わがままな彼氏と付き合っている女性は大変ですよね。
しかし、自分がパートナーとの付き合いに疲れている時、彼氏がわがままなのかそうでないのかを見極めるのは難しいもの。
今回は、わがままな彼氏の特徴や付き合い方をご紹介します。
- わがままな彼氏とは?
- わがままな彼氏の性格的な特徴
- わがままな彼氏と結婚するデメリット
- わがままな彼氏の心理
- わがままな彼氏の対処方法
- わがままな彼氏に似た言葉、その違い
- まとめ
1. わがままな彼氏とは?
わがままな彼氏とは、彼女に対して無理難題を言って振り回したり、それを反省しない彼氏のことです。
しかし、リーダーシップがあったり、かわいらしいわがままを言ってきたりと魅力的な部分も存在します。
多少わがままを言うことは誰しもあることです。
しかし、そのわがままが鼻につく、ストレスの原因となった時、彼氏がわがままであると言えます。
2. わがままな彼氏の性格的な特徴
わがまな彼氏は、その度合いや好みなどに差はあれど、ある程度共通した特徴があります。
逆に言えば、この特徴を備えていなければ単に自分と好みが合わないだけとも言えます。
2-1. 自分の欲求を優先してしまう
あれがやりたい、これも欲しい。
人間の欲望とは限りのないものです。
しかし、それをすべてやってしまったり、買ってしまったりすると生活は破綻してしまいます。
これを我慢できないのがわがままな彼氏です。
例えば、デートの約束をしていたのにすっぽかされた。
理由を聞いてみれば、誘われるままに飲みに行ってしまいお金がなくなった…なんていうことはわがままな彼氏と付き合っていればよくあることです。
本来であれば、先に約束していた予定を優先するのが当たり前なのですが、わがままな彼氏は自分の欲望に素直なため、後先を考えて物事をセーブすることができないのです。
その結果、彼女がしわ寄せを食らうこともよく起こります。
2-2. 自分の思うとおりになると思っているため、そうでない場合に対処できない
物事が自分の思うとおりになるのは、欲望の限度が低い幼児期くらいまでです。
それどころか、幼児期にでも思うとおりにさせてもらえることは少ないでしょう。
教育として、こどもの思い通りにさせない親もたくさんいるはずです。
しかし、わがままな彼氏はその点こどもと同じ。
自分の望んだことが叶えられると信じ切っています。
ただ、現実としてはそんなことは毎回起こりません。
そのため、自分の望み通りにならなかった場合に困惑し、戸惑います。
こどもであればただ泣き叫ぶだけで済むのですが、彼氏であれば大人であり、そして男性です。
困惑した気持ちを外に出すとき、それはいら立ちとして現れ、最悪の場合暴言や暴力という形で彼女にぶつけられます。
2-3. 相手にしてもらえることは、自分と同じかそれ以上を求める
自分と相手が違うということがなかなか理解できないのがわがままな彼氏。
そのため、わがままな彼氏が良かれと思ってやったことに対して同じくらいの返し方をしないとき、わがままな彼氏は自分が軽んじられたと感じ、怒りを覚えます。
しかし、同じくらいの返し方と言っても、その基準はわがままな彼氏の中にあります。
そのため、現実としては同じだけのお礼をするということは大変難しいのです。
結果、わがままな彼氏としてはやってもらえて当然といったことを彼女が行わないということで、また怒りといら立ちを覚えることになります。
3. わがままな彼氏と結婚するデメリット
わがままな彼氏と交際し、そのまま数年を経てゴールイン。
付き合っている時には気にならなかったことも、結婚したということにより浮き上がってくる問題はあります。
特に、わがままな彼氏との結婚で受けるデメリットはかなりのものです。
いくつか、致命的なデメリットをご紹介します。
3-1. 自分の親との付き合いを優先させる
結婚とは、同棲、また事実婚と大きな差があります。
法律上の結婚という意味もあるのですが、それよりも問題になるのがそれぞれの相手との親や親せきなどとの付き合いが発生することです。
法律婚は相続権などが発生しますし、ただ彼氏・彼女が同じ姓になるということではないのです。
お互いの親との付き合いにおいて、大切にしたいのがバランスです。
どちらかの親とだけ親密に付き合うことは、家族間のトラブルになり得ます。
