「感情が豊かな人」と言うと、人間的な魅力に溢れたイメージがあります。
一方「感情的な人」はヒステリックで悪いイメージになります。
どの様な人のことを感情が豊かと言うのでしょうか。
特徴とあなたの感情面の診断リストなどを紹介します。
- 感情豊かな人とは?
- 感情豊かな人の特徴
- 感情豊かな人の言い換えや類語
- 感情豊かな人の恋愛傾向
- 感情豊かな人診断チェックポイント
- 感情豊かな人の長所
- まとめ
1. 感情豊かな人とは?
感情とは、人間の喜怒哀楽の気持ちのことです。
感情豊かな人とは、外界にあるモノを見たり経験したりして共感して、様々な気持ちを表現できる人のことです。
人は小さい頃は感情豊かなのですが、段々大人になってくると理性を働かせる様になります。
社会人になると、人前であまり感情を表現しない方が組織でうまくやっていける様になるからです。
感情豊かな人は大人になっても人前で喜怒哀楽を素直に表現できます。
強く共感したことに対して自分の気持ちが抑えきれないのです。
2. 感情豊かな人の特徴
2-1. 他人の気持ちに共感できる
感情が豊かな人は、人の気持ちをいち早く察することができます。
人が仕事でミスをして上司に怒られて落ち込んでいると、自分も同じ位にどんよりとした気持ちになるのです。
他の人の様に「自分には関係ない」と思えずに、心の痛みを共感するのです。
同じ様に、他人が仕事で成功したり、寿退社が決まった時には手放しで喜ぶことができます。
普段あまり相性が良くない人でも、その時ばかりは「良かった」という気持ちが先行するのです。
2-2. 気配りができる
特に誰かに言われなくても「自分がこれをやって貰ったら嬉しい」と思うことをやっておきます。
共有の作業台を片付けたり、セロハンテープやホチキスの芯を補充しておいたりと、人がスムーズに仕事が出来る様に気配りをしてくれます。
当然のことながら、トイレットペーパーを使い切ったらちゃんと補充します。
常に自分の次に使う人のことを考えて行動しています。
2-3. 小さなことに感動する
日常の何気ないことにも感動を見出して1人浸ることもあります。
朝通勤する時にお天気が良くて気持ち良かった、道端に雑草とは思えない程キレイな花が咲いていた、諦めていたものが手に入ったなど、普通の人ならば見過ごしたり、気づかない様な風景や変化に感動するのです。
非常に五感が優れていて、目で見たり耳で聴くだけではなく、香りや風の動きにも敏感です。
2-4. モノを大切にする
意外なところで自分の持ち物を大切にするという特徴があります。
自分で購入したものはもちろん、会社から支給される文房具なども大切に扱います。
何か一つ壊れてしまったり、なくなってしまうと非常に不安を感じます。
すぐに直すか新しいものを取り寄せたり、時間を割いても徹底的に探してしまうのです。
2-5. 常に周囲の様子を気にしている
細かいことに反応する性格なので、人の表情や音、空気の流れ、明るさなどに対して常に敏感になります。
電話を切った時の他人の表情で「何かトラブルでもあったのかな」と心配になってしまったり、コピー機の音がいつもと違うので「故障しているのでは」と思ってしまいます。
自分で意識している訳ではなく、何か変化があるとその部分に気付いてしまうので、他の人よりもストレスが溜まり易くなります。
2-6. 自分の意見が言えない
「こう言ったらどう思うだろう」と考えてしまい、言いたいことが中々はっきりと言えません。
特にネガティブな内容の場合、自分ならば遠まわしに言われてもかなりのショックを受けるので、他人もそうではないかと心配してしまうのです。
言葉やタイミングを選んでいると、言えずじまいに終わったり、言いたいことが通じなくなってしまいます。
仕事が忙しかったり、悩みがあった時にも「人に頼みごとをすると迷惑だろうな」「他人の悩みなんて聞いてもつまらないだろうな」と思ってしまい、一人で抱え込んでしまいます。
2-7. 芸術的なセンスがある
感情が豊かな人は、あらゆるものに対してイメージを膨らませることができます。
映画を観ても、主人公に感情移入できるので、普通の人以上に成りきることができます。
その為に、芸術作品を見ても人より深く感動ができるのです。
表現するときにもそれが生かされて、自分なりのイメージで見た物や考えたものを表現できます。
見たまま聞いたままだけではなく、そのものの本質やより拡大させたイメージが浮かんでくるのです。
その為に創作や描写などに優れていて、芸術的センスがある人が多くなります。
2-8. 文学的センスもある
感情が豊かな人は、言葉に対しても非常に繊細です。
メールの文章も考えながら作成して、出来上がってもすぐに送信せずに何度も見直します。
