決断する勇気の大切さ！決断できない人の特徴【幸せな習慣】 | SPITOPI

決断力のある人になりたいと思うことはありませんか?決断力のある人とはどんな人なのか、どうすれば決断力を磨けるのか、解説していきます。

1. 「決断する」とは?

「決断する」というのは、人生を左右するような大きなことを決めるというだけではありません。

一日の仕事の優先順位を決めるのも「決断」ですし、ランチメニューを決めるのも「決断」です。

野菜売り場でトマトを手に取って、どっちが美味しいだろうかと迷って決めるのも「決断」、今日はどのネクタイにしようか、と幾つもある中から1つ選ぶのも「決断」です。

このように、人は多くの決断をしながら一日を送っています。

いってみれば、人生は決断の連続で、決断することは避けては通れないのです。

それでも、大きな決断には勇気がいります。

なかなか決断できなくて、結局何もできないという人も多いでしょう。

大きな決断には、大きな変化が伴うので、結果を恐れて決断することを躊躇してしまうのです。

2. 「決断する」勇気がある人の特徴

2-1. 前向き

何事も前向きに捉えることができるプラス思考の人です。

後ろ向きな考え方しかできない人は、「自分にはできない」「失敗したらどうしよう」「もう無理だ」など、マイナスのイメージを持って生きています。

その一方で、前向きな考え方ができる人は、「なんとかなる」「上手くいく」「まだ大丈夫」と、何事にもプラスのイメージを持って生きています。

プラスのイメージは、その人の潜在意識にプラスの作用をもたらします。

意識していなくてもプラスの結果を招くように行動を起こすことになり、実際に良い結果を出すことができます。

又、前向きな思考をしていると、自然に笑顔でいるようになり、気持ちも明るくなります。

笑顔でいるだけで、脳は「幸せである」と認識するためです。

2-2. 他人の成功を喜べる

他人の成功を素直に喜べるのは、気持ちに余裕があり、自分に自信があるからです。

そして、気持ちに余裕を持てるのは、現状に満足しているからです。

現状に不満しかなく、いつも愚痴を言ったり、不満ばかりを口にしている人は、マイナス思考になっていて、何事においても悪い面ばかりに目を向けてしまいます。

自分の心が満たされていない人は、常に焦りがあって、自分の目の前の事でいっぱいになっています。

他人の成功を素直に賞賛できるほど気持ちに余裕がなく、嫉妬して、他人の足を引っ張ることを考えてしまいます。

他人の成功を素直に賞賛できる人は、他人からも好かれるので、仲間も多く毎日が充実していて、さらに心の余裕が生まれるのです。

2-3. 人目を気にしない

自分を他人と比較してばかりいる人は、他人から自分はどう評価されているのかを気にしたり、他人に良く見られたいと虚勢を張ってしまったりします。

そして、他人よりも劣っている自分を責めたり、悩んだりします。

それは、自分に自信がないために、自分の中に自分自身の基準がなく、他人の基準で生きてしまっているからです。

自分に自信があって、自分の信念を持って生きている人は、他人の基準で生きることに意味がないことを知っています。

自分は自分、他人は他人だと考えている人は、その一方で、他人の気持ちにも目を向けられます。

人目を気にしない分、余計なストレスがなく、気持ちに余裕があるからです。

他人を思いやって気を配ることができる人です。

2-4. ゴールを明確にする

目標は明確であればあるほど、達成しやすくなります。

ゴールへの道程が見えてくると、目標を達成するために何をすべきかが分かるからです。

ゴールをはっきりと認識することで、大きく誤った選択をして失敗することも少なくなります。

また、ゴールへたどり着けるという具体的なイメージが強くなるので、結果がついてくることになります。

ダイエットをするのであれば、漠然と痩せたいと思って始めても、明確なゴールを定めていないとイメージが沸かず、いつまで努力を続けなければならないのかもわからないため、挫折してしまうのです。

