生きていると悩みはつきません。
小さい事からどうしようもない事まで誰にでも一つや二つあるのではないでしょうか。
またその悩みを他人に相談する人もいれば誰にも言わず自分で解決する人もいるでしょう。
他人に気持ちを聞いてもらう事で安心できたり、解決への道が拓ける場合があるのですが、相談に乗る側にはどのような事が必要なのでしょうか。
相手が頼ってきてくれている以上は、しっかり効果的で納得のいくサポートをしたいと思うものですが、相手の表情が腑に落ちていなかったりすると悪い事をしたような申し訳ない気持ちになってしまいます。
それでは幾つか特徴やコツをご紹介していきましょう。
- 相談に乗るとは
- 相談に乗るのが下手な人の特徴
- アドバイスができない時に多い原因
- 相談に乗るのが上手い人の特徴
- 相談に乗る時のコツ
- まとめ
1. 相談に乗るとは
まず相談に乗るとは、相談を受けたり相談相手になる事ですが、この「乗る」に「相手になる」といった意味合いがあります。
相談といってもその内容にはピンからキリまでありますが、すぐに人に相談する人もいれば全く他人には話さない人もいます。
また逆に頻繁に他人から相談される人もいれば、なぜか全く誰からも相談されない人もいるでしょう。
相談に乗る側も、もちろんいい内容ばかりではないので気を揉む事もあると思いますが、頼られる事自体は悪い気はしないと思います。
相談する側も相談に乗ってくれそうな人や、何らかの答えをくれそうな人に話をもちかけるものなので、当然信用度は大切にはなりますが、単純に相手を好き嫌いだけで測れるものではない気がします。
2. 相談に乗るのが下手な人の特徴
2-1. すぐに感情的になる
話を聞いた時に相手の気持ちを考えず内容に対し激昂したり、最悪の場合説教をしだすような感情のコントロールができない人は相談に乗るのが下手だと言えるでしょう。
もちろん本人は一生懸命答えたいと思っていますし、相手のためになればと思ってるのは間違いないのですが、悩み迷っている相手に対し正論をぶつけたとしても、相手は正論が聞きたい訳ではないので何の意味もありません。
ましてや説教をされたいと思っている人などいないので、せっかく相談に乗っても印象を悪くしてしまうだけになってしまいます。
2-2. あまり感受性が豊かではない
そもそも自分の事も含め全ての物事に対し、感受性が豊かではなく感性が薄い人は他人の相談に乗ることが下手だと言えるでしょう。
まず感動をしたり想像することが乏しいという事は人の気持ちに気付くことに難しくなります。
そんな状態で相談に乗ってもとんちんかんな答えを返したり、反応が薄いために話にならないという印象を与える場合が殆どなので、このようなタイプの人は相談に乗る事に向いていないかもしれません。
2-3. 押し付けてしまう
アドバイスをするのはいいのですが、どうしても自分の意見を通したり決めつけて話す人は相談に乗るのは下手なのかもしれません。
そもそも相談ではなくても、人は他人に何かを決めつけられたり意見を押し付けられることを嫌うものです。
それなのに悩んで精神的に弱っているところへ上から押さえつけられるような行為をされてしまうと、不信感を覚えたり嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。
相談に乗るという事は決めるつけることではなくサポートすることなので履き違えないようにしなければいけません。
2-4. 共感出来ないことを態度に出し過ぎる
人間なので相談された内容がくだらないと思ってしまったり、また同じような事を繰り返していると不快に思う事もあるかもしれません。
「この間もアドバイスしたのに何の進歩もない」と馬鹿らしくなってしまう事もあるでしょう。
ですがその相手に対し露骨にその心の中を出す人は相談に乗る事に向いていないと言えるでしょう。
正直面倒臭く鬱陶しいと感じてしまう事はあると思いますし仕方のない事ですが、せっかく最初に一生懸命相談に乗った事がそんな態度を取る事で全部無駄になってしまいます。
上手に切り抜ける術を持つ事も他人の相談に乗る事には必要な技だといえるでしょう。
2-5. 約束が守れない
相談に乗る・乗らない以前の問題ですが、相談された事や内容を他人に口外してしまうような人は相談に乗る事が下手と言うよりはやめておいた方がいいでしょう。
