豪胆とは度胸が据わっていて多少の物事の変化には動じないことですが、豪胆な性格の人にはどのような特徴があるのでしょうか?「豪胆の類語・対義語」や「豪胆な性格になるコツ・方法」についても分かりやすく解説していきます。
- 豪胆とは?
- 豪胆の類語・似た言葉・英語
- 豪胆を使った言葉
- 豪胆な性格の人の特徴
- 豪胆な性格になるコツ・方法
- 豪胆と剛胆の違い
- 豪胆の対義語
- まとめ
1. 豪胆とは?
豪胆(ごうたん)とは、「度胸・根性が据わっていて、簡単には物事に動じないこと」や「肝が太くて多少の威圧・恐怖に屈することがないこと」を意味しています。
豪胆な人は、度胸があって物事や圧力を恐れないので、他に遠慮せずに思い切ったことをすることができるのです。
古来から「豪傑・英雄」の気質・性格の特徴として、「豪胆・剛胆」が上げられることは多く、大勢の敵を恐れない豪胆な豪傑・英雄が危機的な状況を打開した歴史的な実例も多いのです。
1-1. 豪胆は危険・威圧を恐れないが慎重さ・用心深さには欠けている
豪胆とは危険な物事(危険な状況)や威圧的な他者を恐れない落ち着いた性格・精神状態のことです。
豪胆な人は危険・敵勢を恐れない度胸・気迫があるがために、大きな成功を成し遂げることもあれば、反対にあっさりと命を落としてしまうこともあるのです。
豪胆な人は「臆病者・小心者」の反対の特徴・性格を持っていて、勇気と度胸に満ちていますが、「慎重さ・用心深さ」には欠けている欠点・短所もあるのです。
2. 豪胆の類語・似た言葉・英語
豪胆の類語や似た言葉には、どのようなものがあるのでしょうか?豪胆を英語で表現すると何というのでしょうか?「豪胆の類語・似た言葉・英語」について紹介していきます。
2-1. 「大胆(だいたん)」
豪胆の類語・似た言葉として、「大胆(だいたん)」があります。
大胆の意味は、「度胸が据わっていて恐れがないこと。
困難を恐れずに物事を思い切ってやること」です。
大胆のもう一つの意味として、「厚かましくて図太いこと。
図々しいことや要素」もあります。
大胆を用いた慣用句として、「大胆不敵(だいたんふてき)」があります。
大胆不敵の意味は、「度胸があって恐れを知らないことや様子」になります。
大胆を使った例文としては、「大胆な行動によって思いがけない成果を得ることができた」や「彼女の物怖じしない大胆さが彼にとっては大きな魅力に見えていた」などを上げることができます。
大胆不敵を使った例文としては、「大胆不敵な勇気のある決断によって、不可能に見えた事業を見事に成し遂げることができた」などがあります。
2-2. 「不敵(ふてき)」
豪胆の類語・似た言葉として、「不敵(ふてき)」があります。
不敵の意味は「度胸があって敵を敵とも思わないこと。
大胆な性格で恐れを知らないこと。
乱暴で無法なことや様子」になります。
不敵を使った慣用句として、「不敵者(ふてきもの)」「大胆不敵(だいたんふてき)」があります。
不敵者の意味は、「大胆で恐れを知らない者。
乱暴な無法者」になります。
不敵を使った例文としては、「不敵な面構えの男がにやりと微笑を浮かべた」や「不敵な心構えのある彼は、大勢の敵に囲まれてもまるで動じる様子がなかった」「不敵な豪傑の男は、力任せに挑発してきた男を殴りつけた」などがあります。
2-3. 「豪放(ごうほう)」
豪胆の類語・似た言葉として、「豪放(ごうほう)」があります。
豪放の意味は、「人物としての度量(器量)が大きく大胆であり、細かいことにくよくよこだわらないことや様子」になります。
豪放を使った慣用句として、「豪放磊落(ごうほうらいらく)」がありますが、「豪放」も「磊落」も同じ意味を持っています。
