立てた目標を気づけば放置していた時…「三日坊主だね」と言われたことはありませんか?
意味は大体わかりますが、そもそもなぜ三日坊主と言うのでしょうか。
その心理や克服方法などをご紹介します。
- 三日坊主とは?
- 三日坊主になる原因
- 三日坊主の人の心理や特徴
- 三日坊主の類語や言い換え
- 三日坊主を克服する気持ちの持ち方や方法
- 三日坊主は悪いことばかりでもない
- まとめ
1. 三日坊主とは?
三日坊主とは、飽きっぽくて長続きがしないこと、そしてそういう人そのものをさします。
三日坊主という語源には、僧侶、つまり坊主が関係してきます。
現在でもそうですが、僧侶の生活とは事細かな規律があり、大変厳しいものです。
僧侶になろうとしたものの、その厳しさに三日だけで逃げてしまう、というところから飽きるのが早い、続けることが難しいと言う意味で「三日坊主」という言葉が生まれました。
2. 三日坊主になる原因
三日坊主になるには、様々な原因があります。
しかし、その要因には、目標を達成するという合理的な意思の欠落が挙げられます。
具体的には現在の自分のレベルを考えなかったり、他人に共有しなかったりといったことです。
2-1. 目標を高く持ちすぎる
何か新しいことを始めようとするとき、せっかくだからと目標を高く掲げることがあります。
その心意気は大変良いことなのですが、実現不可能なほど高い目標を想定してしまい、結局トライしてもできないと心が折れてしまいます。
例えば、今までまるで運動をしていなかった人が、体力づくりのために週五日のジム通いをすると目標を掲げても、それを達成するのはかなり難しいことです。
自らが掲げた五日という目標に縛られ、しばらくは頑張ることができたとしても、高すぎる目標はいつか破綻します。
この例で言うと、月曜日から木曜日までジムに通えても、疲れてしまって金曜日に行けなかったとしたら目標をこなせないことになります。
その時、目標を達成できなかった敗北感から、目標そのものをあきらめてしまうのです。
2-2. 心理的プレッシャーをかけすぎる
ルールを設け、自分を追い込むことで目標を達成しようとする人がいます。
自分にはっぱをかけるという意味でついやりたくなりますし、それによって目標を達成できる人もいるでしょう。
しかし、厳格すぎるルールには反動があります。
例で言うと、ダイエットを成功させるために今後一切甘いものを口にしないと決め、自分を追い込むことにより、逆に甘いものを食べたい欲求が高まってきます。
しばらく我慢したとしても、その我慢した度合いと同じくらい食べたい欲が高まり、結局あるきっかけで口にしてしまいます。
一度そのルールを破ったところで最終的な目標が崩れるわけではありませんが、決めたルールを破ったことによって目標自体もあきらめてしまいます。
2-3. セーフティを用意しない
自分の中で決め、ただ黙々と目標に向かって進んでいく。
大変潔く、格好の良いやり方ではありますが、こと三日坊主の人に勧められるスタイルではありません。
自分の中で内々に決めたルールは、破ったところで誰にも非難されないからです。
自分の目標を誰かに話す人は、道を踏み外しそうになっても見栄や恥ずかしさなどの外的要因からグッとこらえることができます。
しかし、そういったセーフティを用意していないと、目標はすぐになあなあになってしまうのです。
また、目標を他人に話さない人は、他人に自らの失敗を話すのを恥ずかしがる癖があります。
そのため、失敗の可能性のあるチャレンジングなことを他人に打ち明けることをせず、さらに目標を破ってしまう悪循環に陥りがちです。
3. 三日坊主の人の心理や特徴
三日坊主の人には、共通する特徴があります。
その心理と併せてご紹介します。
3-1. 極端な思考
三日坊主になりがちな人は、完璧主義者の人がとても多いです。
それは、やるならやる、0か100かといった極端な考え方に陥ってしまうからです。
そもそも、自分が今までできていないことをするのですから、想定したとおりにできなくて当たり前。
トライアンドエラーで着実に目標まで歩んでいくことこそ、本来の目標を達成する近道なのです。
しかし、極端な思考をしていると、ちょっとつまづいただけでも目標全体をあきらめてしまうことがよくあります。
これにより、目標を立ててはあきらめ、また立ててあきらめるという典型的な三日坊主になってしまうのです。
3-2. 他人と自分を比べる
目標のハードルは、現在の自分より少々高いくらいが望ましいとされています。
しかし、このハードルを自分基準でなく、他人の基準にしてしまった時、三日坊主となる可能性が高くなってしまいます。
自分ができないことをクリアしようとするのではなく、他人もできないことをクリアしようという目標設定は、それがそもそも間違いです。
しかしその間違いに気づくことなく、いつまでも目標に他者のことを入れ込んでいることにより、達成できない目標が乱立してしまい、結局どれも志半ばで終わってしまうのです。
3-3. 中長期的な思考ができない
一度失敗したからといって、目標すべてをあきらめてしまう。
これは、中長期的な思考ができていないからです。
目の前のこの瞬間の失敗により、確かに想定していた完璧な目標達成はできなくなったかもしれません。
しかし、その反省はその後の目標達成のためになにより必要なこと。
反省を活かし、さらに目標自体を見直したりすることにより、最終的な目的に到達することができるのです。
短期的な思考で物事を考えてしまうと、そのような未来に通じる改革ができません。
それにより、結局三日坊主となって終わってしまうことになりがちです。
3-4. 成功体験がない
頑張ったところで、本当に良くなるのだろうか?
