるか、メリットがあるか、どんな恩恵を受けれるのかを考えて行動するのが利己的な人なので、常に自分の中にある一定の基準がありその基準に満たさないものは端から相手にしないといった特徴があります。
自分の利益や利潤にもならない人物や物事に何のために時間を割かなければいけないのかと思っていますし、メリットを感じません。
わざわざ自分が動く程の事ではないものには非常に冷たく、その判断が自分の中で降った場合には今まで親しくしていたり大切にしていた場合でも、驚く程早く手を引きますし、掌を返して最初から関係ないといった雰囲気を出す事があります。
3-2. 平気で嘘をついたり誤魔化す
自分の利益にならない、状況が変わらないので得にならないと踏むと自分の都合よく嘘をついて投げ出したり、誤魔化して逃げ出したりします。
また物事が不利に傾いた時などや他者との競争に負けそうな時などにも嘘や誤魔化しを言って相手を欺いたり、騙そうとします。
そもそも自分を守る為なら手段を選びませんし、嘘をつくことに抵抗感がありません。
それは利己的な人には自己愛が強い人が多く、他人に対する良心を持たない人が多いからかもしれません。
3-3. 広く浅い交友関係
利己的な人というのは他人の事を、自分にとって利益を生み出すか生み出さないかの"モノ"だと思っています。
言葉は大変辛辣ですが、損得勘定で考えという事はストレートに言うとそういう事です。
ですから当然役に立たない"モノ"には心を開きませんし、人間関係を築こうなんて気持ちは更々ありません。
また自分の得になる相手だと思ったとしても、やはりいつ自分にとって"使いモノ"にならなくなるかわからないので、基本的には心を開いたり深い関係性になる事は殆どありません。
利己的な人は自分の未来の為に「今」の利益を優先します。
ですが利益を生み出すには必ず他人が関わるものなので、未来を見ている割には今の人間関係を雑に扱っている=未来に繋がらないという矛盾があります。
3-4. 自分だけよければいい
とにかく他人の損得なんてどうでもよく、自分にさえ得が回り、いい思いが出来れば満足なので、人付き合いも都合のいい時だけで、自分のペースで会ったり時間を空けたりします。
他人が何を考えようがお構いなしですし、利己的な人にとって人の感情などどうでもいい事なのです。
だいたい感情でお金や物が増えるわけでも、自分の立場が良くなるわけでもありません。
むしろ感情が入ると面倒な事が起こったりトラブルに発展してしまうかもしれません。
感情などは自分の欲望の為に使うべきで、望んだ物が手に入った時に使えばいいと思っています。
3-5. 保身の強い偽者
利己的な人はとにかく自分のためにならない事には非常に敏感なので、不利になれば責任転化や嘘をついては保身をし自分を守ります。
ですから周りからすると掌を返されたと感じるのかもしれません。
それはきっといつも利己的な人が表面上を素晴らしい人に取り繕い、上っ面で接しているからだと思います。
もちろん中にはその「偽者」の姿に胡散臭さを感じ、利己的で人をモノとしか思っていない事を見抜いている人もいますが、見る目がなく騙されてしまう人は、嘘をつかれてもあまりピンときていなかったり、利用されていた事に随分経ってから気づく人もいるようです。
利己的な人は普段から必ず端々に自分の事しか考えていない感を出しているはずなので、偽善的な態度や言葉などには注意が必要です。
また見抜く力がある人は掌を返されたとしても「やっぱりな」としか感じないようなので、最初からあまり近づかなかったり、保身させないように頭を使っている場合が多いです。
3-6. 虚栄心の塊
まず利己的とはシンプルに何に対しても「損」をしたくないという事です。
損をするとは、他人より立場が下になったり引け目を感じたりひもじい思いをすると思っているという事です。
また言い換えれば優越感に浸り、「損」をした人を見下したり馬鹿にしたりしたいという事です。
つまり簡単にいうと無類の負けず嫌いであり非常に強い虚栄心を持っているという事です。
ですからその気持ちを満たす為にもう一人の自分を演出してでも他人を利用しようとしたり、嘘をついてまでメリットを手に入れようとするのです。