そのため、豪放磊落の意味は、豪放と同様に「度量・器量が大きくて大胆さがあり、小事(細かいこと)にくよくよこだわらないこと。
細かいことや小さいことを笑い飛ばすような度量の広さ・大胆さがあること」になります。
豪放を使った例文としては、「戦国武将として有名な織田信長は、豪放かつ残酷な性格で知られた歴史上の英雄である」「小さいことにこだわらず豪放に振る舞うことで、彼は自らの内にある臆病な心を打ち払おうとしていた」などがあります。
豪放磊落を使った例文としては、「豪放磊落な性格である彼は、どんな異常事態が起こってもそうそう恐怖に駆られることはない」「精神的な健康を維持するためには、小さいことに悩まない豪放磊落な考え方をすることも大切である」などがあります。
2-4. 「放胆(ほうたん)」
豪胆の類語・似た言葉として、「放胆(ほうたん)」があります。
放胆は大胆さを強調した言葉であり、放胆の意味は「極めて大胆で度胸があること。
物事を恐れずに思い切って行動できること」になります。
放胆を使った慣用句として「放胆文(ほうたんぶん)」があります。
放胆文とは「漢文で修辞上の規則や習慣にとらわれずに、大胆に思いきって表現した文章」のことです。
放胆文は、中国の宋の時代の謝枋得(しゃほうとく)が「文章軌範(ぶんしょうきはん)」で示した文章の分類の一つで、対義語は「小心文」になります。
放胆を使った例文としては、「今まで目にしたことがない放胆な筆跡と作風に感動させられた」や「細かい問題点に触れない放胆な議論であったため、現実的な対応策が出ることはなかった」「いつでも放胆に行動できることが、失うものがない者の最大の強みである」などがあります。
2-5. 豪胆の英語表現
豪胆を意味する英語表現は、「bravery、boldness」になります。
「bravery」の意味は「勇敢な精神や行為、勇気・勇壮、雄々しさ、大胆さ」や「華美・華麗、美装、きらびやかな服、派手な衣服」になります。
「bravery」の対義語は、「cowardice(小心さ・臆病さ)」になります。
「boldness」の意味は「大胆さ、厚かましさ、図太さ、目立つ様子、大胆な行為(図太い行為)」や「切り立っていること」になります。
「with boldness」の慣用句で「大胆に」を意味します。
3. 豪胆を使った言葉
豪胆を使った言葉にはどのようなものがあるのでしょうか?「豪胆を使った言葉」を紹介してその意味を説明していきます。
3-1. 豪胆無比(ごうたんむひ)
豪胆を使った言葉として、「豪胆無比(ごうたんむひ)」があります。
剛胆無比の意味は、「他に並ぶ者がないほどに度胸が据わっていて、あらゆる物事に動じないこと」や「誰よりも肝が太くて、どんな威圧(脅し)・恐怖にも決して屈することがないこと」になります。
豪胆無比とは、「比べる相手がいないほどに、誰よりも豪胆であること」を意味しているのです。
3-2. 豪胆にして細心(ごうたんにしてさいしん)
豪胆を使った言葉として、「豪胆にして細心(ごうたんにしてさいしん)」があります。
豪胆にして細心の意味は、「度量が広くて大胆であり細かいことは気にしないように見えるが、実は細かい部分にまで配慮が行き届いていること。
豪胆さと細心さの両方を兼ね備えていること」になります。
豪胆にして細心とは、「細かいことを笑い飛ばすような豪傑の風格があるのに、実際には細かい部分にまできちんと意識・注意が行き届いていて丁寧なこと」を意味しているのです。
4. 豪胆な性格の人の特徴
豪胆な性格の人は、どのような性格行動パターンや価値観・生き方の特徴を持っているのでしょうか?
