スノーフレークの花言葉・英語・種類別花言葉 | SPITOPI

スノーフレーク(学名Leucojum aestivum)という花(植物)の特徴と名前の由来(英語での呼び方・語源)を説明しながら、「スノーフレークの花言葉とその意味」について紹介していきます。

スノーフレークの花に関する「原産地・開花時期・種類・似た花」の参考情報を紹介して、スノーフレークの役に立つ「マメ知識」も解説しています。

1. スノーフレークとはどんな花なのか?

スノーフレーク(学名Leucojum aestivum)は、ヒガンバナ科スノーフレーク属に分類される「ヨーロッパ中南部・地中海沿岸部」が原産地の球根植物です。

スノーフレークは春の4〜5月にかけて、緑色の斑点がある花径1. 5センチほどの釣鐘型(ベル型)の花を1〜4輪、咲かせます。

スノーフレークの花はスノードロップやスズラン(鈴蘭)に似ていて下向きの可憐な白い花です。

スノーフレークは花がスズラン(鈴蘭)に似ていて、葉っぱがスイセン(水仙)に似ていることに由来して、別名を「スズランスイセン(鈴蘭水仙)」と呼ばれています。

スノーフレークという名前から分かるように、その可憐な花は空から舞い落ちる「一片の雪」に喩えられることもあります。

2. スノーフレークの花言葉

スノーフレーク(学名Leucojum aestivum)には、以下のような花言葉があります。

スノーフレークの一般的な花言葉である「純粋・純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」「慈愛」について、関連エピソードや花言葉の由来・解釈も含めながら分かりやすく説明していきます。

2-1. 「純粋・純潔」

スノーフレークの花言葉は「純粋・純潔」です。

スノーフレークの白い花の先端にある緑色の模様は、スノーフレークの純粋・純潔で清楚なイメージをよりいっそう強めています。

スノーフレークはけがれなき純粋な乙女を象徴する花であり、他の異性と関わりを持っていないという純潔性も強調されています。

心から愛している好きな女性にプレゼントするのにぴったりの花なのです。

2-2. 「汚れなき心」

スノーフレークの花言葉は「汚れなき心」です。

スノーフレークの純白の可憐な花は、私たちの心の中にある汚れや欲望を綺麗に清めてくれるような雰囲気があります。

人生の荒波に揉まれて荒んだ気持ちになったり心が汚れてしまったりした時にも、スノーフレークの清楚な花を眺めることで、心を浄化することが出来そうです。

2-3. 「皆をひきつける魅力」

スノーフレークの花言葉は「皆をひきつける魅力」です。

一片の清浄な雪を想起させるスノーフレークには、誰もが愛さずにはいられないような華麗で純粋な魅力があります。

「皆をひきつける魅力」という素晴らしい花言葉を持つスノーフレークを、尊敬している恩師や最愛のパートナー、長年の交際がある親友に贈ってみてはいかがでしょうか。

2-4. 「慈愛」

スノーフレークの花言葉は「慈愛」です。

幸福な人間関係を維持するためにもっとも大切になってくるのが、相手の苦しみや痛みを思いやって助けようとする「慈愛」です。

他者に対する思いやりの心、慈愛の心を高めていきたい時には、人を優しく包み込むような可憐な花姿をしたスノーフレークの花を、部屋に飾ってみると良いかもしれません。

3. スノーフレークについての解説

スノーフレークの「各種情報(英語の呼び名と語源・原産地・名前の由来・エピソード・誕生日花など)」について解説していきます。

3-1. スノーフレークの英語での呼び名と語源・意味について

スノーフレークは英語で、「Summer Snowflake、Loddon lily」と呼ばれています。

「Summer Snowflake」は、スノーフレークがヨーロッパや地中海沿岸部では初夏に咲く花であることに関係していて、スノーフレーク(snowflake)というのは「一かけらの雪・一片の雪(雪片)」を意味しています。

緑色の斑点模様がある白色の清楚な花が、空から降ってきた一片の雪に喩えられていて、初夏が近づく春に爽やかで冷たい雪のような花を咲かせてくれるのがスノーフレークの特徴です。

3-2. スノーフレークの原産地と開花期

スノーフレークの原産地は「ヨーロッパ中南部・地中海沿岸部」で、スノーフレークは草丈が約30〜40センチに生長する多年草の球根植物です。

スノーフレークの開花期は「4〜5月」で、春に個性的な釣鐘型(ベル型)をした下向きの白色の花を咲かせます。

一片の雪にも喩えられるスノーフレークの釣鐘型の花は、先端に緑色の斑点が入っている珍しいデザインですが、スノーフレークの花は全体的に「純粋・清楚・素朴な魅力」を漂わせている素敵な花です。

見た目の繊細さとは違って病気にかかりにくい丈夫な花で、ほぼ放置していても順調に育っていきます。

3-3. スノーフレークの名前の由来

スノーフレークという花名は、そのまま日本語に翻訳すると「一片の雪、ひとひらの雪」となりますが、釣鐘型(ベル型)の個性的な白い花を咲かせるスノーフレークの花姿にちなんで名付けられたものです。

日本では春に咲きますが、原産地のヨーロッパでは夏に咲く花なので、「Summer snowflake(サマースノーフレーク)」と呼ばれています。

スノーフレークの属名の学名「Leucojum(レウコユム)」は、ギリシア語で「白いスミレ」を意味していて、スノーフレークの花がスミレのような良い香りを放つことに由来しています。

スノーフレークの和名は「鈴蘭水仙(スズランスイセン)」で、花がスズランに似て、葉がスイセンに似ていることにちなんでいます。

「大待雪草(オオマツユキソウ)」という和名もあります。

3-4. スノーフレークの誕生日花

スノーフレークが誕生日花とされている日は「2月17日、2月23日、12月19日」です。

「2月17日、2月23日、12月19日」が誕生日の人に、スノーフレークの「純粋・純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」「慈愛」という女性らしい純粋さや慈愛の深さと関係する花言葉を添えてプレゼントしてみましょう。

