時間にルーズな人の特徴（イライラしない方法・心理） | SPITOPI

約束した時間や所定の時間を守らない「時間にルーズな人」がいます。

約束の時間に間に合わずに遅刻を繰り返したり人の時間を無駄にしたりする「時間にルーズな人」には、どのような特徴や心理があるのでしょうか? この記事では、「時間にルーズな人な人が嫌われる理由」「時間にルーズな性格を改善する方法」「時間にルーズな人にイライラしないコツ」についても合わせて分かりやすく解説していきます。

1. 時間にルーズとは?

「時間にルーズ」というのは、「時間感覚がいい加減で緩い+約束の時間を守らない自分に対する甘さがある」という意味になります。

時間にルーズな人は何度注意しても遅刻する癖が治らなかったり、時間の感覚が極端に大雑把だったりするので、他人と「何時に何かをするという約束」をすることが難しいのです。

時間にルーズな人は、タイムスケジュール(時間割)や共通の厳しいルール(校則)に従った「学校生活・企業活動などの集団行動」が苦手な傾向があり、学校や会社では遅刻の常習犯のように思われていることも多いのです。

時間にルーズな人は、自分が約束の時間に遅れてきた時に、相手にどれくらいの迷惑や負担(損失)をかけることになるのかということに対する想像力が乏しくて未来の予測能力が低いのです。

時間にルーズな人は、約束の時間に合わせて寝起きする自己管理能力も低い傾向があります。

2. 時間にルーズな人の特徴

時間にルーズな人の特徴としては、以下のようなものがあります。

2-1. マイペースな行動が多くて他人に合わせるつもりがない

時間にルーズな人の特徴として、「マイペースな行動が多くて他人に合わせるつもりがない」ということがあります。

時間にルーズな人は、学校や職場でも周囲の人たちに合わせて行動することが少なく、マイペースで一人行動をしていることが多いのです。

周囲の人たちが急いで行動していても自分ひとりだけゆっくりと行動していることも多く、周囲の人たちから「時間を守らないこと」について批判されたり否定されたりしてもあまり気にしないのです。

良く言えば、マイペースで行動する人、他者と群れなくても自分一人で行動できる人なのですが、悪く言えば、周囲と合わせることができない人、協調性がなくてわがままな人なのです。

2-2. 普段から時間を気にして行動していない

「普段から時間を気にして行動していない」ということも、時間にルーズな人の典型的な特徴の一つになります。

普段からサラリーマンや学生として、きっちり出勤時間・登校時間を守って、時間割(タイムスケジュール)に従って生活している人は、時間にルーズな性格や生き方にはなりにくいのです。

反対に、いつも時間(時計)を気にせずに、自分の都合や体調に合わせて自由に行動しやすい状況にある人は、自然に時間にルーズな考え方や生活習慣になりやすいと言えます。

「時間通りに行動している人」や「時間を大切にしてスピーディー・効率的に行動している人(いつも時間に追われている人)」であれば、時間にルーズな人にはならないのですが、普段から正確な時間を気にせずにのんびり生活している人は時間にルーズになりやすいのです。

2-3. 大らかで細かいことを気にしない性格

時間にルーズな人の特徴として、「大らかで細かいことを気にしない性格」があります。

時間にルーズな人は、今が何時何分何秒であるかといった細かい時間を気にする感受性を元々備えていないことも多く、「少しくらい遅れたってそんなに大したことではない」といった大らかでいい加減な性格傾向を持っています。

自分が「相手の時間の遅れ+時間に対してルーズ(いい加減)な感覚」を気にしないこともあり、自分自身の時間厳守や時間感覚に対してかなり甘い認識になりやすいのです。

大らかで細かいことを気にしない性格というのは、一般的には他人を攻撃したり否定したりすることが少ない好ましい性格とされますが、「時間にルーズないい加減な性格」としての一面を持っていることもあるのです。

