会社に勤めていると当然上下関係があり会社員として働いていれば必ず上司という存在がいる事になります。
また自分自身もいつかは上司になる日がやって来ます。
つまりその関係は勤めている限り必ず存在する訳ですが、その関係性で今後の働き方や業績などが左右されるのは言うまでもありません。
成長や将来への考え方も変わるため、上司の存在は大きく、影響力も大きいのですが、中には辟易としてしまうくらいダメな上司がいます。
人間なので完璧な人はいないとは思いますが、目に余るような発言や行動をする上司とはどのような人物を言うのでしょうか。
- ダメな上司とは
- ダメな上司の特徴
- ダメな上司との上手な付き合い方
- ダメな上司の口癖や発言
- ダメな上司のチェックリスト
- まとめ
1. ダメな上司とは
上司とは指示をしたり、時には命令をする立場なので冷静さや洞察力、判断能力が必ず必要になります。
物事を全体的に見る力も必要ですし、それぞれにふさわしい能力や仕事を見極める事も必要です。
いい上司に恵まれれば自分の可能性を見出すこともでき、逆に至らず足りない部分も発見する事ができるので、結局は全て自分のためになりプラスになるわけです。
ですがダメな上司に当たってしまうと全てがマイナスの方向に向かってしまいます。
もちろん自分の実力や能力が足りている事が前提ですが、上下関係がある以上いくら実力や能力が整っていても、それを出せるような環境でなければどうすることもできません。
能力や才能を開花させ引き出す事が最大の役目であり、素晴らしい人材を育成し会社に還元する事が目的なのですが、ダメな上司は感情や私情を入れる事が多いので会社に還元するという考えよりも、自分に還元する事を考えます。
それは評価であったり功績や成績など多岐に渡ります。
部下をどんな考え方で捉えているかは分かりませんが、少なくともサーポトをしたい、責任を持つといった感覚はなく、むしろ自分を保つためにサポートしてもらう、利用するという意識が強いかもしれません。
2. ダメな上司の特徴
2-1. とにかく人間としてダメ
上司である以前の問題で、人としてどうなのかという人物がいます。
自分の気分で一日のテンションが変わったり、八つ当たりをしてくる、大切な事をホウレンソウしない、言う事が毎回コロコロ変わる、都合が悪くなったら責任逃れする、または責任転嫁するなどのことを平気でします。
上司も人間なので、体調が優れない時もあれば精神的に不安定な時もあるでしょう。
ですが一応部下にとっては目標とすべき人物であるべきですし、その場の空気を支配する事を自覚しなければいけません。
2-2. 自分の事を優先する
部下に仕事を全く任せず、とにかく自分で全てやりたがり、部下には大切な仕事や重要な業務を任せない、スキルアップに繋がるような仕事は全て自分がするという上司は、自分の役目を分かっていない、自分のことだけを考えているダメ上司と言えるでしょう。
また何か問題が起きた時、新しいプロジェクトなどを立ち上げた時などに、部下に考えさせり機会を与えず自分のやり方でどんどん進めたり、最初から対処方法や解決策を教えて部下から仕事に向けさせる意欲やチャンスを奪おうとします。
本人が故意でも無意識でも部下とのコミュニケーションが取れていないので育成にも成長にも繋がっていません。
2-3. ハラスメントが楽しみのような人
現在はセクハラ、パワハラ、モラハラ、などの沢山のハラスメントがありますが、ハラスメントは感情や感性、相手の感じ方で状況が変わる非常に難しい問題なので慎重にならないと大変なことになってしまいます。
ですがどう考えても、その立場を利用して心身ともに圧力や苦痛を与えてくるのはハラスメントだと言えるでしょう。
無理矢理飲み会に参加させたり、コンプライアンスの違反を強要したり、無償残業をさせたり、女性蔑視や男性だからという理由なだけで重労働を強いられるといたセクハラなどを強いてくる場合は法的な問題なので考えないといけません。
2-4. 部下に嫉妬する
上司と言うものは部下を育成し能力や才能を引き出し一人前に育てることが役目なのですが、中には私情を挟み感情的になってそんな部下を潰そうとする人もいるようです。
つまりその才能に嫉妬しているのでしょう。
部下が自分よりも優れた能力を持っていたり、コミュニケーション能力に優れていたり、仕事が早いとなると出世や昇級が早くなってしまいます。
そうなってしまうと小さな自尊心が我慢できなくなり適切な指導をしない、指導するときに指示の指示や知識の出し惜しみをするといったくだらない反抗しだすようになります。
部下を陥れようとする行動に間違いは無いのですが、部下からすると反論もできず、そのまま我慢をしなければいけない場合も少なくありません。
2-5. 部下に注意ができない
部下に嫌われたくないからか、いい人だと思われたいのかで部下を注意できない上司がいます。