相談に乗ったことが信頼されたと感じ嬉しいと感じて口が滑ってしまうのか、相談内容が自分にとって刺激的だったため他人に聞いてほしいと思ったのかは分かりませんが、ペラペラと他人の個人情報を漏らすような人はそもそも信用されませんし、噂が回って二度と相談されなくなってしまうでしょう。
2-6. 自分自身が情緒不安定である
自分自身に悩み事や重大な問題がある場合は相手の相談に乗っている場合ではなく、この場合は苦手や下手というレベルではないかもしれません。
またもともと情緒が不安定な場合や気持ちにムラがある人はたとえ相談に乗ったとしても適切な判断やアドバイスができないのではないでしょうか。
人の気持ちや自分の気持ちにどう向き合ったらいいか分からないので、発言がコロコロ変わったり趣旨がずれている回答をする場合も少なくありません。
3. アドバイスができない時に多い原因
アドバイスができない理由には自分側と相手側に原因がある場合があります。
いつでも相談に乗れるわけではなく、タイミングが大切になりますが、それはどのような時なのでしょうか。
3-1. 自分側に原因がある場合
相談に乗りたくても自分に知識や精神的な余裕がない場合はアドバイスができないことがあるかもしれません。
また相談内容によっては関わらない方がいいようなものであったり、何回も同じような事を繰り返している場合には、変に相談に乗ってしまうと悪い結果に導いてしまうこともあるのでアドバイスができない事もあるのではないでしょうか。
3-2. 相手側に原因がある場合
相談に乗るにも相手の状況や情報がわからなくてはアドバイスができませんし、ホウレンソウがなければデータを更新することができないのでアドバイスにならない可能性があります。
相手とのコミュニケーションが取れていない場合は相談に乗ることが難しいのではないでしょうか。
4. 相談に乗るのが上手い人の特徴
4-1. 役立ちたい気持ちが強い人
根本的に動物や植物のお世話や、子供やお年寄り、他人が敬遠するような事を進んでするようなタイプの人は、人の役に立ちたい気持ちが強いので相談に乗るのもうまいのではないでしょうか。
相手のために一生懸命努力をし、微力ながらも何かためになる事は無いかと探してくれるでしょう。
もちろん相談に乗ること自体に優越感を感じるような人では意味がありませんが、世話好きな人は気持ちに寄り添ってくれることが多いので安心できるかもしれません。
4-2. 人の機微に敏感である
他人の相談に乗るのにあたり、感情を汲み取ることが苦手だったり鈍感な場合、どのようにしてアドバイスをすることができるでしょうか。
もともと持っている性格にもよるので難しいところもありますが、細かく他人の機微を感じ取ることができる人はガサツで大雑把な人よりも人に頼られやすく信頼されやすくなります。
どうしても感情に疎い人には適当にあしらわれてしまうのではないかという気持ちが芽生えてしまうので、相談をするのであれば人の機微に敏感な方がいいと思うのは当然だといえます。
4-3. 人の話が聞くのが好きである
相談に乗る事において何よりも大切な事は、ちゃんと人の話を聞く事です。
当たり前じゃないかと思われそうですが、自分の事ではない事を真摯に受け止めたり最後まできっちり話を聞く事は実はかなり難しい事なのです。
話をしっかり聞く事で信頼関係が生まれるので、これができないとただのお喋りになってしまいます。
相談に乗るとは耳を傾け信頼感を高め心を開いてもらうことなので、アドバイスをするにもこの基本ができないのであれば不可能だといえるでしょう。
4-4. 心に傷を負った事がある
過去に辛い経験や悲しい傷を負ったことがある人は、他人の気持ちと自分を重ね合せる事ができるのでアドバイスしやすいかもしれません。
他人の心の痛みや深さは計り知れませんが、少なくとも経験していない人に口先だけでアドバイスを貰っても心に響かないのではないでしょうか。
特にネガティブな事は場合によっては反感を買ってしまうことになるでしょう。
相談をするという事はネガティブなことが多いので経験値が高い方が信用されやすく相談に乗りやすいといえるでしょう。
4-5. 人間自体に興味がある
人の話を聞くことが好きという事にも繋がりますが、まず人間自体に興味がないと話を聞こうとも思わないと思われます。