しかし、わがままな彼氏と結婚すると、この微妙な人間関係を保つことができません。
わがままな彼氏は自分に紐づく事柄のみを優先します。
そのため、親を大切にするというキーワードは自分の親にしか適用されません。
もし彼女の親を大切にするという考えがあったとしても、それは極めて少ない範囲でのケアにとどまってしまいます。
3-2. 家事に非協力
わがままな彼氏は、結婚したとしても家事を協力的にすることはありません。
家事は純粋な肉体労働であり、自分の時間を削る無意味な労働だと思っているからです。
しかし、家庭を健やかに維持するためには家事をしないわけにはいきません。
その部分に考えをはせることはなく、もし妻が家事で疲れ切っていたとしても「お前が勝手にやっているんだろう」などと他人事のような暴言を吐くことすらあります。
これは悪意ばかりでなく、想像力が全くないのが問題なのです。
わがままな彼氏は、本気で妻に「家事をやらなければよいのに」と思っています。
それによって、どんなに台所が悪臭を放つか、手作りの食事が出てこないかといったことにまで頭が回らないのです。
3-3. お小遣いの使い道が自分のことだけ
結婚しようが、結婚しまいが、俺の金は俺の金と思っているのがわがままな彼氏です。
そのため、結婚したからといってお小遣いを控えてくれることなど期待することはできません。
それどころか、夫婦二馬力の家庭になってお小遣いが増えた!と無邪気に喜んでいることすらあります。
同じだけ働いている妻が、家事労働を一手に引き受けていることなどおかまいなしです。
確かに、自分の好きに使っていいのがお小遣いです。
しかし、そのお金は家計から出ています。
すると、お小遣いの中からこどもになにか買ってあげたり、家族のイベントの時にお金を出したりすることもあるでしょう。
妻にプレゼントをあげるのだって夫のお小遣いの中から出すのが当然です。
しかし、わがままな彼氏は自分のことにお小遣いをすべて使ってしまいます。
それにより家族が悲しむことは考えの外なのです。
3-4. 妻の趣味や友人関係を理解してくれない
自分の欲求に素直なわがままな彼氏。
自分に関係のないところで妻が何かするのは、むしろ寛容に見守ってくれるでしょう。
しかし、例えばこどもができても土日のどちらかに家を空ける、食事の用意ができていないなど、わがままな彼氏の手を動かさなければならない事態になった時、態度は一変します。
どんなに妻がライフワークにしている趣味があっても、大切な友人関係であってもわがままな彼氏には関係ありません。
本来、こどもの面倒を見ることも、食事の支度も、同じく家庭を切り盛りする立場の夫が妻にべったりと甘えることは許されません。
しかし、わがままな彼氏にそんな理屈は通用しません。
あまつさえ、まるで自分に迷惑をかけた!と言わんばかりにふるまいます。
優先順位はあくまで自分が第一。
他人がなにを大切にしているかといった気持ちを思いやれる余裕がないのです。
4. わがままな彼氏の心理
わがままとは、辞書上では「相手や周囲の人間の考えを裏切り、無理難題を押し通すこと」とあります。
大変自分勝手で悪意すら感じる行為が目立ちますが、その心理は自己肯定感の低さや甘えから出ています。
4-1. 欲しい気持ちややりたい気持ちを我慢できない
こどものようなわがままな彼氏。
欲しいもの、やりたいこと、そのような原初的な感情を我慢することが苦手です。
これは、こどもの頃にそういったことをすべて許されてきた可能性があります。
こどもの頃、どの程度までの欲求が許され、どの程度は我慢しなければならないという限度を教えてもらえなかったため、その訓練ができていないのです。
しかし、こどもならともかくある程度大きくなり、学校なり会社なりで社会生活を送れば、それが良くないことだとは気づくはず。
気づいているのに自分を甘やかし、自制することを拒んでいるのです。
4-2. 他人の気持ちを想像できない
人間が自分のことばかりを優先するということは、他人を思いやる気持ちに欠けていると言えます。
他人を思いやるということは、他人がなにかをされて嬉しい、悲しいという感情を持っていると想像すること。
そして、その感情に共感することです。
わがままな彼氏は、この想像力と共感力が著しく低いのです。
そのため、他人が心を持っているということにまで考えが及ばないのです。
