気が小さい人は小さいなことを気にしてしまう為、思い切った行動がとれない人も多いのです。
しかし慎重に物事を進める為大きな失敗が少ないともいわれます。
ここでは気が小さいという言葉の意味や、気が小さい人の長所や特徴、傾向などをまとめてみました。
それでは見ていきましょう。
- 気が小さいとは?
- 気が小さいの類語や反対語
- 気が小さいの英語
- 気が小さいの長所
- 気が小さい人の特徴や傾向
- 気が小さい性格を「克服する方法」
- まとめ
1. 気が小さいとは?
気が小さいという言葉の意味は、小さなことを気にする、度量が小さい、小心であることをいいます。
またそのような人のことを「気が小さい人」と言ったりもします。
いい意味ではありませんので、直接面と向かって相手に言う言葉ではないと心得ておき、使い方には注意をしてください。
2. 気が小さいの類語や反対語
気が小さいの類語や反対語をまとめてみましたので見ていきましょう。
2-1. 類語「気弱」
「気弱(きよわ)」とは気の弱いこと、またそういう人のことを表す言葉です。
「気弱なことを言う」「気弱な人」といった使い方をします。
2-2. 類語「臆病」
「臆病」は気が弱く、小さな事でも怖がってびくびくしていること、またそのような状態を表します。
「臆病者」「臆病な男」といった使い方をします。
2-3. 類語「弱気」
「弱気」は物事など悪い結果を予想して消極的になること、気が弱いこと、またそのような気持ちになっていることを表します。
「弱気な発言をする」「弱気になっている」といった使い方をします。
2-4. 類語「小心」
「小心」は気が小さい、臆病、小胆であることをいいます。
「小心者」などと使います。
2-5. 反対語「大胆」
気が小さいの反対語を見ていきましょう。
「大胆」は物事を恐れないこと、度胸が据わっていること、思い切りが良いことをいいます。
またはそのようなさまを表します。
2-6. 反対語「強気」
「強気」は成功する、勝つと思っていて積極的な態度に出ること、気が強いこと、またそのようなさまを表します。
「強気に出る」「強気の姿勢を崩さない」といった使い方をします。
2-7. 反対語「気丈」
「気丈(きじょう)」は心がしっかりしていること、気持ちをしっかり保っていることをいいます。
「気丈に振舞う」「気丈な人」といった使い方をします。
2-8. 反対語「豪胆」
「豪胆(ごうたん)」は度胸が据わっていること、ものごとに動じないこと、肝が太いこと、またそのようなさまを表しています。
3. 気が小さいの英語
気が小さいを英語では「Be timid」「faint-hearted」「wimpish」「pavid」などがあります。
4. 気が小さいの長所
気が小さいという言葉の意味は大体理解していただけたことでしょう。
気が小さいというと、どこか消極的で損をしている、本来の自分をしっかりアピールできていないといった印象があるかもしれません。
またネガティブなイメージの方が強いかもしれませんが、気が小さいことは悪いことばかりではなく、長所もあるのです。
ここでは気が小さいことで得られることや長所をいくつか紹介しましょう。
4-1. 無駄に敵を作らない
気が小さいと、周りに対して余計なことは言わず大人しく従っていることの方が多いのです。
一見自分がないような情けない印象を持つかもしれませんが、大人しいことで周りに反感を買うことがなく敵を作ることがありません。
積極的な人は自分をアピールするあまり、反感を買って一部の人から批判されたり、敵を作りやすい面もあります。
無駄に敵を増やすよりは敵がいない状態、それはそれで平穏な毎日を過ごせるのでいいことではないでしょうか。
4-2. 慎重
気が小さい人は、すぐに決断することが苦手です。
あとあとのことを考えると不安になったり、心配になります。
すべてにおいて慎重に進めていくことができますので、衝動的な判断で失敗するということが少ないのが長所でもあります。
4-3. 大きな失敗はしない
気が小さい人は、大胆なことはしませんので、大きく成功を掴むことはあまり縁がないかもしれません。
しかし、大きな失敗をすることもないという長所があります。
4-4. 控えめで謙虚なところが好印象
気の小さい人というのはそのような雰囲気が出ています。
