いまや生活の一部としても活用されているSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)。
個人のブログではなく、日々の独り言程度でも世界に発信できるようになり、芸能人から一般人まで幅広く利用者が増えています。
その裏で、「裏垢」と呼ばれる隠語をたびたび耳にするようになりましたが、一体「裏垢」とは何を意味するのかご存知ない方もまだまだ多いようです。
- 「裏垢」とは?
- 「裏垢」が使われやすいソーシャル
- 「裏垢」の使い方や例文
- 「裏垢」の派生の例
- 「裏垢」の英語
- まとめ
1. 「裏垢」とは?
「裏垢」とは字のまま読み取ろうとするとまるで意味がわかりません。
「別垢」といわれることもありますが、体から出る汚れを意味する「垢」の字とは無関係です。
これは当て字です。
「垢」というのは「アカウント」を意味するネットスラングで、「裏垢」の本来の意味は「裏のアカウント」つまり「その人が別に所有する隠されたアカウント」という意味です。
対して、普段利用しているメインのアカウントを「本垢」と呼びます。
私生活を大多数の人に見られるわけですから、本垢では問題無い程度・常識のある範囲で情報を発信し、別に設けた「裏垢」でその人の本当の気持ちや他人に言えない趣味など、別の顔をさらけ出すために利用されます。
2. 「裏垢」が使われやすいソーシャル
2-1. インスタ
老若男女が「インスタ」と呼称する「インスタグラム」は今や世界中で爆発的に利用者が増えているSNSのひとつです。
主に自分で撮影したり編集した画像をアップロードし活用します。
写真だけでなくメッセージも添えられるため、世界中の著名人が私生活をおしゃれに演出したり、おすすめしたい物や場所の写真とともに一言添えて情報発信しています。
その裏で、実は隠している趣味で作ったものを公開したり販売したいという人、行った場所を繋がっている友人へ知られたくないという人もいます。
そういったときにこっそり「裏垢」を作って、その「裏垢」の存在を知られても実際の生活に影響がない人同士で繋がりを持ち、「本垢(メインアカウント)」とは区別して使い分けをしています。
2-2. Twitter
インスタグラムよりも先に始まった有名なSNSです。
半角280文字以内という文字数制限はありますが、その短い文字数の中で創意工夫した各々の独り言や写真、いまでは動画も頻繁に投稿されています。
ツイートというのは英語で「さえずり」「無駄話」といったような意味があり、日本では「つぶやき」として広く浸透しています。
しかし、その用途は幅広く一部のメディアでは「ミニブログ」と呼ばれる程世界に影響力の強い通信網として利用されています。
インスタグラムが登場してからは、趣味色の強いツイートが増えてきており、アニメやゲーム、イラストなど個々人が自由に自分の才能や趣味を表現する場として活用されています。
メインアカウント自体が個人を特定できないようにしている人の方が多くなっていますが、中高生など友達同士、社会人の職場での繋がりとして利用している人たちは、こっそり「裏垢」を作り、「本垢」では吐けない気持ちや趣味の繋がりを作っています。
3. 「裏垢」の使い方や例文
3-1. 使い方
「裏垢」は実生活では知られたくない場合や、内密にしたい内容を限定した相手と共有するときに使いますので、作るときも「本垢」とは区別して特定しづらいIDや名前にする必要があります。
最近は「裏垢」の存在も明るみになってきて、面白がって特定をしようとする人も多数出てきています。
アカウントを作成した後も、「本垢」と「裏垢」の繋がりがバレてしまわないように配慮する必要があります。
自分だけにしかわからないようロックするか、全く見ず知らずの相手だけフレンドとしてフォローするよう条件をつけて上手に活用しましょう。
3-2. 例文1
例:趣味で描いているイラストを公開するために裏垢を作った。
普段の生活で関わる人には言えない趣味を、誰かに見て欲しい時や評価してほしいために利用するのも一つの手です。
それに共感してくれる人と繋がりを持つきっかけともなります。
3-3. 例文2
例:友人と繋がっている本垢では言えない悪口を裏垢で吐きだした。
あまり褒められることではありませんが、誰しも普段の生活で抱えているストレスがあります。