心を偽ってまで利益を生みたいのは見栄を張ってよく見られたいという心理と同じです。
本当の姿ではないのに無理をしたり、嫌われてまでその場さえ潤えばいいと考えるのは虚栄心の塊だからです。
3-7. 常にトラブルを抱えている
当然といえば当然ですが、利己的な人は常に誰かと人間関係で問題や諍い、トラブルなどを抱えている事が多いです。
他人とメリット・デメリットでしか付き合わないため、人間関係が上手くいかず嫌われたり避けられる事が多いです。
利己的な人は前述した通り「損」を嫌いどうにかして自分にメリットが向くようにあれやこれやと尽力しますが、人付き合いはその為のツールに過ぎません。
そうやって人間関係を粗末にしてきたツケがまわってきて、結局は損な役回りになってしまったのです。
人を自分の欲のために使う人に協力をしたり力を貸す人は居ません。
利己的ではなくても人は誰もが自分の事が可愛く大切です。
つまりそんな自分のメリットの為にしか人を使わない人に自分の事をいつまでも利用させる人などいませんし、周りだって学習します。
利己的な人が周囲と円満に調和したり、支え合って助け合う事などありません。
トラブルが起きても責任転化してはやりこなそうとするのも利己的な人の特徴です。
3-8. モラルが低い
自分の欲を満たす為ならどんな手段でも取りますし、平気で嘘をつき人を騙します。
利用できるだけして掌を返しては自分にとって利益になることを優先します。
通常であれば道徳観や倫理観などがあり、良心の呵責などで人の道に外れるような行為をしないものですが、利己的な人は自尊心が低くモラルを守るという意識などありません。
そのため場合によっては法に触れるような事や違法行為をする場合があります。
なので益々トラブルが増えてしまうのです。
4. 利己的な人のメリット
4-1. 自分にマイナスになる事が避けられる
利己的な人は常に自分にとってのプラスを探しているため、他人から損を被ったり、マイナスになる様な状況に自らの身を置かない様にしています。
また自分にとってメリットのない人間関係や物事などはさっさと切り落としますし、無駄な感情のやり取りや協調性などを持つこともありません。
常に自分の事だけを考え、思い、可愛がればいいのでマイナスの状況になる事がありません。
自分にとって利益になったり利用ができるような人物・物事を見抜く力が非常に長けていて、取り込む事も上手です。
逆に自分の利己的な事を見抜いていると感じる人物に対しては最初から必要以上に近づかず、しっかり距離を置くのであらゆる意味で人を見る目も備わっています。
4-2. 目的を達成しやすい
余計な遠回りをしないため、自分が欲しいモノや立場・地位・環境といったあらゆるものを手に入れやすく、目標を達成をしやすいと言えるでしょう。
その為に生きているとも言えるので、手に入らない方が不思議かもしれません。
また頭の切り替えも早いので危機管理能力も高いといえます。
周囲からすれば嫌な奴ですが、利己的な人単独でみると非常に効率が良く無駄のないストレートな人なので、ある意味付き合いやすいかもしれません。
利己的な人からすれば無駄な人間関係や、邪魔な感情に振り回されて、自分の欲望に遠回りしている事の方が馬鹿らしいかもしれません。
それならわざわざ面倒な人間関係を築かなくてもその都度利用して終わる環境の方が合理的だと思っています。
4-3. 気楽で身軽である
自分の事だけを考えていればいいので当然気楽ですし、人間関係も使い捨ての様なところがあるので身軽です。
他人と心を通わせる事も、絆を深める事もないので人間関係で悩む事はありません。
ただ先程も言いましたが他人との間にトラブルが常にある事は少なくなく、そのトラブルの殆どが相手側からのものなので、利己的な人にとっては利用された方が悪いくらいにしか感じておらず、悩む事がないのかもしれません。
また人を信用したり信頼される事もないので守るものもなく、単独行動が多くなります。