自分の周りにいるのが、なにをしても動じない人間たちばかりだと想定すれば、自分のわがままをふりかざすことも自然にできます。
わがままな彼氏がわがままなのは、悪意よりも「特に何も考えていないから」と言うことができそうです。
4-3. 自分で自分を肯定することができない
わがままであることは、自分の意思を他人に押し通すことです。
これは、自分で自分を認めることができないので、他者に自分を認めてもらおうとしている代替行為です。
本来、自分を適正に褒めることは自分にしかできません。
しかし、わがままな彼氏はこれを他者に求めます。
その対象は、パートナーである彼女に求められることが多いでしょう。
自分が望む形で褒めてもらわないと不機嫌になるのは、自分の中で誉め言葉がすでに用意されているからです。
他人である彼女にそれを読み取ることはできませんから、わがままな彼氏は(自分ほどに)自分を愛していないと感じて怒りを覚えてしまうのです。
これは大変不毛なやりとりです。
わがままな彼氏自体が自分を肯定する方法を勝ち取れば、こんなことをしなくても済むのですが…
5. わがままな彼氏の対処方法
わがままな人だとわかっても、好きになったり、相手からアプローチされたりしてお付き合いを始めることは少なくありません。
友達から何と言われても、その人が好きであればわがままなことを我慢して付き合ってしまうでしょう。
しかし、我慢は禁物です。
わがままな彼氏の対処法を知り、自分にも心地よいお付き合いの仕方を探しましょう。
5-1. わがままを聞き過ぎない
わがままとは、言うなればこどもの無理難題です。
こどもは、親がそれをできるかできないかということは度外視して要求をしてきます。
わがままな彼氏は大人ですから、大人のような理屈をつけることはあります。
しかし、本来無理難題を通すことはできません。
そんな無理難題を聞き過ぎることはありません。
どうせこどもが泣きわめいているのと一緒。
ある程度無視をする方が本人のためでもあるのです。
わがままな彼氏は、付き合った彼女がどれくらい要求を飲んでくれるかを試しています。
わがままを聞き過ぎることにより、「これくらいは言えるな」と甘く見られてしまうのです。
もし、わがままな要求を断ったことによりわがままな彼氏が離れていくことがあれば、それは良いこととして喜びましょう。
5-2. 時間をおいて話を聞く
わがままな彼氏は、こどものような衝動性を持っています。
これも、自分の欲求を我慢できないことにつながっています。
欲しい時に欲しいし、やりたいときにやりたい。
これが叶えられないとわがままな彼氏は怒りを感じます。
しかし、その衝動性はまさにこどもが持つものと一緒。
クールダウンすれば、けろりと忘れていることも多いのです。
自分の言うことが通らずに怒っているようであれば、時間をおいてから話をしてみましょう。
案外、その話題のことすら忘れていることがあります。
5-3. 自分の時間を大切にする
わがままな彼氏と付き合うことは、普通の人なら相当の覚悟がいることです。
付き合ってみても、幸福な時間は少ないかもしれません。
しかし、それでも好きになってしまったのなら、適度な距離をしっかり保ってお付き合いをしてみましょう。
なにより、大切なのは自分の時間をきちんと持つということです。
わがままな彼氏は、ともすれば彼女の時間や生活にまで侵食してきます。
具体的に言えば、家の掃除を要求したり、友人づきあいを控えるように束縛してきたりということです。
こういったことをまともに受けていては心と体がもちません。
適度にかわし、適切に距離を取る。
わがままな彼氏と付き合うのであれば、自分を持ち、自分を大切にすることを怠らないようにしましょう。
6. わがままな彼氏に似た言葉、その違い
わがままな彼氏という言葉は、割とよく聞く言葉です。
しかし、実は大きな違いがあるのに、似たような言葉と間違えて使用していることも少なくありません。
それでは、わがままな彼氏と似た言葉とはどのようなものがあるのでしょうか。
6-1. 自己中心的な彼氏
わがままという言葉に非常に近いのは、自己中心的という言葉です。
わがままな彼氏と同じく、自分のことを中心に考え、自分の欲望を叶えることを最優先します。
しかしわがままな彼氏と違うのは、悪意を持ってやっているということです。