スノーフレークの花は、真っ白な釣鐘型(ベル型)の小さな花で、白色に緑色の斑点が入っている個性的な花姿をしています。

スノーフレークの下向きの白色の花は、清楚で純粋なオーラを身にまとっているのです。

4. スノーフレークのマメ知識

スノーフレークのマメ知識を紹介していきます。

4-1. スノーフレークとスノードロップの違いについて

スノーフレーク(Snowflake)に似ている同じヒガンバナ科に分類されている花に、「スノードロップ(Snowdrop)」があります。

名前も花姿の見た目も似ているのですが、スノードロップは「2月〜3月頃」に、釣鐘形(ベル型)の白い花を下向きに咲かせます。

しかし、スノードロップにはスノーフレークの花にある「緑色の斑点模様」がないという違いがあります。

スノーフレークは「4月〜5月頃」に白いスズランに似た小ぶりな花を大量に咲かせますが、花弁の先にある緑色の斑点模様が最大の特徴になっています。

4-2. スノーフレークには全草に「アルカロイド系」の有毒成分が含まれています

スノーフレークはその可愛らしくて清楚な花姿からは想像しづらいのですが、全草に「リコリン、ガランタミン」などのアルカロイド系の有毒成分を含んでいるので食べることはできません。

スノーフレークの花はスズランや水仙にも似ていますが、これらの花にも同様に毒性物質が含まれています。

スノーフレークは水仙と同じく「ニラ」と間違えられて食用にされる恐れがあるのですが、スノーフレークを食べると「吐き気・嘔吐・頭痛・めまい・下痢・神経の麻痺」といった中毒症状が発症することになります。

4-3. スノーフレークのアルカロイド系物質には薬効も期待されている

スノーフレークのアルカロイド系物質は一般に危険な毒物なのですが、球根から抽出したアルカロイド系のエキスを希釈すると、「美容品・医薬品」に応用できる薬効があることが分かってきています。

スノーフレークの球根から抽出したエキスは、メラニン生成を抑える美白・美肌の効果があると言われています。

球根・花から抽出できるアルカロイド系の「ガランタミン」は、「アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)の治療薬」に応用できる可能性が取りざたされているのです。

5. スノーフレークの種類(原種・園芸品種の特徴)・スノーフレークに似た花と花言葉

スノーフレークの色々な種類・園芸品種とその特徴について紹介していきます。

スノーフレークの花の花言葉は、「純粋・純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」「慈愛」になります。

スノーフレークに似たヒガンバナ科の花・植物の花言葉についても紹介しています。

5-1. リューコジャム アエスティウム

「リューコジャム アエスティウム」は、スノーフレークの中でも原種に近い基本種の位置づけにある花で、「オーストリア(オーストリー)、ハンガリーなどのヨーロッパ南部」が原産地になっています。

リューコジャム アエスティウムは約2センチの葉っぱを多くつけて、約50センチまで草丈が伸びますが、4〜5月の季節にかけて緑色の斑点のあるオーソドックスなスノーフレークの花を、1茎に1〜4輪咲かせます。

リューコジャム アエスティウムの花を一回り大きく品種改良した品種として、「大輪スノーフレーク」の異名を持つ「リューコジャム ‘グレヴィティー・ジャイアント’」があります。

5-2. リューコジャム ウェルヌム

リューコジャム ウェルヌムは約10センチと非常に草丈が低いことで知られる品種で、「中央ヨーロッパ、フランス、ボスニア、チロル」などを原産地にしています。

リューコジャム ウェルヌムは別名を「スプリング・スノーフレーク」といい、一般的なスノーフレーク(リューコジャム アエスティウム)よりも早い「2〜3月頃」に白色の花を咲かせます。

緑色の斑点がある釣鐘型の白い花ですが、1茎に1輪しか花が咲かないので、花つきは若干悪くなります。

5-3. アマリリス

アマリリス(Hippeastrum × hybridum)はヒガンバナ科ヒッペアストルム属に分類される「中南米」が原産の花・植物です。

アマリリスは初夏の5〜7月に、「赤色・ピンク色・白色・紫色・黄色・緑色」のバリエーション豊かな花を咲かせてくれます。

アマリリスという花の名前は、古代ローマの詩人ウェルギリウス(紀元前70年〜前19年)の「牧歌」に出てくる美しい羊飼いの女であるアマリリスの名前に由来しています。

学名の「Hippeastrum(ヒッペアストルム)」には、ラテン語で「馬のように大きい星のような花」というアマリリスの花姿をメタファーで喩えた意味があります。

アマリリスの花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」になりますが、「おしゃべり」はアマリリスの横向きの花が隣の花としゃべっているように見えることから付けられました。

まとめ

スノーフレーク(学名Leucojum aestivum)は、ヒガンバナ科スノーフレーク属に分類される「ヨーロッパ中南部・地中海沿岸部」が原産地の多年草・球根植物です。

スノーフレークは4〜5月の春に、緑色の斑点が先端に入った釣鐘型(ベル型)の白い花をたくさん咲かせます。

スノーフレークは花がスズラン(鈴蘭)に似ていて、葉っぱがスイセン(水仙)に似ていることから、和名を「スズランスイセン(鈴蘭水仙)」と呼ばれていますが、全草に毒性があるので注意が必要です。

スノーフレークの一般的な花言葉は、「純粋・純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」「慈愛」になります。

スノーフレークの花言葉や植物・花の特徴、種類について知りたい方は、この記事を参考にしてみて下さい。