挫折を経験すると、ダイエットは失敗するもの、というマイナスイメージが付いてしまい、何度挑戦しても失敗してしまいます。

何のためにダイエットをしたいのか、ダイエットをしてどうなりたいのかを具体的にイメージして、ダイエットに成功した自分を思い描くようにするとダイエットは成功します。

2-5. ないものねだりをしない

仮に、自分には経済力もなく、人脈もなく、飛びぬけて素晴らしい才能もない。

という状況だったとしても、何もないことを悩んだり、恵まれていないと卑屈になったり、何もないことを言い訳にしたりしません。

経済力や人脈が欲しければ、今の自分に出来ることをして、手に入れればいい、才能がなければ、それをカバーするだけの努力をすればいい、といった風に、何もないことを、自分の活力に変えていきます。

2-6. 信念を持っている

信念を持っている人には、強い意志があります。

他人の考えに惑わされたり流されたりすることがないので、自分自身が納得をした決断をすることができます。

納得をして出した答えなら、たとえ失敗して好ましくない状況を招いたとしても、後悔はしません。

簡単には諦めない強い意志があるので、その状況を好転させるために別の方法を探れば良いと考えるのです。

失敗してもすぐに対処できるので、取り返しのつかない事態になることがありません。

失敗はリカバーできるものであると分かっているので、恐れる必要がないのです。

3. 「決断する」勇気を持つ大切さ

3-1. チャンスを逃さない

決断する勇気を持つことで、チャンスを手に入れることができます。

決断をする勇気がない人は、チャンスが巡ってきても逃してしまいます。

一度逃したチャンスは二度とは訪れることはなく、あの時思い切って決断しておけばよかったと、後悔することになります。

3-2. 信頼度がアップする

決断する勇気を持つことで、信頼度が上がります。

なかなか決断することができない人は、「期限までに決めてくるように」と言われたことでも、あれこれと悩んで結論を出すことができません。

自分の意志を持っていない優柔不断な人だと判断されてしまい、仕事上の信頼度が下がってしまうこともあります。

4. 「決断」できない人の心理

決断できない人には、自分に自信が持てずに決断できない人、失敗するのが怖くて決断できない人、もっと良い選択肢があるのではないかと迷ってしまい決断できない人などのタイプがあります。

自分に自信がない人は、何かとマイナス思考になりがちで、そのため、決断しても失敗する、というネガティブな想像ばかりしてしまいます。

失敗を恐れて、より安全な選択肢を探し続けますが、全てに失敗するイメージしか沸かないので、いつまでたっても決断することができなくなり、絶好のタイミングを逃して後悔することになります。

又、考えても決断できないので、思い切って勢いだけで決断を下したとしても、ネガティブなイメージで決断しているので、良い結果は訪れません。

5. 「決断する」勇気を持つコツ

5-1. 先送りにしない

決断には変化が付きものです。

決断ができない人は、決断によってもたらされる変化が、今よりも悪い状況を招くと思い込んでしまっています。

それならできれば現状を維持したいと、決断を先送りにしてしまうのです。

ダイエットを始めようと思っていても、成功する気がしないので、やるだけ無駄だという考えが心のどこかにあり、明日から始める、明日から始める、と、いつまでたっても始めようとしません。