これを達成することにより、良いことは起こるのだろうか?
このように、目標自体に迷いを持ってしまい、目標を途中であきらめてしまう人がいます。
これは、成功体験が極端に不足しているためです。
この場合、その目標自体ではなく、今までの生き方、暮らし方の中での成功体験が不足していることが挙げられます。
ささやかなことでもよいので、自分が頑張ったことが報われた実感さえあれば、自分の行動に疑問を持つことは少なくなります。
頑張ったけれど誰も褒めてくれたことがない、あるいは成功した実感もなかったとなれば、目標をかなえるモチベーションも続くことはありません。
3-5. ロールモデルがいない
それが成功した時、幸福なイメージとなるお手本がいない状況です。
これは他者もそうですが、過去の自分なども含まれますし、また自分の強く想像する成功のイメージも対象となります。
誰しも、チャレンジングなことには迷いを持つものです。
チャレンジングなゆえ、今までの生活習慣を変えたり、一時的に強い我慢を強いられるなど、短期的に見れば状況が悪化しているとも感じられることがあるからです。
しかし、何か頼るべきイメージさえあれば、その迷いを打破することができます。
そういったものが全くない時、人は迷い、そして困難に打つ勝つことができず目標をあきらめていくのです。
3-6. 失敗がばれるのを嫌がる
チャレンジに失敗はつきものです。
しかし、三日坊主になりがちな人は失敗が他人にばれることをとても嫌がります。
本当はそういったチャレンジを鼻で笑う人は少ないのですが、そうとは思わず失敗を覆い隠そうとします。
そのような人は、目標を他者に開示することをしません。
オープンにしないということは、いつ失敗しても誰からも笑われないという安全地帯にいるということです。
このタイプの人は気軽に目標を立てては辞めることを繰り返します。
3-7. 他人から嫌われることを極端に恐れる
エッジの立ったチャレンジをすることは、人生において少なからずあります。
例えば起業がしたいとか、海外へ渡って生活してみたいとか、一般常識からすると常識より努力が必要、つまり失敗の可能性の高いチャレンジです。
人から嫌われることを恐れる人は、そういった本当にしたいチャレンジに蓋をして、自ら一般的に歓迎される目標にすり替えてしまいます。
例えば、本当はカフェを開店させてみたいけれど、自営は親が心配するのでカフェ店員になるというようなことです。
もちろん、どんな目標でも通過点はありますし、長期的に見て目標達成に貢献するならそれもいいでしょう。
しかし、それを通過点としてとらえず、自分の最終目標に置き換えてしまった時、自分の意志と反した行動にジレンマを感じ、結局すべてをあきらめてしまうことが起こります。
3-8. 自己肯定ができていない
「自分なんて」「自分のようなものが」と思ってしまう人は、自己肯定ができていない可能性があります。
自己肯定ができていないと、自分より高い目標に到達する挑戦はできません。
目標を掲げても、少しその目標から外れただけで「やっぱり自分はダメだったんだ」とあきらめてしまうことになります。
また、自己肯定感の無い人は自分のレベルよりもはるかに高い目標も立てがちです。
これは、自分が大変レベルの低い存在であり、高みに上るためにはとても高いハードルを越えなければいけないと思い込んでいるからです。
もちろん、高すぎるハードルを超えることは非常に困難です。
その結果、チャンレンジを簡単にあきらめてしまうのです。
4. 三日坊主の類語や言い換え
三日坊主という言葉は、悲しいかな大変親しまれている言葉です。
そのため、同じような言葉はたくさん存在します。
似ている言葉と、その違いをいくつかピックアップしてご紹介します。
4-1. 飽き性
三日坊主と同じく、目的や目標を簡単にあきらめてしまうのが飽き性の人です。
この場合、三日坊主とは異なり目標自体を変えてしまったり、目標への努力を放棄してしまう人に使う言葉となります。
