Instagram(インスタグラム)に投稿された写真がバッチリ撮れていて見栄えがすることを「インスタ映え(いんすたばえ)」といいますが、最近はインスタに投稿した写真の写りがガッカリするほど悪いことを意味する「インスタ萎え」という言葉も流行しています。
「インスタ萎え」について、徹底的に解説していきます。
- インスタ萎えとは?
- インスタ萎えする写真を撮るポイント
- インスタ萎えの心理は自虐ネタ?:インスタ萎えする写真をアップする心理
- インスタ萎えの投稿は芸能人でも話題
- まとめ
1. インスタ萎えとは?
「インスタ萎え」とは、Instagram(インスタグラム)に投稿された写真・被写体(人物・動物)の見栄えがしないこと、「イケてない写真・がっかりな雰囲気の写真」になっていることを意味します。
「インスタ萎え」は「インスタ映え」の対義語になっています。
インスタ映えが「おしゃれ・可愛い・綺麗な・センスがある・洗練された・バッチリ決まった」などの言葉で表現される「見栄えがする写真のアップ」であるとすれば、インスタ萎えは「いまいち・格好悪い・面白い・間抜け・笑える・格好つけていない・自然体な・決まっていない」などの言葉で表現される「見栄えがしない写真のアップ」なのです。
今までのInstagramインスタ映えは「写真加工までする見栄・格好つけの文化」と言えますが、インスタ萎えは逆に「ありのままの自然体・自虐(自分むきだし)の文化」とも言えます。
1-1. インスタ萎えの読み方
「インスタ萎え」の読み方は、そのまま「いんすたなえ」と読みます。
1-2. 「インスタ萎え」と「インスタ映え」の英語
インスタ萎えを英語で直訳で表現すると「Insta withered(インスタ・ウィザード)」になります。
しかし、欧米の英語圏のインスタグラマーにおいて日本のような「インスタ萎え」が流行しているわけではなく、実際にインスタのハッシュタグとして使用されている例は少ないでしょう。
インスタ映えの英語表現は「Instagrammable(インスタグラマブル)、Instagenic(インスタジェニック)」になります。
「Instagrammable(インスタグラマブル)」はインスタグラムに投稿する価値があるという意味であり、「Instagenic(インスタジェニック)」はPhotogenic(フォトジェニック)と一緒で「写真映りが良い」といったニュアンスがあります。
インスタ映えは、「insta-worthy(インスタワーシー)」とも表現できます。
2. インスタ萎えする写真を撮るポイント
現在のInstagram(インスタグラム)の流行は、「インスタ映えするおしゃれで綺麗な写真」から「インスタ萎えする格好つけていない面白い写真(構えていない自然体の写真)」に移ってきています。
それでは、流行に合った「インスタ萎え」する面白い写真や自然体の写真を撮影するためにはどうすればいいのでしょうか?インスタ萎えする写真を撮るポイントについて紹介していきます。
2-1. 写真加工せずにすっぴんのままの自撮り写真をアップする
インスタ萎えする写真を撮るポイントとして、「写真加工せずにすっぴんのままの自撮り写真をアップする」ということがあります。
インスタグラムにアップするためにメイクと髪型をばっちり決めて、更に撮影後の写真を加工までして「実物以上のイケている美人・可愛い・格好いい」を演出することは今や流行遅れになってきています。
インスタ萎えする写真をアップしたいなら、「実物より良く見せる型の写真加工」はNGです。
化粧もあまりせずにすっぴんのままの(すっぴんに近い)ありのままの自撮り写真をアップすると、周囲の反応が良かったりもします。
特に友達に見せるインスタグラムであれば「キメキメではないすっぴんの自分・格好つけてない自分」のほうが受けが良くなりやすいのです。
2-2. 高級レストラン・おしゃれカフェではなく日常の食事風景・自炊料理の写真をアップする
