人が働く理由・なんのために頑張るのか？その意味とは？ | SPITOPI

仕事をする意味とは?仕事で失うもの・得るものとは何でしょうか 仕事をする意味が分からなくなった人は、仕事に対するモチベーションを失っているのかもしれません。

そこで仕事をする意味とメリットを確認して、仕事に対するモチベーションを高めるためのヒントを紹介します。

1. ふと仕事する意味を考えた事ありませんか?

仕事をしている人は、職場や職種によって違いはあっても、忙しい毎日を送っているはずです。

そんな忙しい毎日を送っていると、ふと「仕事をする意味ってあるのかな?」と考える事もあるでしょう。

「そんな事を考えている暇はない」と思い、せっかく浮かんだ疑問を打ち消して、仕事を続ける人がほとんどだと思います。

せっかく浮かんだ考えですから、その先を一緒に考えてみましょう。

仕事の意味について考えるヒントをいくつか紹介しますので、参考にしてください。

2. 仕事する目的のいちばんはお金

仕事をする目的として、真っ先に浮かぶのが「お金」のためです。

ほとんどの人はお金を稼ぐ必要がありますので、仕事をして給料や報酬を得る事になります。

仕事に対する疑問がない時は、お金にために働く事だけを考えても、問題ないと思います。

お金は何をする時も高いモチベーションになりやすいので、「お金のためにがんばる」のは間違った行為ではありません。

仕事をする気が起きない人も、まずは「お金のため」に仕事を始めてみましょう。

そして仕事を続けているうちに、お金以外にも仕事をする意味がある事が分かってくるはずです。

3. お金以外に仕事する意味

仕事をする目的のいちばんは、やはり「お金」です。

貯金がない人や、翌月の生活費が用意できない人などお金を稼ぐ必要がある人は、仕事をするしかないような状況に追い込まれてしまいます。

それでは不労所得などを得る事ができ、お金のために働かなくて良くなったら、仕事をする意味はなくなるのでしょうか。

億万長者と呼ばれる人が働き続けるのは、お金以外にも意味があるからではないでしょうか。

仕事にはお金を稼ぐ以外にも意味があります。

どのような意味があるのか、チェックしてみましょう。

3-1. 好きな事ができる

仕事をすると、好きな事をずっと続ける事ができます。

仕事には「会社の利益を追求する」「職場の人間と協力してミッションを達成する」「社会貢献をする」などの多彩な側面がありますが、仕事をする事で、仕事に関する事に時間を費やす事ができます。

