沢山の物を持っていても大切にしていない人もいますし、少しの物しか所有していなくても大切に使う人もいます。
物を大切にするとはどういうことか見ていきましょう。
- 「物を大切にする」とは?
- 「物を大切にする」心がある人の特徴
- 「物を大切にする」人の心理
- 「物を大切にする」しない人の心理
- 「物を大切にする」メリット
- まとめ
1. 「物を大切にする」とは?
「物を大切にする」とはどういうことだと思いますか?沢山物を持っていて捨てないでとっておくことでしょうか。
それとも少ない物しか持たないことでしょうか。
物をとっておくだけで、使っていないことは大切にしているというよりは「放置」しているだけともいえます。
本当の意味で大切にするのは、手入れをしてよく使うことではないでしょうか。
使えなくなった物、自分が使わない物は使いたいと思っている人にあげたり、リサイクルショップに売るなり、手元から本当に必要としている人のところへ届ける方が喜ばれますし、物を活かしているといえます。
買っただけで、どこかへ詰め込んだままになっている、存在を忘れかかっている物はないでしょうか。
それは捨てていないだけで、物を大切にしているとは言えないのかもしれません。
2. 「物を大切にする」心がある人の特徴
「物を大切にする」心がある人は、物に対してどのような扱い方、思いがあるのでしょうか。
特徴をまとめてみました。
2-1. どんどん使う
物を大切にするということは、物を綺麗な状態で保管しておくことではなく、徹底的に使うことだと思っています。
勿体ないと使わないでしまい込むならば最初から買わない方がいいのです。
ですから買った日からどんどん使っていくのです。
2-2. 壊れたら修理して使う
物を大切にする心がある人は、壊れた後も何とか修理できないだろうか、それが無理ならばパーツを外して何かに使えないか、リメイクの材料にならないかなど、最後まで「使う」ことを諦めません。
すぐにゴミ箱にポイ、「次のを買おう」とはならないのです。
2-3. 存在を忘れていない、見て楽しむ
アクセサリーや時計など、高価な物は購入しても「勿体ない」と使わない人もいます。
じゃあ何の為に購入したのか?と思いますがそれは所有欲を満たす為だったり、見栄からくるものもあります。
また本当に大切すぎて使えないという場合もあります。
物を大切にする人は、普段使いしない物であってもその存在を忘れたりはしません。
時には取り出して見て楽しむといったように愛着を示すのです。
買っただけで満足しクローゼットや引き出しの中に入れたままということはありません。
2-4. 感謝して捨てる
物を大切にする人であっても、さすがに壊れたり、汚れたりで使うことができないと思った物であれば捨てます。
その際「ありがとう」と物に対して感謝の気持ちを持って捨てるのです。
物を大切にできない人は「安物だからダメだった」「これぐらいで駄目になるなんて詐欺だ」などとネガティブな思いを込めて捨ててしまいます。
どのような物であれ感謝の気持ちを持って最後はお別れをするのが物を大切にする心です。
2-5. よく考えてから購入する(衝動買いはしない)
物を大切にする人ほど、めったと衝動買いをすることはないでしょう。
何事もよく考えてから購入します。
ちょっと見て「いいな」と思ったらすぐに買う、これを繰り返していればあっという間に部屋の中は物であふれてしまいますし、結局物でごちゃごちゃして買っただけで存在を忘れてしまうことも多いのです。
また似たような物を増やしてしまうということもあります。
物を大切にする心がある人は部屋の中はすっきり、物は少ないことが多いのです。
2-6. 思い出がある物は大切に保管する
物を大切にする心がある人は、もう必要ではなくなった物でも大切に保管しています。
思い出グッズとでもいいましょうか。
ちゃんとひとまとめにしてその存在を覚えていますし、大切に思っているのです。
何となく捨てることができないからとっておくというのとは違います。
「大切だから保管しておく」と決めているのです。
ですから、出そうと思えばすぐにどこにあるかわかっていて出すことができるのです。
物を大切にしていなければ「あれ、どこかにあるけどわからない」という状態になりがちです。