交友関係も深入りせず本人にとって自分の都合のいい関係性を築いているため居心地がいいですし、マイペースで動けるためストレスも少ないようです。
5. 利己的な人のデメリット
5-1. 人を心から信用できない
他人の事を信じられないという事は常に警戒をしながら過ごしているという事になります。
本人に自覚があるかは分かりませんが、人を信用できない人は信用されません。
また信用しない人は警戒されやすくなります。
当たり前のような気がしますが、全員が利己的な事を見抜けない人達ばかりではないので、勘のいい人や見る目がある人には損得勘定は通用しませんし、騙されそうになっている人を助けるかもしれません。
また助けてもらった人は警戒心を高め更に自分の周りに被害が及ばない様にガードを固めます。
そうなると利己的な人の周りにはどんどん人が少なくなり孤立する事になってしまいます。
相談するにも信用出来ないので心を開く事ができないですし、基本的には一人でも平気なため更に殻に閉じこもってしまうでしょう。
信用されていない事自体をデメリットとは考えないようですが、得をするには他人がいないと出来ない事なので、周りから人が居なくなる事はデメリットになってしまうのです。
5-2. 他人から大切にされない
当然の結果だとは思いますが、利己的な人は他人から大切にされません。
自分が大切にしないのですからされるはずがないのですが、利己的な人は元々良質な人間関係を築きたいなど微塵も思っていないのであまり大切にされているかは関係ありません。
ですが自分がメリットがある相手には意地でもしがみつくので切られては困ります。
その為なら逆に自らが利用価値がある事をアピールするでしょう。
利己的な人にとって「大切」なのは人付き合いではなくメリットなのでその時々で都合よく自分を偽り得を得ようとします。
ですがその結果、相手には自分ではなくメリットに目がいっているのだなと勘付かれ、それが嫌な人には愛想を尽かされてしまいます。
全員がメリット目的に近づく人を嫌がるわけではありませんし、もしかすると面白いと思われるかもしれません。
ですが当然不快な人も多いので結局少なくとも半分は嫌がられてしまいます。
5-3. 実は最終的に何も残らない
大切にされない事に繋がりますが、利己的な人は結局最後には何も残りません。
それは人を大切にしないため、人から大切にされず誰からも信用されなくなり独りぼっちになり何も残らないからです。
人は一人では生きていけません。
利用価値がある人やない人を見分けるにもその相手すらいませんし、そうなる頃には利己的な人物として烙印を押されているでしょう。
思いやりがなく自分だけよければ良い人物という事は周りにも広がっていますし、誰もメリットになる様な話や、利己的な人が興味のあるような話をしようとはしないでしょう。
なるべく距離を置こうとされますし、縁を切ろうとされるでしょう。
利己的な人が欲しいメリットには必ず人間関係や信頼関係が必要な事を何もなくなってから気づく場合も多々あります。
まとめ
利己的な人の中には自分でも「他人に冷たい」と感じ多少の罪悪感を持っている人もいるようです。
そう感じるのは周囲の態度や反応を見たり感じたりして自分に思いやりがない事に気付き恥ずかしくなったからかもしれません。
ですが殆どの場合は自分ではなかなか気付かず、自覚することはほぼないでしょう。
それどころか「誰だって自分が一番可愛いし、自分の事を考えて何が悪い」と思っているでしょう。
何度も言いますが、人間は誰でも自分が可愛いものです。
ですが全員が思いやりがなく損得勘定で物事を考える枠ではありません。
利己的なのは自由ですが、"周りだって自分が可愛い"と考えるのなら利己的な人に良くしようと思う人はいないという発想になる事にも気付かなければいけませんし、いつまでも利己的な行動が罷り通る訳ではない事も理解しなければいけません。
3. 利己的な人の特徴
3-1. 損得で物事を決める
常に自分にとって得になるか、メリットがあるか、どんな恩恵を受けれるのかを考えて行動するのが利己的な人なので、常に自分の中にある一定の基準がありその基準に満たさないものは端から相手にしないといった特徴があります。
