後ろめたさとは？後ろめたさの類語や反対語・英語・いつも後ろめたさを感じる人の心理・特徴・改善 | SPITOPI

いつも後ろめたさを感じている人は、罪悪感やためらいから人生を楽しむことができません。

この精神状況が続く場合は、さまざまな性格的要因や過去の記憶やトラウマが関係していることが多いです。

ここでは、いつも後ろめたさを感じる人の性格や特徴の傾向、改善方法などについて紹介します。

自分自身の過去と向き合い、前を向いて進めるように努力していきましょう。

1. 後ろめたさとは?

後ろめたさとは、本当はしてはいけないことをした、というような良心が咎めるような感情を抱くことです。

また、将来のことが気がかりで心配すること、なりゆきが不安になることも意味しています。

他にも、気が許せず、油断できない状態も意味しています。

人は誰しも後ろめたさを感じることがあるでしょう。

後ろめたさを感じることは過去に対する反省と学習を意味しているからです。

しかしながら、過去の失敗や罪悪が不安や恐怖を煽り、自分自身の足を引っ張ってしまうこともあるのです。

常に後ろめたさばかり感じていると、正常に物事を処理することができず、前に進むことを妨げてしまうのです。

ですから、過去に対して区切りをつけて、未来へ向かって行動していくことが大切です。

自分の心の鎖を解き放ち、明るい希望を持って一歩前に踏み出していきましょう。

2. 後ろめたさの類語や反対語

2-1. 躊躇

後ろめたさの類語として、躊躇という言葉が挙げられます。

躊躇とは、ためらうことやぐずぐずすることを意味します。

2-2. 後ろ暗い

後ろめたさの類語として、後ろ暗いという言葉が挙げられます。

後ろ暗いとは、心の内でやましいことがある状態を意味します。

また、行動に裏表があって怪しい性格も指します。

2-3. 遠慮

後ろめたさの類語として、遠慮という言葉が挙げられます。

遠慮とは、他人に対して控えめに振る舞うことや、言動を控えめにすることを意味します。

また、事情や状況を踏まえて、辞退したり、やめたり、断ることを意味します。

2-4. 罪悪感

後ろめたさの類語として、罪悪感という言葉が挙げられます。

罪悪観とは、悪いことをしたという気持ちを意味します。

2-5. 負い目

後ろめたさの類語として、負い目という言葉が挙げられます。

負い目とは、助けてもらったり、つらいめに合わせたことに対して、負担に思う気持ちや、罪の意識を意味します。

2-6. 引け目

後ろめたさの類語として、引け目という言葉が挙げられます。

引け目とは、自分の中のやましい所や、弱み、弱点を意味します。

また、他人と比べて劣っている点や、劣っている気持ちや気後れを意味します。

他にも、物事を進んで行おうとせずに、目立たずにふるまったり、慎むことも意味します。

2-7. 正々堂々

後ろめたさの反対語として、正々堂々という言葉が挙げられます。

正々堂々とは、態度や行動が正しく立派なさまや、公明正大で姑息なやり方や卑劣な手段をとらないさまを意味します。

2-8. 前向き

後ろめたさの反対語として、前向きという言葉が挙げられます。

前向きとは、考え方や取り組み方が、積極的で建設的であること、肯定的にふるまうことを意味します。

3. いつも後ろめたさを感じる人の心理

3-1. 過去の失敗や罪にとらわれている

いつも後ろめたさを感じてしまう人は、いつまでも過去の失敗や罪悪にとらわれていることが多いです。

昔の失敗を思いだして不安になりすぎたり、罪への悔悟と羞恥心から、前に進むことができないのです。

時には、フラッシュバックのように当時の光景が浮かんでしまう人もいるでしょう。

トラウマと連関しやすいので、必要な場合は専門的なケアを受けることも大切です。

そして、後ろ向きになり過去に縛られるのではなく、現在を真正面から捉えて行動することが大切です。

人は、さまざまなしがらみを背負う生き物であり、全てから解放されるわけではありません。

しかしながら、自分でしがらみを作り、複雑化させてしまうことは愚行であり、不幸に繋がることなのです。

考え過ぎてこじらせてしまうのではなく、もっとシンプルに物事を捉えていくことが大切です。

3-2. 自分に自信がない

いつも後ろめたさを感じている人は、自分に自信がない場合が多いです。

自身を客観的に評価することができず、ネガティブな主観にとらわれています。

短所ばかりが目につき、長所を認めることができないため、さまざまなことに対して否定的でおどおどしがちです。

上記の通り、過去の失敗ばかりが目につくために、新しい物事や環境に対して上手く順応できないこともよくあるのです。

自分に自信を持たせるためには、負の感情にとらわれるのではなく、冷静になることが大切です。

客観的に自分自身や物事をとらえることによって、正しく学習し、能力や才能を磨くことができるのです。

3-3. 周囲の視線や評価が気になる

いつも後ろめたさを感じる人は、周囲を気にし過ぎていることが多いです。