2-4. 日常生活における自己管理能力が低い

時間にルーズな人の特徴として、「日常生活における自己管理能力が低い」ということがあります。

時間にルーズな人は、「早寝早起き(翌日に起きなければならない時間から逆算して就眠する時間を決める)+休養によるエネルギーチャージ」を基本とする自己管理が全くできていないことが多いのです。

翌日の朝5時には起きないと間に合わないので、平気でネットやゲームに熱中して深夜2時近くまで起きていたりします。

結果、翌日は寝過ごして遅刻してしまうことになるのです。

体力的・時間的に無理なスケジュールを計画して、結果として約束した仕事をこなせないということもあります。

時間を守れない人は、「自己管理ができていない人」や「自分の体力・能力の限界を知らない人」であることが多いのです。

2-5. 遅刻に対する他人の好意や許しに甘えがち

「遅刻に対する他人の好意や許しに甘えがち」というのが、時間にルーズな人の特徴の一つになっています。

いつも仕事・学校に遅刻してくるような時間にルーズな人は、「遅刻したってどうせ相手が許してくれるはず+自分が多少いい加減な行動を取っても周囲の優秀な優しいメンバーがフォローしてくれる」といった甘えた考え方・価値観を持っていることが多いのです。

何か困ったことがあれば、誰かに頼ったり甘えたりすればどうにかなると思い込んでいる節があるのです。

自分のやるべきことに対する責任感が弱いということと合わせ、遅刻に対する他人の好意や許しに甘えがちな人は時間にルーズになりやすいのです。

2-6. ルールや時間割のある集団行動が苦手である

時間にルーズな人の特徴として、「ルールや時間割のある集団行動が苦手である」ということがあります。

会社や学校といった集団生活の場には、みんなが守るべき共通のルールや時間割(タイムスケジュール)があります。

しかし、時間にルーズな人は、それらの「集団共通のルール・時間割(タイムスケジュール)」を守って生活することができないので、必然的に集団行動が苦手になっていきやすいのです。

3. 時間にルーズな人の心理

時間にルーズな人の心理としては、以下のような心理状態を考えることができます。

3-1. ギリギリの時間になってから準備すれば良いと思ってゆったりしている

時間にルーズな人の心理として、「ギリギリの時間になってから準備すれば良いと思ってゆったりしている」という心理を指摘することができます。

時間にルーズな人の心理状態の特性として、「早めの準備や用意をすることができない」ということがあります。

いつも約束や予定の時間に間に合わないという人は、「ギリギリの時間」になるまで焦らずに寝ていたり、のんびり過ごしていたりすることが多いのです。

「約束の時間(予定の時間)」に間に合うか間に合わないかのギリギリのタイミングで、ようやく重たい腰を上げて準備に取り掛かりますが、「時すでに遅し」でそこから急いで準備をしても間に合わないことが多いのです。

3-2. 約束の時間に遅れてもそんなに深刻な結果にはならないと甘く考えている

「約束の時間に遅れてもそんなに深刻な結果にはならないと甘く考えている」ということも、時間にルーズな人の心理の現れと言えるでしょう。

時間にルーズな人は、今まで約束の時間に遅れても、誰かが自分の尻拭いやフォローをしてくれていたことが多いのです。

そのため、自分の不手際で約束の時間や予定の時間に遅れてしまったとしても、「最悪の深刻な結果」にまではならないだろうという多寡を括った心理状態になりやすいのです。

時間にルーズな人は、普通の人よりも「約束の時間に遅れることの深刻さ」を軽く考えていることが多いと言えるでしょう。

3-3. 自分に甘くて他人が受ける迷惑(不利益)についての想像力が乏しい

時間にルーズな人の心理として、「自分に甘くて他人が受ける迷惑(不利益)についての想像力が乏しい」という心理があります。

時間にルーズな人は、自分自身に甘いので約束の時間に遅れそうでも、まだ眠たければ平気で追加で後30分眠ったりもします。

時間にルーズな人の心理状態の特性として、自分の行動や考え方に対して甘い一方で、「他人が受ける迷惑(不利益)」に対する想像力や配慮が乏しいということがあります。

自分が時間に遅れることによって、「相手がどれだけストレスを感じるか、相手がどれくらいの時間を無駄にするのか」ということを具体的にイメージすることができないのです。

