「生きがい」とは？家族・趣味・仕事を生きがいにするコツ | SPITOPI

「生きがい」があれば、人生が楽しくなります。

そこで、一般的な「生きがい」、あなただけの「生きがいの探し方」を紹介します。

1. 「生きがい」の意味とは?

「生きがいはありますか?」という質問をされた時、「あります!」と即答できる人は、とても幸せな人です。

「生きがい」という言葉には「(何かをすると)生きていて良かったと感じる」「(何かができるなら)生きたいと思える」というような意味があります。

例えば、家庭が生きがいという人なら、「子供の成長を見ている時に、生きていて良かったと感じます」と答えるかもしれません。

また鉄道に乗る事が生きがいという人なら「あの路線の特急列車に乗れると思うと、この先も行きたいと思えます」と答えるでしょう。

山坂があり、平たんではない人生ですが、「生きていたい」と思えるほど、やりたい事や大切にできるものがある人は幸せです。

まだ生きがいだと、胸を張って言えるようなものがない人は、ぜひ自分なりの生きがいをみつけて欲しいと思います。

この記事がそのヒントになれば幸いです。

2. 人生の「生きがい」にされていることが多いもの

人生の「生きがい」について聞かれた時に、一般的な答えとなりやすい、いくつかの事柄があります。

まだ生きがいがみつかっていない人に、「こんな生きがいもあるよ」という意味も込めて、世間一般で言われやすい「生きがい」について紹介します。

2-1. 「家庭」

生きがいは何ですか?と聞かれた時に、「家庭」と答える人がいます。

「家庭」という言葉の中には、夫や妻、子供、両親、祖父母、義理の両親や兄弟など、家族や親戚と一緒にいると幸せだと感じるという意味、さらに一戸建ての一軒家やマンションなど、「箱」を手に入れる幸せという意味も含まれています。

特に家庭を作る過程に起こる、恋愛や結婚、子育てなどのイベントは、「家庭が生きがい」という人にとって、特に大切な要因になりそうです。

中でも子育てのステージは、家庭が生きがいという人にとって、もっと刺激的で幸福感の多い時期になるでしょう。

生きがいを聞かれて、家庭と答える人は、小さな子ども達の笑顔が頭の中に浮かんでいそうです。

また一戸建ての家を購入できる経済力を身につける事、住宅ローンを返し続ける持続力などを発揮する事に生きがいを見出す人もいます。

庭で行う家庭菜園、飼い犬に生きがいを見出す人も、広い意味では生きがいは家庭という事になるでしょう。

もっとおポピュラーな生きがいのひとつで、仮に他の生きがいある人でも、家庭という生きがいが数パーセントは混ざっていそうです。

2-2. 「仕事」

「いきがいは仕事」と答える人も多いです。

仕事にも生きがいを感じる要素が数多く隠れています。

まず仕事のために技術を磨く喜びがあります。

「スキルアップ」をするための努力をしている時、スキルアップの手ごたえを感じた時などに、生きがいを感じます。

さらに会社という組織や、職場のチームで「チームワーク」を発揮してミッションを達成する喜びもあるでしょう。

ただの同僚だった人たちが、徐々に関係を築き上げ、戦友のようになっていく、前向きの変化を楽しむ人もいます。

最終的に社長や取締役を目指して行く「キャリアアップ」も、仕事を通じたやりがいになります。

社内政治が楽しい人も、かなりの数いるのです。

コンペなどの「勝負」に勝った時の快感がたまらないと思う、勝負好きの仕事人間もいます。

仕事はこのように、楽しめる要素、夢中になれる要素がたくさんあるのが魅力です。

2-3. 「趣味」

高齢者の方など、すでに子育てを終えて、家庭に生きがいを感じなくなった人や、仕事をリタイアして、仕事にも生きがいを感じなくなった人は、「生きがいは趣味」と答える事が多いようです。

