カラーバリエーションの豊富な薔薇は、色によって印象が大きく変わる花の代表です。
日本では赤い薔薇が最もポピュラーですが、主役にも脇役にもなれる白い薔薇も大変人気があります。
ここでは、そんな白い薔薇について詳しく解説していきます。
- 白い薔薇とはどんな花?
- 白い薔薇の花言葉
- 白い薔薇について解説
- 白い薔薇の本数別花言葉
- 白い薔薇のつぼみの花言葉
- 白い薔薇の種類別花言葉(花言葉など)
- まとめ
1. 白い薔薇とはどんな花?
白い薔薇の花は、本数や、見る人の心持ちによって、色々な印象を受ける不思議な一面を持っています。
白い大輪の薔薇の花束なら、華やか、優雅、豪華といったイメージに、スプレー薔薇の小さなブーケなら、可憐、清楚、清々しい、そんな印象になります。
一輪の白い薔薇には凛とした潔さや、美しさを感じることもあり、又、悲しい、寂しげといった印象を感じることもあります。
白い薔薇は、見る人の気持ちに寄り添える花です。
花を通して相手に気持ちを伝えるのに最も適した花の1つといえるでしょう。
2. 白い薔薇の花言葉
多くの人に愛され、様々なシチュエーションで贈られている薔薇には、色別の花言葉があります。
白い薔薇の花言葉は「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「相思相愛」です。
これらの花言葉を持つ白い薔薇は、男性が女性に贈るだけでなく、女性から男性に贈ったり、愛する人に贈るだけでなく、尊敬する人へのお祝いに贈るなど、色々な用途で使うことができます。
英語の花言葉は「innocence and purity(純潔と純粋)」「I am worthy of you(私はあなたにふさわしい)」「reverence(深い尊敬)」です。
ちなみに、薔薇全般の花言葉は「愛」「美」です。
3. 白い薔薇について解説
薔薇は、バラ科・バラ属の植物で、古くから品種改良が盛んに行われており、数えきれないほどの園芸品種が作り出されています。
世界中で愛され続けている名花も沢山あり、日本でも多くの園芸品種が作り出されています。
薔薇には元来青い色素がないため青い薔薇を作るのは不可能とされており、英語では不可能なことの例えに「blue rose」が使われます。
そんな中、日本で遺伝子組み換えによって青い薔薇が作られ話題になりました。
薔薇の花は美しい女性を連想させる花であることから、品種名に著名な女性の名前が付けられたものが多くあることも特徴の1つです。
3-1. 英語での呼び名
英語では、「white rose」と呼ばれています。
由来には諸説ありますが、「rose」は、ギリシャ語でバラを意味する「rhodon」が語源になっているとされています。
又、ケルト語で赤色を意味する「rhodd」が語源であるという説もあります。
3-2. 原産地
薔薇の原産地は、北半球の温帯域です。
現在では、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、アメリカ、日本をはじめ、多くの国々で園芸品種が作り出されており、毎年新しい品種がいくつも発表されています。
3-3. 白い薔薇の花言葉の由来
「純潔」
穢れのない純白の花のイメージから、この花言葉がつけられたと考えられています。
誰からも愛される純真無垢なイメージの白い薔薇は、ブライダルブーケや結婚披露宴会場を飾る花の定番となっています。
「私はあなたにふさわしい」
白という色は、何色にも染まることができます。
そんな花色の薔薇であることから、この花言葉がつけられたと考えられています。
このような花言葉を持っていることも、白い薔薇がブライダルに良く使われる理由の1つでもあります。
「深い尊敬」
誰もが、尊敬している人のようになりたいと思い、その人を目標にするものです。
どんな色にも染まることができる白色の花を、尊敬する人のカラーを取り入れられるということになぞらえて、この花言葉がつけられたと考えられています。
恋人以外の人に贈る花としても人気があります。
「相思相愛」
お互いの気持ちや考えを素直に受け入れることができて初めて相思相愛となることから、無垢な白色の薔薇にはこのような花言葉が付けられたと考えられています。
3-4. 白い薔薇の誕生日花の日
白い薔薇は、12月11日の誕生花です。
この時期でしたら、白い薔薇にグリーンを合わせた花束がおススメです。
涼しい時期は切り花のもちが良く、状態の良い花なら1か月以上も美しい姿を楽しませてくれます。
薔薇は本数によって花言葉が付けられていますので、贈る相手に伝えたい気持ちに合った本数で花束を作って贈りましょう。
3-5. 白い薔薇の伝説
聖母マリアのシンボル
聖母マリアがヴェールをかぶせた薔薇のつぼみから白い薔薇が咲き、それからその薔薇の株は、白い花だけを咲かせるようになったという伝説があります。
キリスト教では、白い薔薇は聖母マリアのシンボルとなり、そして今日では、白い薔薇は、純潔と神秘を象徴する花とされています。
ギリシャ神話