そのストレスをうまく発散できない人が、匿名で発信できるSNS上で特定されない程度に毒を吐くために利用することもあります。
4. 「裏垢」の派生の例
4-1. 「愚痴垢」
人が抱く「嫉妬」や「いら立ち」などのダークな気持ちというのは世間一般的に他人に話すものではないと認識されています。
そのため、身元が割れていたり良い部分しか見せたくない本垢では話せる内容が限られてきます。
その時に活用されるのが裏垢の一種「愚痴垢」です。
アカウントには鍵をかける(承認した相手しか自分の情報が見られないようにするロック)事ができ、影響がない相手を厳選したり自分だけ閲覧できるように設定して、愚痴や暴言を吐きだす専用に利用します。
4-2. 「趣味垢」
趣味というのは、同じ趣味同士の人にとっては良さが分かる物ですが、あまり関心がない人やその趣味に嫌悪感を抱いている人もいます。
SNSは全世界誰でも登録さえすれば利用出来ますので、嫌でも自分が見たくない物が目に入ってくることもあります。
触らぬ神に祟りなしとは言うものの、基本的に匿名ばかりのネットやSNS上では突然攻撃されて炎上することも少なくありません。
それを防ぎ同じ趣味同士だけで楽しむために作られるアカウントが俗に「趣味垢」と呼ばれています。
4-3. 「オタ垢」
世の中にはオタクと呼称されている方々がいますが、元々はオタクは「何かに特化して詳しく、趣味としている人」でした。
近年ではアニメやゲームが好き、二次元の女の子や男の子にハマっている人、アイドルに傾倒している人というイメージがついています。
あらゆる事件や印象操作のおかげで普段の生活はひきこもり気味や無職という印象までついてしまい、アカウントのアイコンをアニメの絵にしているだけでオタクだと言われることまであります。
そのため、あまりそういったオタク趣味を全面に出すのが難しく、こっそり「裏垢」を作って楽しむ人が増えています。
4-4. 「病み垢」
政治不信や格差社会など色々な問題によって、体だけでなく精神的に患う人が多くなってきました。
精神的な病名も表に出ることが増えてきており、「メンヘラ」という言葉を耳にした事がある人も多いと思います。
本来そういった病気は治療に専念し完治を目指すものですが、精神的な病気は完治が難しく、また人によって発症した原因も違うため投薬だけで済む話ではなく長期的に自分の病気と向き合い生活している人がほとんどです。
精神的にあまり良い状態ではない為、こういった人々は「死」を連想させるような後ろ向きな気持ちに陥りがちだったり、精神的に頼れる相手に依存する傾向があります。
そのネガティブな内情やバイオレンスな言葉を発信しているアカウントを、一般的に「病み垢」と呼んでいます。
4-5. 「身内垢」
複数のアカウントを持っている人が、特定の仲間とだけ交信するために利用するアカウントの事を「身内垢」と呼ばれています。
仲良い人同士での連絡用として、同じ趣味を持つ人と次のイベントの打ち合わせ用として…スカイプなどと同様、グループチャットのようにして使います。
今まで挙げたアカウントよりもさらに限定的な交友関係で利用されます。
主にそのアカウントにロックをかけて他の人が参加できないようにするため、それを家族や親戚などの血縁関係になぞらえて「身内」としています。
5. 「裏垢」の英語
言葉通り、「hidden account(隠されたアカウント)」「other(another) account(別のアカウント)」「secret account(秘密のアカウント)」などと表わされます。
全く意味が通じていない「垢」という当て字を使っているのは、昔から様々な暗号を別の漢字や言葉で表現してきた日本特有の文化かもしれません。
まとめ
「裏垢」といっても活用方法は様々です。
誰しも、普段見せられない隠している内面や趣味があるかと思います。
それを発信する場として、また、自分の力試しをする場として前向きに利用できれば、新しい交友関係を広げていく良いきっかけとなるでしょう。
3. 「裏垢」の使い方や例文
3-1. 使い方
「裏垢」は実生活では知られたくない場合や、内密にしたい内容を限定した相手と共有するときに使いますので、作るときも「本垢」とは区別して特定しづらいIDや名前にする必要があります。