三日坊主の人と違い、根気の持続する程度の、短期的で簡単な目標であれば達成することもあります。
4-2. 腰が定まらない
目標自体を変更してしまったり、もっと長期的な目的があいまいになっている人を表す言葉です。
三日坊主の人は同じ目標に何回もトライして辞めてしまうことが多いですが、腰が定まらない人はトライ中に考え、目的そのものを変更してしまいます。
そのため、本人としては目標を達成できていないとは考えません。
少しトライした結果、やり方や目的を変更しただけと考えています。
しかし、腰の定まらない人は根本の目標をいつまでも達成できません。
変更しすぎて、いずれ本当にやりたかったことも分からなくなってしまう可能性すらあります。
4-3. 根性がない
厳しい努力や今までにない我慢など、根性が必要なチャレンジの場合、これをあきらめてしまうのが根性がない人です。
根性がない人は、三日坊主の人ほどは簡単に目的はあきらめません。
しかし、こと現状の自分より少しハードルが高めになった時、簡単にあきらめてしまうことがあります。
そのため、根性の無い人は自分のレベルを自覚し、適正な目的を掲げることで目標を達成することができます。
その点は三日坊主の人とは少々異なる部分です。
5. 三日坊主を克服する気持ちの持ち方や方法
三日坊主を克服するためには、方法論や考え方など様々なアプローチが必要になってきます。
今回は、10キロのダイエットを目指す人を例として三日坊主の克服方法をご紹介します。
5-1. 目標は小出しに、点で作る
目標を高く、大きく掲げることは、大きな目標を達成するのに重要なことです。
モチベーションを高めるためには、大きな目標の方が良いとさえ言えます。
しかし、目標が大きければ大きいほど一気に攻略するのは至難のわざ。
そこで、目標までの途中経過を点で用意し、まずはその小さな目標をクリアしていきましょう。
10キロ減量したいとき、いきなり10キロを落とすことは大変難しいですが、2週間で0. 5キロ、1か月で1キロなど、小刻みにしていけば現実的です。
小さすぎる目標では遠回りにも見ますが、その小さな目標すらクリアできないなら大きな目標は達成することはできません。
安心して小さな目標をクリアすることに集中しましょう。
5-2. 少々の失敗は途中経過だと思う
達成の段階を設定したとして、その小さな目標が途中でつまづいたとしても恐れることはありません。
小さな目標は取り返しが効きます。
つまづいてしまった理由を分析し、対処した上で再度つまづくことがないように対策しましょう。
例で言えば、2か月後に2キロの減量に成功していなければいけないのに1キロしか減っていなかった場合などです。
この場合、食生活を見直したり、イレギュラーな飲み会などがありカロリーを取り過ぎてしまわなかったかを検証します。
原因がわかったら、あとはその分を取り返すためにかなり低カロリーな粗食の週を作ったり、今後の飲み会などでの振る舞いを検討すればよいのです。
5-3. 誰かに批判されることを恐れない
その目標にチャレンジするということは、現在その目標通りの自分ではないというのが前提です。
そのため、10キロのダイエットにチャレンジしたとしても、それが実現できるかは未知数です。
しかし、このチャレンジを誰かに笑われるなどということは考えないようにしましょう。
例え笑われたとしても、さげすまれたとしても、それにチャレンジし、成功することが自分への一番のご褒美です。
他人は何もしてくれません。
チャレンジした本人が成功しようが失敗しようが、最終的な結果は本人にのみ影響します。
何か口出ししてくる人がいたとしても、案外その場限りで忘れているもの。
そんな人のことは忘れ、自分の目的だけに集中しましょう。
5-4. 成功後の強い幸福イメージを持つ
「10キロ痩せたところで何になるのだろう?」
目標の達成に近づき、ハードルがどんどん上がってくる頃に陥りやすい考え方です。
本人としては目標そのものに悩んでいるように思っていますが、本当のところは努力につらさを覚え、辞める言い訳を探している状態です。