仕事に関係する好きな事は、仕事を通じてしかできません。

例えば利益を追求する行為は、ボランティアや趣味では難しいでしょう。

仕事の付き合いをしたり、仕事上の肩書を持つ事も、仕事をしていないと難しいです。

趣味やプライベートでの人間関係は、仕事を通じての人間関係とは違うからです。

仕事を辞めた瞬間に何も楽しみがなくなる人の中には、仕事をしていないと味わえない快感から遠ざかってしまう事が原因という人もいます。

仕事人間とか、仕事上の付き合いという言葉は、悪い意味で使われがちですが、仕事を愛する人にとっては、最高に好きな事で、快感を得やすい事なのです。

3-2. より高度な事にチャレンジできる

仕事を通じて何かをすると、大人が本気で取り組むようになります。

例えばロケットを作る時も、それが仕事ならたくさんの資金が集まり、ロケットに関する才能を持った人材が集まります。

趣味でロケットを作ったとしたら、もっと小規模になったり、人材不足になったりする可能性があります。

より高度な事にチャレンジしたいと思った時は、それが仕事であるほうが都合が良い事が多いです。

島と島の間に巨大な橋をかけたり、大きなビルを作ったり、人間関係が変化するようなインフラを作ったりするためには、たくさんの人が本気になり、協力する必要があります。

仕事として何かに取り組めば、趣味でするよりもより高度なチャレンジをする事ができるようになります。

3-3. 仕事を通じた人脈を作れる

仕事をしていると、仕事を通じた人脈を作る事ができます。

プライベートでも人脈作りはできますが、仕事を通じた時の広がり方に比べれば小さなものになりがちです。

たくさんの人と知り合いになったり、友達になるのは「生きる意味のひとつ」になるかもしれません。

たくさんの人と一緒に何かをしたいという欲求を満たすためには、仕事をするのがいちばんの近道かもしれません。

仕事をしていれば、会社の先輩から人間関係をごっそり引き継ぐ事も可能です。

仕事をしていなければ、築けないような特殊な人脈を手に入れる事ができます。

人と触れ合う事が人生の目的のひとつなら、仕事を通じて人脈を作る事の意味は大きいでしょう。

3-4. 地域社会の役に立つ

仕事には、「地域社会の役に立つ」という目的があります。

そもそも集団で生活を送るグループが、手分けをして生きるために必要な事を手分けして行ったのが、「仕事」の始まりといえます。

獲物を取る人、獲物で料理を作る人、水を用意する人、敵から味方を守る人、雑用をする人などがいて、グループ全体が生き延びる事ができます。

仕事をする意味は今でも同じように、地域社会の役に立つためという側面を持っています。

仕事をして、世の中の役に立つ事は、仕事をするモチベーションにつながるはずです。

誰かの役に立っていると思えば、忙しく働く自分を褒めてあげる事ができるでしょう。

自分が会社で仕事をしている事により、地域で暮らす子供が安全に暮らせたり、お年寄りが元気で暮らせると思えば、会社に行く気力も湧くはずです。

4. 仕事する事であなたが失う物

仕事をする意味が分かると、仕事をしないよりもした方が良いと思えるでしょう。

一方で仕事をする事で、あなたは何を失うか、知っておきたいと思うはずです。

もし重要な物を失うのなら、仕事以外の何かをした方が良いのかもしれません。

しかし仕事をする事で失うものは、それほど多くはなさそうです。

4-1. 時間

仕事をすると失うもの…それは「時間」です。

ほとんどの人は、平日の5日間、平均8時間程度仕事に時間を費やす事になります。

残業をすれば、さらに勤務時間は長くなります。

また仕事をするための準備の時間や、通勤時間を考えれば、週に50時間程度は仕事に時間を奪われてしまうでしょう。

時間がなければ、何もする事はできません。

大きなプロジェクトを成立させたり、大きな夢を叶えるためには、時間が必要だからです。

例えば歌手になりたければ、歌を練習したりダンスを練習する時間が必要ですし、オーディションを受ける時間も必要でしょう。

歌手になり歌手が仕事になるまでの、修行をするための時間が仕事をする事によって奪われてしまいます。

また、恋愛をする時間や、遊ぶ時間も仕事によって奪われてしまうでしょう。

5. あなたが仕事をする事で得るもの

仕事をすると、時間を奪われてしまいます。

それでは時間を奪われる代わりに、仕事をするとあなたは何を得る事ができるでしょうか。

時間を失う見返りが大きければ、仕事をする価値を感じる事ができるはずです。

差し引きしてプラスになれば、仕事に対するモチベーションが高くなるでしょう。

5-1. 社会的信用

仕事をすると「社会的信用」を得る事ができます。

仕事をしていないと、どんなに立派な人でも社会的信用は低くなります。

例えば仕事をしていないと、クレジットカードを作りにくくなりますし、家を購入する時に住宅ローンを組みにくくなります。

仕事をしていない人の社会的信用が低いため、審査に通りにくくなるからです。

逆に仕事さえしていれば、貯金が全然なくても、35年ローンを組んで家を買う事ができます。