無駄に叱る必要はありませんが、当然失敗をしたりしてはいけないことをした場合は叱らなければいけませんし、業務にも支障をきたしてしまいます。
しっかりと話を聞きそれなりの対処をし改善に努めるのが上司なのですが、自分の立場や感情を優先するためにこういった行動に出てしまうので、他人の上に立つ人の器ではないと言えるでしょう。
2-6. 感覚が部下と同じ
仲が良くコミュニケーションが取れている事は素晴らしい事ですが、あくまでも上司と部下とでは立場も役割も、経験値も違います。
だからこそ成り立ち大切なのですが、中には部下と同じような感覚で仕事をする上司もいます。
例えば会社に対する文句を一緒に言ったり、他人の悪口を振りまいたり、部下の不満を聞いて解決するのかと思えば一緒になって不満を言うなど自分の立場を全く理解しておらず、部下のお友達だと思っている場合があります。
自分に上司と言う自覚がなく、仕事に対する責任感も薄いという事なので、非常に厄介な人物であることは間違いないでしょう。
3. ダメな上司との上手な付き合い方
3-1. 色々な事を準備する
ダメな上司とうまく付き合をすることが難しいですが、不平不満を言っていても仕方がないですし、切っても切れない関係だと思うので頭を使う必要があります。
例えば上司が行ったことに対する証拠を残して置いたり、日時や時間など細かいメモしておくと後々問題が生じたときに有利になります。
できれば音声を残しておくことが一番有効でしょう。
またメールや報告書等も逐一チェックしたり、社内のホウレンソウはより多くの人にしておくことで人為的な証明にもつながります。
また普段から上司の上司にそれとなく状況伝えておくことで、いざとなったときには状況が有利になるかもしれません。
3-2. 否定も肯定もしない
相手が不平不満を言ったり誰かの悪口を言っている場合にはとにかく話を聞いて否定も肯定もしないことがポイントになります。
上司ではなくママ友や知り合い等の関係であれば話を聞くことすらやめておいた方がいいのですが、上司となればそういう訳にもいかないと思うので、一旦は聞く耳を持ってみましょう。
ですが相槌を売ったり自分の意見を言うなどの事は控えるようにして下さい。
何を言っても自分のいいように取りますし、下手をしたら都合よく責任転嫁される可能性もあるので、とにかく「何かを言っていたけれど仕方なく話を聞いただけ」と言う状況を作らなければいけません。
3-3. ダメな見本だと思うようにする
離れたくても距離を置く事は不可能ですし、生活がかかっているので簡単に会社を辞めることはできません。
だからといってずっと振り回されていては自分の精神状態がダメになってしまいます。
とにかく何ができるかを考え行動しない事には何も始まらないので、自分のメンタルも鍛えなくてはいけません。
一層の事開き直ってダメ上司のことをある意味手本にし「あぁなると先が見える」と思うようにしてみればまた見方が変わってくるかもしれません。
哀れだと思う事は正直あまり良い感情ではありませんが、あくまでも悪い手本だと思うことで、その上司と正反対のことをすればいいのですから学ぶところも出てくると思います。
4. ダメな上司の口癖や発言
4-1. なぜ、こんな事が出来ないのか
この「なぜこんなことができないのか」と言う上司ほど自分も大した事はなく部下に対してしっかりと育成や教育ができていないことが多いでしょう。
こんな事の内容やレベルは人によって違います。
もちろん手を抜いたりできるはずの業務を怠けたりは問題外ですが、まずこのセリフを言う前に上司は自分がしっかり指導したか、こんな事とはどの程度のことを言っているのかを考えなければいけません。
逆に部下は、こんなことも教えられないのかと思っているかもしれません。
4-2. それは私の指示じゃない
このセリフは問題外ですが、平気で責任転換をし「自分はそんなこと言っていない」「それは私の指示ではない」という上司は自分の保身を棚に上げているだけで全く仕事していない人が多いといえます。
上司本人はそれを言えば部下が自分で勝手に動いたと周囲に思ってもらえると思ってるのかもしれませんが、冷静に考えれば、部下が勝手に動くことすらその上司の責任であり監督不行き届きであることに間違いありません。
自分のことを守ろうとするあまり肝心な事が抜けてしまうのでこのセリフを言った場合はダメ上司認定となってしまうでしょう。
4-3. そんな程度では上は認めてくれない
会社は経営陣や上層部が決めたことを上の人から下の人に伝えていくことで業務や仕事をすることになります。
つまり上司が部下に正確に業務内容を説明したり伝えないと部下は動けないという事になります。
ですから「そんな程度では上は認めてくれない」と言われても部下にとっては何を他力本願のことを言っているんだという気にしかなれないでしょう。