相手がより理解できて、イメージが湧き易い文章を考えるのです。
普段から読書好きな人が多く、文章表現力にも優れています。
趣味として小説を書いている人もいるでしょう。
仕事でもレポートを作成させると理路整然としていて、誤字脱字も少なく評価されます。
2-9. 謙虚である
常に他人の気持ちを考えながら行動するので、会話をしていても結果が自分の自慢話に繋がってしまうと、相手が嫌な思いをするだろうと察しています。
会話をする時には自分の自慢話にならない様に、上から目線にならない様に言い方に注意しています。
なるべく自分を低い位置に置いて話すので、謙虚な人と思われています。
2-10. 自分の気持に正直である
感情が豊かな人は、強引に意見を押し通すことはありません。
しかし、自分が感じたことはありのままに表現します。
例えば、どうしても参加したくない飲み会に「仕事だから」と強制参加させられた場合、「嫌です」とは言わずに黙って参加します。
但し、飲み会の間中明るく振る舞うことはできません。
心の中では「早く終わらないかな」と思い、時計ばかりを気にしているので、愛想笑い程度しかできないのです。
逆に何か良いことがあった場合には、皆が残業で必死の形相をしていても、一人笑顔で仕事をこなしてしまうこともあります。
3. 感情豊かな人の言い換えや類語
感情豊かな人の言い換えや類語は幾つかありますが、日本語は非常に繊細ですので、微妙にニュアンスが違うことも知っておきましょう。
3-1. 感性が豊かな人
繊細な人という点では感情豊かな人と似ています。
但し感性とは、形や色、音、香りや味覚など、五感を通して感じられるものに対して使われる言葉です。
「感覚」と言われるもので、心の中から湧き上がってくる感情とは違います。
3-2. 感受性が強い人
こちらも繊細な人に対して使われますが、どちらかというと外界からの刺激に対して発動する気持ちです。
感情は、特に刺激がなくても普段の生活の中で見たり聞いたり感じたりしたものに対して湧きあがってくる気持ちのことですので、対象物がより幅広くなります。
3-3. 人間味ある
人間的な本能が強い人を言います。
感情豊かな人と良く似ているのですが、こちらの方が感情のふり幅は少なくなります。
3-4. 神経質な
感情豊かな人をネガティブに置き換えた言葉です。
喜怒哀楽の中でも「怒哀」の感情がメインになっています。
就活の面接で自己PRをする時に、神経質な人は「感情豊か」と言い換える様に指導されることもあります。
3-5. デリケートな
こちらは英語に置き換えていますが、「繊細な」という意味合いが強くなります。
しかし感情豊かな人は確かに神経質ですが、皆が繊細という訳ではありません。
意外と芯がしっかりしている人も覆いのです。
4. 感情豊かな人の恋愛傾向
感情豊かな人は恋愛感情も豊かそうに見えますが、恋愛傾向はどの様なものでしょうか。
4-1. 中々告白できない
感情豊かな人の場合、好きになった人が表れても告白するまでに時間がかかります。
それは告白してフラれたら中々立ち直れないだろうと不安に思っているからです。
まずは相手に恋人がいないかどうか、そしていない場合には理想の異性のタイプなどを一生懸命探ります。
それができたら、自分は好かれているか嫌われているかを確認したくて、チャンスを作って接触します。
ここまでの段階で数か月かかる人も多くなります。
そして告白しようと決めてからも「いつ・どこで・どう言うか」などについて悩み抜きます。
このタイプの人の場合、メールや手紙、友人づてなど、間接的に伝えることは好みません。
自分で言わなければならないと分かっていても中々できないことで悩むのです。
4-2. 相手の態度で一喜一憂する
好きな人が自分に対して優しく接してくれれば、「私のことを好きかも」と有頂天になります。
しかし話しかけても素っ気ない態度を取られると「ダメだ、嫌われているんだ」と落ち込みます。
相手の態度で一喜一憂して、落ち込んでいる時には食事も喉を通らなくなります。
辛いと思うのですが、意外と本人は自分が片思いをしていることを楽しんでいるので、周囲としては放っておくしかありません。
4-3. 恋人とケンカが多い
めでたく付き合えたとしても、感情が豊かすぎて相手が付いてこられないことがあります。
普段のちょっとしたことに感動して笑顔で振る舞っていたかと思うと、ちょっと何か思い通りにならないことがあるとふさぎ込んでしまいます。
表情がコロコロと変わるので、相手が面白いと思ってくれれば良いのですが「面倒くさい人」と思われてしまうこともあります。
ケンカをすると文字通り感情的になり、収集がつかなくなります。
その結果、つい勢いで「別れよう」と言ってしまう人も多く、後悔することになります。
4-4. 相手の気持ちに寄り添える