度胸・根性が据わっていて、物事に動じたり恐れたりすることがない豪胆な性格の人の特徴について分かりやすく説明していきます。
4-1. 強い敵にもひるまないだけの度胸と根性がある
豪胆な性格の人の特徴として、「強い敵にもひるまないだけの度胸と根性がある」ということを上げることができます。
豪胆な性格の人は、敵が強くて怖そうだからという理由で、尻尾を巻いて逃げ出すようなことは絶対にありません。
豪胆な性格の人は「度胸・根性」と「自分の能力の確信」に満ち溢れているので、強い敵に遭遇してもひるんだり恐れたりすることはなく、堂々と正面から立ち向かうことができるのです。
4-2. 脅迫(恫喝)・威圧に屈しないだけの勇気がある
「脅迫(恫喝)・威圧に屈しないだけの勇気がある」ということが、豪胆な性格の人の特徴の一つになっています。
豪胆な性格の人は、自分を力や脅しで制圧しようとして迫ってくる他者に抵抗するだけの勇気・勇敢さを持っています。
一般の人であれば、強面(こわもて)の集団から脅迫・恫喝・威圧を受ければ大人しく従ってしまうことが多いですが、豪胆な性格の人の場合には、「脅し・威圧を正面から受け止めて対抗できるだけの勇気・胆力」が備わっているのです。
4-3. 自己評価が高くて自分の力に自信がある
豪胆な性格の人の特徴として、「自己評価が高くて自分の力に自信がある」ということがあります。
豪胆な性格の人は、一般の人よりも自己評価が高いために、困難な状況や手ごわい相手に遭遇しても、「自分の能力があれば何とか解決(対抗)できる」というように考えやすいのです。
豪胆な性格の人は、自己評価が高いために、ほとんどの人が「不可能・無理と思ってしまう問題」に対しても勇敢にチャレンジすることができるのです。
4-4. あれこれ考えるよりも先にすぐに行動してしまう
「あれこれ考えるよりも先にすぐに行動してしまう」ということが、豪胆な性格の人の特徴になります。
豪胆な性格の人は、「頭の中で観念的・空想的に考え続けること」は無駄で意味がないと考えやすいのです。
あれこれと想像しながら考えることよりも、実際に身体を動かして行動してしまうというのが、豪胆な性格の人の分かりやすい特徴になっています。
あれこれ考えるよりも先にすぐに行動に移して結果を出すというのが、豪胆な性格の人なのです。
4-5. くよくよといつまでも悩んだり迷ったりすることがない
豪胆な性格の人の特徴として、「くよくよといつまでも悩んだり迷ったりすることがない」ということが上げられます。
豪胆な性格の人は、「いくら悩んでも仕方がないこと」について悩み続けることはなく、「いくら迷っても意味がないこと」について迷い続けることはありません。
「くよくよと悩み続けること+迷い続けること」は、豪胆な性格の人の価値観・生き方にとってはどうしても受け入れることができないことなのです。
悩んだり迷ったりするよりも、「解決のための行動」を早く起こせというのが豪胆な性格の人の考え方になります。
4-6. 細かいことにこだわらずに大胆に行動する
「細かいことにこだわらずに大胆に行動する」ということが、豪胆な性格の人の特徴になっています。
豪胆な性格の人は「細かいこと・小事」にいつまでもこだわることはなく、一定の段階に達した時に、細かいこと(小事)を割り切ったり切り捨てたりすることができるのです。