趣味の中には、旅行やグルメのように楽しい体験をする種類の物や、フラダンスやギターなどのように「習い事」も含まれています。

もちろんスポーツやゲームも、趣味の一部になります。

高齢者の人や、仕事をリタイアされた人に多い、趣味という生きがいですが、もちろん若い頃から趣味が生きがいという人もいます。

また趣味が高じて、趣味を本職にする人もいます。

プロとしてお金を稼いでいる芸術家は、生きがいは「仕事」でもあり「趣味」でもあるはずです。

本人が自分のしている事を、どう捉えているかで答えが変わるでしょう。

趣味を生きがいにしていると、基本的に結末がなく、エンドレスで楽しめるのが魅力です。

「趣味を持っている人は幸せ」といわれますが、これは外的な要因に関係なく、自分次第でいつまでも生きがいを感じ続ける事ができるからではないでしょうか。

2-4. 「お金」

少数派ですが「生きがいはお金」という人もいます。

とにかくお金を貯める事、増やす事を第一に考えている人です。

仕事のモチベーションを考えた時に、仕事に付随するコミュニケーションやスキルアップを大切にする人もいれば、完全に「お金儲け」という人もいます。

お金を稼ぐ事は、答えが見えない何かを得る事を目指したり、遠い目標に向かっていくよりも、モチベーションが保ちやすいというメリットがあります。

最終的に人生で成功するよりも、目の前の現金のための方が頑張れるという人も少なくありません。

持っていて困るわけではなく、持っていて救われる事が多いお金ですから、お金が生きがいという人がいても不思議ではないでしょう。

3. あなたにとって生きがいとは

これまで世間一般的にいわれている「生きがい」を見てきました。

あなたにも共通する生きがいがあったでしょうか。

これからは「あなたにとっての生きがい」を探していきましょう。

あなたが生きていて楽しいと思えるような、素敵な生きがいを探しましょう。

3-1. あなたが「楽しめるもの」

生きがいを探す時に、心の中に質問してみましょう。

誰もいない静かな場所で、心の中にいる「本当の自分」に質問してみましょう。

「あなたが楽しめるものは何ですか?」…どうでしょうか、何か具体的な答えが浮かんできたでしょうか。

「ゲーム」という答えが出てきた人は、趣味のゲームが生きがいなのかもしれません。

さらに「ゲームをしている時は、生きていて良かったと思えますか?」と自分に質問してみましょう。

「そうでもない」という答えが出た時は、ゲームは生きがいではないかもしれません。

他の答えを探してみましょう。

この質問をする時は、誰の干渉も受けてはいけません。

他人からの視線を気にしないでください。

心の底から楽しめるものを、生きがい認定しましょう。

それが「子供と遊ぶ事」でも「アイドルの追っかけ」でも、あなたが本当に楽しめるものであれば、生きがいになるからです。

3-2. あなたが「幸せになれるもの」

同じように自分の心の中に質問してみましょう。

「あなたが幸せになれるものは何ですか?」…どんな答えが出てきたでしょうか。

「旅行」「妻といる時間」「資格取得に成功した時」など、様々な答えが浮かんでくると思います。

誰の視線も意見も気にする事がなく、完全に自分だけの世界に入って、答えを探して欲しいと思います。

ハッキリとした答えがみつかったら、それがあなたの生きがいのひとつです。

4. 仕事を生きがいにするには

生きがいになりやすい事柄に「仕事」があります。

仕事の中から生きがいをみつけるためには、どのような考え方をすればいいでしょうか。

仕事を生きがいにするためのヒントを、いくつか紹介します。

4-1. 好きな仕事をする

仕事をする時に、自分がしたい事を仕事にすると、生きがいになりやすいです。

「この仕事をしてみたい」という探し方でもいいですし、「自分の好きな事を仕事にする」のでもいいです。

前者の場合は、会社のプロジェクトや役割、または社会的なミッションの中に、自分がしたい事を探します。

後者の場合は、自分の好きな事を仕事にするための方法を考える必要があります。

好きな仕事をすると、人生の多くの時間を生きがいにする事ができますし、同時にお金を稼ぐ事ができて嬉しいです。

4-2. お金ではなくやりがいで選ぶ