性格の悪い人はそのようなところに付け込み利用したり、意地悪をするのですが、それはほんの一部です。
控えめで謙虚に見えるので、気が小さい人というのは相手に好印象を与えやすいのが長所です。
自信満々で威張っている人より、謙虚な人の方が好感度は高いのです。
5. 気が小さい人の特徴や傾向
気が小さい人というと、おどおどしている、自分の言いたいことも言えないといった情けないイメージを持たれるかもしれません。
しかし、それはほんの一面に過ぎません。
気が小さい人に見られる特徴や傾向は色々とあるのです。
見た目は派手で強そうに見える人でも内面は気が小さくておびえている、自信がないという場合もあるでしょう。
ここでは気の小さい人の特徴や傾向をまとめてみました。
5-1. 引っ込み思案である
気が小さい人はあまり目立つことが好きではない、得意ではないという傾向があります。
できれば目立たずにその場において、そっと存在していたいと思うのです。
5-2. 決断力がない
気が小さい人は自分でさっさと物事を決断したり、行動していくことが苦手です。
それは先のことを考えて不安になったり、怖くなるからなのです。
起こってもいないことを考えても仕方がないと思えるのは気が大きい人であり、気が小さい人は決断するまでに時間がかなりかかったり、どうかすると決断しないまま人任せで流されてしまうこともあります。
5-3. ネガティブ思考になりやすい
考え方自体が、心配ごとや不安が多い為、ネガティブになりやすい傾向があります。
いいことを考えた後に「でも、もしも上手くいかなかったら」と悪いことを考えてしまいがち。
そして悪いことを心配するあまり、動きがとれなくなって同じところに留まってしまうということもあります。
5-4. 存在感が薄くなりがち
目立たないように静かにしていることで、人に悪い印象は与えませんが、存在も目立たなくなって、存在感が薄くなってしまう傾向にあります。
いてもいなくても他人にあまり影響を与えないといったタイプです。
5-5. 人に注意や指摘ができない
心の中で「それは違う、間違っている」とわかってはいても、人に面と向かって注意したり指摘することができない傾向にあります。
指摘することでその後に反論されたり、何をされるかわからないという恐れの方が大きくて勇気が出ないのです。
5-6. 積極的に自分から声をかけることができない
学校や職場など人が集まる場所で自分から積極的に輪に入っていくことができません。
声をかける勇気がなく、誰かに誘ってもらえるのをひたすら待っているようなタイプです。
5-7. 嫌なことを断れない
気が小さい人は自分の意見を主張できないところがあったり、悪く思われることが嫌なので、つい相手に合わせてしまうことが多いのです。
人間関係のおいては受け身なタイプですが、自分が嫌と思うことでも上手く断ることができず無理して「いいよ」と引き受けてしまうところがあり、要領のいい人から面倒なことを押し付けられることも。
5-8. 自分一人で行動を起こせない
一人で何かを決めて、動くということが、心の中で願望としてはあっても、実際にはできない傾向にあります。
「どうせ自分なんて」とどこか卑下してしまったり、最初から諦めていたりします。
ほんのちょっぴりの勇気があれば一歩を踏み出せるのですが、それがなかなか出せないのです。
5-9. 心配症、不安感が大きいタイプ
気が小さい人は、心配症、不安感が大きいのです。
起こってもいないことを心配したり、不安な気持ちが常につきまとっていることが多く、神経質になりがち、自分から苦労しているようなところもあります。
5-10. 自分の意見を言うことが苦手である
自己主張することで、意見を批判されたり、注目されることが苦手です。
その為、自分の意見を言わずに周りに合わせておこうと無難な道をとることが多いのです。
何を言われても自分の意見は言わせてもらうといった自己主張の強い相手と案外相性が良かったりもします。
お互いにないものを持っているということで合うのでしょうか。
そのようなタイプと一緒にいることで守られている面もあります。
5-11. 周りの目、評価を気にしてしまう
気が小さい人は、周りの目、評価を気にする傾向があります。
自分は悪く言われたくないという気持ちが強く、批判されると弱い傾向にあります。
批判されると、攻撃的になって相手に向かっていくタイプもいますが、一見気が強そうに見えて、根っこは気が小さいという場合もあります。
