大切な議論や会議の時にならともかく、悩み事や相談事、たわいもない会話にまで事あるごとに否定的なことばかり言う人がいます。
時には否定的な意見がこれからの行動や思考のストッパーになることもありますが、毎回頭ごなしに全否定されてしまうとやる気も失せ、そんな人とは関わりたくなくなるものです。
否定的な言葉ばかりぶつけられていると気が滅入り、自分までネガティブで否定的な考え型になって、ストレスも溜まってしまうでしょう。
ではどうしてそんなに否定的な事ばかり発言するのでしょうか。
今回はいつも否定的な人の特徴や心理について紐解いていきたいと思います。
- 否定的とは
- 否定的の類語
- 否定的な対応ばかりする人の心理
- いつも否定的な人の特徴
- いつも否定的な人への対処方法
- まとめ
1. 否定的とは
否定的とは他人の考え方や行動に対し、常に反対したり納得しないということを言います。
心中や真偽はわかりませんが、とにかく口から出る言葉は他人を喜ばせたり、嬉しくさせるものではありません。
ではどうしてそうなるかというと、否定的な事ばかり発言する人は突然そうなる訳でも生まれつきそうである訳でもありません。
育つ過程でその様な思考になった確率が高いといえるでしょう。
例えば本人自体が否定されて育った、応援してくれる人が居なかった、あまり愛情を感じた事がないなどの幼少期の経験を持っている人は、自分に対して愛情や自信が持てないので自身を認める事ができません。
本当は能力や魅力、才能に溢れていたとしても、否定的な言葉を言われる事が重なると、人間は徐々に自発性ややる気を失い、自分はダメ人間だからと諦める様になります。
ですが人間は心のバランスを保とうとするものなので、その行き所のないやるせなさや気持ちを解消して自我を保つために他人を否定するといった攻撃に走る様になります。
"否定的"という言葉は日常の中でも比較的よく使われる言葉だと思います。
使い方やシーンにもよりますが、あまりいいイメージがないので、使う時はどの様な影響が出るかなどをしっかり考えながら発言する必要があります。
2. 否定的の類語
2-1. ネガテイブ
ネガティブ(negative)は、「否定の〜」を意味するラテン語の"negativus"が語源になっていて、感情や考え方などの表現として負の意味で使われています。
負を意味する単語であり、太陽と月であれば「月」を指す様に、陰や暗をイメージさせる言葉です。
どうしてもマイナスを連想させますが、物事には裏表があるからバランスを保てるという意味でもあります。
2-2. 悲観的
未来や将来、先行きに希望や願望が持てないこと。
2-3. 後ろ向き
考え方や行動が卑屈でいい方向に考える事ができないこと。
何かをやる前からやる気が出なかったり、気持ちが塞ぎ込み一歩踏み出す勇気が出ない精神状態の事。
3. 否定的な対応ばかりする人の心理
3-1. 弱みを握られたくない
否定的な事や対応ばかりする人は、強い劣等感やコンプレックスを抱いている人が多いと言われています。
否定をするにはそれなりの根拠や、理論などが必要になりますが、コンプレックスを隠すためには頭をフル回転させて、相手を否定しなければいけません。
では肯定をしたら弱みを握られてしまうのかというと、全くそのような事はないのですが、ずっと否定的に生きてきた人は肯定される事自体に慣れていませんし、相手に合わせる事は負ける事だと思っている場合が少なくありません。
また何かあった時に先制しておきたいという防衛本能でもあるので、常に構えている状態でもあります。
3-2. 自己評価を上げたい
他人を否定する事で優越感に浸れるため、心の中では仮に賛成していたとしても絶対にその事を口には出さず、敢えてひねた見方をして否定します。
認めたり肯定してしまうと、相手の評価を上げる事になりますし、場合によっては周りが応援し、自分より優位に立たれてしまうかもしれません。
否定的な人が唯一自分を保てる"肯定する"事は、他人を認めず否定することなので、自己評価を上げるためには手荒な否定や多少の嘘もついていいと思っている場合もあります。
ただ姑息な手段を使って自己評価を上げても一時的には満足感を得られるかもしれませんが、殆どの場合周囲はその姑息さに気づいていますし、不快だと思っているので結局は評価を下げてしまう事になるでしょう。
3-3. ストレス発散
否定するという事は相手の考え方や行動を認めず、言い方次第で悪口にもなってしまいます。
また人格そのものにまで影響が及び深く傷付けてしまう場合もあるでしょう。
ですが他人を否定したがる人は、それが楽しくストレス発散になっている場合が少なくありません。
