片思いの相手に嫉妬する原因？克服する方法(自己嫌悪・辛い) | SPITOPI

片想いの相手に嫉妬する理由を、解き明かします。

また片想いの相手に嫉妬しやすい状況や、対処方法を紹介します。

1. 片想いの相手に嫉妬するのは誰にだってある

現在、誰かに片想いをしている人は多いと思います。

友達以上恋人未満のドキドキする毎日を、送っているのではないでしょうか。

「もう少しで、彼が私に振り向いてくれる」とか「あと一押しで、彼女と付き合う事ができるはず」など、限りなく片想い中の相手と「付き合っているような気持ち」を抱いている人も多いと思います。

このような感情を持ち始めると「片想いをしている女性が、他の男性と楽しそうに話をしている」だけでも「嫉妬」してしまう事があります 実はこれはとても自然な心の動きなのです。

片想いとはいえ、誰かの事が好きになれば、嫉妬心がわいても不思議ではないからです。

とはいえ「片想い中の嫉妬」は自分を苦しめる事になります。

自分が変になってしまったのでは、と感じる人もいるでしょう。

この記事を読んで「片想いの相手に嫉妬するのは普通の事」だと知る事で、少し気持ちが楽になり、冷静な対処ができるようになるかもしれません。

2. 片想いの相手に嫉妬してしまう心理

なぜ片想いの相手に嫉妬してしまうのでしょうか。

実はそのメカニズムはとても自然で、誰にでも起こりうる事なのです。

しかし「片想いのくせに」という考えが、その心理を知るチャンスを奪っているかもしれません。

そこで「片想いの相手に嫉妬してしまう心理」について紹介します。

片想い中のあなたの心理と重なる部分があるかもしれません。

2-1. 自分が「いちばん好き」

片想いとは、恋愛が成就していない状態です。

あなたが誰かの事が好きでも、その誰かがあなたの事を同じくらい好きでないと「両想い」になる事はできません。

逆に言えば、あなたには十分に付き合えるくらい、誰かの事を好きな気持ちがあり、片想いをしている相手が、あなたの事を好きになってくれる瞬間を待っている状態です。

仮に好きな気持ちを数値に直した時、すでにあなたは10以上の想いを持っているかもしれません。

一方であなたが片想いをしている人のライバルが、7や8の想いしか持っていない事が分かれば、「私がいちばん好き」というプライドが芽生えるでしょう。

そして7や8しか想いを持っていない人と、好きな人が楽しそうに話していたら、腹が立つかもしれません。

自分よりも想いが少ない人に、片想いの相手を取られてしまうと思えば、怒りがわくでしょう。

その怒りが嫉妬心を生んでしまいます。

誰よりも自分が「いちばん好き」という自覚を持つと、嫉妬心が生まれやすくなります。

2-2. 妄想の中では「付き合ってる」

片想いといっても、そこには幅があります。

「昨日、彼の事をいいなと思った」という片想い初心者から、「小学校の時から好きで、もう10年以上片想いをしている」という、片想い歴がとても長い人もいるでしょう。

片想いが長くなると、その間に様々な想像をしてしまいます。

例えば小学校時代から好きな彼がいる人は、クリスマスが近くなると、彼へのクリスマスプレゼントを選び始めた経験があるかもしれません。

または、クリスマス直前に告白されて付き合う事を期待して、本当にプレゼントを買った経験がある人もいるでしょう。

このような「疑似恋愛体験」を繰り返していると、ほとんど「付き合っている状態」になってしまいます。

付き合いたてのカップルよりも、ずっと想いが強く、疑似ではありますが恋愛歴が長くなっています。

なので自分以外の誰かと片想い中の人が仲良くしていると、彼や彼女が浮気したような気持ちになってしまうのです。

2-3. 片想い中の人の恋が終わりそうに見える

片想いをしている相手が、すでにカップルになっているケースがあります。

ラブラブで素敵過ぎるカップルなら、「お幸せに」と思えるかもしれません。

しかし、そのカップルがお互い冷え切っているような時は、「自分の出番が来るかもしれない」と思ってしまいます。

例えば片想い中の彼と、その彼女の関係が冷えていて、さらに彼女が他の男性と浮気をしているような時は、より思いが強くなります。

「早く別れさせて、自分が彼を救わなければ」という使命感を持つかもしれません。

こうなると、片想い中の彼と、彼女の関係に嫉妬してしまいます。

本来はカップルなので、一緒にいるのは当たり前なのですが、「何でいつまでも仲良くしてるのよ」と思ってしまいます。

大学のサークル内の友達同士で、カップルと嫉妬する親友がいたり、同期入社の仲の良い同僚の中に、カップルと嫉妬する人がいると、事情を知っているだけに、ややこしくなります。