わがままな彼氏は想像力が足りず、こどものような気持ちで自分の欲求をかなえようとします。
しかし自己中心的な彼氏とは、他者がどのように考えるかも理解したうえで自分を貫きます。
ある意味、わがままな彼氏よりたちが悪いと言えます。
6-2. 分からず屋な彼氏
他人の言うことを聞き入れず、理解を示さない彼氏のことです。
しかし、これはわがまま彼氏とは違い、自分の意思を決して曲げないというだけです。
他者の発言に自分と重なるところがある、または自分より上の内容であると感じた時、分からず屋の彼氏はそれを聞き入れます。
これは、彼氏彼女の関係であろうと一緒です。
頑固でかたくなではあるけれど、自我はきちんと成立してますので、わがままな彼氏よりは筋が通っています。
それどころか、自分の信条を持っているという意味で、わがままな彼氏と異なり尊敬に値する対象とも言えます。
6-3. 発達障害の彼氏
発達障害の彼氏は、わがままであると受け取られがちです。
しかし、発達障害を持つ人はわがままなのではなく、脳の作りが根本から違うだけです。
わがままな彼氏は甘えなどから他人のことを思いやることができませんが、発達障害の彼氏はそもそも他人の考えを推し量ったり、推測したりすることが極端に苦手なのです。
しかし、印象としてはわがままな彼氏と似たようなものを与えてしまいます。
その見極め方は大変難しいですが、医療機関などで診断を受けているようであれば、単なるわがままとして責めるのはやめてあげてください。
発達障害の彼氏を好きになったなら、それが治るものとは考えず、そのままの彼を好きになる方法を探すのが健全です。
まとめ
わがままな彼氏と付き合うと、ともすれば自分が母親のような気持ちになってしまう女性は多いはず。
しかし、それはわがままな彼氏に依存されている以上に、そんな彼氏に依存している気持ちの表れです。
適正なパートナーシップとは、どちらも自由で、相手を振り回すことのない関係。
わがままさをかわいらしさと思って甘やかすことは、自分こそがわがままな彼氏に依存しているということです。
相手の主張をわがままと感じることがあれば、少し距離を置いて、健全なお付き合いのできる方法を模索してみてください。
3. わがままな彼氏と結婚するデメリット
わがままな彼氏と交際し、そのまま数年を経てゴールイン。
付き合っている時には気にならなかったことも、結婚したということにより浮き上がってくる問題はあります。
特に、わがままな彼氏との結婚で受けるデメリットはかなりのものです。
いくつか、致命的なデメリットをご紹介します。
3-1. 自分の親との付き合いを優先させる
結婚とは、同棲、また事実婚と大きな差があります。
法律上の結婚という意味もあるのですが、それよりも問題になるのがそれぞれの相手との親や親せきなどとの付き合いが発生することです。
法律婚は相続権などが発生しますし、ただ彼氏・彼女が同じ姓になるということではないのです。
お互いの親との付き合いにおいて、大切にしたいのがバランスです。
どちらかの親とだけ親密に付き合うことは、家族間のトラブルになり得ます。
しかし、わがままな彼氏と結婚すると、この微妙な人間関係を保つことができません。
わがままな彼氏は自分に紐づく事柄のみを優先します。
そのため、親を大切にするというキーワードは自分の親にしか適用されません。
もし彼女の親を大切にするという考えがあったとしても、それは極めて少ない範囲でのケアにとどまってしまいます。
3-2. 家事に非協力
わがままな彼氏は、結婚したとしても家事を協力的にすることはありません。
家事は純粋な肉体労働であり、自分の時間を削る無意味な労働だと思っているからです。
しかし、家庭を健やかに維持するためには家事をしないわけにはいきません。
その部分に考えをはせることはなく、もし妻が家事で疲れ切っていたとしても「お前が勝手にやっているんだろう」などと他人事のような暴言を吐くことすらあります。
これは悪意ばかりでなく、想像力が全くないのが問題なのです。
わがままな彼氏は、本気で妻に「家事をやらなければよいのに」と思っています。
それによって、どんなに台所が悪臭を放つか、手作りの食事が出てこないかといったことにまで頭が回らないのです。
3-3. お小遣いの使い道が自分のことだけ
結婚しようが、結婚しまいが、俺の金は俺の金と思っているのがわがままな彼氏です。