他人が傷付いたり、困ったりオロオロする姿が好きなのかもしれません。
否定的ではない人も、明らかに間違っている事や、ずっと気になっていて人として許せない事に対しズバッと反論した時は気分が良くスッキリするかもしれませんが、否定的な人はそうではなく、むしろ問題点をすり替えて相手を攻撃している事が多いので、その場凌ぎの快楽しか得られずいつまでも満足できない状況を繰り返します。
そして何よりこのタイプの人は、深層心理で自分を認めていないため、相手を攻撃しているつもりでも、実は自分の不甲斐ない部分や嫌いな部分、認めたくないところを他人に重ねたり他人の中に見出して露呈している事が多いので、他人に発する言葉や対応は、自分に対しての発言や行動だと言えるでしょう。
3-4. 自信がない
器が大きく、自分に自信がある人というと、どのような人物像を思い浮かべるでしょうか。
穏やかで柔らかく、他人を受け入れて認めるといった余裕のある人を想像するのではないでしょうか。
人は自分に自信がなければ否定しやすくなり、余裕がなくなるものです。
優しくなんて出来ないですし、穏やかでなんていられません。
そんな精神状態なのに相手を受け入れ、肯定するなんて事は到底出来ませんし、そんな力量はありません。
否定が染み付いている人は、自信はないけれど、ない事だけは隠したいので、とりあえず否定をして誤魔化し、ダメ出しをして対抗する術を身に付けたのでしょう。
自信が持てない理由や原因は分かりませんが、少なくとも他人には関係のない事ですし、否定する度に周囲には自信がない事がバレていきます。
4. いつも否定的な人の特徴
4-1. 自己顕示欲が非常に強い
自分が一番であり、目立ちたい、構って欲しいという自己顕示欲が非常に強い人は何かというとすぐに否定する特徴があります。
とにかく他人が目立つことや自分より優位になる事が何よりも不快なのでそうなる前に否定をして芽を摘もうとします。
また自分に周囲の目を向ける為に、わざと奇を衒ったような発言をしたり、逆説を唱えたりします。
否定する事によって、周りが興味を持つ事を計算しているのです。
否定したからにはそれなりにしっかりと行動したり発言をしなければいけませんが、相手の発言の揚げ足を取り、少し内容を変えてそれらしい事を言って周囲を納得させる場合も少なくありません。
4-2. 自分の考え方が全てである
コミュニケーションを取る事は他人との関係性を深める為に欠かせません。
そこからお互いの性格や考え方、特徴を知る訳なので、相手の言う事に耳を傾けない事には関係は深まりません。
ですが否定的な人は、あまり他人の話を聞き入れません。
話は聞きいても受け入れずに否定します。
また譲る事も妥協する事も基本的にはしないようです。
自分の考え方が全てであり、正しく自信があるので、他人の考え方に賛同したり共感する事は殆どないでしょう。
その結果人間関係が上手くいかなくなったり、トラブルが起きてしまうなどの事も少なくないようです。
自分の意見に本当に自信があったり根拠や余裕があれば、他人の意見を聞き入れ話し合いをし、お互いに尊重して譲り合う事で歩み寄れるものなのですが、基本的にそのような意識がないので、更に余裕がなくなってしまう可能性が高くなるでしょう。
一言でいうとガンコで融通が利かないわけですが、他人を尊重しようという意識はなく、自分がルールであり自身の意見に固執するのが特徴と言えるでしょう。
4-3. 異常な程目立ちたがり屋
先程も述べましたが、自己顕示欲が強いという事は、自分に注目が集まることを嬉しく思う性格だという事なので、当然目立つ事が好きだいう事になります。
勝負であれば必ず勝ちたいと思っていますし、意見も自分の意見を通したいと思っています。
相手に従うなんて微塵も思っておらず、自分より相手が優れていると思えば熱心に相手のアラを探し出すでしょう。
とにかく自分より先を進むものや上をいくものに対して異常なほどの執着を燃やし全力で否定しようとします。
目立ってなんぼという考え方もあるので、他人を否定することで優越感に浸れ、唯一無二の存在になれたと感じるようです。
4-4. 全てを把握していたい
完全主義者や責任感が強い人によくある全て把握しておきたいという精神は悪いことではありませんし、努力も必要なので信頼感も増すものですが、否定的な人が全て把握していたいと思う事は、前者の場合と意味合いが変わってきます。
否定をすることが基本になっている人は、自分が知らないことや周囲だけが盛り上がっている事などが許せません。