3. 「物を大切にする」人の心理
「物を大切にする」人はどのような心理状態なのか、まとめてみました。
3-1. 気に入った物を長く愛用していきたい
物を買う時に適当な気持ちで選ぶことがありません。
本当に自分が欲しい物かどうか、必要な物か、長く使えるかとあらゆる角度から考えて購入に至るのです。
結果的に長く愛用できる物しか買わないということにもなります。
それは気にった物を長く愛用していきたいという気持ちが強いからなのです。
3-2. 自分も大切にされたいと思うから物も大切にする
物を大切にできる人というのは、自分のことや人のことも大切に扱う人なのです。
また自分を大切にしてもらいたいという気持ちがあるので、物に対してもそのように扱うという心理もあります。
自分がして欲しいことを相手にするという気持ちがはたらくのです。
恋人を選ぶ時には、その人が物をどのように扱っているか観察するといいとも言います。
物を大切にする人は人のことも大切にしますし、自分自身のことも大切にできる人なのです。
3-3. 無駄にお金を使ったり、物を増やしたくない
ケチというわけでもありませんし、特に節約しているわけでもないのですが、無駄なことにお金を使ったり、不必要な物を増やしたくないという思いがあります。
その為、何かいいなあと思ったり、欲しいと思っても頭の中で「でも、まだあれがあるし」「使える物があるから」と自然とブレーキがかかってしまい、物を購入する機会が他の人より少ない傾向にあるのです。
でもそれは買えなくて我慢しているというわけではありませんので、ストレスが溜まるということもありません。
むしろお金や物を大切にしたいからこそ、お金を無駄遣いすることができませんし、物も少数精鋭主義になるのです。
4. 「物を大切にする」しない人の心理
物を大切にする人もいる一方で、物を大切にするということをしない人もいます。
そのような人はどういった心理なのか見ていきましょう。
4-1. 沢山持っていることがいいことだと思っている
物というのは、何であれ沢山持っていることが豊かである、経済を活性化する為にもいいことなのだと思っています。
確かに世の中の人がみんな節約志向になって物を買わなくなったら、物が売れなくなり困ります。
それを理由にして、物を大切にするという価値観はなく、次から次に物を増やすということしか考えていないのです。
4-2. 古臭いものは恥ずかしい
一つの物を大切に使うことはいいことだと思うけれど、実際問題、いつも同じ物ばかり、一つしか持っていないと思われるのは恥ずかしいと思っています。
何年も経てば古臭い、そういう価値観を持っています。
まだ使えるとはわかっていても、もう次のシーズンには使いたくない、新しいのが欲しいと思ってしまうのです。
4-3. 常に新しい物を持っていたい
これは女性に多い特徴、心理かもしれませんが、常に新しい物を持っていたい、流行に敏感と思われたいという意識があります。
去年の物を使っていたら「ダサい」「流行遅れ」と馬鹿にされるかもしれないという思いもあります。
洋服も靴もバッグもアクセサリーも毎シーズンごとに新作が出ますから、次から次に買っていかなくては追いつきません。
しかしそれがお洒落、楽しみでもあると思っているのです。
4-4. 貧乏だと思われたくない
ずっと同じものを使っていると、新しい物が買えない、貧乏だと思われる恐れがあると思っています。
貧乏だと思われるのは絶対に嫌、人から見下されるなどもってのほかです。
虚栄心、見栄の為に同じようなアイテムを複数持って、毎日同じ物は持たないようにするという人もいます。
4-5. 一度、手にしたら興味を失う
欲しくてたまらず、どうにかして買おうとお金のやりくりをして手に入れたとします。
でも、そこまでしたら満足してしまって、物には興味を失ってしまうのです。
何とか手に入れる、それまでのプロセスが楽しかっただけなのです。
本当にその物自体が自分に必要な物だったのかどうかは関係ないのです。
SNSで他の人が持っていたから自分も張り合いたかった、いい物のように見えた、そういうことが多いのです。
「持っている」と言いたいだけであり、物自体を大切にするわけではありません。