対人関係に疲れていたり、過去に嫌な経験をして、人間全般に対し不信感を持っている場合はどれだけ相談に乗ろうとしても物事を斜めから見てしまうところが出てきてしまうかもしれません。
嫌な経験がプラスに働けばいいですが、人によっては思い出したくもない経験となってしまうこともあるので、人生の中で起こる出来事全てを面白いと思ったり人間というものは興味深い生き物だと考えられる人は、相談に乗ることに向いているのかもしれません。
4-6. 他人との距離感をうまく取ることができる
相談に乗るには相手から信用され信頼されていることが最低限の条件となります。
ですがどんな間柄でも相手とは上手に距離感を保たなければいけません。
その距離感こそ信用や信頼に繋がっていくといっても過言ではありません。
あまり深入りし過ぎてもうまくいきませんし、共感せず俯瞰してしまうのも相手に不信感を持たせてしまうかもしれません。
ちょうどいい距離感や関係性が保てる人ではないと難しいといえるでしょう。
5. 相談に乗る時のコツ
5-1. とことん話を聞く
相談に乗るには、とにかく相手が納得するまで話を聞かなければいけません。
内容によってはくだらなくて面倒になってしまう事も、腹が立ってくる事もあるかもしれませが、途中で腰を折ったり投げ出したりしては人格を疑われてしまう事態になる場合もあります。
相手にとっては大切で重要な事を打ち明ける訳なので、あまりぞんざいな扱いをされてしまうと腹が立たれても仕方がなくなります。
相談に乗ると決めた限りはできる限りとことん一通り話を聞き満足や安心させてあげる事に徹しましょう。
5-2. 一人称で答えるようにする
相手の相談内容に対して、何か思ったり感じた事がある場合は、二人称ではなく、一人称で返すように工夫してみましょう。
例えば「あなたはもう諦めた方がいいと思う」と「私ならもう諦めると思う」とでは言い方が違うだけで結論から言うと「諦めろ」と言っている事には変わりません。
ですが後者のように伝える事によって『人によっては諦めるような事だけど、あなたはどうですか』というニュアンスを含める事になります。
選択肢を与える事が大切であり、一人称を使う事で、決めるのは本人だという事を再認識させる効果も持っています。
5-3. 答えを二択にして絞ってあげる
悩みを相談してくる人というのは、普段の情緒ではなかったり頭の中が混乱しているものなので、正確に伝えたり感情や考えを整理して具体的に話す事が出来なくなっている事も多々あります。
この方法は特に混乱している相手に効果的なのですが、そんな時はこちら側からある程度の情報を聞き出す為に質問をしてみるのも一つです。
またその質問の答えはYesかNoの二択で答えられるようにします。
例えば「その時は本当は食事をしたかったのか」と具体的に聞くとします。
そうすると答える方は答えが二択しかないのですんなり回答できるようになり頭の中を整理する事ができ、よりスムーズに相談事が進むようになります。
5-4. 倫理的に間違っていない場合においては大いに肯定する
どう考えても人としておかしな事や法に触れるような相談以外は基本的にどんな内容であっても一旦は大きく受け入れてあげるようにしましょう。
不安や不満などを抱えて相談してきている訳なので、前提として肯定する事が他人の相談に乗る事の最低限のルールだといえるでしょう。
そこから形を変えていく事で相談に乗れたのかどうかが変わっていきます。
またこの肯定は相談に乗る事のプロセスの一つであり結果ではありません。
ここからどう調理をして料理をするかが大切なのです。
5-5. 提案するようにする
相手に何かアドバイスをする際は、相手の感覚や思考、感性などを最大限に尊重することが大切になります。
なので決して否定したり、呆れて馬鹿にすることは避けなければいけません。
あまりにもおかしな事やズレている事以外には、提案に近い感じでアドバイスをするようにします。
解決の可能性を高める為にも相手に選択肢を増やしてあげましょう。
5-6. 相手によって接し方を変える
よく女性から相談されて、良かれと思って答えたのに、的確な内容を非難されたり、むしろ逆ギレされたなどの話を聞いた事はないでしょうか。
男性からすれば時間を割き親身になって相談に乗ったのに何て仕打ちだと思うかもしれませんが、女性の中には相談に乗るというよりも自分の意見や考え方に賛同したり背中を押して欲しいと思っているだけの人もいます。