4. 時間にルーズな人が嫌われる理由

時間にルーズな人が嫌われる理由としては、以下のような理由を考えることができます。

4-1. 約束の時間に来ることを信じて待っている相手を裏切ることになるから

時間にルーズな人が嫌われる理由は、「約束の時間に来ることを信じて待っている相手を裏切ることになるから」です。

相手と約束した場合に、時間にルーズな行動を取って遅れるということは、自分のことを待ってくれている相手を裏切ることになります。

相手は朝早くに起きて準備してから、約束の時間にきちんと間に合うように来てくれているのに、自分だけが毎回遅れてしまえば裏切られた相手からは嫌われるでしょう。

4-2. 待っている相手の貴重な時間を一方的に奪うことになるから

「待っている相手の貴重な時間を一方的に奪うことになるから」というのも、時間にルーズな人が嫌われる理由になります。

人の人生の時間というのは限られていて有限であり、誰にとっても一日一日が貴重な時間になっているのです。

時間にルーズで約束の時間を守らない人は、「他者のそんな貴重な時間」を一方的に奪って消費させているわけですから、いたずらに待たされて「時間を浪費させられた相手」からは嫌われやすくなります。

4-3. 初めに予定していた計画や活動ができなくなる恐れがあるから

時間にルーズな人が嫌われる理由として大きいのは、「初めに予定していた計画や活動ができなくなる恐れがあるから」です。

例えば、東京ディズニーランドやUSJのようなテーマパークに友達3人で一緒に出かける約束をしていたのに、一人だけが二時間も三時間も遅刻したらどうなるでしょうか?その日一日のテーマパークで遊ぶはずだった予定の大部分が台無しになってしまいます。

時間にルーズで約束の時間に遅れてくるということは、初めにみんなで予定していた計画・活動の全てを狂わせてしまいます。

その結果、その一日に何もできなくなることがあるので、嫌われやすいのです。

5. 時間にルーズな性格を改善する方法

時間にルーズな性格を改善する方法としては、以下のような方法ややり方があります。

時間にルーズであることが原因で、仕事で実力以上に低い評価をされたり対人関係でトラブルが増えたりすることもありますので、時間にルーズな性格・生活習慣で悩んでいる人は参考にしてみて下さい。

5-1. 時間・時計・予定を小まめに意識して行動するライフスタイルに変えていく

時間にルーズな性格を改善する方法として、「時間・時計・予定を小まめに意識して行動するライフスタイルに変えていく」ということがあります。

時間にルーズな性格の人は、普段から時間や時計を意識しないライフスタイルが板に付いていることも多いのですが、時間にかっちりした性格に改善していきたいのであれば、いつも時計を小まめに見て「何時何分までにこれをする+次は何分までに○○の仕事に取り掛かる」といった時間ごとの目的意識を高めていく必要があります。

スケジュール帳と時計を照らし合わせて、「約束・予定の時間」に絶対に間に合うように、今までより最低でも5〜10分は早く、新しい次の行動の準備を始めるようにして下さい。

5-2. 約束がある時にはとにかく早め早めに行動して準備する生活習慣を身につけていく

「約束がある時にはとにかく早め早めに行動して準備する生活習慣を身につけていく」というのも、時間にルーズな性格を改善するオーソドックスな方法になります。

時間にルーズな性格の人は、予定の時間にギリギリで間に合うかどうかの時間帯になるまで、本気で出かける準備を始めようとしないところがあります。

しかし、時間にルーズな性格を本当に治したいのであれば、「まだ早いかな・もう少しゆっくりできるかも」と思うくらいの時間帯から早め早めに「出かける準備・用意」をスタートさせる「予定前倒しの生活習慣」を身につけていく必要があるのです。