自分の利益や利潤にもならない人物や物事に何のために時間を割かなければいけないのかと思っていますし、メリットを感じません。
わざわざ自分が動く程の事ではないものには非常に冷たく、その判断が自分の中で降った場合には今まで親しくしていたり大切にしていた場合でも、驚く程早く手を引きますし、掌を返して最初から関係ないといった雰囲気を出す事があります。
3-2. 平気で嘘をついたり誤魔化す
自分の利益にならない、状況が変わらないので得にならないと踏むと自分の都合よく嘘をついて投げ出したり、誤魔化して逃げ出したりします。
また物事が不利に傾いた時などや他者との競争に負けそうな時などにも嘘や誤魔化しを言って相手を欺いたり、騙そうとします。
そもそも自分を守る為なら手段を選びませんし、嘘をつくことに抵抗感がありません。
それは利己的な人には自己愛が強い人が多く、他人に対する良心を持たない人が多いからかもしれません。
3-3. 広く浅い交友関係
利己的な人というのは他人の事を、自分にとって利益を生み出すか生み出さないかの"モノ"だと思っています。
言葉は大変辛辣ですが、損得勘定で考えという事はストレートに言うとそういう事です。
ですから当然役に立たない"モノ"には心を開きませんし、人間関係を築こうなんて気持ちは更々ありません。
また自分の得になる相手だと思ったとしても、やはりいつ自分にとって"使いモノ"にならなくなるかわからないので、基本的には心を開いたり深い関係性になる事は殆どありません。
利己的な人は自分の未来の為に「今」の利益を優先します。
ですが利益を生み出すには必ず他人が関わるものなので、未来を見ている割には今の人間関係を雑に扱っている=未来に繋がらないという矛盾があります。
3-4. 自分だけよければいい
とにかく他人の損得なんてどうでもよく、自分にさえ得が回り、いい思いが出来れば満足なので、人付き合いも都合のいい時だけで、自分のペースで会ったり時間を空けたりします。
他人が何を考えようがお構いなしですし、利己的な人にとって人の感情などどうでもいい事なのです。
だいたい感情でお金や物が増えるわけでも、自分の立場が良くなるわけでもありません。
むしろ感情が入ると面倒な事が起こったりトラブルに発展してしまうかもしれません。
感情などは自分の欲望の為に使うべきで、望んだ物が手に入った時に使えばいいと思っています。
3-5. 保身の強い偽者
利己的な人はとにかく自分のためにならない事には非常に敏感なので、不利になれば責任転化や嘘をついては保身をし自分を守ります。
ですから周りからすると掌を返されたと感じるのかもしれません。
それはきっといつも利己的な人が表面上を素晴らしい人に取り繕い、上っ面で接しているからだと思います。
もちろん中にはその「偽者」の姿に胡散臭さを感じ、利己的で人をモノとしか思っていない事を見抜いている人もいますが、見る目がなく騙されてしまう人は、嘘をつかれてもあまりピンときていなかったり、利用されていた事に随分経ってから気づく人もいるようです。
利己的な人は普段から必ず端々に自分の事しか考えていない感を出しているはずなので、偽善的な態度や言葉などには注意が必要です。
また見抜く力がある人は掌を返されたとしても「やっぱりな」としか感じないようなので、最初からあまり近づかなかったり、保身させないように頭を使っている場合が多いです。
3-6. 虚栄心の塊
まず利己的とはシンプルに何に対しても「損」をしたくないという事です。
損をするとは、他人より立場が下になったり引け目を感じたりひもじい思いをすると思っているという事です。
また言い換えれば優越感に浸り、「損」をした人を見下したり馬鹿にしたりしたいという事です。
つまり簡単にいうと無類の負けず嫌いであり非常に強い虚栄心を持っているという事です。
ですからその気持ちを満たす為にもう一人の自分を演出してでも他人を利用しようとしたり、嘘をついてまでメリットを手に入れようとするのです。
心を偽ってまで利益を生みたいのは見栄を張ってよく見られたいという心理と同じです。