成功するイメージが持てれば、やる気も湧いてきます。

決断に迫られた状況では、良い結果をイメージすることで、決断する勇気も湧いてくるもので、タイミングを逃すこともなくなります。

5-2. 選択肢を減らす

選択肢が多すぎる状況では、なかなか決断できないものです。

一つでも多くの選択肢を横並びに並べて、そのなかから1つを選べば、最善の選択肢を選べるかというと、そんなことはなく、却って逆効果になります。

それは、選択肢が多すぎると、目的がぼやけてしまうからです。

目的が明確でなければ、正しい決断をすることができません。

それは、たとえプラス思考の人であっても、同じです。

例えば、友人の誕生会を兼ねて、食事会をすることになり、あなたが幹事になったとしましょう。

主役が「肉が食べたい」といったからといって、闇雲に肉料理店を探そうとしても、選択肢が多すぎて店を決めるのは難しいでしょう。

漠然と肉料理ではなく、焼き肉に絞るなど、少しずつ選択肢を減らしていくことで、最適な店を選ぶことができるようになります。

5-3. 情報を収集する

情報が少ない状況では、決断を下すのは難しくなります。

決断を下した結果がイメージしにくいからです。

情報を集める努力をしているうちに、視野が広がり、自分の考えも整理されてきますので、決断する目的、決断したら何が変わるのかなどの結果をイメージしやすくなります。

5-4. 自信を持つ

自分には正しい決断ができる、と自分を信じて行動しましょう。

自分を信じるためには、まず自分を肯定できるようにならなくてはいけません。

決断できない人の多くは、自分を否定的に捉えてしまう、自分に自信がない人です。

「どうせ私なんて」という否定的な言葉を日頃から口にしているとしたら、その習慣から見直しましょう。

「私だからできる」と、プラスな言葉を口にするようにしたり、ミスをしたら、落ち込んだままにせずに、「いい勉強になった」「もう同じミスはしない」など、前向きに考えるようにしましょう。

他人のミスも、責めるだけで終わらせないことが大切です。

他人のミスからも学び取れることは沢山あるものです。

何事も前向きに考える習慣が身に付くと、自分に自信が湧いてきて、決断できる人になれます。

5-5. 良い結果をイメージする

常に良い結果をイメージしながら行動していると、自然に良い結果が出るようになります。

頭の中のイメージが、その通りの結果を招くからです。

ポジティブ思考な人が成功するというのには、そういった理由もあります。

ポジティブな思考をしていると、必然的にポジティブな言葉で話をするようになります。

ポジティブな言葉には、ポジティブな状況を引き寄せる力があります。

どうしてもネガティブな言葉が多くなってしまう人は、意識的に言い回しを変えたり、ネガティブな言葉にポジティブな言葉を続けることで、徐々に改善されます。

「行きたくない」なら、「行きたくないけど、行ってみたら将来役に立つ」「肌荒れが酷くて気が重い」なら、「肌荒れをカバーするメイク術を身に付けよう」など、こじつけでも良いのです。

5-6. 失敗を恐れない

決断する勇気が出せない人の多くは、失敗を恐れています。

失敗はしないに越したことはありませんが、失敗から学べることは沢山あります。

成功しか知らない人よりも、失敗をして挫折した経験がある人の方が、どんな状況にも対応できる柔軟さがあります。

失敗したことを悔んでいつまでも引きずっていては、良い未来はやってきません。

失敗を自分が成長する糧だと思えれば、失敗を恐れず、決断できるようになります。

失敗は、人間としての味わいを深くし、それがその人の魅力ともなるのです。

又、決断できなかったがためにチャンスを逃して「あの時どうして決断しなかった」と、後悔することもなくなります。

5-7. 運がいいと口にする

どうしても自分を信じることが出来ず、決断力が身に付かなければ、運に頼ることも1つの方法です。

ただ運任せにして何もしないのでは良い結果は招きませんが、ポジティブ思考に自分を変えるきっかけ作りにはなります。

毎日「私は運がいい」「ツイている」と口にしていると、本当に運が見方をしてくれている気になってきます。

強制的に、そのように思い込ませるのです。

そうすることで、身の回りに起こった出来事が、好ましいことも好ましくないことも全て自分のためになることのように思えてきます。

そうやってポジティブ思考が身に付けば、自分を信じることができるようになり、決断力も身に付きます。

まとめ

決断する勇気を持つことが大切なのは分かっていても、なかなか実行には移せないものです。

でも、自分が変わることで、その勇気も備わってきます。

意識改革をして、チャンスを逃さない決断力を手に入れましょう。