「高級レストラン・おしゃれカフェではなく日常の食事風景・自炊料理の写真をアップする」ということが、インスタ萎えする写真を撮るポイントになります。
インスタグラムで投稿数が多いのは、「高級レストラン・おしゃれカフェ」のキラキラとした店内の風景とおしゃれな料理・飲み物の写真です。
しかし、インスタ萎えの写真をアップしたいなら、そんなキラキラ系のお店に行くのではなく、自分の冴えない部屋で自炊して何の見栄えもしない「日常の料理」を撮影してアップしてみましょう。
自分の普段の飾らない食事内容のアップが、意外にいいね!を引き寄せたりします。
2-3. 観光リゾート地・パワースポットではなく日常生活の何気ない一コマをアップする
インスタ萎えする写真を撮るポイントとして、「観光リゾート地・パワースポットではなく日常生活の何気ない一コマをアップする」ということを上げることができます。
インスタグラムではこんな素敵な場所に旅してきたという「観光リゾート地・パワースポット」の写真が多いのですが、インスタ萎えを狙うのであれば「日常生活の風景・人物の何気ない一コマ」をさりげなくアップするのがポイントになります。
何の変哲もないボロい大衆食堂・ラーメン屋の外観をアップしたり、普段歩いている通学路・通勤路の何も綺麗な景色の要素がない写真をアップしたりしてみましょう。
2-4. 敢えてキメキメではない変顔・写りの悪い瞬間の写真をアップする
「敢えてキメキメではない変顔・映りの悪い瞬間の写真をアップする」ということが、インスタ萎えする写真を撮るポイントの一つになっています。
インスタ萎えする写真のポイントは、敢えて「キメキメではない変顔」の写真をアップすることです。
インスタ映えのように「奇跡の一枚(特別に写りの良い一枚)」を探してアップするのではなく、わざと「この写真はちょっと人には見せられないな」という写りの悪い瞬間の写真をアップしてみましょう。
2-5. 動物の間抜けな表情・面白い仕草の写真をアップする
インスタ萎えする写真を撮るポイントとして、「動物の間抜けな表情・面白い仕草の写真をアップする」ということが上げられます。
自分の恥ずかしい顔や情けない姿をインスタ萎え写真としてアップするのは嫌だという人は、「ペット・動物の面白い写真」をアップしてみると良いでしょう。
動物のふとした瞬間の間抜けな表情、可愛らしくて面白い動き・反応などの写真をアップすると、好感度は抜群で一気にいいね!の数が増えることもあります。
3. インスタ萎えの心理は自虐ネタ?:インスタ萎えする写真をアップする心理
インスタ萎えの心理には、自分を飾らずに格好つけずに「いまいちな冴えない自分(=ありのままの冴えない自分)」を見せるという自虐ネタの心理も働いていると言われます。
敢えて「インスタ萎えする写真」をアップする心理には、どのようなものがあるのでしょうか?
3-1. バッチリ決めたインスタ映えする写真を撮ることに疲れてストレスを感じ始めた
「バッチリ決めたインスタ映えする写真を撮ることに疲れてストレスを感じ始めた」ということが、インスタ萎えする写真をアップする心理の一つになっています。
リアルで生きている自分はそんなにキラキラしたセレブな生活をしているわけでもないのに、インスタの世界の中でだけ「特別にキラキラした自分+プチセレブなライフスタイル」を演じ続けるのはストレスを感じるし、精神的にも疲れることなのです。
「そこまで気合を入れてキメキメの自分を演じなくてもいいや+別にお金持ちでもないのにリッチな私生活を演出しなくてもいいや」という気持ちが、インスタ萎えする写真をアップしたい心理につながっています。
3-2. 格好つけたり写真を加工したりしていないありのままの自分をもっと認めて欲しい
インスタ萎えする写真をアップする心理として、「格好つけたり写真を加工したりしていないありのままの自分をもっと認めて欲しい」ということを上げることができます。
インスタに投稿する写真を加工して格好つけても、その自分はやはり「本当の自分」ではないのです。