仕事を生きがいにする時は、仮に「お金」か「やりがい」か、という二者択一を迫られた時は、確実に「やりがい」を選ぶようにします。

このような二者択一を繰り返すうちに、本当にやりたい事を仕事にする事ができます。

仕事がやりがいになるでしょう。

4-3. 感謝された事を仕事にする

かつて自分の仕事のおかげで、誰かが感謝をしてくれたという経験があるかもしれません。

基本的に仕事とは社会の役に立つために行いますので、誰かから感謝をされた仕事は、やる価値が高い仕事といえます。

誰かに感謝をされながら何かをするのは楽しいですし、幸せを感じやすいです。

そのため仕事をやりがいにできる可能性が高いです。

5. 家庭を生きがいにするには

いちばん多いかもしれない「家庭」という生きがいを、あなたの生きがいにするためには、どうすればいいでしょうか。

家庭を生きがいにするためのヒントを紹介します。

5-1. 自分のお葬式をイメージする

自分のお葬式をイメージすると、何十年後の未来にタイムスリップする事ができます。

すると自分の遺体の前に並ぶ、家族や親族たちの姿が浮かんできます。

その時に、奥さんまたは旦那さん、子供たちや親戚は、あなたの事をどう思っているでしょうか。

「自分はこういう人だと思われて死にたい」というイメージから逆算すると、家庭を生きがいにできるような、幸せな家庭生活と、あなたの取るべき立ち振る舞いが見えてきます。

5-2. 自分が笑顔になれる家庭を築く

家庭が生きがいという人の中には、家庭に尽くし過ぎてしまって、自分を犠牲にしている人もいます。

「家族と一緒にいられて幸せ」と言いながら、家庭で居場所がないような、悲しい状況の人もいます。

生きがいは、自分が楽しくて、幸せになれる何かでなければいけません。

家族の幸せを大切にしながら、自分も幸せになれる道を探す必要があります。

自分が笑顔になれるような家庭を築こうと思うと、いつまでも生きがいにできるような家庭を手に入れる事ができそうです。

6. 趣味を生きがいにするには

趣味を生きがいにする事ができれば、誰にも邪魔されず、いつまでも楽しい時間を過ごす事ができそうです。

そこで趣味を生きがいにするための、探し方のヒントを紹介します。

6-1. 心から楽しめる趣味を探す

趣味を生きがいにするために、「心から楽しめる趣味」を探しましょう。

見せかけだったり「カッコいい」趣味を選んではいけません。

お見合いの席で「趣味は読書です」と言うような、自分を素敵に見せるための趣味は、生きがいになりません。

ぜひ誰が見てもかっこ悪い、あきれてしまいそうな趣味を心から楽しんで、生きがいにして欲しいと思います。

6-2. 長続きしたものから選ぶ

過去に長続きした趣味があれば、その趣味はあなたに向いている趣味で、生きがいになるかもしれません。

幼い頃や高校時代などに夢中になった趣味などに、生きがいになる趣味が隠されている可能性があります。

親に反対されてやめてしまった趣味や、大学受験をするためにやめてしまった趣味は、宙ぶらりんになって、記憶の海をさまよっているかもしれません。

ぜひ見つけ出して、再び楽しみ始めてみましょう。

6-3. 恥ずかしくてしてない事をする

社会常識的に「恥ずかしくてできない事」はないでしょうか。

例えば男性なら「メイド喫茶」や「アニメショップ」に恥ずかしくていけないという人もいるでしょう。

女性なら「城マニア」になったり「マンホールマニア」と名乗るのは恥ずかしいから、興味があっても手を付けていないという人がいるかもしれません。

恥ずかしくてできない事の中に、あなたの生きがいになる趣味が隠れているかもしれません。

法律に違反しない趣味なら、誰が何を言おうと文句を言われる筋合いはないです。

男性が女装を生きがいにしても、女性が昆虫マニアになっても、本人が幸せになれれば誰にも何も言わせてはいけません。

まとめ

あなただけの「生きがい」を、みつける事ができたでしょうか。

生きがいは立派でなくても構いませんし、逆に個性的でなくても構いません。

心に嘘をつかないで、本気で幸せを感じる事を生きがいにしましょう。

「これ」をしている時に自然と笑顔になったり、明日「あれ」をやると思うと、ワクワクして眠れないとしたら、「これ」も「あれ」もあなたの生きがいになるはずです。