2-4. 自分が「ダメ」に思えて苦しい

自分がいちばん片想い中の人の事を好きで、さらに片想い中の人の恋愛が終わりそうになっているのが分かる時、片想い中のあなたとしては「チャンス」だと思うでしょう。

自然の流れでいけば、次に片想いをしている人と付き合うのは、自分に違いないと思うはずです。

ボクシングなどでいえば、自他とも認める「次世代のチャンピオン」のような状態です。

なのに、なかなか付き合うチャンスが回ってこないと、辛い気持ちになります。

片想い中の人と、新しく付き合った人が、自分よりも後に好きになった人だと、そのショックはとても大きくなります。

こうなると、片想いが成就しないのは、「自分に問題があるせいだ」と思っても不思議ではありません。

「自分のルックス」「性格」「言動」に問題があると思ってしまうかもしれません。

自分がダメだと思えてしまうのは辛いです。

その辛さや怒りを片想い中の相手にぶつけてしまう人もいるでしょう。

むやみに嫉妬心を抱いてしまうのは、このような辛さや怒りが原因かもしれません。

3. 片想いの相手に嫉妬しやすい状況

片想いの相手に嫉妬してしまうのは、なぜでしょうか。

実は「片想いの相手に嫉妬しやすい状況」があります。

片想い中の人は、このような状況になった時は、嫉妬しないように注意しましょう。

3-1. 誰にでもやさしくしている

片想い中の相手が、「誰にでもやさしくしている」と嫉妬しやすくなります。

実際に誰にでもやさしくする人はいるのですが、やはり自分以外の人と楽しそうに話している姿を見たり、親身になって相談に乗っている姿を見ると、嫉妬してしまうかもしれません。

片想い中の人にとって、誰にでも優しい人を好きでいる事は、精神的に辛い事かもしれません。

しかし誰にでも優しくできるから、その人の事を好きになったのかもしれません。

このような矛盾な気持ちは、片想い中のあなたの気持を傷つけるかもしれません。

3-2. 自分よりも魅力的な人と話している時

片想い中の相手が、自分よりも魅力的な人と話している時は、誰でも嫉妬してしまいがちです。

男性なら自分よりも経済的に恵まれている人や、高学歴な人、身長が高い人、女性なら自分よりもルックスが良い人、肌がきれいな人、笑顔が素敵な人と片想い中の人が話していると、「奪われそう」と感じてしまうのではないでしょうか。