豪胆な性格の人は、人生全体にとって大して重要でもない細かいことにあれこれこだわらないからこそ、思い切って大胆な行動に打って出ることができるのです。
4-7. 物事や状況が悪い方向に変化しても動揺することがない
「物事や状況が悪い方向に変化しても動揺することがない」ということが、豪胆な性格の人の特徴になります。
豪胆な性格の人は度量が広くて肝が据わっているので、物事・状況が悪い方向に変化したとしても、それによって不安や恐怖を感じることはほとんどありません。
豪胆な性格の人は、自分にとって不利な状況になっても動揺してパニックになることはなく、物事が悪い方向に動いても自分の力で解決できるという強い自信を持っているのです。
4-8. 自分の命や利害にこだわる保身・逃げの姿勢が弱い
豪胆な性格の人の特徴として、「自分の命や利害にこだわる保身・逃げの姿勢が弱い」ということが上げられます。
豪胆な性格の人は、自分の命を惜しんで臆病な態度を人に見せることはなく、自分の損得勘定にこだわって逃げの姿勢を見せることもありません。
豪胆な性格の人は、「自分の生命・利害」にこだわる保身・逃げの姿勢を持っていないので、「後顧の憂い」なく思い切った大胆な行動を取りやすい一面があるのです。
生命や金銭を惜しむ保身の気持ちがあれば、人は豪胆な性格にはなれないでしょう。
5. 豪胆な性格になるコツ・方法
豪胆な性格になるコツ・方法には、以下のようなものがあります。
5-1. 思いついたことを迷わず即座に実行に移すようにする
豪胆な性格になるコツ・方法として、「思いついたことを迷わず即座に実行に移すようにする」ということがあります。
豪胆な性格になるための簡単なコツは、「自分が思いついたこと+自分がやろうと決めたこと」に対して、やろうかやめようか迷わずに即断即決で実行に移すことです。
豪胆な性格の人というのは、「臆病な迷い+小心なためらいがない人」なのです。
思いついたことを迷わず即座に実行に移せるだけの「大胆な行動力」を身に付けることができれば、豪胆な性格に近づくことができるのです。
5-2. 恐怖・不安から逃げる癖を直して思い切って立ち向かうようにする
「恐怖・不安から逃げる癖を直して思い切って立ち向かうようにする」ということが、豪胆な性格になるコツ・方法の一つです。
豪胆な性格になりたいのであれば、「恐怖・不安の対象となる問題(相手)」から、できるだけ逃げないようにすることがポイントになります。
「自分の能力では解決できそうにない問題」や「自分よりも力が強そうな相手(敵)」に遭遇すると、どうしても人は本能で逃げたくなるのですが、豪胆な性格を目指すのであればそこで根性・気力を振り絞って、「恐怖・不安から逃げる癖」を断ち切るようにしましょう。
誰もが恐怖や不安を感じる対象に対して、思い切って立ち向かうようにすれば、豪胆な性格に一歩近づけるのです。
5-3. 細かいこと・小事にいつまでもくよくよとこだわらずに大雑把に考えるようにする
豪胆な性格になるコツ・方法として、「細かいこと・小事にいつまでもくよくよとこだわらずに大雑把に考えるようにする」ということが上げられます。
豪胆な性格になるためには、たいして重要ではない「細かいこと」にこだわらず、人生における優先度(プライオリティー)が低い「小事」にくよくよと悩まないことです。
細かいことは「どうでもいいこと」と割り切って、小事は「後回しにしても構わないこと」と考えるようにすればいいのです。