最近は「裏垢」の存在も明るみになってきて、面白がって特定をしようとする人も多数出てきています。
アカウントを作成した後も、「本垢」と「裏垢」の繋がりがバレてしまわないように配慮する必要があります。
自分だけにしかわからないようロックするか、全く見ず知らずの相手だけフレンドとしてフォローするよう条件をつけて上手に活用しましょう。
3-2. 例文1
例:趣味で描いているイラストを公開するために裏垢を作った。
普段の生活で関わる人には言えない趣味を、誰かに見て欲しい時や評価してほしいために利用するのも一つの手です。
それに共感してくれる人と繋がりを持つきっかけともなります。
3-3. 例文2
例:友人と繋がっている本垢では言えない悪口を裏垢で吐きだした。
あまり褒められることではありませんが、誰しも普段の生活で抱えているストレスがあります。
そのストレスをうまく発散できない人が、匿名で発信できるSNS上で特定されない程度に毒を吐くために利用することもあります。
4. 「裏垢」の派生の例
4-1. 「愚痴垢」
人が抱く「嫉妬」や「いら立ち」などのダークな気持ちというのは世間一般的に他人に話すものではないと認識されています。
そのため、身元が割れていたり良い部分しか見せたくない本垢では話せる内容が限られてきます。
その時に活用されるのが裏垢の一種「愚痴垢」です。
アカウントには鍵をかける(承認した相手しか自分の情報が見られないようにするロック)事ができ、影響がない相手を厳選したり自分だけ閲覧できるように設定して、愚痴や暴言を吐きだす専用に利用します。
4-2. 「趣味垢」
趣味というのは、同じ趣味同士の人にとっては良さが分かる物ですが、あまり関心がない人やその趣味に嫌悪感を抱いている人もいます。
SNSは全世界誰でも登録さえすれば利用出来ますので、嫌でも自分が見たくない物が目に入ってくることもあります。
触らぬ神に祟りなしとは言うものの、基本的に匿名ばかりのネットやSNS上では突然攻撃されて炎上することも少なくありません。
それを防ぎ同じ趣味同士だけで楽しむために作られるアカウントが俗に「趣味垢」と呼ばれています。
4-3. 「オタ垢」
世の中にはオタクと呼称されている方々がいますが、元々はオタクは「何かに特化して詳しく、趣味としている人」でした。
近年ではアニメやゲームが好き、二次元の女の子や男の子にハマっている人、アイドルに傾倒している人というイメージがついています。
あらゆる事件や印象操作のおかげで普段の生活はひきこもり気味や無職という印象までついてしまい、アカウントのアイコンをアニメの絵にしているだけでオタクだと言われることまであります。
そのため、あまりそういったオタク趣味を全面に出すのが難しく、こっそり「裏垢」を作って楽しむ人が増えています。
4-4. 「病み垢」
政治不信や格差社会など色々な問題によって、体だけでなく精神的に患う人が多くなってきました。
精神的な病名も表に出ることが増えてきており、「メンヘラ」という言葉を耳にした事がある人も多いと思います。
本来そういった病気は治療に専念し完治を目指すものですが、精神的な病気は完治が難しく、また人によって発症した原因も違うため投薬だけで済む話ではなく長期的に自分の病気と向き合い生活している人がほとんどです。
精神的にあまり良い状態ではない為、こういった人々は「死」を連想させるような後ろ向きな気持ちに陥りがちだったり、精神的に頼れる相手に依存する傾向があります。
そのネガティブな内情やバイオレンスな言葉を発信しているアカウントを、一般的に「病み垢」と呼んでいます。
4-5. 「身内垢」
複数のアカウントを持っている人が、特定の仲間とだけ交信するために利用するアカウントの事を「身内垢」と呼ばれています。
仲良い人同士での連絡用として、同じ趣味を持つ人と次のイベントの打ち合わせ用として…スカイプなどと同様、グループチャットのようにして使います。
今まで挙げたアカウントよりもさらに限定的な交友関係で利用されます。
主にそのアカウントにロックをかけて他の人が参加できないようにするため、それを家族や親戚などの血縁関係になぞらえて「身内」としています。
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