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共感能力が高い人の特徴(話してもらうには・結婚) | SPITOPI

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共感能力が高い人の特徴(話してもらうには・結婚)

共感能力とは相手と共に感じることができる能力のことであり、共感能力が高い人は「相手の気持ち・感情・思考」を洞察して、相手と同じように感じ取ることができるのです。

共感能力が高いと他者と良好な人間関係や協力体制を築きやすくなりますが、共感能力が高い人にはどんな特徴があるのでしょうか? 「共感能力が高い人の特徴」と「共感能力が低い人の心理」を分かりやすく説明していきます。

更に「共感能力が低くなる原因」と「共感能力が高くなるコツ・方法」についても紹介しています。

  • 共感能力とは何か?
  • 共感能力が高い人の特徴
  • 共感能力が低い人の心理
  • 共感能力が低くなる原因
  • 共感能力が高くなるコツや方法
  • まずは自分の意志や感情を知ることが大事です
  • まとめ

1. 共感能力とは何か?

共感能力とは何か?

共感能力とは相手の立場に立って感じたり考えたりすることができる能力のことであり、共感能力が高い人は「他者に対する洞察力が高い人+他者に対する思いやりが強い人」なのです。

共感能力があるかないかによって、「人間関係・恋愛関係・結婚生活への適応能力」や「他者に好かれるコミュニケーション能力の高低」が全く変わってきます。

人間は「自分の気持ち・感情・思考」を深く理解しようとしてくれる人のことを好きになり、そういった共感能力がある人を信用することが多いのです。

共感能力は「良好な人間関係の基盤」にあるものであり、お互いのことを認め合う「愛情・恋愛・結婚・友情の関係」においては、相手を思いやる共感能力は絶対に必要な前提条件にもなっています。

2. 共感能力が高い人の特徴

共感能力が高い人の特徴

共感能力が高い人には、以下のような特徴があります。

2-1. 他人(相手)に対する一定以上の興味関心がある

他人(相手)に対する一定以上の興味関心がある

共感能力が高い人の特徴として、「他人(相手)に対する一定以上の興味関心がある」ということを指摘することができます。

共感能力が高い人は、色々な異なるタイプの他者と共感的なコミュニケーションを取ることができます。

それは他人(相手)に対して一定以上の興味関心を持っていて、積極的な質問や応答をしながらコミュニケーションを取れるからなのです。

相手の話している話題や内容にも意識的に興味を持つことができるので、自分のほうから相手のその時の気持ちに寄り添った適切な感情表現や質疑応答をすることができます。

2-2. 相手の立場に立って物事を考えようとする想像力がある

相手の立場に立って物事を考えようとする想像力がある

共感能力が高い人の特徴として、「相手の立場に立って物事を考えようとする想像力がある」ということがあります。

共感能力が高い人は、自分自身の立場や気持ちだけで、相手のことを一方的に判断することはありません。

共感能力が高いということは、「相手の立場・感情・事情に対する思いやり」があるということであり、そういった相手に対する思いやりを保つためには、「相手の立場に立って物事を考えようとする姿勢・想像力」が求められてくるのです。

共感能力が高い人は、「自分の主観的な思考・感情・立場」だけで物事を考えるのではなく、「この時に相手だったらどのように感じていたのだろう?(考えていたのだろう?)」というイマジネーションを働かせることで、「相手の立場」に立って共感的に物事を考えているのです。

2-3. 相手の苦しみやつらさを想像して心を痛めるような良心がある

相手の苦しみやつらさを想像して心を痛めるような良心がある

「相手の苦しみやつらさを想像して心を痛めるような良心がある」ということが、共感能力が高い人の典型的な特徴になっています。

共感能力が高い人は「相手が喜びそうなこと+相手のメリットになりそうなこと」を積極的にしますが、「相手が嫌がりそうなこと+困りそうなこと」を敢えてすることはまずありません。

共感能力が高い人が、人が嫌がったり困ったりする意地悪な行動をしない理由は、「相手の苦しみ(つらさ)・悲しみ」に共感するだけの良心を持っているからなのです。

共感能力が高い人は、「相手の苦しみ・つらさ・悲しみ」をリアルに想像して感情移入するだけで、自分自身も「良心の呵責」で苦しくなってしまうので、相手を苦しめるような行動はできないのです。