ギリシャ神話に登場する愛と美の女神アフロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)には、薔薇にまつわる多くのエピソードがあります。
その中の1つで、白い薔薇にまつわるものをご紹介します。
アフロディーテの恋人である王子アドニスは、ある時、狩りの最中にイノシシに襲われて命を落としてしまいます。
アドニスの悲鳴を聞いたアフロディーテは、なりふり構わず裸足でアドニスに駆け寄りますが、その時に踏んだ白い薔薇が、アフロディーテの流した血で赤い薔薇になったとされています。
ヴィーナスの誕生
ボッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」に描かれている花の女神フローラが撒いている白い花は、アルバ・ローズという白い薔薇だといわれています。
ギリシャ神話では、アフロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)は、全能の神ゼウスと海の神の娘であるディオネにより、海の泡から生まれたとされています。
そして、オリンポスの神々に美しさを称賛されたアフロディーテは、オリンポス12神の一人となり、愛と美を司る女神となったのです。
4. 白い薔薇の本数別花言葉
花束を贈る、又は、贈られることが非常に多いバラには、本数別の花言葉があります。
これは各色共通です。
(白い薔薇に限定した本数別の花言葉はありません。)
薔薇を贈るシチュエーションや、花束に込める思いに合うものが見つかるでしょう。
4-1. 1〜10本の薔薇の花言葉
1本:「一目ぼれ」「あなたしかいない」
2本:「この世界は二人だけ」
3本:「愛しています」「告白」
4本:「死ぬまで気持ちは変わりません」
5本:「あなたに出会えた事の心からの喜び」
6本:「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
7本:「ひそかな愛」
8本:「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
9本:「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
10本:あなたは全てが完璧」
4-2. 11本以上の薔薇の花言葉
11本:「最愛」
12本:「私と付き合ってください」
13本:「永遠の友情」
15本:「ごめんなさい」
21本:「あなただけに尽くします」
24本:「一日中思っています」
50本:「恒久」
99本:「永遠の愛、ずっと好きだった」
100本:「100%の愛」
101本:「これ以上ないほど愛しています」
108本:「結婚して下さい」
365本:「あなたが毎日恋しい」
999本:「何度生まれ変わってもあなたを愛する」
薔薇は愛を象徴する花として知られていますが、恋人に素直に謝れない時には、15本の白い薔薇のブーケを贈ってみるのもロマンチックです。
5. 白い薔薇のつぼみの花言葉
驚くことに、薔薇にはつぼみにも花言葉があります。
薔薇の花は、時代を問わず、世界各国で思いを伝えるために贈られてきた花であるということの表れなのです。
5-1. 白い薔薇のつぼみの花言葉
白い薔薇のつぼみには「恋をするには若すぎる」「少女時代」という花言葉があり、これらは英語の花言葉と同じです。
これから花開こうという状態のつぼみと、純真なイメージの白色から、これらの花言葉が付けられたとされています。
英語の花言葉は「too young for love(恋をするには若すぎる)」「girlhood(少女時代)」です。
5-2. つぼみと開花した薔薇の組み合わせの花言葉
各色に共通して、つぼみと開花した薔薇の組み合わせにも花言葉が付けられています。
薔薇のつぼみ3本と開花した薔薇1本の花言葉は「あのことは永遠に秘密」
薔薇のつぼみ1本と開花した薔薇2本の花言葉は「あのことは当分の間秘密」
6. 白い薔薇の種類別花言葉(花言葉など)
薔薇は、樹形の特徴から、直立して育つ木薔薇、つる性薔薇、木薔薇とつる性薔薇の中間の性質を持つ半つる性薔薇に分けられています。
さらに木薔薇には、大輪の花を咲かせるハイブリッド・ティー、中輪の花を房状に沢山咲かせるフロリバンダ、小振りなミニバラがあります。
6-1. アイスバーグ
1958年に発表されて以来現在も世界中で愛されている、白バラを代表するフロリバンダの銘花です。
「シュネーヴィッツェン」「白雪姫」とも呼ばれています。
輝くような純白の美しい花を沢山咲かせます。
四季咲きで花付きが良く、優しい香りがあるのが特徴で、初心者でも育てられる人気の品種です。
つる性のアイスバーグもあります。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
6-2. ティネケ
半剣弁高芯咲きのハイブリッドティー系の品種です。
整った花の形がとても美しく、純白の清楚なイメージの花姿から、ブライダルブーケの定番となっているほか、切り花としても人気があります。