自意識過剰で、周りの視線や評価にばかり神経をすり減らしていることが良くあります。

そのために臆病になりがちで、必要以上に相手にへつらったり、媚びてしまったりすることがあるでしょう。

そうした極端な態度がかえって人間関係をこじらせてしまう原因になるのです。

いつも後ろめたさを感じている人は、人間関係における失敗や罪を引きずっていることがよくあります。

後ろ暗さが根幹にあるために、正常な距離感やコミュニケーションを保つことができないのです。

過去と向き合い気持ちを整理することによって、より円滑に関係を営むことができるようになるでしょう。

また、自分に意識が向きすぎているために、実は自分勝手に振る舞ってしまうこともあるのです。

真に相手を思いやることができず、自己満足に陥るために、人間関係にヒビが入ってしまうのです。

自信を追い詰めるのではなく、周囲を見渡す余裕を持つことで、より思いやりのある人になれるでしょう。

3-4. 優柔不断で迷いがちである

いちも後ろめたさを感じる人は、優柔不断になりがちでいつも迷うことが多いです。

上記の通り、過去の失敗や罪悪が意識にあるために、なかなか行動に移すことができません。

考えることも大切ですが、考え過ぎて一歩前に踏み出すことができないのです。

そのために、せっかくのチャンスを棒に振ってしまい、良い結果を得られないことも多いです。

自分の能力や才能を十分に発揮することができず、それがさらなる失敗と後悔を呼び込むことにも繋がるのです。

ネガティブな気持ちが行動における悪循環を生みやすいということを理解しなければなりません。

考えあぐねるのではなく、まずはやってみようという気持ちを持って行動するように心がけましょう。

4. いつも後ろめたさを感じる人の特徴や性格の傾向

4-1. 記憶力が良すぎる

いつも後ろめたさを感じる人は、記憶力が良すぎることが多いです。

特に、自身の失敗や罪悪に関わる記憶に縛られてしまいがちです。

悪い記憶が自分の行動や思考を抑制させてしまうのです。

4-2. 臆病でおどおどしている

いつも後ろめたさを感じる人は、臆病でおどおどしていることが多いです。

不安感が強く、失敗の記憶にとらわれ、未来に対して恐れを抱いてしまうのです。

そのために新しい環境や人間関係になじめずにストレスを溜めてしまうこともよくあります。

4-3. 優柔不断で迷いがち

いつも後ろめたさを感じる人は、迷いにとらわれることが多いです。

失敗の記憶がちらつくために、選択すべき時にすぐに決断することができません。

良い可能性よりも、悪い未来ばかりが浮かんでしまうのです。

そして、慎重すぎて、考えばかりいるために、なかなか行動に移すことができなくなるのです。

4-4. 緊張しやすい

いつも後ろめたさを感じる人は、緊張することが多いです。

失敗がトラウマ化しており、発表の場で上手くパフォーマンスすることができません。

自分の力を十分に発揮できないために、さらなる後悔や失敗を呼ぶ悪循環に陥りやすいのです。

体と心がこわばりやすく、上手く行動できないこともよくあります。

4-5. 自分を好きになれない

いつも後ろめたさを感じる人は、自己否定的な性格をしていることが多いです。

マイナスの感情にとらわれやすく、自分を客観的に評価できません。

短所ばかりが目につき、長所を見出したり、伸ばすことができずに、自信を失ってしまうのです。

時には、悪感情が募り、自暴自棄になってしまう人もいます。

4-6. 繊細で敏感

いつも後ろめたさを感じる人は、繊細で敏感な性格をしていることも多いです。

さまざまなことが気になりすぎて、必要以上に疲れてしまいます。

気配りをすることもできますが、神経質になってしまうのがネックなのです。

また、周囲の感情や空気を受け止めすぎて、顔色をうかがってしまうことも多いです。

自分自身を見失いやすく、ストレスを感じやすい性質と言えるでしょう。

また、情報や環境に対して過敏で、受け止めすぎる所があるので気をつけなければなりません。

4-7. 優しすぎる

いつも後ろめたさを感じる人は、優しすぎることも多いです。

思いやりがありますが、過度に相手の感情に合わせてしまいがちです。

相手に支配されたり、相手との距離感を見失って、人間関係がこじれてしまうことも多いです。

また、罪の意識から必要以上に優しく接してしまうこともあるのです。

しかし、その優しさは自己満足で自分勝手なものになってしまうこともあるのです。

5. 後ろめたい気持ちから解放されるためには

5-1. 前向きに物事をとらえる

後ろめたい気持ちから解放されるためには、物事を前向きにとらえることが大切です。

欠点や短所、悪い点ばかりに目を向けてばかりいては、勇気ややる気が殺がれてしまいます。

そして、自身の罪悪感や劣等感から抜け出すこともできなくなるのです。

マイナスの評価ばかりを先行させるのではなく、加算式で評価していくように心がけていきましょう。

自他共に、長所や良い点に気づくことによって、ポジティブに行動することができるでしょう。

また、周りからの否定的な意見に引きずられすぎないことも大切です。