上が認めてくれないのであれば、あなたは何をするのですかと思われてしまうだけなので、このような発言をする上司はそもそも仕事をしていない確率が高いといえます。
4-4. 昔は?だった
よく「自分の時は?だった」「昔は?だった」などの自慢や栄光などの武勇伝を語る上司が必ずどこにも存在するものです。
時代は変わり状況や環境が変化し人の感覚も全く違うものになっているのに、自分の新人の頃の話や自分が受けた厳しい経験などをこれ見よがしに語ってきます。
早い話現状に満足ができず過去にすがるしか心を満たせないと言う事なのですが、部下は相手が上司なので仕方なく話を聞いているだけなのです。
ですが本人はそんなことお構いなしにいつまでも過去の話を繰り返してきます。
4-5. ○○(上司)はこう言っていたけど、どうする
自分も上司のくせに、自分と同等の役職の他人の言葉を借りたり、あたかも自分は関係ないといった言い方でその同等の上司の責任にして、自分の責任を軽くしようとする人がいます。
他人が言っていたという形にする事で気持ちが楽になりますし、部下が何かあればその相手の責任にする事ができます。
とにかく自分の保身や責任逃れが一番大切なので、平気で同僚を使ったりだしにしては、部下を思っている風を演出します。
5. ダメな上司のチェックリスト
5-1. マニュアルを守る
仕事には必ず臨機応変さが必要ですが、ダメな上司はマニュアルを守り顧客のニーズに答えないところがあります。
それはトラブルに対応できる能力を持っていなかったり、柔軟な発想ができないなどの沢山の理由がありますが、何よりも失敗時に自分の責任になることが怖いからです。
5-2. 自分の意思がない
自分の信念や理念などは全くなく、とにかくひたすら媚を売ったり「はい」と答えていればいいと思っている上司のことをいいます。
長いものに巻かれていれば楽ができると思ってるのかもしれません。
5-3. 働かない
真剣な顔してパソコンで仕事しているかと思えば自分の好きな動画サイトを観ていたり、ネットサーフィンをして買い物しているなど、会社に何をしに来ているんだと思うような行為をしている上司はダメ上司だと言えるでしょう。
5-4. コミュニケーションを取ろうとしない
上司と言う立場をわかっているのか、はたまた逆手にとっているのか、相手が部下だと思って挨拶さえろくにしないもいます。
質問をしても無視をしたり態度で圧力をかけてくるなど、何のために存在してるのかと部下は思ってしまうでしょう。
5-5. とにかく無茶苦茶な事を言う
突然むちゃぶりをしたり突拍子もない事を言っては今までやってきたことを無駄にしたり台無しにするような上司もダメ上司ではないでしょうか。
方針が変わることもあるかもしれませんが、部下が今まで積み上げてきたことを簡単に踏み潰す事はしてはいけません。
5-6. 考えを押し付ける
自分の信念やルールなどを部下に押し付け、自分と同じような発想や行動するように強いる上司がいます。
度が過ぎるとプライベートの事にまで介入してくるので会社を飛び越えて迷惑な存在だといえます。
5-7. 見下してくる
上司と部下という関係性なので、誰が考えても上司が立場的には上なのですが、なぜか常に上から目線で部下を見下す上司が存在します。
見下して何になるかは考えられないのですが、ひたすら自分の立場に固執する事はできるようです。
5-8. ミスは部下のせい、手柄は横取り
ミスをした場合は平気で部下の責任にして、部下が素晴らしい功績や成績を残せは自分が教育したからだと手柄を横取りしようとします。
上司といってもただ年功序列で立場が上になっただけの場合もあるので、ダメな上司はこのような時にわかってしまうのだと思います。
まとめ
どこの組織や会社にも素晴らしい上司がいれば、どうしようもない程ダメな上司もいるものです。
そして私達はどうしても自分目線から状況を見てしまうため、対内的な視覚でその上司の良さを図ろうとしてしまいます。
つまり社内の評判がいいからといって本当にいい上司かというとそうではありませんし、また逆も然りです。
いくら社内の中で人気があり素晴らしいと言われていても、会社が利益を出さず損失が大きければ、社会から見たときにいい会社とは言えないのではないでしょうか。
どこに重点を置き本質を見抜くかでその会社のあり方が分かってしまいますし、上司と部下との関係性を浮き彫りにしてしまうでしょう。
また一部の上司だけが良くても悪い上司が足を引っ張っれば部下は育たなくなってしまいます。
どこの世界もバランスが大切なので一部だけを見るのではなく、全体を見ながら素晴らしい上司か、ダメな上司かを判断する必要があるのではないでしょうか。
3. ダメな上司との上手な付き合い方
3-1. 色々な事を準備する
ダメな上司とうまく付き合をすることが難しいですが、不平不満を言っていても仕方がないですし、切っても切れない関係だと思うので頭を使う必要があります。