四季咲きで樹勢が強く、雨でもシミになりにくいことから、庭植えにも向いている品種です。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
6-3. ジョン・F・ケネディ
1965年にアメリカで作り出されたハイブリッドティー系の品種です。
見事な純白の大輪の花は、咲き進むにつれてクリーム色になるのが特徴です。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
6-4. エレーヌ・ジュグラリス
半剣弁高芯咲きのハイブリッドティー系の品種で、10センチを超える程の大輪にすることもできます。
花の中心がほんのりピンクに色づく白い花は、とても優しい雰囲気を醸し出しつつも、巨大輪の存在感があります。
四季咲きで、強い芳香があるのが特徴です。
白い花びらは傷みやすいため、雨に当たらない屋内で育てます。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
6-5. アルテミス
半つる性の品種で、わずかにクリーム色がかった白い花を咲かせます。
オールドローズの趣を感じさせる優しい印象のカップ咲きの花姿がとても可愛らしく、花付きが良く病気にも強い性質があることから、初心者向けの白薔薇として人気がある品種です。
四季咲きで柔らかな香りがあります。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
6-6. スノー・メイアンディナ
1990年にフランスで作り出されたミニバラで、多数の白い花を付けます。
清楚で可憐な純白の薔薇が株全体を覆いつくすように咲く様子は、まさに雪が積もったような美しさです。
初心者でも育てやすいミニバラとして人気があります。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
6-7. グラミス・キャッスル
半つる性のイングリッシュローズです。
イングリッシュローズとは、イギリスのデビッド・オースチンが作り出した品種で、オールドローズの優しい花姿や芳香を持つ、四季咲き性のモダンローズを指します。
このグラミス・キャッスルは美しいカップ咲きの白い花を咲かせる品種です。
日本の夏のような高温多湿の環境で育てるのはやや難しく、中級者向けとされています。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
6-8. プリンセス・オブ・ウェールズ
中輪の花を沢山咲かせるフロリバンダローズです。
花弁が丸い、丸弁抱え咲きのクリーム色を帯びた白い花は、とても優しく温かい雰囲気を醸し出します。
故ダイアナ元皇太子妃に捧げられた品種で、英国皇太子妃を意味するプリンセス・オブ・ウェールズの名が付けられています。
四季咲きで花付きが良く、花びらが雨に当たってもシミが付きにくいのが特徴ですが、暑さには弱いという性質があります。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
6-9. エーデル・ワイス
やや小さめの中輪の花を次々に沢山咲かせるフロリバンダローズです。
優しく可愛らしい印象のクリーム系白薔薇は、老若男女問わず人気があります。
四季咲きで、初心者でも育てられる品種です。
花言葉は、白い薔薇の花言葉が使われています。
まとめ
白い薔薇は、男女問わず誰もが好感を持つ花の1つで、花束を贈って気持ちを伝えるのに最適な花だといえるでしょう。
切り花は季節を問わず花屋で手に入りますので、数ある花言葉を活用して、大切な人に心を込めて白い薔薇を贈ってみてはいかがでしょうか。
3. 白い薔薇について解説
薔薇は、バラ科・バラ属の植物で、古くから品種改良が盛んに行われており、数えきれないほどの園芸品種が作り出されています。
世界中で愛され続けている名花も沢山あり、日本でも多くの園芸品種が作り出されています。
薔薇には元来青い色素がないため青い薔薇を作るのは不可能とされており、英語では不可能なことの例えに「blue rose」が使われます。
そんな中、日本で遺伝子組み換えによって青い薔薇が作られ話題になりました。
薔薇の花は美しい女性を連想させる花であることから、品種名に著名な女性の名前が付けられたものが多くあることも特徴の1つです。
3-1. 英語での呼び名
英語では、「white rose」と呼ばれています。
由来には諸説ありますが、「rose」は、ギリシャ語でバラを意味する「rhodon」が語源になっているとされています。
又、ケルト語で赤色を意味する「rhodd」が語源であるという説もあります。
3-2. 原産地
薔薇の原産地は、北半球の温帯域です。
現在では、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、アメリカ、日本をはじめ、多くの国々で園芸品種が作り出されており、毎年新しい品種がいくつも発表されています。