本当の姿ではないのに無理をしたり、嫌われてまでその場さえ潤えばいいと考えるのは虚栄心の塊だからです。
3-7. 常にトラブルを抱えている
当然といえば当然ですが、利己的な人は常に誰かと人間関係で問題や諍い、トラブルなどを抱えている事が多いです。
他人とメリット・デメリットでしか付き合わないため、人間関係が上手くいかず嫌われたり避けられる事が多いです。
利己的な人は前述した通り「損」を嫌いどうにかして自分にメリットが向くようにあれやこれやと尽力しますが、人付き合いはその為のツールに過ぎません。
そうやって人間関係を粗末にしてきたツケがまわってきて、結局は損な役回りになってしまったのです。
人を自分の欲のために使う人に協力をしたり力を貸す人は居ません。
利己的ではなくても人は誰もが自分の事が可愛く大切です。
つまりそんな自分のメリットの為にしか人を使わない人に自分の事をいつまでも利用させる人などいませんし、周りだって学習します。
利己的な人が周囲と円満に調和したり、支え合って助け合う事などありません。
トラブルが起きても責任転化してはやりこなそうとするのも利己的な人の特徴です。
3-8. モラルが低い
自分の欲を満たす為ならどんな手段でも取りますし、平気で嘘をつき人を騙します。
利用できるだけして掌を返しては自分にとって利益になることを優先します。
通常であれば道徳観や倫理観などがあり、良心の呵責などで人の道に外れるような行為をしないものですが、利己的な人は自尊心が低くモラルを守るという意識などありません。
そのため場合によっては法に触れるような事や違法行為をする場合があります。
なので益々トラブルが増えてしまうのです。
4. 利己的な人のメリット
4-1. 自分にマイナスになる事が避けられる
利己的な人は常に自分にとってのプラスを探しているため、他人から損を被ったり、マイナスになる様な状況に自らの身を置かない様にしています。
また自分にとってメリットのない人間関係や物事などはさっさと切り落としますし、無駄な感情のやり取りや協調性などを持つこともありません。
常に自分の事だけを考え、思い、可愛がればいいのでマイナスの状況になる事がありません。
自分にとって利益になったり利用ができるような人物・物事を見抜く力が非常に長けていて、取り込む事も上手です。
逆に自分の利己的な事を見抜いていると感じる人物に対しては最初から必要以上に近づかず、しっかり距離を置くのであらゆる意味で人を見る目も備わっています。
4-2. 目的を達成しやすい
余計な遠回りをしないため、自分が欲しいモノや立場・地位・環境といったあらゆるものを手に入れやすく、目標を達成をしやすいと言えるでしょう。
その為に生きているとも言えるので、手に入らない方が不思議かもしれません。
また頭の切り替えも早いので危機管理能力も高いといえます。
周囲からすれば嫌な奴ですが、利己的な人単独でみると非常に効率が良く無駄のないストレートな人なので、ある意味付き合いやすいかもしれません。
利己的な人からすれば無駄な人間関係や、邪魔な感情に振り回されて、自分の欲望に遠回りしている事の方が馬鹿らしいかもしれません。
それならわざわざ面倒な人間関係を築かなくてもその都度利用して終わる環境の方が合理的だと思っています。
4-3. 気楽で身軽である
自分の事だけを考えていればいいので当然気楽ですし、人間関係も使い捨ての様なところがあるので身軽です。
他人と心を通わせる事も、絆を深める事もないので人間関係で悩む事はありません。
ただ先程も言いましたが他人との間にトラブルが常にある事は少なくなく、そのトラブルの殆どが相手側からのものなので、利己的な人にとっては利用された方が悪いくらいにしか感じておらず、悩む事がないのかもしれません。
また人を信用したり信頼される事もないので守るものもなく、単独行動が多くなります。
交友関係も深入りせず本人にとって自分の都合のいい関係性を築いているため居心地がいいですし、マイペースで動けるためストレスも少ないようです。
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