5-12. 失敗すると落ち込みが激しい
普段、強気に見えている人でも何かのきっかけで失敗すると落ち込みが激しくなる場合があります。
このような人は強そうに見えていて内面は気が小さいことがあります。
挫折に弱い、打たれ弱い性格なのです。
5-13. 危機管理能力が高い
気が小さい人は、周りの目、評価を気にしますし、自分の意見より相手のことを探るようなところがあります。
その為、空気を読む、相手の気持ちを察することは得意なのです。
人間関係において、相手の気持ちを考えずに発言することで取り返しのつかない状況を招く人もいるのですが、気が小さい人の場合はそのような失敗は少ないといえるでしょう。
5-14. 余裕がない
気が小さい人はいつも不安だったり、心配で、心に余裕がない状態です。
リラックス状態になれていないので、他の人よりも緊張や気苦労が多く、ものごとを楽しめていないことも多いのです。
5-15. 自分に自信がない
気が小さい人は、何か自分の中にコンプレックスがあってそれに囚われていることがあります。
それが原因となり自分に自信が持てない、好きになれない、肯定できないという状態なのです。
5-16. 感情的になりやすい
気が小さい人というと気が弱くおどおどしたイメージを持つ人が多いかもしれませんが、見た感じ気が強く攻撃的なタイプの場合もあります。
そのような人は、自分の身を守る為、ちょっとしたことで相手を責めたり、自分が被害者ぶったりと、感情的になりやすい面があります。
本来の自分の弱さを見せまいとするあまり、感情的になってしまうのかもしれません。
5-17. 依存してしまう傾向がある
気が小さい人は、何か他の人、存在に依存してしまう傾向があります。
誰か頼りになる人を見つけたら全部その人に任せてしまうといったような状態になります。
自分で考えたり、行動するより、相手に任せてそれに流されていた方が無難だからです。
6. 気が小さい性格を「克服する方法」
気が小さい性格と、自覚している人もいることでしょう。
この性格じゃなければと嘆くのは早いのです。
性格は少しずつですが変えていくことはできるのです。
自分が変わりたい、変えようと強く決意すればきっと大丈夫です。
ここでは気が小さい性格を克服する方法をいくつかお伝えしましょう。
6-1. 外見を変えてみる
人は相手を判断する時は見た目から入ります。
9割は見た目という人もいます。
まずは自信をつける為に外見、服装を変えていきましょう。
流行を少し取り入れたり、派手めをイメージしたりと、見た目は今よりも若干大胆になるぐらいでいいでしょう。
見た目が変わると気分も変わるものです。
勝負服という言葉がありますように自分の士気を高める為にも外見を変えてみましょう。
6-2. 笑顔を心がける
自分に自信があって、大胆な人は落ち着いていて、笑顔です。
それを意識してみましょう。
まずは不安そうな表情を止めること、不安でも心配でも顔には出さないで笑顔を心がけるのです。
にこやかにしていれば余裕があるように見えます。
また人が寄ってきやすい雰囲気も出ます。
6-3. 目を見て話すようにする
人と話す時に緊張してしまう人も、目を見るのも苦手な人も、そのような気持ちはとりあえず考えずに、相手と話す時は目を見るということを心がけていきましょう。
ずっと見るのは不自然ですから、話始める時、話し終わる時など数秒に1回ぐらいちらっと目を見るという風にすると自然に感じられます。
相手の目を見ることができないと、相手に「気が小さい」「気弱な人」だと思わせてしまいますし、付け込まれやすいのです。
自分に自信があるように見せる、演出するだけでも全然違いますのでぜひ心がけてみてください。
6-4. 一人で何かに取り組んでみる
気が小さい人は、自分は気が小さいと思い込んでいるだけかもしれません。
まずは何でもいいので、一人で決めて一人で行動するということを始めてみましょう。
簡単なことでいいのです。
それを実行することができた時、満足感と達成感に包まれますし、自分でもできたと誇らしい気持ちを持てるでしょう。
そのような経験を積み重ねることで自分でもやれるという自信がついていき、いつの間にか性格も明るく、積極的に変化していくこともできるのです。
6-5. 好きなことを極める