3-3. 白い薔薇の花言葉の由来
「純潔」
穢れのない純白の花のイメージから、この花言葉がつけられたと考えられています。
誰からも愛される純真無垢なイメージの白い薔薇は、ブライダルブーケや結婚披露宴会場を飾る花の定番となっています。
「私はあなたにふさわしい」
白という色は、何色にも染まることができます。
そんな花色の薔薇であることから、この花言葉がつけられたと考えられています。
このような花言葉を持っていることも、白い薔薇がブライダルに良く使われる理由の1つでもあります。
「深い尊敬」
誰もが、尊敬している人のようになりたいと思い、その人を目標にするものです。
どんな色にも染まることができる白色の花を、尊敬する人のカラーを取り入れられるということになぞらえて、この花言葉がつけられたと考えられています。
恋人以外の人に贈る花としても人気があります。
「相思相愛」
お互いの気持ちや考えを素直に受け入れることができて初めて相思相愛となることから、無垢な白色の薔薇にはこのような花言葉が付けられたと考えられています。
3-4. 白い薔薇の誕生日花の日
白い薔薇は、12月11日の誕生花です。
この時期でしたら、白い薔薇にグリーンを合わせた花束がおススメです。
涼しい時期は切り花のもちが良く、状態の良い花なら1か月以上も美しい姿を楽しませてくれます。
薔薇は本数によって花言葉が付けられていますので、贈る相手に伝えたい気持ちに合った本数で花束を作って贈りましょう。
3-5. 白い薔薇の伝説
聖母マリアのシンボル
聖母マリアがヴェールをかぶせた薔薇のつぼみから白い薔薇が咲き、それからその薔薇の株は、白い花だけを咲かせるようになったという伝説があります。
キリスト教では、白い薔薇は聖母マリアのシンボルとなり、そして今日では、白い薔薇は、純潔と神秘を象徴する花とされています。
ギリシャ神話
ギリシャ神話に登場する愛と美の女神アフロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)には、薔薇にまつわる多くのエピソードがあります。
その中の1つで、白い薔薇にまつわるものをご紹介します。
アフロディーテの恋人である王子アドニスは、ある時、狩りの最中にイノシシに襲われて命を落としてしまいます。
アドニスの悲鳴を聞いたアフロディーテは、なりふり構わず裸足でアドニスに駆け寄りますが、その時に踏んだ白い薔薇が、アフロディーテの流した血で赤い薔薇になったとされています。
ヴィーナスの誕生
ボッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」に描かれている花の女神フローラが撒いている白い花は、アルバ・ローズという白い薔薇だといわれています。
ギリシャ神話では、アフロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)は、全能の神ゼウスと海の神の娘であるディオネにより、海の泡から生まれたとされています。
そして、オリンポスの神々に美しさを称賛されたアフロディーテは、オリンポス12神の一人となり、愛と美を司る女神となったのです。
4. 白い薔薇の本数別花言葉
花束を贈る、又は、贈られることが非常に多いバラには、本数別の花言葉があります。
これは各色共通です。
(白い薔薇に限定した本数別の花言葉はありません。)
薔薇を贈るシチュエーションや、花束に込める思いに合うものが見つかるでしょう。
4-1. 1〜10本の薔薇の花言葉
1本:「一目ぼれ」「あなたしかいない」
2本:「この世界は二人だけ」
3本:「愛しています」「告白」
4本:「死ぬまで気持ちは変わりません」
5本:「あなたに出会えた事の心からの喜び」
6本:「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
7本:「ひそかな愛」
8本:「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
9本:「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
10本:あなたは全てが完璧」
4-2. 11本以上の薔薇の花言葉
11本:「最愛」
12本:「私と付き合ってください」
13本:「永遠の友情」
15本:「ごめんなさい」
21本:「あなただけに尽くします」
24本:「一日中思っています」
50本:「恒久」
99本:「永遠の愛、ずっと好きだった」
100本:「100%の愛」
101本:「これ以上ないほど愛しています」
108本:「結婚して下さい」
365本:「あなたが毎日恋しい」
999本:「何度生まれ変わってもあなたを愛する」
薔薇は愛を象徴する花として知られていますが、恋人に素直に謝れない時には、15本の白い薔薇のブーケを贈ってみるのもロマンチックです。
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