例えば上司が行ったことに対する証拠を残して置いたり、日時や時間など細かいメモしておくと後々問題が生じたときに有利になります。
できれば音声を残しておくことが一番有効でしょう。
またメールや報告書等も逐一チェックしたり、社内のホウレンソウはより多くの人にしておくことで人為的な証明にもつながります。
また普段から上司の上司にそれとなく状況伝えておくことで、いざとなったときには状況が有利になるかもしれません。
3-2. 否定も肯定もしない
相手が不平不満を言ったり誰かの悪口を言っている場合にはとにかく話を聞いて否定も肯定もしないことがポイントになります。
上司ではなくママ友や知り合い等の関係であれば話を聞くことすらやめておいた方がいいのですが、上司となればそういう訳にもいかないと思うので、一旦は聞く耳を持ってみましょう。
ですが相槌を売ったり自分の意見を言うなどの事は控えるようにして下さい。
何を言っても自分のいいように取りますし、下手をしたら都合よく責任転嫁される可能性もあるので、とにかく「何かを言っていたけれど仕方なく話を聞いただけ」と言う状況を作らなければいけません。
3-3. ダメな見本だと思うようにする
離れたくても距離を置く事は不可能ですし、生活がかかっているので簡単に会社を辞めることはできません。
だからといってずっと振り回されていては自分の精神状態がダメになってしまいます。
とにかく何ができるかを考え行動しない事には何も始まらないので、自分のメンタルも鍛えなくてはいけません。
一層の事開き直ってダメ上司のことをある意味手本にし「あぁなると先が見える」と思うようにしてみればまた見方が変わってくるかもしれません。
哀れだと思う事は正直あまり良い感情ではありませんが、あくまでも悪い手本だと思うことで、その上司と正反対のことをすればいいのですから学ぶところも出てくると思います。
4. ダメな上司の口癖や発言
4-1. なぜ、こんな事が出来ないのか
この「なぜこんなことができないのか」と言う上司ほど自分も大した事はなく部下に対してしっかりと育成や教育ができていないことが多いでしょう。
こんな事の内容やレベルは人によって違います。
もちろん手を抜いたりできるはずの業務を怠けたりは問題外ですが、まずこのセリフを言う前に上司は自分がしっかり指導したか、こんな事とはどの程度のことを言っているのかを考えなければいけません。
逆に部下は、こんなことも教えられないのかと思っているかもしれません。
4-2. それは私の指示じゃない
このセリフは問題外ですが、平気で責任転換をし「自分はそんなこと言っていない」「それは私の指示ではない」という上司は自分の保身を棚に上げているだけで全く仕事していない人が多いといえます。
上司本人はそれを言えば部下が自分で勝手に動いたと周囲に思ってもらえると思ってるのかもしれませんが、冷静に考えれば、部下が勝手に動くことすらその上司の責任であり監督不行き届きであることに間違いありません。
自分のことを守ろうとするあまり肝心な事が抜けてしまうのでこのセリフを言った場合はダメ上司認定となってしまうでしょう。
4-3. そんな程度では上は認めてくれない
会社は経営陣や上層部が決めたことを上の人から下の人に伝えていくことで業務や仕事をすることになります。
つまり上司が部下に正確に業務内容を説明したり伝えないと部下は動けないという事になります。
ですから「そんな程度では上は認めてくれない」と言われても部下にとっては何を他力本願のことを言っているんだという気にしかなれないでしょう。
上が認めてくれないのであれば、あなたは何をするのですかと思われてしまうだけなので、このような発言をする上司はそもそも仕事をしていない確率が高いといえます。
4-4. 昔は?だった
よく「自分の時は?だった」「昔は?だった」などの自慢や栄光などの武勇伝を語る上司が必ずどこにも存在するものです。
時代は変わり状況や環境が変化し人の感覚も全く違うものになっているのに、自分の新人の頃の話や自分が受けた厳しい経験などをこれ見よがしに語ってきます。
早い話現状に満足ができず過去にすがるしか心を満たせないと言う事なのですが、部下は相手が上司なので仕方なく話を聞いているだけなのです。
ですが本人はそんなことお構いなしにいつまでも過去の話を繰り返してきます。
4-5. ○○(上司)はこう言っていたけど、どうする
自分も上司のくせに、自分と同等の役職の他人の言葉を借りたり、あたかも自分は関係ないといった言い方でその同等の上司の責任にして、自分の責任を軽くしようとする人がいます。
他人が言っていたという形にする事で気持ちが楽になりますし、部下が何かあればその相手の責任にする事ができます。
とにかく自分の保身や責任逃れが一番大切なので、平気で同僚を使ったりだしにしては、部下を思っている風を演出します。
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