良心・思いやりや倫理観が人並み以上に強いというのが、共感能力が高い人の特徴になっています。

2-4. 自己中心的な価値観ではなく相手と一緒に楽しもうとする価値観を持っている

自己中心的な価値観ではなく相手と一緒に楽しもうとする価値観を持っている

共感能力が高い人の特徴として、「自己中心的な価値観ではなく相手と一緒に楽しもうとする価値観を持っている」ということがあります。

共感能力が高い人は、同じ集団組織に所属している人たちと一緒に目標を達成したいとか、みんなで一緒に楽しみたいとかいった協調的な価値観を持っていることが多いのです。

「自分さえ満足できれば良い+自分以外の他人のことは知らない」といった自己中心的な価値観を持っていないので、自然と「仲間と一緒に楽しみたいという共感的・協調的な価値観」を持ちやすくなります。

自分一人だけであれば簡単に楽しめる状況であっても、周囲にいる仲間(他者)の立場や気持ちも考えて、「何とかみんなで一緒に楽しむことができないだろうか?自分一人だけが成功して楽しくても意味がない」ということを真剣に考えるのが共感能力が高い人なのです。

2-5. 自分と他人の価値観・生き方の違いを認めている

自分と他人の価値観・生き方の違いを認めている

「自分と他人の価値観・生き方の違いを認めている」ということも、共感能力が高い人の特徴の一つになります。

共感能力が高い人は「自分の人生(生き方)・価値観」と「他者の人生(生き方)・価値観」を混同することがないので、自分の生き方を他人に無理やり押し付けるということがまずありません。

共感能力が高い人は良い意味で、「自分は自分・他人は他人という境界線」がしっかりとしていて、「自分の価値観や生き方だけが常に正しい」という独善的な価値観に陥ることがないのです。

自分と他人の価値観・生き方の違いを認めているので、無神経に他人のプライベートにまで踏み込んで、「もっとこうすべきだ・今の生き方は間違っている」というような相手を不快にするアドバイスをすることもないのです。

2-6. 相手を否定するよりも相手を肯定・支持するコミュニケーションが多い

相手を否定するよりも相手を肯定・支持するコミュニケーションが多い

共感能力が高い人の特徴として、「相手を否定するよりも相手を肯定・支持するコミュニケーションが多い」ということを上げることができます。

共感能力が高い人は日常のコミュニケーションや人間関係でも、「相手を喜ばせるやり取り+相手のモチベーションを高めるやり取り」を自然に身に付けていることが多いのです。

そのため、「相手の人格・能力・魅力」などを頭ごなしに否定するような非共感的なコミュニケーションをすることはまずありません。

「相手の人格・能力・魅力」を肯定・支持する気持ちの良いコミュニケーションが多いというのが、共感能力が高い人の特徴になっています。

3. 共感能力が低い人の心理

共感能力が低い人の心理

共感能力が低い人の心理として指摘できるのは以下のようなことです。

3-1. 他人に対する興味関心が乏しくて相手の話を真剣に聴きたいと思えない

他人に対する興味関心が乏しくて相手の話を真剣に聴きたいと思えない

共感能力が低い人の代表的な心理として、「他人に対する興味関心が乏しくて相手の話を真剣に聴きたいと思えない」ということがあります。

共感能力が低い人の心理状態としてもっとも多いのは、「他人(相手)の話を真剣に聴くことができない+相手の話そうとしている内容に意識を集中することができない」ということなのです。

相手の話を真剣に集中して聴くことができないという心理状態の背後にあるのは、「他人に対する興味関心の乏しさ」であり、相手が何を感じていようが(何を考えていようが)自分には関係ないといった傍観者的な態度なのです。

共感能力が低い人の心理は、「自分の話をもっと興味を持って聞いてほしい+自分の話題を介して自分の価値を認めて褒めてほしい」という方向に傾きやすいのです。

その結果、「相手の話そうとしている内容・気持ち」に対して意識を集中することができなくなり、真剣に相手(他者)の話を聴くことができないので共感能力も低くなってしまうのです。