このような社会的信用に関する考え方は、ほとんどの人の内面に刷り込まれています。

友達を作りたい時、恋人を作りたい時も、社会的信用を重視されるため、仕事をしていない人は苦戦する事になります。

5-2. 経済力

仕事をするとお金を稼ぐ事ができます。

毎日の生活に不足ない程度にお金を稼ぐ事ができれば「経済力」を手にする事ができます。

経済力があれば、お腹が空いたら食材を購入する事ができますし、部屋が汚れたらきれいにする事ができます。

住んでいる地域の治安が悪ければ、安全対策をする事もできますし、治安の良い場所に引っ越す事もできます。

新しい家族を養う経済力があれば、結婚をしたり子育てをする事もできます。

5-3. 楽しい時間

仕事を通じて、職場の仲間と話をしたり、仕事を一緒にしている時間の中には、「楽しい時間」もあります。

特に好きな事を仕事にしている人は、楽しい時間が多いでしょう。

ボーナスをもらう前日は、社内の雰囲気が良くなり楽しい空気に包まれるでしょう。

仕事で成果を出した日の飲み会は、プライベートのどんな飲み会よりも楽しいと感じるかもしれません。

社内恋愛をしている男女は、会社にいる間、ずっと楽しい時間を過ごしているかもしれません。

好きなグッズを取り扱っている仕事をしている人は、職場にいる間中、楽しい気持ちでいられるでしょう。

5-4. 充足感

仕事をしている時は、気付きにくいものですが、仕事を辞めるとすぐに気付けるのが、仕事をしている時の「充足感」です。

仕事をしている時の充実した気持ち、満足度の高さは、仕事をしていない時はなかなか味わえないものです。

長期休暇の最後の方になると、「そろそろ仕事がしたい」と思うのは、休日に充足感が足りないからかもしれません。

良い仕事をしていると感じている人の目は輝いています。

生き生きとした働き方ができている人は、いつも充足感を味わう事ができる幸せな人かもしれません。

5-5. 安心感

仕事をしている間は、「安心感」もあります。

社会的信用を失う事もありませんし、翌日以降の食事に困るほど、お金に困る心配もありません。

仕事さえしていれば、何とか人並みに生活ができるという安心感があります。

人生が不安で仕方ないという人の中には、仕事を失った人が多いのも事実です。

安心できるという事は、人によっては大きな意味を持ちます。

安定した暮らしを求め、刺激がなくても穏やかに暮らせればいいと感じる人にとって、仕事から得られる安心感は他に代えがたいものでしょう。

5-6. 自己達成感

仕事で成果を出すと「自己達成感」を得る事ができます。

特に会社の大きなプロジェクトを終えた時などは、プライベートでは感じられないような大きな自己達成感を得る事ができるはずです。

5-7. 専門的知識

仕事を通じて、「専門的知識」を得る事ができます。

例えばSEとして働く人は、好きでも嫌いでも、プログラムに関する事や、コンピュータシステムに関する専門的知識が身に着きます。

仕事を通じてお金を払わずに、むしろ給料をもらいながら専門的な知識を得られるのは基調かもしれません。

鉄道マニアがお金を払って得るような知識を、鉄道会社に勤務すれば、給料をもらいながら得る事ができます。

また知識だけでなく「専門的スキル」も仕事を通じて身に着ける事ができます。

飲食店で仕事をすれば、プロの料理の腕を手に入れる事ができます。

積極業をすればプロのコミュニケーション能力を身につける事ができます。

趣味や習い事ならお金を払う所を、仕事ならお金をもらって身につける事ができます。

6. 仕事をしていても自分の時間を作るコツ

仕事をしていると「時間」を失います。

しかし工夫次第では、仕事をしていても自分の時間を作る事ができるはずです。

そこで仕事をしながら自分の時間を作るコツを紹介します。

6-1. 効率的に仕事をする

勤務時間中にすべきタスクを効率的に行う事ができれば、自分の時間を作る事ができます。

効率よく仕事を終わらせれば、余分な時間と体力が残るため、その時間を仕事以外に使う事ができます。

効率的に仕事をして、1日に30分時間を作る事ができれば、月に15時間、年間で200時間程度の時間を作る事が可能です。

資格取得をしたり、夢のための時間にしたり、恋愛をしたりする時間に充てる事ができるでしょう。

6-2. 時間外労働をしない

時間外労働をすると、仕事以外の時間をより犠牲にする事になります。

効率的に仕事をしても時間外労働をしなくてはならない場合は、職場に問題がある可能性が高いです。

同じ職場の同僚と協力して、会社に職場環境の改善を促したり、労働組合がある場合は相談をすると良いでしょう。

さらに時間外労働をしなくて済む職場への転職も視野に入れましょう。

まとめ

仕事をする意味が分かると、仕事に対するモチベーションが高くなると思います。

時間を失う事になりますが、引き換えに得るものがとてもたくさんある事に気が付いたのではないでしょうか。

あなたが現在、自分の人生も悪くないと思えるなら、それはあなたの仕事のおかげかもしれません。