自分が中心ではないと嫌という心理的なものもありますが、把握をしていないと否定もできず、そのまま他人にイニシアチブを取られてしまうと思ってしまうからです。
少しでも内容を知っていれば「一応賛成」と言うセリフを言いながらも否定できるのですが、内容を全く知らないとそれすらもできなくなってしまうので精神を保てなくなってしまいます。
全てにおいて自分の目の届く範囲で管理ができることを望んでいるため、その対象物が何であっても把握をして、必ず一言自分の意見を入れたい気持ちが強いのも特徴の一つでしょう。
4-5. 本人はアドバイスしているつもり
否定的な人の中には本気で相手の事を心配したり考えたりした結果、アドバイスとして忠告する事もあるようです。
本人は注意をしている訳でも否定している訳でもないのですが、受け取る側はその時のコンディションによって勘違いをして否定されていると思ってしまうかもしれません。
相手との関係性にもよりますが、大切な人や家族や友達に対しては特に心配をしたり、できる限りのことをしたいと考えていると思うので、受け取る方にも思いやりの気持ちや感謝の気持ちを持つ事が大切になります。
また口下手であったり表現力が乏しくうまく言えない場合もあるからこそ、ストレートな言い方になってしまうので、更に否定感が強くなってしまうのかもしれません。
4-6. 理論的に考える
否定的な人は、根拠のないことや説明がつかない事、辻褄が合わない事などを嫌う傾向にあります。
否定する人にはその人なりの理論や損得感情があります。
感情に流されて納得もしていないのに他人の意見に賛同したり肯定する事はありません。
相手の肩を持つ事になりますし、仕事になると損害や損失などの事も考えなければいけません。
否定をするにも、気まぐれや無鉄砲でしている訳ではなく、しっかりとしたビジョンや考え方を持って発言したり行動しているのです。
5. いつも否定的な人への対処方法
5-1. 哀れむ
非常にシンプルであり、単純な方法に相手を哀れむというものがあります。
正直あまり人として良いことではありませんし、他人を馬鹿にしているようで気分が良くないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、批判をしたり否定をされる事は他人にとっては不愉快であり不快なことに間違いはありません。
またそうすることによって周りから人が離れていってしまうでしょう。
つまり、自業自得とはいえ一人ぼっちなるわけなので、哀れで可哀想だと思う感情が湧いても不思議ではありません。
必要以上に馬鹿にしたり憐れむ必要はありませんが、人のことを否定しないと自分のことを表現できない人なんだなと思えば、精神的に楽になるのではないでしょうか。
また感情的になるよりも、冷静に相手を見て、否定をするから人が離れていくのだと平常心で判断ができれば、相手に対し大きな怒りや苛立ちを感じることも少なくなる筈です。
いい事ではあませんが、人は自分より下だと思った人に対してはあまり腹が立たないものなので、ストレスを溜めない為にもこういった対処法も有効だと思います。
5-2. アドバイスや助言だと思うようにする
否定的な事ばかり言う人がどう思って発言したかの真意は定かではなくても、否定発言の中には的確な事を言っている場合や、警鐘を促す内容の場合もあり全てがネガティブなものだけではありません。
否定された事で一度見直す事ができたり、成長できる場合もあるのです。
危うく大きな事を見逃すとこだったと気付く事もあるかもしれないのです。
否定されると「あー、また始まった」と思って流したり心や耳を閉ざしてしまいたくなりますが、全てにおいてそうするのではなく、何かヒントがあるかもしれないといった余裕を持つことも大切だと思います。
否定的な人が全て間違っている、鬱陶しいと思ってしまうと、結局は否定的な人と同じ頭の回路になってしまうので、冷静に状況判断し、相手の話す事で参考になりそうな部分だけをピックアップするようにすると、感謝する気持ちも生まれてくると思います。
5-3. 距離感を保つ
何よりの得策が、相手との距離感を保ち必要以上に接触しない事だといえるでしょう。
当然誰だってそうしたいし、できるならやってると言われそうですが、案外他人との、特に少しややこしく面倒な人との距離感を取る事は難しく結構距離が近いなと思う事も少なくない筈です。
物理的に少しずつ距離を置いていく事は比較的容易ではありますが、精神的に距離を置く事が難しく、どうしても嫌なものが目に入ると気が滅入ってしまいます。