自分の意見や意思を大切にして、一歩前を踏み出していきましょう。

5-2. 全てを受け止めようとしない

後ろめたい気持ちを抱きやすい人は、感受性が強すぎたり、繊細すぎる所があります。

さまざまな情報や、物事、人間関係を背負いすぎて、心身共に傷付いてしまうのです。

押しつぶされないようにするためには、取捨選択することが大切なのです。

人間には、人それぞれの器やスペックや役割があります。

この世の全てを受け止め、処理できる人など存在しえないのです。

自分の役割や役目や仕事をしっかりと理解し、全うすることで人は生きていくことができるのです。

そして、仕事は分担されるものであり、一人が背負い込むものではないのです。

自分ができないことに悲しみや不安を抱くのではなく、できることに希望や自信を持つことが大切です。

そして、暗いニュースや情報に影響されやすい人は、あえてそれを見ないことも大切なのです。

情報というのは大切ものですが、多すぎるとストレスにしかなりえません。

選ぶことや、遮断することも、心身の健康に必要不可欠なことなのです。

5-3. 楽しいことを考える

後ろめたさを感じやすい人は、不安感や悲しみとらわれやすいです。

ですから、意識的に楽しいことや、希望に満ちたことをイメージしたり、考えたりすることが大切です。

自分の夢や目標に対して批判的で否定的になってしまっては、現実化することなどできないのです。

「大丈夫」「きっとできる」「今日も良いことがある」といった前向きな言葉と感情こそが、自身の言動力となるのです。

そして、楽しいことを考えることそのものに罪など存在しません。

行動や態度や表現にこそ責任やルールは伴いますが、頭の中の意識にまで罪を問うことなどできないのです。

ですから、積極的に明るく希望あるイメージを持つように心がけていきましょう。

5-4. 人間関係において適切な距離感を保つ

後ろめたさを感じやすい人は、人間関係においてさまざまなストレスや不安を抱きやすいです。

相手の感情や行動に影響されやすく、相手の顔色をうかがってしまうこともよくあります。

過度な不安感から依存的な態度をとったり、逆に自暴自棄になってしまうこともあるでしょう。

距離感を見失いやすく、その結果としてより人間関係がこじれやすくなるのです。

ですから、自分の感情をコントロールしつつ、距離感を保つように心がけましょう。

誰かに支配されるような人間関係も、誰かを束縛するような人間関係も健全とはいえないのです。

相手に振り回されるのではなく、自分の気持ちや機嫌を自分で制御できる人になりましょう。

また、何事にも首をつっこむのではなく、時には距離を置いて静観することも大切なのです。

相手を思いやりながらも、自分の時間を生きられる人になりましょう。

5-5. 焦らず自分のペースで行動する

後ろめたさを感じやすい人は、何かに追い立てられているような感覚を抱くことが多いです。

不安感や焦りに煽られることによって、さらなる失敗や罪を犯してしまうこともあるので気をつけましょう。

計画的かつ建設的に行動するように心がけることが大切です。

そして周りに影響され過ぎず、自分のペースを守っていくことが重要です。

自分は自分、周りは周りという区別をつけて行動していきましょう。

強すぎる焦燥感は、精神的な疾患が関係していることもあるので、必要な場合は医療的なケアを受けることも大切です。

5-6. 過去の記憶と向き合い気持ちを整理する

後ろめたさを感じやすい人は、過去の記憶にとらわれてしまっていることが多いです。

特に、失敗や、罪悪や、トラウマに関わるマイナスの記憶が多いでしょう。

時にはフラッシュバック的に記憶が脳内で映像化されることもあります。

そうした症状が酷い場合は、専門的なケアやカウンセリングを受けることも大切です。

そして、自分の過去を憎んだり、疎んだり、避けたりするのではなく、受け止めることや受け流すことが大切です。

過去について気持ちを整理することによって、前に進むことができるでしょう。

自分自身をバッシングするのではなく、良い点を褒めていくことも大切です。

5-7. 自分なりのリラックス方法を身につける

後ろめたさを感じやすい人は、強い緊張感や不安感に支配されやすいです。

その感情が、行動を抑制してしまい、良いパフォーマンスを妨げてしまうのです。

ですから、自分に合ったリラックス方法を見つけることが大切です。

たとえば、緊張し体が強張ってしまうと血流が停滞し、冷静な思考を妨げてしまいます。

深呼吸をしたり、体を軽く動かすことによって、体と心を緩めていくことが大切です。

他にも、自然に触れたり、趣味で気分転換をしたりと、自分の心と体をプラスの方向へ導くアクションをしてみましょう。

まとめ

後ろめたさにとらわれてしまうと、正常な思考や判断をすることができなくなります。

自分の罪悪や失敗をいつまでも引きずるのではなく、区切りをつけて再スタートすることが大切です。

自分に対して否定的になりすぎず、長所を見つけて伸ばしていくように心がけていきましょう。