そのまま興味を失って死蔵品となってしまうだけなのです。
5. 「物を大切にする」メリット
「物を大切にする」ことで得られるメリットはいくつもあります。
それでは見ていきましょう。
5-1. 節約になる
一つの物を長く大切に使うことによって、当たり前ではありますがお金がかからないので、自然と節約になります。
5-2. 無駄遣いをしないのでお金が貯まる
物を大切にする人は、次から次に購入したり、すぐ駄目にしてしまって捨てたり、失くしたりということがありません。
ですから無駄遣いすることもなくお金が自然と貯まるようになります。
物を大切にする人の場合、お金のことも大切にしていますから、貯金が趣味のようになることも多いのです。
5-3. しっかりしている人だと好感度が上がる
周りから見て、物を大切にする人というのは雰囲気や持ち物でわかります。
いつも同じ服装、小物だと思われたくないと次から次に新しい物を買う人はいます。
またお洒落したいという思いもあります。
しかし人から見れば確かにお洒落ではありますが「お金がかかっている人」とわかります。
高価なブランド品だとわかれば、「お金使いが荒いのではないか」と恋人候補にするのをためらうこともあるのです。
物を大切にする人は「しっかりした経済観念を持っている」「やりくりが上手そう」「貯金が得意そう」と好感度が上がるのです。
5-4. よく考えるので賢くなる
物を大切にする人は、物が壊れても、自分で修理できないか考えたり、実際に修理したりと、よく考えます。
よく考えて、調べたり、行動することで賢くなれます。
すぐに捨てて次から次に新しい物を買ったり、まだ使えるのに飽きたからと粗末にする人が全て悪いというわけではありませんが、賢いとは思えませんし、軽薄、考えが浅いと思われることの方が多いでしょう。
5-5. 人間関係が良好になる
物を大切にする人は、人に対しても丁寧に接するものです。
誰だってがさつ、乱暴な人より、丁寧で優しい人の方がいいでしょう。
物を大切にする人は人間関係が良好になると言われています。
5-6. 異性からモテる
物を大切にする人は、恋人のことも大切にするという心理があります。
また一つの物を長く愛用するという人は浮気をする心配も少ないとされています。
それ以外にも物を大切にする姿は質素で素朴、いい人として映ります。
結婚相手としても望まれやすいといえるでしょう。
5-7. 部屋や生き方がシンプルでわかりやすくなる
物を大切にする人は、物を無駄に増やしていくことはなく、購入する前に使用頻度を考えます。
結果的に部屋の中に使わない物があふれるということは少なくなりますし、シンプルになっていきます。
大量に物を持ち、全てを大切にするには、時間や手間がかかり過ぎるからです。
自分に適正な量を把握できるようになり、部屋や生き方もシンプルでわかりやすくなります。
自分で管理できるというのは大事なことです。
物が多い人はほぼ管理できていませんし、管理しようという概念もないでしょう。
ただ収納スペースがあるから入れておけばいいという感じです。
しかし、収納スペースに入っているだけ、最後に使ったのが何年前かわからないという物ばかりが多いのは、物を大切にしていると言えるのでしょうか。
ただ保管しているだけというだけで、存在を無視しているならば大切にしているとは思えないのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「物を大切にする」という心理、特徴についてまとめてみました。
シンプルライフ、ミニマリストという言葉は定着してきました。
「何でも捨てまくる人、生活」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、そうではなく本当に必要な物だけを選んで生活しているのです。
つまりなくてはならない物だけを厳選しているともいえますから、本当に物を大切にするという意味を一番わかっているのではないかと思います。
別にミニマリストになりましょうと言いたいわけではありませんが、自分に必要な物なのかどうか、物と向き合って考えてみるいい機会ではないでしょうか。
あなたは物を大切にできていますか?