恋人とうまくいっている時には、共感できる分親密な関係になれます。
相手の気持ちを思いやり、どうしたら相手が喜ぶだろうかと考えながら行動ができます。
恋人が悩んでいる時には、上手に相手に気持ちに寄り添うこともできます。
叱咤激励をするのではなく、相手の気持ちを理解して共感してあげることで、絆を深めることができるのです。
5. 感情豊かな人診断チェックポイント
「もしかして私は感情豊かな部類に入るのかも」そう思う人は、以下の診断を行っていみましょう。
3つ以上当てはまる場合には感情豊かな人の可能性が高くなります。
5-1. 何か気になることがあると、人に話さずにはいられない
ちょっとしたことで感情が刺激されると、それを表現したくなります。
特に嬉しいことに関しては、是非周囲にも知らせて喜びを分かち合って欲しいと思うのです。
5-2. 他人が冗談を言うと本気にしてしまうことが多い
">
周囲の雰囲気に対して非常に敏感で、常に傾聴・共感しようと思っています。
人の言ったことを素直に受け止めて、自分なりに解釈しようとする気持ちが強いことを表します。
5-3. トラブルがあると「困った」「大変だ」と騒いでしまう
">
感情豊かな人は、ポーカーフェイスが苦手です。
トラブルがあると黙っていられずに、口にすることで不安な気持ちを発散させて、自分を落ち着かせようとします。
5-4. どちらかといえば悲観的なほうだ
">
感情豊かな人は、楽観的にしていて最後にどんでん返しに遭うのが嫌いです。
最後に嫌な思いをするならば、最初から悲観的に捉えておいた方が覚悟できるし、もしも意外や良い結果に終わってくれればそれだけ喜びが大きくなると思うのです。
5-5. 小説・マンガなどを読んだ後に、つい妄想してしまうことがある
">
これは感情豊かな人あるあるのです。
登場人物になりきって違うストーリーを妄想します。
周囲にテレパスがいて頭の中を読まれてしまったら、恥ずかしくて死んでしまうと思うことも考えています。
5-6. 意見が対立したら、自分と反対の意見を持つ人たちの立場も考える
">
自分の賛成する意見に決まり、その結果反対した人達が困ることになるのは心苦しいと思っています。
かと言って自分が折れようとは思いませんが、完全勝利ではなく相手に寄り添ってあげたいと思うのです。
5-7. 自分に関係なくても辛い立場の人を見ると可哀想だと思う
">
相手がどれだけ困っているのか、悩んでいるのか考えてしまいます。
「私はあなたの味方だから頑張って」と言いたい気持ちになるのです。
5-8. 極度に緊張するとパニック状態になる
">
感情豊かな人にありがちなパターンです。
ありとあらゆる感情が湧いてきて、自分で収集が付かなくなり、どうしていいのか分からなくなるのです。
5-9. 人助けができなかったことを後悔することがある
">
困っている人がいた時に、どうしようかと思っても「大丈夫そうかな」と思いそのまま通り過ぎてしまうことがあります。
しかし後になってから「あの時、一言声をかけていれば、手を差し伸べていれば」と悔やむのです。
5-10. 時と場合によりウソをついたこともある
">
感情豊かな人は、自分だけではなく相手傷つくことも好みません。
時と場合により相手の為になると思えばウソをつくこともあります。
悪質なウソではなく、知っていても知らないフリをする程度です。
6. 感情豊かな人の長所
感情豊かな人は、ストレスに弱そうなイメージですが、長所はあるのでしょうか。
6-1. 敵を作らない
周囲の人に共感しながら、言葉を選んで会話ができます。
話を聞いている時にも、驚いたり感心したりと表情豊かですので、相手からは好感をもたれます。
敵ができにくく、いつでも友人に囲まれている人が多くなります。
6-2. 情報収集力が高い
新しい情報に関して非常に敏感です。
人が気付かない様な変化に反応できるので、情報をいち早くキャッチできます。
中途半端なことが嫌いなので、その情報についても自分なりに調べてから人に伝えるので、重宝されます。
6-3. 充実した恋愛ができる
人を好きになったら、豊かな愛情で相手を包み込みます。
素直に感情を表すことで、好きだという気持がストレートに伝わり、充実した恋愛ができます。
6-4. 信頼関係が築ける
相手と知り合うのに最初は腹の探り合いもありますが、こちらから共感する気持ちを表すことで心を開いて貰えます。
一度知り合った人とは信頼関係が築けて、悩みなどを相談されることもあるでしょう。
6-5. 仕事の手際が良い
どうしたら部署の皆がスムーズに仕事ができるかを考えて行動できます。
ものごとの優先順位を考えて仕事をすることで、自分だけではなく他の人も作業の効率がアップします。