そのため、結婚したからといってお小遣いを控えてくれることなど期待することはできません。
それどころか、夫婦二馬力の家庭になってお小遣いが増えた!と無邪気に喜んでいることすらあります。
同じだけ働いている妻が、家事労働を一手に引き受けていることなどおかまいなしです。
確かに、自分の好きに使っていいのがお小遣いです。
しかし、そのお金は家計から出ています。
すると、お小遣いの中からこどもになにか買ってあげたり、家族のイベントの時にお金を出したりすることもあるでしょう。
妻にプレゼントをあげるのだって夫のお小遣いの中から出すのが当然です。
しかし、わがままな彼氏は自分のことにお小遣いをすべて使ってしまいます。
それにより家族が悲しむことは考えの外なのです。
3-4. 妻の趣味や友人関係を理解してくれない
自分の欲求に素直なわがままな彼氏。
自分に関係のないところで妻が何かするのは、むしろ寛容に見守ってくれるでしょう。
しかし、例えばこどもができても土日のどちらかに家を空ける、食事の用意ができていないなど、わがままな彼氏の手を動かさなければならない事態になった時、態度は一変します。
どんなに妻がライフワークにしている趣味があっても、大切な友人関係であってもわがままな彼氏には関係ありません。
本来、こどもの面倒を見ることも、食事の支度も、同じく家庭を切り盛りする立場の夫が妻にべったりと甘えることは許されません。
しかし、わがままな彼氏にそんな理屈は通用しません。
あまつさえ、まるで自分に迷惑をかけた!と言わんばかりにふるまいます。
優先順位はあくまで自分が第一。
他人がなにを大切にしているかといった気持ちを思いやれる余裕がないのです。
4. わがままな彼氏の心理
わがままとは、辞書上では「相手や周囲の人間の考えを裏切り、無理難題を押し通すこと」とあります。
大変自分勝手で悪意すら感じる行為が目立ちますが、その心理は自己肯定感の低さや甘えから出ています。
4-1. 欲しい気持ちややりたい気持ちを我慢できない
こどものようなわがままな彼氏。
欲しいもの、やりたいこと、そのような原初的な感情を我慢することが苦手です。
これは、こどもの頃にそういったことをすべて許されてきた可能性があります。
こどもの頃、どの程度までの欲求が許され、どの程度は我慢しなければならないという限度を教えてもらえなかったため、その訓練ができていないのです。
しかし、こどもならともかくある程度大きくなり、学校なり会社なりで社会生活を送れば、それが良くないことだとは気づくはず。
気づいているのに自分を甘やかし、自制することを拒んでいるのです。
4-2. 他人の気持ちを想像できない
人間が自分のことばかりを優先するということは、他人を思いやる気持ちに欠けていると言えます。
他人を思いやるということは、他人がなにかをされて嬉しい、悲しいという感情を持っていると想像すること。
そして、その感情に共感することです。
わがままな彼氏は、この想像力と共感力が著しく低いのです。
そのため、他人が心を持っているということにまで考えが及ばないのです。
自分の周りにいるのが、なにをしても動じない人間たちばかりだと想定すれば、自分のわがままをふりかざすことも自然にできます。
わがままな彼氏がわがままなのは、悪意よりも「特に何も考えていないから」と言うことができそうです。
4-3. 自分で自分を肯定することができない
わがままであることは、自分の意思を他人に押し通すことです。
これは、自分で自分を認めることができないので、他者に自分を認めてもらおうとしている代替行為です。
本来、自分を適正に褒めることは自分にしかできません。
しかし、わがままな彼氏はこれを他者に求めます。
その対象は、パートナーである彼女に求められることが多いでしょう。
自分が望む形で褒めてもらわないと不機嫌になるのは、自分の中で誉め言葉がすでに用意されているからです。
他人である彼女にそれを読み取ることはできませんから、わがままな彼氏は(自分ほどに)自分を愛していないと感じて怒りを覚えてしまうのです。
これは大変不毛なやりとりです。
わがままな彼氏自体が自分を肯定する方法を勝ち取れば、こんなことをしなくても済むのですが…
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