できるだけラフな感覚を持って、大雑把に物事を割り切って考えるようにしましょう。
6. 豪胆と剛胆の違い
「豪胆(ごうたん)」も「剛胆(ごうたん)」も、「度胸・根性があって物事を恐れずに、思い切ったことをするさま」や「肝が太くて恐怖や脅しに屈することがないさま」で同じ意味になります。
強いて言えば、豪胆の「豪」と剛胆の「剛」の漢字の意味のニュアンスの違いはあります。
「豪」には、「優れて力強い。
勢いが盛んである」「能力・財力などが特別に優れている人」「大きく並外れている」などの意味があります。
それぞれの意味に対応した「豪」を用いた言葉として、「豪傑・豪族・豪放・豪勇」「強豪・剣豪・酒豪・富豪・文豪」「豪華・豪雨・豪語・豪奢(ごうしゃ)・豪雪・豪遊」などがあります。
「剛」には、「強くて堅い・丈夫で堅い」「気性・意志が強い」などの意味があります。
それぞれの意味に対応した「剛」を用いた言葉として、「剛性・剛毛・金剛・剛球」「剛毅・剛健・剛胆・剛直・外柔内剛」などがあります。
7. 豪胆の対義語
豪胆の対義語として上げることができるのは、「臆病(おくびょう)・小心(しょうしん)・細心(さいしん)」などになります。
臆病の意味は、「気が弱くて、ちょっとした事でも怖がったりびくびくしたりすることや様子」になります。
小心の意味は、「気が小さくて(気が弱くて)臆病であること」になります。
細心の意味は、「細かいことにまで良く注意して気を配っていること」になります。
まとめ
「豪胆」とは、度胸・根性が据わっていて多少の物事の変化には動じないことを意味しています。
豪胆な性格の人の特徴としては、「強い敵にもひるまないだけの度胸と根性がある」「自己評価が高くて自分の力に自信がある」「くよくよといつまでも悩んだり迷ったりすることがない」などがあります。
豪胆な性格になるコツには、「思いついたことを迷わず即座に実行に移すようにする」などがあります。
「豪胆の言葉の意味・類語、豪胆を使った言葉」や「豪胆な性格の人」について詳しく調べたい時には、ぜひこの記事を参考にして下さい。
3. 豪胆を使った言葉
豪胆を使った言葉にはどのようなものがあるのでしょうか?「豪胆を使った言葉」を紹介してその意味を説明していきます。
3-1. 豪胆無比(ごうたんむひ)
豪胆を使った言葉として、「豪胆無比(ごうたんむひ)」があります。
剛胆無比の意味は、「他に並ぶ者がないほどに度胸が据わっていて、あらゆる物事に動じないこと」や「誰よりも肝が太くて、どんな威圧(脅し)・恐怖にも決して屈することがないこと」になります。
豪胆無比とは、「比べる相手がいないほどに、誰よりも豪胆であること」を意味しているのです。
3-2. 豪胆にして細心(ごうたんにしてさいしん)
豪胆を使った言葉として、「豪胆にして細心(ごうたんにしてさいしん)」があります。
豪胆にして細心の意味は、「度量が広くて大胆であり細かいことは気にしないように見えるが、実は細かい部分にまで配慮が行き届いていること。
豪胆さと細心さの両方を兼ね備えていること」になります。
豪胆にして細心とは、「細かいことを笑い飛ばすような豪傑の風格があるのに、実際には細かい部分にまできちんと意識・注意が行き届いていて丁寧なこと」を意味しているのです。
4. 豪胆な性格の人の特徴
豪胆な性格の人は、どのような性格行動パターンや価値観・生き方の特徴を持っているのでしょうか?