自分が興味があること、好きなこと、趣味、始めてみたいと思っていたことなど、何か一つだけでも(複数でも構いませんが)とことん極めてみるようにしましょう。
時間を忘れて夢中になれるようなものを持っている人はとても充実した人生だといえるでしょうし、好きなことを極めることで他の事が別にどうでもいいこと、大したことではないと思えるようにもなるのです。
「どうしてあんな小さなことにこだわっていたのだろう」「もうどうでもいいや」と思うようになれたら最高です。
6-6. 小さなことでも自分を褒める
気が小さい人は、成功体験が少なかった、自分に自信がないということが考えられます。
どんな小さなことでも、何か上手くいった時は自分を沢山褒めるようにしましょう。
例えば自分が思った通りに一日の予定をこなせた時は「予定通りに全部できた、よく頑張った」「計画性がある」などと自分に沢山褒め言葉を贈るのです。
自分を肯定できることはとても素晴らしことで、自信がついていきます。
気が小さい人に足りないのは自分に対する絶対的自信なのです。
6-7. 何か起こったらその時考えればいいと思う
気が小さい人は、ネガティブな方向に想像力が豊かです。
考えるのをやめようとしてもやめることはなかなか難しいでしょう。
考えるのをやめなくても構いませんが、もしもそれらの心配ごとが起こったとしても、それは起こった時にどうすればいいのか考えようと、最後に思うようにしましょう。
心配ごとや不安はあるけれど、実際に起こった時に対処方法を考えればいい、そう決めてしまえば気が楽になります。
実際、心配ごとをしてもそれは心配ごとで終わってしまうことの方が多いのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
気が小さいという言葉の意味や、気が小さい人の特徴や、性格の直し方などをまとめて紹介しました。
自信満々に見える人も実は内面は気弱なことはあります。
気が小さい性格を少しずつ改善していくことは可能です。
気が小さい人は今よりも少し鈍感になって過ごすようにするとちょうどいいでしょう。
自分の内面のバランスを上手に保ってもっと人生を楽しく過ごしていけるように工夫しましょう。
3. 気が小さいの英語
気が小さいを英語では「Be timid」「faint-hearted」「wimpish」「pavid」などがあります。
4. 気が小さいの長所
気が小さいという言葉の意味は大体理解していただけたことでしょう。
気が小さいというと、どこか消極的で損をしている、本来の自分をしっかりアピールできていないといった印象があるかもしれません。
またネガティブなイメージの方が強いかもしれませんが、気が小さいことは悪いことばかりではなく、長所もあるのです。
ここでは気が小さいことで得られることや長所をいくつか紹介しましょう。
4-1. 無駄に敵を作らない
気が小さいと、周りに対して余計なことは言わず大人しく従っていることの方が多いのです。
一見自分がないような情けない印象を持つかもしれませんが、大人しいことで周りに反感を買うことがなく敵を作ることがありません。
積極的な人は自分をアピールするあまり、反感を買って一部の人から批判されたり、敵を作りやすい面もあります。
無駄に敵を増やすよりは敵がいない状態、それはそれで平穏な毎日を過ごせるのでいいことではないでしょうか。
4-2. 慎重
気が小さい人は、すぐに決断することが苦手です。
あとあとのことを考えると不安になったり、心配になります。
すべてにおいて慎重に進めていくことができますので、衝動的な判断で失敗するということが少ないのが長所でもあります。
4-3. 大きな失敗はしない
気が小さい人は、大胆なことはしませんので、大きく成功を掴むことはあまり縁がないかもしれません。
しかし、大きな失敗をすることもないという長所があります。
4-4. 控えめで謙虚なところが好印象
気の小さい人というのはそのような雰囲気が出ています。
性格の悪い人はそのようなところに付け込み利用したり、意地悪をするのですが、それはほんの一部です。
控えめで謙虚に見えるので、気が小さい人というのは相手に好印象を与えやすいのが長所です。
自信満々で威張っている人より、謙虚な人の方が好感度は高いのです。
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