3. 「物を大切にする」人の心理
「物を大切にする」人はどのような心理状態なのか、まとめてみました。
3-1. 気に入った物を長く愛用していきたい
物を買う時に適当な気持ちで選ぶことがありません。
本当に自分が欲しい物かどうか、必要な物か、長く使えるかとあらゆる角度から考えて購入に至るのです。
結果的に長く愛用できる物しか買わないということにもなります。
それは気にった物を長く愛用していきたいという気持ちが強いからなのです。
3-2. 自分も大切にされたいと思うから物も大切にする
物を大切にできる人というのは、自分のことや人のことも大切に扱う人なのです。
また自分を大切にしてもらいたいという気持ちがあるので、物に対してもそのように扱うという心理もあります。
自分がして欲しいことを相手にするという気持ちがはたらくのです。
恋人を選ぶ時には、その人が物をどのように扱っているか観察するといいとも言います。
物を大切にする人は人のことも大切にしますし、自分自身のことも大切にできる人なのです。
3-3. 無駄にお金を使ったり、物を増やしたくない
ケチというわけでもありませんし、特に節約しているわけでもないのですが、無駄なことにお金を使ったり、不必要な物を増やしたくないという思いがあります。
その為、何かいいなあと思ったり、欲しいと思っても頭の中で「でも、まだあれがあるし」「使える物があるから」と自然とブレーキがかかってしまい、物を購入する機会が他の人より少ない傾向にあるのです。
でもそれは買えなくて我慢しているというわけではありませんので、ストレスが溜まるということもありません。
むしろお金や物を大切にしたいからこそ、お金を無駄遣いすることができませんし、物も少数精鋭主義になるのです。
4. 「物を大切にする」しない人の心理
物を大切にする人もいる一方で、物を大切にするということをしない人もいます。
そのような人はどういった心理なのか見ていきましょう。
4-1. 沢山持っていることがいいことだと思っている
物というのは、何であれ沢山持っていることが豊かである、経済を活性化する為にもいいことなのだと思っています。
確かに世の中の人がみんな節約志向になって物を買わなくなったら、物が売れなくなり困ります。
それを理由にして、物を大切にするという価値観はなく、次から次に物を増やすということしか考えていないのです。
4-2. 古臭いものは恥ずかしい
一つの物を大切に使うことはいいことだと思うけれど、実際問題、いつも同じ物ばかり、一つしか持っていないと思われるのは恥ずかしいと思っています。
何年も経てば古臭い、そういう価値観を持っています。
まだ使えるとはわかっていても、もう次のシーズンには使いたくない、新しいのが欲しいと思ってしまうのです。
4-3. 常に新しい物を持っていたい
これは女性に多い特徴、心理かもしれませんが、常に新しい物を持っていたい、流行に敏感と思われたいという意識があります。
去年の物を使っていたら「ダサい」「流行遅れ」と馬鹿にされるかもしれないという思いもあります。
洋服も靴もバッグもアクセサリーも毎シーズンごとに新作が出ますから、次から次に買っていかなくては追いつきません。
しかしそれがお洒落、楽しみでもあると思っているのです。
4-4. 貧乏だと思われたくない
ずっと同じものを使っていると、新しい物が買えない、貧乏だと思われる恐れがあると思っています。
貧乏だと思われるのは絶対に嫌、人から見下されるなどもってのほかです。
虚栄心、見栄の為に同じようなアイテムを複数持って、毎日同じ物は持たないようにするという人もいます。
4-5. 一度、手にしたら興味を失う
欲しくてたまらず、どうにかして買おうとお金のやりくりをして手に入れたとします。
でも、そこまでしたら満足してしまって、物には興味を失ってしまうのです。
何とか手に入れる、それまでのプロセスが楽しかっただけなのです。
本当にその物自体が自分に必要な物だったのかどうかは関係ないのです。
SNSで他の人が持っていたから自分も張り合いたかった、いい物のように見えた、そういうことが多いのです。
「持っている」と言いたいだけであり、物自体を大切にするわけではありません。
そのまま興味を失って死蔵品となってしまうだけなのです。
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