3-2. 自己愛が強くて自分をもっと認めてほしいという気持ちが強すぎる

自己愛が強くて自分をもっと認めてほしいという気持ちが強すぎる

共感能力が低い人の心理として、「自己愛が強くて自分をもっと見てほしい(認めてほしい)という気持ちが強すぎる」ということがあります。

共感能力が低い人は、自己愛が過度に強い人であることが多く、自己中心的な物事の考え方や行動原理によって、他者に共感することが難しくなってしまうのです。

自己愛が過剰になってしまうと、「もっと自分を見て欲しい+もっと自分を認めて欲しい(もっと自分を愛して欲しい)」という気持ちも異常に肥大していくので、結果として他人に興味や共感を抱くことが難しくなってしまいます。

共感能力が低い人の心理は、「自己愛+承認欲求(愛情欲求)の強さ」に彩られており、自分だけをみんなにもっと見て欲しい(認めて欲しい)という気持ちが強まることによって、「他人の気持ちや立場に寄り添おうとする意志」が無くなってしまいやすいのです。

3-3. 過去の対人関係のトラウマによってありのままの感情を出すことが怖い

過去の対人関係のトラウマによってありのままの感情を出すことが怖い

「過去の対人関係のトラウマによってありのままの感情を出すことが怖い」というのも、共感能力が低い人の典型的な心理になっています。

共感能力が低い人は過去の人間関係において、信頼していた人から裏切られたり、学校・職場などの集団生活でいじめられたりして、心に「トラウマ(心的外傷)」を負っていることがあります。

「裏切り・拒絶(無視)・いじめ・虐待」などが原因で心にトラウマを負ってしまうと、他者に対して自分の心をオープンにすることができなくなり、「対人不安・対人緊張」が強まりやすくなってしまうのです。

過去の対人関係で傷つけられてトラウマを負った人は、共感能力が低下しやすいのですが、その心理として「ありのままの感情表現をするとまた傷つけられる可能性があるから怖い」ということを指摘できます。

トラウマによって対人恐怖症(社会不安障害)のような「対人不安・対人緊張」が異常に強くなってしまうと、自分のありのままの意見や感情を出すことが怖くて仕方ないという心理に追い込まれる恐れがあるのです。

4. 共感能力が低くなる原因

共感能力が低くなる原因

共感能力が低くなる原因として指摘できるのは、「自己中心的な態度や価値観+自己愛・承認欲求の強さ」であり、共感能力が低い人は自分が褒められたり認められたりしたいという思いで頭がいっぱいになってしまっているのです。

共感能力が低くなる原因の中心にあるのが「自分さえ良ければいいという自己中心的な価値観」であり、「自分以外の他者の気持ち・立場(境遇)に対する想像力」を働かせるだけの心理的余裕がないのです。

共感能力が低くなってしまうもう一つの原因として、「他者に対する興味関心が乏しいこと」や「自分の感情表現が苦手であること(表情に変化が乏しく笑顔もあまり見せないこと)」を上げることができます。

他者に対して興味関心を持つことは「共感能力の基盤」であり、相手の反応に合わせて自分の感情を適切に表現していくことは「共感能力の技術」になっています。

そのため、他者に全く興味が無かったり、笑顔や表情が乏しかったりすれば、必然的に共感能力は低下してしまうのです。

5. 共感能力が高くなるコツや方法

共感能力が高くなるコツや方法

共感能力が高くなるコツや方法としては、以下のようなやり方を考えることができます。

5-1. 相手の立場に立って物事を考えたり状況を想像したりする癖をつける

相手の立場に立って物事を考えたり状況を想像したりする癖をつける

共感能力が高くなるコツや方法として、「相手の立場に立って物事を考えたり状況を想像したりする癖をつける」ということがあります。

共感能力が高い人は「相手の立場や気持ちに立って物事を考えられる人」であり、相手の立場を的確に想像するだけのイマジネーション(想像力)を持っているのです。

共感能力が低い人はいつも自分の立場や事情からしか物事を考えることができませんが、共感能力が高い人は、いつも「今、相手はどのようなことを感じているのだろう?相手は何を考えているのだろう?」というイマジネーションを巡らせているのです。

共感能力を高めるためのコツは、「自分自身の主観的な感じ方・考え方」に閉じこもらずに、「相手の立場や気持ちに立った客観的な感じ方・考え方」をする癖を毎日つけていくことなのです。

5-2. 相手の気持ちを優先的に考えながら大げさなくらいの感情表現をしてみる

相手の気持ちを優先的に考えながら大げさなくらいの感情表現をしてみる

「相手の気持ちを優先的に考えながら大げさなくらいの感情表現をしてみる」ということも、共感能力が高くなるコツや方法の一つになっています。

共感能力が低い人はいつもクールな表情をしていて、沈着冷静な落ち着いた態度をずっと保っている人が多いのです。

しかし、共感能力の具体的な現れは「豊かな感情表現」にあるので、意図的にクールな澄ました表情ばかりしていても、他者に自分が共感しているということが伝わることはありません。