片想い中の人は、彼氏や彼女という確固たる地位を得ていません。

その他大勢の一人にすぎないという現実があるため、いつでも不安な気持ちを持っています。

そのためちょっと有力なライバルが登場すると、「ピンチ」だと感じてしまいます。

そして「自分はこんなに好きなのに」という自負が、嫉妬心を生むのです。

3-3. 自分といる時より楽しそう

片想い中の人が、誰かと一緒に話をしている時に、明らかに自分といる時より楽しそうだと嫉妬してしまうでしょう。

例えば、片想い中の彼女が、男友達と話をしている時に、目が輝いていたり、いつもよりも笑顔が多いと嫉妬してしまいます。

基本的に自分以外の人と話して欲しくもないのに、楽しそうだったり、幸せそうだったりすると、いたたまれない気持ちになります。

心がモヤモヤして、表情が硬くなり、自然な言動ができなくなる人もいるでしょう。

これは当然の「恋心」で、片想い中だからという注釈は必要ないかもしれません。

3-4. 身だしなみに気合を感じる

片想い中の相手が、自分以外の誰かと会っているのを偶然見かけてしまう事があるかもしれません。

同じ大学に通っている男性に片想いをしている女性は、偶然大学近くの繁華街で、彼と自分以外の誰かがデートをしているシーンに遭遇するかもしれません。

その時の彼の格好が、大学にいる時よりも決まっていて、ヘアスタイルも明らかにオシャレだったりすると、どう思うでしょうか。

片想い中の彼は、自分や同級生よりも、その女性の事を「上に見ている」と感じるのではないでしょうか。

明らかにその女性の事を大切に、恋愛対象になる女性として扱っていると感じるはずです。

このような時、心の中がとてもモヤモヤします。

そのモヤモヤの正体は、嫉妬心かもしれません。

4. 片思いで嫉妬した時に起こりやすいマイナスな感情

片想いで嫉妬をすると、カップルになった後で嫉妬をする時は違う、「マイナスな感情」を抱きがちです。

やはり片想い中という不安定な立場が、普通なら抱かないような負の想いを引き寄せてしまうのでしょう。

そこで「片想いで嫉妬した時に起こりやすいマイナスな感情」を紹介します。

4-1. 自己嫌悪

片想い中の嫉妬は、「片想いなのに嫉妬する自分」という、一般的には格好悪い、意味不明だと思われがちな状況を生んでしまいます。

もしカップルになっていれば感じないような、理不尽だったり不条理だったりする感情も持ってしまいがちです。

そして片想い中に嫉妬をすると「付き合っていないのに嫉妬するなんて、私は頭がおかしいのかも」と自分を責めてしまいます。

自分に対する自信がなくなり、自分の言動に時には恐怖を覚えるかもしれません。

自己嫌悪になり、片想い中の相手から離れようとする人もいるでしょう。

4-2. 辛い

「自分の事だけ見て」「あの人とは話さないで」と言えない立場は、辛いです。

もしカップルなら当然言う権利がある言葉を、片想いだから言えないというのは切ないです。

片想い中の相手が、誰かと付き合っている場合は、その思いがマックスになります。

カップルとして仲良くしているすべての行動に嫉妬心を抱いてしまうでしょう。

どれだけ自分が好きでも、「自分の事だけを見て」とは言えない立場です。

もし言ったら「やばいやつ」だと思われてしまう可能性があります。

それが分かっているため、余計辛いのです。

5. 片想いの相手に嫉妬したときの対処方法

片想いの相手に嫉妬してしまった時は、自己嫌悪に陥ったり、辛い気持ちになるでしょう。

そこで、このような辛い状況を回避するために、「片想いの相手に嫉妬したときの対処方法」を紹介します。

「嫉妬してる」と自覚を持ったら、すぐに対処法を実践してみましょう。

5-1. 冷静になる

嫉妬心で頭がカッとなったら、すぐに冷静になる事が大切です。

冷静になるためには、「その場を離れる」のがいちばんです。

片想いの相手と誰かが楽しそうに話しているシーンに出くわしてしまったら、その場をすぐに離れましょう。

そして、トイレなどに行ってひとりになり、冷静になるよう自分に言い聞かせましょう。

トイレの鏡などを見て、自分の表情をチェックするのもおすすめです。

もしひきつった顔をしていたり、怒りの形相をしていたら、周囲の人はどう思うでしょうか。

片想いの相手に嫌われるかもしれません。

その事に気付けば、嫉妬心を抱くのは得策ではないと、冷静になれるかもしれません。

5-2. 友達に相談する

嫉妬するほど強い片想いをしている人は、客観性を失っている可能性があります。

そこで仲の良い友達に相談してみましょう。

「え?バカじゃないの」とか「他にいい男はたくさんいるよ」など、遠慮のないアドバイスをもらう事で、「ちょっとどうかしてたかも」と目が覚めるかもしれません。

ただしアドバイスをもらう友達は、本当に仲が良い人が良く、さらに片想いをしている相手の事を知らない人がベターです。

会社関係者に片想いをしている人は、学生時代の友達に話を聞きましょう。

その方が冷静で、より客観的なアドバイスをもらいやすいからです。

5-3. 自分磨きを始める

片想いが長くなると、妄想で付き合っているような気持ちになったり、嫉妬心を抱くような「独占欲」を持つなど、マイナスの感情を持ちやすいです。

そのマイナスの感情を、プラスに持って行くため、「自分磨き」を始めましょう。

片想い中の相手に寄り添うより、ダイエットをしてキレイになったり、仕事を頑張ってキャリアアップを目指すなどして、自分を磨きましょう。

結果的に「魅力的になった自分に、片想いの相手が恋をする」…このような図式を描きましょう。

自分磨きは損になりませんし、片想いから離れる事で冷静になれるかもしれません。

まとめ

片想いは素敵なものですが、こじらせてしまうと自分を傷つけてしまいます。

そいて「嫉妬心」は、片想いが自分にマイナスに傾き始めるサインかもしれません。

もしあなたが片想いの相手に頻繁に嫉妬しているとしたら、自分を見つめ直す時期がきたのかもしれません。

とはいえ、片想いの相手に嫉妬するのは、決して異常じゃない事も知っていただけたと思います。

むしろ「片想いを続けると、嫉妬を抱いて当然」なのです。

片想いのリスクを知りながら、両想いになれるように、対処法を実践しながら素敵な恋をしてください。