これは、ダメな自分、努力を怠っている自分の行動が懐かしく、安心するからです。
好きな時に食べたいものを食べていた自分が、しっかりと自分を律することができるようになった。
それを望んでいたのだけれど、それでいいのだろうかという迷いです。
そのようなことを振り払うためには、目標達成後の強い幸福のイメージを持ち続けることです。
幸せになることは悪いことでもなんでもありません。
誰に恥じることなく努力し、遠慮なく幸福になりましょう。
5-5. 三日坊主でも、自分を非難しない
その目標を達成できなかった時、つまり結果として三日坊主になってしまった時も、自分を非難するのはやめましょう。
自分を甘やかすことと、自分を卑下することは違います。
甘やかすとは、三日坊主になる前に目標すら立てず、チャレンジしないことにあぐらをかいている状態です。
卑下するとは、目標に向かってトライしたにも関わらず、努力が足りず達成できない自分を責めることです。
結果が出なかったとしても、得るものは必ずあったはずです。
その得るものを取得した分、昨日までの自分よりたったの一歩でも成長しているのです。
その気づきを得るための勉強だったと割り切り、以前より成長した自分として、また目標にトライするようにしましょう。
6. 三日坊主は悪いことばかりでもない
三日坊主というと悪いイメージが付きまといますが、目標を全く持たず、だらだらと生きているよりははるかにマシです。
少なくとも、目標を考えたり、その目標に至るために調べ物をしたりする必要があります。
そのため、目標をあきらめたとしてもそこに至る考え方は深まったと言えます。
まとめ
三日坊主になってしまうかも、と最初からあきらめてしまうより、三日坊主になってもいいからチャレンジしてみようと思う気持ちこそ、最終的に三日坊主を克服する秘訣なのです。
3. 三日坊主の人の心理や特徴
三日坊主の人には、共通する特徴があります。
その心理と併せてご紹介します。
3-1. 極端な思考
三日坊主になりがちな人は、完璧主義者の人がとても多いです。
それは、やるならやる、0か100かといった極端な考え方に陥ってしまうからです。
そもそも、自分が今までできていないことをするのですから、想定したとおりにできなくて当たり前。
トライアンドエラーで着実に目標まで歩んでいくことこそ、本来の目標を達成する近道なのです。
しかし、極端な思考をしていると、ちょっとつまづいただけでも目標全体をあきらめてしまうことがよくあります。
これにより、目標を立ててはあきらめ、また立ててあきらめるという典型的な三日坊主になってしまうのです。
3-2. 他人と自分を比べる
目標のハードルは、現在の自分より少々高いくらいが望ましいとされています。
しかし、このハードルを自分基準でなく、他人の基準にしてしまった時、三日坊主となる可能性が高くなってしまいます。
自分ができないことをクリアしようとするのではなく、他人もできないことをクリアしようという目標設定は、それがそもそも間違いです。
しかしその間違いに気づくことなく、いつまでも目標に他者のことを入れ込んでいることにより、達成できない目標が乱立してしまい、結局どれも志半ばで終わってしまうのです。
3-3. 中長期的な思考ができない
一度失敗したからといって、目標すべてをあきらめてしまう。
これは、中長期的な思考ができていないからです。
目の前のこの瞬間の失敗により、確かに想定していた完璧な目標達成はできなくなったかもしれません。
しかし、その反省はその後の目標達成のためになにより必要なこと。
反省を活かし、さらに目標自体を見直したりすることにより、最終的な目的に到達することができるのです。
短期的な思考で物事を考えてしまうと、そのような未来に通じる改革ができません。
それにより、結局三日坊主となって終わってしまうことになりがちです。
3-4. 成功体験がない
頑張ったところで、本当に良くなるのだろうか?
これを達成することにより、良いことは起こるのだろうか?