インスタ萎えする写真を投稿する心理として、「偽物の加工して作った自分」ではなくて「普段のありのままの自分+構えていないリラックスした素の自分」をもっと見て欲しい、もっと認めて欲しいという心理が強く働いているのです。
3-3. 本当の自分とは違うおしゃれで綺麗な写真ばかりアップして周囲の友人に嫌われたくない
インスタ萎えする写真をアップする心理としては、「本当の自分とは違うおしゃれで綺麗な写真ばかりアップして周囲の友人に嫌われたくない」ということを指摘することができます。
今の高校生・大学生は、クラスの友達との人間関係の調整が難しくなっていて、実際の自分がそんなに美人でも可愛い子でもないのに、インスタグラムの中でだけ「おしゃれで可愛い自分」を演じていると、学校で浮いて友達から嫌われるリスクがあります。
周りの友達に嫌われず共感してもらいために、「自然体のインスタ萎え」が好まれる傾向があるのです。
3-4. 優越感に浸りたいのではなくて、みんなと面白い写真をシェアして共感しながら笑いたい
「優越感に浸りたいのではなくて、みんなと面白い写真をシェアして共感しながら笑いたい」ということが、インスタ萎えする写真をアップする心理になっています。
インスタ映えは「人よりもおしゃれで格好いい自分(可愛い自分)」をアピールする優越感に根ざした文化なのですが、インスタ萎えは「みんなと面白い写真を見て共感したい文化+みんなが和める写真をシェアしたい文化」なのです。
4. インスタ萎えの投稿は芸能人でも話題
Instagramに最初に「インスタ萎え」というハッシュタグをつけて「がっかり写真」をアップしたのは、平成ノブシコブシの吉村崇さんが2017年11月に投稿した「千鳥の大悟さんの写真」だと言われています。
芸能界でも「インスタ映え」から「インスタ萎え」に移行する動きが出てきており、若者に人気のタレント・藤田ニコルさんも「インスタ萎え」というフレーズをツイートしたことがあります。
2018年1月3日には、Instagramで約4,200万人という驚異的なフォロワー数を持つタレントの木下優樹菜さんが、夫・お笑い芸人の藤本敏史さんと一緒にプールに入っている写真を投稿しました。
モデル張りの美しい体型をした木下優樹菜さんと冴えない中年おじさんの風体をした藤本敏史さんがシュールなほどにアンバランスであり、その投稿写真には「#旦那がインスタ映えの」「#インスタ萎え」など計10個のハッシュタグがつけられ、いいね!が22万回以上もクリックされたのです。
4-1. 渡辺直美さんもプールでの自然体の水着写真に「#インスタ萎え」のハッシュタグ
Instagramで約7,500万人のフォロワー数を持つお笑い芸人・渡辺直美さんも2018年1月6日に、自分がプールから顔を上げて額に髪が張り付いているような冴えない写真をアップしました。
渡辺直美さんはその自分のいまいちな水着写真に「好きな人に絶対見られたくない写真」とコメントをつけていて、「#インスタ萎え」というハッシュタグをつけていたのです。
この渡辺直美さんの格好つけていないイケていない水着社員には、何と「620万件のいいね!」が集まることになったのです。
まとめ
芸能人の間でも流行の兆しが見えている「インスタ萎え」ですが、「インスタ萎え」とはインスタ映えしない「イケてない写真・ガッカリする雰囲気の写真」のことを意味しています。
インスタ萎えする写真を撮るポイントとしては、「写真加工せずにすっぴんのままの自撮り写真をアップする」「高級レストラン・おしゃれカフェではなく日常の食事風景・自炊料理の写真をアップする」などがあります。
インスタ萎えする写真を投稿する心理についても解説していますので、「インスタ萎え」について詳しく知りたい時には、この記事を参考にして下さい。
3. インスタ萎えの心理は自虐ネタ?:インスタ萎えする写真をアップする心理
インスタ萎えの心理には、自分を飾らずに格好つけずに「いまいちな冴えない自分(=ありのままの冴えない自分)」を見せるという自虐ネタの心理も働いていると言われます。
敢えて「インスタ萎えする写真」をアップする心理には、どのようなものがあるのでしょうか?