共感能力を高めたいのであれば、自分のイメージ戦略やプライドよりも、「相手の気持ち・事情」を優先的に考えるようにすることが大切です。

相手の気持ちを優先的に考えながら、いつもより大げさな感情表現をしていくことで、「自分の共感的な姿勢・態度」が分かりやすく相手に伝わるようになるのです。

5-3. 相手の話している内容に意識して興味関心を持って聞き役になる

相手の話している内容に意識して興味関心を持って聞き役になる

共感能力が高くなるコツや方法として、「相手の話している内容に意識して興味関心を持って聞き役になる」ということを上げることができます。

共感能力を高める近道は、相手の話を丁寧に誠実に聴く「聞き役」になることであり、自分だけが一方的に話すのではなく、まずは落ち着いて「相手が自分に何を伝えたいのか」を想像しながら話を聴くことが大切です。

相手に対する興味関心を持てなければ、共感能力を高めようがありませんが、最初に「相手の話そうとしている話題・気持ち」に意識して興味関心を持つようにすることで、少しずつ共感能力が高まりやすくなるのです。

相手の話に丁寧かつ共感的に耳を傾けることが、「相手に対する自然な興味関心=共感能力の土台になるベースライン」を高めてくれるからです。

5-4. 仲間(他者)と一緒に共通の目標を達成するような活動に真剣に取り組んでみる

仲間(他者)と一緒に共通の目標を達成するような活動に真剣に取り組んでみる

「仲間(他者)と一緒に共通の目標を達成するような活動に真剣に取り組んでみる」ということが、共感能力が高くなるコツや方法の一つになります。

自己中心的な行動基準を改めていくためには、実際に他者と一緒に「同じ目標の達成」に向かって努力することが一番有効なのです。

仲間として認め合うことのできる他人と一緒に、共通の目標を達成するための真剣な共同行動に取り組めば、「仲間の成功」を「自分の成功」と同じように感動して受け止められるようになっていきます。

仲間と共に笑って喜ぶことが、高い共感能力の基盤になっていくのです。

6. まずは自分の意志や感情を知ることが大事です

まずは自分の意志や感情を知ることが大事です

他者との共感能力を高めるためにまず大事になるのは、「汝自身を知ること」なのです。

自分で自分の「本当の意志や本気の感情(気持ち)」について正確に理解するところから、共感能力を高めるトレーニングは始まることになります。

自分が他者と向き合ってコミュニケーションをしている時に、「どんな状態を目指す意志(動機)」を持っているのかをセルフチェックしてみましょう。

相手と向かい合う意志や動機に、少しでも「相手の立場に立って共感的に物事を考えたい」とか「相手を喜ばせたりもてなしたりするようなコミュニケーションをしたい」とかいう動機付けがあるのであれば、あなたの共感能力はこれからぐんぐん伸びていく可能性があるのです。

自分の本当の感情として、「他者と共により良い関係を作っていきたいという気持ち」や「人の心の痛み・つらさが分かるような人間になりたいという感情」があるのであれば、更にあなたの共感能力は高まりやすいでしょう。

まとめ

まとめ

共感能力が高い人の特徴としては、「他者に対する一定以上の興味関心がある」「相手の立場に立って物事を考えようとする想像力がある」「相手の苦しみやつらさを想像して心を痛めるような良心がある」などがあります。

共感能力が低い人の心理としては、「他人に対する興味関心が乏しくて相手の話を真剣に聴きたいと思えない」「自己愛が強くて自分をもっと見て認めてほしいという気持ちが強すぎる」などがあります。

共感能力が高くなるコツや方法として、「相手の立場に立って物事を考えたり状況を想像したりする癖をつける」「相手の気持ちを優先的に考えながら大げさなくらいの感情表現をしてみる」などを紹介しました。

共感能力が高い人の特徴や共感能力が低い人の心理について詳しく調べたい人は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。