ですがこの精神的な距離を少しずつ開けない事には、いつまでたっても苦しく辛い思いをする事になるので、自分にとっても楽で有意義な空間にするために、相手の事を「批判が売りのテレビやラジオのパーソナリティ」程度に思うようにスイッチを切り替えるようにしましょう。
まとめ
人間の行動には必ず意味や原因、理由があります。
ネガティブになるにはそれなりの理由があり、ポジティブなら必ず背景があるものなので、自分の気持ちを整理する時にもその根本的な部分を見直す事は大切です。
どうしても他人の否定をしないと自分を保てない割に、他人から評価されたいと思う事は矛盾しています。
またネガティブは派生するため、批判されて感情的になったり、思考がマイナスに傾く事もいい事ではありません。
中には思いやりで否定している場合もあるかと思いますが、伝え方が不器用なため誤解を招く場合もあるでしょう。
否定的な事を言われた時は、柔軟な対応を心掛け、自分自身はマイナスに流されないように自分を保てばいいと思います。
3. 否定的な対応ばかりする人の心理
3-1. 弱みを握られたくない
否定的な事や対応ばかりする人は、強い劣等感やコンプレックスを抱いている人が多いと言われています。
否定をするにはそれなりの根拠や、理論などが必要になりますが、コンプレックスを隠すためには頭をフル回転させて、相手を否定しなければいけません。
では肯定をしたら弱みを握られてしまうのかというと、全くそのような事はないのですが、ずっと否定的に生きてきた人は肯定される事自体に慣れていませんし、相手に合わせる事は負ける事だと思っている場合が少なくありません。
また何かあった時に先制しておきたいという防衛本能でもあるので、常に構えている状態でもあります。
3-2. 自己評価を上げたい
他人を否定する事で優越感に浸れるため、心の中では仮に賛成していたとしても絶対にその事を口には出さず、敢えてひねた見方をして否定します。
認めたり肯定してしまうと、相手の評価を上げる事になりますし、場合によっては周りが応援し、自分より優位に立たれてしまうかもしれません。
否定的な人が唯一自分を保てる"肯定する"事は、他人を認めず否定することなので、自己評価を上げるためには手荒な否定や多少の嘘もついていいと思っている場合もあります。
ただ姑息な手段を使って自己評価を上げても一時的には満足感を得られるかもしれませんが、殆どの場合周囲はその姑息さに気づいていますし、不快だと思っているので結局は評価を下げてしまう事になるでしょう。
3-3. ストレス発散
否定するという事は相手の考え方や行動を認めず、言い方次第で悪口にもなってしまいます。
また人格そのものにまで影響が及び深く傷付けてしまう場合もあるでしょう。
ですが他人を否定したがる人は、それが楽しくストレス発散になっている場合が少なくありません。
他人が傷付いたり、困ったりオロオロする姿が好きなのかもしれません。
否定的ではない人も、明らかに間違っている事や、ずっと気になっていて人として許せない事に対しズバッと反論した時は気分が良くスッキリするかもしれませんが、否定的な人はそうではなく、むしろ問題点をすり替えて相手を攻撃している事が多いので、その場凌ぎの快楽しか得られずいつまでも満足できない状況を繰り返します。
そして何よりこのタイプの人は、深層心理で自分を認めていないため、相手を攻撃しているつもりでも、実は自分の不甲斐ない部分や嫌いな部分、認めたくないところを他人に重ねたり他人の中に見出して露呈している事が多いので、他人に発する言葉や対応は、自分に対しての発言や行動だと言えるでしょう。
3-4. 自信がない
器が大きく、自分に自信がある人というと、どのような人物像を思い浮かべるでしょうか。
穏やかで柔らかく、他人を受け入れて認めるといった余裕のある人を想像するのではないでしょうか。
人は自分に自信がなければ否定しやすくなり、余裕がなくなるものです。
優しくなんて出来ないですし、穏やかでなんていられません。
そんな精神状態なのに相手を受け入れ、肯定するなんて事は到底出来ませんし、そんな力量はありません。
否定が染み付いている人は、自信はないけれど、ない事だけは隠したいので、とりあえず否定をして誤魔化し、ダメ出しをして対抗する術を身に付けたのでしょう。
自信が持てない理由や原因は分かりませんが、少なくとも他人には関係のない事ですし、否定する度に周囲には自信がない事がバレていきます。
4. いつも否定的な人の特徴
4-1. 自己顕示欲が非常に強い
自分が一番であり、目立ちたい、構って欲しいという自己顕示欲が非常に強い人は何かというとすぐに否定する特徴があります。
とにかく他人が目立つことや自分より優位になる事が何よりも不快なのでそうなる前に否定をして芽を摘もうとします。