3-1. バッチリ決めたインスタ映えする写真を撮ることに疲れてストレスを感じ始めた
「バッチリ決めたインスタ映えする写真を撮ることに疲れてストレスを感じ始めた」ということが、インスタ萎えする写真をアップする心理の一つになっています。
リアルで生きている自分はそんなにキラキラしたセレブな生活をしているわけでもないのに、インスタの世界の中でだけ「特別にキラキラした自分+プチセレブなライフスタイル」を演じ続けるのはストレスを感じるし、精神的にも疲れることなのです。
「そこまで気合を入れてキメキメの自分を演じなくてもいいや+別にお金持ちでもないのにリッチな私生活を演出しなくてもいいや」という気持ちが、インスタ萎えする写真をアップしたい心理につながっています。
3-2. 格好つけたり写真を加工したりしていないありのままの自分をもっと認めて欲しい
インスタ萎えする写真をアップする心理として、「格好つけたり写真を加工したりしていないありのままの自分をもっと認めて欲しい」ということを上げることができます。
インスタに投稿する写真を加工して格好つけても、その自分はやはり「本当の自分」ではないのです。
インスタ萎えする写真を投稿する心理として、「偽物の加工して作った自分」ではなくて「普段のありのままの自分+構えていないリラックスした素の自分」をもっと見て欲しい、もっと認めて欲しいという心理が強く働いているのです。
3-3. 本当の自分とは違うおしゃれで綺麗な写真ばかりアップして周囲の友人に嫌われたくない
インスタ萎えする写真をアップする心理としては、「本当の自分とは違うおしゃれで綺麗な写真ばかりアップして周囲の友人に嫌われたくない」ということを指摘することができます。
今の高校生・大学生は、クラスの友達との人間関係の調整が難しくなっていて、実際の自分がそんなに美人でも可愛い子でもないのに、インスタグラムの中でだけ「おしゃれで可愛い自分」を演じていると、学校で浮いて友達から嫌われるリスクがあります。
周りの友達に嫌われず共感してもらいために、「自然体のインスタ萎え」が好まれる傾向があるのです。
3-4. 優越感に浸りたいのではなくて、みんなと面白い写真をシェアして共感しながら笑いたい
「優越感に浸りたいのではなくて、みんなと面白い写真をシェアして共感しながら笑いたい」ということが、インスタ萎えする写真をアップする心理になっています。
インスタ映えは「人よりもおしゃれで格好いい自分(可愛い自分)」をアピールする優越感に根ざした文化なのですが、インスタ萎えは「みんなと面白い写真を見て共感したい文化+みんなが和める写真をシェアしたい文化」なのです。
4. インスタ萎えの投稿は芸能人でも話題
Instagramに最初に「インスタ萎え」というハッシュタグをつけて「がっかり写真」をアップしたのは、平成ノブシコブシの吉村崇さんが2017年11月に投稿した「千鳥の大悟さんの写真」だと言われています。
芸能界でも「インスタ映え」から「インスタ萎え」に移行する動きが出てきており、若者に人気のタレント・藤田ニコルさんも「インスタ萎え」というフレーズをツイートしたことがあります。
2018年1月3日には、Instagramで約4,200万人という驚異的なフォロワー数を持つタレントの木下優樹菜さんが、夫・お笑い芸人の藤本敏史さんと一緒にプールに入っている写真を投稿しました。
モデル張りの美しい体型をした木下優樹菜さんと冴えない中年おじさんの風体をした藤本敏史さんがシュールなほどにアンバランスであり、その投稿写真には「#旦那がインスタ映えの」「#インスタ萎え」など計10個のハッシュタグがつけられ、いいね!が22万回以上もクリックされたのです。
4-1. 渡辺直美さんもプールでの自然体の水着写真に「#インスタ萎え」のハッシュタグ
Instagramで約7,500万人のフォロワー数を持つお笑い芸人・渡辺直美さんも2018年1月6日に、自分がプールから顔を上げて額に髪が張り付いているような冴えない写真をアップしました。
渡辺直美さんはその自分のいまいちな水着写真に「好きな人に絶対見られたくない写真」とコメントをつけていて、「#インスタ萎え」というハッシュタグをつけていたのです。
この渡辺直美さんの格好つけていないイケていない水着社員には、何と「620万件のいいね!」が集まることになったのです。
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