共感能力が低い人の心理

共感能力が低い人の心理として指摘できるのは以下のようなことです。

3-1. 他人に対する興味関心が乏しくて相手の話を真剣に聴きたいと思えない

他人に対する興味関心が乏しくて相手の話を真剣に聴きたいと思えない

共感能力が低い人の代表的な心理として、「他人に対する興味関心が乏しくて相手の話を真剣に聴きたいと思えない」ということがあります。

共感能力が低い人の心理状態としてもっとも多いのは、「他人(相手)の話を真剣に聴くことができない+相手の話そうとしている内容に意識を集中することができない」ということなのです。

相手の話を真剣に集中して聴くことができないという心理状態の背後にあるのは、「他人に対する興味関心の乏しさ」であり、相手が何を感じていようが(何を考えていようが)自分には関係ないといった傍観者的な態度なのです。

共感能力が低い人の心理は、「自分の話をもっと興味を持って聞いてほしい+自分の話題を介して自分の価値を認めて褒めてほしい」という方向に傾きやすいのです。

その結果、「相手の話そうとしている内容・気持ち」に対して意識を集中することができなくなり、真剣に相手(他者)の話を聴くことができないので共感能力も低くなってしまうのです。

3-2. 自己愛が強くて自分をもっと認めてほしいという気持ちが強すぎる

自己愛が強くて自分をもっと認めてほしいという気持ちが強すぎる

共感能力が低い人の心理として、「自己愛が強くて自分をもっと見てほしい(認めてほしい)という気持ちが強すぎる」ということがあります。

共感能力が低い人は、自己愛が過度に強い人であることが多く、自己中心的な物事の考え方や行動原理によって、他者に共感することが難しくなってしまうのです。

自己愛が過剰になってしまうと、「もっと自分を見て欲しい+もっと自分を認めて欲しい(もっと自分を愛して欲しい)」という気持ちも異常に肥大していくので、結果として他人に興味や共感を抱くことが難しくなってしまいます。

共感能力が低い人の心理は、「自己愛+承認欲求(愛情欲求)の強さ」に彩られており、自分だけをみんなにもっと見て欲しい(認めて欲しい)という気持ちが強まることによって、「他人の気持ちや立場に寄り添おうとする意志」が無くなってしまいやすいのです。

3-3. 過去の対人関係のトラウマによってありのままの感情を出すことが怖い

過去の対人関係のトラウマによってありのままの感情を出すことが怖い

「過去の対人関係のトラウマによってありのままの感情を出すことが怖い」というのも、共感能力が低い人の典型的な心理になっています。

共感能力が低い人は過去の人間関係において、信頼していた人から裏切られたり、学校・職場などの集団生活でいじめられたりして、心に「トラウマ(心的外傷)」を負っていることがあります。

「裏切り・拒絶(無視)・いじめ・虐待」などが原因で心にトラウマを負ってしまうと、他者に対して自分の心をオープンにすることができなくなり、「対人不安・対人緊張」が強まりやすくなってしまうのです。

過去の対人関係で傷つけられてトラウマを負った人は、共感能力が低下しやすいのですが、その心理として「ありのままの感情表現をするとまた傷つけられる可能性があるから怖い」ということを指摘できます。

トラウマによって対人恐怖症(社会不安障害)のような「対人不安・対人緊張」が異常に強くなってしまうと、自分のありのままの意見や感情を出すことが怖くて仕方ないという心理に追い込まれる恐れがあるのです。

共感能力が低くなる原因

共感能力が低くなる原因として指摘できるのは、「自己中心的な態度や価値観+自己愛・承認欲求の強さ」であり、共感能力が低い人は自分が褒められたり認められたりしたいという思いで頭がいっぱいになってしまっているのです。

共感能力が低くなる原因の中心にあるのが「自分さえ良ければいいという自己中心的な価値観」であり、「自分以外の他者の気持ち・立場(境遇)に対する想像力」を働かせるだけの心理的余裕がないのです。

共感能力が低くなってしまうもう一つの原因として、「他者に対する興味関心が乏しいこと」や「自分の感情表現が苦手であること(表情に変化が乏しく笑顔もあまり見せないこと)」を上げることができます。

他者に対して興味関心を持つことは「共感能力の基盤」であり、相手の反応に合わせて自分の感情を適切に表現していくことは「共感能力の技術」になっています。

そのため、他者に全く興味が無かったり、笑顔や表情が乏しかったりすれば、必然的に共感能力は低下してしまうのです。

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この記事は2021年02月01日に更新されました。

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