ですから女性からすると、ただ背中を押して欲しかっただけなのに聞いてもない事を言われたり、挙げ句の果てには否定されて正論を言われるなん腹が立つとなるのです。
結局は最終目的の着地点が違う事で起こっているのでお互いの言い分は間違ってはいませんが、この事から分かるようにどれだけ親身になり的確であっても相手が望んでいない事は相談に乗った事にはならないので、相手が何を望んでいるかを見抜き合わせる事が大切だといえるでしょう。
5-7. 話をサポートする
話をしっかりきく事は相談にのる事の基本中の基本ではありますが、ただウンウンと頷いたり聴いているだけでは何の意味もありません。
もちろん聴いて欲しいだけの人もいるので、相槌を打つだけでいい場合もありますが、殆どの場合はどう思うかやどうすればいいかなどの提案を聞いてくるのではないでしょうか。
そんな時に話を聞くだけでは相手は消化不良になり、何の為に相談したのかわからなくなってしまいます。
相談を受けた時は相手が話しやすいように、相手の話の流れに乗りながら話をサポートしてあげましょう。
「それからどうなったの」「きっかけはどうだったの」などリポーターのように話を聞きながら整理していくと相手もスムーズに話せるようになりますし、話すうちに気持ちに変化が生まれたり自分で解決策を発見できるかもしれません。
5-8. 問題を解決ではなく原因を探るように促す
相談を受けると一緒に一生懸命解決しようと奔走する人がいますが、正直あまり得策ではありません。
なぜなら解決をするのは本人にしか出来ないからです。
いくら解決策を見つけたところでその本人がその方法で行動に移さなければ何の意味もなく、相談された側は骨折り損のくたびれ儲けだと感じてしまうかもしれません。
提案をするというスタイルと同様あくまでも他人の人生上の出来事なので、自分は"添え物"くらいに考えた方が相手も他人も気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
解決策ではなくなぜそうなったか、なぜそう思うのか、最初はどうだったかなど根本的な原因について遡ってみた方が結局は相手の為にもなり、考え方を見直すキッカケになるかもしれません。
5-9. 感情的にならない
他人の相談を聞いていると、「何でそう考えるの」「だから言ってるのに」などと思う事も多々あるでしょう。
もしくは「また同じ事を聴いてる」「もう答え出てるじゃない」と思ってしまう事もあると思います。
そうなるとこちらも人間なのでつい面倒臭くなったり、全く進歩してないなと言いたくなるかもしれません。
ですが相手は少なくとも頼ってきているので精神面は弱っています。
そんな時に感情的なって思ったまま発言してしまっては元も子もありません。
相手も面倒だろうな、申し訳ないなと感じているかもしれないので相談に乗る時は冷静に感情的にならずに、カウンセラーになった気持ちで接する事がコツだと言えるでしょう。
5-10. あまり深入りしない
相談相手や内容によっては感情移入したり依存してしまう人もいるようですが、あまりにもその相談事について悩んだりその相手の事を考え過ぎたりすると、自他のコントロールができなくなってしまいます。
自分の事のように錯覚してしまい相手に干渉的になったり逐一忠告をしたり、逆に自分のメンタルが不安定になりだしてしまうなどの状態になってしまうかもしれません。
見方を変えれば他人の事を自分の事のように考えられるという優しい心の持ち主という事ではありますが、いき過ぎた行為は相手には重くお節介だと思われる可能性が高く、挙げ句の果てには相談しなければ良かったと思われてしまうでしょう。
まとめ
悩みを相談された時に、相談に乗る事は本当は難しいことです。
親切心や正義感、真面目な性格から相談に乗ったからといって無責任な事は言えませんし、相手の相談内容によって後で大変な状況になってしまうこともあるかもしれません。
ですが大切な人が困ったり悩んでいたら助けてあげたいと思うのは当然なので、その際には気負いせずペースを合わせ、一緒に解決策を探したり考えることが何よりも大切な事なのかもしれません。
3. アドバイスができない時に多い原因
アドバイスができない理由には自分側と相手側に原因がある場合があります。
いつでも相談に乗れるわけではなく、タイミングが大切になりますが、それはどのような時なのでしょうか。