また自分に周囲の目を向ける為に、わざと奇を衒ったような発言をしたり、逆説を唱えたりします。
否定する事によって、周りが興味を持つ事を計算しているのです。
否定したからにはそれなりにしっかりと行動したり発言をしなければいけませんが、相手の発言の揚げ足を取り、少し内容を変えてそれらしい事を言って周囲を納得させる場合も少なくありません。
4-2. 自分の考え方が全てである
コミュニケーションを取る事は他人との関係性を深める為に欠かせません。
そこからお互いの性格や考え方、特徴を知る訳なので、相手の言う事に耳を傾けない事には関係は深まりません。
ですが否定的な人は、あまり他人の話を聞き入れません。
話は聞きいても受け入れずに否定します。
また譲る事も妥協する事も基本的にはしないようです。
自分の考え方が全てであり、正しく自信があるので、他人の考え方に賛同したり共感する事は殆どないでしょう。
その結果人間関係が上手くいかなくなったり、トラブルが起きてしまうなどの事も少なくないようです。
自分の意見に本当に自信があったり根拠や余裕があれば、他人の意見を聞き入れ話し合いをし、お互いに尊重して譲り合う事で歩み寄れるものなのですが、基本的にそのような意識がないので、更に余裕がなくなってしまう可能性が高くなるでしょう。
一言でいうとガンコで融通が利かないわけですが、他人を尊重しようという意識はなく、自分がルールであり自身の意見に固執するのが特徴と言えるでしょう。
4-3. 異常な程目立ちたがり屋
先程も述べましたが、自己顕示欲が強いという事は、自分に注目が集まることを嬉しく思う性格だという事なので、当然目立つ事が好きだいう事になります。
勝負であれば必ず勝ちたいと思っていますし、意見も自分の意見を通したいと思っています。
相手に従うなんて微塵も思っておらず、自分より相手が優れていると思えば熱心に相手のアラを探し出すでしょう。
とにかく自分より先を進むものや上をいくものに対して異常なほどの執着を燃やし全力で否定しようとします。
目立ってなんぼという考え方もあるので、他人を否定することで優越感に浸れ、唯一無二の存在になれたと感じるようです。
4-4. 全てを把握していたい
完全主義者や責任感が強い人によくある全て把握しておきたいという精神は悪いことではありませんし、努力も必要なので信頼感も増すものですが、否定的な人が全て把握していたいと思う事は、前者の場合と意味合いが変わってきます。
否定をすることが基本になっている人は、自分が知らないことや周囲だけが盛り上がっている事などが許せません。
自分が中心ではないと嫌という心理的なものもありますが、把握をしていないと否定もできず、そのまま他人にイニシアチブを取られてしまうと思ってしまうからです。
少しでも内容を知っていれば「一応賛成」と言うセリフを言いながらも否定できるのですが、内容を全く知らないとそれすらもできなくなってしまうので精神を保てなくなってしまいます。
全てにおいて自分の目の届く範囲で管理ができることを望んでいるため、その対象物が何であっても把握をして、必ず一言自分の意見を入れたい気持ちが強いのも特徴の一つでしょう。
4-5. 本人はアドバイスしているつもり
否定的な人の中には本気で相手の事を心配したり考えたりした結果、アドバイスとして忠告する事もあるようです。
本人は注意をしている訳でも否定している訳でもないのですが、受け取る側はその時のコンディションによって勘違いをして否定されていると思ってしまうかもしれません。
相手との関係性にもよりますが、大切な人や家族や友達に対しては特に心配をしたり、できる限りのことをしたいと考えていると思うので、受け取る方にも思いやりの気持ちや感謝の気持ちを持つ事が大切になります。
また口下手であったり表現力が乏しくうまく言えない場合もあるからこそ、ストレートな言い方になってしまうので、更に否定感が強くなってしまうのかもしれません。
4-6. 理論的に考える
否定的な人は、根拠のないことや説明がつかない事、辻褄が合わない事などを嫌う傾向にあります。
否定する人にはその人なりの理論や損得感情があります。
感情に流されて納得もしていないのに他人の意見に賛同したり肯定する事はありません。
相手の肩を持つ事になりますし、仕事になると損害や損失などの事も考えなければいけません。
否定をするにも、気まぐれや無鉄砲でしている訳ではなく、しっかりとしたビジョンや考え方を持って発言したり行動しているのです。
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