すっぱいブドウの理論とは？すっぱいブドウの恋愛効果や甘いレモン理論の違い | SPITOPI

すっぱいブドウの理論というのを聞いたことがあるでしょうか。

すっぱいブドウの理論とは、心理学者の一任者とも言われている、フロイトが唱える心理的な理論であると言われています。

すっぱいブドウの理論について、詳しくご紹介していきます。

1. すっぱいブドウの理論とは

すっぱいブドウの理論とは、「狐とすっぱいブドウ」というイソップ童話から学ぶことが出来る、人間なら誰でももっている心理状態であると言われています。

イソップ童話の狐とすっぱいブドウというのは、狐が高い木になっているブドウを見つけた狐が、ブドウを取ろうと奮闘するものの、結局は届かずに「どうせすっぱいブドウだ」と思い込むことでブドウを取ることを諦めるというような物語となっています。

このイソップ童話から、心理学者であるフロイトは人間の心理を見いだしました。

手に入らなかったものを諦めるために、何らかの理由を作るのです。

理由を作ることで、手に入らなかったものを諦めることが出来るというのが、すっぱいブドウの理論となっています。

2. すっぱいブドウの理論の効果とは

2-1. 手に入らないものを諦めて現状に満足できる

すっぱいブドウの理論がもたらす効果というのは、手に入れることができなかったものを諦めることが出来、現状に満足することが出来るとされています。

例えば、希望していた学校に入ることができずに、第二志望の学校へと進学をしたとき、なぜ第一希望の学校に合格できなかったのだろうか、志望校に入学したかったといつまでも引きずっていたら、人生が後悔のままで終わってしまいます。

そうならないために、志望校に合格しても今みたいな楽しい生活を送ることができなかった、きっとあの学校では好きなことができなかったなどというように、志望校に行くことができなかったというように、志望校に対しての未練を断ち切ることが出来るように、志望校に対して行くことができなかったことに理由をつけるようになるとされています。

2-2. 失恋を諦めることが出来る

失恋をしたときに、諦めることが出来るというようなことができないと思いますが、すっぱいブドウの理論を用いることで、失恋からも立ち直ることが出来るようになるとされています。

「あの人とはどうせ合わなかった」「自分にはもっと素敵な人が合っている」などのように、失恋相手のことを諦めるように理由付けをするような傾向にあるとされています。

失恋をしたときに、この恋が手に入らないことが自分には幸せなのだ、手に入れると不幸になるため手に入らなかったと思い込むことで、諦めることが出来るとされています。

2-3. 未来に目を向けることが出来る

すっぱいブドウの理論というのは、未来に目を向けることが出来るようになるとされています。

なにかを手に入れられなかったときに、諦めることが出来ないと、ネガティブな状態になってしまうような傾向にあるとされています。

しかし、すっぱいブドウの理論を用いて、手に入れることができなかったものを諦めることで、未来に目を向けることが出来るようになるとされています。

3. すっぱいブドウの理論は必要なのか

3-1. 精神状態を安定させるために必要

すっぱいブドウの理論とは、物事を諦めるためには必要であると考えられています。

すっぱいブドウの理論がないと、諦めることが出来ないとされていますので、精神状態を安定させるためにはすっぱいブドウの理論は必要だとされています。

3-2. 負け惜しみに思われてしまうこともあり

すっぱいブドウの理論というのは、自分が手に入れたかった地位や名誉、恋愛などにおいて、手に入れることができなかったことにたいして、何らかの理由をつけて諦めてしまうことから、すっぱいブドウの理論というのは、負け惜しみではないかと言われてしまうこともあります。

すっぱいブドウの理論というのは、手に入れることができなかったものに対して負け惜しみを吐いてしまうことから、負け惜しみであると言われてしまうこともあります。

そのため、相手のことを卑下したりするような捨て台詞は避けるということが大切です。

4. 甘いレモンの理論とは

すっぱいブドウの理論というのは、手に入れることができなかったことに対して、もしも手にいれていたら不幸になっていたかもしれないと、捨てぜりふを吐いて、手に入れることができなかったことに対して感謝すらするような状態にあるとされています。

その反対の意味として、甘いレモンの理論というのがあります。

甘いレモンの理論というのは、手にいれたものを必要以上によいものであるように考えるというようか傾向にあるとされています。

レモンというのは本来はすっぱいものですが、手にいれた以上はいいものであるというような気持ちになってしまうというような傾向にあるとされています。

甘いレモンの理論というのは、じぶんが手にいれたものが理想とは異なると思っていたとしても、苦労して手に入れたものだからと、いいものであると考えるような傾向にあるとされています。