3-1. 自分側に原因がある場合
相談に乗りたくても自分に知識や精神的な余裕がない場合はアドバイスができないことがあるかもしれません。
また相談内容によっては関わらない方がいいようなものであったり、何回も同じような事を繰り返している場合には、変に相談に乗ってしまうと悪い結果に導いてしまうこともあるのでアドバイスができない事もあるのではないでしょうか。
3-2. 相手側に原因がある場合
相談に乗るにも相手の状況や情報がわからなくてはアドバイスができませんし、ホウレンソウがなければデータを更新することができないのでアドバイスにならない可能性があります。
相手とのコミュニケーションが取れていない場合は相談に乗ることが難しいのではないでしょうか。
4. 相談に乗るのが上手い人の特徴
4-1. 役立ちたい気持ちが強い人
根本的に動物や植物のお世話や、子供やお年寄り、他人が敬遠するような事を進んでするようなタイプの人は、人の役に立ちたい気持ちが強いので相談に乗るのもうまいのではないでしょうか。
相手のために一生懸命努力をし、微力ながらも何かためになる事は無いかと探してくれるでしょう。
もちろん相談に乗ること自体に優越感を感じるような人では意味がありませんが、世話好きな人は気持ちに寄り添ってくれることが多いので安心できるかもしれません。
4-2. 人の機微に敏感である
他人の相談に乗るのにあたり、感情を汲み取ることが苦手だったり鈍感な場合、どのようにしてアドバイスをすることができるでしょうか。
もともと持っている性格にもよるので難しいところもありますが、細かく他人の機微を感じ取ることができる人はガサツで大雑把な人よりも人に頼られやすく信頼されやすくなります。
どうしても感情に疎い人には適当にあしらわれてしまうのではないかという気持ちが芽生えてしまうので、相談をするのであれば人の機微に敏感な方がいいと思うのは当然だといえます。
4-3. 人の話が聞くのが好きである
相談に乗る事において何よりも大切な事は、ちゃんと人の話を聞く事です。
当たり前じゃないかと思われそうですが、自分の事ではない事を真摯に受け止めたり最後まできっちり話を聞く事は実はかなり難しい事なのです。
話をしっかり聞く事で信頼関係が生まれるので、これができないとただのお喋りになってしまいます。
相談に乗るとは耳を傾け信頼感を高め心を開いてもらうことなので、アドバイスをするにもこの基本ができないのであれば不可能だといえるでしょう。
4-4. 心に傷を負った事がある
過去に辛い経験や悲しい傷を負ったことがある人は、他人の気持ちと自分を重ね合せる事ができるのでアドバイスしやすいかもしれません。
他人の心の痛みや深さは計り知れませんが、少なくとも経験していない人に口先だけでアドバイスを貰っても心に響かないのではないでしょうか。
特にネガティブな事は場合によっては反感を買ってしまうことになるでしょう。
相談をするという事はネガティブなことが多いので経験値が高い方が信用されやすく相談に乗りやすいといえるでしょう。
4-5. 人間自体に興味がある
人の話を聞くことが好きという事にも繋がりますが、まず人間自体に興味がないと話を聞こうとも思わないと思われます。
対人関係に疲れていたり、過去に嫌な経験をして、人間全般に対し不信感を持っている場合はどれだけ相談に乗ろうとしても物事を斜めから見てしまうところが出てきてしまうかもしれません。
嫌な経験がプラスに働けばいいですが、人によっては思い出したくもない経験となってしまうこともあるので、人生の中で起こる出来事全てを面白いと思ったり人間というものは興味深い生き物だと考えられる人は、相談に乗ることに向いているのかもしれません。
4-6. 他人との距離感をうまく取ることができる
相談に乗るには相手から信用され信頼されていることが最低限の条件となります。
ですがどんな間柄でも相手とは上手に距離感を保たなければいけません。
その距離感こそ信用や信頼に繋がっていくといっても過言ではありません。
あまり深入りし過ぎてもうまくいきませんし、共感せず俯瞰してしまうのも相手に不信感を持たせてしまうかもしれません。
ちょうどいい距離感や関係性が保てる人ではないと難しいといえるでしょう。
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