気が利く分先に根回しなどもしておくので、仕事の手際が良くなります。
6-6. 趣味の幅が広い
日常の様々なものに対して感動できたり、興味を持って接することができます。
ちょっとやってみたら意外に面白かったと、そのまま趣味として続けることもあります。
芸術面に優れている分自分なりに工夫したり努力したりする才能があるので、幅広い趣味をたのしむことができます。
まとめ
感情豊かな人は、理屈ではなく自分の気持に従っています。
多少ワガママに見える部分はあっても、素直で正直なので人から好かれるのです。
忙しいい時にもふと「素晴らしいな」「いいな」と思えることを見つけられるので、それだけ心が豊かな人です。
最初は付き合いづらいと感じるかも知れませんが、いつしか親友になっていることでしょう。
3. 感情豊かな人の言い換えや類語
感情豊かな人の言い換えや類語は幾つかありますが、日本語は非常に繊細ですので、微妙にニュアンスが違うことも知っておきましょう。
3-1. 感性が豊かな人
繊細な人という点では感情豊かな人と似ています。
但し感性とは、形や色、音、香りや味覚など、五感を通して感じられるものに対して使われる言葉です。
「感覚」と言われるもので、心の中から湧き上がってくる感情とは違います。
3-2. 感受性が強い人
こちらも繊細な人に対して使われますが、どちらかというと外界からの刺激に対して発動する気持ちです。
感情は、特に刺激がなくても普段の生活の中で見たり聞いたり感じたりしたものに対して湧きあがってくる気持ちのことですので、対象物がより幅広くなります。
3-3. 人間味ある
人間的な本能が強い人を言います。
感情豊かな人と良く似ているのですが、こちらの方が感情のふり幅は少なくなります。
3-4. 神経質な
感情豊かな人をネガティブに置き換えた言葉です。
喜怒哀楽の中でも「怒哀」の感情がメインになっています。
就活の面接で自己PRをする時に、神経質な人は「感情豊か」と言い換える様に指導されることもあります。
3-5. デリケートな
こちらは英語に置き換えていますが、「繊細な」という意味合いが強くなります。
しかし感情豊かな人は確かに神経質ですが、皆が繊細という訳ではありません。
意外と芯がしっかりしている人も覆いのです。
4. 感情豊かな人の恋愛傾向
感情豊かな人は恋愛感情も豊かそうに見えますが、恋愛傾向はどの様なものでしょうか。
4-1. 中々告白できない
感情豊かな人の場合、好きになった人が表れても告白するまでに時間がかかります。
それは告白してフラれたら中々立ち直れないだろうと不安に思っているからです。
まずは相手に恋人がいないかどうか、そしていない場合には理想の異性のタイプなどを一生懸命探ります。
それができたら、自分は好かれているか嫌われているかを確認したくて、チャンスを作って接触します。
ここまでの段階で数か月かかる人も多くなります。
そして告白しようと決めてからも「いつ・どこで・どう言うか」などについて悩み抜きます。
このタイプの人の場合、メールや手紙、友人づてなど、間接的に伝えることは好みません。
自分で言わなければならないと分かっていても中々できないことで悩むのです。
4-2. 相手の態度で一喜一憂する
好きな人が自分に対して優しく接してくれれば、「私のことを好きかも」と有頂天になります。
しかし話しかけても素っ気ない態度を取られると「ダメだ、嫌われているんだ」と落ち込みます。
相手の態度で一喜一憂して、落ち込んでいる時には食事も喉を通らなくなります。
辛いと思うのですが、意外と本人は自分が片思いをしていることを楽しんでいるので、周囲としては放っておくしかありません。
4-3. 恋人とケンカが多い
めでたく付き合えたとしても、感情が豊かすぎて相手が付いてこられないことがあります。
普段のちょっとしたことに感動して笑顔で振る舞っていたかと思うと、ちょっと何か思い通りにならないことがあるとふさぎ込んでしまいます。
表情がコロコロと変わるので、相手が面白いと思ってくれれば良いのですが「面倒くさい人」と思われてしまうこともあります。
ケンカをすると文字通り感情的になり、収集がつかなくなります。
その結果、つい勢いで「別れよう」と言ってしまう人も多く、後悔することになります。
4-4. 相手の気持ちに寄り添える
恋人とうまくいっている時には、共感できる分親密な関係になれます。
相手の気持ちを思いやり、どうしたら相手が喜ぶだろうかと考えながら行動ができます。
恋人が悩んでいる時には、上手に相手に気持ちに寄り添うこともできます。
叱咤激励をするのではなく、相手の気持ちを理解して共感してあげることで、絆を深めることができるのです。
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