度胸・根性が据わっていて、物事に動じたり恐れたりすることがない豪胆な性格の人の特徴について分かりやすく説明していきます。
4-1. 強い敵にもひるまないだけの度胸と根性がある
豪胆な性格の人の特徴として、「強い敵にもひるまないだけの度胸と根性がある」ということを上げることができます。
豪胆な性格の人は、敵が強くて怖そうだからという理由で、尻尾を巻いて逃げ出すようなことは絶対にありません。
豪胆な性格の人は「度胸・根性」と「自分の能力の確信」に満ち溢れているので、強い敵に遭遇してもひるんだり恐れたりすることはなく、堂々と正面から立ち向かうことができるのです。
4-2. 脅迫(恫喝)・威圧に屈しないだけの勇気がある
「脅迫(恫喝)・威圧に屈しないだけの勇気がある」ということが、豪胆な性格の人の特徴の一つになっています。
豪胆な性格の人は、自分を力や脅しで制圧しようとして迫ってくる他者に抵抗するだけの勇気・勇敢さを持っています。
一般の人であれば、強面(こわもて)の集団から脅迫・恫喝・威圧を受ければ大人しく従ってしまうことが多いですが、豪胆な性格の人の場合には、「脅し・威圧を正面から受け止めて対抗できるだけの勇気・胆力」が備わっているのです。
4-3. 自己評価が高くて自分の力に自信がある
豪胆な性格の人の特徴として、「自己評価が高くて自分の力に自信がある」ということがあります。
豪胆な性格の人は、一般の人よりも自己評価が高いために、困難な状況や手ごわい相手に遭遇しても、「自分の能力があれば何とか解決(対抗)できる」というように考えやすいのです。
豪胆な性格の人は、自己評価が高いために、ほとんどの人が「不可能・無理と思ってしまう問題」に対しても勇敢にチャレンジすることができるのです。
4-4. あれこれ考えるよりも先にすぐに行動してしまう
「あれこれ考えるよりも先にすぐに行動してしまう」ということが、豪胆な性格の人の特徴になります。
豪胆な性格の人は、「頭の中で観念的・空想的に考え続けること」は無駄で意味がないと考えやすいのです。
あれこれと想像しながら考えることよりも、実際に身体を動かして行動してしまうというのが、豪胆な性格の人の分かりやすい特徴になっています。
あれこれ考えるよりも先にすぐに行動に移して結果を出すというのが、豪胆な性格の人なのです。
4-5. くよくよといつまでも悩んだり迷ったりすることがない
豪胆な性格の人の特徴として、「くよくよといつまでも悩んだり迷ったりすることがない」ということが上げられます。
豪胆な性格の人は、「いくら悩んでも仕方がないこと」について悩み続けることはなく、「いくら迷っても意味がないこと」について迷い続けることはありません。
「くよくよと悩み続けること+迷い続けること」は、豪胆な性格の人の価値観・生き方にとってはどうしても受け入れることができないことなのです。
悩んだり迷ったりするよりも、「解決のための行動」を早く起こせというのが豪胆な性格の人の考え方になります。
4-6. 細かいことにこだわらずに大胆に行動する
「細かいことにこだわらずに大胆に行動する」ということが、豪胆な性格の人の特徴になっています。
豪胆な性格の人は「細かいこと・小事」にいつまでもこだわることはなく、一定の段階に達した時に、細かいこと(小事)を割り切ったり切り捨てたりすることができるのです。
豪胆な性格の人は、人生全体にとって大して重要でもない細かいことにあれこれこだわらないからこそ、思い切って大胆な行動に打って出ることができるのです。
4-7. 物事や状況が悪い方向に変化しても動揺することがない
「物事や状況が悪い方向に変化しても動揺することがない」ということが、豪胆な性格の人の特徴になります。
豪胆な性格の人は度量が広くて肝が据わっているので、物事・状況が悪い方向に変化したとしても、それによって不安や恐怖を感じることはほとんどありません。
豪胆な性格の人は、自分にとって不利な状況になっても動揺してパニックになることはなく、物事が悪い方向に動いても自分の力で解決できるという強い自信を持っているのです。
4-8. 自分の命や利害にこだわる保身・逃げの姿勢が弱い
豪胆な性格の人の特徴として、「自分の命や利害にこだわる保身・逃げの姿勢が弱い」ということが上げられます。
豪胆な性格の人は、自分の命を惜しんで臆病な態度を人に見せることはなく、自分の損得勘定にこだわって逃げの姿勢を見せることもありません。
豪胆な性格の人は、「自分の生命・利害」にこだわる保身・逃げの姿勢を持っていないので、「後顧の憂い」なく思い切った大胆な行動を取りやすい一面があるのです。
生命や金銭を惜しむ保身の気持ちがあれば、人は豪胆な性格にはなれないでしょう。
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