例えば、どうしても入りたいと願ってい企業に入社できたとしても、その企業が思っていたような企業ではないと分かったとしても、そうなると、夢を見ていたことや、自分が頑張ったことが無駄に終わってしまうと思ってしまうため、理想と違ったとしても、それに気がつかないようなふりをして、この企業に入れて良かった、やっぱり正解だと思い込んでしまうような傾向にあるとされています。

甘いレモンの理論というのは、すっぱいブドウの理論の反対の意味を持ち、自分が得たものを過剰に評価をすることで、自分の考えを正当化するような傾向にあるとされています。

5. すっぱいブドウや甘いレモンの理論の注意点

5-1. 欠点を受け入れる

すっぱいブドウの理論というのは、手に入れられなかったものに対して、手に入れることができなくて、逆に良かったと開き直ったりするような心理状態であるとされています。

過ぎたことに対しての踏ん切りをつけるためにも、すっぱいブドウの理論を受け入れることで、精神的にも安定すると言われています。

そのため、すっぱいブドウの理論というのは、人々には必要不可欠であるとも言われているのですが、すっぱいブドウの理論を用いるときには、注意しなくてはならないことがあります。

それは、手に入れることができなかったことの原因や自分自身の欠点をしっかりと受け入れることです。

すっぱいブドウの理論を用いて、手に入れることができなかったことに対して諦めてばかりいたとしても、手に入れることができなかったことに対して反省をしたり、欠点などを受け入れることが出来なかったら、次に得たいものが出てきたとしても、手に入れることが出来なくなるとされています。

そのため、手に入れることが出来なかったのは何故なのか、自分の欠点は何なのかをしっかりと理解をして行くことが大切であるとされています。

自分の欠点も理解した上で、すっぱいブドウの理論を取り入れていくことが大切であるとされています。

5-2. 現状を受け入れる

すっぱいブドウの理論も、甘いレモンの理論も、現状から目をそらしてしまうような傾向にあります。

精神状態を安定させたり、前向きになることが出来るようになるとされています。

そのため、すっぱいブドウの理論や甘いレモンの理論というのは、しっかりと現状を受け入れて行くことが大切であるとされています。

どちらも現実逃避をしてしまうな傾向にありますが、現実逃避をしただけで解決したような気持ちでいると、問題を解決することができないだけではなく、良くないような状態から抜け出すことができないかもしれません。

すっぱいブドウの理論を取り入れていくことで、手に入れることが出来なかったものに手に入れることができなかったとしても、そのことを気にしないような傾向にあると、自分の欠点には気がつかないような傾向にあります。

また、現状を受け入れていかなくてはならないのは、すっぱいブドウの理論の時よりも、甘いレモンの理論を取り入れているときでもあります。

甘いレモンの理論というのは、得たものに必要以上に評価をするような論理となっています。

そのため、本来は辞めたくてたまらないような仕事であったとしても、これまで頑張ってきたからと、いいところを目につけて、欠点を見えないようにしてしまうようになってしまいます。

しかし、深層心理では職場への不満がたまっていますので、いつか爆発してしまう可能性があります。

また、恋人に対して同じように甘いレモンの理論にて過剰に評価をしてしまい、結婚まで進むと後々後悔しても遅いのです。

そのため、手に入れたものにもしっかりと現状を受け入れていき、見つめていくことが大切であるとされています。

まとめ

いかがでしょうか。

元々はイソップ童話からきているという、フロイトが唱えるすっぱいブドウの理論について、理解をしてもらうことが出来たと思います。

すっぱいブドウの理論というのは、どうしても手に入れたかったものが努力しても手に入れることができなかったものに対して、手に入れることができなくて良かったと思えるような理由をつけることで、手に入れることができなくて良かった、手に入れることが出来なかったのは自分にとっては良いことだ思い込むことで、悔しいというような気持ちを押さえる効果をもたらしているとされています。

イソップ童話の狐とすっぱいブドウでは、狐が一生懸命高い場所に実っているブドウを取ろうとしながらも、とることができずに「どうせすっぱいブドウだ」と切り捨てることで、取れなかったことに理由をつけて諦めることが出来るようになるとされている、人間の心理となっており、人間は自然とこのすっぱいブドウの理論を用いて、失敗したことなどに諦めをつけて、ポジティブに生きていこうとしている心理をうまく表しています。