5-3. 自分を信じて待ってくれている人たちの気持ちや迷惑に対する想像力を高める

時間にルーズな性格を改善する方法として、「自分を信じて待ってくれている人たちの気持ちや迷惑に対する想像力を高める」ということがあります。

時間にルーズな性格のままだと、自分を信じて約束してくれた友人知人の多くを結果として裏切ることになり、次第に自分を遊びや行事の計画に誘ってくれる人がいなくなっていってしまうリスクもあります。

自分が時間を守らなかったら、大切な友人知人がどんな気持ちになるのか、どれだけの迷惑が掛かるのかということについて想像力を高めていきましょう。

6. 時間にルーズな人にイライラしないコツ

時間にルーズな人にイライラしないコツとしては、以下のようなことがあります。

6-1. 約束・予定の時間を守ってくれることに期待し過ぎない

時間にルーズな人にイライラしないコツは、「約束・予定の時間を守ってくれることに期待し過ぎない」ということです。

時間を守ってくれないルーズな人にイライラしてしまう原因の多くは、「今度こそは時間通りに行動してくれるだろう」という期待を相手に対して持っているからなのです。

何度言っても遅刻癖が治らないような人は、「次のもう一回で遅刻癖が完全に良くなるという可能性」はほとんどありません。

時間にルーズな人にイライラしないようにするためには、「この人はどうしても少し約束の時間に遅れてしまう人なのだ」という前提を認識した上で、「相手がきちんと時間を守ってくれることに対する期待度」を落としておいた方が良いのです。

「どうせ今回も時間を守ってはくれないだろう+口先だけで時間を守ると言っているだけなのだろう」という半ば諦めの認識でいれば、仮に相手が本当に時間を守ってくれた時には、その主観的な喜びが何倍にも大きくなることになります。

6-2. いつも遅れる人には実際よりも30分早めの予定時間(約束時間)を伝えておく

「いつも遅れる人には実際よりも30分早めの予定時間(約束時間)を伝えておく」というのも、時間にルーズな人にイライラしないコツの一つです。

午前10時の待ち合わせであれば、午前9時30分の時間を伝えておくことで、30分遅れてきてもちょうどいいタイミングで来てくれることになります。

ただし、この方法は時間にルーズな相手が絶対確実に、「30分以上」は遅れてくる場合にしか使えません。

几帳面な性格の人だと、自分も午前10時よりかは早めに着いておかないと「自分が遅れてしまって相手を待たせるかもしれない不安」が出てきますが、9時45分くらいに着けば、相手が30分遅れてきてもほとんど待たなくても良いメリットはあるのです。

6-3. 相手が遅れてきても有意義に時間を潰せる手段や方法を考えておく

時間にルーズな人にイライラしない簡単なコツとして、「相手が遅れてきても有意義に時間を潰せる手段や方法を考えておく」ということがあります。

いつも時間に遅れてくる相手を待っている時に、手持ち無沙汰で何もやることがないと、「時間を無駄に浪費させられている感覚」が強くなって余計にイライラしてしまいます。

今の時代にはスマホがあるので、スマホゲームや音楽・動画、LINEなどで時間を潰してもいいのですが、せっかくなので相手を待っている時間に「電子ブック・本(紙の書籍)」を用意して仕事・勉強・雑談に役立つ知識や情報を仕入れるという時間の使い方も良いかもしれません。

まとめ

「時間にルーズな人の特徴・心理」について分かりやすく整理してきましたが、いかがだったでしょうか?時間にルーズな人の特徴としては、「マイペースな行動が多くて他人に合わせるつもりがない」「普段から時間を気にして生活していない」「日常生活における自己管理能力が低い」などがあります。

時間にルーズな人の心理として、自分が約束の時間に遅れてきた時に、相手がどれくらい迷惑するかについての想像力が乏しいということがあります。

「時間にルーズな人な人が嫌われる理由」には、「約束の時間に来ることを信じて待っている相手を裏切ることになるから」「待っている相手の貴重な時間を一方的に奪うから」などがあります。

「時間にルーズな性格を改善する方法」と「時間にルーズな人にイライラしないコツ」についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。