このように、目標自体に迷いを持ってしまい、目標を途中であきらめてしまう人がいます。
これは、成功体験が極端に不足しているためです。
この場合、その目標自体ではなく、今までの生き方、暮らし方の中での成功体験が不足していることが挙げられます。
ささやかなことでもよいので、自分が頑張ったことが報われた実感さえあれば、自分の行動に疑問を持つことは少なくなります。
頑張ったけれど誰も褒めてくれたことがない、あるいは成功した実感もなかったとなれば、目標をかなえるモチベーションも続くことはありません。
3-5. ロールモデルがいない
それが成功した時、幸福なイメージとなるお手本がいない状況です。
これは他者もそうですが、過去の自分なども含まれますし、また自分の強く想像する成功のイメージも対象となります。
誰しも、チャレンジングなことには迷いを持つものです。
チャレンジングなゆえ、今までの生活習慣を変えたり、一時的に強い我慢を強いられるなど、短期的に見れば状況が悪化しているとも感じられることがあるからです。
しかし、何か頼るべきイメージさえあれば、その迷いを打破することができます。
そういったものが全くない時、人は迷い、そして困難に打つ勝つことができず目標をあきらめていくのです。
3-6. 失敗がばれるのを嫌がる
チャレンジに失敗はつきものです。
しかし、三日坊主になりがちな人は失敗が他人にばれることをとても嫌がります。
本当はそういったチャレンジを鼻で笑う人は少ないのですが、そうとは思わず失敗を覆い隠そうとします。
そのような人は、目標を他者に開示することをしません。
オープンにしないということは、いつ失敗しても誰からも笑われないという安全地帯にいるということです。
このタイプの人は気軽に目標を立てては辞めることを繰り返します。
3-7. 他人から嫌われることを極端に恐れる
エッジの立ったチャレンジをすることは、人生において少なからずあります。
例えば起業がしたいとか、海外へ渡って生活してみたいとか、一般常識からすると常識より努力が必要、つまり失敗の可能性の高いチャレンジです。
人から嫌われることを恐れる人は、そういった本当にしたいチャレンジに蓋をして、自ら一般的に歓迎される目標にすり替えてしまいます。
例えば、本当はカフェを開店させてみたいけれど、自営は親が心配するのでカフェ店員になるというようなことです。
もちろん、どんな目標でも通過点はありますし、長期的に見て目標達成に貢献するならそれもいいでしょう。
しかし、それを通過点としてとらえず、自分の最終目標に置き換えてしまった時、自分の意志と反した行動にジレンマを感じ、結局すべてをあきらめてしまうことが起こります。
3-8. 自己肯定ができていない
「自分なんて」「自分のようなものが」と思ってしまう人は、自己肯定ができていない可能性があります。
自己肯定ができていないと、自分より高い目標に到達する挑戦はできません。
目標を掲げても、少しその目標から外れただけで「やっぱり自分はダメだったんだ」とあきらめてしまうことになります。
また、自己肯定感の無い人は自分のレベルよりもはるかに高い目標も立てがちです。
これは、自分が大変レベルの低い存在であり、高みに上るためにはとても高いハードルを越えなければいけないと思い込んでいるからです。
もちろん、高すぎるハードルを超えることは非常に困難です。
その結果、チャンレンジを簡単にあきらめてしまうのです。
4. 三日坊主の類語や言い換え
三日坊主という言葉は、悲しいかな大変親しまれている言葉です。
そのため、同じような言葉はたくさん存在します。
似ている言葉と、その違いをいくつかピックアップしてご紹介します。
4-1. 飽き性
三日坊主と同じく、目的や目標を簡単にあきらめてしまうのが飽き性の人です。
この場合、三日坊主とは異なり目標自体を変えてしまったり、目標への努力を放棄してしまう人に使う言葉となります。
三日坊主の人と違い、根気の持続する程度の、短期的で簡単な目標であれば達成することもあります。
4-2. 腰が定まらない
目標自体を変更してしまったり、もっと長期的な目的があいまいになっている人を表す言葉です。
三日坊主の人は同じ目標に何回もトライして辞めてしまうことが多いですが、腰が定まらない人はトライ中に考え、目的そのものを変更してしまいます。
そのため、本人としては目標を達成できていないとは考えません。
少しトライした結果、やり方や目的を変更しただけと考えています。
しかし、腰の定まらない人は根本の目標をいつまでも達成できません。
変更しすぎて、いずれ本当にやりたかったことも分からなくなってしまう可能性すらあります。
4-3. 根性がない
厳しい努力や今までにない我慢など、根性が必要なチャレンジの場合、これをあきらめてしまうのが根性がない人です。
根性がない人は、三日坊主の人ほどは簡単に目的はあきらめません。
しかし、こと現状の自分より少しハードルが高めになった時、簡単にあきらめてしまうことがあります。
そのため、根性の無い人は自分のレベルを自覚し、適正な目的を掲げることで目標を達成することができます。
その点は三日坊主の人とは少々異なる部分です。
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